JP3433908B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP3433908B2
JP3433908B2 JP10061399A JP10061399A JP3433908B2 JP 3433908 B2 JP3433908 B2 JP 3433908B2 JP 10061399 A JP10061399 A JP 10061399A JP 10061399 A JP10061399 A JP 10061399A JP 3433908 B2 JP3433908 B2 JP 3433908B2
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厚典 小白井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム強化スチレン
系樹脂とポリエステル樹脂からなる熱可塑性樹脂組成物
に関し、機械的特性に優れた成形品を与える成形性に優
れた成形材料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリブチレンテレフタレートやポリエチ
レンテレフタレートに代表される熱可塑性ポリエステル
は、加工性の容易さ、機械的特性、その他物理的、化学
的特性に優れているため自動車部品、電気・電子機器部
品、その他精密機器部品の分野に幅広く使用されている
が、ノッチ付衝撃強さが低いこと、射出成形時の成形収
縮率が大きく、寸法安定性が不十分であることなどの欠
点を有することから、それらの改善が望まれている。そ
こでこれら熱可塑性ポリエステルの耐衝撃性を改善する
目的で、ABS樹脂等のゴム強化スチレン系樹脂を配合
する方法(特公昭51−25261号公報)、また熱可
塑性ポリエステルと配合するABS樹脂、AS樹脂に官
能基を導入し物性の改良をはかる方法(特開昭54−2
3656号公報、特開平1−163249号公報)が提
案されている。
【0003】しかし上記の方法で得られる樹脂組成物を
ブロー成形、押出し成形、発泡成形等により多様な成形
品に加工しようとする場合、これらの加工法を適用する
上で最も重要とされる特性、即ち溶融張力が低いため、
ブロー成形や押出し成形時にはドローダウンが激しく、
発泡成形時には均一なセルが得られない等射出成形以外
の成形法で所望の形状の成形品を得ることは至難であ
る。また射出成形においても熱可塑性ポリエステル樹脂
とゴム強化スチレン系樹脂との相溶性不良に基づくフロ
ーマークの発生、ウエルド強度の低下といった問題があ
る。
【0004】特開平3−183524号公報には、種々
の熱可塑性樹脂に対してポリテトラフルオロエチレンを
配合して加工性を改良する試みが開示されている。しか
しながら、ポリテトラフルオロエチレンはハロゲン原子
を含まない一般の熱可塑性樹脂に対して分散性が不良で
あり、この方法では加工性を改良するために多量のポリ
テトラフルオロエチレンを必要とする上に、成形体の表
面性を損なうという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、種々
の加工性に優れ、表面性の良好な成形品を与えるゴム強
化スチレン系樹脂とポリエステル樹脂からなる熱可塑性
樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、鋭意検討した結果、粒子径10μm以下のポリテト
ラフルオロエチレン粒子と有機系重合体とからなるポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体をゴム強化スチレ
ン系樹脂とポリエステル樹脂からなる熱可塑性樹脂組成
物に添加することにより、溶融張力が著しく向上し、ブ
ロー成形、押出し成形、発泡成形等における加工性が良
好で、射出成形におけるウエルド強度にも優れ、かつ表
面性の優れた成型品を得られることを見出し本発明に到
達した。
【0007】本発明の要旨は、熱可塑性ポリエステル樹
脂(A)97〜10重量部とゴム強化スチレン系樹脂
(B)3〜90重量部との合計量100重量部に対し
て、粒子径10μm以下のポリテトラフルオロエチレン
粒子と有機系重合体とからなるポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体(C)が、ポリテトラフルオロエチレ
ン成分が0.0001〜20重量部になるように配合さ
れた熱可塑性樹脂組成物、および粒子径10μm以下の
ポリテトラフルオロエチレン粒子と有機系重合体とから
なるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体(C)と
熱可塑性樹脂(D)からなるマスターペレットが、熱可
塑性ポリエステル樹脂(A)97〜10重量部とゴム強
化スチレン系樹脂(B)3〜90重量部との合計量10
0重量部に対して、ポリテトラフルオロエチレン成分が
0.0001〜20重量部になるように配合された熱可
