JP3439979B2 - データ読み取り方法、データ読み取り装置、及び、記録媒体 - Google Patents

データ読み取り方法、データ読み取り装置、及び、記録媒体

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JP3439979B2
JP3439979B2 JP06308598A JP6308598A JP3439979B2 JP 3439979 B2 JP3439979 B2 JP 3439979B2 JP 06308598 A JP06308598 A JP 06308598A JP 6308598 A JP6308598 A JP 6308598A JP 3439979 B2 JP3439979 B2 JP 3439979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体からデー
タの読み取りを高速且つ安定に行うことができるデータ
読み取り方法、データ読み取り装置、及び、記録媒体に
関するものである。
【0002】近年、記録媒体は、記録される情報の高密
度化が進められるとともに、情報を読み出す速度の高速
化が進められている。そのため、記録媒体からデータを
読み取るデータ読み取り装置においても、動作の高速化
が要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、図11に示すように、磁気ディス
ク等の記録媒体11に記録された格納データは、ヘッド
装置12にて読み取られる。ヘッド装置12は、読み取
ったデータの状態(1又は0)に応じた電圧のリード信
号RDをデータ読み取り装置13に出力する。
【0004】データ読み取り装置13は、プリフィルタ
14、オートゲインコントロールアンプ(AGC)1
5、A/D変換器(ADC)16、波形等価器17、及
び、PLL回路18を含む。プリフィルタ14はリード
信号RDをフィルタリングして必要とする周波数帯の信
号をAGC15に出力する。AGC15は、プリフィル
タ14の出力信号の振幅を所定の振幅に増幅し、その増
幅した信号を出力する。
【0005】ADC16は、AGC15の出力信号をデ
ジタル信号に変換し、そのデジタル信号を波形等価器1
7に出力する。波形等価器17は、ADC16から入力
されるデジタル信号と予め設定される強度(感度)パラ
メータを演算してデジタル信号の波形を整形し、その整
形後のデジタル信号を再生信号DoutとしてCPU1
9に出力する。CPU19は、入力される再生信号Do
utに基づいて、所定のビット数の読み出しデータを生
成する。
【0006】また、波形等価器17は、再生信号Dou
tをPLL回路18に出力する。PLL回路18は、再
生信号Doutに同期したクロック信号CLKを生成
し、ADC16、波形等価器17に出力する。
【0007】クロック信号CLKは、1又は0のデータ
を取り込むタイミングの設定に用いられる。即ち、AD
C16は、入力されるクロック信号CLKに同期して入
力信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、その
デジタル信号を出力する。波形等価器17は、入力され
るクロック信号CLKに同期して演算を行う。
【0008】図12は、記録媒体11の各セクタの記録
フォーマットの概要を示す。各セクタは、プリアンブル
(PR)領域21、トレーニング(TR)領域22、シ
ンクバイト(SB)領域23及びデータ領域24を含
む。
【0009】PR領域21には、主にPLL回路18を
同期させるためのデータであるプリアンブルコード(P
Rコード)が記録されている。PRコードは、例えば全
て「1」のビットデータであり、このPRコードのリー
ド信号RDは正弦波となる。PLL回路18は、リード
信号RDに同期したクロック信号CLKを生成する。こ
のクロック信号CLKにより、ADC16、波形等価器
17は、リード信号RDから各ビットデータを再生す
る。
【0010】TR領域22には、主に波形等価器17を
最適化するためのデータであるトレーニングコード(T
Rコード)が記録されている。TRコードは、例えば
「001100111」のビットデータであり、このT
Rコードは、アナログ信号として高周波成分と低周波成
分を含む。波形等価器17は、TRコードに基づいて自
己の係数を最適化する。
【0011】SB領域23には、主に次のデータ領域2
4の始まりを検出するためのデータであるシンクバイト
コード(SBコード)が記録されている。CPU19
は、SBコードに続くビットデータを記録データとして
扱い、この記録データに対する処理を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PLL回路
18は、波形等価器17の出力信号に基づいて、リード
信号RDにクロック信号CLKを同期させるべく動作す
る。波形等価器17は、PLL回路18が動作している
間にも、自己の係数を最適化しようと動作する。そし
て、PLL回路18は、入力信号の値が変化するため、
クロック信号CLKの周波数を変更する。これにより、
PLL回路18は、PRコードが読み出されている間
に、係数を収束させる、即ちリード信号RDにクロック
信号CLKを同期させることができい場合がある。ま
た、波形等価器17は、TRコードが読み出されている
間に、係数を収束させることができない場合がある。こ
のことは、記録媒体11からデータの読み出しを不能に
する、又は読み出し時間を長くする。これらは、データ
処理の高速化を妨げ、記録媒体11の高密度化、高速回
転(高速読み出し)の妨げとなっていた。
【0013】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は記録媒体からのデータの
読み出しに関わる係数を高速に安定収束させることがで
きるデータ読み取り方法、データ読み取り装置、及び、
記録媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、記録データと、該記録デ
ータの読み出し動作を制御するための制御データとを記
録媒体から読み出した読み出し信号が入力され、入力さ
れるクロック信号に同期動作して前記読み出し信号をデ
ジタル信号に変換し出力するA/D変換器と、前記デジ
タル信号と前記クロック信号が入力され、該クロック信
号に同期動作し、前記制御データに基づいて係数を最適
化し、該係数と強度パラメータに基づいて前記デジタル
信号を波形整形し、その整形後の信号を再生信号として
出力する波形等価器とを備えたデータ読み取り装置にお
いて、前記制御データに基づいて、前記制御データを読
み出した再生信号にクロック信号を同期させる第1の動
作モードの時には前記強度パラメータの値を小さくし、
前記波形等価器の係数を最適化させる第2の動作モード
の時には前記強度パラメータの値を大きくする制御回路
を備えた。
【0015】請求項2に記載の発明は、記録データと、
該記録データの読み出し動作を制御するための制御デー
タとを記録媒体から読み出した読み出し信号が入力さ
れ、入力されるクロック信号に同期動作して前記読み出
し信号をデジタル信号に変換し出力するA/D変換器
と、前記デジタル信号を波形等価器にて波形整形した再
生信号が入力され、強度パラメータに基づいて前記制御
データを読み出した再生信号にクロック信号を同期させ
るPLL回路とを備えたデータ読み取り装置において、
前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
せるための第1の動作モードの時には前記強度パラメー
タの値を大きくし、波形等価器の係数を最適化するため
の第2の動作モードの時には前記強度パラメータの値を
小さくする制御回路を備えた。
【0016】請求項3に記載の発明は、記録データと、
該記録データの読み出し動作を制御するための制御デー
タとを記録媒体から読み出した読み出し信号が入力さ
れ、入力されるクロック信号に同期動作して前記読み出
し信号をデジタル信号に変換し出力するA/D変換器
と、前記デジタル信号と前記クロック信号が入力され、
該クロック信号に同期動作し、前記制御データに基づい
て係数を最適化し、該係数と第1の強度パラメータに基
づいて前記デジタル信号を波形整形し、その整形後の信
号を再生信号として出力する波形等価器と、前記再生信
号が入力され、第2の強度パラメータに基づいて前記制
御データを読み出した再生信号にクロック信号を同期さ
せるPLL回路とを備えたデータ読み取り装置におい
