JP2005133894A - 配管支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で設置スペースを取らず生産性、配管自在性に優れ、固定のための特別な工具や煩雑な作業が不要で施工性に優れ、一種類の配管固定部材により寸法の異なる複数種類の配管に対応して確実に固定することができ汎用性、信頼性に優れ、台座部材や高さ調整部材を組合せることにより複数の配管を並設させて固定することができると共に、容易に配管の設置高さを微調整して勾配をとることができる汎用性、施工性に優れた配管支持具を提供することを目的とする。
【解決手段】 給水用や汚水,雨水等の排水用の各種配管を家屋等の床下面や天井裏面等の被固定面に固定する配管支持具であって、上部に開口部が形成された円弧状の配管抱持部を有する配管固定部材と、配管の外周に繋着され配管固定部材及び/又は被固定面に固定される繋着バンド部材と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家屋等の床下面や壁面、天井裏面等の被固定面に配設される給水用や汚水,雨水等の排水用の各種の配管を固定する配管支持具に関するものである。
従来、家屋の床下面や壁面等に配設される給水用や排水用等の各種の配管を支持固定する配管支持具が開発されている。特に、排水用配管においては排水を良好にするために配管に一定の勾配を設け、その勾配を調節できるように支持する配管支持具が検討されている。
配管の高さを調節して支持する配管支持具として、一般によく用いられるものに、台座部材に垂設されたボルトに半円状をなす配管の支持部が形成された上下一対の固定部材をナットにより固定するものがある。
また、(特許文献1)には「家屋等の床面に配置され、配管を支持する支持部を形成した台座部材と、該台座部材と上下に嵌合し配管を固定する固定部材とを備え、台座部材は同形のものを上下に複数重ねて装着することで、床面に沿って勾配をなすように配管の支持高さを調節可能にした配管支持具」が開示されている。
特開2002−295730号公報
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)ボルトとナットにより高さ調整を行う配管支持具は、各配管支持具を固定するための工具や工具を用いるための作業スペースを必要とするばかりでなく、高さの微調整を行うためには、メジャーや水平器を用いて、互いに隣接する配管支持具間の距離や配管の床面からの高さを正確に測定する必要があり、作業が煩雑で工数を要し、施工性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献1)では配管を支持する支持部を形成した台座部材に固定部材を嵌合することにより配管を固定するので、台座部材と固定部材を一組として配管の外径に合わせて複数種類の配管支持具を用意する必要があり、汎用性や生産性に欠け、在庫管理が煩雑で現場での施工性に欠けるという課題を有していた。また、台座部材と同形のものを上下に複数重ねて装着することで配管の支持高さを調節するので、厚さが配管の外径で決定され、高さの微調整が困難であるという課題を有していた。
(3)これら従来の配管支持具では、台座部材に対し上下一対の固定部材で配管を固定するので、複数の配管を並設する際、各配管毎に台座部材と上下一対の固定部材を用意する必要があり作業性に欠け、配管同士の間隔が制限されて汎用性に欠けるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で設置スペースを取らず生産性、配管自在性に優れ、固定のための特別な工具や煩雑な作業が不要で施工性に優れ、一種類の配管固定部材により寸法の異なる複数種類の配管に対応して確実に固定することができ汎用性、信頼性に優れ、台座部材や高さ調整部材を組合せることにより複数の配管を並設させて固定することができると共に、容易に配管の設置高さを微調整して勾配をとることができる汎用性、施工性に優れた配管支持具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の配管支持具は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の配管支持具は、給水用や汚水,雨水等の排水用の各種配管を家屋等の床下面や天井裏面等の被固定面に固定する配管支持具であって、上部に開口部が形成された円弧状の配管抱持部を有する配管固定部材と、前記配管の外周に繋着され前記配管固定部材及び/又は前記被固定面に固定される繋着バンド部材と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)配管固定部材の円弧状の配管抱持部が上部に開口部を有することで、配管固定部材の上方から配管を容易に載置することができ、配管の外周に繋着される繋着バンド部材を配管固定部材及び/又は被固定面に固定することで、配管を配管固定部材や被固定面に対して固定して支持することができる。
(2)配管固定部材の配管抱持部により配管の下部や側部を支持すると共に、繋着バンド部材により配管の上部や側部を保持することができるので、配管の外径に合わせた形状や長さを有する繋着バンド部材を使用することで、外径が異なる配管に柔軟に対応して固定することができる。
ここで、配管固定部材の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等の合成樹脂や硬質ゴムが好適に用いられる。これにより、腐蝕が発生せず耐久性に優れ、配管を傷つけることがなく信頼性に優れる。
配管固定部材は接着剤等により被固定面へ固定することができるが、配管固定部材の底部に固定用貫通孔を穿設した固定用鍔部を形成した場合、ボルトやアンカー等を用いて確実に配管固定部材を被固定面へ固定することができるので、配管の振動等を防止でき、静粛性と信頼性に優れる。
配管固定部材に形成する配管抱持部の円弧部の曲率半径を配管の最大径と同等以上の寸法に形成し、深さを配管の最小半径以下に形成した場合、一種類の配管固定部材に形成された配管抱持部に最大径から最小径までの外径の異なる配管を載置して支持することができ、上方から繋着バンド部材を繋着して固定することができる。
