JP3428930B2 - ダクト接続用防振部材 - Google Patents
ダクト接続用防振部材Info
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- Japan
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- flange
- bolt
- bush
- plate
- duct
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L23/00—Flanged joints
- F16L23/02—Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
に取り付けることで、一方のダクトを介して伝搬される
機械振動等の他方のダクトへの伝搬を防止するダクト接
続用防振部材に関する。
示すように、接続しようとするダクトDの接続端の外周
面にボルト孔(図示せず)を有するフランジFをリベッ
ト止めし、両フランジF間にパッキンPを挟み込んだ状
態で、両フランジFのボルト孔に挿通したボルトBにナ
ットNをねじ込んで締め付けることによって接続するの
が一般的であるが、接続しようとする一方のダクトDを
介して伝搬される機械振動等を他方のダクトD側に伝搬
させたくない場合は、防振ゴム等のダクト接続用防振部
材を介してダクトD間の接続が行われる。
は、図7(a)、(b)に示すようなものがある。この
ダクト接続用防振部材50は、所定厚みの長尺のゴム弾
性体51と、このゴム弾性体51の両面にそれぞれ固着
された一対の金属板52と、それぞれの金属板52の外
面に、ダクト接続用のフランジFに形成されるボルト孔
の間隔に一致するように、一定間隔(通常、100mm
間隔)で固着された複数のボルト53とから構成されて
おり、ゴム弾性体51及びこれに固着された金属板52
はフランジFの張出長さと略同一幅を有している。
クトDの接続を行う場合は、まず、フランジFの各片の
長さに合わせて長尺のダクト接続用防振部材50をそれ
ぞれ所定長に切断する。次に、これらを、図8(a)に
示すように、接続しようとする一方のダクトDに取り付
けられたフランジFのボルト孔Faに、ダクト接続用防
振部材50の一方の金属板52に固着されたボルト53
を挿通した後、ナットNによって締め付けることで、そ
のフランジFにダクト接続用防振部材50をそれぞれ固
定する。そして、同図(b)に示すように、接続しよう
とする他方のダクトDに取り付けられたフランジFのボ
ルト孔Faに、ダクト接続用防振部材50の他方の金属
板52に固着されたボルト53を挿通した後、同様にナ
ットNによって締め付けることで、そのフランジFにダ
クト接続用防振部材50を固定すると、双方のダクトD
がダクト接続用防振部材50を介して相互に接続され
る。
動を伝搬しやすいボルト等の金属部材が両フランジF部
分の双方に接触しておらず、ゴム弾性体51を介して相
互に接続されているので、一方のダクトDに伝搬されて
きた機械振動等がゴム弾性体51によって吸収され、他
方のダクトDへの振動の伝搬が防止される。
たようなダクト接続用防振部材50は、ゴム弾性体51
に金属板52が固着されているので、フランジFの各片
の長さに合わせて切断する際、カッタ等によって簡単に
切断することができず、切断作業性が悪いといった問題
がある。
ゴム弾性体に金属板52が固着されていることから剛性
が大きく、所定の寸法より少しでも長く切断した場合
は、隣接するダクト接続用防振部材50の端部同士が相
互に重なり合ってフランジFに固定することができず、
逆に、所定の寸法より短く切断した場合は、隣接するダ
クト接続用防振部材50間に隙間が生じて、ダクト接続
部分にエア漏れが発生するので、取り付けに際しては、
所定寸法に精度良く切断する必要があり、施工性が悪い
といった問題がある。
複数のボルト53を金属板52に一定間隔で固着した
後、この金属板52をゴム弾性体51に固着しなければ