塑性樹脂組成物にある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる熱可塑性ポリエス
テル樹脂(A)とは、構成成分としてテレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4'−ジフェニ
ルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、
α,β−ビス(4−カルボキシフェノキシ)エタン、ア
ジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカンジカルボ
ン酸、ドデカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、ダイマー酸等のジカルボン酸またはそれらのエス
テル形成誘導体の1種または2種以上と、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペン
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオ
ール、オクタンジオール、デカンジオール、シクロヘキ
サンジメタノール、ハイドロキノン、ビスフェノール
A、2,2 −ビス(4'−ヒドロキシエトキシフェニル)プ
ロパン、キシレングリコール、ポリエチレンエーテルグ
リコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、両
末端が水酸基である脂肪族ポリエステルオリゴマー等の
1種または2種以上から選ばれたグリコール類とから重
縮合反応によって得られるポリエステル樹脂であり、ホ
モポリエステル、コポリエステルの何れにてもよい。コ
ポリエステルを構成するためのコモノマー成分としては
上記以外に、グリコール酸、ヒドロキシ酸、ヒドロキシ
安息香酸、ヒドロキシフェニル酢酸、ナフチルグリコー
ル酸のようなヒドロキシカルボン酸、プロピオラクト
ン、ブチロラクトン、カプロラクトン、バレロラクトン
のようなラクトン化合物も使用することができ、また熱
可塑性を保持しうる範囲でトリメチロールプロパン、ト
リメチロールエタン、ペンタエリスリトール、トリメリ
ット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸のような多官能
性エステル形成成分を使用した分岐または、架橋構造を
有するポリエステルであってもよい。また、ジブロモテ
レフタル酸、テトラブロモテレフタル酸、テトラクロロ
テレフタル酸、1,4 −ジメチロールテトラブロモベンゼ
ン、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビス
フェノールAのエチレンまたはプロピオンオキサイド付
加物のような芳香族核にハロゲン化合物を置換基として
有し、かつエステル形成性基を有する化合物を用いたハ
ロゲンを有するポリエステルコポリマーも含まれる。ま
た、高融点ハードセグメントと低融点ソフトセグメント
のブロック共重合体を構成するポリエステル系エラスト
マーも使用することができる。このポリエステル系エラ
ストマーとして、例えば、アルキレンテレフタレート単
位を主体とするハードセグメントと脂肪族ポリエステル
もしくはポリエーテルから成るソフトセグメントとのブ
ロック共重合体が挙げられる。これらの熱可塑性ポリエ
ステル樹脂は成分(A)として1種または2種以上を混
合して使用することができる。特に好ましい熱可塑性ポ
リエステル樹脂としては、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレートおよびこれらを主たる
繰り返し単位とする共重合体であり、共重合体を形成す
るコモノマー成分としては、特に好ましくはイソフタル
酸、ビスフェノールA、2,2 −ビス(β−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン、2,2 −ビス(β−ヒドロキ
シエトキシテトラブロモフェニル)プロパン等が挙げら
れる。
【0009】本発明に用いるゴム強化スチレン系樹脂
(B)とは、ゴム状ポリマーの存在下、芳香族ビニル系
単量体および必要に応じて共重合可能な他のビニル系単
量体を重合して得られる共重合体または該共重合体と、
芳香族ビニル系単量体および必要に応じて共重合可能な
他のビニル系単量体を重合して得られる芳香族ビニル系
重合体との混合物である。
【0010】ここで言うゴム状ポリマーとは室温でゴム
状であるポリマーであり、ガラス転移温度−20℃以下の
ものが好ましい。具体的には、ポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、エチレン−プロピレン−エチリデンノルボル
ネン共重合体、エチレン−プロピレン−ジシクロペンタ
ジエン共重合体、エチレン−プロピレン−5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体、イソプレン−イソブチレン共重合体
