JP3440766B2 - 無端駆動体使用の搬送設備 - Google Patents

無端駆動体使用の搬送設備

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JP3440766B2 JP17874097A JP17874097A JP3440766B2 JP 3440766 B2 JP3440766 B2 JP 3440766B2 JP 17874097 A JP17874097 A JP 17874097A JP 17874097 A JP17874097 A JP 17874097A JP 3440766 B2 JP3440766 B2 JP 3440766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車組
み立て工場において、車体を天井側の一定経路上で搬送
するときなどに採用される無端駆動体使用の搬送設備に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送設備には、無端駆動
体の反転部分にテークアップ装置が設けられる。このよ
うなテークアップ装置としては、たとえば実開平6−5
4618号に見られる構成が提供されている。すなわ
ち、固定フレームに支持案内されて移動自在な可動体が
設けられ、この可動体を移動させるシリンダが設けられ
ている。そして可動体には、エンドレス・チェーンを案
内するためのチェーン・ホイールが設けられている。
【0003】またエンドレス・チェーンとしては、たと
えば実開昭59−131357号に見られる構成が提供
されている。すなわち、トロリ案内用レールに案内され
るトロリ装置と、トロリ案内用レールの上方に配設され
たトロリ駆動装置用レールに案内されるトロリ駆動装置
(エンドレス・チェーン)とが設けられ、そしてトロリ
装置は、フロントトロリやリヤトロリなどにより構成さ
れている。フロントトロリには、トロリ駆動装置からの
駆動突起に対して、その昇降により係脱自在な受動ドッ
グと、この受動ドッグに連動しかつ上下揺動自在な動作
レバーとが設けられている。また駆動突起は、所定ピッ
チ置きに複数が設けられている。
【0004】このような従来構成において、トロリ駆動
装置による駆動ライン長さは、組み立て施工時に、また
は施工後の変更時に決定される。その際に、駆動チェー
ンの長さの変化は、前述したように駆動突起が常に所定
のピッチで位置されるように、このピッチの単位で行わ
れる。これにより、トロリ装置、すなわち、被搬送物の
搬送間隔が適正に確保される。
【0005】ところで、上記した従来のテークアップ装
置は、チェーンの伸びによる緩みなどの吸収を行うが、
その際に、前述したような施工後の変更など、駆動ライ
ン長さが大きく変化するときには対処できない。
【0006】そのため、たとえば固定枠体側に前後移動
自在な第1の可動体を設けるとともに、この第1の可動
体側に同方向へ移動自在な第2の可動体を設け、この第
2の可動体に反転用の案内輪体を設けた構成が考えられ
ている。この場合、第1の可動体の移動量(ストロー
ク)を大きく設定して、駆動ライン長さが大きく変化す
ることに対処しており、そして第1の可動体に対して第
2の可動体の移動量(ストローク)を小さく設定して、
チェーンの伸びによる緩みなどの吸収を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した二台
の可動体を使用する形式においては、構造が大型化、複
雑化するとともに、高価となる。特に、自動車組み立て
工場のように、無端駆動体が多数箇所で使用され、しか
も組み立てライン(駆動ライン長さ)が頻繁に変わる場
合、この形式の採用は経済的に不利となる。
【0008】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、駆動ライン長さが大きく変化したときや、テークア
ップに対して容易に対処し得、しかも構造を小形化、簡
素化し得るとともに、全体を安価にし得る無端駆動体使
用の搬送設備を提供することを目的としたものである。
【0009】また、伝動体の所定ピッチに基づく長さ変
化に対して容易に対処し得る無端駆動体使用の搬送設備
を提供することを目的としたものである。
【0010】前述した目的を達成するために、本発明の
うちで請求項1記載の無端駆動体使用の搬送設備は、案
内用レールと、この案内用レールに支持案内されて移動
される無端駆動体と、反転部に設けられたテークアップ
装置とからなり、前記無端駆動体は、ローラ群を有する
駆動チェーンであって、この駆動チェーンの所定ピッチ
置きの複数箇所に伝動体が設けられ、前記テークアップ
装置は、固定枠体側に支持案内されて前後方向に移動自
