JP3428353B2 - 静電潜像現像用トナー組成物、静電潜像現像剤及び画像形成方法 - Google Patents

静電潜像現像用トナー組成物、静電潜像現像剤及び画像形成方法

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JP3428353B2
JP3428353B2 JP07327697A JP7327697A JP3428353B2 JP 3428353 B2 JP3428353 B2 JP 3428353B2 JP 07327697 A JP07327697 A JP 07327697A JP 7327697 A JP7327697 A JP 7327697A JP 3428353 B2 JP3428353 B2 JP 3428353B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電潜像現像用トナ
ー組成物に関し、特に熱ロール定着方式を採用している
複写機、プリンター等に使用する静電潜像現像用トナー
組成物、それを含む静電潜像現像剤およびそれを用いた
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真法あるいは静電印刷法
等において、静電潜像を現像する現像剤としては、乾式
現像剤が多く利用されており、乾式現像剤においては、
結着樹脂中に染顔料等の着色剤、更に必要により離型
剤、帯電制御剤等を分散したトナーが用いられている。
【0003】現在実用化されている種々の静電複写方式
における乾式現像法としては、トナー及び鉄粉等のキャ
リアを用いる二成分現像方式と、キャリアを用いずトナ
ー内部に磁性体を含有するトナーを用いる磁性一成分現
像方式が代表的なものである。また、トナー像を定着す
る方式としては加熱ロールによる加熱定着方式が一般的
であり、この方法は熱効率が良く高速定着が可能である
が、加熱ロール表面と溶融状態のトナー像が加圧下で接
触するため、トナー像の一部が加熱ロールに付着し、付
着したトナーが再転写されて複写画像を汚染する現象、
いわゆるオフセット現象を発生させることがある。この
現象を防止することを目的として、加熱ロール表面をト
ナーに対する離型性に優れたシリコーンゴムやフッ素樹
脂で形成し、更にその表面にオフセット防止液としてシ
リコーンオイル等の離型性液体を供給する方法が採用さ
れている。この方法は、トナーのオフセット現象の発生
を防止する点では極めて有効であるが、オフセット防止
液が加熱されて蒸発し、不快臭を与えることや、また、
オフセット防止液を供給するための装置が必要である等
の問題がある。
【0004】近年、装置の小型化、省エネルギーの強い
要求を満たすため、より低エネルギー定着性のトナーが
必要になってきている。例えば、加熱ロールの小径化に
より、加熱ロールが加熱されてからトナー像の転写され
た用紙が通過するまでの時間が短くなるため、トナーと
して低温定着性のものが必要になり、加熱ロールは熱伝
導性の高いものを用いることが必要になってくる。しか
しながら、トナーの低温定着性を高めた場合には、加熱
ロール定着法を適用した際に、トナーが加熱ロールに付
着し、次のコピーを汚すという前述のオフセット現象、
或いは加熱ロール通過後に用紙を剥離させるためのフィ
ンガーによって定着像が破壊されてしまう現象(フィン
ガーマーク)、更には定着後のトナー像を白紙でこすっ
た時にトナー像の一部が破断されてこすった白紙に移る
現象(スマッジ)等が生じ、逆に悪影響を与えるという
問題が生じる。
【0005】このような問題を改善するために、トナー
に離型性のある樹脂等の離型剤を含有させる方法(特公
昭52―3304号公報)が知られている。離型剤添加
トナーは、加熱ロールからの離型性がよく、耐オフセッ
ト性はよいものの、離型剤と結着樹脂との相溶性が低い
ために、離型剤が樹脂中に大きなドメインを形成し、ト
ナー作製における粉砕工程時に、形成されたドメインの
部分で粉砕されやすくなり、トナー表面に離型剤が露出
しやすくなるという問題がある。省エネルギーの点では
離型剤を構成する樹脂は低融点であることが必要である
が、このような樹脂がトナー粒子表面に存在すると、ト
ナーの流動性が悪化して、現像部でのトナーの供給が円
滑に行われなくなったり、現像によって形成された静電
潜像保持体上のトナー像が被複写材に円滑に転写されな
い等の欠点、更に高温雰囲気でのトナー保存性が劣ると
いう欠点がある。
【0006】また、特開平3−243956号公報、特
開平3−264961号公報、特開平5−45925号
公報、特開平8−262784号公報等には、離型剤の
表面存在量およびそれらのドメイン径を規定したトナー
が開示されている。しかしながら、これら公報に記載の
場合には、離型剤がトナー表面に露出しているために、
トナーの流動性が悪化して、現像装置の現像部でのトナ
ーの供給が円滑に行われなくなったり、転写が円滑に行
えない等の欠点、更に高温雰囲気でのトナー保存性が劣
るという欠点がある。
【0007】さらに、特開平1−257853号公報、
特開平3−125126号公報等には離型剤を均一に分
散して含有する微小樹脂粒子をトナー表面に固着させた
トナーが開示されているが、離型剤が樹脂に包囲されて
いるので、トナーの流動性、転写性は改善されるもの
の、包囲する樹脂被膜が壊れない限り、離型剤が微小樹
脂粒子の表面に現れないので、十分な離型性が得られな
いという欠点がある。特開平2−264266号公報に
は、樹脂微粒子と離型剤微粒子を機械的にトナー粒子表
面に固着する方法が開示されているが、トナーの流動
性、転写性が十分に改善されない欠点がある。特開平4
−182661号公報には、樹脂微粒子と離型剤微粒子
をトナー粒子表面に付着させ、樹脂微粒子を溶解させる
溶剤で処理して離型剤を含む樹脂層をトナー粒子表面に
形成させる方法が開示されているが、やはり離型剤が樹
脂に被覆されているので、十分な離型性が得られないと
いう欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記の問題点を解決するためになされたもので
あって、その目的は、低い定着温度で定着でき、耐オフ
セット性および保存安定性において何等問題を発生せ
ず、被転写材への定着強度の優れた静電潜像現像用トナ
ー組成物、それを用いた静電潜像現像剤および画像形成
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の静電潜像現像用トナー組成物を用いることによって
