JP3442338B2 - Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール - Google Patents

Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール

Info

Publication number
JP3442338B2
JP3442338B2 JP2000075384A JP2000075384A JP3442338B2 JP 3442338 B2 JP3442338 B2 JP 3442338B2 JP 2000075384 A JP2000075384 A JP 2000075384A JP 2000075384 A JP2000075384 A JP 2000075384A JP 3442338 B2 JP3442338 B2 JP 3442338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
dna
reagent
dntps
complementary strand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000075384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001258543A (ja
Inventor
秀記 神原
国華 周
裕二 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000075384A priority Critical patent/JP3442338B2/ja
Priority to US09/805,240 priority patent/US6841128B2/en
Publication of JP2001258543A publication Critical patent/JP2001258543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3442338B2 publication Critical patent/JP3442338B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6869Methods for sequencing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遺伝子診断、遺伝子
治療、遺伝子による種々物質の生産等に関連した遺伝子
あるいはDNAの分析、解析に関する。特に、本発明は
パイロシーケンシングの改良およびシステムに関し、D
NA塩基配列決定方法あるいは配列モニター法、DNA
塩基配列決定装置あるいは配列モニター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲノム解析計画の進展により、DNA配
列を読みとり、病気の診断あるいは新しい有用物質の生
産を遺伝子レベルで行おうとする動きが活発化してき
た。そこでは大量のDNA試料を如何にして迅速に解析
するかが大きな課題である。ゲノム解析により基本とな
るDNA塩基配列データは整いつつあるが、それらDN
A配列、遺伝子の機能を調べるには、種々サンプルの配
列を調べて、既に配列決定した標準サンプルの配列と比
較する必要がある。一度に配列決定するDNAの長さは
短くてもよいが、大量の種々サンプルを迅速に配列決定
し、配列の違いを見い出し生物機能との相関を調べる事
等が必要となる。
【0003】従来、DNA配列決定にはゲル電気泳動に
よるDNA塩基配列決定方法が用いられ、装置としてD
NAシーケンサーが市販され広く用いられている。さら
に最近では多くのDNAプローブを固体のセル上に固定
してプローブアレーとしたDNAチップを用い、サンプ
ルDNAとの間でハイブリダイズさせて迅速に配列を調
べる方法が注目を集め始めている。
【0004】一方、上記の方法とは異なる配列決定法も
提案されて、パイロシーケンシングと呼ばれている。パ
イロシーケンシングではDNAが相補鎖合成するときに
反応産物として放出されるピロリン酸をATPに変え、
ルシフェラーゼを用いてルシフェリンを光らせることで
DNA相補鎖合成をモニターして配列決定する。パイロ
シーケンシングは、安価であり、迅速に大量のサンプル
を同時に配列決定できるため、DNAの高スループット
モニターとして有望な方法である。
【0005】報告されているパイロシーケンシングを簡
単に要約する。用いる装置はいわゆる発光光度計であ
る。サンプルDNA、相補鎖合成の起点を決定するプラ
イマー、DNA合成酵素、反応基質として加えられ、未
反応であったdNTPを分解する酵素アピラーゼ、ピロ
リン酸をATPに変換するスルフリラーゼ、ルシフェリ
ン、ルシフェリンとATPの反応に関与するルシフェラ
ーゼ等の試薬をタイタープレートにいれる。この段階で
は合成反応の基質であるdNTPが存在しないので相補
鎖合成はスタートしない。4種のdNTP(dATP、
dCTP、dTTP、dGTP)をインクジェット方式
により反応部の上部から順番に加える。相補鎖合成され
るべき順番の塩基種がdCTPであるときには、dAT
P、dTTP、dGTPを加えても反応は起こらない。
しかし、dCTPが添加されると反応がおこり、相補鎖
が1つ伸長してピロリン酸(PPi)が放出される。ピ
ロリン酸はATPスルフリラーゼによりATPに変えら
れ、ルシフェラーゼの存在の下でルシフェリンと反応し
て燐光を放出する。この燐光を二次電子増倍管等により
検出する。余分なdCTPあるいは反応しなかったdN
TPはアピラーゼにより分解され、以後に繰り返される
dNTP注入とそれによる反応には影響しない形に変え
られる。4種のdNTPは順番に繰り返し加えられ、そ
のときに発する燐光の有無により1つずつ配列を決定す
る。この一連の反応は図3に示される(Ronaghi,M.ら,
Science 281, 363-365 (1998)参照のこと)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現状のパイロシーケン
シングではdNTP注入にインクジェットノズルを用い
ており、インクジェットノズル等の制御部等を含めると
かなりの装置容積を必要とするという問題がある。ま
た、試料となる目的DNAは1本鎖状として反応部に入
れる必要があり、試料調製に手間がかかるという問題が
ある。目的DNA以外に相補鎖合成するDNAが存在す
ると配列決定できない。配列決定可能な長さは報告され
ている限りでは20塩基〜30塩基である。これは配列
決定がステップ反応によっているためであり、反応の収
率が配列決定可能な塩基長に大きく影響する。
【0007】パイロシーケンシングを活用したシステム
として、手のひらサイズのDNAシーケンサー、遺伝子
診断あるいは比較解析用大量解析用DNAシーケンサ
ー、あるいはDNA変異分析システム等が考えられる。
しかし、これらシステムの実現には、(1)いかに簡単
で安価な小型装置を実現するか。(2)いかにして分析
対象試料調製の手間を省き、かつ種々サンプルを同時に
簡単に分析するか。(3)いかにして反応を均一に進
め、反応収率をあげるか。等の種々の技術課題の解決が
必要である。このような課題を克服した小型で安価な装
置と、より簡便なサンプル調製を可能とし、必要に応じ
て長い塩基配列をも決定できるシステムの開発が望まれ
ていた。
【0008】本発明の目的は、小型で簡便な構成のDN
A塩基配列決定装置あるいは配列モニター装置を提供す
ること、試料調製が簡便にできるDNA塩基配列決定方
法あるいは配列モニター方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、反応セル
(反応槽)とdNTP供給路をマイクロ加工により形成
しモジュール化し、加圧により簡単にdNTPの供給を
可能とし、必要な装置あるいはシステムの物理的なサイ
ズを低減可能とした。インクジェット等にかえて簡単な
構成の試薬導入手段により、効率的な供給方法で必要十
分量のdNTPを反応領域に試薬を注入できるので、小
型、軽量、安価な装置が容易に実現できる。
【0010】さらに、種々プライマーを固体表面あるい
はビーズ等に固定して2本鎖DNAサンプルをプライマ
ーにハイブリダイズすることでターゲットとなるDNA
を取り出し、簡単にかつ必要十分な量だけDNAサンプ
ルを供給しうるようにした。1本鎖にすることなく目的
DNAを反応部に注入するので、簡便な試料調製により
配列決定反応ができる。
【0011】さらに、長いDNAの配列解析ができるよ
う、反応を十分進ませるために、反応槽を振動素子と接
触させ、加えられたdNTPを反応液と十分混合するよ
うに反応部の構造を工夫した。注入されたdNTPを撹
拌することにより反応収率をあげることができる。
【0012】本発明のDNA塩基配列決定方法、装置で
