JP3035200B2 - 廃棄物の選別装置 - Google Patents

廃棄物の選別装置

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JP3035200B2
JP3035200B2 JP7260311A JP26031195A JP3035200B2 JP 3035200 B2 JP3035200 B2 JP 3035200B2 JP 7260311 A JP7260311 A JP 7260311A JP 26031195 A JP26031195 A JP 26031195A JP 3035200 B2 JP3035200 B2 JP 3035200B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般系廃棄物及
び建設廃棄物処理施設などに使用する廃棄物の選別装
置、特に比重の異なる複合廃棄物の選別処理に好適な選
別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の選別装置として、例えば
この発明の出願人が先に提案した廃棄物の回転選別装置
が知られている(特開平4-358578号公報)。
【0003】この選別装置は、回転ローラ上に、両端が
開口し、かつ内部に多数の逆送り用の掻き上げ板を有す
る円筒状スクリーンをほぼ水平に載置し、このスクリー
ン内に、両端が開口し、かつ内部に送りスクリューを有
する輸送管を該スクリーンの前端開口から中ほどまで延
設させて適宜の間隔をもって同心状に配設し、この間隔
を環状通路とするとともに、スクリーンの前端開口側に
複数個の空気供給管を環状通路と輸送管に向けて配設し
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の回転選別装置は次のような問題がある。 イ)輸送管から円筒状スクリーンに落下する廃棄物のう
ち、比較的重い針金や木片(特に細長いもの)が該スク
リーンの回転作用でスクリーン内を擦って篩孔に引っ掛
かり易く、一旦引っ掛かると次第に成長し、ついには篩
孔を閉塞する問題がある。 ロ)軽量のプラスチック(シートや袋状のもの、スポン
ジ、断熱材)や紙などの廃棄物は円筒状スクリーン内へ
の送風により吹き飛ばす必要があるが、このときの風量
は、スクリーンの実際に篩効果を示す部分が全体の30%
程度であることを考えると必要風量の約3倍必要とな
り、風量が大きく、この風の発生源として不必要に大き
なものを使用しなくてはならなかった。 ハ)スクリーンの篩面が必要以上に大きくなるため、装
置が大型化し、重量があり、しかも駆動動力が大きくな
って経済的ではなかった。 ニ)また複数の選別装置を設置して廃棄物を選別するこ
とにより、選別精度を上げることも考えられるが、各装
置を継ぐためのベルトコンベア等が必要となって設備が
複雑化するばかりか、設置スペースが増大する。
【0005】そこでこの発明は、前記の問題を解決する
ためになしたものであり、装置的にも大型化せず、コン
パクトで省スペース化を図ることができ、しかも目詰り
を大巾に低減することができる廃棄物の選別装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、一端側上部に廃棄物供給口、他
端側に同排出口を有する箱型中空本体を振動手段により
振動可能に設けている。箱型中空本体内の高さ方向上部
側位置に供給口から供給される廃棄物をふるい落としな
がら排出口側へ搬送する多孔部材を設けている。この多
孔部材は供給口側略半部が多数の篩孔を有する篩部に形
成され、かつ同排出口側の略半部が多数の風選孔を有す
る風選部に形成されている。多孔部材の篩部の下方に廃
棄物の搬送部を設けている。多孔部材の風選部の下方を
風選部用区画室に形成するとともに、該風選部用区画室
に空気供給口を設けている。風選部用区画室の下方であ
って、搬送部と隣接した位置に風力併用形篩部を設ける
とともに、該風力併用形篩部に篩上物排出口を設けてい
る。風力併用形篩部の下方を風力併用形篩部用区画室に
形成するとともに、該区画室に篩下物排出口と空気供給
口を設けている。多孔部材の風選部の下流側端部に排出
トラフをほぼ水平に連接して設け、この排出トラフの上
方に金属回収用磁選機を設けるとともに、下方にアルミ
回収用選別機を設けている。風力併用形篩部用区画室内
の風力併用形篩部の下方に多数のタッピングボールを収
容したケージ室を設けている。風力併用形篩部の上方に
吸引フードを設けている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、多
孔部材を供給口側から排出口側へ下向きに5°〜10°傾
斜して設けている。請求項3の発明は、請求項1又は2
において、篩部の篩孔を廃棄物の搬送方向に所定の間隔
をおいて複数個、該搬送方向に傾斜して重合配設された