などのジエン系共重合体、n−ブチルアクリレートおよ
びこれらと共重合し得るアクリル酸エステル単量体との
共重合体であるアクリレートゴム、ジメチルシロキサン
単位を主成分とするシリコーンゴム、シリコーンとアク
リレートとの複合ゴム等を挙げることができる。これら
のうちでも、ポリブタジエン(BR)、スチレン−ブタ
ジエン共重合体(SBR)、エチレン−プロピレン−5
−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体(EPDM)
などのジエン系ゴムおよびポリ−n−ブチルアクリレー
トなどのアクリレート系ゴム、シリコーンとアクリレー
トとの複合ゴムが好ましい。これらのゴム状ポリマー
は、乳化重合、溶液重合、懸濁重合、塊状重合等により
製造される。なお、乳化重合により製造する場合におけ
るゴム状重合体の粒子径およびゲル含有率については特
に制限はないが、平均粒子径0.1〜1μmおよびゲル
含有率0〜95重量%であることが好ましい。
【0011】芳香族ビニル系単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、α−メチルビニルトルエン、ジメチルスチレン、ク
ロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ジ
ブロムスチレン等が例示され、1種または2種以上用い
ることができる。特にスチレン、α−メチルスチレンが
好ましい。芳香族ビニル系単量体と共重合可能な他のビ
ニル系単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等のシアン化ビニル系単量体、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、2−
エチルヘキシルメタクリレート等の不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル、マレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイ
ミド等のマレイミド単量体が例示され各々1種または2
種以上用いることができる。特にアクリロニトリル、メ
チルメタクリレートおよびN−フェニルマレイミドが好
ましい。
【0012】成分(B)の重合方法としては、公知の乳
化重合、溶液重合、懸濁重合、塊状重合またはこれらを
組合わせた方法が用いられる。共重合体と混合して用い
られる芳香族ビニル系重合体を構成する芳香族ビニル系
単量体および共重合可能な他のビニル系単量体として
は、各々グラフト共重合体に用いられるものと同一の群
から任意の1種または2種以上を選択して用いることが
できる。また、該重合体の重合方法としては、公知の乳
化重合、溶液重合、懸濁重合、塊状重合またはこれらを
組合わせた方法が用いられる。
【0013】ゴム強化スチレン系樹脂(B)におけるゴ
ム状ポリマーと単量体との構成比には制限はないが、好
ましくはゴム状ポリマー15〜80重量%、単量体85
〜20重量%である。ゴム状ポリマーが15重量%未満
では得られる樹脂組成物の耐衝撃性が不十分であり、8
0重量%を超えると成分(A)との親和性が十分でな
い。また、かかる単量体における芳香族ビニル系単量体
と他のビニル系単量体との構成比にも制限はないが、芳
香族ビニル系単量体10〜100重量%、特に20〜8
0重量%、他のビニル系単量体90〜0重量%、特に8
0〜20重量%が好ましい。これらゴム強化スチレン系
樹脂は(B)成分として、1種または2種以上を混合し
て使用することができる。特に好ましいゴム強化スチレ
ン系樹脂としては、スチレン−アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体(ABS)、スチレン−アクリロニトリ
ル−エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共
重合体(AES)およびこれらの水添物が挙げられる。
【0014】熱可塑性ポリエステル樹脂(A)とゴム強
化スチレン系樹脂(B)の配合割合は広い範囲で選択で
き、例えば熱可塑性ポリエステル樹脂(A)97〜10
重量部に対し(B)成分3〜90重量部であり、好まし
くは(A)成分95〜20重量部に対し(B)成分5〜
80重量部である。
【0015】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C)は粒子径10μm以下のポリテト
ラフルオロエチレン粒子と有機系重合体とからなリ、粉
体中でポリテトラフルオロエチレンが10μm以上の凝
集体となっていないことが必要である。このようなポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体としては、粒子径
0.05〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒
子水性分散液と有機系重合体粒子水性分散液とを混合し