て、前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同
期させるための第1の動作モードの時には前記第1の強
度パラメータの値を小さくし、前記波形等価器の係数を
最適化するための第2の動作モードの時には前記第1の
強度パラメータの値を大きくする第1の制御回路と、前
記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期させ
るための第1の動作モードの時には前記第2の強度パラ
メータの値を大きくし、前記波形等価器の係数を最適化
するための第2の動作モードの時には前記第2の強度パ
ラメータの値を小さくする第2の制御回路とを備えた。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1又は3
に記載のデータ読み取り装置において、前記波形等価器
は、LMS法に従って前記デジタル信号を波形整形する
ものであり、前記デジタル信号が入力され、前記クロッ
ク信号に同期動作して前記デジタル信号を波形整形し、
その整形後の信号を再生信号として出力するデジタルフ
ィルタと、前記デジタル信号が入力されると共に強度パ
ラメータが入力され、前記強度パラメータをLMS法に
おけるステップサイズとし、前記クロック信号に同期動
作して前記デジタル信号と前記ステップサイズに基づい
て前記デジタルフィルタの係数を算出する係数算出回路
とを備えた。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項2又は3
に記載のデータ読み取り装置において、前記PLL回路
は、前記再生信号とクロック信号が入力され、両信号の
位相差に応じた位相差信号を出力する位相検出器と、前
記位相差信号と前記強度パラメータが入力され、前記強
度パラメータに基づく乗数と前記位相差信号とを演算
し、その演算結果の信号を出力する増幅器と、前記増幅
器の出力信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、
前記アナログ信号の電圧に対応する周波数のクロック信
号を出力する電圧制御発振器とを備えた。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項2又は3
に記載のデータ読み取り装置において、前記PLL回路
は、前記再生信号とクロック信号が入力され、両信号の
位相差に応じた位相差信号を出力する位相検出器と、前
位相検出器の出力信号と前記強度パラメータが入力さ
れ、前記強度パラメータに基づくフルレベルレンジにて
前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、
前記アナログ信号の電圧に対応する周波数のクロック信
号を出力する電圧制御発振器とを備えた。
【0020】請求項7に記載の発明は、記録データと、
該記録データの読み出し動作を制御するための制御デー
タとを記録媒体から読み出した読み出し信号が入力さ
れ、入力されるクロック信号に同期動作して前記読み出
し信号をA/D変換器にてデジタル信号に変換し、前記
クロック信号に同期動作する波形等価器における係数を
前記制御データに基づいて最適化し、該係数と強度パラ
メータに基づいて動作する波形等価器にて前記デジタル
信号を波形整形し、その整形後の信号を再生信号として
出力するデータ読み取り方法において、前記制御データ
に基づいて、前記制御データを読み出した再生信号にク
ロック信号を同期させる第1の動作モードの時には前記
強度パラメータの値を小さくし、前記波形等価器の係数
を最適化させる第2の動作モードの時には前記強度パラ
メータの値を大きくするようにした。
【0021】請求項8に記載の発明は、記録データと、
該記録データの読み出し動作を制御するための制御デー
タとを記録媒体から読み出した読み出し信号が入力さ
れ、入力されるクロック信号に同期動作して前記読み出
し信号をA/D変換器にてデジタル信号に変換し、PL
L回路にて強度パラメータに基づいて前記制御データを
読み出した前記デジタル信号に基づく再生信号に同期し
た前記クロック信号を生成するデータ読み取り方法にお
いて、前記制御データに基づいて、前記クロック信号を
同期させるための第1の動作モードの時には前記強度パ
ラメータの値を大きくし、前記デジタル信号を波形整形
した再生信号を出力する波形等価器の係数を最適化する
ための第2の動作モードの時には前記強度パラメータの
値を小さくするようにした。
【0022】請求項9に記載の発明は、記録データと、
該記録データの読み出し動作を制御するための制御デー
タとを記録媒体から読み出した読み出し信号が入力さ
れ、入力されるクロック信号に同期動作して前記読み出
し信号をA/D変換器にてデジタル信号に変換し、前記
クロック信号に同期動作する波形等価器における係数を
前記制御データに基づいて係数を最適化し、該係数と第
1の強度パラメータに基づいて動作する波形等価器にて
前記デジタル信号を波形整形し、その整形後の信号を再
生信号として出力し、PLL回路にて第2の強度パラメ
ータに基づいて前記制御データを読み出した再生信号に
同期した前記クロック信号を生成するデータ読み取り方
法において、前記制御データに基づいて、前記クロック
信号を同期させるための第1の動作モードの時には前記
第1の強度パラメータの値を小さくし、前記波形等価器
の係数を最適化するための第2の動作モードの時には前
記第1の強度パラメータの値を大きくする第1の制御ス
テップと、前記制御データに基づいて、前記クロック信
号を同期させるための第1の動作モードの時には前記第
2の強度パラメータの値を大きくし、前記波形等価器の
係数を最適化するための第2の動作モードの時には前記
第2の強度パラメータの値を小さくする第2の制御ステ
ップとを含む。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項7又は
9に記載のデータ読み取り方法において、前記波形等価
器は、LMS法に従って前記デジタル信号を波形整形す
るものであって、前記デジタル信号が入力されると共に
LMS法におけるステップサイズが入力され、前記クロ
ック信号に同期動作して前記デジタル信号と前記ステッ
プサイズに基づいてフィルタ係数を算出し、前記フィル
タ係数に基づいて前記デジタル信号を波形整形し、その
整形後の信号を再生信号として出力し、前記ステップサ
イズを強度パラメータとして制御するようにした。
【0024】請求項11に記載の発明は、請求項8又は
9に記載のデータ読み取り方法において、前記PLL回
路は、前記再生信号とクロック信号が入力され、両信号
の位相差に応じた位相差信号を出力する位相検出器と、
前記位相差信号が入力され、前記位相差信号と乗数とを
演算し、その演算結果の信号を出力する増幅器と、前記
増幅器の出力信号をアナログ信号に変換するDA変換器
と、前記アナログ信号の電圧に対応する周波数のクロッ
ク信号を出力する電圧制御発振器とを備え、前記増幅器
における乗数を強度パラメータとして制御するようにし
た。
【0025】請求項12に記載の発明は、請求項8又は
9に記載のデータ読み取り方法において、前記PLL回
路は、前記再生信号とクロック信号が入力され、両信号
の位相差に応じた位相差信号を出力する位相検出器と、
前記位相検出器の出力信号と前記強度パラメータが入力
され、前記強度パラメータに基づくフルレベルレンジに
て前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換器
と、前記アナログ信号の電圧に対応する周波数のクロッ
ク信号を出力する電圧制御発振器とを備え、前記DA変
換器におけるフルレベルレンジを強度パラメータとして
制御するようにした。
【0026】請求項13に記載の発明は、請求項7,
9,10のうちの何れか1項に記載のデータ読み取り方
法の波形等価器におけるステップを記録した記録媒体で
ある。 (作用)従って、 請求項1に記載の発明によれば、制
御回路は、制御データに基づいて、制御データを読み出
した再生信号にクロック信号を同期させる第1の動作モ
ードの時には強度パラメータの値を小さくし、波形等価
器の係数を最適化させる第2の動作モードの時には強度
パラメータの値を大きくする。これにより、波形等価器
の係数が第2の動作モードの時に短い時間で所定の値に
収束する。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、制御回路
は、制御データに基づいて、クロック信号を同期させる
ための第1の動作モードの時には強度パラメータの値を