は、DNA相補鎖合成するときに生成するピロリン酸を
ATPに変換し、ルシフェラーゼを用いてルシフェリン
を光らせ、発生した光を検出することにより、取り込ま
れた核酸の種類を知り塩基配列決定する。反応部に4種
のdNTPを順次供給するが、これを毛細管あるいは細
溝により試薬溜と反応部を連結して加圧して行なう。本
発明によれば、手のひらサイズのDNA配列決定装置を
作成でき、複数の反応槽を小さな領域に設けることによ
り、多種類DNAの同時解析が可能となる。
【0013】すなわち本発明は、以下の(1)〜(2
6)を提供する。 (1) 鋳型DNAの相補鎖を合成する際にできるピロリ
ン酸をATPに変換し、これをルシフェラーゼなどの酵素
の存在下でルシフェリンに作用させ、得られる燐光を検
出することで相補鎖合成をモニターし、DNA配列情報を
得るDNA塩基配列決定方法において、4種のdNTPを、
反応液と接し得るそれぞれ異なる毛細管あるいは細溝を
通して加圧により反応部に供給する事を特徴とする上記
方法。
【0014】(2) 各dNTP溜に順次圧力を加えること
により、各dNTPを予め定められた順序で反応部に供給す
ることを特徴とする上記(1)に記載の方法。 (3) 鋳型DNAの相補鎖を合成する際にできるピロリ
ン酸をATPに変換し、これをルシフェラーゼなどの酵素
の存在下でルシフェリンに作用させ、得られる燐光を検
出することで相補鎖合成をモニターし、DNA配列情報を
得るシステムにおいて、4種のdNTPを、反応部と接し得
るそれぞれ異なる毛細管あるいは細溝を通して加圧ある
いは送液システムにより反応部に供給する手段を有する
ことを特徴とするシステム。
【0015】(4) 反応部と、dNTPを供給する毛細管
あるいは細溝が1つのモジュールに組み込まれ、一体と
なっていることを特徴とする、上記(3)に記載のシス
テム。 (5) dNTPを供給する毛細管あるいは細溝を反応部の
上部から反応液中に導入することができる構成であるこ
とを特徴とする、上記(3)に記載のシステム。 (6) 断続的に繰り返して行う反応部へのdNTP供給の
制御を、各dNTP溜への加圧の制御、あるいは加圧に加え
てdNTP溜と反応部の間にかけられる電界の制御により行
うことを特徴とする(3)から(5)のいずれかに記載
のシステム。
【0016】(7) 少なくとも1つ以上の反応部と、
4種のdNTPに対応して少なくとも4系統の試薬導入用毛
細管を具備しており、反応部入り口の毛細管あるいは細
溝の内径が0.2mm以下であるか、および/または断面積
が0.04mm2以下であることを特徴とする、上記(3)か
ら(6)のいずれかに記載のシステムに用いる反応モジ
ュール。
【0017】(8) 少なくとも1つ以上の反応部と、
4種のdNTPに対応して少なくとも4系統の試薬導入用毛
細管を具備しており、反応部入り口の毛細管あるいは細
溝の内径が0.1mm以下であるか、および/または断面積
が0.01mm2以下であることを特徴とする、上記(3)か
ら(6)のいずれかに記載のシステムに用いる反応モジ
ュール。 (9) dNTPを含む反応試薬を、反応部下部から毛細管
あるいは細溝を通して試薬溜から反応部へ導入すること
が可能な構造であることを特徴とする上記(7)または
(8)に記載の反応モジュール。
【0018】(10) dNTPを含む反応試薬供給ユニッ
トと反応部ユニットが分離可能であり、反応部の上部に
取り付けられた反応試薬供給ユニットから各反応試薬が
交互に繰り返して各反応液中に毛細管あるいは細溝を通
してそれぞれ供給されることを特徴とする上記(7)ま
たは(8)に記載の反応モジュール。
【0019】(11) 鋳型DNAの相補鎖を合成する際
にできるピロリン酸をATPに変換し、これをルシフェラ
ーゼなどの酵素の存在下でルシフェリンに作用させ、得
られる燐光を検出することで相補鎖合成をモニターし、
DNA配列情報を得るDNA配列決定方法において、相補鎖合
成の開始地点を規定するプライマーを固体表面上に固定
し、それにハイブリダイズしたDNAの相補鎖を合成する
際にでるピロリン酸をATPに変換してルシフェリン、ル
シフェラーゼなどと反応せしめ、得られる燐光を検出す
ることでDNA塩基配列をモニターすることを特徴とす
る、上記方法。
【0020】(12) ターゲットDNAにハイブリダイ
ズする複数種のプライマーをそれぞれ異なる固体表面あ
るいは固体表面の区画された異なるセルに固定し、ター
ゲットDNAをハイブリダイズさせた後、所定の反応をdNT
Pを用いて行い、それぞれの異なるプライマーに起因す
る相補鎖合成反応の結果放出される燐光を識別してモニ
ターすることを特徴とする上記(11)記載の方法。
【0021】(13) プライマーを、プライマーの種
類ごとに空間的に分離されたビーズの表面上にそれぞれ
固定することを特徴とする上記(11)記載の方法。 (14) プライマーを表面上に固定した固体が、プラ
イマーの種類ごとに空間的に分離されたセル内に保持さ
れていることを特徴とする、上記(11)記載の方法。 (15) 上記(11)〜(14)のいずれかに記載の
方法に使用するシステム。
【0022】(16) 燐光の発光位置が識別可能な検
出システムであることを特徴とする上記(15)記載の
DNA解析システム。 (17) 燐光検出を冷却CCDなどのエリアセンサーに
よって行うことを特徴とする上記(15)記載のDNA解
析システム。 (18) 燐光検出手段を、光電子増倍管あるいはアバ
ランシエフォトダイオードなどの光検出デバイスと、反
応部の位置を検出器に対して相対的に移動可能なシステ
ムで構成したことを特徴とする上記(15)記載のDNA
解析システム。
【0023】(19) 試薬の供給を反応部と非接触の
方法で行うことができることを特徴とする上記(15)
記載のシステム。 (20) 複数の反応部の各反応部への試薬の供給を同
時にインクジェット方式で行うことを特徴とする上記
(15)記載のシステム。 (21) 試薬の供給を反応部に通じる管径が0.2mm以
下の毛細管を通して行うことを特徴とする上記(15)
記載のシステム。
【0024】(22) 相補鎖合成の鋳型となるDNAを
固体表面上に固定し、それにハイブリダイズする相補鎖
を合成する際にでるピロリン酸をATPに変換してルシフ
ェリン、ルシフェラーゼなどと反応せしめ、得られる燐
光を検出することでDNA塩基配列をモニターすることを
特徴とするシステムにおいて、第一回目のプライマーを
用いた配列決定操作後にプライマー及び相補鎖合成産物
を除去し、新たにプライマー、酵素類を注入し、第二回
目のDNA配列解析を引き続き行う事のできる機能を有
し、必要に応じてこのプロセスを繰り返し行う事のでき
る機能を具備する事を特徴とするシステム。
【0025】(23) 種々異なるターゲットDNA(DNA
サンプル)をそれぞれ異なる固体表面上あるいは区画さ
れた異なるセルに固定し、プライマーをハイブリダイズ
させた後、所定の反応を酵素とdNTPを用いて行い、それ
ぞれの異なる相補鎖合成反応の結果生成する燐光を識別
してモニターする手段を具備することを特徴とする上記
(22)に記載のシステム。 (24) 反応部と、4種のdNTPをそれぞれ保持する試
薬溜と、該試薬溜から該反応部にdNTPを供給するため
の、少なくとも一部が毛細管または細溝からなる供給手
段と、試薬の供給を制御する加圧手段と、反応部からの
燐光を検出する検出手段と、検出されたデータを処理し
てDNA配列情報を得るデータ解析手段とを含むことを特
徴とする、DNA塩基配列決定装置。
【0026】(25)上記(1)、(2)及び(12)
のいずれかに記載の方法において、dNTPを加える際
に、同じ種類を二度ずつ加えて、反応が十分進行したこ
とを確認しながら配列決定する方法。 (26)上記(3)〜(6)及び(23)のいずれかに
記載のシステムにおいて、dNTPを加える際に、同じ
種類を二度ずつ加えて、反応が十分進行したことを確認
しながら配列決定するシステム。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を実施例に従
い、図を用いて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1の構成例を示す
図であり、1つの反応部とdNTP試薬溜を持つパイロ
シーケンシングデバイス(DNA塩基配列決定装置)の
構成例を示す図である。反応モジュールは、デバイス基
板5に形成された反応槽(反応部)10と4種のdNT
Pをそれぞれ保持する試薬溜1、2、3、4とからなっ
ている。反応槽10と各溜は試料導入用キャピラリー
(毛細管)12で結ばれており、各試薬溜から反応に用
いるdNTPが反応部に供給される。dNTPの運搬は
試薬溜の液面を加圧して反応槽10に流入させるが、反
応液の逆流等を押さえたり、液面の少しの差で試薬が他
方に流れることを防止する必要がある。そこで各キャピ
ラリーの内径は0.1mm以下、あるいは断面積を0.
