JP3441487B2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP3441487B2
JP3441487B2 JP19169893A JP19169893A JP3441487B2 JP 3441487 B2 JP3441487 B2 JP 3441487B2 JP 19169893 A JP19169893 A JP 19169893A JP 19169893 A JP19169893 A JP 19169893A JP 3441487 B2 JP3441487 B2 JP 3441487B2
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door glass
lip
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door
bridge
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JP19169893A
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雅康 岡田
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Mitsubishi Motors Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動車のウエザストリッ
プ、特に自動車のドア開口縁に沿って取付けられ、ドア
閉時にドアガラスまわりをシールするウエザストリップ
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3に示すようなハードトップ型自動車
では、フロントピラー11からクオータピラー12にか
けてのルーフサイド1,およびセンタピラー2にはそれ
ぞれウエザストリップ5,6が取付けられている。 【0003】図4(A)はルーフサイド1に取付けられ
た従来のウエザストリップを示すもので、ウエザストリ
ップ5Bはルーフサイド1に沿って設けたリテーナ4a
に取付けられる取付基部51と、これと一体の中空シー
ル部52を備え、ドア閉時にドアガラス3の端縁が中空
シール部52に押付けられる。 【0004】図4(B)はセンタピラー2に取付けられ
たウエザストリップを示すもので、センタピラー2に沿
って設けたリテーナ4bの前後面に一対のウエザストリ
ップ6Bが取付けられている。各ウエザストリップ6B
はリテーナ4bに取付けられる取付基部61と、これと
一体の中空シール部62を備え、ドア閉時に前後のドア
ガラス3の端縁が押付けられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、洗車時にこ
れ等のウエザストリップ5B,6Bに高圧洗車水が吹き
付けられると、破線で示すようにシール部52,62が
押込まれ、ドアガラス3との間のシール力が低下する。
特に、汚れを確実に除去しようとして洗車機の放水口8
をウエザストリップ5B,6Bに近接させて洗車する
と、シール部52,62で水漏れが生じ、漏れた水が車
室内に侵入する。 【0006】この水漏れを防ぐため、シール部52,6
2の厚さを厚くして剛性を大きくすることも考えられる
が、このようにするとドアおよびドアガラスの閉力が大
きくなるので好ましくない。 【0007】そこで、本発明は、高圧洗車水を近接位置
から吹き付けて、シール部とドアガラスの端縁との間か
ら水が漏れても、その水が車室内へ侵入するおそれのな
いウエザストリップを提供することを課題としてなされ
たものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は図1(A),
(B)に示すように、自動車ボデーのルーフサイド1お
よびセンタピラー2に沿うウエザストリップ5A,6A
において、ウエザストリップ5A,6Aはそれぞれルー
フサイド1およびセンタピラー2にリテーナ4a,4b
を介して取付けられる取付基部51,61と、取付基部
51,61と一体に形成された中空シール部52,62
を備え、中空シール部52,62のドアガラス3の周縁
に当接する一般部521,621の車室内側の端部に、
ドアガラス3に向けて山形に膨出して、両側の側壁52
2a,522bおよび622a,622bが空間をおい
て対向し先端がドアガラス3の内面に当接する中空状の
リップ部522,622を形成するとともに、上記一般
部521,621から上記リップ部522,622のそ
れぞれの一方の側壁522a,622aに連なる連接部
