JP3423480B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3423480B2
JP3423480B2 JP13482695A JP13482695A JP3423480B2 JP 3423480 B2 JP3423480 B2 JP 3423480B2 JP 13482695 A JP13482695 A JP 13482695A JP 13482695 A JP13482695 A JP 13482695A JP 3423480 B2 JP3423480 B2 JP 3423480B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体上にトナー像を
形成し、そのトナー像を中間転写体に移してから転写材
に転写するカラー複写装置の様な電子写真方式の画像形
成装置に関し、特に、上記中間転写体の劣化を加速させ
ることなく常に良好な画質を得ることができる画像形成
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー画像転写型の電子写真複写
機にあっては、感光体上に形成されたトナー画像を転写
紙の様な転写材の裏面から転写チャージャにてトナーの
帯電極性とは逆極性の電荷を付与することにより転写紙
に転写するか、トナー画像を感光体から一旦中間転写ベ
ルトまたはドラムに転写した後転写紙に転写(フルカラ
ー複写機の場合)していた。ところで、トナー画像の転
写紙上への転写に際しては、転写効率が100%である
ことが好ましいが、現実には複写機の設置環境条件(湿
度等)や転写紙の材質、厚さ等により、転写効率が低下
し、それを転写チャージャの出力を調整することで補償
しようとすると、転写チャージャの出力が大きく、か
つ、ランダムに変動する。特に、中間転写ベルトを使用
した複写機においては、該ベルトは環境依存性が比較的
大きいために上記問題点は顕著に現れる。
【0003】従来では、転写効率を良好に維持するた
め、転写紙の厚さを検出したり(特開昭58−1746
8号公報)、転写紙の時定数を検出したり(特開昭58
−60756号公報)、空気中の湿度を検出したり(特
公昭60−44662号公報)して転写チャージャの出
力値を制御することが提案されていた。さらに、特開平
4−128857においては、転写紙上に付与されるト
ナーの電荷量を検出して転写の電圧を制御する技術が開
示されている。すなわち、転写手段から直接トナー担持
体(中間転写体)へ流れる電流と転写紙を介して中間転
写体へ流れる電流を比較演算して転写の高圧電源を制御
する様にしている。
【0004】実際には、転写チャージャから直接中間転
写体へ流れる電流(具体的には、チャージャの対向位置
にあるローラに流れ込む電流のこと)と転写紙を介して
中間転写体へ流れる電流を測定し、ある一定の演算式に
より、基準値とほぼ等しくなるように転写の高圧電源を
制御している。しかしながら、上述のような制御方法で
は、実際に転写紙を通紙させた状態で電流を検出する必
要があり、特開平4−128857の6頁目に示される
ような試し刷りモードが別途で必要になってくる欠点が
あった。
【0005】また、リアルタイムで出力電圧を制御する
ために、中間転写体(以下ベルト)に流れる電流と、転
写紙を介した時に中間転写ベルトに流れる電流の間にあ
る程度の相関関係を見いだし、上記中間転写ベルトに流
れる電流の測定時に予め定められた基準値とほぼ等しく
なるように電圧を制御しているが、しかし、これも環境
条件や、トナー、中間転写ベルト、転写紙などの特性値
が絡み、条件(経時劣化を含む)によっては上記相関が
くずれることもあり基準値(最適電荷量)も変化してく
る。そのため前述のような制御では、常時良好な転写効
率を得るのは難しい問題があった。さらには、上記中間
転写ベルトへ流れる電流を測定するために、転写紙を介
さず転写チャージャで直接中間転写ベルトへ放電させて
いるので中間転写ベルトの静電疲労による劣化を加速さ
せる欠点もあった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述の如き従来の問題点を解
決するためになされたもので、その目的は、感光体上に
トナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体に移して
から転写材に転写する方式において上記中間転写体の劣
化を加速させることなく常に良好な画質を得ることがで
きる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【発明の構成】上記目的を達成するために、請求項1に
記載の発明は、潜像担持体と、上記潜像担持体の静電潜
像にトナーを供給して上記潜像を顕像化する現像手段
と、上記潜像担持体に対して接離可能な、或は該潜像担
持体に接しつつ回転する中間転写体とを備え、上記潜像
担持体上のトナー像を上記中間転写体に移してから上記
中間転写体のトナー像を転写材へ転写装置によって電気
的に転写させる画像形成装置において、上記中間転写体
へのトナー転写後の上記潜像担持体上に残留する電位を
検出する残留電位検出手段と、上記残留電位検出手段の
測定値に基づいて、上記転写装置の転写電界を制御する
制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、潜像担持
体と、上記潜像担持体の静電潜像にトナーを供給して上