達成される。すなわち、本発明の静電潜像現像用トナー
組成物の第1のものは、少なくとも結着樹脂と、着色剤
と、ポリウレア又はポリウレタン樹脂で被覆された離型
性材料の微粒子とからなり、該微粒子のトナー組成物に
対する配合量が1〜30重量%であり、該微粒子が結着
樹脂中に分散されていることを特徴とし、また、第2の
ものは、少なくとも結着樹脂と着色剤とよりなるトナー
粒子に、ポリウレア又はポリウレタン樹脂で被覆された
離型性材料の微粒子を外添剤として混合してなり、該微
粒子のトナー組成物に対する配合量が0.5〜5重量%
であることを特徴とする。本発明の静電潜像現像剤の第
1のものは、上記第1の静電潜像現像用トナー組成物と
キャリアとからなり、第2のものは、上記第2の静電潜
像現像用トナー組成物とキャリアとから構成される。
【0010】また、本発明の画像形成方法は、潜像保持
体上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像を現像剤を
用いて現像する工程、現像されたトナー像を転写体上に
転写する工程、転写体上のトナー像を加熱定着する定着
工程を有するものであって、現像剤として、上記第1ま
たは第2の静電潜像現像剤を用いることを特徴とする。
【0011】本発明において、上記第1および第2の静
電潜像現像用トナー組成物における離型性材料の微粒子
を被覆する樹脂は、ポリウレアおよびポリウレタンから
選ばれる。また被覆する樹脂の量は、離型性材料の構成
比が重量比で20%〜95%になるような量であること
が好ましく、より好ましくは、50〜90%の範囲であ
る。また、樹脂で被覆された離型性材料の微粒子は、そ
の平均粒子径が0.1〜3μmであることが好ましい。
本発明の静電潜像現像用トナー組成物は、カラートナー
であることが好ましい。また、結着樹脂は、ポリエステ
ルであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリウレア又はポ
リウレタン樹脂で被覆された離型性材料の微粒子は、次
のような2工程よりなる作製手順によって製造すること
ができる。 (1)離型性材料の分散液を得る微粒子作製工程 (2)離型性材料の微粒子をポリウレア又はポリウレタ
樹脂で被覆する樹脂膜形成工程 (1)の微粒子作製工程における離型剤微粒子の分散液
を得る方法としては、例えば以下に示す方法があり、ま
た市販品としても入手可能である。すなわち、離型性
材料を溶解する液体a(溶媒)と、その液体aとは相溶
するが離型性材料を溶解しない液体b(分散媒体)を用
い、離型性材料を液体aに溶解した後、それを高速撹拌
している液体bに加えて離型性材料の微粒子を析出さ
せ、離型性材料の分散液を得る方法、離型性材料を熱
溶融させて得た液状物に高速撹拌しながら熱水を加え、
得られた分散液を冷却させることにより離型性材料の分
散液を得る方法、離型性材料を溶解しない液体c(分
散媒)と離型性材料とを混合し、ボールミル等の分散装
置を用いて分散し、離型性材料の分散液を得る方法、等
公知の方法が使用できる。また、これらの分散液には分
散安定剤として、公知の界面活性剤、高分子分散剤、無
機イオン等を単独または複数種含有させることができ
る。
【0013】その後、続けて(2)の樹脂膜形成工程を
実施するためには、使用する溶剤を変更せずに処理を行
うのが望ましいが、そのためには、溶剤が反応性モノマ
ーあるいはプレポリマーを溶解可能なものであることが
必要である。したがって、の方法は2種の溶媒を用い
るという制約があるのに対して、の方法は水を用いる
ので、(1)の微粒子作製工程としては、の方法がよ
り好適である。
【0014】以下、本発明における上記の工程につい
て、より具体的に説明する。すなわち、離型性材料を分
散媒中に投入した後、離型性材料の融点以上になるよう
に分散媒を加熱する。その際、必要に応じて公知の分散
安定剤を添加してもよい。この工程で、離型性材料の分
散を促進させるために、機械的撹拌、超音波処理等の処
理を施してもよい。離型性材料が十分に溶融している状
態の温度になった後、この分散媒を急冷する。この工程
によって離型性材料の分散液が得られる。
【0015】次に、分散媒中に分散している離型性材料
の微粒子をポリウレア又はポリウレタン樹脂で被覆させ
るために、まず、上記分散液に反応性モノマーまたはプ
レポリマーを加える。反応性モノマーまたはプレポリマ
ーは1種または2種以上であってもよい。次いで、この
分散液に、反応性モノマーまたはプレポリマーと反応し
得る第二の反応成分を加えて、微粒子上にポリウレアま
たはポリウレタン樹脂膜を形成させる。その場合、必要
に応じて反応を進めるために加熱を行ってもよい。反応
性モノマーまたはプレポリマーを加え、反応が進んで離
型性材料の微粒子を被覆する樹脂膜が形成するまで、撹
拌、加熱を行った後、水洗、濾過し、その後、乾燥させ
ポリウレアまたはポリウレタン樹脂で被覆した離型性
材料の微粒子が得られる。乾燥工程では、完全な乾燥を
速やかに行うことと、少なくとも粒子が弱く凝集した粉
末として取り出すために、凍結乾燥をするのが好適であ
る。
【0016】本発明において、離型性材料としては、加
熱ロールによる加熱圧着方式の定着を行う際に、溶融し
て加熱ロールにトナーが付着するのを防止する効果を有
する物質であれば如何なるものでもよく、具体的には、
例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、酸化ポリプロ
ピレン、酸化ポリエチレン等の数平均分子量が600〜
20000の低分子量ポリオレフィン;キャンデリラ、
カルナウバ、ライス、木ロウ、ホホバ等の植物系天然ワ
ックス;モンタン、セレシン、オゾケライト等の鉱物系
天然ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリン、ペ
トロラクタム等の石油系ワックス、およびその変性ワッ
クス;パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の固体
高級脂肪酸;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ア
ルミニウム、パルミチン酸カルシウム、パルミチン酸亜
鉛等の高級脂肪酸アルカリ土類金属塩、亜鉛塩およびア
ルミニウム塩;ステアリン酸オクタデシル、グリセリン
モノステアレート等の高級脂肪酸エステル;ラウリン酸
アミド、ステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビス
オレイン酸アミド、N,N′−エチレンビスステアリン
酸アミド等のアミド類;ジヘプタデシルケトン、ジウン
デシルケトン等のケトン類等があげられる。
【0017】離型性材料を分散させる分散媒としては、
反応性モノマーあるいはプレポリマーを溶解するもので
あることが望ましい。例えば、酢酸エチル等の脂肪族エ
ステル系、メチルエチルケトン(MEK)等のケトン
系、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素系、トルエン等の
芳香族炭化水素系、ジクロルメタン等の含ハロゲン化合
物等で、前記離型性材料を溶解させないものであれば特
に限定されるものではなく、公知のものを使用すること
ができる。反応性モノマーまたはプレポリマーとして
は、以下に述べるシリルイソシアネート化合物、多価イ
ソシアネートを用いるのが好ましい。
【0018】本発明において使用するシリルイソシアネ
ート化合物としては、下記一般式(I)、(II)及び
(III )で示されるシリルイソシアネート誘導体および
その縮合物があげられる。 Rm R′k R″n Si(NCO)4-m-k-n (I) (RO)m (R′O)k (R″O)n Si(NCO)4-m-k-n (II) Rp (R′O)q Si(NCO)r (III) (ここで、R、R′およびR″は、それぞれアルキル
基、アリール基またはアルケニル基を示し、m、kおよ
びnは、それぞれ0ないし3の整数であって、m+k+
n≦3を満たし、p、qおよびrは、それぞれ1または
2の整数であって、p+q+r=4を満たす。)
【0019】シリルイソシアネート化合物の具体例とし
ては、(CH3 3 SiNCO、(C2 5 3 SiN
CO、(C3 7 3 SiNCO、(C4 9 3 Si
NCO、(CH3 )(C2 5 )(C3 7 )SiNC
O、(CH3 )(C2 5 2 SiNCO、(CH3
2 (C2 5 )SiNCO、(CH3 2 Si(NC
O)2 、(C2 5 2 Si(NCO)2 、(C
3 7 2 Si(NCO)2 、(C4 9 2 Si(N
CO)2 、CH3 Si(NCO)3 、C2 5 Si(N
CO)3 、C3 7 Si(NCO)3 、C4 9 Si
(NCO)3 、CH2 =CHSi(NCO)3 、CH2
=C(CH3 )Si(NCO)3 、(CH3 O)3Si
NCO、(C2 5 O)3 SiNCO、(C3 7 O)
3 SiNCO、(C4 9 O)3 SiNCO、(CH3
O)2 Si(NCO)2 、(C2 5 O)2Si(NC
O)2 、(C3 7 O)2 Si(NCO)2 、(C4
9 O)2 Si(NCO)2 、CH3 OSi(NC
O)3 、C2 5 OSi(NCO)3 、C37 OSi
(NCO)3 、C4 9 OSi(NCO)3 、Si(N
CO)4 、(CH3 )(CH3 O)2 SiNCO、(C
2 5 )(C2 5 O)2 SiNCO、(C3 7
(C2 5 O)2 SiNCO、(C4 9 )(C3 7
O)Si(NCO)2 、(CH3 )(CH3 O)Si
(NCO)2 、(C2 5 )(C25 O)Si(NC
O)2 、(C3 7 )(C2 5 O)Si(NC
O)2 、(C4 9 )(C2 5 O)Si(NC
O)2 、(C6 5 O)Si(NCO)3、(C
6 5 2 Si(NCO)2 等があげられる。これらの
シリルイソシアネート化合物は、単独で使用してもよい
が、2種以上を混合して使用することもできる。
【0020】多価イソシアネート化合物としては、種々
のものを使用することができるが、具体的には、例え
ば、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、2,4−トリレンジイソシアネート、ナフタレン−
1,4−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ−4,
4′−ビフェニル−ジイソシアネート、3,3′−ジメ
チルフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、キ
シリレン−1,4−ジイソシアネート、4,4′−ジフ
ェニルプロパンジイソシアネート、トリメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、プロピ
レン−1,2−ジイソシアネート、ブチレン−1,2−
ジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,2−ジイソ
シアネート、シクロヘキシレン−1,4−ジイソシアネ
ート等のジイソシアネート、4,4′,4″−トリフェ
ニルメタントリイソシアネート、トルエン−2,4,6
−トリイソシアネート等のトリイソシアネート、4,
4′−ジメチルジフェニルメタン−2,2′,5,5′
−テトライソシアネート等のテトライソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパ
ンの付加物、2,4−トリレンジイソシアネートとトリ
メチロールプロパンの付加物、キシリレンジイソシアネ
ートとトリメチロールプロパンの付加物、トリレンジイ
ソシアネートとヘキサントリオールの付加物等のイソシ
アネートプレポリマーがあげられる。
【0021】反応性モノマーまたはプレポリマーと反応
し得る第二の反応成分としては、反応性モノマーまたは
プレポリマーと反応することが可能なものであれば如何
なるものでも使用可能である。例えば、離型性材料を被
覆する樹脂がポリウレアの場合には、水またはポリアミ
ン類が使用され、ポリウレタンの場合には、多価アルコ
ール等の含水酸基化合物(ポリオール類)が使用され
る。ポリウレア・ポリウレタン複合樹脂の場合には、前
記第二の反応成分である水、ポリアミン類、多価アルコ
ール等を併用して用いればよい。
【0022】ポリアミン類としては、例えば、エチレン
ジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジア
ミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミ
ン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメ
チルピペラジン、2−ヒドロキシトリメチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、テトラエチレンペンタミン、エポキシ化合物のアミ
ン付加物等があげられる。