傾斜板間に設けている。請求項4の発明は、請求項1な
いし3のいずれかにおいて、篩部の篩孔を平板の表面に
多数形成した凹部の廃棄物搬送方向とほぼ平行となる相
対向する側壁に設けている。請求項5の発明は、請求項
1ないし4のいずれかにおいて、搬送部と風力併用形篩
部との間に磁気選別部を設けるとともに、該磁気選別部
に金属片排出口を設けている。
【0008】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかにおいて、排出トラフの下部に空気供給口を有す
る空気供給室を形成するとともに、該空気供給室の排出
トラフの下流側端近くに空気吹出口を設け、該排出トラ
フの下流側端とアルミ回収用選別機との間に固定トラフ
を配設している。請求項7の発明は、請求項1ないし6
のいずれかにおいて、風選部用区画室を仕切壁で前部区
画室と後部区画室とに区画するとともに、これら両区画
室にそれぞれ空気供給口と篩下物排出口とを設け、両区
画室と対応する風選部の上方にそれぞれ吸引フードを設
けている。請求項8の発明は、請求項1ないし7のいず
れかにおいて、風力併用形篩部の篩孔は風力併用形篩部
用区画室の上壁を形成して配設された前部多孔板と後部
多孔板にそれぞれその大きさが異なって設けている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の好ましい一実施
の形態の選別装置を示す概略正面図、図2は図1のII−
II線に沿う同概略側面図である。両図において、1は風
力併用形の箱型振動篩としての選別装置を示し、この選
別装置1は一端側上部に廃棄物供給口2、他端側に同排
出口3を有し、水平か、排出口3側が下側となるように
傾斜(10°位まで)した横長な箱型中空本体4と、該本
体内の高さ方向を上下2段とし、上段側にほぼ水平に設
けられ供給口2から供給される廃棄物をふるい落としな
がら排出口3側へ搬送する多孔部材5と、本体4内の下
段側に前後(図面では左右)方向に隣接して設けた廃棄
物の搬送部90、磁気選別部17及び風力併用形篩部18と、
本体4を図1に矢印Aで示す斜め方向に振動させる振動
手段6とを具えている。本体4は下端ブラケット4aを
介して斜設された揺動レバー10及び該レバー10と直角方
向に配設されたスプリング11で支持されて機台9上に設
置され、機台9はベース7上にばね8を介して設置され
ている。振動手段6は本体4と機台9の支持台12の間に
設けた振動部13と、支持台12上に設けたモータ14とから
なっている。本体4の機台9などを含む支持機構及び振
動手段6はあくまでも一例であって、他の同様な機構等
に置き換えてもよいことは言うまでもない。
【0010】多孔部材5は該部材の供給口2側略半部が
多数の篩孔5bを有する篩部5aに形成され、かつ同排
出口3側略半部が多数の風選孔5fを有する風選部5c
に形成されている。風選部5cは立て壁5iにより上段
(上流側)の風選部5c1と下段(下流側)の風選部5
c2とからなる1つの段差をもった階段状の構造となっ
ている。篩部5aは図3(A),(B)に示すように両側板
51cを介して廃棄物の搬送方向に所定の間隔をおいて複
数個、該搬送方向に傾斜して重合配設された略くの字状
断面の折曲板(傾斜板)51aで形成され、該折曲板51a
間が篩孔5bに形成されている。この例では折曲板51a
の上部側が櫛歯部51bに形成され、該櫛歯部51bにも篩
孔5bと連通する篩補助孔51b′が廃棄物の搬送方向と
直角方向に複数個形成されている。篩補助孔51b′は隣
接する折曲板51a間においては互い違いに形成されてい
る。51eは最下流側の折曲板51aと隣接してその下流側
に設けられ、折曲板51aとともに篩部5aを構成する平
板である。風選部5cはこの例では1つの段差をもった
階段構造となっているが、段差を2つ以上設けて2段以
上の階段構造にしてもよいし、あるいは段差を有しない
構造としてもよい。また風選部5cの上段風選部5c1
と下段風選部5c2は図4,5にその一部を示すよう
に、全体が水平の平板5dで形成され、平板5dの表面
に平板5dの板厚よりも大きく凹んだ凹部5eが複数
個、所定間隔をおいて同向きの直列状に、かつ千鳥状に
複数列にわたり一体に形成され、凹部5eの長手側とな
る相対向する側壁(図4に示す凹部5eの廃棄物搬送方
向Bとほぼ平行となる側壁)に風選孔5fが設けられて
いる。凹部5eの短手側となる相対向する側壁は底壁に
向けて傾斜壁5gに形成されている。このように傾斜壁
5gにしたのは比重の軽い廃棄物が凹部5eに引っ掛る
のを防止するためである。
【0011】多孔部材5の篩部5a及び風選部5cは従
来より公知の平面状部材に多数の丸形等の孔を形成した
ものでもよい。また多孔部材5は水平に配設するだけで
なく、供給口2側から排出口3側に向けて下向きに傾斜
して配設してもよい。この場合、傾斜角度、すなわち多