大きくし、波形等価器の係数を最適化するための第2の
動作モードの時には強度パラメータの値を小さくする。
これにより、PLL回路が生成するクロック信号が制御
データを読み出した読み出し信号に短時間で同期する。
【0028】請求項3に記載の発明によれば、第1の制
御回路は、制御データに基づいて、クロック信号を同期
させるための第1の動作モードの時には第1の強度パラ
メータの値を小さくし、波形等価器の係数を最適化する
ための第2の動作モードの時には第1の強度パラメータ
の値を大きくする。これにより、波形等価器の係数が第
2の動作モードの時に短い時間で所定の値に収束する。
第2の制御回路は、制御データに基づいて、クロック信
号を同期させるための第1の動作モードの時には第2の
強度パラメータの値を大きくし、波形等価器の係数を最
適化するための第2の動作モードの時には第2の強度パ
ラメータの値を小さくする。これにより、PLL回路が
生成するクロック信号が制御データを読み出した読み出
し信号に短時間で同期する。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、波形等価
器は、LMS法に従ってデジタル信号を波形整形するも
のであり、そのLMS法におけるステップサイズを強度
パラメータとして制御するようにしたことにより、動作
モードに対して容易にステップサイズを変更することが
可能となる。
【0030】請求項5に記載の発明によれば、位相検出
器にて検出した再生信号とクロック信号の位相差に応じ
た位相差信号を強度パラメータに基づいて増幅する増幅
器が備えられる。その増幅器の出力信号は、DA変換器
にてアナログ信号に変換され、電圧制御発振器に入力さ
れる。そして、増幅器における乗数が強度パラメータと
して制御される。これにより、動作モードに対して電圧
制御発振器の入力電圧を容易に制御することが可能とな
る。
【0031】請求項6に記載の発明によれば、位相検出
器にて検出した再生信号とクロック信号の位相差に応じ
た位相差信号をアナログ信号に変換して電圧制御発振器
に出力するDA変換器が備えられ、そのDA変換器にお
けるフルレベルレンジを強度パラメータとして制御され
る。これにより、動作モードに対して電圧制御発振器の
入力電圧を容易に制御することが可能となる。
【0032】請求項7に記載の発明によれば、制御デー
タに基づいて、制御データを読み出した再生信号にクロ
ック信号を同期させる第1の動作モードの時には強度パ
ラメータの値が小さくし、波形等価器の係数を最適化さ
せる第2の動作モードの時には強度パラメータの値が大
きく制御される。これにより、波形等価器の係数が第2
の動作モードの時に短い時間で所定の値に収束する。
【0033】請求項8に記載の発明によれば、制御デー
タに基づいて、クロック信号を同期させるための第1の
動作モードの時には強度パラメータの値が大きく制御さ
れ、波形等価器の係数を最適化するための第2の動作モ
ードの時には強度パラメータの値が小さく制御される。
これにより、PLL回路が生成するクロック信号が制御
データを読み出した読み出し信号に短時間で同期する。
【0034】請求項9に記載の発明によれば、制御デー
タに基づいて、クロック信号を同期させるための第1の
動作モードの時には第1の強度パラメータの値が小さく
制御され、波形等価器の係数を最適化するための第2の
動作モードの時には第1の強度パラメータの値を大きく
制御される。これにより、波形等価器の係数が第2の動
作モードの時に短い時間で所定の値に収束する。また、
制御データに基づいて、クロック信号を同期させるため
の第1の動作モードの時には第2の強度パラメータの値
が大きく制御され、波形等価器の係数を最適化するため
の第2の動作モードの時には第2の強度パラメータの値
が小さく制御される。これにより、PLL回路が生成す
るクロック信号が制御データを読み出した読み出し信号
に短時間で同期する。
【0035】請求項10に記載の発明によれば、波形等
価器は、LMS法に従ってデジタル信号を波形整形する
ものであり、そのLMS法におけるステップサイズを強
度パラメータとして制御することにより、動作モードに
対して容易にステップサイズを変更することが可能とな
る。
【0036】請求項11に記載の発明によれば、位相検
出器にて検出した再生信号とクロック信号の位相差に応
じた位相差信号を強度パラメータに基づいて増幅する増
幅器が備えられる。その増幅器の出力信号は、DA変換
器にてアナログ信号に変換され、電圧制御発振器に入力
される。そして、増幅器における乗数が強度パラメータ
として制御される。これにより、動作モードに対して電
圧制御発振器の入力電圧を容易に制御することが可能と
なる。
【0037】請求項12に記載の発明によれば、位相検
出器にて検出した再生信号とクロック信号の位相差に応
じた位相差信号をアナログ信号に変換して電圧制御発振
器に出力するDA変換器が備えられ、そのDA変換器に
おけるフルレベルレンジを強度パラメータとして制御さ
れる。これにより、動作モードに対して電圧制御発振器
の入力電圧を容易に制御することが可能となる。
【0038】請求項13に記載の発明によれば、記録媒
体には、請求項7,9,10のうちの何れか1項に記載
のデータ読み取り方法の波形等価器におけるステップが
記録され、その記録媒体が提供される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図7に従って説明する。尚、説明の便宜
上、従来技術と同様の構成については同一の符号を付し
てその説明を一部省略する。
【0040】図1は、一実施形態のデータ読み取り装置
のブロック図を示す。データ読み取り装置31のプリフ
ィルタ14には、記録媒体11からヘッド装置12を介
してアナログ信号として読み出された読み出し信号とし
てのリード信号RDが入力される。プリフィルタ14
は、リード信号RDをフィルタリングして必要とする周
波数帯の信号をオートゲインコントロールアンプ(AG
C)15に出力する。AGC15は、プリフィルタ14
の出力信号の振幅を所定の振幅に増幅し、その増幅した
信号をA/D変換器(ADC)16出力する。
【0041】ADC16は、AGC15の出力信号をデ
ジタル信号に変換し、そのデジタル信号を波形等価器3
2に出力する。波形等価器32は、ADC16から入力
されるデジタル信号と予め設定される強度(感度)パラ
メータを演算してデジタル信号の波形を整形し、その整
形後のデジタル信号を再生信号DoutとしてCPU1
9に出力する。CPU19は、入力される再生信号Do
utに基づいて、所定のビット数の読み出しデータを生
成する。
【0042】また、波形等価器32は、再生信号Dou
tをPLL回路33に出力する。PLL回路33は、再
生信号Doutに同期したクロック信号CLKを生成
し、ADC16、波形等価器32に出力する。
【0043】クロック信号CLKは、1又は0のデータ
を取り込むタイミングの設定に用いられる。即ち、AD
C16は、入力されるクロック信号CLKに同期して入
力信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、その
デジタル信号を出力する。波形等価器32は、入力され
るクロック信号CLKに同期して演算を行う。
【0044】波形等価器32,PLL回路33には、そ
れぞれ強度(感度)パラメータを制御するための係数制
御回路34,35が設けられている。係数制御回路3
4,35は、それぞれ記録媒体11から読み出されたコ
ードに応答して波形等価器32,PLL回路33の強度
パラメータを制御する。
【0045】図12に示すように、プリアンブル(P
R)領域21に記録されたプリアンブル(PR)コード
は、主にPLL回路33を同期させるために用いられ
る。そのため、PLL回路33の係数制御回路35は、
制御データとしてのPRコードを読み出したリード信号
RDにクロック信号CLKを同期させるための第1の動
作モードにおいて、強度パラメータを大きくする。一
方、波形等価器32の係数制御回路34は、第1の動作
モードにおいて、強度パラメータを小さくする。このこ
とは、PRコードに対するPLL回路33の応答を強く
する。そして、波形等価器32は、値の小さな強度パラ
メータにより、出力信号の波形をあまり変化させない。
これにより、PLL回路33は、短い時間で同期する。
【0046】図12のトレーニング(TR)領域22に
記録されたトレーニング(TR)コードは、主に波形等
価器32を最適化するために用いられる。そのため、波