ならないので、製造に手間がかかり、製品コストが高く
なるといった問題もある。
点に鑑み、作業性及び施工性に優れ、しかも、廉価に製
造することのできるダクト接続用防振部材を提供するこ
とにある。
を解決するため、請求項1にかかる発明は、ダクトの接
続端にそれぞれ取り付けられたフランジを、そのフラン
ジに形成されたボルト孔に挿通したボルト及びナットに
よって締結することで前記ダクトを相互に接続する際に
使用されるダクト接続用防振部材であって、前記フラン
ジ間に挟み込まれる、弾性体によって形成されたプレー
トと、前記フランジの前記ボルト孔に嵌挿された状態で
前記ボルトが挿通される、弾性体によって形成されたブ
ッシュと、前記ボルトの頭部と前記ブッシュとの間に挟
み込まれる座金とからなり、前記プレートは、前記フラ
ンジに形成された前記ボルト孔に対応するように所定間
隔で形成された複数のボルト挿通孔を有しており、前記
ブッシュは、前記ボルトが挿通される筒状部及びこの筒
状部の一端から外側に張りだして、前記座金を介して前
記ボルトの頭部と前記フランジとの間に挟み込まれる鍔
部を備えており、前記ブッシュにおける前記鍔部の外面
には、前記鍔部より一回り小さい前記座金が固着されて
いるダクト接続用防振部材を提供するものである。
部材を用いてダクトの接続を行う場合は、まず、接続し
ようとするダクトの接続端にそれぞれ取り付けられたフ
ランジの各片の長さに合わせてプレートを所定長に切断
し、各プレートのボルト挿通孔をフランジのボルト孔に
合わせるようにして両フランジ間に挟み込む。そして、
一方のフランジのボルト孔にブッシュの筒状部を嵌挿し
た後、座金に通したボルトをブッシュに挿通して他方の
フランジのボルト孔から突出させ、ナットによって締め
込むことで、両フランジを相互に接続する。
びナットは、他方のフランジに直接接触することになる
が、弾性体からなるブッシュの存在によって、一方のフ
ランジに対してボルトが直接接触することはないので、
ボルト及びナットを介して一方のフランジ(ダクト)か
ら他方のフランジ(ダクト)に振動が伝搬されることが
なく、また、両フランジ間には弾性体からなるプレート
が介在しているため、一方のフランジから他方のフラン
ジに直接振動が伝搬することもない。
るプレートは弾性体によって形成されており、金属板等
の剛性部材が固着されていないので、カッタ等によって
簡単に切断することができ、金属板が固着されている従
来のダクト接続用防振部材に比べて切断作業性がよい。
また、弾性体からなるプレート自体は可撓性を有してい
るので、多少長めに切断した場合でも適宜撓ませること
によって、ある程度の寸法誤差を吸収することができる
ので、施工性にも優れている。
ンジ接続用のボルトをそのまま利用する構成を採用して
いるので、複数のボルトが金属板を介して予めゴム弾性
体に固着されている従来のダクト接続用防振部材に比べ
て容易に製造することができ、製品コストを抑えること
ができる。
シュにおける鍔部の外面に、鍔部より一回り小さい座金
が固着されているので、ボルトを座金に通しながらブッ
シュに挿通する必要がなく、作業性が向上する。また、
鍔部より一回り小さい座金を使用することによって、ブ
ッシュの鍔部がフランジのダクト取付部に接触した場合
でも、座金がフランジに直接接触することがなく、座金
がフランジに直接接触することに伴う防振機能の低下を
確実に阻止することができる。
クトの接続端にそれぞれ取り付けられたフランジを、そ
のフランジに形成されたボルト孔に挿通したボルト及び
ナットによって締結することで前記ダクトを相互に接続
する際に使用されるダクト接続用防振部材であって、前
記フランジ間に挟み込まれる、弾性体によって形成され
たプレートと、前記フランジの前記ボルト孔に嵌挿され
た状態で前記ボルトが挿通される、弾性体によって形成
されたブッシュと、前記ボルトの頭部と前記ブッシュと
の間に挟み込まれる座金とからなり、前記プレートは、
前記フランジに形成された前記ボルト孔に対応するよう