01mm2以下とした。この例では反応槽10と試薬溜
1〜4をガラス製のキャピラリー12でつないだが、微
細加工を用いた細溝を試薬導入管として用いてもよい。
【0028】図2は、本発明の実施例1の他の構成例を
示す図であり、複数の反応部を持ち、外部に設けられた
試薬溜と複数の反応部を配管で結合したパイロシーケン
シングデバイス(DNA塩基配列決定装置)の反応モジ
ュールの構成例を示す図である。図2は、複数の反応部
(反応槽)10と試薬導入用細管6が一体にデバイス基
板5に形成された反応モジュールの例を示す。試薬はこ
の反応モジュールと分離された試薬溜1、2、3、4に
保持され、試薬導入用細管6を通して各反応槽10に導
入される。試薬導入用細管6の各反応槽10に接する各
2cmの領域が約0.1mm内径の細い毛細管(キャピ
ラリー)で構成されており、ここを通過する液体抵抗が
注入スピードを決める。
【0029】図1、図2に示す反応モジュールは、図5
〜図10に示す反応モジュールと同様に、暗箱等の内部
にセットされ、外部の光から遮光されている。図1、図
2に示す反応モジュールの反応部の上部あるいは下部は
透明部材で構成されており、発光はこの窓を通して検出
器7に導かれる。窓に接して、もしくはレンズで集光
し、または光ファイバー等でガイドして光電子増倍管で
検出したり、冷却CCD等のエリアセンサーで検出す
る。検出可能な光の量を多くするために、受光する側と
反対側に平面あるいは凹面の反射鏡を設置するのも有効
である。
【0030】反応モジュールの反応槽10内に鋳型DN
A、DNAポリメラーゼ、ATPスルフリラーゼ、アピ
ラーゼ、ルシフェリン、ルシフェラーゼ等の試薬を注入
する。一方、4つの反応試薬溜1、2、3、4にはバフ
ァー液とそれぞれdATP、dCTP、dGTP、およ
びdTTPを注入する。反応部10と各試薬溜1〜4を
結ぶ毛細管には反応液が満たされるが、動作上支障はな
い。また、この毛細管を疎水性のもので構成し、最初は
液が毛細管内に入らないようにしてもよい。この場合、
毛細管には空気が入っており、液体の流動は反応操作を
開始するまではない。いずれの場合も、反応に際しては
dNTPを反応部に加圧注入するので実用上問題はな
い。試薬を所定の反応槽に注入して4種の試薬溜を順次
加圧し、4種のdNTPを一定の順序で反応槽に導入し
て相補鎖合成を行う。相補鎖に取り込まれるべき塩基が
Aの場合にdATPを加えると相補鎖が1つ伸張し、反
応産物としてピロリン酸が放出される。これはATPス
ルフリラーゼによりATPに変換され、ルシフェラーゼ
の働きでルシフェリンと作用し光を発する。
【0031】図3は、本発明の実施例1のパイロシーケ
ンシングで行われる一連の反応を示す図である。過剰の
dATPはアピラーゼにより分解されるので、試薬注入
直後に光り、信号が増大し直ちに減衰する。すなわち、
時間変化をみているとピーク状の光信号が得られる。一
方、相補鎖に取り込まれるべき塩基種と異なるdNTP
が注入された場合には反応は起こらないので光はでな
い。このようにdNTPの種類を変化させながら相補鎖
合成を一歩一歩行っていく過程で発光が見られるか否か
でDNA塩基配列を決定する。反応が不十分な場合に
は、それぞれのDNA鎖で反応の進行が不揃いとなり、
塩基配列決定に支障を来す。
【0032】そこで反応を均一にするために反応モジュ
ールを振動させるデバイスが取り付けられている。例え
ば、図7に示すように、周波数20kHzの振動子32
が使用できるが、特に限定されるものではなく、また反
応液を撹拌できればデバイスを振動させないものでもよ
い。また、同じdNTPを2回ずつ加えて反応の進行が
十分であることを確認しながら行っても良い。
【0033】図1、図2に示す反応モジュールの反応部
で発生した発光は光電子増倍管7等で受光された後、電
流・電圧増幅器8、AD変換器等を経て計算機(データ
処理器)9に導入されデータ処理され、塩基配列決定結
果が出力される。図4は、本発明の実施例1の構成によ
り実験で得られる発光信号の一例を示し、縦軸は発光強
度、横軸は時間を示す図である。
【0034】dNTP試薬はdATP、 dCTP、 dTTP、 dGTPの
順序で繰り返し反応部に注入される。それに応じて光が
でるが、相補鎖合成がおこったときには強い光が出る。
相補鎖合成が起こらないと本来Ppiができず光はでない
が、試薬中に含まれる不純物などのためにわずかに光が
出る。大きな光信号を発する場合に注入されたdNTPの種
類を記録していくことで配列決定ができる。同じ塩基種
がつながっており、続けて同じ塩基が取り込まれるとき
には生成するPpiの量が増加する。2個とりこまれると
きには約二倍の、3個取り込まれるときには約3倍の強
度の光が出る。このような相補鎖合成反応は100%行
われるわけではなく、反応が進むと未反応のDNA鎖も増
えてきて本来光が出ないdNTP添加のときでも光が観測さ
れるようになる。これによって配列決定できるDNAの長
さ限界がほぼ決まる。図では50塩基以上の配列決定が
可能な例を示している。
【0035】(実施例2)図5は、本発明の実施例2の
構成例を示す図であり、反応部に上部からキャピラリー
でdNTPを注入するタイプのパイロシーケンシングデ
バイス(DNA塩基配列決定装置)の構成例を示す図で
ある。実施例2では試薬注入を反応槽10の上部から行
う。実施例2の反応モジュールは、デバイス基板5に形
成された反応部(反応槽)10と、デバイス基板5と分
離可能なふた(試薬供給ユニット)11から構成され
る。反応槽10の上部から試薬導入用細管6と試薬導入
用毛細管(キャピラリー)12を具備したふた11が覆
い被さる。反応槽10に接するキャピラリー12の部分
は実施例1よりも長くなるので、キャピラリーの内径を
0.2mmとした。内径0.2mmのキャピラリーを通
過する液体抵抗が注入スピードを決める。反応槽10と
ふた11は密閉構造とすることができ、実施例1と同様
にして加圧により試薬を試薬溜1、2、3、4から反応
槽10に供給する。加圧はポンプを用いたが、別の方法
として各試薬溜1〜4と反応槽10との落差を用いても
よい。落差を用いる場合には、4種の試料溜1〜4の高
さを交互に変化させる必要がある。また、落差を一定に
保ち電解によるオスミックフローを活用して、電界で試
料の注入をコントロールしてもよい。また、マイクロシ
ステムで用いられる送液ポンプを活用しても良い。反応
槽10と各試料溜1〜4の間に1kV〜2kVの電圧を
かけ、反応槽10から試料溜1〜4にオスミックフロー
を生成する。このオスミックフローは落差による液流と
逆方向でありほぼバランスする。電界の向きを逆転さ
せ、落差とオスミックフローの流れを一致させると試料
が反応槽へ供給される。このようなサンプル供給を反応
部の上部のふた部分に設けられた毛細管を通して行う方
式は、配列決定しようとするDNA試料の種類が多い場
合に有効である。
【0036】図6は、本発明の実施例2の他の構成例を
示す図であり、複数の反応部をもち、外部に配置された
試薬溜のdNTPを配管を通して上部からキャピラリー
により順番に注入するタイプのデバイス(反応モジュー
ル)の構成例を示す図である。図6に示す構成例は、多
数の反応容器(反応セル)を持ったマイクロタイタープ
レート5の反応セルを反応槽10として用いた例であ
る。上部のふた11はマイクロタイタープレートの上面
に密着され、反応部(反応槽、反応セル)10を密封す
る事ができる。ふた11には試料導入用キャピラリー1
2が各反応セル10について4本設けられており、各反
応セルに各dNTPを供給する。試料導入用キャピラリ
ー12はそれぞれ太い試料導入用細管6を介して試料溜
1、2、3、4につながっている。試料溜に圧力を加え
ると各キャピラリー12から反応槽10に試薬が供給さ
れる。以下の反応は前述した通りである。
【0037】(実施例3)図7は、本発明の実施例3の
構成例を示す図であり、複数の反応部と複数の試薬溜を
持ち、マイクロ加工等により作製した細管を用いて試薬
を反応部に供給する構造としたDNA配列決定装置の接
合型反応モジュールの構成例を示す図である。
【0038】図7に示す接合型反応モジュールの例で
は、反応試薬を反応槽10の下部から供給する。接合型
反応モジュールは、反応槽10を構成する複数の穴が形
成された接合型反応モジュールの上部板14と、複数の
試薬溜1、2、3、4、1’、2’、3’、4’および
試薬導入用キャピラリー(細溝)13が形成された接合
型反応モジュールの下部板15とが接合されて形成さ
れ、上部板14と下部板15の接合により複数の反応槽
10が形成される。試薬溜1と試薬溜1’、試薬溜2と
試薬溜2’、試薬溜3と試薬溜3’、試薬溜4と試薬溜
4’は、それぞれ試薬導入用細管6により結ばれてお
り、試薬導入用細管6と各反応槽10とが細溝13によ
り結ばれる。反応槽10の下部に形成される細溝13か
らdNTPが供給される。
【0039】実施例3の反応モジュールの構成では、洗
浄も容易であり繰り返し使用もできる。4種のdNTP
はそれぞれ独立の試薬溜1、2、3、4に保持され、加
圧により反応部10へ順番に供給される。図7に示す構
成では、試薬溜を1つのdNTPあたり2個設けたが、
これは反応液を送る試薬導入用細管6中に気泡等が入っ
た場合に、試薬溜を片方から加圧して気泡を反対側へ押
し流すためである。この試薬導入用細管6と反応部10
はキャピラリー13で結ばれているがキャピラリーの内
径は試料導入用細管6より細く、試薬溜の加圧時の圧力
損失はほぼキャピラリー13の部分でおこる。DNA相
補鎖合成反応が行われた時には、前述の反応により発光
し、実施例1、2と同様にして光検出器により検出され
る。なお、上部板14には、加圧を行うために各試薬溜
に通じる穴が形成されている。また、反応を均一にする
ために反応モジュールを振動させる振動子32を取り付
けている。
【0040】キャピラリーは細溝13として構成した
が、反応槽の底面に垂直方向に毛細管を設けてここから
試薬を供給してもよい。この実施例は多数の反応槽をも
うけたモジュールに有効である。
【0041】図8は、本発明の実施例3の他の構成例を
示す図であり、外部に試薬溜を持ち、複数の反応部にマ
イクロ加工等により作製した溝を用いて試薬を供給する
構造としDNA配列決定装置の接合型反応モジュールの
構成例を示す図である。図8に示す接合型反応モジュー
ルの例では、図7に示す接合型反応モジュールの例と同
様に、反応試薬を反応槽10の下部から供給する。接合
型反応モジュールは、反応槽10を構成する複数の穴が
形成された接合型反応モジュールの上部板14と、各反
応槽10に対応してdNTPを供給する4本の試薬導入
用キャピラリー13が埋め込まれた接合型反応モジュー
ルの中板16と、4本の試薬導入用キャピラリー13に
対応して4本の試薬導入用の溝6’が形成された接合型
反応モジュールの下部板17とが接合されて形成され、
上部板14と中板16の接合により多数の相互に分離さ
れた反応槽10が形成される。各反応槽に対応する4本
の試薬導入用の溝6’と試薬溜1、2、3、4とは試薬
導入用細管6により結ばれており、各反応槽に試薬がキ
ャピラリー13から供給される。図8に示す反応モジュ
ールの構成では、洗浄も容易であり繰り返し使用でき
る。4種のdNTPはそれぞれ独立の試薬溜1、2、
3、4に保持され、加圧により細管6、溝6’、キャピ
ラリー13を経由して各反応槽10へ順番に供給され
る。溝6’と反応部10はキャピラリー13で結ばれて
いるがキャピラリー13の内径は細管6より細く、加圧
時の圧力損失はほぼキャピラリー13の部分でおこる。
DNA相補鎖合成反応が行われた時には、前述の反応に
より発光し、実施例1、2と同様にして光検出器により
検出される。図8に示す反応モジュールの例では、反応
部を6個示したが96穴のタイタープレートの穴のピッ
チと同じピッチで反応部を作製した反応モジュール等も
可能である。
【0042】以上説明した実施例1〜実施例3では、試
料は予め1本鎖状態に調製されたDNAをプライマー、
ポリメラーゼ及び他の試薬とともに試料毎ごとに異なる
反応セル(反応槽)に入れ、パイロシーケンシングの所
定の反応を行い配列を決定した。
【0043】(実施例4)配列決定すべき試料として
は、複数種のDNA試料を含む場合、1つのDNAに複
数の配列解析すべき場所がある場合、および配列解析を
段階的に繰り返して行う場合等が含まれる。実施例4
は、配列決定部位が複数ある場合の効率のよいDNA試
料供給に関する(図6〜図10参照)。ここでは多数サ
