JP3440021B2 - 廃棄物の選別装置 - Google Patents

廃棄物の選別装置

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JP3440021B2
JP3440021B2 JP07944199A JP7944199A JP3440021B2 JP 3440021 B2 JP3440021 B2 JP 3440021B2 JP 07944199 A JP07944199 A JP 07944199A JP 7944199 A JP7944199 A JP 7944199A JP 3440021 B2 JP3440021 B2 JP 3440021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般系廃棄物及
び建設廃棄物処理施設などに使用する廃棄物の選別装
置、特に比重の異なる複合廃棄物の選別処理に際してテ
ープ類など長尺物を切断して排出するのに好適な選別装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の選別装置として、例えば
この発明の出願人が先に提案した廃棄物の選別装置が知
られている(特開平8-173908号公報)。
【0003】この選別装置は、一端側上部に廃棄物供給
口、他端側に同排出口を有する箱型中空本体を振動手段
により振動可能に設け、該箱型中空本体内の高さ方向中
間位置に前記供給口から供給される廃棄物をふるい落と
しながら排出口側へ搬送する多孔部材をほぼ水平に設
け、この多孔部材は供給口側略半部が多数の篩孔を有す
る篩部に形成され、かつ同排出口側の略半部が多数の風
選孔を有する風選部に形成されており、篩部の篩孔は廃
棄物の搬送方向に所定の間隔をおいて複数個、該搬送方
向に傾斜して重合配設された傾斜板間に設けられてお
り、風選部の風選孔は平板の表面に多数形成した凹部の
廃棄物搬送方向とほぼ平行となる相対向する側壁に設け
られており、多孔部材の篩部と風選部の境界下部に仕切
壁を設け、この仕切壁で仕切った篩部の下方を篩部用区
画室に形成するとともに、風選部の下方を風選部用区画
室に形成し、この篩部用区画室に篩下物排出口を設け、
また風選部用区画室に空気供給口を設け、風選部の上方
に吸引フードを設け、多孔部材の風選部の下流側端部に
排出トラフをほぼ水平に連接して設け、この排出トラフ
の上方に金属回収用磁選機を設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
選別装置においては、廃棄物のうち、特にビデオテー
プ、ラジオテープをはじめとするテープ類などの長さが
非常に長いもの(長尺物)の連続通過に問題があった。
すなわち、長尺物としてのテープ類の一端が吸引フード
に吸引され、他端が金属物に絡み付いたまま金属回収用
磁選機により回収される金属物とともに一緒に引っ張ら
れて排出される結果、何れかの方法に吸引、金属物側に
引っ張られることなく両端がバランスしてしまい、排出
されないので、排出トラフ上に跨って残ったままになる
ことがしばしば発生し、このようなことが重なって多数
のテープ類が排出トラフ上に残って増えると、ひいては
廃棄物の振動搬送の妨げとなり、選別処理に支障をきた
すことがあった。
【0005】そこでこの発明は、前記従来の問題を解決
し、テープ類など長尺物を切断して簡単に排出できて排
出トラフ上に残留することがないようにでき、廃棄物の
円滑な振動搬送を可能とする廃棄物の選別装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、一端側上部に廃棄物供給口、他
端側に同排出口を有する箱型中空本体を振動手段により
振動可能に設け、該箱型中空本体内の高さ方向中間位置
に供給口から供給される廃棄物をふるい落としながら排
出口側へ搬送する多孔部材をほぼ水平に設け、この多孔
部材は供給口側略半部が多数の篩孔を有する篩部に形成
され、かつ同排出口側の略半部が多数の風選孔を有する
風選部に形成されており、多孔部材の篩部と風選部の境
界下部に仕切壁を設け、この仕切壁で仕切った篩部の下
方を篩部用区画室に形成するとともに、風選部の下方を
風選部用区画室に形成し、この篩部用区画室に篩下物排
出口を設け、また風選部用区画室に空気供給口を設け、
風選部の上方に吸引フードを設け、多孔部材の風選部の
下流側端部に排出トラフをほぼ水平に連接して設け、こ
の排出トラフの上方にベルト式の金属回収用磁選機を廃
棄物の搬送方向と交叉する向きに設けた廃棄物の選別装
置において、金属回収用磁選機の廃棄物搬送方向前部の