【0023】ポリオール類としては、例えば、脂肪族、
芳香族の多価アルコール、ヒドロキシポリエステル、ヒ
ドロキシポリアルキレンエーテル等が使用でき、具体的
には、特開昭60−49991号公報に記載された例え
ば下記のポリオールも用いることができる。すなわち、
エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、
1,8−オクタンジオール、プロピレングリコール、
2,3−ジヒドロキシブタン、1,2−ジヒドロキシブ
タン、1,3−ジヒドロキシブタン、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、2,4−ペンタンジオー
ル、2,5−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−
ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエチレングリコー
ル、1,2,6−トリヒドロキシヘキサン、2−フェニ
ルプロピレングリコール、1,1,1−トリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトー
ル、ペンタエリスリトールエチレンオキサイド付加物、
グリセリンエチレンオキサイド付加物、グリセリン、
1,4−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、レゾ
ルシノールジヒドロキシエチルエーテル等の芳香族多価
アルコールとアルキレンオキサイドとの縮合生成物、p
−キシリレングリコール、m−キシリレングリコール、
α,α′−ジヒドロキシ−p−ジイソプロピルベンゼ
ン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタン、2−
(p,p′−ジヒドロキシジフェニルメチル)ベンジル
アルコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドの
付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイドの付
加物等を用いることができる。これらのポリオールはイ
ソシアネート基1モルに対して、水酸基の割合が0.0
2〜2モルの範囲で使用するのが好ましい。
【0024】これらの化合物は、離型性材料の微粒子を
被覆するポリウレア又はポリウレタン樹脂を形成するた
めに添加されるが、それらの使用量はそれぞれ離型性材
料1重量部に対して、0.005〜1.0重量部、より
好ましくは0.01〜0.40重量部の範囲である。
【0025】本発明の静電潜像現像用トナー組成物にお
いて、トナー粒子の構成成分の一つである着色剤として
は、カーボンブラック、ニグロシン、アニリンブルー、
カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブ
ルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチ
レンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイ
トグリーン・オキサレート、ランプブラック、ローズベ
ンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.
I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・
レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、
C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメン
ト・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー1
5:3等の顔料を代表的なものとして例示することがで
きる。
【0026】また、トナー粒子の他の構成成分である結
着樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレ
ン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン等
のモノオレフィン類、ブタジエン、イソプレン等のジエ
ン類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
安息香酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪
族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、
ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニ
ルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケ
トン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類
等の単独重合体または共重合体を例示することができ
る。
【0027】代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン
樹脂、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレ
ン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂をあげることができる。更に、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、変性ロジン、パラフ
ィン類、ワックス類等をあげることもできる。
【0028】これらの結着樹脂の中でも、特にポリエス
テル樹脂を結着樹脂とした場合が有効である。ポリエス
テル樹脂は、多価ヒドロキシ化合物と多塩基性カルボン
酸またはその反応性誘導体との反応によって製造するこ
とができる。ポリエステル樹脂を構成する多価ヒドロキ
シ化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−
プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチレングリコー
ル等のジオール類、水素添加ビスフェノールA、ポリオ
キシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレ
ン化ビスフェノールA等のビスフェノールAアルキレン
オキサイド付加化合物、その他の2価アルコール、ビス
フェノールA等の2価フェノール等があげられる。
【0029】また、多塩基性カルボン酸としては、例え
ば、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ア
ルキルコハク酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、
シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、その他の2価カルボン酸、或いはこれらの酸無水
物、アルキルエステル、酸ハライド等の反応性酸誘導体
等があげられる。
【0030】これらの2価カルボン酸に加えて、ポリマ
ーをテトラヒドロフラン不溶分が生じない程度に非線状
化するために、3価以上の多価ヒドロキシ化合物および
/または3価以上の多塩基性カルボン酸を加えることが
できる。
【0031】3価以上の多価ヒドロキシ化合物として
は、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサン
テトラオール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリト
ール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペ
ンタントリオール、グリセリン、2−メチルプロパント
リオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
1,3,5−トリメチロールベンゼン等をあげることが
できる。3価以上の多塩基性カルボン酸としては、例え
ば、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,4−
シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼン
トリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン
酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸等をあげる
ことができる。
【0032】これらのポリエステル樹脂の中でも、ビス
フェノールAと芳香族多価カルボン酸とを主単量体成分
とした重縮合物からなる線状ポリエステル樹脂が特に好
ましく使用できる。また、ポリエステル樹脂の物性は、
軟化点90〜150℃、ガラス転移点50〜70℃、数
平均分子量2000〜6000、重量平均分子量800
0〜15000、酸価5〜30、水酸基価5〜40を示
すのが好ましい。
【0033】本発明において、トナー粒子中の着色剤の
含有量は、結着樹脂100重量部に対して1〜8重量の
範囲にあることが好ましい。着色剤の含有量が1重量部
よりも少なくなると着色力が弱くなり、8重量部よりも
多くなるとトナーの透明性が悪化する。
【0034】本発明の第1の静電潜像現像用トナー組成
物においては、上記の樹脂で被覆された離型性材料の微
粒子が上記トナー粒子の構成成分である結着樹脂中に分
散した状態で含有されるが、その配合量は、トナー組成
物に対して1〜30重量%、好ましくは2〜15重量%
の範囲である。
【0035】第1の静電潜像現像用トナー組成物は、結
着樹脂、着色剤およびポリウレア又はポリウレタン樹脂
で被覆された離型性材料の微粒子を、溶融混練処理する
方法によって製造してもよく、また、結着樹脂形成用の
モノマーの懸濁重合、乳化重合等の、いわゆる重合トナ
ーの作製過程において、着色剤と共に上記樹脂で被覆さ
れた離型性材料の微粒子を添加して製造することもでき
る。静電潜像現像用トナー組成物の製造に際しては、必
要に応じて、帯電制御剤、定着助剤、流動性向上剤、離
型剤、クリーニング助剤等の添加剤を配合することもで
きる。
【0036】より具体的に説明すると、溶融混練処理は
各種の加熱混練機を用いて行うことができる。加熱混練
機としては、三本ロール型、一軸スクリュー型、二軸ス
クリュー型、バンバリーミキサー型のものが使用でき
る。溶融混練処理の後、溶融混練物を冷却し、次いで粉
砕工程において粉砕する。粉砕工程に用いる粉砕機とし
ては、衝突板型、ジェット式等の粉砕方式のものが用い
られる。例えば、衝突板型のものでは、マイクロナイザ
ー、ウルマックス、ジェット−O−マイザー、ジェット
式のものでは、KTM(クリプトン)、ターボミル等が
用いられる。また、これら両方の特性を併せもつものと
して、工式ジェットミル等が使用できる。粉砕後のトナ
ー粒子の粒度を揃えるために、分級してもよい。そのた
めには、ターボクラシファイアー、エルボージェット、
その他公知のものが使用できる。トナー粒子は、平均粒
径約30μm以下、特に5〜20μmの範囲に設定する
のが好ましい。
【0037】本発明の第2の静電潜像現像用トナー組成
物においては、上記の樹脂で被覆された離型性材料の微
粒子を外添剤として、トナー粒子に添加混合される。ト
ナー粒子は少なくとも結着樹脂と着色剤とより構成され
るが、ポリウレア又はポリウレタン樹脂で被覆された離
型性材料の微粒子を添加しない以外は上記第1の静電潜
像現像用トナー組成物に説明したと同様にして製造する
ことができる。このトナー粒子に外添剤として添加され
る上記離型性材料の微粒子の配合量は、トナー組成物の
0.5〜5重量%、より好ましくは0.5〜3重量%の
範囲になるように設定される。また、本発明のトナー組
成物に対して、粉体流動性、現像性、転写性、クリーニ
ング性等を改善する目的で各種外添剤を添加してもよ
い。例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、その他公知
のものを添加してもよい。外添剤をトナー粒子表面に付
着させるには、例えば高速混合機によって行うことがで
きる。具体的には、ヘンシェルミキサーやV型ブレンダ
ー等を用いて、トナー粒子を外添剤と混合すればよい。
【0038】本発明の上記第1および第2の静電潜像現
像用トナー組成物は、静電潜像現像剤として用いるが、
キャリアを用いない一成分現像剤として用いてもよく、
或いはキャリアを用いる二成分現像剤として用いてもよ
い。しかしながら、二成分現像剤として用いることが好
ましい。二成分現像剤として用いる場合のキャリアとし
ては、公知のキャリアであれば特に制限されるものでな
く、鉄粉系キャリア、フェライト系キャリア、表面コー
トフェライトキャリア、磁性粉末分散型キャリア等が使