尚、配管の外径に合わせて配管抱持部の円弧部を形成した複数種類の配管固定部材を用意した場合、配管抱持部により配管の側部を確実に保持することができるので、配管の横ブレや振動の発生を防止でき、より安定して配管を固定することができる。
繋着バンド部材としては、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂製や硬質ゴム製のものが好適に用いられる。これにより、腐蝕が発生せず、配管を傷つけることがないので信頼性に優れると共に、長尺に形成された繋着バンド部材を容易に必要な長さに切断して使用することができ、汎用性、施工性に優れる。繋着バンド部材としてステンレス製等の金属製のものを使用した場合、より強固に配管を固定することができ、信頼性に優れる。
金属製の繋着バンド部材には中央部に配管の外径に等しい円弧部が形成され、両端にボルト等の固定手段を挿通するための固定用孔が穿設される。合成樹脂製や硬質ゴム製の繋着バンド部材には、施工時に両端部に固定用孔を穿設してもよいし、予め長手方向に所定間隔で複数の固定用孔を穿設してもよい。これにより、繋着バンド部材の両端部を配管固定部材の両側部に形設した係止用突起に嵌合させて係止するか、配管固定部材の両側部に形設した固定用雌ねじ部にねじ止めする等して固定する。また、繋着バンド部材を被固定面に固定する場合は、ボルトやアンカー等を用いて固定用孔で固定する。尚、繋着バンド部材の両端を被固定面に固定した上で、繋着バンド部材を配管固定部材の両側部に沿わせるようにして固定した場合、より繋着バンド部材と配管とを密着させることができ、固定を強固にすることができる。また、金属製の繋着バンド部材と配管との接触面にゴム等の緩衝部材を配設した場合、配管の表面を傷つけることがなく、繋着バンド部材と配管との密着性を向上させることができ信頼性に優れる。
共通の繋着バンド部材で配管固定部材の被固定面への固定と配管の配管固定部材への固定の両方を行うことができるので、部品点数及び作業工数を低減することができ、現場での施工性に優れる。更に、繋着バンド部材の両端を被固定面に固定する際に、配管固定部材の底部に形成した固定用鍔部の固定用貫通孔を同時にねじ止め等の手段で固定することで、配管固定部材と繋着バンド部材が一体化すると共に、一度の作業で全ての部材の固定を行うことができるので、信頼性と施工性を向上させることができる。
本発明の請求項2に記載の配管支持具は、請求項1に記載の配管支持具であって、前記繋着バンド部材が表面及び/又は裏面若しくは少なくとも一方の側面に形成された鋸歯状凹凸部を有し、前記配管固定部材が前記配管抱持部の少なくとも一方の側部に形成され前記繋着バンド部材が挿通されるバンド挿通部と、前記バンド挿通部内に形成され前記繋着バンド部材の鋸歯状凹凸部が係止される係止爪と、を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)繋着バンド部材が表面及び/又は裏面若しくは少なくとも一方の側面に形成された鋸歯状凹凸部を有することで、配管抱持部の側部に形成されたバンド挿通部に繋着バンド部材を挿通するだけで、バンド挿通部内に形成された係止爪を繋着バンド部材の鋸歯状凹凸部に係止させることができ、配管の外周に繋着バンド部材を容易に繋着させて配管の浮きを防止でき、確実な固定を行うことができる。
(2)繋着バンド部材の表裏両面若しくは左右両側部に鋸歯状凹凸部を有することで、繋着バンド部材の表裏や左右を気にすることなくバンド挿通部内に挿通することができ、確実に係止爪による係止を行って配管を固定することができる。
(3)繋着バンド部材の鋸歯状凹凸部が連続的に形成されていることで、繋着バンド部材を任意の長さに切断して使用することができ、汎用性と施工性に優れる。
繋着バンド部材の表裏両面若しくは左右両側部に鋸歯状凹凸部を形成する場合、表裏若しくは左右の鋸歯状凹凸部の形状は線対称か平行に形成する。
表裏若しくは左右の鋸歯状凹凸部を線対称に形成した場合、表裏若しくは左右の鋸歯状凹凸部のいずれか一方に係止される係止爪をバンド挿通部内に形成することで、繋着バンド部材の表裏に関係なく係止することができる。また、表裏両面若しくは左右両側部の鋸歯状凹凸部に係止されるよう係止爪をバンド挿通部内に対向させて二箇所に形成した場合は、繋着バンド部材の両面若しくは両側で強固に固定することができ、確実性に優れる。この時、繋着バンド部材のもう一端は、固定用孔をねじ止めする等して配管固定部材の側部や被固定面に固定する。
表裏若しくは左右の鋸歯状凹凸部を平行に形成した場合は、繋着バンド部材の挿通方向(表裏)に関係なく表裏若しくは左右の鋸歯状凹凸部のいずれか一方に係止爪が係止されるよう係止爪をバンド挿通部内に対向させて二箇所に形成する。この時、繋着バンド部材のもう一端は、ねじ止め等により配管固定部材の側部や被固定面に固定してもよいが、同様のバンド挿通部と係止爪によって固定することができる。繋着バンド部材の両端を鋸歯状凹凸部の係止により固定することで、工具等を必要とせず施工性に優れると共に、配管固定部材を左右対称に形成することができ生産性に優れる。
バンド挿通部は配管固定部材の配管抱持部に直接、繋着バンド部材の入口側及び出口側となる開口部を穿設して形成するか、配管抱持部の外側部に貫通口を有するバンド挿通部を突設して形成する。配管抱持部に直接、繋着バンド部材の入口側及び出口側となる開口部を穿設する場合、入口側の開口部は配管抱持部の内周面や頂面等に形成され、出口側の開口部は配管抱持部の外側面に形成される。特に、入口側の開口部を配管抱持部の内周面に形成した場合は、配管抱持部の円弧径よりも小さな配管を固定する際に繋着バンド部材を配管に密着させることができ信頼性に優れる。
本発明の請求項3に記載の配管支持具は、請求項1又は2に記載の配管支持具であって、前記配管固定部材が、前記配管抱持部の底部に上下方向に貫通して穿設された固定用貫通孔を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)配管固定部材が、配管抱持部の底部を上下方向に貫通する固定用貫通孔を有することで、ビスやボルト等のねじ止め手段を固定用貫通孔に挿通し配管固定部材を被固定面に対して容易かつ確実に固定することができ配管の設置安定性に優れる。