吸引フード側の側方で、かつ下方にテープ類など長尺物
切断用のカッタを設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、一端側上部に廃棄物供
給口、他端側に同排出口を有する箱型中空本体を振動手
段により振動可能に設け、該箱型中空本体内の高さ方向
上部側位置に供給口から供給される廃棄物をふるい落と
しながら排出口側へ搬送する多孔部材をほぼ水平に設
け、この多孔部材は供給口側略半部が多数の篩孔を有す
る篩部に形成され、かつ同排出口側の略半部が多数の風
選孔を有する風選部に形成されており、多孔部材の篩部
の下方に磁気選別部を設けるとともに、該磁気選別部に
金属片排出口を設け、多孔部材の風選部の下方を風選部
用区画室に形成するとともに、該風選部用区画室に空気
供給口を設け、風選部用区画室の下方であって、磁気選
別部と隣接した位置に風力併用形篩部を設けるととも
に、該風力併用形篩部に篩上物排出口を設け、風力併用
形篩部の下方を風力併用形篩部用区画室に形成するとと
もに、該区画室に篩下物排出口と空気供給口を設け、ま
た風力併用形篩部の上方に吸引フードを設け、多孔部材
の風選部の下流側端部に排出トラフをほぼ水平に連接し
て設け、この排出トラフの上方にベルト式の金属回収用
磁選機を廃棄物の搬送方向と交叉する向きに設けた廃棄
物の選別装置において、金属回収用磁選機の廃棄物搬送
方向前部の吸引フード側の側方で、かつ下方にテープ類
など長尺物切断用のカッタを設けたことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施の形態の
選別装置を示す概略正面図、図2は図1のII−II線に沿
う同概略側面図である。両図において、1は風力併用形
の箱型振動篩としての選別装置を示し、この選別装置1
は一端側上部に廃棄物供給口2、他端側に同排出口3を
有し、水平か、排出口3側が下側となるように傾斜(10
°位まで)した横長な箱型中空本体4と、該本体内の高
さ方向中間位置にほぼ水平に設けられ供給口2から供給
される廃棄物をふるい落としながら排出口3側へ搬送す
る多孔部材5と、本体4を図1に矢印Aで示す斜め方向
に振動させる振動手段6とを具えている。本体4は下端
ブラケット4aを介して斜設された揺動レバー10及び該
レバー10と直角方向に配設されたスプリング11で支持さ
れて機台9上に設置され、機台9はベース7上にばね8
を介して設置されている。振動手段6は本体4と機台9
の支持台12の間に設けた振動部13と、支持台12上に設け
たモータ14とからなっている。本体4の機台9などを含
む支持機構及び振動手段6はあくまでも一例であって、
他の同様な機構等に置き換えてもよいことは言うまでも
ない。
【0010】多孔部材5は該部材の供給口2側略半部が
多数の篩孔5bを有する篩部5aに形成され、かつ同排
出口3側略半部が多数の風選孔5fを有する風選部5c
に形成されている。風選部5cは立て壁5iにより上段
(上流側)の風選部5c1と下段(下流側)の風選部5
c2とからなる1つの段差をもった階段状の構造となっ
ている。篩部5aは図3(A),(B)に示すように両側板
51cを介して廃棄物の搬送方向に所定の間隔をおいて複
数個、該搬送方向に傾斜して重合配設された略くの字状
断面の折曲板(傾斜板)51aで形成され、該折曲板51a
間が篩孔5bに形成されている。この例では折曲板51a
の上部側が櫛歯部51bに形成され、該櫛歯部51bにも篩
孔5bと連通する篩補助孔51b´が廃棄物の搬送方向と
直角方向に複数個形成されている。篩補助孔51b´は隣
接する折曲板51a間においては互い違いに形成されてい
る。51eは最下流側の折曲板51aと隣接してその下流側
に設けられ、折曲板51aとともに篩部5aを構成する平
板である。尚、篩部5aを上流側から下流側に向けて下
向きに傾斜(20°〜30°)させて、軽量物の流下速度を
上げるようにすることもできる。風選部5cはこの例で
は1つの段差をもった階段構造となっているが、段差を
2つ以上設けて2段以上の階段構造にしてもよいことは
勿論である。また風選部5cの上段風選部5c1と下段
風選部5c2は図4,5にその一部を示すように、全体
が水平の平板5dで形成され、平板5dの表面に平板5
dの板厚よりも大きく凹んだ凹部5eが複数個、所定間
隔をおいて同向きの直列状に、かつ千鳥状に複数列にわ
たり一体に形成され、凹部5eの長手側となる相対向す
る側壁(図4に示す凹部5eの廃棄物搬送方向Bとほぼ
平行となる側壁)に風選孔5fが設けられている。凹部