ンプルを効率よく配列決定する例を示す。配列決定する
ターゲット毎に異なるプライマーを用いる。各プライマ
ーをペレット、ビーズ等の固体表面に固定し、区分けさ
れた固体表面上あるいはそれぞれ異なるビーズ表面に固
定し、空間的に識別できる配置で反応セル(反応部、反
応槽)内に保持する。次いでDNAサンプルを反応部に
入れて固定されたプライマーとハイブリダイゼーション
させ、所定の配列を持つDNAを捕獲する。残りのDN
Aを含む溶液を排出除去した後、反応液を注入してパイ
ロシーケンシングを先に説明した手順に従って行う。発
光は位置検出可能なCCDアレーセンサーあるいは検出
位置をずらすことのできる共焦点顕微鏡技術を応用した
検出器等で発光位置を識別し、どのDNAからの相補鎖
合成産物が光っているか識別できる構成とする。
【0044】(実施例5)実施例5は、反応にアピラー
ゼ等のdNTP分解酵素を用いない方式を実現した例で
ある。DNAをビーズに固定し、キャピラリー等からな
る反応セルに入れる。反応セルは分光セルのような角型
のものでもよい。複数のDNA配列を同時に配列決定す
るときには配列決定しようとするDNAが区別できるよ
うに、DNAを固定したビーズを区分けして保持した
り、異なるセルに保持したりする。
【0045】図9は、本発明の実施例5の構成例を示す
図であり、DNAおよびプライマーをキャピラリー中に
あるビーズ上に保持し、キャピラリー内に試薬を流すこ
とにより相補鎖合成を段階的に行うDNA配列決定装置
の構成例を示す図である。キャピラリー型の反応部20
の内部に、プローブおよびDNAを保持したビーズ23
を並べるが、種類の異なるDNAを保持したビーズ23
の間に分離用ビーズ22がおかれており、反応生成物が
混合しないように工夫されている。分離用ビーズ22の
直径はキャピラリー型反応部20の内径よりやや小さ
く、ビーズ23の直径は分離用ビーズ22の直径よりも
小さく、キャピラリー20の内部に反応液や洗浄液が流
入しても、分離用ビーズ22の間からビーズ23が抜け
出すことはない。なお、キャピラリー型反応部20内の
試薬および洗浄液流入口26および溶液出口27の側に
はそれぞれ、分離用ビーズ22の移動を妨げるストッパ
ーが形成されている。このような配置に分離用ビーズ2
2、プローブおよびDNAを保持したビーズ23を並べ
た後、反応試薬を含む溶液を試薬溜1、2、3、4の何
れかから、試薬および洗浄液流入口26から反応部20
に注入する。4種のdNTPを繰り返し順番に注入する
が、1つのdNTPの注入と反応の終了後には、導入管
接合部19を切り替えて洗浄液溜18から洗浄液を試薬
および洗浄液流入口26から反応部20に流して反応液
を溶液出口27から廃液入れ21に除去し、次のdNT
Pを入れる。キャピラリー型反応部20としては内径
0.1mm〜0.3mm程度のものが用いられるが、反
応に要する液量は高々数マイクロリッターであり、10
0回繰り返し反応しても消耗する試薬量は従来の方法に
比べると非常に少なく、ほとんど無視し得る量である。
【0046】1つのdNTPの注入によりDNA相補鎖
合成反応が行われた時には、前述の反応により、DNA
相補鎖合成反応が生成したビーズ23の近傍で発光し、
図9に示す例では、発光は冷却CCDカメラ24により
検出され、実施例1、2と同様にして、検出された発光
信号はデータ処理器25で処理され塩基配列が決定され
ていく。
【0047】以上の説明では、キャピラリー型反応部2
0を用いて複数のDNA配列を同時に配列決定する構成
例について説明したが、複数の分画(セル)が形成され
た基板型の反応部を使用して、プローブおよびDNAを
保持したビーズ23を各分画(セル)に保持して複数の
DNA配列を同時に配列決定することもできる。基板型
の反応部の複数の分画(セル)に、4種のdNTPを繰
り返し順番に注入し、1つのdNTPの注入と反応の終
了後に、各分画(セル)に洗浄液を流して反応液を除去
し、次のdNTPを入れる。1つのdNTPの注入によ
りDNA相補鎖合成反応が行われた時には、前述の反応
により、DNA相補鎖合成反応が生成した分画(セル)
で発光が生じるので、発光を検出する。
【0048】図10は、本発明の実施例5の他の構成例
を示す図であり、基板に設けた穴にビーズを保持し、ビ
ーズに捕獲されたDNAおよびプライマーを用いて相補
鎖合成し、ルシフェラーゼ等を使用して発光を検出する
DNA配列決定装置に使用する接合型反応モジュールの
構成例を示す図である。図10に示す接合型反応モジュ
ールは、反応槽(セル)28を構成する複数の穴、試薬
および洗浄液流入口26、溶液出口27が形成された接
合型反応モジュールの上部基板31と、反応液流路
(溝)29が形成された接合型反応モジュールの下部基
板30とを接合して形成される。上部基板31と下部基
板30とを接合したとき、反応液流路29は全ての反応
槽(セル)28に連接する。図10に示したように全て
の反応槽(セル)28に共通した反応液流路29を作る
ことが簡便な反応デバイスのキーポイントである。図1
0に示す構成では、異なるDNA配列決定をセル毎に行
うが反応液の供給と排出は同時に一緒に行える様に下部
基板に反応液流路29が設けてある。反応液流路29の
深さはビーズ23の直径の値より小さくする。DNAお
よびプライマーを保持したビーズ23は反応槽28から
出ることができないが、反応液は反応液流路29を通し
て注入・排出が簡単にできる。ビーズに固定されたDN
Aはここでは配列解析しようとするDNAを固定した
が、ルシフェラーゼ等の酵素も併せてビーズに固定した
り、異なるビーズあるいは反応セル壁面に固定してもよ
い。図10に図示しないが、図9の構成と同様に、溶液
出口27は廃液入れ21につながり、試薬および洗浄液
流入口26は導入管接合部19を介して、反応試薬を含
む溶液を試薬溜1、2、3、4、洗浄液溜18につなが
っている。試薬溜からの試薬の流入後、フローを止めて
相補鎖合成反応を行う。フロー中に起こる相補鎖合成反
応を抑えるために、フロー中は反応部を20°Cに冷却
し、反応時に適温となるように温度コントロールする事
も配列決定ミスを防ぐのに有効である。キャピラリー型
の反応部の場合と同様に、dNTPおよび種々反応試薬
の混ざった反応液を順次注入し相補鎖合成し、反応産物
として放出されるピロリン酸をATPに変換しルシフェ
リンを光らせてこの発光を光検出器で検出する。下部基
板30を透明な材質で構成する場合には、下部基板30
の底面側から発光を検出する。また、セル28の開口部
側から発光を検出してもよい。この検出の後に反応液の
排出と新たなdNTPの注入という動作を繰り返してD
NA塩基配列を決定する。図10に示す構成では液体の
流れ方向を接合型反応モジュールの下部基板30の底面
に平行な方向としたが、底面側あるいは上面側から反応
液を出し入れしてもよい。この場合、底面は穴付きの部
材で構成し、ビーズは通らないが液体は通過する構成と
する。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、毛細
管あるいは細溝を用いることにより、コンパクトで安価
なDNA配列決定装置を作成する事ができる。また、D
NAあるいはプライマーをビーズ等の固体表面に固定し
て相補鎖合成を行い、生成物のピロリン酸をATPに変
え、ルシフェリンを光らす様にしてその発光位置をモニ
ターすることで非常に多くのDNAサンプルを同時に簡
単に配列決定する事ができる。一方、反応槽をキャピラ
リーあるいは分光セルの様なもので構成し、反応液を注
入あるいは排出しうる構造とすることでdNTPを分解
する酵素を使用せずに反応を行なうことができる。この
場合、相補鎖合成反応は十分に行えるので反応が十分に
行われないことによる配列決定のミスを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成例を示す図であり、1
つの反応部とdNTP試薬溜を持つDNA塩基配列決定
装置の構成例を示す模式図。
【図2】本発明の実施例1の他の構成例を示す図であ
り、複数の反応部を持ち、外部に設けられた試薬溜と複
数の反応部を配管で結合した反応モジュールの構成例を
示す模式図。
【図3】本発明の実施例1のパイロシーケンシングで行
われる一連の反応を示す図。
【図4】本発明の実施例1の構成により実験で得られる
発光信号の例を示し、縦軸は発光強度、横軸は時間を示
す図。
【図5】本発明の実施例2の構成例を示す図であり、反
応部に上部からキャピラリーでdNTPを注入するタイ
プのパイロシーケンシングデバイス(DNA塩基配列決
定装置)の構成例を示す図。
【図6】本発明の実施例2の他の構成例を示す図であ
り、複数の反応部をもち、外部に配置された試薬溜のd
NTPを配管を通して上部からキャピラリーにより順番
に4種のdNTPを注入する反応モジュールの構成例を
示す図。
【図7】本発明の実施例3の構成例を示す図であり、複
数の反応部と試薬溜を持ち、細管を用いて試薬を反応部
に供給する構造の反応モジュールの構成例を示す図。
【図8】本発明の実施例3の他の構成例を示す図であ
り、外部に試薬溜を持ち、複数の反応部に溝を用いて試
薬を供給する構造の反応モジュールの構成例を示す図。
【図9】本発明の実施例5の構成例を示す図であり、D
NAおよびプライマーをキャピラリー内のビーズに保持
し、キャピラリー内に試薬を流すことにより相補鎖合成
を段階的に行うDNA配列決定装置の構成例を示す図。
【図10】本発明の実施例5の他の構成例を示す図であ
り、DNAおよびプライマーを保持したビーズを基板に
設けた穴に保持し、相補鎖合成を行う接合型反応モジュ
ールの構成例を示す図。
【符号の説明】
1、2、3、4…dNTP等の試薬溜、5…デバイス基
板、5’…マイクロタイタープレート、6…試薬導入用
細管、6’…試薬導入用の溝、7…2次電子増倍管、8
…増幅器、9…データ処理器、10…反応槽、11…試
薬導入用細管とキャピラリーを具備したふた、12…試
薬導入用キャピラリー、13…試薬導入用キャピラリ
ー、14…接合型反応モジュールの上部板、15…接合
型反応モジュールの下部板、16…接合型反応モジュー
ルの中板、17…接合型反応モジュールの下部板、1
8:洗浄液溜、19…導入管接合部、20…キャピラリ
ー型の反応モジュール、21…廃液入れ、22…分離用
ビーズ、23…プローブおよびDNAを保持したビー
ズ、24…冷却CCDカメラ、25…データ処理器、2
6…試薬および洗浄液流入口、27…溶液出口、28…
反応槽、29…反応液流路、30…接合型反応モジュー
ルの下部基板、31…接合型反応モジュールの上部基
板、32…振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−203998(JP,A) 特表 平8−500724(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/00 C12M 1/34 C12N 15/00 C12Q 1/68

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型DNAの相補鎖を合成する工程と、 前記合成する工程で生じるピロリン酸をATPに変換し、
    前記ATPと酵素により発光を生じさせ、前記発光を検出
    する工程と、 前記検出から相補鎖合成の有無を検出することにより、
    DNA塩基配列情報を得る工程とを有し、 前記合成する工程では、4種のdNTPを、前記4種のdNTP
    を各々収める複数のdNTP溜から、前記4種のdNTPごとに
    それぞれ異なる毛細管あるいは細溝を介して、前記合成
    を行う場である反応部に加圧により供給することを特徴
    とするDNA塩基配列決定方法。
  2. 【請求項2】 前記供給では、前記dNTP溜各々に順次圧
    力を加えることにより、前記dNTPの各々を予め定められ
    た順序で前記反応部に供給することを特徴とする請求項
    1に記載のDNA塩基配列決定方法。
  3. 【請求項3】 鋳型DNAの相補鎖を合成する工程と、 前記合成する工程で生じるピロリン酸をATPに変換し、
    前記ATPと酵素により発光を生じさせ、前記発光を検出
    する工程と、 前記検出から相補鎖合成の有無を検出することにより、
    DNA塩基配列情報を得る工程とを有し、 前記合成する工程では、4種のdNTPを、前記4種のdNTP
    ごとにそれぞれ異なる、毛細管あるいは細溝を介して、
    前記4種のdNTPを各々収めるdNTP溜と前記合成を行う場