(2)固定用貫通孔が配管抱持部の底部に穿設されることで、配管固定部材の設置スペースを小さくすることができ、配管自在性に優れる。
ここで、固定用貫通孔の上部にはねじ等の頭部の外形より大きく、ねじ等の頭部の高さよりも深い凹部を形成する。これにより、ねじ止め手段によるねじ止め後にねじ等の頭部が凹部に収容され、配管抱持部の上面からはみ出ることがないので、配管抱持部に載置された配管を安定して保持することができると共に、配管の表面を傷つけることなく信頼性に優れる。
本発明の請求項4に記載の配管支持具は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の配管支持具であって、前記被固定面に固定される長尺板状の底板部と、前記底板部の上面に長手方向と平行に形成された凸条又は凹条の台座係止部と、を有する台座部材を備え、前記配管固定部材が、前記台座部材の前記台座係止部と嵌合する底部に形成された凹条又は凸条の嵌合係止部を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)被固定面に固定される台座部材が底板部の上面に凸条又は凹条の台座係止部を有し、配管固定部材が凹条又は凸条の嵌合係止部を有するので、台座部材の台座係止部に配管固定部材の嵌合係止部を着脱自在に嵌合させることができ、配管抱持部に保持された配管を容易に被固定面に固定することができる。
(2)台座部材の台座係止部及び配管固定部材の嵌合係止部がそれぞれ互いに嵌合する凸条又は凹条に形成されているので、被固定面に固定される台座部材に対して配管固定部材をスライドさせるようにして容易に嵌合することができる。
(3)台座部材及び配管固定部材がそれぞれ互いに嵌合する台座係止部及び嵌合係止部を有することで、一つの台座部材に複数の配管固定部材を嵌合させることができるので、固定する配管の本数や管径に合わせて台座部材の長さを変更し、複数の配管を整列させて並設することができる。
ここで、台座部材の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、HIPS、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等の合成樹脂が好適に用いられる。これにより、腐蝕が発生せず耐久性に優れる。また、長尺に形成した台座部材を配管の大きさや本数、配管スペースに合わせて容易に切断して使用することができるので、現場での施工性や在庫管理、経済性に優れる。
台座部材に底板部及び台座係止部を上下方向に貫通する1以上の台座固定孔を形成した場合、ビスやボルト等のねじ止め手段を台座固定孔に挿通し台座部材を被固定面に対して容易かつ確実に固定することができ配管の設置安定性に優れる。尚、台座固定孔の上部にはねじ等の頭部の外形より大きく、ねじ等の頭部の高さよりも深い凹部を形成する。これにより、ねじ止め手段によるねじ止め後にねじ等の頭部が凹部に収容され、台座係止部の凸条上面部や凹条底面部からはみ出ることがないので、配管固定部材を嵌装する際に干渉することなく、確実に嵌合させて固定することができる。また、凹部は台座固定孔毎に独立させてザグリのように形成してもよいし、連続させて凹条の溝として形成してもよい。凹部を一本の凹条の溝として形成した場合、製造が容易で生産性に優れると共に、後から任意の位置に台座固定孔を追加することもできるので、現場での施工性、汎用性にも優れる。
配管固定部材を台座部材に嵌装後、接着やねじ止め等により配管固定部材と台座部材を固定した場合、より確実に配管を保持して信頼性に優れると共に、配管の振動を防止でき静粛性に優れる。また、繋着バンド部材の固定用孔と台座部材の台座固定孔をボルト等の固定手段で固定することもできる。尚、台座部材と被固定面との固定及び配管固定部材や繋着バンド部材と台座部材との固定をねじ止めで行う場合、共通のねじ止め部材を用いて一度に固定作業を行うことができ施工性に優れる。また、配管固定部材と台座部材をねじ止め固定した場合、容易に分解して配管固定部材の交換や移動を行うことができメンテナンス性に優れる。
台座部材の台座係止部及び配管固定部材の嵌合係止部をそれぞれ片蟻状の凸条又は片蟻溝状の凹条に形成した場合、台座部材に対して配管固定部材をスライドさせるようにして嵌合できるほか、それぞれの凸条の片蟻側と凹条の片蟻溝側を斜め上方から接触させ配管固定部材を回転させるようにして嵌合させることができ、配管スペースが狭い場所でも容易に台座部材と配管固定部材を着脱することができ汎用性に優れる。更に、配管固定部材を回転させるようにして台座部材との着脱を行うことができるので、配管完了後も容易に任意の場所に配設された配管固定部材だけを取外して交換等を行うことができ施工性に優れる。
また、台座部材の台座係止部及び配管固定部材の嵌合係止部に、それぞれ凸条の片蟻側及び凹条の片蟻溝側と対向するように係止用凸条部又は係止用凹条部を形成した場合、台座係止部と嵌合係止部を嵌合させた際に係止用凸条部及び係止用凹条部が互いに係合し、より確実に部材同士を固定することができる。
台座部材の台座係止部及び配管固定部材の嵌合係止部をそれぞれ蟻状又は蟻溝状に形成した場合は、台座部材と配管固定部材をより強固に嵌合させることができ、確実性に優れる。
本発明の請求項5に記載の配管支持具は、請求項4に記載の配管支持具であって、長尺板状の高さ調整基板部と、前記高さ調整基板部の上下面にそれぞれ長手方向と平行に形成された凸条調整係止部及び凹条調整係止部と、を備え、前記台座部材の前記台座係止部と前記配管固定部材の前記嵌合係止部との間に1以上嵌装されて配設された高さ調整部材を備えている構成を有している。
この構成により、請求項4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)高さ調整部材が、高さ調整基板部の上下面にそれぞれ長手方向と平行に形成された凸条調整係止部及び凹条調整係止部を有するので、1又は互いに係止して組合わされた2以上の高さ調整部材を台座部材と配管固定部材との間に嵌装させて容易に高さ調整を行うことができ、配管の勾配をとることができる。