に所定間隔で形成された複数のボルト挿通孔を有してお
り、前記ブッシュは、前記ボルトが挿通される筒状部及
びこの筒状部の一端から外側に張りだして、前記座金を
介して前記ボルトの頭部と前記フランジとの間に挟み込
まれる鍔部を備えており、前記ブッシュにおける前記鍔
部が、略長方形状に形成されているものにあっては、鍔
部をフランジの長手方向に伸ばすようにしておくことに
よって、ナットを締め込む際に、ボルトの頭部が座金を
介して押圧する鍔部の押圧面積を大きくすることができ
るので、鍔部に対する単位面積当たりの押圧力が小さく
なり、鍔部が潰れることに伴うブッシュの防振機能の低
下を有効に防止することができる。
用防振部材のように、前記プレートの幅方向の一方側に
偏った所定の位置に前記ボルト挿通孔を形成しておく
と、1種類のプレートを、その内外を逆にして使用する
ことで、サイズの異なる種々のフランジに適用すること
ができるので、フランジのサイズ毎に幅の異なるプレー
トを予め準備しておく必要がなく、部品の共通化による
製品コストの低減を図ることができる。
用防振部材のように、前記プレートの一方の面に粘着層
を形成しておくと、ボルト挿通孔を一方のフランジのボ
ルト孔に位置合わせしながらそのフランジにプレートを
貼着することができるので、フランジ間に挟み込む際
に、プレートが位置ずれすることがなく、プレートの取
付作業性がさらに向上するといった効果がある。
参照して説明する。このダクト接続用防振部材は、図3
に示すように、ダクトDの接続端にそれぞれ取り付けら
れたフランジFを、そのフランジFに形成されたボルト
孔Fa、Fbに挿通したボルトB及びナットNによって
締結することで両ダクトDを相互に接続する際に使用さ
れるものであり、両フランジF間に挟み込まれるプレー
ト10と、一方のフランジFに形成されたボルト孔Fa
に嵌挿されるブッシュ20と、このブッシュ20に固着
された座金30とから構成されている。なお、同図に示
すように、両フランジFにそれぞれ形成されたボルト孔
Fa、Fbは同一サイズではなく、ブッシュ20が嵌挿
される一方のフランジFに形成されるボルト孔Faは他
方のフランジFに形成されたボルト孔Fbに比べて大き
くなっている。
に示すように、ゴム弾性体によって形成された、厚さ
(D)5mm、幅(W)33mmの帯状のプレート基材
11と、このプレート基材11の片面に形成された粘着
層12と、この粘着層12に剥離可能に貼着された離型
紙13とから構成されており、フランジFに形成される
ボルト孔の形成間隔(100mm)と同一間隔で複数の
ボルト挿通孔(口径13.5mm)10aが形成されて
いる。なお、プレート10に形成されるボルト挿通孔1
0aは、図3に示すように、ブッシュ20を挿通するこ
とができるように、その孔径が一方のフランジFに形成
されるボルト孔Faと同一サイズ(13.5mm)にな
っている。
材11の片面に貼着することによって形成されており、
前記ボルト挿通孔10aは、プレート10の幅方向の中
央位置ではなく、幅方向の一方側に偏った所定の位置
(W1=20mm、W2=13mm)に形成されている。
に示すように、ゴム弾性体によって形成された円筒体で
あり、フランジFのボルト孔Faに嵌挿された状態でボ
ルトBが挿通される筒状部21と、この筒状部21の一
端から外側に張りだした鍔部22とから構成されてい
る。また、前記鍔部22には、その外面に形成された凹
部22aに鍔部22より一回り小さい座金30が嵌着さ
れている。
ッシュ20は、いずれもゴム弾性体によって形成されて
いるが、同一材料によって形成されているのではなく、
ブッシュ20はプレート基材11よりも硬いゴム弾性体
によって形成されている。プレート10はボルトB及び
ナットNによる締付力がフランジFを介して広範囲に加
わるために潰れにくいのに対して、ブッシュ20はボル
トB及びナットNによる締付力が局部的に加わるために
潰れやすいからである。
部材を用いてダクトを接続する場合について、図3
(a)〜(d)を参照しながら説明する。まず、接続し