孔部材5と水平面との仰角は5°〜10°が好ましい。そ
の理由は次の通りである。廃棄物は種々雑多なものの混
合物であり、この中には比重の小さい軽量物や比重の大
きい重量物が含まれる。このうち軽量物(例えば見掛け
比重の小さいプラスチックシート類)は振動によって軽
量物を搬送するために与える衝撃力が小さいことから多
孔部材5上を停滞することがある。したがって、円滑な
流れをさせるためには傾斜角度の下限は5°とするのが
適当である。一方、重量物は傾斜と振動の影響を受け、
流れやすいがあまり大きくすると安息角を越えて流れす
ぎることになるため、傾斜角度の上限は10°とするのが
適当である。これによって廃棄物(特に比重差の大きい
混合物)の篩分効率がアップするとともに、選別処理量
が増大する。5hは風選部5cの排出口3側端に設けた
制量堰である。5hは風選部5cの下段風選部5c2の
排出口3側端に設けた制量堰である。
【0012】15は風選部5cの下方に形成された風選部
用区画室である。風選部用区画室15は立て壁5iと垂直
方向に面一に配置された仕切壁33により供給口側の吸引
フード25aと相対向する前部区画室15aと、排出口側の
吸引フード25bと相対向する後部区画室15bと、の2室
に形成され、両区画室15a,15bにはそれぞれ空気供給
口16a,16bが設けられている。各空気供給口16a,16
bには送風機21がそれぞれ配管22a,22bを介して接続
され、送風機21からの空気を調節用バルブ23a,23bを
経て前、後部区画室15a,15bに供給できるようになっ
ている。この例では風選部5cの風選孔5fを通る空気
の通過速度は約0.5〜50m/秒に設定されている。ま
た、24は本体4の上壁に風選部5cに対向するように設
けた排気口で、この排気口24に末広がり状の吸引口26を
有する吸引フード25a,25bが嵌装され、その上部が装
置外に設置した架台27で支持されている。28は排気口24
の上部に設けられたフレキシブルチューブである。ま
た、吸引フード25a,25bにはそれぞれ導管29a,29b
を介してサイクロンなどの捕集機30a,30bが接続さ
れ、さらに捕集機30a,30bとも排風機31に接続されて
いる。32a,32bは調節用バルブである。
【0013】前記した搬送部90及び磁気選別部17は篩部
5aの下方に配設され、搬送部90は排出口3側に向けて
傾斜した傾斜壁90aからなり、磁気選別部17は磁選機17
aからなり、磁選機17aの下方には金属片排出口17bが
設けられている。尚、磁気選別部17を省略して不燃物を
搬送部90のみで風力併用形篩部18に搬送するようにして
もよい。また搬送部90は前記のような傾斜壁90aに代え
て、供給コンベアとしてもよい。風力併用形篩部18は風
選部5cの下方に配設され、多孔板18aに多数の篩孔18
bが形成され、篩孔18bの下方が風力併用形篩部用区画
室19に形成されている。18cは篩上物排出口である。区
画室19には空気供給口19aが設けられ、空気供給口19a
には送風機21が配管22cを介して接続され、送風機21か
らの空気を調節用バルブ23cを経て区画室19に供給でき
るようになっている。19bは篩下物排出口である。この
例では風力併用形篩部18の篩孔18bを通る空気の通過速
度は約0.5〜50m/秒に設定されている。
【0014】区画室19の多孔板18aの下方には多数の棒
材81を図1において前後方向に間隔をおいて配設され、
多孔板18aとの間にケージ室80が形成されている。ケー
ジ室80内にはタッピング(叩打)ボール82が収容されて
いる。棒材81の間隔は少なくとも篩孔18bよりも大きく
設定される。また、ケージ室80内に複数の仕切板を設け
て区画し、タッピングボール82の片寄りを防止すること
ができる。前記実施の形態では棒材81を並べてケージ室
80としたが、棒材81に代えて多孔板あるいは金網として
もよい。またボール82の材質としてはゴム等の弾性体又
は金属製体が使用される。20は多孔板18aの上方に設け
られた吸引フードで、下部に吸引口20aを有している。
吸引フード20には導管29cを介してサイクロンなどの捕
集機30c及び排風機31が接続されている。32cは調節用
バルブである。図1において37は排出口3部に設けた排
出トラフで、多孔部材5の終端部、すなわち風選部5c
の下段風選部5c2の下流側端部に水平に連接して設け
られている。この排出トラフ37の排出口3から本体4の
外側に突出した部分の上方には金属回収用磁選機38が図
示しない架台で支持されて設けられ、さらにこれより外
側に突出した端部近くの下方にはアルミ回収用磁選機39
(永久磁石又は電磁石を内蔵したドラム型選別機)が同
様に図示しない架台で支持されて設けられている。
【0015】83は排出トラフ37の下方に囲い板84によっ
て形成された空気室で、この空気室83には空気供給口85