ここで、高さ調整部材の材質には台座部材及び配管固定部材と同様の合成樹脂が好適に用いられる。特に、長尺に形成したものを容易に切断して使用することができることで、1つの台座部材に対して部分的に高さ調整部材を嵌装させることができ、勾配が異なる配管が近接して並設されていても、容易に配管毎に高さ調整を行うことができ、施工性、汎用性に優れる。
また、高さ調整部材も配管固定部材と同様に台座部材や配管固定部材に嵌装後、接着やねじ止め等により固定できる。
尚、高さ調整部材の凸条調整係止部及び凹条調整係止部は、それぞれ台座部材の台座係止部及び配管固定部材の嵌合係止部の形状に合わせて形成する。
高さ調整部材の高さ調整基板部の厚さとしては、5mm〜100mmが好ましい。高さ調整基板部の厚さが5mmより薄くなるにつれ、配管支持具の配置間隔が狭くなり高さ調整部材の数が増加することで、取り付け作業の工数が増加して作業性に欠ける傾向があり、100mより厚くなるにつれ、配管支持具の高さ調整をする際、微調整が困難になる傾向があるので好ましくない。
また、高さ調整基板部の厚さが30mm以上の場合は、高さ調整基板部を中空状に形成する。これにより、高さ調整基板部の厚さが厚くなっても軽量で取扱い性に優れ、現場での作業性に優れる。尚、中空状の高さ調整基板部の内部には長手方向と平行な方向等に補強用のリブを設けてもよい。これにより、高さ調整部材の切断時や配管固定時等に高さ調整基板部の変形や破損等が発生し難く、信頼性に優れる。
通常、流し台や洗面台等の排水用配管を床下面等に固定する場合は、配管の勾配がおよそ1/100となるようにすることが好ましい。例えば、配管を固定する配管支持具を1m間隔で配設するときは、厚さが10mmの高さ調整基板部を有する高さ調整部材の数を一つずつ増やすか、高さ調整基板部の厚さを10mmずつ厚くしながら台座部材と配管固定部材の間に嵌装することで配管支持具の高さを調整でき、1/100の勾配とすることができる。
尚、高さ調整部材の高さ調整基板部の厚さを5mm〜100mmの範囲で複数種類、用意した場合、高さの組合わせによる自由度が増し、微調整を容易に行うことができ、施工性、汎用性に優れる。
以上のように、本発明の配管支持具によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)円弧状の配管抱持部に載置された配管の外周に繋着バンド部材を繋着し、繋着バンド部材の両端を配管固定部材及び/又は被固定面に固定することで、容易に配管を配管固定部材や被固定面に対して固定して支持することができる施工性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)配管の外径に合わせた形状や長さを有する繋着バンド部材により確実に配管の上部や側部を保持することができ信頼性に優れると共に、配管抱持部により配管の下部や側部を支持する配管固定部材と組み合わせることで、外径が異なる配管に柔軟に対応して固定することができる汎用性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)配管抱持部の側部に形成されたバンド挿通部に鋸歯状凹凸部を有する繋着バンド部材を挿通するだけで、容易に繋着バンド部材を配管固定部材に対して係止して固定することができ、配管の外周に繋着バンド部材を繋着させて配管の浮きを防止できる施工性、信頼性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)繋着バンド部材の表裏両面若しくは左右両側部に鋸歯状凹凸部を有することで、繋着バンド部材の表裏や左右を気にすることなくバンド挿通部内に挿通することができ施工性に優れ、確実に係止爪による係止を行って配管を固定することができる信頼性に優れた配管支持具を提供することができる。
(3)鋸歯状凹凸部が連続的に形成された繋着バンド部材を任意の長さに切断して使用することができる汎用性と施工性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)配管固定部材の固定用貫通孔にビスやボルト等のねじ止め手段を挿通し、配管固定部材を被固定面に対して容易かつ確実に固定することができ配管の設置安定性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)配管抱持部の底部に穿設された固定用貫通孔を利用して配管固定部材を被固定面に固定することにより、配管固定部材の設置スペースを小さくすることができる配管自在性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)高さ調整部材が、高さ調整基板部の上下面にそれぞれ長手方向と平行に形成された凸条調整係止部及び凹条調整係止部を有するので、1又は互いに係止して組合わされた2以上の高さ調整部材を台座部材と配管固定部材との間に嵌装させて容易に短時間で高さ調整を行うことができ、配管の勾配をとることができる作業性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)高さ調整部材の凸条調整係止部及び凹条調整係止部が、それぞれ片蟻状及び片蟻溝状に形成されているので、台座部材又は台座部材に嵌装された高さ調整部材に対してスライドさせるか、それぞれの凸条の片蟻側と凹条の片蟻溝側を支点として回転させるようにして嵌合させることができ、容易に着脱して高さ調整部材の数を変更して高さ調整を行うことができる作業性、汎用性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)配管固定部材の配管抱持部の上部又は側部に形成された着脱用開口部から容易に配管の着脱ができ作業性に優れるるとともに、配管抱持部の側部又は上部で配管を確実に保持して固定することができ、配管の振動を防止できる信頼性、静粛性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