ようとするダクトDの接続端にそれぞれ取り付けられた
フランジFの各片の長さに合わせてプレート10をカッ
タによって所定長にそれぞれ切断する。
して粘着層12を露出させ、図3(a)に示すように、
ボルト挿通孔10aを一方のフランジFのボルト孔Fa
に合わせるように位置決めしながら、そのフランジFの
内面に各プレート10を貼着した後、他方のフランジF
を一方のフランジFに位置合わせしながら、両フランジ
Fによってプレート10を挟み込む。
フランジFのボルト孔Faにブッシュ20の筒状部21
を嵌挿した後、同図(c)に示すように、そのブッシュ
20にボルトBを挿通して他方のフランジFのボルト孔
Fbから突出させ、同図(d)に示すように、ナットN
によって締め込むことで、両フランジFを相互に接続す
ると、ダクトDの接続が完了する。
しているボルトB及びナットNが、他方のフランジFに
直接接触しているが、弾性体からなるブッシュ20の存
在によって、一方のフランジFにはボルトBが直接接触
していないので、ボルトB及びナットNを介して一方の
フランジFから他方のフランジFに振動が伝搬されるこ
とがなく、また、両フランジF間には弾性体からなるプ
レート10が挟み込まれているので、一方のフランジF
から他方のフランジFに直接振動が伝搬することもな
い。
がダクトDに取り付けられている場合を示しており、こ
の場合は、プレート10のW1側(図1(b)参照)が
フランジFの基端部側に向くように使用することで、ダ
クトDの折返部Da、Db部分がプレート10によって
完全に覆われ、しかも、プレート10の幅方向の一端が
フランジFの基端部に略一致すると共にプレート10の
幅方向の他端がフランジFの先端部から少し内側に入り
込んだ状態になる。
フランジFがダクトDに取り付けられている場合、同図
(b)は張出長さが25mmのフランジFがダクトDに
取り付けられている場合を示しており、こういったフラ
ンジFがダクトDに取り付けられている場合は、プレー
ト10のW2側(図1(b)参照)がフランジFの基端
部側に向くように使用する。張出長さが30mmのフラ
ンジFの場合は、同図(a)に示すように、プレート1
0の幅方向の一端側がフランジFの基端部に一致しない
が、少なくともダクトDの折返部分Da、Dbの先端部
分がプレート10によって覆われており、プレート10
の幅方向の他端側がフランジFの先端部から僅かに突出
した状態となっている。また、張出長さが25mmのフ
ランジFの場合は、同図(b)に示すように、プレート
10がダクトDの折返部分Da、Dbを完全に覆った状
態で、その幅方向の一端がフランジFの基端部に一致し
ており、プレート10の幅方向の他端側がフランジFの
先端部から僅かに突出した状態となっている。
側に偏った所定の位置にボルト挿通孔10aを形成して
おくことによって、張出長さが40mm、30mm、2
5mmの3種類のフランジFに適用することが可能とな
り、各サイズのフランジ毎に異なるプレート10を用意
しておく必要がなくなるので、部品の共通化による製品
コストの低減を図ることができる。
クト接続用防振部材は、ブッシュ及び座金の形状が上述
したブッシュ20及び座金30の形状と一部異なるだけ
であるので、プレートについての説明は省略すると共
に、ブッシュについても同一の構成要素には同一符号を
付してその説明を省略する。同図(a)、(b)、
(c)に示すように、このブッシュ20aの鍔部23及
び座金30aが略長方形である点で、ブッシュ20の鍔
部22及び座金30が円形である上記実施形態とは異な
っている。
るゴム弾性体が硬すぎると低下するため、ある程度軟ら
かいゴム弾性体によってブッシュを形成する必要がある
が、フランジFを締結するボルトB及びナットNの締付
力は、ブッシュの鍔部に集中して加わるため、軟らかい
ゴム弾性体によってブッシュを形成すると、ボルトB及
びナットNの締付力によってブッシュの鍔部が潰れてし
まい、ブッシュの防振機能が阻害されるという問題があ
る。