と空気吹出口86が設けられ、空気供給口85には送風機21
が配管22eを介して接続され、送風機21からの空気を調
節用バルブ23eを経て空気室83に供給できるようになっ
ており、空気室83内の空気を空気吹出口86から吹き出す
ようになっている。空気吹出口86は排出トラフ37の終端
縁に位置し、この吹出口86から空気は斜め上向きに吹き
出すようになっている。88は排出トラフ37とアルミ回収
用磁選機39との間に排出トラフ37側に隙間、すなわち落
下口87を有し、かつ排出トラフ37とほぼ同一レベルに配
設した固定トラフで、排出トラフ37とは独立して固定さ
れている。89は排出トラフ37、固定トラフ88及びアルミ
回収用磁選機39の上部を覆うように設けられた吸引フー
ドで、この吸引フード89には導管29eを介してサイクロ
ンなどの捕集機30e及び排風機31に接続されている。32
eは調節用バルブである。尚、この実施の形態では捕集
機30a〜30eを4台用いたが、廃棄物の種類によっては
1台でもよい。
【0016】前記実施例の作用を説明する。建設廃棄物
(又は一般廃棄物)を図示省略した廃棄物破砕機によっ
て破砕した後、搬送コンベヤなどにより直接搬送して供
給口2から本体4内に投入する一方、送風機21からの空
気を配管22a,22bを経て空気供給口16a,16bから風
選部用区画室15の前部区画室15aと後部区画室15b内に
供給するとともに、配管22cを経て空気供給口19aから
風力併用形篩部用区画室19内に供給し、かつ配管22eを
経て空気供給口85から空気室83内に供給する。これによ
り投入された廃棄物は多孔部材5上を振動手段6、すな
わちモータ14の起動による振動部13の発振により、振動
作用を受けながら排出口3側へ搬送され、まず廃棄物の
うち、石、コンクリート、陶器、ガラスの砕片からなる
不燃物が、篩孔5b(篩補助孔51b′)を通り落下す
る。この場合、単なる振動作用によって篩上物と篩下物
とに分けられる。次いで、篩孔5b(篩補助孔51b′)
を通過しなかった篩上の比較的大きい廃棄物は、多孔部
材5の振動により風選部5c上をさらに排出口3側に搬
送される。ここで、この比較的大きい廃棄物中、特に細
長いもの、例えば木片、混在する針金などの金属類が篩
孔5b(篩補助孔51b′)に引っ掛かろうとするが、篩
部5aは複数の折曲板51cを重合配設した構成からなる
ため、篩孔5b(篩補助孔51b′)への引っ掛かりが大
幅に軽減されて風選部5cに送られ、目詰りを起こすこ
とが殆どない。
【0017】そして風選部5c上で風選部用区画室15の
前部区画室15aと後部区画室15b内の空気が、図5(C)
に示すように相対向する風選孔5fより凹部5e内にほ
ぼ同量噴出され、凹部5e内で衝突合流後にその上方、
すなわち平板5dの表面方向にほぼ直角に噴出されるこ
とにより、この噴出空気によって、平板5dの表面を流
下する廃棄物はその比重の小さく、軽量のものが大きく
上方へ浮上させられる。また、風選部5cの上段風選部
5c1において、金属類の下敷きとなっていて選別され
ない小さい軽量のもの(主としてビニールシート)が、
金属類とともに立て壁5iから下段風選部5c2上に落
下する過程で風選孔5fからの空気の吹き上げにより容
易に金属類から離れて浮上する。ここで、調節用バルブ
23a,23bを異なる開度に調節する。例えば、前部区画
室15aへの空気供給量を少なく、後部区画室15bへの空
気供給量を多くする。調節用バルブ32a,32bも前記空
気供給量に合わせて調節する。また吹き込み空気量に見
合う量を吸引するように開度が設定される。これによっ
て、前記浮上させられた軽量の廃棄物、すなわち軽量プ
ラスチック類は排風機31により空気とともに吸引口26か
ら吸引フード25a内に吸引され、導管29aを経て捕集機
30aに回収され、紙類は排風機31により空気とともに吸
引口26から吸引フード25b内に吸引され、導管29bを経
て捕集機30bにより選別回収される。そして回収された
軽量プラスチック類は主として減容化されて又は一部焼
却処分され、紙類は可燃物として焼却処理される。
【0018】浮上しない比較的重い廃棄物、主として木
片や金属類及び一部混在するコンクリートや石は制量堰
5hにより下段風選部5c2上で一時停溜される。そし
て、停溜中の木片や金属などは制量堰5hを乗越え、排
出口3を経て排出トラフ37上に送られる。排出トラフ37
上の廃棄物は、まずその中の磁性金属が金属回収用磁選
機38により回収され、さらに排出トラフ37の終端部にお
いて排出トラフ37の振動方向と空気室83の空気吹出口86
から吹き出す空気の相乗作用によりコンクリートなどの
比較的重い不燃物と木片などの可燃物やアルミとに確実
に分離される。すなわち、不燃物は空気の影響を余り受
けないから落下口87から落ち、一方、木片などの可燃物