用できる。静電潜像現像用トナー組成物とキャリアとの
配合比は、キャリアに対してトナーが1〜10重量%の
範囲であるのが好ましい。
【0039】本発明の画像形成方法においては、現像剤
として、上記した静電潜像現像剤を使用するが、画像形
成方法としては、静電潜像を形成して定着トナー像を得
る公知の工程よりなるもの、すなわち、潜像保持体上に
静電潜像を形成する工程、該静電潜像を現像剤を用いて
現像する工程、現像されたトナー像を転写体上に転写す
る工程、転写体上のトナー像を加熱定着する定着工程を
有する画像形成方法が使用できる。
【0040】次に、本発明におけるポリウレア又はポリ
ウレタン樹脂で被覆した離型性材料の微粒子の作用につ
いて説明する。通常、離型性材料は、混練時または重合
トナーの重合過程での熱的刺激や機械的外力によって剪
断され、様々なドメイン形状、ドメイン径、ドメイン数
をもっている。離型性材料のこのようなトナー中でのド
メイン形態は、従来から公知であり、トナーの被転写材
への定着特性と、トナー流動性、トナー保存性に大きな
影響をもつものである。したがって、従来は、このドメ
イン形態を制御するために、離型性材料、結着樹脂、製
造法、更に相溶化剤等の分散助剤の検討がなされている
が、材料選択或いは製造条件に制約があったり、トナー
特性、例えば帯電特性に悪影響を及ぼす等問題が多かっ
たが、本発明の第1の静電潜像現像用トナー組成物は、
このような問題がないのである。すなわち、本発明の第
1の静電潜像現像用トナー組成物は、離型性材料の微粒
子がポリウレア又はポリウレタン樹脂で被覆されている
ので、この微粒子がトナー中で、いわゆるドメインとし
て存在することになり、且つその粒子形状、粒子径がト
ナー中のドメイン形態となる。したがって、本発明の第
1の静電潜像現像用トナー組成物は、そのトナー中の離
型性材料のドメイン形態を制御することが可能であるの
で、離型性材料と他のトナー材料選択や製造条件に制限
を設けることなく、定着特性を改善することが可能にな
る。また、本発明の静電潜像現像用トナー組成物では、
離型性材料の微粒子はポリウレア又はポリウレタン樹脂
で被覆された粒子状の形態であるので、仮に、トナー粒
子表面にこの微粒子が露出したとしても、トナー流動
性、トナー保存性に悪影響を及ぼすことがない。
【0041】また、本発明の第2の静電潜像現像用トナ
ー組成物においては、ポリウレア又はポリウレタン樹脂
で被覆された離型性材料の微粒子が外添剤として添加さ
れるので、離型性材料がトナー表面に露出して、トナー
流動性や、トナー保存性に悪影響を及ぼすということが
なくなり、また、トナー組成物中に含有させる離型性材
料の量を大幅に減らすことができるので、トナー中での
離型性材料のドメイン径や数を減らすことが可能にな
る。一般に、離型性材料とトナー結着樹脂の屈折率は一
致せず、更に離型性材料は結晶性をもつものが多く、光
透過性に劣る。カラー画像においては、カラートナーの
光透過性が悪くなると、その発色性が悪化して黒ずんで
きたり、形成されるOHP画像が黒ずんでくるが、本発
明の第2の静電潜像現像用トナー組成物を使用すれば、
トナーに対する離型性材料の総添加量を減らすことがで
きるので、カラートナーに対してより有効にその効果を
発揮させることができる。また、カラートナーの場合、
定着画像に光沢が求められる場合には、低融点および低
ガラス転移点を有する樹脂を結着樹脂として用いること
が必要になり、それに伴ってトナー流動性が悪化する
が、本発明の第1および第2の静電潜像現像用トナー組
成物を使用すれば、この場合における欠点が回避され
る。
【0042】さらに、被覆する樹脂がポリウレアまたは
ポリウレタンであるから、これらの樹脂が熱応答性があ
り、つまり、130〜150℃程度の熱を加えることに
より、構造としてフレキシブルになり、中に包含してい
る離型性材料が(樹脂膜が機械的に壊れなくても)容易
に流れ出してくる。したがって、ポリウレアまたはポリ
ウレタンで離型性材料の微粒子を被覆したものは、それ
以外の樹脂で離型性材料の微粒子を包含したものと比べ
て、機械的圧力衝撃に対して同等な強靭さを持ちなが
ら、トナーとともに、熱定着ロールの通過時に、樹脂膜
が圧力で壊れなくてもその中の離型性材料がしみ出し、
より有効にその効果を発揮する。
【0043】
【実施例】樹脂で被覆した離型性材料の微粒子の作製例 (微粒子a)融点83℃のカルナウバワックス(酸価8
mg/g、分子量520)30gに100gの酢酸エチ
ルを加え、耐圧容器に入れ、温度を120℃に設定し、
撹拌、急冷により、平均粒子径0.5μmのワックスサ
スペンジョンを得た。これに5gのタケネートD110
N(キシレンジイソシアネートのアダクトタイプ、武田
薬品工業社製)を加え、40℃にて30分間撹拌した
後、エチレンジアミンを2g加え、更に30分撹拌して
ワックスのまわりにポリウレア膜を形成させた。混合液
を濾過し、凍結乾燥して粉体化させ、微粒子を得た。得
られた微粒子の平均粒子径は、0.7μmであった。
【0044】(微粒子b) 融点64℃のマイクロクリスタリンワックス(酸価=約
0、分子量=約450)30gに100gのメチルエチ
ルケトン(MEK)を加え、耐圧容器に入れ、温度を1
00℃に設定し、撹拌、急冷により、平均粒子径0.3
μmのワックスサスペンジョンを得た。これにトリレン
ジイソシアネート4gを加え、30℃にて30分間撹拌
して、ブタンジオール1.5gを加え、更に60分撹拌
してワックスのまわりにポリウレタン膜を形成させた。
混合液を濾過した後、真空乾燥して粉体化し、微粒子を
粉体として取り出した。得られた微粒子の平均粒子径
は、0.5μmであった。
【0045】(微粒子c)融点83℃のカルナウバワッ
クス(酸価8mg/g、分子量520)30gに100
gの酢酸エチルを加え、耐圧容器に入れ、温度を120
℃に設定し、撹拌、急冷により、平均粒子径0.5μm
のワックスサスペンジョンを得た。これに3gのタケネ
ートD110N(キシレンジイソシアネートのアダクト
タイプ、武田薬品工業社製)を加え、40℃にて30分
間撹拌した後、エチレンジアミン1gを加え、更に30
分撹拌してワックスのまわりにポリウレア膜を形成させ
た。混合液を濾過し、凍結乾燥して粉体化させ、微粒子
を得た。得られた微粒子の平均粒子径は、0.7μmで
あった。
【0046】(微粒子d)融点64℃のマイクロクリス
タリンワックス(酸価=約0、分子量=約450)30
gに100gのMEKを加え、耐圧容器に入れ、温度を
100℃に設定し、撹拌、急冷により、平均粒子径0.