形等価器32の係数制御回路34は、制御データとして
のTRコードを読み出したリード信号RDに基づいて係
数を最適化するための第2の動作モードにおいて、強度
パラメータを大きくする。一方、PLL回路33の係数
制御回路35は、第2の動作モードにおいて、強度パラ
メータを小さくする。このことは、TRコードに対する
波形等価器32の応答を強くする。これにより、波形等
価器32は、短い時間で係数を所望の値に収束させる。
そして、PLL回路33は、値の小さな強度パラメータ
により、再生信号Doutに対する過応答がないため、
安定した周波数のクロック信号CLKを出力する。
【0047】次に、PLL回路33の一実施形態を図2
に従って詳述する。PLL回路33は、位相検出器4
1、乗算器42、D/A変換器(DAC)43、ループ
フィルタ44、電圧制御発振器(VCO)45を備えて
いる。
【0048】位相検出器41には、図1の波形等価器3
2の出力信号である再生信号Doutとクロック信号C
LKが入力される。位相検出器41は、両信号Dou
t,CLKの位相差に応じたデジタル値の出力信号S1
を乗算器42に出力する。詳しくは、位相検出器41
は、波形等価器32の再生信号Doutとクロック信号
CLKの位相差が大きいほど値の大きな出力信号S1を
乗算器42に出力する。
【0049】乗算器42には、係数制御回路35から強
度パラメータAが入力される。乗算器42は、強度パラ
メータAを位相比較器41の出力信号S1に対する乗数
として扱う。即ち、乗算器42は、位相比較器41から
出力される出力信号S1と乗数である強度パラメータA
を乗算演算し、その演算結果をDAC43に出力する。
【0050】DAC43は、乗算器42の出力信号S2
をデジタル−アナログ変換し、その変換後のアナログ信
号S3をループフィルタ44に出力する。このアナログ
信号S3の電圧は、再生信号Doutとクロック信号C
LKの位相差に応じて変化する。
【0051】ループフィルタ44は、DAC43から出
力されるアナログ信号S3を平滑した直流電圧を出力信
号S4としてVCO45に出力する。VCO45は、ル
ープフィルタ44の出力信号の電圧値に応じた周波数の
クロック信号CLKを位相検出器41,乗算器42,D
AC43に出力する。
【0052】上記の構成により、PLL回路33は、再
生信号Doutとクロック信号CLKの位相差に応じて
ループフィルタ44の出力信号の電圧値を上昇/下降さ
せる。これにより、PLL回路33は、VCO45から
出力されるクロック信号CLKの周波数を、PRコード
を読み出している時の再生信号Doutの周波数に一致
させる、所謂ロックする。
【0053】また、VCO45は、クロック信号CLK
を図1のADC16,波形等価器32に出力する。これ
により、データ読み取り装置31は、クロック信号CL
Kに同期してリード信号RDを順次処理する。
【0054】係数制御回路35は、クロックカウンタ4
6、係数算出部47、レジスタ48を含む。クロックカ
ウンタ46には、クロック信号CLKが入力される。ク
ロックカウンタ46は、クロック信号CLKの立ち上が
りエッジ(又は立ち下がりエッジ等)をカウントする。
クロックカウンタ46は、カウント値のデジタル信号を
係数算出部47に出力する。
【0055】また、クロックカウンタ46には、図1の
CPU19からリセット信号RSTが入力される。CP
U19は、再生信号Doutに基づいて、その再生信号
DoutがPR領域21から読み出されたPRコードで
あることを検出するとリセット信号RSTを出力する。
クロックカウンタ46は、リセット信号RSTに応答し
てカウント値をクリアする。
【0056】従って、係数算出部47には、PRコード
の読み取りが開始されると、クロックカウンタ46から
クリアされたカウント値のデジタル信号が入力される。
そのカウント値は、PRコードの読み取りが開始されて
からクロックカウンタ46に入力されるクロック信号C
LKのエッジの数である。そして、クロック信号CLK
のエッジは、PRコードの各ビットを読み出した数に対
応している。従って、係数算出部47には、PR領域2
1の先頭から読み出したビット数に対応するカウント値
が入力される。
【0057】係数算出部47には、レジスタ48が接続
されている。レジスタ48は、複数の領域48a〜48
eを含む。第1領域48aには、強度パラメータAの初
期値A1が格納される。係数算出部47は、クリアされ
た(0の)カウント値が入力されると、第1領域48a
に格納された強度パラメータの初期値A1を読み出し、
強度パラメータを乗算器42に出力する。
【0058】第2,第3領域48b,48cには、それ
ぞれ初期値A1に対する第1,第2係数B1,B2が格
納される。第1,第2係数は、それぞれ強度パラメータ
の初期値A1に対する乗数である。係数算出部47は、
初期値A1と第1,第2係数B1,B2をそれぞれ乗算
演算し、その演算結果を強度パラメータAとして乗算器
42に出力する。
【0059】第4,第5領域48d,48eには、強度
パラメータの値を切り替えるタイミングを示す情報が格
納されている。係数算出部47は、第4,第5領域48
d,48eに格納されたタイミング情報に基づいて、出
力する強度パラメータの値を切り替える。詳述すれば、
第4,第5領域48d,48eに格納されたタイミング
情報はカウント値である。係数算出部47は、クロック
カウンタ46から入力されるカウント値と、第4,第5
領域48d,48eに格納されたカウント値C1,C2
を比較する。係数算出部47は、クロックカウンタ46
から入力されるカウント値が第4領域48dに格納され
たカウント値C1と一致すると、初期値A1と第1係数
B1の乗算結果を強度パラメータA(=A1×B1)と
して出力する。また、係数算出部47は、クロックカウ
ンタ46から入力されるカウント値が第5領域48eに
格納されたカウント値C2と一致すると、初期値A1と
第2係数B2の乗算結果を強度パラメータA(=A1×
B2)として出力する。
【0060】第4,第5領域48d,48eに格納され
たタイミング情報であるカウント値は、PRコードとT
Rコードに応じて予め設定され、図1のCPU19等に
より格納されている。
【0061】上記の構成により、係数制御回路35は、
その時々にPLL回路33に入力されるコードに応じた
PLL回路33を構成する乗算器42に対する強度パラ
メータを変更する。そして、第2,第3領域48b,4
8cに格納された第1,第2係数B1,B2は、TRコ
ードのリード信号RDがPLL回路33に入力される時
に、強度パラメータAが初期値A1よりも小さくなるよ
うに設定されている。
【0062】例えば、第1領域48aには初期値A1と
して値「1」が格納されている。第2領域48bには第
1係数B1として値「0.5」が格納されている。第3
領域48cには第2係数B2として値「0.1」が格納
されている。
【0063】図3に示すように、先ず、係数算出部47
は、クリアされたカウント値が入力されると、初期値
「1」の強度パラメータAを乗算器42に出力する。こ
の時の強度パラメータを第1の強度パラメータと呼ぶ。
この時、PLL回路33には、PRコードのリード信号
RDが入力されている。
【0064】次に、係数算出部47は、クロックカウン
タ46のカウント値が第4領域48dに格納されたカウ
ント値C1と一致すると、初期値A1と第1係数B1の
乗算結果である値0.5(=1*0.5)の強度パラメ
ータAを乗算器42に出力する。この時の強度パラメー
タを第2の強度パラメータと呼ぶ。この第2の強度パラ
メータAの値は、第1の強度パラメータAの値の 1/2で
ある。
【0065】更に次に、係数算出部47は、クロックカ
ウンタ46のカウント値が第5領域48eに格納された
カウント値C2と一致すると、初期値A1と第2係数B
2の乗算結果である値0.1(=1*0.1)の強度パ
ラメータAを乗算器42に出力する。この時の強度パラ
メータを第3の強度パラメータと呼ぶ。この第3の強度
パラメータAの値は、第1の強度パラメータAの値の1/
10である。この時、PLL回路33には、TRコードの
リード信号RDが入力されている。
【0066】従って、係数制御回路35は、TRコード
が入力されている時の強度パラメータAの値を、PRコ
ードが入力されている時のそれよりも小さくする。係数
制御回路35は、強度パラメータAを乗算器42に出力
する。
【0067】乗算器42は、位相検出器41の出力信号
に強度パラメータAの値を乗算した結果を信号S2とし
てDAC43に出力する。強度パラメータAの値は、P