    である反応部との落差により前記反応部に供給すること
    を特徴とするDNA塩基配列決定方法。
  4. 【請求項4】 前記反応部への前記dNTPの供給を、前記
    加圧に加えて、前記dNTP溜と前記反応部との間に電界を
    印加することにより行うことを特徴とする請求項1又は
    請求項3に記載のDNA塩基配列決定方法。
  5. 【請求項5】 前記合成する工程では、同じ種類の前記
    dNTPを二度ずつ供給することを特徴とする請求項1
    又は請求項3に記載のDNA塩基配列決定方法。
  6. 【請求項6】 鋳型DNAの相補鎖を合成する工程と、 前記合成する工程で生じるピロリン酸をATPに変換し、
    前記ATPと酵素により発光を生じさせ、前記発光を検出
    する工程と、 前記検出から相補鎖合成の有無を検出することにより、
    DNA塩基配列情報を得る工程とを有し、 前記合成する工程では、固体に固定されかつ前記相補鎖
    を合成の開始点を規定するプライマーに、ハイブリダイ
    ズした前記鋳型DNAの前記相補鎖を合成し、 前記合成する工程では、4種のdNTPを、前記4種のdNTP
    ごとにそれぞれ異なる、毛細管あるいは細溝を通して加
    圧により前記合成を行う場である反応部に供給すること
    を特徴とするDNA塩基配列決定方法。
  7. 【請求項7】 前記合成する工程では、前記プライマー
    として複数種の前記プライマーを用い、前記複数種のプ
    ライマーは、各々異なる固体表面あるいは固体表面の区
    画された異なるセルに固定されるのものであり、 前記検出する工程では、複数種の前記プライマー各々に
    起因する前記相補鎖の合成の結果として生じる各々の前
    記発光を識別して検出することを特徴とする請求項6に
    記載のDNA塩基配列決定方法。
  8. 【請求項8】 前記合成する工程では、前記プライマー
    として複数種の前記プライマーを用い、前記複数種のプ
    ライマーは、各々異なるビーズの表面に固定されるもの
    であり、 前記検出する工程では、複数種の前記プライマー各々に
    起因する前記相補鎖の合成の結果として生じる各々の前
    記発光を識別して検出することを特徴とする請求項6に
    記載のDNA塩基配列決定方法。
  9. 【請求項9】 前記プライマーを表面に固定された前記
    ビーズが、前記プライマーの種類ごとに、分離して保持
    されていることを特徴とする請求項8に記載のDNA塩
    基配列決定方法。
  10. 【請求項10】 固体表面上に固定された鋳型DNAの相
    補鎖を合成する工程と、 前記合成する工程で生じるピロリン酸をATPに変換し、
    前記ATPと酵素により発光を生じさせ、前記発光を検出
    する工程と、 前記検出から相補鎖合成の有無を検出することにより、
    DNA塩基配列情報を得る工程とを有し、 前記合成する工程では、プライマーを用いて前記相補鎖
    を合成し、前記検出する工程と前記DNA塩基配列を得る
    工程とを経た後に、前記プライマーを除去し、引き続き
    注入された新規プライマーを用いて、前記合成する工程
    と前記検出する工程と前記DNA塩基配列を得る工程とを
    繰り返し行うことを特徴とするDNA塩基配列決定方
    法。
  11. 【請求項11】 前記合成する工程では、各々ごとに異
    なる固体表面に固定された複数の異なる前記鋳型DNAを
    前記プライマーもしくは前記新規プライマーにハイブリ
    ダイズさせ、 前記検出する工程では、前記複数の異なる鋳型DNA各々
    に起因する前記相補鎖の前記合成の結果として生じる前
    記発光を識別して検出することを特徴とする請求項10
    に記載のDNA塩基配列決定方法。
  12. 【請求項12】 前記検出する工程では、ルシフェリン
    と前記酵素としてルシフェラーゼを用い、前記ATPと前
    記ルシフェラーゼと前記ルシフェリンとを反応させるこ
    とにより、前記発光を生じさせることを特徴とする請求
    項1、請求項3、請求項6、請求項10のいずれかに記
    載のDNA塩基配列決定方法。
  13. 【請求項13】 鋳型DNAと、前記鋳型DNAの相補鎖合成
    反応のための試薬と、化学発光のための試薬とを収める
    ための1つ以上の反応部と、 4種のdNTP各々を収めるための、前記4種のdNTP各々に
    対応して設けられた4つ以上のdNTP溜と、 4種のdNTP各々に対応して設けられ、前記dNTP溜と前記
    反応部とを連結する4つ以上の導入管とを有し、 前記dNTPは前記反応部へ加圧により供給されるものであ
    り、 前記反応部は、前記dNTPと前記鋳型DNAの相補鎖合成反
    応のための試薬とを用いた前記相補鎖合成反応で生じる
    ピロリン酸と、前記化学発光のための試薬との発光反応
    を検出するようにされているものであることを特徴とす
    る反応モジュール。
  14. 【請求項14】 前記導入管は、内径が0.3mm以下であ
    ることを特徴とする請求項13に記載の反応モジュー
    ル。
  15. 【請求項15】 前記反応部内の反応液を攪拌する手段
    をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の反
    応モジュール。
  16. 【請求項16】 前記dNTP溜は前記dNTPの種類ごとに複
    数設けられるものであり、前記dNTPの種類ごとに複数設
    けられた前記dNTP溜は、前記導入管を介して連結され、
    前記導入管に入った気泡を一方の前記dNTP溜内で加圧す
    ることにより他方の前記dNTP溜に押し流すためのもので
    あることを特徴とする請求項13に記載の反応モジュー
    ル。
  17. 【請求項17】 複数の前記反応部が形成された上部基
    板と、 前記上部基板の下部に設けられ、複数の前記反応部各々
    に対応した前記導入管が形成された中部基板と、 前記中部基板の下部に設けられ、複数の前記反応部各々
    に対応した前記導入管各々に対応した管または溝が形成
    された下部基板とを有し、 前記導入管は、前記管または溝よりも細いことを特徴と
    する請求項13に記載の反応モジュール。
  18. 【請求項18】 前記反応部は、反応セルであって、 前記反応セルは、前記鋳型DNA及び前記鋳型DNAにハイブ
    リダイズするプライマーを保持したビーズを収めるもの
    であり、 前記ビーズは、直径が前記反応セルの内径よりも小さい
    ものであることを特徴とする請求項13に記載の反応モ
    ジュール。
  19. 【請求項19】 前記反応セルは、分離用ビーズをさら
    に収めるものであり、 前記分離用ビーズは、複数の前記ビーズの間に置かれ、
    かつ直径が前記反応セルの内径より小さくかつ前記ビー
    ズの直径よりも大きいことを特徴とする請求項18に記
    載の反応モジュール。
  20. 【請求項20】 前記反応セルは、溶液流入口と溶液出
    口とに、前記ビーズの移動を妨げるためのストッパーが
    形成されているものであることを特徴とする請求項18
    に記載の反応モジュール。
  21. 【請求項21】 第1の基板と前記第1の基板の下部に
    接合された第2の基板とを有し、 第1の基板には、複数の前記反応部が複数の穴として形
    成されており、 複数の前記反応部は、複数の前記鋳型DNAおよび複数の
    前記鋳型DNAに各々ハイブリダイズする複数のプライマ
    ーを保持したビーズを収められるものであり、 前記第2の基板には、複数の前記反応部に連接する反応
    液流路が形成されており、前記反応液流路の深さは前記
    ビーズの直径よりも小さいことを特徴とする請求項13
    に記載の反応モジュール。
  22. 【請求項22】 鋳型DNAと、前記鋳型DNAの相補鎖合成
    反応のための試薬と、化学発光のための試薬とを収める
    1つ以上の反応部と、 4種のdNTPを各々ごとに保持する1つ以上の試薬溜と、 前記試薬溜から前記4種のdNTPを各々ごとに前記反応部
    に供給するための、毛細管または細溝を具備する供給手
    段と、 前記4種のdNTPのいずれかを含む溶液の供給を制御する
    加圧手段と、 前記鋳型DNAの相補鎖合成反応のための試薬と前記4種
    のdNTPとを用いた前記鋳型DNAの相補鎖合成反応で生じ
    るピロリン酸と、前記化学発光のための試薬との反応に
    より、前記反応部で生じる発光を検出する検出手段とを
    有することを特徴とするDNA分析装置。
  23. 【請求項23】 前記毛細管は疎水性を有するものであ
    ることを特徴とする請求項22に記載のDNA分析装置。
  24. 【請求項24】 前記検出手段は、前記発光の位置を識
    別するものであることを特徴とする請求項22に記載の
    DNA分析装置。
  25. 【請求項25】 前記検出手段は、エリアセンサー又は
    光電子増倍管又は光検出デバイスであることを特徴とす
    る請求項22に記載のDNA分析装置。
  26. 【請求項26】 鋳型DNAと、前記鋳型DNAの相補鎖合成
    反応のための試薬と、化学発光のための試薬とを収める
    1つ以上の反応部と、 4種のdNTPを各々ごとに保持する1つ以上の試薬溜と、 前記試薬溜から前記4種のdNTPを各々ごとに前記反応部
    に供給するための、毛細管または細溝を具備する供給手
    段と、 前記4種のdNTPのいずれかを含む溶液の供給を制御する
    加圧手段と、 前記鋳型DNAの相補鎖合成反応のための試薬と前記4種
    のdNTPとを用いた前記鋳型DNAの相補鎖合成反応で生じ
    るピロリン酸と、前記化学発光のための試薬との反応に
    より、前記反応部で生じる発光を検出する検出手段と、 前記検出手段で得たデータを処理してDNA塩基配列情報
    を得るデータ解析手段とを有することを特徴とするDNA
    塩基配列決定装置。
JP2000075384A 2000-03-17 2000-03-17 Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール Expired - Lifetime JP3442338B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000075384A JP3442338B2 (ja) 2000-03-17 2000-03-17 Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール
US09/805,240 US6841128B2 (en) 2000-03-17 2001-03-14 DNA base sequencing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000075384A JP3442338B2 (ja) 2000-03-17 2000-03-17 Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001258543A JP2001258543A (ja) 2001-09-25
JP3442338B2 true JP3442338B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=18593293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000075384A Expired - Lifetime JP3442338B2 (ja) 2000-03-17 2000-03-17 Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6841128B2 (ja)
JP (1) JP3442338B2 (ja)

Families Citing this family (120)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7875440B2 (en) 1998-05-01 2011-01-25 Arizona Board Of Regents Method of determining the nucleotide sequence of oligonucleotides and DNA molecules