在な可動体と、この可動体を前後移動させる作動装置と
を有するとともに、前記可動体には、反転レール部に対
応して無端駆動体反転用の案内輪体が設けられ、さらに
テークアップ装置の案内用レールは、固定枠体に取り付
けられかつテークアップ装置に対向された一対の固定レ
ール部の端部に接続自在な左右一対の接続レール部と、
可動体に設けられた反転レール部と、この反転レール部
と前記接続レール部との間に設けられた伸縮レール部と
により構成され、前記固定枠体の前端に接続自在な継ぎ
足し枠体が設けられ、この継ぎ足し枠体と固定枠体およ
び継ぎ足し枠体間の接続は、連結具を継ぎ足し枠体端部
に設けたブラケット間に作用させることにより行い、
ぎ足し枠体には、固定レール部と接続レール部との相対
向した端部間で接続自在な継ぎ足しレール部が設けら
、この継ぎ足しレール部の長さは、伝動体の所定ピッ
チに対して、整数分の一状または整数倍状であることを
特徴としたものである。
【0011】したがって請求項1の発明によると、駆動
チェーンによる駆動ライン長さは、組み立て施工時に、
または施工後の変更時に決定される。その際に、駆動チ
ェーンの長さの変化には、継ぎ足し枠体を固定枠体の前
端に接続させ、そして、固定レール部と接続レール部と
の相対向した端部間で継ぎ足しレール部を接続させるこ
とで対処し得る。また、駆動チェーンは、ローラ群を介
して案内用レールに支持案内されかつ案内輪体に巻回さ
れて移動し得、所定のピッチ置きの伝動体を移動し得
る。加えて、整数分の一状の継ぎ足し枠体を継ぎ足すこ
とにより、または整数倍状の継ぎ足し枠体を継ぎ足すこ
とにより、伝動体の所定ピッチに基づく長さ変化に対処
し得る。
【0012】また本発明の請求項2記載の無端駆動体使
用の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成におい
て、継ぎ足し枠体は、単数または複数であって、複数を
継ぎ足したとき、隣接した継ぎ足しレール部間が接続自
在であることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項2の発明によると、整数
分の一状の継ぎ足し枠体を単数個または複数個で継ぎ足
すことにより、または整数倍状の継ぎ足し枠体を単数個
または複数個で継ぎ足すことにより、伝動体の所定ピッ
チに基づく長さ変化に対処し得る。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
被搬送物を天井側の一定経路上で搬送する吊下げ搬送設
備(無端駆動体使用の搬送設備の一例)に採用した状態
として、図に基づいて説明する。
【0019】図6〜図8において、吊下げ搬送設備1
は、レール装置10と、このレール装置10側で支持案
内される搬送装置20などにより構成される。前記レー
ル装置10は、I字型材からなり上位に配置された第1
レール(案内用レールの一例)11と、C字型材からな
りその開放部が相対向されて下位に配置された左右一対
の第2レール12と、並行した各レール11,12間を
連結するためにレール長さ方向の所定箇所に設けられる
中間部ヨーク材15ならびに端部ヨーク材16などから
構成される。
【0020】前記ヨーク材15,16は、その天板部に
おける中央部の下縁が、第1レール11の上面に両面か
ら溶接13され、また両側板部における下部の内側縁
が、第2レール12の外面に両面から溶接13されるこ
とで、並行した各レール11,12間の連結を行ってい
る。これにより、所定長さ(たとえば6m)の分割レー
ル装置が構成される。
【0021】このような分割レール装置は、施工現場に
おいて、直線状に接続される。すなわち、各レール1
1,12のレール端面がレール長さ方向において相対向
(相当接)された状態で、端部ヨーク材16間が連結具
17を介して連結される。ここで連結具17は、たとえ
ばボルト、ナット、ワッシャなどにより構成される。以
上の11〜17などによりレール装置10が構成され
る。なお、前記ヨーク材15,16のうち、天井梁の下
方に位置されるヨーク材15,16は、この天井梁側か
らのブラケット5に、ボルトナットなどの連結具6を介
して連結される。
【0022】上記したように構成されたレール装置10
においては、第2レール12が移動体の支持案内を行
い、第1レール11が、前記移動体に移動力を付与する
駆動チェーンの支持案内を行う。
【0023】すなわち移動体の一例であるトロリ装置2
1は、フロントトロリ22と、フリートロリ23と、リ
ヤトロリ24と、フロントトロリ22とフリートロリ2
3との間を連結する連結体25と、フリートロリ23な
らびにリヤトロリ24から連設したトラニオン用ピン2