5eの短手側となる相対向する側壁は底壁に向けて傾斜
壁5gに形成されている。このように傾斜壁5gにした
のは比重の軽い廃棄物が凹部5eに引っ掛るのを防止す
るためである。5hは風選部5cの排出口3側端に設け
た制量堰である。
【0011】15は篩部5aと風選部5cの境界下部に設
けられた仕切壁で、この仕切壁15により篩部5aの下方
が篩部用区画室16に形成され、風選部5cの下方が風選
部用区画室17に形成されている。篩部用区画室16の仕切
壁15側下部には篩下物排出口18が設けられ、風選部用区
画室17には空気供給口19が設けられている。20は掃除用
蓋である。空気供給口19には送風機21が配管22を介して
接続され、送風機21からの空気を調節用バルブ23を経て
風選用区画室17に供給できるようになっている。この例
では風選部5cの風選孔5fを通る空気の通過速度は約
0.5〜50m/秒に設定されている。また、24は本体4の上
壁に風選部5cに対向するように設けた排気口で、この
排気口24に末広がり状の吸引口26を有する吸引フード25
が嵌装され、その上部が装置外に設置した架台27で支持
されている。28は排気口24の上部に設けられたフレキシ
ブルチューブである。各吸引フード25には導管29を介し
てサイクロンなどの捕集機30及び排風機31が接続されて
いる。32は調節用バルブである。図1において37は排出
トラフで、多孔部材5の終端部、すなわち風選部5cの
下段風選部5c2の下流側端部に水平に連接して設けら
れている。この排出トラフ37の排出口3から本体4の外
側に突出した部分の上方にはベルト式の金属回収用磁選
機38が図示しない架台で支持されて、廃棄物の搬送方向
と直交する向きに、矢印方向に回転移動可能に設けら
れ、さらにこれより外側に突出した端部近くの下方には
アルミ回収用磁選機39(永久磁石又は電磁石を内蔵した
ドラム型選別機)が同様に図示しない架台で支持されて
回転可能に設けられている。
【0012】金属回収用磁選機38の廃棄物搬送方向前部
の吸引フード25と反対側の側方で、かつ下方には図6,
7にも示すようにテープ類など長尺物切断用のカッタ43
が設けられ、また金属回収用磁選機38の廃棄物搬送方向
前部の吸引フード25側の側方で、かつ下方には同様な長
尺物切断用のカッタ44が設けられている。カッタ43,44
は同構造からなり、その排出トラフ37側を向いた側縁に
鋸歯状刃43a,44aが形成され、略半部が排出トラフ37
の上に小隙間をおいて載るように位置し、他の略半部が
排出トラフ37より外側に位置するようにL形支持ブラケ
ット45,46を介して排出トラフ37に立設されている。
の例において、カッタ43,44は長尺物を切断できるもの
であれば、必ずしも図示の構造のものに限定されず、他
の構造のものでもよいし、配置位置も図示のものに限る
ものではない。
【0013】前記実施の形態の作用を説明する。建設廃
棄物(又は一般廃棄物)を図示省略した廃棄物破砕機に
よって破砕した後、搬送コンベヤなどにより直接搬送し
て供給口2から本体4内に投入する一方、送風機21から
の空気を配管22を経て空気供給口19から風選部用区画室
17内に供給する。これにより投入された廃棄物は多孔部
材5上を振動手段6、すなわちモータ14の起動による振
動部13の発振により、振動作用を受けながら排出口3側
へ搬送され、まず廃棄物のうち、石、コンクリート、陶
器、ガラスの砕片からなる不燃物が、篩孔5b(篩補助
孔51b′)を通り篩部用区画室16内に落下し、篩下物排
出口18から回収される。次いで、篩孔5b(篩補助孔51
b′)を通過しなかった篩上の比較的大きい廃棄物は、
多孔部材5の振動により風選部5c上をさらに排出口3
側に搬送され、風選部5c上で風選孔5fより噴出され
る空気によって比重の小さく、軽量のものが金属類から
離れて大きく上方へ浮上させられる。そして浮上させら
れた軽量の廃棄物、すなわち、軽量のプラスチックおよ
び紙類は、排風機31により空気とともに吸引口26から吸
引フード25内に吸引され、導管29を経て捕集機30に回収
される。浮上しない比較的重い廃棄物、主として木片、
混在する金属類、ゴム片は制量堰5hにより風選部5c
上で一時停溜される。そして、停溜中の木片などは制量
堰5hを乗越え、排出口3を経て排出トラフ37上に送ら
れる。排出トラフ37上の廃棄物は、まずその中の磁性金
属が金属回収用磁選機38により回収され、さらに排出ト
ラフ37の終端部においてアルミがアルミ回収用選別機39
により飛ばされて回収され、残ったものが可燃物とな
る。
【0014】この選別作用に際して、一端が吸引フード