US6780591B2 (en) 1998-05-01 2004-08-24 Arizona Board Of Regents Method of determining the nucleotide sequence of oligonucleotides and DNA molecules
JP3638516B2 (ja) * 2000-09-28 2005-04-13 株式会社日立製作所 核酸検出方法および核酸検出キット
FR2822848B1 (fr) * 2001-03-28 2004-05-07 Genesystems Dispositif integre et miniature de sequencage d'acides nucleiques
US20030124549A1 (en) * 2001-10-11 2003-07-03 Xerox Corporation Devices and methods for detecting genetic sequences
US20040126757A1 (en) * 2002-01-31 2004-07-01 Francesco Cerrina Method and apparatus for synthesis of arrays of DNA probes
JP4106977B2 (ja) * 2002-06-21 2008-06-25 株式会社日立製作所 分析チップ及び分析装置
US7595883B1 (en) 2002-09-16 2009-09-29 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Biological analysis arrangement and approach therefor
US7329545B2 (en) * 2002-09-24 2008-02-12 Duke University Methods for sampling a liquid flow
US6911132B2 (en) * 2002-09-24 2005-06-28 Duke University Apparatus for manipulating droplets by electrowetting-based techniques
US8349276B2 (en) 2002-09-24 2013-01-08 Duke University Apparatuses and methods for manipulating droplets on a printed circuit board
JP2004184138A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Nec Corp 分離装置、分離方法、および質量分析システム
US7575865B2 (en) * 2003-01-29 2009-08-18 454 Life Sciences Corporation Methods of amplifying and sequencing nucleic acids
DE602004024034D1 (de) * 2003-01-29 2009-12-24 454 Corp Nukleinsäureamplifikation auf basis von kügelchenemulsion
US20060024676A1 (en) * 2003-04-14 2006-02-02 Karen Uhlmann Method of detecting epigenetic biomarkers by quantitative methyISNP analysis
DE10318139B4 (de) * 2003-04-18 2005-02-17 PRO DESIGN Gesellschaft für Produktentwicklung mbH Selbstkonfigurerbarer Biochip
US7169560B2 (en) 2003-11-12 2007-01-30 Helicos Biosciences Corporation Short cycle methods for sequencing polynucleotides
US20050191678A1 (en) * 2004-02-12 2005-09-01 Geneob Usa Inc. Genetic predictability for acquiring a disease or condition
CA2557177A1 (en) 2004-02-19 2005-09-01 Stephen Quake Methods and kits for analyzing polynucleotide sequences
US8536661B1 (en) 2004-06-25 2013-09-17 University Of Hawaii Biosensor chip sensor protection methods
US7785785B2 (en) 2004-11-12 2010-08-31 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Charge perturbation detection system for DNA and other molecules
ES2404311T3 (es) 2005-04-12 2013-05-27 454 Life Sciences Corporation Métodos para determinar variantes de secuencias usando secuenciación ultraprofunda
US20060228721A1 (en) 2005-04-12 2006-10-12 Leamon John H Methods for determining sequence variants using ultra-deep sequencing
US7666593B2 (en) 2005-08-26 2010-02-23 Helicos Biosciences Corporation Single molecule sequencing of captured nucleic acids
EP1940755A2 (en) 2005-10-28 2008-07-09 Praecis Pharmaceuticals Inc. Methods for identifying compounds of interest using encoded libraries
JP4730068B2 (ja) 2005-11-28 2011-07-20 株式会社日立製作所 小型遺伝子解析装置
US20140193807A1 (en) 2006-04-18 2014-07-10 Advanced Liquid Logic, Inc. Bead manipulation techniques
US8492168B2 (en) 2006-04-18 2013-07-23 Advanced Liquid Logic Inc. Droplet-based affinity assays
US8637317B2 (en) * 2006-04-18 2014-01-28 Advanced Liquid Logic, Inc. Method of washing beads
US8613889B2 (en) * 2006-04-13 2013-12-24 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet-based washing
US9476856B2 (en) 2006-04-13 2016-10-25 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet-based affinity assays
US8470606B2 (en) * 2006-04-18 2013-06-25 Duke University Manipulation of beads in droplets and methods for splitting droplets
US7901947B2 (en) 2006-04-18 2011-03-08 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet-based particle sorting
US7763471B2 (en) * 2006-04-18 2010-07-27 Advanced Liquid Logic, Inc. Method of electrowetting droplet operations for protein crystallization
WO2007123908A2 (en) * 2006-04-18 2007-11-01 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet-based multiwell operations
US7815871B2 (en) 2006-04-18 2010-10-19 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet microactuator system
US8809068B2 (en) 2006-04-18 2014-08-19 Advanced Liquid Logic, Inc. Manipulation of beads in droplets and methods for manipulating droplets
US8980198B2 (en) 2006-04-18 2015-03-17 Advanced Liquid Logic, Inc. Filler fluids for droplet operations
US7851184B2 (en) 2006-04-18 2010-12-14 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet-based nucleic acid amplification method and apparatus
US7439014B2 (en) 2006-04-18 2008-10-21 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet-based surface modification and washing
US8716015B2 (en) 2006-04-18 2014-05-06 Advanced Liquid Logic, Inc. Manipulation of cells on a droplet actuator
US8637324B2 (en) 2006-04-18 2014-01-28 Advanced Liquid Logic, Inc. Bead incubation and washing on a droplet actuator
US10078078B2 (en) 2006-04-18 2018-09-18 Advanced Liquid Logic, Inc. Bead incubation and washing on a droplet actuator
US7816121B2 (en) 2006-04-18 2010-10-19 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuation system and method
US7822510B2 (en) 2006-05-09 2010-10-26 Advanced Liquid Logic, Inc. Systems, methods, and products for graphically illustrating and controlling a droplet actuator
US8041463B2 (en) * 2006-05-09 2011-10-18 Advanced Liquid Logic, Inc. Modular droplet actuator drive
WO2009111769A2 (en) 2008-03-07 2009-09-11 Advanced Liquid Logic, Inc. Reagent and sample preparation and loading on a fluidic device