に、ブッシュ20aの鍔部23及び座金30aを略長方
形状に形成することで、同図(c)に示すように、鍔部
23及び座金30aをフランジFの長手方向に伸ばすよ
うにしておくと、ナットNを締め込む際に、ボルトBの
頭部が座金30aを介して押圧する鍔部23の押圧面積
を十分に確保することができるので、鍔部23に対する
単位面積当たりの押圧力を小さくすることができる。こ
れによって、ある程度軟らかいゴム弾性体によってブッ
シュ20aを形成した場合でも鍔部23が潰れにくくな
り、鍔部が潰れることに伴うブッシュの防振機能の低下
を有効に防止することができる。
ュ20aを形成するゴム弾性体の軟らかさを考慮して、
通常の締付力によっても鍔部23が潰れないような長
さ、即ち、ブッシュ20aの防振機能が十分に発揮され
る長さに設定する必要がある。
部材は、両フランジF間に挟み込まれるプレート10が
ゴム弾性体からなるプレート基材11、両面テープから
なる粘着層12及び離型紙13によって形成されている
ので、カッタ等によって簡単に切断することができ、ゴ
ム弾性体に金属板が固着されている従来のダクト接続用
防振部材に比べて切断作業性がよい。
プレート10自体は可撓性を有しており、多少長めに切
断した場合でもこれを適宜撓ませることによって、ある
程度の寸法誤差を吸収することができるので、従来のダ
クト接続用防振部材のように精度良く切断する必要がな
く、施工性にも優れている。
フランジ接続用のボルトBをそのまま利用し、一方のフ
ランジFのボルト孔FaにボルトBが挿通されるブッシ
ュ20を嵌挿することで、一方のフランジFからボルト
Bを介して他方のフランジFに振動が伝搬されないよう
にしたため、複数のボルトを金属板に固着しなければな
らない従来のダクト接続用防振部材に比べて容易に製造
することができ、ダクト接続用防振部材の製品コストを
抑えることが可能となる。
23より一回り小さい座金30、30aを鍔部22、2
3に形成された凹部22a、23aに嵌着する構成を採
用しているので、鍔部22、23の周縁部がフランジF
の基端部等に接触した場合でも、座金30、30aがフ
ランジFの基端部等に接触することはなく、座金30、
30aがフランジFに接触することによる防振機能の低
下を確実に阻止することができる。
20aに予め固着されているので、座金30、30aを
意識することなく、ブッシュ20、20aにボルトBを
挿通することができるという利点があるが、座金30、
30aは、必ずしもブッシュ20、20aに固着しなけ
ればならないというものではなく、作業者がボルトBを
個別の座金30、30aに通しながらブッシュ20、2
0aに挿通するものであってもよい。
基材11に粘着層12を形成しておくことで、フランジ
Fによるプレート10の挟込作業を円滑に行えるように
しているが、粘着層12は必ずしも設ける必要はなく、
作業者が施工時に粘着テープや接着剤等によってプレー
トをフランジに仮止めするようにしてもよい。
面テープを貼着することによって形成する必要はなく、
粘着性を有する樹脂材料やゴム材料をプレート基材11
に塗布することによって形成することも可能である。
0、20aが挿通される一方のフランジFのボルト孔F
aを他方のフランジFのボルト孔Fbより大径に形成し
ているが、他方のフランジFのボルト孔Fbを大径のボ
ルト孔Faと同一サイズにしておくことも可能である。
10aの形成位置は、上述した実施形態で説明した位置
に限定されるものではなく、プレート10を適用しよう
とする複数種類のフランジの寸法等を考慮して、適宜設
定すればよい。
0及びブッシュ20、20aをゴム弾性体によって形成
しているが、これに限定されるものではなく、防振機能
を発揮しうる合成樹脂等の種々の弾性体によって形成す
ることができる。
材の構成要素であるプレートを示す平面図、(b)は
(a)のX−X線に沿った断面図である。
材の構成要素であるブッシュ及び座金を示す平面図、
(b)は(a)のY−Y線に沿った断面図である。
材を用いたダクト接続方法を説明するための説明図であ