)台座部材の台座係止部及び配管固定部材の嵌合係止部がそれぞれ互いに嵌合する凸条又は凹条に形成されることにより、容易に台座部材と配管固定部材を着脱することができる施工性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)台座部材及び配管固定部材がそれぞれ互いに嵌合する台座係止部及び嵌合係止部を有し、一つの台座部材に複数の配管固定部材を嵌合させることができるので、固定する配管の本数や管径に合わせて台座部材を切断して長さを調整し、複数の配管を整列させて並設することができる経済性と汎用性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)高さ調整部材が、高さ調整基板部の上下面にそれぞれ長手方向と平行に形成された凸条調整係止部及び凹条調整係止部を有するので、1又は互いに係止して組合わされた2以上の高さ調整部材を台座部材と配管固定部材との間に嵌装させて容易に短時間で高さ調整を行うことができ、配管の勾配をとることができる作業性に優れた配管支持具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態における配管支持具について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における配管支持具について、以下図面を用いて説明する。
図1(a)は実施の形態1における配管支持具の繋着バンド部材を示す全体斜視図であり、図1(b)は実施の形態1における配管支持具の配管固定部材を示す全体斜視図であり、図2は実施の形態1における配管支持具の使用状態を示す断面正面図である。
図1及び図2中、1はポリエチレンやポリプロピレン,ABS等の合成樹脂製の配管固定部材、2は配管固定部材1の下部に形成された蟻溝状の嵌合係止部、3は上部が開口し嵌合係止部2の上部に配管の外径と等しい半円弧状に形成された配管抱持部、3aは配管抱持部3の内周面、3bは配管抱持部3の両側に形成された配管固定部材1の外側面、3cは配管抱持部3の内周面3aと配管固定部材1の両側の外側面3bとの間に形成された抱持部頂面、4a、4bは配管固定部材1の外側面3bに開口した側面開口部5bと配管固定部材1の抱持部頂面3cに開口した頂面開口部5cを連通して配管抱持部3の左右両側にそれぞれ形成されたバンド挿通部、6は配管固定部材1の嵌合係止部2及び配管抱持部3の底部を上下に貫通して形成され配管固定部材1を被固定面等に固定するねじ等が挿通される固定用貫通孔、6aは固定用貫通孔6の上部で配管抱持部3の内周面3aに形成された凹状のザグリ部、10は配管抱持部3の左右両側のバンド挿通部4a、4bに抱持部頂面3cの頂面開口部5cから側面開口部5bへ挿通されるポリエチレンやポリビニル,ポリアミド等の合成樹脂製や硬質ゴム製等の帯状の繋着バンド部材、60は配管固定部材1の配管抱持部3上に載置され外周に繋着バンド部材10が繋着された給水用や排水用等の配管である。
繋着バンド部材10が挿通されるバンド挿通部4a、4bの頂面開口部5cが配管抱持部3の近傍の抱持部頂面3cに形成することで、繋着バンド部材10を配管60の外周に密着させることができ、保持力を向上させている。
次に、バンド挿通部4a、4bと繋着バンド部材10の詳細について、以下、図面を用いて説明する。
図3(a)は図2におけるA部拡大図であり、図3(b)は図2におけるB部拡大図である。
図3中、7a、7bは配管固定部材1の左右両側に形成された各バンド挿通部4a、4b内で外側面3b側に形成された第一の係止爪、8a、8bは各バンド挿通部4a、4b内で配管抱持部3の内周面3a側に形成された第ニの係止爪、10aは繋着バンド部材10の表面に連続的に形成されバンド挿通部4b内の第一の係止爪7bに係止された第一の鋸歯状凹凸部、10bは繋着バンド部材10の裏面に第一の鋸歯状凹凸部と略平行で連続的に形成されバンド挿通部4a内の第ニの係止爪8aに係止された第ニの鋸歯状凹凸部である。
繋着バンド部材10の表裏に略平行に第一及び第二の鋸歯状凹凸部10a、10bが形成され、各バンド挿通部4a、4b内にそれぞれ第一の係止爪7a、7bと第ニの係止爪8a、8bが第一及び第二の鋸歯状凹凸部10a、10bに対向するように形成されているので、繋着バンド部材10の表裏に関係なくバンド挿通部4a内の第一及び第ニの係止爪7a、8aのいずれか一方とバンド挿通部4b内の第一及び第ニの係止爪7b、8bのいずれか一方がそれぞれ第一の鋸歯状凹凸部10a又は第二の鋸歯状凹凸部10bを係止して確実に配管60を固定することができる。
繋着バンド部材10の表裏に第一及び第二の鋸歯状凹凸部10a、10bを形成することで、繋着バンド部材10の幅全体を第一の係止爪7a、7bや第ニの係止爪8a、8bと係止させることができ、配管保持の安定性に優れる。
次に、繋着バンド部材と配管固定部材の変形例について、以下、図面を用いて説明する。
図4(a)は実施の形態1の第一の変形例を示す要部斜視図であり、図4(b)は図4(a)における断面正面図であり、図5(a)乃至図5(c)は繋着バンド部材の固定方法の変形例を示す断面正面図である。
図4の第一の変形例が本実施の形態1の配管支持具と異なるのは、繋着バンド部材20が第一及び第二の鋸歯状凹凸部10a、10bの代りに長手方向に所定間隔で複数の固定用孔20aが穿設され配管固定部材11の両側の外側面3bに形設された係止用突起14に嵌合され係止されている点である。尚、固定用孔20aに十字の切れ目を設けた場合、固定用孔20aの孔径が係止用突起14の先端部より小さくても容易に嵌合させることができると共に、嵌合後に確実に係止して配管60が浮いたり、繋着バンド部材20が外れたりするのを防止することができる。また、繋着バンド部材20に係止用突起を形成し、配管固定部材11の両側の外側面3bに嵌合孔を形設して繋着バンド部材20と配管固定部材11を固定してもよい。
図5(a)の繋着バンド部材の固定方法が図4の第一の変形例と異なるのは、繋着バンド部材20の両端が配管固定部材11の両側の外側面3bに固定用ねじ34により固定されている点である。これにより、固定用孔20aを係止用突起14に嵌合させるよりも強固に固定して繋着バンド部材20が配管固定部材11から外れるのを防止することができる。