US7939021B2 (en) 2007-05-09 2011-05-10 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuator analyzer with cartridge
EP2530168B1 (en) 2006-05-11 2015-09-16 Raindance Technologies, Inc. Microfluidic Devices
JP2008109864A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Hitachi Ltd 遺伝子配列解析システム
US7989185B2 (en) * 2006-11-29 2011-08-02 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Rapid, informative diagnostic assay for influenza viruses including H5N1
US8262900B2 (en) 2006-12-14 2012-09-11 Life Technologies Corporation Methods and apparatus for measuring analytes using large scale FET arrays
CA2672315A1 (en) 2006-12-14 2008-06-26 Ion Torrent Systems Incorporated Methods and apparatus for measuring analytes using large scale fet arrays
US8349167B2 (en) 2006-12-14 2013-01-08 Life Technologies Corporation Methods and apparatus for detecting molecular interactions using FET arrays
US11339430B2 (en) 2007-07-10 2022-05-24 Life Technologies Corporation Methods and apparatus for measuring analytes using large scale FET arrays
US7932034B2 (en) 2006-12-20 2011-04-26 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Heat and pH measurement for sequencing of DNA
US8772046B2 (en) 2007-02-06 2014-07-08 Brandeis University Manipulation of fluids and reactions in microfluidic systems
US9046514B2 (en) 2007-02-09 2015-06-02 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuator devices and methods employing magnetic beads
EP2121984A2 (en) * 2007-03-16 2009-11-25 454 Life Sciences Corporation System and method for detection of hiv drug resistant variants
WO2011084703A2 (en) 2009-12-21 2011-07-14 Advanced Liquid Logic, Inc. Enzyme assays on a droplet actuator
EP2017006A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Microfluidic methods and systems for use in detecting analytes
US8043814B2 (en) 2007-07-31 2011-10-25 Eric Guilbeau Thermoelectric method of sequencing nucleic acids
WO2009021233A2 (en) 2007-08-09 2009-02-12 Advanced Liquid Logic, Inc. Pcb droplet actuator fabrication
EP2657869A3 (en) 2007-08-29 2015-06-03 Applied Biosystems, LLC Alternative nucleic acid sequencing methods
US8702938B2 (en) 2007-09-04 2014-04-22 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuator with improved top substrate
WO2013006312A2 (en) 2011-07-06 2013-01-10 Advanced Liquid Logic Inc Reagent storage on a droplet actuator
WO2009086403A2 (en) 2007-12-23 2009-07-09 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuator configurations and methods of conducting droplet operations
JP5227062B2 (ja) * 2008-04-08 2013-07-03 株式会社日立製作所 Dna分析装置
US8852952B2 (en) 2008-05-03 2014-10-07 Advanced Liquid Logic, Inc. Method of loading a droplet actuator
WO2010008480A2 (en) 2008-06-25 2010-01-21 Ion Torrent Systems Incorporated Methods and apparatus for measuring analytes using large scale fet arrays
WO2010003153A2 (en) * 2008-07-03 2010-01-07 Life Technologies Corporation Methylation analysis of mate pairs
WO2010009365A1 (en) 2008-07-18 2010-01-21 Raindance Technologies, Inc. Droplet libraries
US20100137143A1 (en) 2008-10-22 2010-06-03 Ion Torrent Systems Incorporated Methods and apparatus for measuring analytes
US20100301398A1 (en) 2009-05-29 2010-12-02 Ion Torrent Systems Incorporated Methods and apparatus for measuring analytes
EP3415235A1 (en) 2009-03-23 2018-12-19 Raindance Technologies Inc. Manipulation of microfluidic droplets
US20120261274A1 (en) 2009-05-29 2012-10-18 Life Technologies Corporation Methods and apparatus for measuring analytes
US8673627B2 (en) 2009-05-29 2014-03-18 Life Technologies Corporation Apparatus and methods for performing electrochemical reactions
US8776573B2 (en) 2009-05-29 2014-07-15 Life Technologies Corporation Methods and apparatus for measuring analytes
US8926065B2 (en) 2009-08-14 2015-01-06 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuator devices and methods
EP2475787A2 (en) * 2009-09-07 2012-07-18 Caerus Molecular Diagnostics Incorporated Sequence determination by use of opposing forces
US9091649B2 (en) 2009-11-06 2015-07-28 Advanced Liquid Logic, Inc. Integrated droplet actuator for gel; electrophoresis and molecular analysis
ES2713873T3 (es) 2010-04-16 2019-05-24 Nuevolution As Complejos bifuncionales y métodos para hacer y utilizar tales complejos
JP2013533482A (ja) 2010-06-30 2013-08-22 ライフ テクノロジーズ コーポレーション イオン感応性電荷蓄積回路および方法
CN106449632B (zh) 2010-06-30 2019-09-20 生命科技公司 阵列列积分器
CN106932456B (zh) 2010-06-30 2020-02-21 生命科技公司 用于测试isfet阵列的方法和装置
US11307166B2 (en) 2010-07-01 2022-04-19 Life Technologies Corporation Column ADC
JP5876044B2 (ja) 2010-07-03 2016-03-02 ライフ テクノロジーズ コーポレーション 低濃度ドープドレインを有する化学的感応性センサ
JP5087115B2 (ja) * 2010-08-25 2012-11-28 株式会社日立製作所 試薬キット
EP2617061B1 (en) 2010-09-15 2021-06-30 Life Technologies Corporation Methods and apparatus for measuring analytes
WO2012039812A1 (en) 2010-09-24 2012-03-29 Life Technologies Corporation Matched pair transistor circuits
EP2675819B1 (en) 2011-02-18 2020-04-08 Bio-Rad Laboratories, Inc. Compositions and methods for molecular labeling
EP2707131B1 (en) 2011-05-09 2019-04-24 Advanced Liquid Logic, Inc. Microfluidic feedback using impedance detection
JP5468567B2 (ja) * 2011-05-26 2014-04-09 株式会社日立製作所 小型遺伝子解析装置
EP2714970B1 (en) 2011-06-02 2017-04-19 Raindance Technologies, Inc. Enzyme quantification
WO2013009927A2 (en) 2011-07-11 2013-01-17 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuators and techniques for droplet-based assays
US8658430B2 (en) 2011-07-20 2014-02-25 Raindance Technologies, Inc. Manipulating droplet size