25の吸引によりに引っ張られ、他端が金属回収用磁選機
38に吸着される金属物に絡まって一緒に排出口3を経て
排出トラフ37上に送られて排出されることにより、バラ
ンスして排出トラフ37上に残留しようとするテープ類な
ど長尺物は、図1,6に鎖線で示すようにカッタ43,44
の鋸歯状刃43a,44aに引っ掛かることにより切断さ
れ、一端側は吸引フード25に、他端側は金属物とともに
回転移動する磁選機38を経て排出される。したがって、
従来のように長尺物が排出トラフ37上に残留することが
なく、廃棄物の振動による円滑な搬送が中断することな
く継続される。前記カッタ43,44による長尺物の切断に
際しては、金属物に絡まりこの力の作用を受けて鋸歯状
刃43a,44aに引っ掛かる長尺物の当接力のほかに、カ
ッタ自体も本体4とともに振動するから、切断ができな
いという事態はほとんど起きない。
【0015】図8は他の実施の形態を示す概略正面図で
ある。この実施の形態においては排出トラフ37上へのカ
ッタ53,54の配設位置やその構造は前記実施の形態のも
のと同様であるが、該カッタが配設される選別装置の構
造が相違する。すなわち、この選別装置61の前記実施の
形態とほぼ同様のところには同一符号を付して説明を簡
略化するとともに、相違するところを主に簡単に説明す
ると、本体4内の下段側に磁気選別部17′及び風力併用
形篩部18′が前後(図面では左右)方向に隣接して設け
られている。磁気選別部17′は篩部5aの下方に配設さ
れ、排出口3側に向けて傾斜した傾斜壁17aと磁選機17
bとからなり、磁選機17bの下方には金属片排出口17c
が設けられている。風力併用形篩部18′は風選部5cの
下方に配設され、多孔板18aに多数の篩孔18bが形成さ
れ、篩孔18bの下方が風力併用形篩部用区画室19′に形
成されている。18cは篩上物排出口である。区画室19′
には空気供給口19aが設けられ、空気供給口19aには送
風機21が配管22cを介して接続され、送風機21からの空
気を調節用バルブ23cを経て区画室19′に供給できるよ
うになっている。19bは篩下物排出口である。20′は多
孔板18aの上方に設けられた吸引フードで、下部に吸引
口20aを有している。吸引フード20′には導管29cを介
してサイクロンなどの捕集機30c及び排風機31が接続さ
れている。32cは調節用バルブである。
【0016】15′は風選部5cの下方に形成された風選
部用区画室で、立て壁5iと垂直方向に面一に配置され
た仕切壁33により供給口側の吸引フード25aと相対向す
る前部区画室15aと、排出口側の吸引フード25bと相対
向する後部区画室15bと、の2室に形成され、両区画室
15a,15bにはそれぞれ空気供給口16a,16bが設けら
れている。各空気供給口16a,16bには送風機21がそれ
ぞれ配管22a,22bを介して接続され、送風機21からの
空気を調節用バルブ23a,23bを経て前、後部区画室15
a,15bに供給できるようになっている。37は排出トラ
フ、38は金属回収用磁選機38、39はアルミ回収用磁選機
である。
【0017】この実施の形態においても、前記実施の形
態と同様にテープ類など長尺物は、図8に鎖線で示すよ
うにカッタ53,54の鋸歯状刃に引っ掛かることにより切
断され、一端側は吸引フード25bに、他端側は金属物と
ともに回転移動する磁選機38を経て排出される。
【0018】
【発明の効果】請求項1又は2の発明は、前記のように
テープ類など長尺物切断用のカッタを金属回収用磁選機
の廃棄物搬送方向前部の吸引フード側の側方で、かつ下
方に設けたので、一端が吸引フードの吸引によりに引っ
張られ、他端が金属回収用磁選機に吸着される金属物に
絡まって一緒に排出口を経て排出トラフ上に送られて排
出されることにより、バランスして排出トラフ上に残留
しようとする長尺物を該カッタにより切断し、一端側を
吸引フードに、他端側を金属物とともに回転する磁選機
を経て確実に排出することができる。したがって、従来
のように長尺物が排出トラフ上に残留することがなく、
廃棄物の振動による円滑な搬送が中断することなく継続
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の選別装置を示す概略
正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う同概略側面図である。
【図3】篩部を示し、(A)はその平面図、(B)は(A)の
線B−Bに沿う断面図である。
【図4】風選部の平板の一部省略の平面図である。