図5(b)の繋着バンド部材の固定方法が図4の第一の変形例と異なるのは、繋着バンド部材20の両端が被固定面40に直接、固定用ねじ34により固定されている点である。これにより、配管固定部材11の被固定面40への固定が不十分な場合でも、繋着バンド部材20により配管60を被固定面40に対して固定することができる。
図5(c)の繋着バンド部材の固定方法が図4の第一の変形例と異なるのは、繋着バンド部材20の両端が被固定面40に直接、固定用ねじ34により固定されると共に、配管固定部材11の両側の外側面3bに固定用ねじ34により固定されている点である。これにより、繋着バンド部材20で配管固定部材11を被固定面40へ固定することができ、より確実かつ強固に配管60を配管固定部材11及び被固定面40へ固定して支持することができる。このとき、固定用貫通孔6に挿通され配管固定部材11を被固定面40へ固定する固定用ねじはなくてもよい。
尚、いずれも配管固定部材11の両側の外側面3bが被固定面40に対して鉛直に近い角度で形成されていることで、繋着バンド部材20を外側面3bや被固定面40に固定する際に配管60の外周に密着させて強固に固定することができ信頼性に優れる。
図6(a)は実施の形態1の第ニの変形例を示す要部斜視図であり、図6(b)は図6(a)におけるバンド挿通部の断面側面図である。
図6の第ニの変形例が図4の第一の変形例と異なるのは、繋着バンド部材30が左右両側部に線対称に形成された鋸歯状凹凸部30aを有し、繋着バンド部材30の長手方向の一端が配管固定部材21の外側面3bに形設されたバンド挿通部24の上部開口部24aから下部開口部24bに挿通され、バンド挿通部24内の両側に形成された係止爪26aにより鋸歯状凹凸部30aが係止されている点である。繋着バンド部材30の長手方向の一端がバンド挿通部24に挿通され両側の鋸歯状凹凸部30aにより係止されているので、より強固に繋着バンド部材30を配管固定部材21に固定することができ、配管60の外周に繋着バンド部材30を密着させて保持することができる。
以上のように、実施の形態1における配管支持具は構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)配管固定部材1の配管抱持部3により配管60の下部や側部を支持すると共に、繋着バンド部材10により配管60の上部や側部を保持することができるので、配管60の外径に合わせた形状や長さを有する繋着バンド部材10を使用することで、外径が異なる配管60に柔軟に対応して固定することができる。
(2)繋着バンド部材10が表裏両面に形成された鋸歯状凹凸部10a、10bを有することで、繋着バンド部材10の表裏や左右を気にすることなく、配管抱持部3の側部3bに形成されたバンド挿通部4a、4bに繋着バンド部材10を挿通するだけで、バンド挿通部4a、4b内に形成された第一の係止爪7a、7bや第ニの係止爪8a、8bを繋着バンド部材の鋸歯状凹凸部10a、10bに係止させることができ、配管60の外周に繋着バンド部材10を容易に繋着させて配管60の浮きを防止でき、確実な固定を行うことができる。
(3)繋着バンド部材10の鋸歯状凹凸部10a、10bが連続的に形成されていることで、繋着バンド部材10を任意の長さに切断して使用することができるので、外径の異なる配管60を確実に固定することができ、汎用性と施工性に優れる。
(4)配管固定部材1が、配管抱持部3の底部を上下方向に貫通する固定用貫通孔6を有することで、ビスやボルト等のねじ止め手段を固定用貫通孔6に挿通し配管固定部材1を被固定面40に対して容易かつ確実に固定することができ配管60の設置安定性に優れる。
(5)固定用貫通孔6が配管抱持部3の底部に穿設されることで、配管固定部材1の設置スペースを小さくすることができ、配管自在性に優れる。
(6)固定用貫通孔6の上部に凹状のザグリ部6aを形成することで、配管固定部材1をねじ止め等に固定した場合、ねじ等の頭部が配管60と接触することがなく、配管60の表面に傷がつくのを防止できると共に、配管抱持部3の内周面3aと配管60の外周面が密着し安定して配管60を支持することができる。
(7)配管固定部材11の円弧状の配管抱持部3が上部に開口部を有することで、配管固定部材11の上方から配管60を容易に載置することができ、配管60の外周に繋着される繋着バンド部材20を配管固定部材11及び/又は被固定面40に固定することで、配管60を配管固定部材11や被固定面40に対してより強固に固定して支持することができる。
(8)繋着バンド部材20が長手方向に所定間隔で複数の固定用孔20aを穿設されていることで、任意の長さに切断して使用することができるので、外径の異なる配管60に柔軟に対応することができ、配管固定部材11の両側の外側面3bに形設された係止用突起14に嵌合して係止するだけで容易に配管60を固定することができる。
(9)繋着バンド部材20を配管固定部材11の両側の外側面3bや被固定面40に固定する際に、固定用ねじ34を用いることで、より確実かつ強固に配管60を配管固定部材11や被固定面40へ固定して支持することができる。
(10)左右両側部に線対称に形成された鋸歯状凹凸部30aを有する繋着バンド部材30の長手方向の一端が配管固定部材21の外側面3bに形設されたバンド挿通部24の上部開口部24aから下部開口部24bに挿通され、バンド挿通部24内の両側に形成された係止爪26aにより両側の鋸歯状凹凸部30aが係止されるので、より強固に繋着バンド部材30を配管固定部材21に固定することができ、配管60の外周に繋着バンド部材30を密着させて保持することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における配管支持具について、以下図面を用いて説明する。