53,63と上記取付基部51,61とをつなぐブリッ
ヂ54,64を設けて,上記リップ部522,622の
一方の側壁522a,622aと上記ブリッヂ54,6
4とで、車室内方向へ突出するく字形でほぼ中央の屈曲
部を上記連接部53,63とする断面形状に形成し、上
記リップ部522,622の一方の側壁522a,62
2aと、上記ブリッヂ54,64と、上記一般部52
1,621とで構成される断面形状を矢印状としたこと
を特徴とする。 【0009】 【作用】センタピラー2に沿うウエザストリップ6Aに
より説明すると、図2に示すように高圧洗車水が吹き付
けられ中空シール部62の一般部621が破線で示すよ
うに押込まれると、リップ部622の側壁622a,ブ
リッヂ64および上記一般部621とが連結する連接部
63は矢印P1 方向に引張られ、これに伴ってリップ部
622の先端は矢印P2 方向に移動しようとし、上記先
端とドアガラス3との圧接力が増大する。従ってたと
え、一般部621から水が漏れても、この水が車室内へ
侵入することはない。 【0010】また、一般部621からの水漏れでシール
部62とドアガラス3との間の空間に水が充填される
と、水圧により上記連接部63が矢印P1 方向と反対の
方向のに押されてリップ部622はもとの姿勢に戻ろう
とするが、このとき、一般部621は引張られるからド
アガラス3の端縁との密着性が増し、上記空間へ更に水
が侵入するのが防がれるから、空間内の水圧は増加せ
ず、車室内へ水は侵入しない。 【0011】 【実施例】図1に本発明の実施例を示す。図1(A)は
自動車のドア開口縁のルーフサイド1(図3)に沿って
取付けられたウエザストリップを示すもので、ウエザス
トリップ5Aはスポンジゴムの押出成形体で、取付基部
51と中空シール部52を備え、リテーナ4aを介して
ルーフサイド1に取付けられている。 【0012】中空シール部52の一般部521の車室内
側の端部にはシール部52をドアガラス3に向けて山形
に膨出せしめたリップ部522が形成してある。リップ
部522は両側の側壁522a,522bが空間をおい
て対向する中空状で、ドア閉時、中空シール部52の一
般部521がドアガラス3の端縁と当接し、リップ部5
22の先端がドアガラス3の内面に当接するようになっ
ている。 【0013】中空シール部52には更に、山形のリップ
部522の一方の側壁522aと一般部521の連接部
53がブリッヂ54で取付基部51に連結せしめてあ
る。山形のリップ部522は、一般部521側へ傾斜し
た姿勢となっており、リップ部522の一方の側壁52
2aとブリッヂ54とで、車室内方向へ突出するく字形
断面を形成している。そしてこのく字形断面のほぼ中央
屈曲部に一般部521が連結して、上記連接部53を
形成し、上記一方の側壁522aと、ブリッヂ54と、
一般部521とは全体が矢印形の断面形状となってい
る。 【0014】なお、図において、11はドリップレー
ル、12はモール、7はトリムである。 【0015】図1(B)は、センタピラー2(図3)に
沿って取付けられたウエザストリップを示すものであ
る。センタピラー2は、外板21および内板22とで閉
断面構造となっている。外板21は断面山形で、同じく
断面山形のリテーナ4bが固着してある。ウエザストリ
ップ6Aは、取付基部61および中空シール部62を備
えた一対のウエザストリップから成り、それぞれがリテ
ーナ4bの前面側および後面側に取付けられており、そ
れぞれの中空シール部62に、フロントドアおよびリヤ
ドアのドアガラス3の後端縁および前端縁が押付けられ
るようになっている。1対のウエザストリップ6Aは対
向端で結合された一体構造となっている。 【0016】1対のウエザストリップ6Aの構造は実質
的に同一であって、フロント側のウエザストリップによ
り説明する。中空シール部62の一般部621の車室内
側の端部には、中空シール部62が山形に膨出するリッ
プ部622が形成してある。リップ部622は中空状
、両側の側壁622a,622bが空間をおいて対向
しドアガラス3の端縁に当接する一般部621方向に傾
斜した姿勢となっており、先端がドアガラス3の内面に
当接する。 【0017】上記一般部621と、リップ部622の一
方の側壁622aとの連接部63はブリッヂ64で取付
基部61に連結せしめられている。上記側壁622aと
ブリッヂ64は車室内方向へ突出するく字形の断面を形
成し、そのほぼ中央の屈曲部に連接する一般部621と
で矢印形状の断面を形成している。図において7はトリ
ムである。 【0018】上記ウエザストリップ5A,6Aは実質的
に同一のシール作用をなすものであって、その作用をウ