Rコードが入力されているときに大きく、TRコードが
入力されているときに小さく制御される。従って、位相
検出器41の出力信号が同じ値の場合、乗算器42は、
PRコードが入力されているときの信号S2の値をTR
コードが入力されている時のそれよりも大きくする。こ
のことは、VCO45に入力されるループフィルタ44
の出力信号S4の変化量を大きくする。これにより、ク
ロック信号CLKの周波数は大きく変化する。
【0068】即ち、PLL回路33は、リード信号RD
とクロック信号CLKの位相差に対して、クロック信号
CLKの周波数の変化量を大きくする、所謂感度を高く
する。これにより、クロック信号CLKの周波数は、目
的とする周波数(この場合はリード信号RDの周波数)
に速く近づく。即ち、PLL回路33は、短時間でクロ
ック信号CLKの周波数をリード信号RDの周波数にロ
ックする。
【0069】一方、TRコードが読み出されている時に
強度パラメータは小さい。従って、VCO45に入力さ
れるループフィルタ44の出力信号S4の変化量は小さ
くな。即ち、PLL回路33は、TRコードに対応して
感度を鈍くする。これにより、再生信号Doutの変化
に対するクロック信号CLKの周波数の変化が小さく抑
えられる、所謂過応答が抑えられるため、PLL回路3
3はロックがはずれにくく、安定した周波数のクロック
信号CLKを出力する。
【0070】次に、波形等価器32の一実施形態を図4
に従って詳述する。波形等価器32は、FIRフィルタ
51、係数算出回路52、係数制御回路34を含む。係
数制御回路34は、クロックカウンタ53、係数算出部
54、レジスタ55を含む。
【0071】クロックカウンタ53には、クロック信号
CLKが入力される。クロックカウンタ53は、クロッ
ク信号CLKの立ち上がりエッジ(又は立ち下がりエッ
ジ等)をカウントする。クロックカウンタ53は、カウ
ント値のデジタル信号を係数算出部54に出力する。
【0072】また、クロックカウンタ53には、図1の
CPU19からリセット信号RSTが入力される。CP
U19は、再生信号Doutに基づいて、その再生信号
DoutがPR領域21から読み出されたPRコードで
あることを検出するとリセット信号RSTを出力する。
クロックカウンタ53は、リセット信号RSTに応答し
てカウント値をクリアする。
【0073】従って、係数算出部54には、PRコード
の読み取りが開始されると、クロックカウンタ53から
クリアされたカウント値のデジタル信号が入力される。
そのカウント値は、PRコードの読み取りが開始されて
からクロックカウンタ53に入力されるクロック信号C
LKのエッジの数である。そして、クロック信号CLK
のエッジは、PRコードの各ビットを読み出した数に対
応している。従って、係数算出部54には、PR領域2
1の先頭から読み出したビット数に対応するカウント値
が入力される。
【0074】係数算出部54には、レジスタ55が接続
されている。レジスタ55は、複数の領域55a〜55
eを含む。第1領域55aには、強度パラメータμの初
期値μ1が格納されている。係数算出部54は、クリア
された(0の)カウント値が入力されると、第1領域5
5aに格納された強度パラメータの初期値μ1を読み出
し、強度パラメータを係数算出回路52に出力する。
【0075】第2,第3領域55b,55cには、それ
ぞれ初期値μ1に対する第1,第2係数β1,β2が格
納されている。第1,第2係数β1,β2は、それぞれ
強度パラメータの初期値μ1に対する乗数である。係数
算出部54は、強度パラメータの初期値μ1と第1,第
2係数β1,β2をそれぞれ乗算演算し、その演算結果
を係数算出回路52に出力する。
【0076】第4,第5領域55d,55eには、強度
パラメータμの値を切り替えるタイミングを示す情報が
格納されている。係数算出部54は、第4,第5領域5
5eに格納されたタイミング情報に基づいて、出力する
強度パラメータの値を切り替える。
【0077】詳述すれば、第4,第5領域55d,55
eに格納されたタイミング情報はカウント値である。係
数算出部54は、クロックカウンタ53から入力される
カウント値と、第4,第5領域55d,55eに格納さ
れたカウント値を比較する。
【0078】係数算出部54は、クロックカウンタ53
から入力されるカウント値が第4領域55dに格納され
たカウント値と一致すると、初期値μ1と第1係数β1
の乗算結果を強度パラメータμ(=μ1×β1)として
出力する。また、係数算出部54は、クロックカウンタ
53から入力されるカウント値が第5領域55eに格納
されたカウント値と一致すると、初期値μ1と第2係数
β2の乗算結果を強度パラメータμ(=μ1×β1)と
して出力する。
【0079】第4,第5領域55d,55eに格納され
たタイミング情報であるカウント値は、PRコードとT
Rコードに応じて予め設定され、図1のCPU19等に
より格納されている。
【0080】上記の構成により、係数制御回路35は、
その時々に波形等価器32に入力されるコードに応じ
て、波形等価器32を構成する係数算出回路52に対す
る強度パラメータを変更する。そして、第2,第3領域
55b,55cに格納された第1,第2係数β1,β2
は、TRコードのリード信号RDがPLL回路33に入
力される時に、強度パラメータμが初期値μ1よりも大
きくなるように設定されている。
【0081】例えば、第1領域55aには初期値μ1と
して値「0.001」が格納されている。第2領域55
bには第1係数β1として値「5」が格納され、第3領
域55cには第2係数β2として値「10」が格納され
ている。第4,第5領域55d,55eには、タイミン
グ情報としてカウント値C1,C2が格納されている。
【0082】図3に示すように、先ず、係数算出部54
は、クリアされたカウント値が入力されると、初期値μ
1の値「0.001」の強度パラメータμを係数算出回
路52に出力する。この時の強度パラメータを第1の強
度パラメータと呼ぶ。この時、PLL回路33には、P
Rコードのリード信号RDが入力されている。
【0083】次に、係数算出部54は、クロックカウン
タ53のカウント値が第4領域55dに格納されたカウ
ント値C1と一致すると、初期値μ1と第1係数β1の
乗算結果である値0.005(=0.001*5)の強
度パラメータμを係数算出回路52に出力する。この時
の強度パラメータを第2の強度パラメータμと呼ぶ。こ
の第2の強度パラメータの値は、第1の強度パラメータ
の値の5倍である。
【0084】更に次に、係数算出部54は、クロックカ
ウンタ53のカウント値が第5領域55eに格納された
カウント値C2と一致すると、初期値μ1と第2係数β
2の乗算結果である値0.01(=0.001*10)
の強度パラメータμを係数算出回路52に出力する。こ
の時の強度パラメータを第3の強度パラメータμと呼
ぶ。この第3の強度パラメータμの値は、第1の強度パ
ラメータの値の10倍である。この時、PLL回路33
には、TRコードのリード信号RDが入力されている。
【0085】従って、係数制御回路34は、TRコード
が入力されている時に、PRコードが入力されている時
の強度パラメータμよりも大きい値の強度パラメータμ
を係数算出回路52に出力する。
【0086】フィルタ係数算出回路52は、強度パラメ
ータμの値に応じた値のフィルタ係数をFIRフィルタ
51に出力する。強度パラメータμの値は、PRコード
が入力されている時に小さく、TRコードが入力されて
いる時に大きく制御される。従って、フィルタ係数算出
回路52は、TRコードが入力されている時のフィルタ
係数の値を、PRコードが入力されている時のそれより
も大きくする。
【0087】FIRフィルタ51は、入力されるフィル
タ係数に基づいて、入力信号Xを波形等価して波形整形
した信号Y(図4の再生信号Dout)を出力する。F
IRフィルタ51は、フィルタ係数算出回路52から入
力されるフィルタ係数の値に応じて特性を調整する。フ
ィルタ係数の値は、PRコードが入力されている時に小
さく、TRコードが入力されている時に大きい。従っ
て、FIRフィルタ51は、TRコードが入力されてい
る時の再生信号Doutの値を、PRコードが入力され
ている時のそれよりも大きくする。
【0088】これにより、波形等価器32は、コードに
対応して係数を変更する。即ち、波形等価器32は、P
Rコードが入力されているときに係数の変更量を少なく
する。このことは、PRコードが入力されているとき
に、係数が意図しない値になるのを抑える。
【0089】そして、波形等価器は、TRコードが入力