て凝固またはスプレードライにより粉体化して得られる
もの、あるいは粒子径0.05〜1.0μmのポリテト
ラフルオロエチレン粒子水性分散液存在下で有機系重合
体を構成する単量体を重合した後、凝固またはスプレー
ドライにより粉体化して得られるもの、あるいは粒子径
0.05〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒
子水性分散液と有機系重合体粒子水性分散液とを混合し
た分散液中で、エチレン性不飽和結合を有する単量体を
乳化重合した後、凝固またはスプレードライにより粉体
化して得られるものが好ましい。本発明に用いるポリテ
トラフルオロエチレン含有混合粉体(C)を得るために
用いる、粒子径0.05〜1.0μmポリテトラフルオ
ロエチレン粒子水性分散液は、含フッ素界面活性剤を用
いる乳化重合でテトラフルオロエチレンモノマーを重合
させることにより得られる。
【0016】ポリテトラフルオロエチレン粒子の乳化重
合の際、ポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわな
い範囲で、共重合成分としてヘキサフルオロプロピレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フルオロアルキルエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フ
ッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アク
リレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを
用いることができる。共重合成分の含量は、テトラフル
オロエチレンに対して10重量%以下であることが好ま
しい。
【0017】ポリテトラフルオロエチレン粒子分散液の
市販原料としては、旭硝子フロロポリマー社製のフルオ
ンAD−1、AD−936、ダイキン工業社製のポリフ
ロンD−1、D−2、三井デュポンフロロケミカル社製
のテフロン30J等を代表例として挙げることができ
る。
【0018】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体を構成する有機系重合体としては特に制
限されるものではないが、分散性の観点から熱可塑性ポ
リエステル樹脂との親和性が高いものであることが好ま
しい。
【0019】有機系重合体を生成するための単量体の具
体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、o−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、o−エチルスチレン、p−クロロスチレン、o−ク
ロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、p−メトキ
シスチレン、o−メトキシスチレン、2,4−ジメチル
スチレン等の芳香族ビニル系単量体;アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、
アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ド
デシル、アクリル酸トリデシル、メタクリル酸トリデシ
ル、アクリル酸オクタデシル、メタクリル酸オクタデシ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘ
キシル等の(メタ)アクリル酸エステル系単量体;アク
リロニトリル、メタアクリロニトリル等のシアン化ビニ
ル系単量体;無水マレイン酸等のα,β−不飽和カルボ
ン酸;N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミ
ド、N−シクロヒキシルマレイミド等のマレイミド系単
量体;グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有単
量体;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等
のビニルエーテル系単量体;酢酸ビニル、酪酸ビニル等
のカルボン酸ビニル系単量体;エチレン、プロピレン、
イソブチレン等のオレフィン系単量体;ブタジエン、イ
ソプレン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量体等を
挙げることができる。これらの単量体は、単独であるい
は2種以上混合して用いることができる。
【0020】これらの単量体の中で熱可塑性ポリエステ
ル樹脂との親和性の観点から好ましいものとして、芳香
族ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量
体、シアン化ビニル系単量体からなる群より選ばれる1
種以上の単量体を30重量%以上含有する単量体を挙げ
ることができる。特に好ましいものとして、スチレン、