やアルミは空気により吹き飛ばされて固定トラフ88上を
経てアルミ回収用選別機39に達し、ここでアルミがアル
ミ回収用選別機39により回収され、残ったものが可燃物
となる。このように風選孔5fから噴出される空気は平
板5dの表面方向にほぼ直角に噴出されるから、軽量の
廃棄物であっても平板5d上を流下されることなく、該
空気から浮上作用を効果的に受けて選別されることとな
り、風選孔5fの目詰りもほとんどない。尚、風選部5
cに木片や針金などの金属類が送られてきても、風選部
5cにある風選孔5fは凹部5eの廃棄物搬送方向とほ
ぼ平行となる相対向する側壁に設けられていて廃棄物の
流れの妨げとならないから、これに引っ掛かることは皆
無である。また、風選部5cの風選孔5fは細長いスリ
ット状となっており、廃棄物がこの風選孔5fから落下
することはほとんどない。
【0019】この選別作用に際して、凹部5eの風選孔
5fからの空気が廃棄物の流れに対して横方向から噴出
し、廃棄物の流れの抵抗となることが少ないため、軽量
の破砕物に効果的に浮力を与えることが可能となり、廃
棄物の比重に大差がなくても高い精度で確実に選別する
ことができる。また、凹部5eには風選孔5f以外に孔
が設けられておらず、風選孔5fのない傾斜壁5gに形
成された側壁は廃棄物の流下の案内部の一部となり、凹
部5eでの目詰りや目詰りによる廃棄物の滞留を引き起
こすことがない。さらに、平板5dの表面には何も出っ
張り部分がないことから、廃棄物の流れがきわめてスム
ーズである。このように、廃棄物は多孔部材5の振動と
風選部5cから噴出する空気とさらに吸引風力との相乗
作用によって、軽量プラスチック、紙類及び木片類とに
確実に選別される。尚、吹出口86から吹き出された空気
によって浮上させられた軽量なプラスチック類やダスト
は排風機31により空気とともに吸引フード89から吸引さ
れ、導管29eを経て回収される。
【0020】前記篩孔5bから落下した不燃物は、搬送
部90、すなわち傾斜板90aを経て磁気選別部17、すなわ
ち磁選機17aにのり、ここで不燃物中に入り込んだくぎ
などの金属小片が磁気除去されて、金属片排出口17bか
ら排出され、金属が除かれた不燃物は風力併用形篩部18
の多孔板18a上に載り移る。多孔板18a上の不燃物は振
動作用により振動しながら流下する過程で、その一部が
篩孔18bを通って区画室19内にケージ室80を経て落下
し、篩下物排出口19bから排出されるとともに、篩孔18
bを通過しない不燃物は多孔板18a上を移動しながら、
篩上物排出口18cから排出される。前記した篩孔18bで
の篩分け中にケージ室80の棒材81上にあるボール82が棒
材81の振動に伴って上方向に飛び上がり、篩部18の多孔
板18aを叩打し、次いで棒材81上に落下する。この繰返
しによって多孔板18aは叩打されるから多孔板18aの上
面及び篩孔18bに付着した不燃物は剥離されることとな
る。特に雨水等によって湿った不燃物の場合には付着・
堆積防止に有効に作用する。
【0021】一方、篩分け工程中に送風機21からの空気
が配管22cから空気供給口19aを経て区画室19に供給さ
れ、多孔板18aの篩孔18bを経て上方に吹き上げられ、
この吹き上げ空気によって、多孔板18上の不燃物中に混
じり込んだ比重の小さく軽量のもの(プラスチック細
片、細木片)が浮上させられる。そしてこの浮上した軽
量のものは、排風機31により空気とともに吸引口20aか
ら吸引フード20内に吸引され、さらに導管29cを経て捕
集機30cに回収される。この回収された不燃物はプラス
チック類が含まれない純度の高いものであり、再利用
(砂、小石)されたり、埋立処分される。
【0022】図6は篩部5aの他の変形例を示すもの
で、篩部5aを立て壁51dにより上段の篩部5aと下段
の篩部5aの2段の階段状にしたものであるが、2段以
上であってもよい。これによって、上段の篩部5a上で
シート状物の上に載っているため篩分けできない不燃物
が立て壁51dの段差により先行落下して下段の篩部5a
に載り、ここで確実に篩分けされる。
【0023】図7ないし図11は多孔部材5の平板5dに
形成される凹部の各種変形例を示すものである。尚、各
図の(A)においては平板5d部分を図示省略している。
図7の例は凹部35eの長手方向の長さがやや短く、かつ
短手方向の長さがやや長くなっている点と、傾斜壁35g
の傾斜角度がやや大きくなっている点で、図5の凹部5
eと異なる。35dは平板、35fは風選孔である。図8の
例は凹部45eの長手方向の長さがやや短く、かつ短手方
向の長さがやや長くなっている点と、短手側の相対向す
る側壁が傾斜壁でなく、垂直壁45gに形成されている点
で、図5の凹部5eと異なる。45dは平板、45fは風選
孔である。図9の例は凹部55eの短手方向の長さがやや
長くなっている点と、短手側の相対向する側壁と底壁が