されているときに係数の変更量を大きくする。このこと
は、波形等価器の係数を収束するためのコードであるT
Rコードが入力されているときに、係数が所望の値に収
束するまでの時間を短くする。即ち、波形等価器32
は、TRコードが入力されているときに、係数を従来に
比べて速く収束する。
【0090】次に、FIRフィルタ51と係数算出回路
52について説明する。図5に示すように、FIRフィ
ルタ51は、フリップフロップ(FF)61,62、第
1〜第3乗算器63〜65、加算器66を含む。
【0091】FF61,62には、クロック信号CLK
が入力される。第1FF61は、クロック信号CLKに
同期動作して入力信号をラッチすると共に、そのラッチ
した信号を第2FF62と第2乗算器64に出力する。
第2FF62は、クロック信号CLKに同期動作して第
1FF61の出力信号をラッチすると共に、そのラッチ
した信号を第3乗算器65に出力する。
【0092】第1乗算器63には、入力信号Xと第1フ
ィルタ係数H1が入力される。第2乗算器64には、第
1FF61の出力信号と第2フィルタ係数H2が入力さ
れる。第3乗算器65には、第2FF62の出力信号と
第3フィルタ係数H3が入力される。各乗算器63〜6
5は、それぞれ入力信号と各フィルタ係数H1〜H3を
乗算演算し、その演算結果の出力信号M1〜M3を加算
器66に出力する。加算器66は、クロック信号CLK
に同期動作し、第1〜第3乗算器63〜65の出力信号
M1〜M3を加算演算し、その演算結果を出力信号Yと
して出力する。この出力信号Yは、図4における再生信
号Doutである。
【0093】FIRフィルタ51の動作を詳述すれば、
今、FIRフィルタ51に入力される信号を入力信号X
(n+1)とする。この時、第1FF61には、1クロ
ック前に入力された信号X(n)がラッチされている。
また、第2FF62には、2クロック前に入力された信
号X(n−1)がラッチされている。
【0094】また、各乗算器63〜65には、それぞれ
フィルタ係数H1(n),H2(n),H3(n)が入
力される。第1乗算器63は、信号X(n+1)と第1
フィルタ係数H1(n)を乗算演算し、その演算結果の
信号M(n)を出力する。第2乗算器64は、信号X
(n)と第2フィルタ係数H2(n)を乗算演算し、そ
の演算結果の信号M(n)を出力する。第3乗算器65
は、信号X(n−1)と第3フィルタ係数H3(n)を
乗算演算し、その演算結果の信号M(n)を出力する。
加算器66は、M1(n)〜M3(n)を加算演算し、
その演算結果を信号Y(n)として出力する。
【0095】図6は、フィルタ係数算出回路52のブロ
ック回路図である。フィルタ係数算出回路52は、図5
のFIRフィルタ51を構成する第1〜第3乗算器63
〜65に対応する第1〜第3係数算出器67〜69を備
える。第1〜第3係数算出器67〜69は、公知のLM
S法により第1〜第3フィルタ係数H1〜H3を求める
ものである。そのLMS法において、強度パラメータμ
は、ステップサイズとして扱われる。尚、LMS法につ
いては、S.ヘイキン著,武部幹訳,現代工学社刊『適
応フィルター入門』第4章を参照されたい。
【0096】各係数算出器67〜69は、その時刻nに
おけるフィルタ係数H1(n)〜H3(n)、強度パラ
メータμ、入力信号X(n+1),X(n),X(n−
1)により、 H1(n+1)=H1(n)+μ×E(n)×X(n+
1) H2(n+1)=H2(n)+μ×E(n)×X(n) H3(n+1)=H3(n)+μ×E(n)×X(n−
1) の各式により次の時刻n+1における各フィルタ係数H
1(n+1)〜H3(n+1)を求めるように構成され
ている。但し、E(n)は、理想的な波形における理想
値D(n)と出力信号Y(n)の差であり、 E(n)=D(n)−Y(n) により求められる。ここで、理想値D(n)は、出力信
号Y(n)の値に基づいて、「1」「−1」「0」のい
ずれかの値である。各係数算出器67〜69は、出力信
号Y(n)が(Y(n)>0.5)の時にD(n)=
1、(Y(n)<−0.5)の時にD(n)=−1、そ
れ以外の時にD(n)=0とするように構成されてい
る。
【0097】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)波形等価器32の係数制御回路34は、PRコー
ドに基づいてクロック信号CLKを同期させるための第
1の動作モードの時には強度パラメータμの値を小さく
し、TRコードに基づいて波形等価器32の係数を最適
化するための第2の動作モードの時には強度パラメータ
μの値を大きくするようにした。その結果、波形等価器
32は係数を第2の動作モードの時に係数を短い時間で
所定の値に収束させることができる。
【0098】また、PLL回路33の係数制御回路35
は、PRコードに基づいてクロック信号CLKを同期さ
せるための第1の動作モードの時には強度パラメータA
の値を大きくし、TRコードに基づいて波形等価器32
の係数を最適化するための第2の動作モードの時には強
度パラメータAの値を小さくするようにした。その結
果、PLL回路33は、生成するクロック信号CLKが
PRコードを読み出したリード信号RDに短時間で同期
させることができる。
【0099】尚、本発明は上記実施の形態の他、以下の
態様で実施してもよい。 ○上記実施形態では、波形等価器32,PLL回路33
の係数制御回路34,35を構成するレジスタ48,5
5(図2、図4参照)に強度パラメータμ,Aの初期値
μ1,A1と、その初期値に対する第1,第2係数β
1,β2,B1,B2を格納し、初期値と第1,第2係
数を乗算した結果をそれぞれ強度パラメータμ,Aとし
て出力するようにしたが、第1,第2係数として初期値
に対して加算又は減算する値を格納するようにしてもよ
い。即ち、係数算出部47,54は、それぞれカウント
値に基づいて、初期値に対して第1,第2係数を加算
(又は減算)し、その結果を強度パラメータμ,Aとし
て出力する。
【0100】また、図8,9に示すように、それぞれ初
期値μ1,A1と切り替えて強度パラメータとして出力
する値を格納するようにしても良い。即ち、図8の係数
算出部47aは、第4領域48dのカウント値C1に基
づいて、第2領域48bの値A2を読み出し、その値A
2を強度パラメータAとして出力する。また、係数算出
回路47aは、第5領域48eのカウント値C2に基づ
いて、第3領域48cの値A3を読み出し、その値A3
を強度パラメータAとして出力する。
【0101】図9の係数算出部54aは、第4領域55
dのカウント値C1に基づいて、第2領域55bの値μ
2を読み出し、その値μ2を強度パラメータμとして出
力する。また、係数算出回路54aは、第5領域55e
のカウント値C2に基づいて、第3領域55cの値μ3
を読み出し、その値μ3を強度パラメータμとして出力
する。
【0102】このように構成することにより、簡単な回
路構成にて係数算出部47a,54aが形成できるた
め、係数制御回路35a,34aの回路規模、ひいては
データ読み取り装置31の回路規模を上記実施形態に比
べて小さくすることができる。
【0103】○上記各実施形態において、PLL回路3
3の係数制御回路35は、強度パラメータAを3段階に
変更するようにしたが、係数を2段階又は4段階以上に
変更するようにしても良い。同様に、波形等価器32の
制御回路34は、強度パラメータμを4段階に変更する
用にしたが、係数を2段階,3段階,5段階以上に変更
するようにしてもよい。
【0104】○上記各実施形態では、波形等価器32に
FIRフィルタ51を用いたが、IIR(Infinite imp
ulse response )フィルタ,スイッチド・キャパシタ・
フィルタ等の他のデジタルフィルタを用いて実施しても
良い。その場合、同様に強度(感度)パラメータを制御
する。
【0105】また、FIRフィルタ51の次数を3次以
上に変更して実施しても良い。 ○上記各実施形態において、波形等価器32に代えて、
図10に示すCPU70を含む構成としても良い。CP
U70は、ROM71,RAM72を含む。ROM71
には、上記の波形整形のためのプログラムデータ、及
び、係数変更のためのプログラムデータを含む。これら
のプログラムデータは、所定の記録媒体(ROM,F
D,CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な媒
体)に記録され提供される。RAM72は、レジスタ4
8,55に格納された情報、即ち強度パラメータμの初