エザストリップ6Aについて、図2により説明する。 【0019】降雨時、雨水は中空シール部62の一般部
621と、ドアガラス3の端縁との当接部でシールさ
れ、ドアガラス3の内側に侵入しない。高圧洗車時に、
離れた場所から洗車水を吹き付けた場合も、上記当接部
のシールにより洗車水は侵入しない。 【0020】洗車機の放水口8を1m 程度ないしそれよ
りも近ずけて洗車すると、水圧によって一般部621が
破線で示すように押込まれて、ドアガラス3の端縁との
間に口開きが生じ、中空シール部61とドアガラス3と
の間から水が侵入する。このとき水圧で押込まれた一般
部621により、リップ部622の側壁622aは矢印
1 方向に引かれる。これによりリップ部622は広げ
られつつ立上り姿勢となり、その先端は矢印P2 方向に
移行しようとし、ドアガラス3との密着力が増加し、ド
アガラス3の内側から水が更に車室内へ侵入するのを防
止する。 【0021】また、多量の水がドアガラス3の内側の空
間に侵入して該空間が一時的に充填された場合、リップ
部622には、矢印P1 と逆方向の水圧が作用し、リッ
プ部622を原姿勢に戻そうとする。これにより一般部
621は車室内方向へ引かれ、洗車機からの洗車水の水
圧に抗して引き上げられる方向に動き、ドアガラス3の
端縁とのシール力が増し、上記空間への水の侵入を防
ぐ。従って上記空間内の水圧は増加せず、リップ部62
2の先端のシール性が維持される。なお、上記空間内に
入った水は、次第にウエザストリップ6Aの下端方向へ
流れ、下端からドア開口縁を伝って車外に排除される。 【0022】以上、ウエザストリップ6Aのリップ部6
22の作用について説明したが、ウエザストリップ5A
のリップ部522も実質的に同様の作用をなす。 【0023】 【発明の効果】自動車のドア開口のルーフサイドおよび
センタピラーに沿って取付けられる本発明のウエザスト
リップにおいては、高圧洗車水によってシール部が押込
まれて水がドアガラス内に侵入しても、ドアガラスの内
側でリップ部により完全にシールされるから、水が車室
内に侵入するおそれはない。またリップ部は、洗車時に
シール部が押込まれたときにドアガラスに対する圧接力
が大きくなる構造とされているので、常時は小さい圧接
力に設置でき、従ってリップ部によってドアおよびドア
ガラスの閉力が大きくなることはない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示すもので、図1(A)はル
ーフサイドに沿うウエザストリップの図3のA−A線に
沿う位置での取付状態断面図、図1(B)はセンタピラ
ーに沿うウエザストリップの図3のB−B線に沿う位置
での取付状態断面図である。 【図2】本発明のウエザストリップの高圧洗車時の作動
を示す図である。 【図3】本発明のウエザストリップが適用される自動車
の斜視図である。 【図4】従来のウエザストリップを示すもので、図4
(A)は図1(A)対応図、図4(B)は図1(B)対
応図である。 【符号の説明】 1 ルーフサイド 2 センタピラー 3 ドアガラス 4a,4b リテーナ 5,5A,5B,6A,6B ウエザストリップ 51,61 取付基部 52,62 中空シール部 521,621 一般部 522,622 リップ部 522a,522b,622a,622b リップ部の
側壁 53,63 連接部 54,64 ブリッヂ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車ボデーのドア開口縁に沿ってリテ
    ーナを介して取付けられる取付基部と、取付基部に一体
    形成されてドア閉時にドアガラスの周縁に当接する中空
    シール部を備えたウエザストリップにおいて、中空シー
    ル部のドアガラスの周縁に当接する一般部の車室内側の
    端部に、ドアガラスに向けて山形に膨出して両側の側壁
    が空間をおいて対向し先端がドアガラスの内面に当接す
    中空状のリップ部を形成するとともに、上記一般部か
    ら上記リップ部の一方の側壁に連なる連接部と上記取付
    基部とをつなぐブリッヂを設けて上記リップ部の一方の
    側壁と上記ブリッヂとで、車室内方向へ突出するく字形
    でそのほぼ中央の屈曲部を上記連接部とする断面形状に
    形成し、上記リップ部の一方の側壁、上記ブリッヂおよ
    び上記一般部とで構成される断面形状を矢印状としたこ
    とを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
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