メチルメタクリレート、アクリロニトリルからなる群よ
り選ばれる1種以上の単量体を30重量%以上含有する
単量体を挙げることができる。
【0021】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体中に占めるポリテトラフルオロエチレン
の含有割合は、0.1〜90重量%であることが好まし
い。
【0022】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体は、その水性分散液を、塩化カルシウ
ム、硫酸マグネシウム等の金属塩を溶解した熱水中に投
入し、塩析、凝固した後に乾燥するか、スプレードライ
により粉体化することができる。
【0023】通常のポリテトラフルオロエチレンファイ
ンパウダーは、粒子分散液の状態から粉体として回収す
る工程で100μm以上の凝集体となってしまうために
熱可塑性樹脂に均一に分散させることが困難であるのに
対して、本発明に用いるポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体は、ポリテトラフルオロエチレンが単独で粒
子径10μmを超えるドメインを形成していないために
熱可塑性樹脂に対する分散性がきわめて優れている。こ
の結果、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ポリテトラフ
ルオロエチレンが熱可塑性樹脂中で効率よく微細繊維化
しており、種々の成形性が優れる上に、表面性にも優れ
るものとなる。
【0024】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性
ポリエステル樹脂(A)97〜10重量部とゴム強化ス
チレン系樹脂(B)3〜90重量部との合計量100重
量部に対してポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
(C)がポリテトラフルオロエチレン成分が0.000
1〜20重量部になるように配合されたものである。
0.0001部未満では加工性の改良効果が乏しく、ま
た、20重量部を超えると溶融時の流動性が低下しすぎ
る場合がある。
【0025】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、本来の
目的を損なわない範囲で、顔料や染料、ガラス繊維、金
属繊維、金属フレーク、炭素繊維などの補強剤や充填
剤、2,6−ジ−ブチル−4−メチルフェノール、4,
4´−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)などのフェノール系酸化防止剤、トリス
(ミックスド、モノおよびジニルフェニル)ホスファイ
ト、ジフェニル・イソデシルホスファイトなどのフォス
ファイト系酸化防止剤、ジラウリルチオジプロピオネー
ト、ジミリスチルチオジプロピオネートジアステリアル
チオジプロピオネートなどの硫黄系酸化防止剤、2−ヒ
ドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−(2−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
などのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ビス(2,
2,6,6)−テトラメチル−4−ピペリジニル)など
の光安定剤、ヒドロキシルアルキルアミン、スルホン酸
塩などの帯電防止剤、エチレンビスステアリルアミド、
金属石鹸などの滑剤、およびテトラブロムフェノール
A、デカブロモフェノールオキサイド、TBAエポキシ
オリゴマー、TBAポリカーボネートオリゴマー、三酸
化アンチモンなどの難燃剤などの各種添加剤を適宜配合
することにより、さらに望ましい物性、特性に調節する
ことができる。
【0026】さらに、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、
必要に応じてポリフェニレンエーテル樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリメチルメチクリレート(PMMA)などのビ
ニル系重合体、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどポリオレフィン
樹脂、およびエチレン/プロピレン共重合体、エチレン
/ブテン−1共重合体、エチレン/プロピレン/ジシク
ロペンタジエン共重合体、エチレン/プロピレン/5−
エチリデン−2−ルボルネン共重合体、エチレン/プロ
ピレン/1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン/酢
酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸ブチル共重合
体などオレフィン系ゴムを適宜配合することにより、さ
らに望ましい物性、特性に0.調節することができる。