期値等の情報を含む。CPU70は、上記各プログラム
に基づいて動作し、入力信号を波形整形した信号(デジ
タル信号)を出力する。この構成によれば、プログラム
を変更するだけで、波形整形の方法、係数変化のための
演算方法、初期値等係数、等を容易に変更することがで
きる。
【0106】○上記実施形態において、強度(感度)パ
ラメータとして図2のDAC43のフルレンジレベルを
変更する様にしてもよい。即ち、図2に一点鎖線で示す
ように、係数制御回路35を構成する係数算出部47は
強度パラメータAをDAC43に出力する。DAC43
は、強度パラメータAに基づいて、フルレベルレンジを
変更する。例えば、今、0.2Vのフルレンジレベルで
あるときに入力信号S2に対して、0.1Vの出力信号
S3を出力している。これを、0.4Vのフルレベルレ
ンジに変更すると、DAC43は、同じ入力信号S2に
対して0.2Vの出力信号S3を出力する。このこと
は、乗算器42において、2倍の値を出力することと等
価となる。従って、このように構成することにより、乗
算器42を省略してPLL回路33を構成する素子数を
少なくする事ができ、図1のデータ読み取り装置31の
回路規模を縮小することができる。
【0107】○上記実施形態において、記録媒体11と
して光ディスク,光磁気ディスク等が用いられても良
い。 ○上記実施形態において、図1のCPU19は、トレー
ニングデータにより次のデータ領域24の始まりを検出
するようにしてもよい。このように構成すれば、図12
のSB領域23がない記録フォーマットの記録媒体に記
録された記録データの読み取りが可能になる。この記録
媒体は、SB領域23が設けられていない分、データ領
域24が多くなる、即ち、記録密度がSB領域23が設
けられている記録媒体に比べて高くなる。
【0108】○上記実施形態では、波形等価器32,P
LL回路33にそれぞれ係数制御回路34,35を設け
たが、PLL回路33にのみ係数制御回路35を設けた
データ読み取り装置31に具体化して実施しても良い。
また、波形等価器32にのみ制御回路34を設けたデー
タ読み取り装置31に具体化して実施しても良い。
【0109】○上記実施形態では、データ読み取り装置
31はPLL回路33を含む構成としたが、PLL回路
は、波形等価器32と別のチップに形成されていても良
い。即ち、データ読み取り装置31は、複数のチップよ
りなるチップセットにより構成されてもよい。
【0110】○上記実施形態において、制御パラメータ
μは0(ゼロ)を含む。即ち、係数制御回路34は、波
形等価器32の状態に応じて値が0(ゼロ)の制御パラ
メータμを出力する構成とする。例えば、図7に示すよ
うに、係数制御回路34は、記録データを読み出したリ
ード信号RDが入力されているときに、CPU19等か
らの指令に基づいて値0の制御パラメータμを出力す
る。この制御パラメータμに応答して波形等価器32
は、入力される信号を波形整形せずに再生信号Dout
として出力する。即ち、波形等価器32は、波形等価の
ための動作を停止する。
【0111】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至6に
記載の発明によれば、記録媒体からのデータの読み出し
に関わる係数を高速に安定収束させることが可能なデー
タ読み取り方法を提供することができる。
【0112】請求項7乃至12に記載の発明によれば、
記録媒体からのデータの読み出しに関わる係数を高速に
安定収束させることが可能なデータ読み取り装置を提供
することができる。
【0113】請求項13に記載の発明によれば、記録媒
体からのデータの読み出しに関わる係数を高速に安定収
束させることが可能なデータ読み取り方法の波形等価器
におけるステップを記録した記録媒体を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のデータ読み取り装置のブロック
回路図。
【図2】 一実施形態のPLL回路のブロック回路図。
【図3】 読み出しデータと強度パラメータを示す説明
図。
【図4】 一実施形態の波形等価器のブロック回路図。
【図5】 FIRフィルタのブロック回路図。
【図6】 係数算出回路のブロック回路図。
【図7】 読み出しデータと強度パラメータを示す説明
図。
【図8】 別の計数制御回路のブロック回路図。
【図9】 別の計数制御回路のブロック回路図。
【図10】 別のデータ読み取り装置のブロック回路
図。
【図11】 従来のデータ読み取り装置のブロック回路
図。
【図12】 読み出しデータの構成図。
【符号の説明】
RD 読み出し信号としてのリード信号 16 A/D変換器(ADC) 32 波形等価器 33 PLL回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−111038(JP,A) 特開 平9−297966(JP,A) 特開 平9−219067(JP,A) 特開 平9−180373(JP,A) 特開 平8−335318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/14

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データと、該記録データの読み出し
    動作を制御するための制御データとを記録媒体から読み
    出した読み出し信号が入力され、入力されるクロック信
    号に同期動作して前記読み出し信号をデジタル信号に変
    換し出力するA/D変換器と、 前記デジタル信号と前記クロック信号が入力され、該ク
    ロック信号に同期動作し、前記制御データに基づいて係
    数を最適化し、該係数と強度パラメータに基づいて前記
    デジタル信号を波形整形し、その整形後の信号を再生信
    号として出力する波形等価器とを備えたデータ読み取り
    装置において、 前記制御データに基づいて、前記制御データを読み出し
    た再生信号にクロック信号を同期させる第1の動作モー
    ドの時には前記強度パラメータの値を小さくし、前記波
    形等価器の係数を最適化させる第2の動作モードの時に
    は前記強度パラメータの値を大きくする制御回路を備え
    たデータ読み取り装置。
  2. 【請求項2】 記録データと、該記録データの読み出し
    動作を制御するための制御データとを記録媒体から読み
    出した読み出し信号が入力され、入力されるクロック信
    号に同期動作して前記読み出し信号をデジタル信号に変
    換し出力するA/D変換器と、 前記デジタル信号を波形等価器にて波形整形した再生信
    号が入力され、強度パラメータに基づいて前記制御デー
    タを読み出した再生信号にクロック信号を同期させるP
    LL回路とを備えたデータ読み取り装置において、 前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
    せるための第1の動作モードの時には前記強度パラメー
    タの値を大きくし、波形等価器の係数を最適化するため
    の第2の動作モードの時には前記強度パラメータの値を
    小さくする制御回路を備えたデータ読み取り装置。
  3. 【請求項3】 記録データと、該記録データの読み出し
    動作を制御するための制御データとを記録媒体から読み
    出した読み出し信号が入力され、入力されるクロック信
    号に同期動作して前記読み出し信号をデジタル信号に変
    換し出力するA/D変換器と、 前記デジタル信号と前記クロック信号が入力され、該ク
    ロック信号に同期動作し、前記制御データに基づいて係
    数を最適化し、該係数と第1の強度パラメータに基づい
    て前記デジタル信号を波形整形し、その整形後の信号を
    再生信号として出力する波形等価器と、 前記再生信号が入力され、第2の強度パラメータに基づ
    いて前記制御データを読み出した再生信号にクロック信
    号を同期させるPLL回路とを備えたデータ読み取り装
    置において、 前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
    せるための第1の動作モードの時には前記第1の強度パ
    ラメータの値を小さくし、前記波形等価器の係数を最適
    化するための第2の動作モードの時には前記第1の強度
    パラメータの値を大きくする第1の制御回路と、 前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