記潜像を顕像化する現像手段と、上記潜像担持体に対し
て接離可能な、或は該潜像担持体に接しつつ回転する中
間転写体とを備え、上記潜像担持体上のトナー像を上記
中間転写体に移してから上記中間転写体のトナー像を転
写材へ転写装置によって電気的に転写させる画像形成
であって、上記中間転写体へのトナー転写後の上記潜
像担持体上に残留する電位を残留電位検出手段で検出
し、その検出された残留電位検出値に基づいて、上記転
写装置の転写電界を制御手段で制御することを特徴とす
る。
【0009】
【0010】
【作用】上記構成によれば、中間転写ベルトへのトナー
転写後の潜像担持体感光体上に残留する残留電位を測定
する手段を設けているので、極めて簡単にかつ、感度良
く中間転写ベルトの劣化(抵抗低下など)を検出でき
る。そして、その測定結果に基づいて転写のバイアスを
制御するので常に良好な画質が得られる。また、中間転
写ベルトへのトナー転写後に潜像担持体上に残留する転
写残トナー量を測定することにより、容易に中間転写ベ
ルトの特性値変動を判定できる。また、転写残トナーの
付着量ムラを検出することにより、中間転写ベルトの部
分的な異常も発見できる。
【0011】また、潜像担持体上に残留する転写残トナ
ー付着量を測定する手段において反射型の光センサーを
用いることにより、従来の現像後に測定しているトナー
濃度センサーと同じであり、新規に回路を設定すること
なく同じ回路(フロー)を使用でき、かつ制御性も容易
となる。また、潜像担持体上に現像された転写前のトナ
ー付着量と、中間転写体への転写後に潜像担持体上に残
留する転写残トナー付着量の両者を測定する手段を設け
て、転写率に換算して、転写バイアスを制御することに
より、トナーの帯電量や、現像後のトナー付着量に左右
されずに、常に安定した画質が得られる。また、制御に
係る特性値を検出するのに、通紙させる必要もないので
リアルタイムに制御可能となる。さらには、転写材を介
さず中間転写ベルトへ放電させることもないので転写ベ
ルトの静電疲労による劣化を加速させることもない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明を実施した画像形成装置として
のカラー複写装置の概略構成図であり、図2は、図1に
示したカラー複写装置の要部拡大図である。図1におい
て、このカラー複写装置は、カラースキャナー1を有し
ており、このカラースキャナー1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、および、レンズ6を介してカ
ラーセンサー7に結像して原稿のカラー画像情報を、例
えばBlue、Green、Redの色分解光毎に読み
取り、電気的な画像信号に変換する。上記カラーセンサ
ー7は、この例ではB、G、Rの色分解手段とCCDの
様な光電変換素子で構成されており、3色同時読み取り
を行う。
【0013】そして、このカラースキャナー1で得た
B、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、
画像処理部(図示省略)で色変換処理を行い、Blac
k(以下、Bkと記す)、Cyan(同、C)、Mag
enta(同、M)、Yellow(同、Y)のカラー
画像データを得る。これを次に述べるカラープリンター
2によって、Bk、C、M、Yの顕像化を行い、最終的
なカラーコピーを得る。なお、Bk、C、M、Yの画像
データを得るためのカラースキャナー1の動作方式は、
カラープリンター2の動作とタイミングを取ったスキャ
ナースタート信号を受けて、照明・ミラー光学系4、
5、6が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の
画像データを得る。この動作を合計4回繰り返すことに
よって、順次4色画像データを得る。そして、その都度
カラープリンター2で順次顕像化しつつ、これを重ね合
わして4色フルカラー画像を形成する様になっている。
【0014】次に、上記カラープリンター2の概要を説
明する。まず、書き込み光学ユニット8は、カラースキ
ャナー1からのカラー画像データを光信号に変換して、
原稿画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム9
に静電潜像を形成する。上記書き込み光学ユニット8
は、レーザー8aとその発光駆動制御部(図示省略)、
ポリゴンミラー8bとその回転用モータ8c、f/θレ
ンズ8dや反射ミラー8e等で構成されている。上記感
光体ドラム9は、矢印の如く反時計方向に回転するが、
その回りには、感光体クリーニングユニット(クリーニ
ング前除電器を含む)10、除電ランプ11、帯電器1
2、電位センサー13、Bk現像器14、C現像器1
5、M現像器16、Y現像器17、現像濃度パターン検
知器18、中間転写ベルト19および表面電位プローブ
50などが配置されている。
【0015】上記各現像器は、図2に示す様に、静電潜
像を現像するために現像剤の穂を感光体9の表面に接触
させて回転する現像スリーブ(14a、15a、16
a、17a)と、現像剤を汲み上げ・攪拌するために回
転する現像パドル(14b、15b、16b、17
b)、および現像剤(以下剤と称す)のトナー濃度検知
センサー(14c、15c、16c、17c)などで構
成されている。次に、画像形成動作について、現像動作
の順序(カラー画像形成順序)がBk、C、M、Yの例
で以下説明する。ただし、画像形成順序は、これに限定
されるものではない。