図7は実施の形態2における配管支持具の使用状態を示す要部斜視図である。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図7中、41は所望の長さに切断されて床下面や壁裏面等の被固定面40に固定されるポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂製の台座部材、42は被固定面40に載置される台座部材41の長尺板状の底板部、43は底板部42の上面に長手方向と平行に蟻状に形成された凸条の台座係止部、51は台座部材41と配管固定部材1の間に嵌装されるポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂製の高さ調整部材、52は高さ調整部材51の長尺板状の高さ調整基板部、53は高さ調整基板部52の下面に長手方向と平行に蟻溝状に形成され台座部材41の台座係止部43と嵌合された凹条調整係止部、54は高さ調整基板部52の上面に長手方向と平行に蟻状に形成され配管固定部材1の嵌合係止部2と嵌合された凸条調整係止部、55は配管固定部材1の固定用貫通孔6に挿通されて配管固定部材1を高さ調整部材51や台座部材41或いは被固定面40に固定する固定用ねじ、61、62は配管固定部材1上に載置され繋着バンド部材10によって固定され並設された管径の異なる配管である。
台座部材41及び高さ調整部材51は合成樹脂製なので配管61、62の大きさや本数、配管スペースに合わせて必要な配管固定部材1が嵌装できる長さにカッター等で切断して使用する。台座部材41は、接着又は底板部42及び台座係止部43を上下に貫通する台座固定孔にねじ等の固定手段を挿通することにより、被固定面40に対して強固に固定される。尚、台座部材41を被固定面40に対してねじ止めする場合、配管固定部材1を固定する固定用ねじ55を利用して同時に固定できる。
高さ調整部材51の高さ調整基板部52の厚さは5mm〜100mmで形成した。高さ調整基板部52の厚さが5mmより薄くなるにつれ、配管支持具の配置間隔が狭くなり高さ調整部材10の数が増加することで、取り付け作業の工数が増加して作業性に欠ける傾向があり、100mmより厚くなるにつれ、配管支持具の高さ調整をする際、微調整が困難になる傾向があることがわかった。また、高さ調整基板部52の厚さが30mm以上の場合は、高さ調整基板部52を中空状に形成すると、高さ調整基板部52の厚さが厚くなっても軽量で取扱い性に優れ、現場での作業性に優れる。
高さ調整部材51を台座部材41と配管固定部材1の間に1乃至複数、嵌装させることにより、配管支持具の高さを調整して配管61、62を支持し、配管61、62の勾配をとることができる。
尚、台座係止部43が凹条、嵌合係止部2が凸条に形成された場合は、高さ調整部材51の上下を反転させるだけでそのまま使用することができる。
次に、台座部材と高さ調整部材の変形例について、図面を参照しながら説明する。
図8(a)は台座部材と高さ調整部材の第一の変形例を示す要部断面側面図であり、図8(b)は台座部材と高さ調整部材の第二の変形例を示す要部断面側面図である。
図8(a)の第一の変形例が本実施の形態2と異なるのは、台座部材41aの台座係止部43a及び高さ調整部材51aの凸条調整係止部54aが片蟻状に形成され、高さ調整部材51aの凹条調整係止部53aが片蟻溝状に形成されている点である。
これにより、高さ調整部材51aの凹条調整係止部53aを台座部材41aの台座係止部43aに斜め上方から接触させ、高さ調整部材51aを下方向(矢印a方向)に回転させて、凹条調整係止部53aを台座係止部43aに係止させることができ、台座部材41aと高さ調整部材51aが嵌合される。また、高さ調整部材51aを上方(矢印b方向)に持ち上げるように回転させることで台座部材41aから取外すことができる。尚、配管60を固定する被固定面40のスペースが広く、作業性に問題がなければ、各部材の端部で各係止部を嵌合した後、長手方向にスライドさせて嵌装してもよい。
図8(b)の第ニの変形例が図8(a)の第一の変形例と異なるのは、台座部材41bの台座係止部43a及び高さ調整部材51bの凸条調整係止部54aが、それぞれ片蟻側と対向する側の底部に長手方向と平行に形成された係止用凹状部43b、54bと、上部に円弧状に形成された面取り43c、54cを有し、高さ調整部材51bの凹条調整係止部53aが、台座係止部43aの係止用凹状部43bに係止される係止用凸条部53bを有する点である。これにより、高さ調整部材51bを矢印a方向に回転させるようにして係止用凸条部53bを係止用凹状部43bに嵌合させる場合に、係止用凸条部53bが台座係止部43aの角部と干渉することがなく、台座係止部43aの係止用凹状部43bに係止用凸条部53bを係止して、より確実に台座部材41bと高さ調整部材51bを嵌合させることができる。
いずれの変形例も、台座係止部43aと凹条調整係止部53aを着脱自在に嵌合させることができ、施工性に優れる。また、配管固定部材1の嵌合係止部2についても、台座係止部43aや凹条調整係止部53aと同様の形状とすることにより、これらと組合せて使用することができる。
以上のように、実施の形態2における配管支持具は構成されているので、実施の形態1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)台座部材41及び配管固定部材1がそれぞれ互いに嵌合する台座係止部43及び嵌合係止部2を有することで、一つの台座部材41に複数の配管固定部材1を嵌合させることができ、固定する配管61、62の本数や管径に合わせて合成樹脂製の台座部材41、高さ調整部材51及び繋着バンド部材10を必要な長さにカッター等で切断し、管径の異なる複数の配管61、62を整列させて並設することができる。
(2)高さ調整部材51が、高さ調整基板部52の上下面にそれぞれ長手方向と平行に形成された凸条調整係止部54及び凹条調整係止部53を有するので、1又は互いに係止して組合わされた2以上の高さ調整部材51を台座部材41と配管固定部材1との間に嵌装させて容易に高さ調整を行うことができ、配管61、62の勾配をとることができる。
(3)台座部材1の台座係止部2、配管固定部材41の嵌合係止部43、高さ調整部材51の凸条調整係止部54及び凹条調整係止部53がそれぞれ蟻状又は蟻溝状に形成されることで、各係止部をより強固に嵌合させて部材同士を固定することができ、確実に配管61、62を支持することができる。