6の間を連結する連結フレーム27などから構成され
る。そして各トロリ22,23,24には、前記第2レ
ール12に嵌合して支持案内される案内用ホイール28
と、両第2レール12の下位板部の端面間に位置して案
内される振れ防止用ホイール29とがそれぞれ設けられ
る。
【0024】前記フロントトロリ22には、駆動チェー
からの伝動体(後述する。)に対して係脱自在な受動
体30が昇降自在に設けられるとともに、中間をして横
軸31を介して上下揺動可能に取り付けられた動作レバ
ー32が前方に延設され、そして動作レバー32の後端
と受動体30の下端とがピンを介して連結されている。
したがって動作レバー32と受動体30とは、動作レバ
ー32の前端が上動するときに受動体30が下降するよ
うに連動される。
【0025】前記フロントトロリ22の上端で前記受動
体30の後方の位置には、伝動体と受動体30との係合
時に、受動体30が前方へ暴走するのを阻止する暴走阻
止体(ホールドドッグ)33が設けられる。この暴走阻
止体33はピンを介して前後揺動自在に構成されてお
り、通常においては、その上端が伝動体の移動経路内に
突入すべくウエイト部により付勢される。なお他方のリ
ヤトロリ24には、前記動作レバー32を上動させるカ
ムテール34が後方に延設されている。
【0026】前記トロリ装置21には、被搬送物の支持
装置35が取り付けられる。すなわち支持装置35は、
両トラニオン用ピン26の下端に取り付けられたCネッ
ク36と、これらCネック36の下部に取り付けられて
下方に延びる腕37と、この腕37の下端に水平状に設
けられた支持部38などから構成される。39は被搬送
物を示す。
【0027】前記第1レール11に支持案内されて前記
トロリ装置21に移動力を付与する無端駆動体である
動チェーン40は、リンクチェーン部41や、このリン
クチェーン部41のチェーン長さ方向における複数箇所
に設けられるトロリ部42や、このトロリ部42の近く
において前記リンクチェーン部41の所定ピッチP置き
の複数箇所から垂設された伝動体46などにより構成さ
れ、この伝動体46に前記受動体30が係脱自在とな
る。
【0028】前記トロリ部42は、前記リンクチェーン
部41におけるセンターリンクに設けられた左右一対の
トロリ体43と、これらトロリ体43の一端(上部)に
左右方向軸44を介して遊転自在に設けられたローラ4
5などにより構成され、これらローラ45が、前記第1
レール11の下板部における上面に支持案内される。な
お、駆動チェーン40は、無端駆動体反転用の一対の案
内輪体47,48間に巻回され、そして、たとえばリン
クチェーン部41に係合されるキャタピラ形式の駆動部
49により駆動されている。
【0029】前記案内輪体47,48のうち、一方の案
内輪体47は一方の反転部Aに定置され、また他方の案
内輪体48は、他方の反転部Bに設けられたテークアッ
プ装置50に配設されている。そして両反転部A,B間
において、前記第1レール11は左右一対が平行して配
置され、その際に、テークアップ装置50に対向された
端部が固定レール部11aとされている。
【0030】前記テークアップ装置50は図1〜図4に
示すように、平枠状の固定枠体51を有し、この固定枠
体51には、相対向した一対のガイドレール52が一体
に設けられている。そして、これらガイドレール52に
支持案内される複数の車輪(ローラなど)53を介して
可動体54が設けられ、この可動体54は平枠状で、前
記固定枠体51側に支持案内されて前後方向に移動自在
(図1、図2の実線と仮想線を参照)に構成される。
【0031】前記固定枠体51の後端上部と前記可動体
54の中間上部との間にはシリンダー装置(作動装置の
一例)55が設けられ、以てシリンダー装置55の伸縮
動によって、可動体54が前後移動されるように構成さ
れている。なお可動体54は、ワイヤー56やウエイト
(図示せず)によって、常に後退方向に付勢されてい
る。
【0032】前記テークアップ装置50の部分における
案内用レール58は、固定枠体51にブラケット59を
介して取り付けられかつ前記固定レール部11aの端部
に接続自在な左右一対の接続レール部58Aと、可動体
54の下面に固定された反転レール部58Bと、この反
転レール部58Bと前記接続レール部58Aとの間に設
けられた伸縮レール部58C(なお、伸縮レール部58
Cとしては、従来と同様の構成、すなわち、実開平2−
22906号などと同様の構成が採用される。)とによ
り構成されている。そして前記案内輪体48は、前記反
転レール部58Bに対応した状態で、前記可動体54か
ら垂下された縦軸57に回転自在に設けられている。
【0033】前記固定枠体51の前端に接続自在な継ぎ
足し枠体60が設けられる。この継ぎ足し枠体60に