【0016】さて、待機状態では4箇の現像器すべてに
おいて現像スリーブ上の剤は穂切り(現像不作動)状態
になっている。そして、コピー動作が開始されると、カ
ラースキャナー1で所定のタイミングからBk画像デー
タの読み取りがスタートし、この画像データに基づきレ
ーザー光による光書き込み・潜像形成が始まる(以下、
Bk画像データによる静電潜像をBk潜像と称す。C、
M、Yについても同じとする。) このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像
器14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像ス
リーブ14aを回転開始して剤の穂立てを行い、Bk潜
像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領
域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk現像位置を
通過した時点で、速やかにBk現像スリーブ14a上の
剤穂切りを行い、現像不作動状態にする。これは少なく
とも、次のC画像データによるC潜像先端部が到達する
前に完了させる。なお、穂切りは現像スリーブ14aの
回転方向を、現像動作中とは逆方向に切替えることで行
う。
【0017】次に、感光体9に形成されたBkトナー像
は、感光体9と等速駆動されている中間転写ベルト19
の表面に転写される(以下、感光体9から中間転写ベル
ト19へのトナー像転写をベルト転写と称す)。ベルト
転写は、感光体9と中間転写ベルト19が接触状態にお
いて、転写バイアスローラ20に所定のバイアス電圧を
印加することで行う。なお、中間転写ベルト19には、
感光体9に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写
画像を形成し、その後、転写紙に一括転写する。この中
間転写ベルトユニットの構成・動作については後述す
る。
【0018】ところで、感光体9側ではBk工程の次に
C工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナ
ー1によるC画像データ読み取りが始まり、その画像デ
ータによるレーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。
C現像器15は、その現像位置に対して、先のBk潜像
後端部が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前
に現像スリーブ15aを回転開始して剤の穂立てを行
い、C潜像をCトナーで現像する。以後、C潜像領域の
現像を続けるが、潜像後端部が通過した時点で、先のB
k現像器の場合と同様にC現像スリーブ15a上の剤穂
切りを行う。これもやはり次のM潜像先端部が到達する
前に完了させる。なお、MおよびYの工程については、
それぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作
が上述のBk・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0019】次に、上記中間転写ベルトユニットについ
て図2を参照して説明する。上記中間転写ベルト19
は、駆動ローラ21、ベルト転写バイアスローラ20、
および従動ローラ群に張架されており、図示してない駆
動モータにより後述の如く駆動制御される。ベルトクリ
ーニングユニット22は、ブラシローラ22a、ゴムブ
レード22b、およびベルトからの接離機構22cなど
で構成されており、1色目のBk画像をベルト転写した
後の2・3・4色目をベルト転写している間は、接離機
構22cによってベルト面から離間させておく。紙転写
ユニット23は、紙転写バイアスローラー23a、ロー
ラークリーニングブレード23bおよびベルトからの接
離機構23cなどで構成されている。
【0020】上記バイアスローラー23aは、通常はベ
ルト19面から離間しているが、中間転写ベルト19面
に形成された4色の重ね画像を、転写紙に一括転写する
時にタイミングを取って接離機構23cで押圧され、上
記ローラー23aに所定のバイアス電圧を印加して紙へ
の転写を行う。なお、図1に戻って、転写紙24は、給
紙ローラー25・レジストロラー26によって、中間転
写ベルト面の4色重ね画像の先端部が、紙転写位置に到
達するタイミングに合せて給紙される。さて、中間転写
ベルト19の動き方は、1色目のBkトナー像のベルト
転写が後端部まで終了した後の動作方式として、次の3
通りが考えられるが、この中の1方式か、または、コピ
ーサイズに応じて(コピー速度面などで)効率的な方式
の組み合わせによって動作される。
【0021】1)一定速往動方式 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速で往
動を続ける。 そして、ベルト19面上のBk画像先端位置が、再び
感光体9との接触部のベルト転写位置に到達した時、感
光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にく
るように、タイミングを取って画像形成する。その結
果、C画像はBk画像に正確に位置合せして中間転写ベ
ルト19上に重ねてベルト転写される。 その後も同様動作によって、M、Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続き、その