(4)台座部材41aの台座係止部43a、高さ調整部材51aの凹条調整係止部53a及び凸条調整係止部54aがそれぞれ片蟻状又は片蟻溝状に形成されることで、被固定面40に固定される台座部材41aや台座部材41aに嵌装された高さ調整部材51aに対して高さ調整部材51aをスライドさせるようにして嵌合できるほか、斜め上方から高さ調整部材51aを回転させるようにして嵌合させることができ、配管スペースが狭い場所でも容易に台座部材41aと高さ調整部材51aを着脱することができる。
(5)高さ調整部材51aを回転させるようにして台座部材41aとの着脱を行うことができるので、配管完了後も容易に任意の場所に配設された高さ調整部材51aだけを取外して交換等を行うことができる。
(6)高さ調整部材51aの凹条調整係止部53a及び凸条調整係止部54aが、それぞれ片蟻溝状及び片蟻状に形成されることで、台座部材41a又は台座部材41aに嵌装された高さ調整部材51aに対してスライドさせるか、回転させるようにして嵌合させることができ、容易に着脱して高さ調整部材51aの数や種類を変更して高さ調整を行うことができる。
(7)台座部材41aの台座係止部43a、高さ調整部材51aの凸条調整係止部54a及び凹条調整係止部53aが、それぞれ係止用凸条部53b又は係止用凹条部43b、54bを備えていることで、各部材を嵌合させた際に係止用凸条部53b及び係止用凹条部43b、54bが互いに係合し、より確実に部材同士を固定でき、配管61、62を支持することができる。
本発明は、簡単な構成で設置スペースを取らず生産性、配管自在性に優れ、固定のための特別な工具や煩雑な作業が不要で施工性に優れ、一種類の配管固定部材により寸法の異なる複数種類の配管に対応して確実に固定することができ汎用性、信頼性に優れ、台座部材や高さ調整部材を組合せることにより複数の配管を並設させて固定することができると共に、容易に配管の設置高さを微調整して勾配をとることができる汎用性、施工性に優れた配管支持具であり、特に家屋等の床下面や壁面、天井裏面等の被固定面に配設される給水用や排水用等の配管を固定する配管支持具として好適に利用することができる。
(a)実施の形態1における配管支持具の繋着バンド部材を示す全体斜視図 (b)実施の形態1における配管支持具の配管固定部材を示す全体斜視図 実施の形態1における配管支持具の使用状態を示す断面正面図 (a)図2におけるA部拡大図 (b)図2におけるB部拡大図 (a)実施の形態1の第一の変形例を示す要部斜視図 (b)図4(a)における断面正面図 (a)繋着バンド部材の固定方法の変形例を示す断面正面図 (b)繋着バンド部材の固定方法の変形例を示す断面正面図 (c)繋着バンド部材の固定方法の変形例を示す断面正面図 (a)実施の形態1の第ニの変形例を示す要部斜視図 (b)図6(a)におけるバンド挿通部の断面側面図 実施の形態2における配管支持具の使用状態を示す要部斜視図 (a)台座部材と高さ調整部材の第一の変形例を示す要部断面側面図 (b)台座部材と高さ調整部材の第二の変形例を示す要部断面側面図
符号の説明
1、11、21 配管固定部材
2 嵌合係止部
3 配管抱持部
3a 内周面
3b 外側面
3c 抱持部頂面
4a、4b、24 バンド挿通部
5b 側面開口部
5c 頂面開口部
6 固定用貫通孔
6a ザグリ部
7a、7b 第一の係止爪
8a、8b 第ニの係止爪
10、20、30 繋着バンド部材
10a 第一の鋸歯状凹凸部
10b 第ニの鋸歯状凹凸部
14 係止用突起
20a 固定用孔
24a 上部開口部
24b 下部開口部
26a 係止爪
30a 鋸歯状凹凸部
34 固定用ねじ
40 被固定面
41、41a、41b 台座部材
42 底板部
43、43a 台座係止部
43b、54b 係止用凹状部
43c、54c 面取り
51、51a、51b 高さ調整部材
52 高さ調整基板部
53、53a 凹条調整係止部
54、54a 凸条調整係止部
53b 係止用凸条部
55 固定用ねじ
60、61、62 配管

Claims (5)

  1. 給水用や汚水,雨水等の排水用の各種配管を家屋等の床下面や天井裏面等の被固定面に固定する配管支持具であって、上部に開口部が形成された円弧状の配管抱持部を有する配管固定部材と、前記配管の外周に繋着され前記配管固定部材及び/又は前記被固定面に固定される繋着バンド部材と、を備えていることを特徴とする配管支持具。
  2. 前記繋着バンド部材が表面及び/又は裏面若しくは少なくとも一方の側面に形成された鋸歯状凹凸部を有し、前記配管固定部材が前記配管抱持部の少なくとも一方の側部に形成され前記繋着バンド部材が挿通されるバンド挿通部と、前記バンド挿通部内に形成され前記繋着バンド部材の鋸歯状凹凸部が係止される係止爪と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の配管支持具。
  3. 前記配管固定部材が、前記配管抱持部の底部に上下方向に貫通して穿設された固定用貫通孔を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管支持具。
  4. 前記被固定面に固定される長尺板状の底板部と、前記底板部の上面に長手方向と平行に形成された凸条又は凹条の台座係止部と、を有する台座部材を備え、前記配管固定部材が、前記台座部材の前記台座係止部と嵌合する底部に形成された凹条又は凸条の嵌合係止部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の配管支持具。
  5. 長尺板状の高さ調整基板部と、前記高さ調整基板部の上下面にそれぞれ長手方向と平行に形成された凸条調整係止部及び凹条調整係止部と、を備え、前記台座部材の前記台座係止部と前記配管固定部材の前記嵌合係止部との間に1以上嵌装されて配設された高さ調整部材を有することを特徴とする請求項4に記載の配管支持具。

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