は、固定レール部11aと接続レール部58Aとの相対
向した端部間で接続自在な左右一対の継ぎ足しレール部
61が設けられている。そして継ぎ足しレール部61の
長さLは、伝動体46の所定ピッチPに対して、整数分
の一(1/2,1/3など)状または整数倍状に構成さ
れている。この実施の形態において継ぎ足しレール部6
1の長さLは、伝動体46の所定ピッチPに対して(ほ
ぼ)1/2に構成されている。
【0034】前記継ぎ足し枠体60は、二個(単数また
は複数)が継ぎ足され、二個(複数)が継ぎ足されたと
き、隣接した継ぎ足しレール部61間が接続自在に構成
されている。なお、固定枠体51と継ぎ足し枠体60と
の接続や継ぎ足し枠体60間の接続は、連結具65を、
枠体端部に設けたブラケット66間に作用させることで
行われる。
【0035】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。駆動チェーン40による駆動ライン長さ
は、組み立て施工時に、または施工後の変更時に決定さ
れる。その際に、駆動チェーン40の長さの変化は、伝
動体46が常に所定のピッチPで位置されるように、こ
のピッチPの単位で行われる。すなわち、たとえば図5
に示すように、固定レール部11aと接続レール部58
Aとが接続されて、継ぎ足し枠体60などが介在されて
いない状態から、ピッチPの二単位分を延長(増設)さ
せるとき、図1、図2に示すように、二個の継ぎ足し枠
体60が介在される。
【0036】その際に、継ぎ足し枠体60の継ぎ足し接
続は、ブラケット66間に連結具65を作用させること
で行える。このとき、継ぎ足しレール部61の長さL
が、伝動体46の所定ピッチPに対して1/2であるこ
とから、二個の継ぎ足しにより、左右の一方で一単位分
に対応し、左右の両方で二単位分に対応することにな
る。
【0037】このようにして、所期の組み立てなどを行
った後、テークアップ装置50により駆動チェーン40
の張力調整が行われる。すなわち、シリンダー装置55
の収縮動によって可動体54が後退移動されることで、
駆動チェーン40の張力が調整される。その際に、案内
用レール58では、伸縮レール部58Cの伸縮動によっ
て、所期の支持案内機能は維持される。
【0038】レール装置10の所期の組み立てや変更、
ならびに搬送装置20の組み込みなどを終えた運転時に
おいて、トロリ装置21の移動は、図6、図7に示すよ
うに、伝動体46を受動体30に係合させることによ
り、駆動チェーン40の移動力を受けて一定経路上で行
われる。このとき動作レバー32はその前端側が下動し
ている。このような移動中にトロリ装置21側が暴走し
ようとしたとき、伝動体46の後面に対して暴走阻止体
33が当接することから、その暴走は阻止される。
【0039】上述したような運転時において、トロリ装
置21は、その案内用ホイール28が第2レール12に
嵌合して支持案内され、そして振れ防止用ホイール29
が第2レール12の下位板部の端面間に位置して案内さ
れることで、大きく振れることもなく、一定経路上を安
定して移動される。また駆動チェーン40は、そのロー
ラ45が第1レール11、継ぎ足しレール部61、案内
用レール58の各レール部58A,58B,58Cに支
持案内されて円滑に移動される。
【0040】上記した実施の形態では、搬送設備として
吊下げ搬送設備1が示されているが、これは台車を移動
させるフロア式搬送設備であってもよい。上記した実施
の形態では、レール装置10として、I字型材からなる
第1レール11とC字型材からなる第2レール12との
組み合わせ形式が示されているが、これは第1レール
も、C字型材からなりその開放部が相対向されて左右一
対に配置された形式とするなど、種々な組み合わせ形式
が可能である。
【0041】上記した実施の形態では、作動装置として
シリンダー装置55が示されているが、これはねじ軸形
式などを適宜使用するものであってもよい。上記した実
施の形態では、伝動体46に対して受動体30を係脱動
させているが、これは受動体30に対して伝動体46を
係脱動させる構成であってもよい。
【0042】上記した本発明の請求項1によると、駆動
チェーンによる駆動ライン長さを、組み立て施工時に、
または施工後の変更時に決定する際に、駆動チェーン
長さの変化には、継ぎ足し枠体を固定枠体の前端に接続
させ、そして、固定レール部と接続レール部との相対向
した端部間で継ぎ足しレール部を接続させることで対処
できる。このように、駆動ライン長さが大きく変化した
ときや、テークアップに対して容易に対処でき、しかも
構造を小形化、簡素化できるとともに、全体を安価に提
供できる。また、駆動チェーンは、ローラ群を介して案