円弧状に連なった湾曲壁55iに形成されている点で、図
5の凹部5eと異なる。55dは平板、55fは風選孔であ
る。図10の例は凹部65eの短手方向の長さがやや長くな
っている点と、短手側の相対向する側壁と底壁が略V字
状に連なったV字壁65jに形成されている点で、図5の
凹部5eと異なる。65dは平板、65fは風選孔である。
このような各種の変形例の凹部35e,45e,55e,65e
も平板5dの表面に図3と同様に配置され、該凹部が設
けられた平板が装置1に取付けられることにより凹部5
eと同様な作用を奏する。
【0024】図11は凹部のさらに別の変形例を示すもの
で、この変形例の平板に形成されている凹部75eは、
(A)から明らかのように風選孔75fが設けられていない
一方の側壁(傾斜壁75g)から他方の側壁(傾斜壁75
g)に向けて末広がり状に形成されている。凹部75eの
平面形状をこのように末広がり状に形成すると、凹部75
e内に廃棄物が入り込んだ場合でも、スムーズに流下す
ることができる。75dは平板、75fは風選孔である。
【0025】図12は吸引フードの変形例を示すもので、
この吸引フード25は先端を絞って細長い吸引口26aとし
たものである。
【0026】図13はこの発明の別の実施の形態を示す概
略正面図である。同図において、多孔板18aは前部多孔
板18a1と後部多孔板18a2に別けられ、前部多孔板18
a1の篩孔18bの大きさは後部多孔板18a1の篩孔18b
のそれより小さくなっている。風力形併用篩部用区画室
19は仕切壁19cにより前部多孔板18a1と対向する前部
室19fと、後部多孔板18a2と対向する後部室19gと、
の2室に形成され、両区画室19f,19gにはそれぞれ空
気供給口19h,19iが設けられている。各空気供給口19
h,19iには送風機21がそれぞれ配管22c,22dを介し
て接続され、前記実施例と同様に送風機21からの空気を
調節用バルブ23c,23dを経て前、後部室19f,19gに
供給できるようになっている。19jは篩下物排出口であ
る。また、多孔板18aの上部に前部多孔板18a1と後部
多孔板18a2とにほぼ対向するようにそれぞれ吸引フー
ド20(図示上では2個)が設けられ、各吸引フード20に
は導管29c,29dを介してサイクロンなどの捕集機30c
が接続され、さらに捕集機30cと排風機31に接続されて
いる。32c,32dは調節用バルブである。そして、調節
用バルブ32c,32dを所定の開度に調節して前部室19f
及び後部室19gへ所定の空気を供給するとともに、調節
用バルブ32c,32dも前記空気供給量に見合う量を吸引
するように開度を調節する。
【0027】前部室19fと後部室19gの前後部多孔板18
a1,18a2の下方にはそれぞれ棒材81a,81bが隙間
をあけて配設され、前記両多孔板との間にケージ室80
a,80bが形成され、該ケージ室内にタッピングボール
82a,82bが収容されている。棒材81a,81b間の隙間
は各多孔板18a1,18a2の篩孔18bの大きさより大き
く設定されるが、要は各篩孔から落下したものが容易に
通過できればよい。尚、前記した以外の構成は図1と同
様につき、その説明を省略する。
【0028】この実施の形態の作用を説明する。多孔板
18a上に搬送された不燃物は、そのうちの小粒形のもの
が前部多孔板18a1の篩孔18bから区画室19f内に落下
し、不燃物排出口19jから排出され、次いでそれより若
干大きい小粒形のものが後部多孔板18a2の篩孔18bか
ら区画室19g内に落下し、篩下物排出口19bから排出さ
れ、さらに後部多孔板18a2の篩孔18bから落下しない
不燃物は多孔板18a2上を移動しながら篩上物排出口18
cから排出される。前記した前後部多孔板18a1,18a
2での篩分け中にケージ室80a,80bの棒材81a,81b
上にあるボール82a,82bが、棒材81a,81bの振動に
伴って上方向に飛び上がり、前後部多孔板18a1,18a
2を叩打し、次いで棒材81a,81b上に落下する。この
繰返しによって多孔板18a1,18a2は叩打されるから
多孔板の上面及び篩孔18bに付着した不燃物は剥離され
ることとなる。
【0029】一方、篩分け工程中に、送風機21から空気
が配管22c,22dを経て区画室19f,19gに供給され、
前部多孔板18a1及び後部多孔板18a2の篩孔18bを経
て上方に吹き上げられ、これによって不燃物中に混り込
んだ軽量なもの(プラスチックや木などの細片)が浮上
される。そしてこの浮上された軽量のものは排風機31に
より空気とともに吸引口20aから吸引フード20内と吸引
され、さらに導管29c,29dを経て捕集機30cに回収さ
れる。回収された不燃物は純度の高いものとなり、砂、
小石は再利用可能であり、その他の比較的大きい石など
は埋め立て処分される。
【0030】前記各実施の形態においては本体4に対す