3μmのワックスサスペンジョンを得た。これにトリレ
ンジイソシアネート3gを加え、30℃にて30分間撹
拌して、ブタンジオール1gを加え、更に60分撹拌し
てワックスのまわりにポリウレタン膜を形成させた。混
合液を濾過した後、真空乾燥して粉体化し、微粒子を粉
体として取り出した。得られた微粒子の平均粒子径は、
0.5μmであった。
【0047】 実施例1 線状ポリエステル樹脂 90重量% (テレフタル酸/ビスフェノールA・エチレンオキシド 付加物/シクロヘキサンジメタノールから得られた線状 ポリエステル:Tg=62℃、Mn=4,000、 Mw=35,000、酸価=12、水酸価=25) マゼンタ顔料(C.I.ピグメント・レッド57) 3重量% 微粒子a 7重量% 上記混合物をエクストルーダー(TEM48、東芝機械
社製)で混練した。混練は、フィードレート100kg
/hr、ローター回転数300rpm、バレル設定温度
110℃にて行った。得られた混練物をジェットミルで
粉砕した後、風力分級機で分級して、平均粒子径d50=
8μmのマゼンタトナー粒子を得た。これにシリカ(R
972、日本アエロジル社製)0.5重量%をヘンシェ
ルミキサーで添加してマゼンタトナーを得た。
【0048】実施例2 実施例1において、微粒子aを微粒子bに変えた以外は
同様に処理して、d50=7.5μmのマゼンタトナーを
得た。 実施例3 実施例1において、線状ポリエステル樹脂を85重量
%、微粒子aを13重量%に変えた以外は同様に処理し
て、d50=8.0μmのマゼンタトナーを得た。
【0049】比較例1 実施例1において、線状ポリエステル樹脂を97重量%
とし、微粒子aを除いた以外は同様に処理して、d50=
7.5μmのマゼンタトナーを得た。 比較例2 実施例1において、微粒子aを融点64℃のマイクロク
リスタリンワックス(酸価=約0、分子量=約450)
に変えた以外は同様に処理して、d50=7.5μmのマ
ゼンタトナーを得た。 比較例3 比較例2において、マイクロクリスタリンワックスを3
重量%、線状ポリエステル樹脂を94重量%とした以外
は同様に処理して、d50=7.8μmのマゼンタトナー
を得た。
【0050】実施例4〜6および比較例4〜6 粒子径50μmのフェライトにスチレン−メチルメタク
リレート共重合体を被覆したキャリア100部に対して
上記実施例1〜3および比較例1〜3のマゼンタトナー
6部を添加し混合して、それぞれ現像剤を得た。
【0051】(1)オフセット性 上記実施例4〜6および比較例4〜6の現像剤を使用
し、市販の複写機(A−color630、富士ゼロッ
クス社製)を用いて、A4の転写紙に縦5cm、横4c
mのソリッド未定着トナー像を作製した。このときトナ
ー量が0.6〜0.8mg/cm2 となるように、トナ
ー像を作製した。次に、定着ロール温度を自由に設定で
き、定着ロール温度がモニターできるように前記A−c
olor630を改造したものを用い、定着ロールへの
離型剤オイル供給を止めて実質上定着ロール表面に離型
剤オイルが存在しない状態でテストを行った。すなわ
ち、定着ロールの表面温度を段階的に変化させ、各表面
温度において上記未定着トナー像を保持する転写紙を処
理して未定着トナー像の定着を行った。この際、余白部
分にトナー汚れが生じるか否かの観察を行い、汚れが生
じない温度領域を非オフセット温度領域とした。また、
非オフセット温度領域の最大値と最小値の間の値を非オ
フセット温度幅とした。
【0052】(2)流動性 実施例1〜3および比較例1〜3のマゼンタトナーにつ
いて、トナーの流動性を表す指標としてJIS K51
01に準じて見掛密度を測定した。 (3)保存安定性 実施例1〜3および比較例1〜3のマゼンタトナーにつ
いて、トナー20gを容積150ccのポリエチレン製
ボトルに入れ、50℃の恒温槽で24時間保管した。室
温まで放冷した後、トナーをボトルから取り出し、トナ
ー粒子間の融着状態(ブロッキング)を観察し、融着の
全く発生しないものを○印、融着が発生して実用上問題
を生じる場合を×印とした。
【0053】これらの試験結果を表1に示す。なお、表
面ワックス量(トナー粒子表面の離型性材料の量)は、
ESCA(XPS)[Electron Spectr
oscopy for Chemical Analy
sis(X−ray Photoelectron S
pectroscopy)]により、トナー粒子の表面
層(5nm以内)に存在する元素個数比率を求め、次に
各トナー成分である結着樹脂、ワックス、磁性粉等の各
構成化合物の存在元素比率を求め、これらによりトナー
表面層に存在するワックスの量を重量比率で算出した値
である。
【0054】
【表1】
【0055】表1の試験結果から明らかなように、本発
明の実施例1〜3のマゼンタトナーの場合は、それを用
いた現像剤ではオフセットが発生せず、その非オフセッ
ト温度領域は、低温度から高温度までにわたり、その温
度幅も75〜90℃という実用上十分な範囲を維持して
いることが確認された。また、流動性及び保存安定性に
おいても何等問題がないことも確認された。これに対し
て、比較例1の場合は、離型性材料を用いないために、
流動性、保存安定性は十分であるが、非オフセット温度
幅が非常に狭く、問題があった。比較例2の場合は非オ
フセット温度幅が広く、十分であるが、表面ワックス量
が高く、このため流動性、保存安定性に問題が生じるレ
ベルにあった。比較例3の場合は、比較例2と比べてや
や流動性がよいものの、保存安定性に問題を残してお
り、非オフセット温度幅も十分でないものであった。
【0056】上記実施例4〜6の現像剤を用い、市販の
複写機(A−color630、富士ゼロックス社製)
にて、10,000枚までの連続コピーを行った。その
結果を表2に示す。このテストは、A−color63
0の定着ロールへの離型剤オイル供給を止めた状態で行
った。なお、連続コピーした原稿は黒色部が6%のA4
用紙であり、画像濃度はX−rite404、カブリは
日本電色社製の色差計、帯電量はCSG(チャージ・ス
ペクトログラフ法)の画像解析による値である。
【0057】
【表2】
【0058】 実施例7 線状ポリエステル樹脂 97重量% (テレフタル酸/ビスフェノールA・エチレンオキシド 付加物/シクロヘキサンジメタノールから得られた 線状ポリエステル;Tg=62℃、Mn=4,000、 Mw=35,000、酸価=12、水酸価=25) マゼンタ顔料(C.I.ピグメント・レッド57) 3重量% 上記混合物をエクストルーダーで混練し、ジェットミル
で粉砕した後、風力式分級機で分散してD50=8μmの
マゼンタトナー粒子を得た。
【0059】上記マゼンタトナー粒子に、微粒子c1.