US9446404B2 (en) 2011-07-25 2016-09-20 Advanced Liquid Logic, Inc. Droplet actuator apparatus and system
US10731199B2 (en) 2011-11-21 2020-08-04 Advanced Liquid Logic, Inc. Glucose-6-phosphate dehydrogenase assays
US9970984B2 (en) 2011-12-01 2018-05-15 Life Technologies Corporation Method and apparatus for identifying defects in a chemical sensor array
US8821798B2 (en) 2012-01-19 2014-09-02 Life Technologies Corporation Titanium nitride as sensing layer for microwell structure
US8747748B2 (en) 2012-01-19 2014-06-10 Life Technologies Corporation Chemical sensor with conductive cup-shaped sensor surface
US8786331B2 (en) 2012-05-29 2014-07-22 Life Technologies Corporation System for reducing noise in a chemical sensor array
WO2014004908A1 (en) 2012-06-27 2014-01-03 Advanced Liquid Logic Inc. Techniques and droplet actuator designs for reducing bubble formation
US9080968B2 (en) 2013-01-04 2015-07-14 Life Technologies Corporation Methods and systems for point of use removal of sacrificial material
US9841398B2 (en) 2013-01-08 2017-12-12 Life Technologies Corporation Methods for manufacturing well structures for low-noise chemical sensors
US8962366B2 (en) 2013-01-28 2015-02-24 Life Technologies Corporation Self-aligned well structures for low-noise chemical sensors
US8841217B1 (en) 2013-03-13 2014-09-23 Life Technologies Corporation Chemical sensor with protruded sensor surface
US8963216B2 (en) 2013-03-13 2015-02-24 Life Technologies Corporation Chemical sensor with sidewall spacer sensor surface
US9116117B2 (en) 2013-03-15 2015-08-25 Life Technologies Corporation Chemical sensor with sidewall sensor surface
JP6581074B2 (ja) 2013-03-15 2019-09-25 ライフ テクノロジーズ コーポレーション 一貫性のあるセンサ表面積を有する化学センサ
EP2972281B1 (en) 2013-03-15 2023-07-26 Life Technologies Corporation Chemical device with thin conductive element
EP2972280B1 (en) 2013-03-15 2021-09-29 Life Technologies Corporation Chemical sensor with consistent sensor surface areas
US9835585B2 (en) 2013-03-15 2017-12-05 Life Technologies Corporation Chemical sensor with protruded sensor surface
US20140336063A1 (en) 2013-05-09 2014-11-13 Life Technologies Corporation Windowed Sequencing
US10458942B2 (en) 2013-06-10 2019-10-29 Life Technologies Corporation Chemical sensor array having multiple sensors per well
US10077472B2 (en) 2014-12-18 2018-09-18 Life Technologies Corporation High data rate integrated circuit with power management
EP3234576B1 (en) 2014-12-18 2023-11-22 Life Technologies Corporation High data rate integrated circuit with transmitter configuration
CN111505087A (zh) 2014-12-18 2020-08-07 生命科技公司 使用大规模 fet 阵列测量分析物的方法和装置
CN109476695A (zh) 2016-06-27 2019-03-15 丹娜法伯癌症研究院 用于测定rna翻译速率的方法
CA3223867A1 (en) 2021-06-30 2023-01-05 Gerassimos Makrigiorgos Compositions and methods for enrichment of nucleic acids using light-mediated cross-linking

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4863849A (en) 1985-07-18 1989-09-05 New York Medical College Automatable process for sequencing nucleotide
EP0450060A1 (en) 1989-10-26 1991-10-09 Sri International Dna sequencing
GB9210176D0 (en) 1992-05-12 1992-06-24 Cemu Bioteknik Ab Chemical method
JPH07203998A (ja) 1994-01-26 1995-08-08 Hamamatsu Photonics Kk 核酸塩基配列決定方法
JPH0926426A (ja) 1995-07-12 1997-01-28 Hamamatsu Photonics Kk 光測定装置
JPH0972843A (ja) 1995-09-06 1997-03-18 Nikon Corp ウェルプレート
GB9626815D0 (en) 1996-12-23 1997-02-12 Cemu Bioteknik Ab Method of sequencing DNA
EP0981408B1 (en) 1997-05-16 2004-04-21 Alberta Research Council Microfluidic system and methods of use
US6245506B1 (en) * 1997-07-30 2001-06-12 Bbi Bioseq, Inc. Integrated sequencing device
ES2309022T3 (es) 1997-12-24 2008-12-16 Cepheid Dispositivo y procedimiento para lisis.
GB9813216D0 (en) 1998-06-18 1998-08-19 Pyrosequencing Ab Reaction monitoring systems
US6387234B1 (en) * 1998-08-31 2002-05-14 Iowa State University Research Foundation, Inc. Integrated multiplexed capillary electrophoresis system

Also Published As

Publication number Publication date
US6841128B2 (en) 2005-01-11
US20010024790A1 (en) 2001-09-27
JP2001258543A (ja) 2001-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3442338B2 (ja) Dna分析装置、dna塩基配列決定装置、dna塩基配列決定方法、および反応モジュール
EP2238459B1 (en) Integrated instrument performing synthesis and amplification
EP2632593B1 (en) Flow cells for biological or chemical analysis
US20060019264A1 (en) Method for isolation of independent, parallel chemical micro-reactions using a porous filter
EP1674858A1 (en) Luminescence detection apparatus
JP5227062B2 (ja) Dna分析装置
US20090162864A1 (en) Biological substance detection cartridge,biological substance detection apparatus, and biological substance detection method
US9790547B2 (en) Integrated microfluidic and solid state pyrosequencing systems
O'Donnell-Maloney et al. Microfabrication and array technologies for DNA sequencing and diagnostics
JP2007534936A (ja) 標的分子とプローブ分子の間の相互作用を分析する装置
JP5271980B2 (ja) 核酸分析装置及び核酸分析方法
US7455967B2 (en) Device for analyzing chemical or biological samples
US6518027B2 (en) Sample preparation method and a sample preparation apparatus for DNA analysis
EP1790415B1 (en) Small size gene analysis apparatus
JP2009276135A (ja) 生体物質検出カートリッジ、生体物質検出装置、および生体物質検出方法
JP2007263812A (ja) 反応容器
EP3527673A1 (en) Sequencing method
JP2004298018A (ja) プローブ固相化反応アレイによる核酸の分離回収法
Eickhoff et al. Eckhard Nordhoff, Lajos Nyarsik, Günther Zehetner, Wilfried Nietfeld, and Hans Lehrach
KR20060030835A (ko) Dna합성반응을 이용한 dna염기서열분석

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3442338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term