【0027】これら上記した必須成分および所望により
任意成分の各成分を所定量配合し、ロール、バンバリー
ミキサー、単軸押出機、2軸押出機等の通常の混練機で
混練して組成物を調製するが、通常はペレット状にする
のが好ましい。また、ポリテトラフルオロエチレン含有
混合粉体(C)を高濃度に含むマスターバッチを熱可塑
性樹脂で希釈して本発明の組成物としても良い。マスタ
ーペレットに用いる熱可塑性樹脂(D)には特に制限が
なく、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂、ABS樹脂等あらゆる熱可塑性樹脂が使用さ
れ得る。
【0028】このようにして得られる本発明の熱可塑性
樹脂組成物は、溶融張力が高いことから、ブロー成形、
押し出し成形、熱成形における耐ドローダウン性、発泡
成形時のセルの均一性、カレンダー成形性などが改良さ
れた成形加工性に優れたものとなる。射出成形において
はフローマークの発生、ウエルド強度の低下等の問題が
ない。また、ポリテトラフルオロエチレンのマクロな凝
集物がなく成型品の表面性も優れている。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物の加工法とし
ては特に制限はないが、ブロー成形、押し出し成形、熱
成形、発泡成形、カレンダー成形、射出成形、溶融紡糸
などを挙げることができる。
【0030】本発明の熱可塑性樹脂組成物を用いて得ら
れる有用な成形体としては特に制限はないが、中空成形
体、シート、熱成形体、パイプ、角棒、異形品、発泡
体、フィルム、射出成型品、繊維などを挙げることがで
きる。
【0031】以下、実施例により本発明を説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0032】
【実施例】各記載中「部」は重量部を、「%」は重量%
を示し、諸物性の測定は下記の方法による。
【0033】(1)固形分濃度:粒子分散液を170℃
で30分乾燥して求めた。
【0034】(2)粒子径分布、重量平均粒子径:粒子
分散液を水で希釈したものを試料液として、動的光散乱
法(大塚電子(株)製ELS800、温度25℃、散乱
角90度)により測定した。
【0035】(3) ゼータ電位:粒子分散液を0.0
1mol/lのNaCl水溶液で希釈したものを試料液
として、電気泳動法(大塚電子(株)製ELS800、
温度25℃、散乱角10度)により測定した。
【0036】(4) 溶融張力:キャピラリー式レオメ
ーター(東洋精機製キャピログラフ)を用い、樹脂温度
250℃、オリフィスL/D=8mm/2mm、ピスト
ン降下速度10mm/分にて各実施例、比較例の樹脂組
成物を吐出し、速度4m/分で引き取る時の荷重をロー
ドセルで測定した。
【0037】(5)引張強度、ウエルド引張強度:射出
成形により得た試験片を用い、ASTM D638に従
い測定した。
【0038】(6)アイゾット衝撃強度:射出成形によ
り得た試験片を用い、ASTM D256に従い、厚み
6.4mm、ノッチ付きで23℃において測定した。
【0039】(7)フローマーク:射出成形試験片のゲ
ート部を目視にて観察し、下記の基準にて判定した。
【0040】 ○ : フローマークなし ×: フローマークあり (6)外観:射出成形試験片の表面外観を目視にて観察
し、下記の基準にて判定した。
【0041】 ○ : 表面にブツなし ×: 表面にブツあり なお、熱可塑性ポリエステル樹脂、ゴム強化スチレン系
樹脂、および参考例に示す物質は市販品を使用した。
【0042】熱可塑性ポリエステル樹脂(A−1):ポ
リブチレンテレフタレート樹脂(三菱レイヨン製タフペ
ットPBT、N1000) ゴム強化スチレン系樹脂(B−1):ABS樹脂(三菱
レイヨン製ダイヤペットABS、1001) 参考例1<ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C−
1)の製造> 攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセ
パラブルフラスコに蒸留水190部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム1.5部、スチレン100部、ク
メンヒドロパーオキシド0.5部を仕込み、窒素気流下
に40℃に昇温した。次いで、硫酸鉄(II)0.001
部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.003
部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水10部の混合液
を加えラジカル重合を開始させた。発熱が終了した後、
系内の温度を40℃で1時間保持して重合を完了させ、
スチレン重合体粒子分散液(以下P−1と称する)を得
た。
【0043】P−1の固形分濃度は33.3%で、粒子
径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は96n