る振動方向を公知の振動手段によりほぼ水平面内で旋回
運動させることもできる。また、吸引フード25を架台27
に固定したが、図示しない適宜の手段を介して上下に調
節可能とすることができ、これによって、さらに選別精
度を上げるようにすることもできる。また、篩補助孔51
b′を折曲板51aの上部側の櫛歯部51b間に、排気物の
搬送方向と直角方向に複数個形成したが、廃棄物の搬送
方向に所定の間隔をおいて複数個、該搬送方向に傾斜し
て重合配設された折曲板51a間に篩孔5bを形成してさ
えすれば、必ずしもこのような篩補助孔51b′を形成し
なくともよいことは言うまでもない。また、本選別装置
を移動式台車に載置し、可搬式とすることができる。ま
た、前記両実施例とも制量堰5hを多孔部材5の下段風
選部5c2に設けたが、上段風選部5c1にも設けるこ
とができる。この制量堰5hは風選部5c上を通過する
ものが大きい場合は省略できるが、比較的小さい場合は
有効に作用する。さらに、前記と同様な制量堰を風力併
用形篩部18の多孔板18aの終端部に設けることもでき
る。また、風選部用区画室15の前、後部区画室15a,15
b内を上下に区画する多孔の整流板を設けて空気を整流
し、風選孔5fからの空気の吹き上げを均等にすること
ができる。また、吸引フード25,25a,25bを排気口24
に直接固定し、これらを導管29,29a,29bにフレキシ
ブルチューブを介して固定することもできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、前記のような構成か
らなるので、廃棄物のうち、不燃物は篩部の篩孔を通し
て落下回収でき、篩上の比較的大きいものは風選部上
で、振動作用と風選孔から噴き出す空気と吸引力との相
乗効果によって軽量プラスチック、紙類など軽いものと
比較的重い木片類に確実に分離回収することができると
ともに、装置がコンパクト化し、さらに設置スペースを
大巾に減らすことができる。また木片などの可燃物から
磁性金属とアルミを種類別に選択回収することにより、
純度の高い精選が可能となり、かつ、資源の有効回収が
可能となる。さらに風力併用形篩部への不燃物の付着・
堆積を大巾に軽減することができる。請求項2の発明
は、選別処理量を増大することができる。請求項3及び
請求項4の発明は、風選孔から噴出される空気を平板の
表面方向にほぼ直角に噴出させることが可能なので、軽
いものであっても平板上を流下されることなく、該空気
から浮上作用を効果的に受けて選別し、選別効率を上げ
ることができるとともに、篩孔及び風選孔の目詰りを大
巾に低減させることができる。また、空気をほぼ直角に
噴出させ、廃棄物への浮力を正確に上方に向かわせこと
が可能となるので、廃棄物に対する高精度、高効率の選
別を維持することができる。
【0032】請求項5の発明は、不燃物の純度をさらに
高めることができるとともに、コンパクト化し、小スペ
ース化が可能となる。請求項6の発明は、不燃物の純度
をさらに高めることができる。請求項7の発明は、廃棄
物を軽量のプラスチック類と紙類の種類別に選択回収す
ることができる。請求項8の発明は、不燃物をさらに種
類別(大きさ別)に篩分け回収することにより、それぞ
れの用途に再利用が可能となるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好ましい一実施の形態の選別装置を
示す概略正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う同概略側面図である。
【図3】篩部を示し、(A)はその平面図、(B)は(A)の
線B−Bに沿う断面図である。
【図4】風選部の平板の一部省略の平面図である。
【図5】風選部の平板に設けた凹部を示し、(A)はその
平面図、(B)は(A)の線B−Bに沿う断面図、(C)は
(A)の線C−Cに沿う断面図である。
【図6】篩部の他の変形例を示す部分断面図である。
【図7】風選部の平板に設けた凹部の変形例を示し、
(A)はその平面図、(B)は図5の(B)と対応する断面
図、(C)は図5の(C)と対応する断面図である。
【図8】風選部の平板に設けた凹部の変形例を示し、
(A)はその平面図、(B)は図5の(B)と対応する断面
図、(C)は図5の(C)と対応する断面図である。
【図9】風選部の平板に設けた凹部の変形例を示し、
(A)はその平面図、(B)は図5の(B)と対応する断面
図、(C)は図5の(C)と対応する断面図である。
【図10】風選部の平板に設けた凹部の変形例を示し、
(A)はその平面図、(B)は図5の(B)と対応する断面
図、(C)は図5の(C)と対応する断面図である。
【図11】凹部のさらに別の変形例を示し、(A)はその
平面図、(B)は(A)の線B−Bに沿う断面図、(C)は
(A)の線C−Cに沿う断面図である。
【図12】吸引フードの変形例を示す部分断面図であ