内用レールに支持案内されかつ案内輪体に巻回されて移
動でき、所定のピッチ置きの伝動体を安定して移動でき
る。加えて、整数分の一状の継ぎ足し枠体を継ぎ足すこ
とにより、または整数倍状の継ぎ足し枠体を継ぎ足すこ
とにより、伝動体の所定ピッチに基づく長さ変化に対し
て容易に対処できる。
【0043】また上記した本発明の請求項2によると、
整数分の一状の継ぎ足し枠体を単数個または複数個で継
ぎ足すことにより、または整数倍状の継ぎ足し枠体を単
数個または複数個で継ぎ足すことにより、伝動体の所定
ピッチに基づく長さ変化に対して容易に対処できる。
【0044】
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、無端駆動体
使用の搬送設備におけるテークアップ装置部分の継ぎ足
し時の側面図である。
【図2】同無端駆動体使用の搬送設備におけるテークア
ップ装置部分の継ぎ足し時の平面図である。
【図3】同無端駆動体使用の搬送設備におけるテークア
ップ装置部分の接続レール部の正面図である。
【図4】同無端駆動体使用の搬送設備におけるテークア
ップ装置部分の反転部の正面図である。
【図5】同無端駆動体使用の搬送設備におけるテークア
ップ装置部分の継ぎ足していない時の側面図である。
【図6】同無端駆動体使用の搬送設備の要部の側面図で
ある。
【図7】同無端駆動体使用の搬送設備の要部の一部切り
欠き正面図である。
【図8】同無端駆動体使用の搬送設備の概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 吊下げ搬送設備(無端駆動体使用の搬送設備) 10 レール装置 11 第1レール(案内用レール) 11a 固定レール部 12 第2レール 20 搬送装置 21 トロリ装置(移動体) 30 受動体 35 支持装置 39 被搬送物 40 駆動チェーン(無端駆動体) 41 リンクチェーン部 45 ローラ 46 伝動体 48 案内輪体 50 テークアップ装置 51 固定枠体 54 可動体 55 シリンダー装置(作動装置) 58 案内用レール 58A 接続レール部 58B 反転レール部 58C 伸縮レール部 60 継ぎ足し枠体 61 継ぎ足しレール部 A 反転部 B 反転部 P 伝動体46の所定ピッチ L 継ぎ足しレール部61の長さ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65G 35/00 B65G 35/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 21/02 B65G 21/22 B65G 23/44 B65G 35/00 B61B 10/00 B61B 10/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内用レールと、この案内用レールに支
    持案内されて移動される無端駆動体と、反転部に設けら
    れたテークアップ装置とからなり、前記無端駆動体は、
    ローラ群を有する駆動チェーンであって、この駆動チェ
    ーンの所定ピッチ置きの複数箇所に伝動体が設けられ、
    前記テークアップ装置は、固定枠体側に支持案内されて
    前後方向に移動自在な可動体と、この可動体を前後移動
    させる作動装置とを有するとともに、前記可動体には、
    反転レール部に対応して無端駆動体反転用の案内輪体が
    設けられ、さらにテークアップ装置の案内用レールは、
    固定枠体に取り付けられかつテークアップ装置に対向さ
    れた一対の固定レール部の端部に接続自在な左右一対の
    接続レール部と、可動体に設けられた反転レール部と、
    この反転レール部と前記接続レール部との間に設けられ
    た伸縮レール部とにより構成され、前記固定枠体の前端
    に接続自在な継ぎ足し枠体が設けられ、この継ぎ足し枠
    体と固定枠体および継ぎ足し枠体間の接続は、連結具を
    継ぎ足し枠体端部に設けたブラケット間に作用させるこ
    とにより行い、継ぎ足し枠体には、固定レール部と接続
    レール部との相対向した端部間で接続自在な継ぎ足しレ
    ール部が設けられ、この継ぎ足しレール部の長さは、伝
    動体の所定ピッチに対して、整数分の一状または整数倍
    状であることを特徴とする無端駆動体使用の搬送設備。
  2. 【請求項2】 継ぎ足し枠体は、単数または複数であっ
    て、複数を継ぎ足したとき、隣接した継ぎ足しレール部
    間が接続自在であることを特徴とする請求項1記載の無
    端駆動体使用の搬送設備。
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