る。
するプレートの使用状態を示す断面図である。
部材のブッシュ及び座金を示す平面図、(b)は(a)
のZ−Z線に沿った断面図、(c)は、同上のブッシュ
及び座金の使用状態を示す図である。
分を示す側面図である。
面図、(b)は(a)のW−W線に沿った断面図であ
る。
材を用いたダクト接続方法を説明するための説明図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 ダクトの接続端にそれぞれ取り付けられ
たフランジを、そのフランジに形成されたボルト孔に挿
通したボルト及びナットによって締結することで前記ダ
クトを相互に接続する際に使用されるダクト接続用防振
部材であって、 前記フランジ間に挟み込まれる、弾性体によって形成さ
れたプレートと、 前記フランジの前記ボルト孔に嵌挿された状態で前記ボ
ルトが挿通される、弾性体によって形成されたブッシュ
と、 前記ボルトの頭部と前記ブッシュとの間に挟み込まれる
座金とからなり、 前記プレートは、前記フランジに形成された前記ボルト
孔に対応するように所定間隔で形成された複数のボルト
挿通孔を有しており、 前記ブッシュは、前記ボルトが挿通される筒状部及びこ
の筒状部の一端から外側に張りだして、前記座金を介し
て前記ボルトの頭部と前記フランジとの間に挟み込まれ
る鍔部を備えており、 前記ブッシュにおける前記鍔部の外面には、前記鍔部よ
り一回り小さい前記座金が固着されて いるダクト接続用
防振部材。 - 【請求項2】 ダクトの接続端にそれぞれ取り付けられ
たフランジを、そのフランジに形成されたボルト孔に挿
通したボルト及びナットによって締結することで前記ダ
クトを相互に接続する際に使用されるダクト接続用防振
部材であって、 前記フランジ間に挟み込まれる、弾性体によって形成さ
れたプレートと、 前記フランジの前記ボルト孔に嵌挿された状態で前記ボ
ルトが挿通される、弾性体によって形成されたブッシュ
と、 前記ボルトの頭部と前記ブッシュとの間に挟み込まれる
座金とからなり、 前記プレートは、前記フランジに形成された前記ボルト
孔に対応するように所定間隔で形成された複数のボルト
挿通孔を有しており、 前記ブッシュは、前記ボルトが挿通される筒状部及びこ
の筒状部の一端から外側に張りだして、前記座金を介し
て前記ボルトの頭部と前記フランジとの間に挟み込まれ
る鍔部を備えており、 前記ブッシュにおける前記鍔部は、略長方形状に形成さ
れているダクト接続用防振部材 。 - 【請求項3】 前記プレートは、その幅方向の一方側に
偏った所定の位置に前記ボルト挿通孔が形成されている
請求項1または2に記載のダクト接続用防振部材。 - 【請求項4】 前記プレートは、一方の面に粘着層が形
成されている請求項1、2または3に記載のダクト接続
用防振部材。
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JP22090999A JP3428930B2 (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | ダクト接続用防振部材 |
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KR101013259B1 (ko) | 2003-09-05 | 2011-02-09 | 엘지전자 주식회사 | 에어컨 실외기의 진동방지 및 절연 구조 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3017229U (ja) | 1994-12-26 | 1995-10-24 | 省次郎 進 | 空調用ダクトのパッキング材 |
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JP2001050449A (ja) | 2001-02-23 |
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