    せるための第1の動作モードの時には前記第2の強度パ
    ラメータの値を大きくし、前記波形等価器の係数を最適
    化するための第2の動作モードの時には前記第2の強度
    パラメータの値を小さくする第2の制御回路とを備えた
    データ読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3に記載のデータ読み取り
    装置において、 前記波形等価器は、LMS法に従って前記デジタル信号
    を波形整形するものであり、 前記デジタル信号が入力され、前記クロック信号に同期
    動作して前記デジタル信号を波形整形し、その整形後の
    信号を再生信号として出力するデジタルフィルタと、 前記デジタル信号が入力されると共に強度パラメータが
    入力され、前記強度パラメータをLMS法におけるステ
    ップサイズとし、前記クロック信号に同期動作して前記
    デジタル信号と前記ステップサイズに基づいて前記デジ
    タルフィルタの係数を算出する係数算出回路とを備えた
    データ読み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載のデータ読み取り
    装置において、 前記PLL回路は、 前記再生信号とクロック信号が入力され、両信号の位相
    差に応じた位相差信号を出力する位相検出器と、 前記位相差信号と前記強度パラメータが入力され、前記
    強度パラメータに基づく乗数と前記位相差信号とを演算
    し、その演算結果の信号を出力する増幅器と、 前記増幅器の出力信号をアナログ信号に変換するDA変
    換器と、 前記アナログ信号の電圧に対応する周波数のクロック信
    号を出力する電圧制御発振器とを備えたデータ読み取り
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3に記載のデータ読み取り
    装置において、 前記PLL回路は、 前記再生信号とクロック信号が入力され、両信号の位相
    差に応じた位相差信号を出力する位相検出器と、 前記位相検出器の出力信号と前記強度パラメータが入力
    され、前記強度パラメータに基づくフルレベルレンジに
    て前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換器
    と、 前記アナログ信号の電圧に対応する周波数のクロック信
    号を出力する電圧制御発振器とを備えたデータ読み取り
    装置。
  7. 【請求項7】 記録データと、該記録データの読み出し
    動作を制御するための制御データとを記録媒体から読み
    出した読み出し信号が入力され、入力されるクロック信
    号に同期動作して前記読み出し信号をA/D変換器にて
    デジタル信号に変換し、 前記クロック信号に同期動作する波形等価器における係
    数を前記制御データに基づいて最適化し、該係数と強度
    パラメータに基づいて動作する波形等価器にて前記デジ
    タル信号を波形整形し、その整形後の信号を再生信号と
    して出力するデータ読み取り方法において、 前記制御データに基づいて、前記制御データを読み出し
    た再生信号にクロック信号を同期させる第1の動作モー
    ドの時には前記強度パラメータの値を小さくし、前記波
    形等価器の係数を最適化させる第2の動作モードの時に
    は前記強度パラメータの値を大きくするようにしたデー
    タ読み取り方法。
  8. 【請求項8】 記録データと、該記録データの読み出し
    動作を制御するための制御データとを記録媒体から読み
    出した読み出し信号が入力され、入力されるクロック信
    号に同期動作して前記読み出し信号をA/D変換器にて
    デジタル信号に変換し、PLL回路にて強度パラメータ
    に基づいて前記制御データを読み出した前記デジタル信
    号に基づく再生信号に同期した前記クロック信号を生成
    するデータ読み取り方法において、 前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
    せるための第1の動作モードの時には前記強度パラメー
    タの値を大きくし、前記デジタル信号を波形整形した再
    生信号を出力する波形等価器の係数を最適化するための
    第2の動作モードの時には前記強度パラメータの値を小
    さくするようにしたデータ読み取り方法。
  9. 【請求項9】 記録データと、該記録データの読み出し
    動作を制御するための制御データとを記録媒体から読み
    出した読み出し信号が入力され、入力されるクロック信
    号に同期動作して前記読み出し信号をA/D変換器にて
    デジタル信号に変換し、前記クロック信号に同期動作す
    る波形等価器における係数を前記制御データに基づいて
    係数を最適化し、該係数と第1の強度パラメータに基づ
    いて動作する波形等価器にて前記デジタル信号を波形整
    形し、その整形後の信号を再生信号として出力し、PL
    L回路にて第2の強度パラメータに基づいて前記制御デ
    ータを読み出した再生信号に同期した前記クロック信号
    を生成するデータ読み取り方法において、 前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
    せるための第1の動作モードの時には前記第1の強度パ
    ラメータの値を小さくし、前記波形等価器の係数を最適
    化するための第2の動作モードの時には前記第1の強度
    パラメータの値を大きくする第1の制御ステップと、 前記制御データに基づいて、前記クロック信号を同期さ
    せるための第1の動作モードの時には前記第2の強度パ
    ラメータの値を大きくし、前記波形等価器の係数を最適
    化するための第2の動作モードの時には前記第2の強度
    パラメータの値を小さくする第2の制御ステップとを含
    むデータ読み取り方法。
  10. 【請求項10】 請求項7又は9に記載のデータ読み取
    り方法において、前記波形等価器は、LMS法に従って
    前記デジタル信号を波形整形するものであって、前記デ
    ジタル信号が入力されると共にLMS法におけるステッ
    プサイズが入力され、前記クロック信号に同期動作して
    前記デジタル信号と前記ステップサイズに基づいてフィ
    ルタ係数を算出し、前記フィルタ係数に基づいて前記デ
    ジタル信号を波形整形し、その整形後の信号を再生信号
    として出力し、 前記ステップサイズを強度パラメータとして制御するよ
    うにしたデータ読み取り方法。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9に記載のデータ読み取
    り方法において、 前記PLL回路は、前記再生信号とクロック信号が入力
    され、両信号の位相差に応じた位相差信号を出力する位
    相検出器と、前記位相差信号が入力され、前記位相差信
    号と乗数とを演算し、その演算結果の信号を出力する増
    幅器と、前記増幅器の出力信号をアナログ信号に変換す
    るDA変換器と、前記アナログ信号の電圧に対応する周
    波数のクロック信号を出力する電圧制御発振器とを備
    え、 前記増幅器における乗数を強度パラメータとして制御す
    るようにしたデータ読み取り方法。
  12. 【請求項12】 請求項8又は9に記載のデータ読み取
    り方法において、 前記PLL回路は、前記再生信号とクロック信号が入力
    され、両信号の位相差に応じた位相差信号を出力する位
    相検出器と、前記位相検出器の出力信号と前記強度パラ
    メータが入力され、前記強度パラメータに基づくフルレ
    ベルレンジにて前記出力信号をアナログ信号に変換する
    DA変換器と、前記アナログ信号の電圧に対応する周波
    数のクロック信号を出力する電圧制御発振器とを備え、 前記DA変換器におけるフルレベルレンジを強度パラメ
    ータとして制御するようにしたデータ読み取り方法。
  13. 【請求項13】 請求項7,9,10のうちの何れか1
    項に記載のデータ読み取り方法の波形等価器におけるス
    テップを記録した記録媒体。
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