る。
【図13】この発明の別の実施の形態を示す概略正面図
である。
【符号の説明】
1 選別装置 2 供給口 3 排出口 4 箱型中空本体 5 多孔部材 5a 篩部 5b 篩孔 5c 風選部 5c1 上段風選部 5c2 下段風選
部 5d 平板 5e 凹部 5f 風選孔 5g 傾斜壁 5h 制量堰 5i 立て壁 6 振動手段 15 風選部用区画
室 15a 前部区画室 15b 後部区画室 16a,16b 空気供給口 17 磁気選別部 17a 磁選機 18 風力併用形篩
部 18a 多孔板 18b 篩孔 19 風力併用形篩部用区画室 19f 前部室 19g 後部室 20 吸引フード 20a 吸引口 25,25a,25b
吸引フード 26 吸引口 29a,29b,29
c,29d,29e 導管 30a,30b,30c,30d,30e 捕集機 31 排風機 37 排出トラフ 38 金属回収用磁選機 39 アルミ回収用
選別機 51a 折曲板(傾斜板) 51b 篩歯部 51b′ 篩補助孔 51c 側板 51d 立て壁 51e 平板 80 ケージ室 82 タッピングボ
ール 83 空気室 86 空気吹出口 88 固定トラフ 89 吸引フード 90 搬送部 91a 傾斜板

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側上部に廃棄物供給口、他端側に同
    排出口を有する箱型中空本体を振動手段により振動可能
    に設け、該箱型中空本体内の高さ方向上部側位置に前記
    供給口から供給される廃棄物をふるい落としながら排出
    口側へ搬送する多孔部材を設け、この多孔部材は供給口
    側略半部が多数の篩孔を有する篩部に形成され、かつ同
    排出口側の略半部が多数の風選孔を有する風選部に形成
    されており、前記多孔部材の篩部の下方に廃棄物の搬送
    部を設け、前記多孔部材の風選部の下方を風選部用区画
    室に形成するとともに、該風選部用区画室に空気供給口
    を設け、前記風選部用区画室の下方であって、前記搬送
    部と隣接した位置に風力併用形篩部を設けるとともに、
    該風力併用形篩部に篩上物排出口を設け、前記風力併用
    形篩部の下方を風力併用形篩部用区画室に形成するとと
    もに、該区画室に篩下物排出口と空気供給口を設け、前
    記多孔部材の風選部の下流側端部に排出トラフをほぼ水
    平に連接して設け、この排出トラフの上方に金属回収用
    磁選機を設けるとともに、下方にアルミ回収用選別機を
    設け、前記風力併用形篩部用区画室内の風力併用形篩部
    の下方に多数のタッピングボールを収容したケージ室を
    設け、また前記風力併用形篩部の上方に吸引フードを設
    けたことを特徴とする廃棄物の選別装置。
  2. 【請求項2】 多孔部材を供給口側から排出口側へ下向
    きに5°〜10°傾斜して設けた請求項1記載の廃棄物の
    選別装置。
  3. 【請求項3】 篩部の篩孔を廃棄物の搬送方向に所定の
    間隔をおいて複数個、該搬送方向に傾斜して重合配設さ
    れた傾斜板間に設けた請求項1又は2記載の廃棄物の選
    別装置。
  4. 【請求項4】 篩部の篩孔を平板の表面に多数形成した
    凹部の廃棄物搬送方向とほぼ平行となる相対向する側壁
    に設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の廃棄物の
    選別装置。
  5. 【請求項5】 搬送部と風力併用形篩部との間に磁気選
    別部を設けるとともに、該磁気選別部に金属片排出口を
    設けた請求項1ないし4のいずれかに記載の廃棄物の選
    別装置。
  6. 【請求項6】 排出トラフの下部に空気供給口を有する
    空気供給室を形成するとともに、該空気供給室の排出ト
    ラフの下流側端近くに空気吹出口を設け、該排出トラフ
    の下流側端とアルミ回収用選別機との間に固定トラフを
    配設した請求項1ないし5のいずれかに記載の廃棄物の
    選別装置。
  7. 【請求項7】 風選部用区画室を仕切壁で前部区画室と
    後部区画室とに区画するとともに、これら両区画室にそ
    れぞれ空気供給口と篩下物排出口とを設け、前記両区画
    室と対応する風選部の上方にそれぞれ吸引フードを設け
    た請求項1ないし6のいずれかに記載の廃棄物の選別装
    置。
  8. 【請求項8】 風力併用形篩部の篩孔は風力併用形篩部
    用区画室の上壁を形成して配設された前部多孔板と後部
    多孔板にそれぞれその大きさが異なって設けた請求項1
    ないし7のいずれかに記載の廃棄物の選別装置。
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