m、表面電位は−32mVであった。
【0044】一方、ポリテトラフルオロエチレン系粒子
分散液として旭硝子フロロポリマーズ社製フルオンAD
936を用いた。AD936の固形分濃度は63.0%
であり、ポリテトラフルオロエチレン100部に対して
5部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを
含むものである。AD936の粒子径分布は単一のピー
クを示し、重量平均粒子径は290nm、表面電位は−
20mVであった。
【0045】833部のAD936に蒸留水1167部
を添加し、固形分濃度26.2%のポリテトラフルオロ
エチレン粒子分散液F−1を得た。F−1は25%のポ
リテトラフルオロエチレン粒子と1.2%のポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルを含むものである。
【0046】160部のF−1(ポリテトラフルオロエ
チレン40部)と181.8部のP−1(ポリスチレン
60部)とを攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入
口を備えたセパラブルフラスコに仕込み、窒素気流下に
室温で1時間攪拌した。その後系内を80℃に昇温し、
1時間保持した。一連の操作を通じて固形物の分離は見
られず、均一な粒子分散液を得た。粒子分散液の固形分
濃度は29.3%、粒子径分布は比較的ブロードで重量
平均粒子径は168nmであった。
【0047】この粒子分散液341.8部を塩化カルシ
ウム5部を含む85℃の熱水700部に投入し、固形物
を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C−1)98部を得た。
【0048】C−1を250℃でプレス成形機により短
冊状に賦形した後、ミクロトームで超薄切片としたもの
を無染色のまま透過型電子顕微鏡で観察した。ポリテト
ラフルオロエチレンは暗部として観察されるが、10μ
mを超える凝集体は観察されなかった。
【0049】参考例2<ポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体(C−2)の製造> 攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口、滴下ロー
トを備えたセパラブルフラスコに参考例1で使用したF
−1を160部(ポリテトラフルオロエチレン40
部)、ドデシルベンゼンスルホン酸1.0部、蒸留水7
0部を仕込み、窒素気流下に80℃に昇温した。次い
で、硫酸鉄(II)0.001部、エチレンジアミン四酢
酸二ナトリウム0.003部、ロンガリット塩0.24
部、蒸留水10部の混合液を加えた後、アクリルニトリ
ル18部、スチレン42部、ターシャリーブチルペルオ
キシド0.3部の混合液を滴下ロートより90分間で滴
下し、ラジカル重合を進行させ、滴下終了後、内温を8
0℃で1時間保持した。一連の操作を通じて固形物の分
離は見られず、均一な粒子分散液を得た。粒子分散液の
固形分濃度は33.2%、粒子径分布は比較的ブロード
で重量平均粒子径は249nmであった。
【0050】この粒子分散液301.5部を塩化カルシ
ウム5部を含む85℃の熱水700重量部に投入し、固
形物を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体(C−2)97部を得た。
【0051】C−2を250℃でプレス成形機により短
冊状に賦形した後、ミクロトームで超薄切片としたもの
を無染色のまま透過型電子顕微鏡で観察した。ポリテト
ラフルオロエチレンは暗部として観察されるが、10μ
mを超える凝集体は観察されなかった。
【0052】参考例3<ポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体(C−3)の製造> ドデシルメタクリレート70部とメチルメタクリレート
30部の混合液に2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)0.1部を溶解させた。これにドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部と蒸留水3
00部の混合液を添加し、ホモミキサーにて10000
rpmで4分間攪拌した後、ホモジナイザーに30MP
aの圧力で2回通し、安定なドデシルメタクリレート/
メチルメタクリレート予備分散液を得た。これを、攪拌
翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラ
ブルフラスコに仕込み、窒素気流下で内温を80℃に昇
温して3時間攪拌してラジカル重合させ、ドデシルメタ
クリレート/メチルメタクリレート共重合体粒子分散液
(以下P−2と称する)を得た。
【0053】P−2の固形分濃度は25.1%で、粒子
径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は190