【図5】風選部の平板に設けた凹部を示し、(A)はその
平面図、(B)は(A)の線B−Bに沿う断面図、(C)は
(A)の線C−Cに沿う断面図である。
【図6】排出トラフのある部分の拡大概略平面図であ
る。
【図7】図6の線VII−VIIに沿う部分図である。
【図8】他の実施の形態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1,61 選別装置 2 供給口 3 排出口 4 箱型中空本体 5 多孔部材 5a 篩部 5b 篩孔 5c 風選部 5c1 上段風選部 5c2 下段風選部 5d 平板 5e 凹部 5f 風選孔 5g 傾斜壁 5h 制量堰 5i 立て壁 6 振動手段 16 篩部用区画室 17 風選部用区画室 18 篩下物排出口 19,19a,19b 空気供給口 25,25a,25b 吸
引フード 26 吸引口 29,29a,29b 導
管 30,30a,30b 捕集機 31 排風機 37 排出トラフ 38 金属回収用磁選
機 39 アルミ回収用選別機 43,44,53,54 カ
ッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B07B 1/28 B07B 1/28 Z 4/08 4/08 Z

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側上部に廃棄物供給口、他端側に同
    排出口を有する箱型中空本体を振動手段により振動可能
    に設け、該箱型中空本体内の高さ方向中間位置に前記供
    給口から供給される廃棄物をふるい落としながら排出口
    側へ搬送する多孔部材をほぼ水平に設け、この多孔部材
    は供給口側略半部が多数の篩孔を有する篩部に形成さ
    れ、かつ同排出口側の略半部が多数の風選孔を有する風
    選部に形成されており、前記多孔部材の篩部と風選部の
    境界下部に仕切壁を設け、この仕切壁で仕切った篩部の
    下方を篩部用区画室に形成するとともに、風選部の下方
    を風選部用区画室に形成し、この篩部用区画室に篩下物
    排出口を設け、また風選部用区画室に空気供給口を設
    け、風選部の上方に吸引フードを設け、前記多孔部材の
    風選部の下流側端部に排出トラフをほぼ水平に連接して
    設け、この排出トラフの上方にベルト式の金属回収用磁
    選機を廃棄物の搬送方向と交叉する向きに設けた廃棄物
    の選別装置において、前記金属回収用磁選機の廃棄物搬送方向前部の吸引フー
    ド側の側方で、かつ下方に テープ類など長尺物切断用の
    カッタを設けたことを特徴とする廃棄物の選別装置。
  2. 【請求項2】 一端側上部に廃棄物供給口、他端側に同
    排出口を有する箱型中空本体を振動手段により振動可能
    に設け、該箱型中空本体内の高さ方向上部側位置に前記
    供給口から供給される廃棄物をふるい落としながら排出
    口側へ搬送する多孔部材をほぼ水平に設け、この多孔部
    材は供給口側略半部が多数の篩孔を有する篩部に形成さ
    れ、かつ同排出口側の略半部が多数の風選孔を有する風
    選部に形成されており、前記多孔部材の篩部の下方に磁
    気選別部を設けるとともに、該磁気選別部に金属片排出
    口を設け、前記多孔部材の風選部の下方を風選部用区画
    室に形成するとともに、該風選部用区画室に空気供給口
    を設け、前記風選部用区画室の下方であって、前記磁気
    選別部と隣接した位置に風力併用形篩部を設けるととも
    に、該風力併用形篩部に篩上物排出口を設け、前記風力
    併用形篩部の下方を風力併用形篩部用区画室に形成する
    とともに、該区画室に篩下物排出口と空気供給口を設
    け、また前記風力併用形篩部の上方に吸引フードを設
    け、前記多孔部材の風選部の下流側端部に排出トラフを
    ほぼ水平に連接して設け、この排出トラフの上方にベル
    ト式の金属回収用磁選機を廃棄物の搬送方向と交叉する
    向きに設けた廃棄物の選別装置において、前記金属回収用磁選機の廃棄物搬送方向前部の吸引フー
    ド側の側方で、かつ下方に テープ類など長尺物切断用の
    カッタを設けたことを特徴とする廃棄物の選別装置。
JP07944199A 1999-03-24 1999-03-24 廃棄物の選別装置 Expired - Fee Related JP3440021B2 (ja)

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