5重量%およびシリカ(商品名R972、日本アエロジ
ル社製)0.4重量%を添加しヘンシェルミキサーで処
理してマゼンタトナー組成物を得た。
【0060】実施例8 実施例7において、微粒子cを微粒子dに変えた以外は
同様に処理して、マゼンタトナー組成物を得た。 実施例9 実施例7において、微粒子cの添加量を4重量%とした
以外は同様に処理して、マゼンタトナー組成物を得た。
【0061】比較例7 実施例7において、微粒子cの添加量を6重量%とした
以外は同様に処理して、マゼンタトナー組成物を得た。 比較例8 実施例7と同様の線状ポリエステル樹脂 90重量% カルナウバワックス(酸価8mg/g、分子量520) 7重量% マゼンタ顔料(C.I.ピグメント・レッド57) 3重量% 上記混合物を用い、実施例7と同様に処理してd50=8
μmのトナー粒子を得た。さらにこのトナー粒子に、シ
リカ(R972、日本アエロジル社製)0.5重量%を
添加し、ヘンシェルミキサーで処理してマゼンタトナー
組成物を得た。 比較例9 実施例7と同様の線状ポリエステル樹脂 94重量% カルナウバワックス(酸価8mg/g、分子量520) 3重量% マゼンタ顔料(C.I.ピグメント・レッド57) 3重量% 上記混合物を用い、実施例7と同様に処理してd50=8
μmのトナー粒子を得た。さらにこのトナー粒子に、シ
リカ(R972、日本アエロジル社製)0.5重量%を
添加し、ヘンシェルミキサーで処理してマゼンタトナー
組成物を得た。
【0062】実施例10〜12および比較例10〜12 粒子径50μmのフェライトにスチレン−メチルメタク
リレート共重合体を被覆したキャリア100部に対し
て、上記実施例7〜9および比較例7〜9のマゼンタト
ナー組成物6部を添加し、混合して、それぞれ現像剤を
得た。
【0063】上記実施例7〜9および比較例7〜9のマ
ゼンタトナー組成物およびそれを用いた実施例10〜1
2および比較例10〜12の現像剤について、上記と同
様にしてオフセット性、流動性および保存安定性の評価
を行った。それらの結果を表3に示す。
【表3】
【0064】表3の試験結果から明らかなように、本発
明の実施例7〜9のマゼンタトナー組成物の場合は、そ
れを用いた現像剤ではオフセットが発生せず、その非オ
フセット温度領域は、低温度から高温度までにわたり、
その温度幅も85〜100℃という実用上十分な範囲を
維持していることが確認された。また、流動性および保
存安定性においても何等問題がないことも確認された。
これに対して、比較例7の場合は、低温度から高温度ま
でオフセットが発生せず、十分であるが、流動性におけ
る見掛け密度が小さくて問題があった。また、比較例8
の場合は、保存安定性の試験においてトナーの融着が生
じ問題があることが確認された。さらに比較例9の場合
は、非オフセット温度幅が60℃と狭く、流動性による
見掛け密度も小さくて問題が生じるものであった。
【0065】上記実施例10〜12の現像剤を用い、市
販の複写機(A−color630、富士ゼロックス社
製)にて、10,000枚までの連続コピーを行った。
その結果を表4に示す。このテストは、A−color
630の定着ロールへの離型剤オイルの供給を止めた状
態で行った。なお、連続コピーした原稿は黒色部が6%
のA4用紙であり、画像濃度はX−rite404、カ
ブリは日本電色社製の色差計、帯電量はCSG(チャー
ジ・スペクトログラフ法)の画像解析による値である。
【0066】
【表4】
【0067】
【発明の効果】本発明の静電潜像現像用トナー組成物
は、十分な非オフセット温度領域を維持し、低い温度で
定着することができ、かつ定着強度および保存安定性に
優れていると共に、十分な画像濃度で多数枚の複写を得
ることができるという効果を奏する。したがって、本発
明の静電潜像現像用トナー組成物を用いた現像剤を複写
機或いはプリンター等に適用した場合、消費電力が削減
することができ、低ロール圧力化による機械コストの低
減、複写速度の高速化等の効果を奏する。更に、フルカ
ラー複写機に適用した場合、加熱定着ローラー表面に離
型性液体を供給する必要がなく、供給するための装置が
省略できるため、機械コストの低減ができ、また、複写
した転写紙への離型性液体の付着がなくなって、ベタツ
キのない画像を得ることができる等の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 敦彦 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 田口 哲也 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−242633(JP,A) 特開 平1−257853(JP,A) 特開 平8−160660(JP,A) 特開 平6−130726(JP,A) 特開 平4−356057(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と、着色剤と、ポリ
    ウレア又はポリウレタン樹脂で被覆された離型性材料の
    微粒子とからなり、該微粒子のトナー組成物に対する配
    合量が1〜30重量%であり、該微粒子が結着樹脂中に
    分散されていることを特徴とする静電潜像現像用トナー
    組成物。
  2. 【請求項2】 少なくとも結着樹脂と着色剤とよりなる
    トナー粒子に、ポリウレア又はポリウレタン樹脂で被覆
    された離型性材料の微粒子を外添剤として混合してな
    り、該微粒子のトナー組成物に対する配合量が0.5〜
    5重量%であることを特徴とする静電潜像現像用トナー
    組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の静電潜像現像用トナー組
    成物と、キャリアとからなる静電潜像現像剤。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の静電潜像現像用トナー組
    成物と、キャリアとからなる静電潜像現像剤。
  5. 【請求項5】 潜像保持体上に静電潜像を形成する工
    程、該静電潜像を現像剤を用いて現像する工程、現像さ
    れたトナー像を転写体上に転写する工程、転写体上のト
    ナー像を加熱定着する定着工程を有する画像形成方法に
    おいて、該現像剤として、請求項3または請求項4に記
    載の静電潜像現像剤を用いることを特徴とする画像形成
    方法。
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