nm、表面電位は−39mVであった。
【0054】参考例1で用いたF−1を80部(ポリテ
トラフルオロエチレン20部)と239.0部のP−2
(ドデシルメタクリレート/メチルメタクリレート共重
合体60部)とを攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素
導入口、滴下ロートを備えたセパラブルフラスコに仕込
み窒素気流下に室温で1時間攪拌した。その後系内を8
0℃に昇温し、硫酸鉄(II)0.001部、エチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム0.003部、ロンガリット
塩0.24部、蒸留水10部の混合液を加えた後、メチ
ルメタクリレート20部、ターシャリーブチルペルオキ
シド0.1部の混合液を30分かけて滴下し、滴下終了
後内温を80℃で1時間保持してラジカル重合を完了さ
せた。一連の操作を通じて固形物の分離は見られず、均
一な粒子分散液を得た。粒子分散液の固形分濃度は2
8.6%で、粒子径分布は比較的ブロードで重量平均粒
子径は220nmであった。
【0055】この粒子分散液349.7部を塩化カルシ
ウム5部を含む75℃の熱水600部に投入し、固形物
を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C−3)98部を得た。
【0056】乾燥したC−3を220℃でプレス成形機
により短冊状に賦形した後、ミクロトームで超薄切片と
したものを無染色のまま透過型電子顕微鏡で観察した。
ポリテトラフルオロエチレンは暗部として観察される
が、10μmを超える凝集体は観察されなかった。
【0057】参考例4<ポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体のマスターペレット(M−1)の製造> ポリスチレン[日本ポリスチレン製G340]80部に
対して参考例1で得たテトラフルオロエチレン含有混合
粉体B−1を20部配合してハンドブレンドした後、二
軸押出機(WERNER&PFLEIDERER社製Z
SK30)を用いて、バレル温度240℃、スクリュー
回転速度200rpmにて溶融混練しペレット状に賦形
し、ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体のマスタ
ーペレット(以下M−1と称する)を得た。
【0058】実施例1〜6、比較例1〜3 熱可塑性ポリエステル樹脂(A−1)、ゴム強化スチレ
ン系樹脂(B−1)、および各参考例で得たテトラフル
オロエチレン含有混合粉体(C−1〜3)またはマスタ
ーペレット(M−1)を表1に示す割合で配合し、二軸
押出機(WERNER&PFLEIDERER社製ZS
K30)によりバレル温度250℃、スクリュー回転速
度200rpmにて押し出し、ペレットを調整した。次
に射出成形機でシリンダー温度250℃、金型温度60
℃で各種物性測定用試験片を作製した。溶融張力、引張
強度、ウエルド引張強度、衝撃強度、フローマーク、外
観の評価結果を表1に示す。比較のためにポリテトラフ
ルオロエチレン含有混合粉体を添加せずに押し出したも
の(比較例1)、ポリテトラフルオロエチレンファイン
パウダー(旭ICI社製CD123)を添加したもの
(比較例2、3)を同様に評価した。結果を表1に示
す。
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は溶融張力
が高いため種々の加工性に優れ、得られる成形品は表面
性に優れ、自動車、電気用品、雑貨等の用途に用いるこ
とができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル樹脂(A)97〜
    10重量部とゴム強化スチレン系樹脂(B)3〜90重
    量部との合計量100重量部に対して、粒子径10μm
    以下のポリテトラフルオロエチレン粒子と有機系重合体
    とからなるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体
    (C)が、ポリテトラフルオロエチレン成分が0.00
    01〜20重量部になるように配合された熱可塑性樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
    ロエチレン粒子と有機系重合体とからなるポリテトラフ
    ルオロエチレン含有混合粉体(C)と熱可塑性樹脂
    (D)からなるマスターペレットが、熱可塑性ポリエス
    テル樹脂(A)97〜10重量部とゴム強化スチレン系
    樹脂(B)3〜90重量部との合計量100重量部に対
    して、ポリテトラフルオロエチレン成分が0.0001
    〜20重量部になるように配合された熱可塑性樹脂組成
    物。
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