まま往動しながら、ベルト面上の4色重ねトナー像を、
上記したように転写紙24に一括 転写する。
【0022】2)スキップ往動方式 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そのままの往動方向に高速
スキップさせて、所定量を移動したら当初の往動速度に
戻す。また、その後、再び感光体9にベルト19を接触
させる。 そして、ベルト19面上のBk画像先端位置が、再び
ベルト転写位置に到達した時、感光体9側は次のCトナ
ー像の先端部が丁度その位置にくるように、タイミング
を取って画像形成する。その結果、C画像はBk画像に
正確に位置合せして重ねてベルト転写される。 その後も同様動作によって、M、Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続き、その
ままの往動速度で、ベルト19面上の4色重ねトナー像
を転写紙24に一括転写する。
【0023】3)往復動(クイックリターン)方式 Bk像のベルト転写が終了したら、感光体9面からベ
ルト19を離間させ、そして、往動を停止させると同時
に逆方向に高速リターンさせる。リターンは、ベルト1
9面上のBk画像先端位置が、ベルト転写相当位
置を逆方向に通過し、さらに、予め設定された距離分を
移動した後に停 止させて、待機状態にする。 次に、感光体9側のCトナー像の先端部が、ベルト転
写位置より手前の所定位置に到達した時点で、中間転写
ベルト19を再び往動方向にスタートさせる。また、ベ
ルト19を感光体9面に再び接触させる。この場合も、
C画像がベルト19面上でBk画像に正確に重なるよう
な条件に制御されてベルト転写される。 その後も同様動作によって、M、Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、リ
ターンせずにそのままの速度で往動して、ベルト19面
上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0024】さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナ
ー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット2
7で定着器28に搬送され、所定温度にコントロールさ
れた定着ローラー28aと加圧ローラー28bで、トナ
ー像を溶融定着されてコピートレイ29に搬出されフル
カラーコピーを得る。なお、ベルト転写後の感光体9
は、感光体クリーニングユニット10(クリーニング前
除電器10a、ブラシローラー10b、ゴムブレード1
0c)で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ1
1で均一に除電される。また、転写紙24にトナー像を
転写した後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニ
ット22が再び接離機構22cで押圧されて表面のクリ
ーニングがされる。また、リピートコピーの時は、カラ
ースキャナ1の動作、および感光体9への画像形成は、
1枚目のY(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイ
ミングで2枚目のBk(1色目)画像工程に進む。ま
た、中間転写ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画像
の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面をクリーニ
ングユニット22でクリーニングされた領域に、2枚目
のBkトナー像がベルト転写される。その後は、1枚目
と同様動作になる。
【0025】なお、図1において、転写紙カセット3
0、31、32、33は、各種サイズの転写紙が収納さ
れており、操作パネル(図示なし)で指定されたサイズ
紙の収納カセットから、タイミングを取ってレジストロ
ーラー26方向に給紙・搬送される。ここで、34は、
OHP用紙や厚紙などの手差し給紙トレイである。以上
までは、4色フルカラーを得るコピーモードの説明であ
ったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合
は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作
を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、
所定枚数が終了するまでの間、その色の現像器のみを現
像作動(剤穂立て)状態にして、中間転写ベルト19
は、感光体9面に接触したまま往動方向に一定速駆動
し、さらに、ベルトクリーナー22もベルト19に接触
したままの状態で、コピー動作を行う。
【0026】以上が画像形成動作の基本動作であるが、
この第1実施例では、図3に示す様に、感光体9上に現
像されたトナー像が、ベルト転写バイアスローラー20
によって中間転写ベルト19へ転写された直後の感光体
9上に残留する表面電位を上記表面電位プローブ50で
測定してその値を基に制御部51で中間転写ベルト19
の抵抗低下を判断し、上記紙転写バイアスローラー23
aの紙転写バイアスを制御する様にしている。
【0027】すなわち、その理由としては、長期使用に
おいて中間転写ベルト19が劣化して抵抗低下した場
合、従来のように、同一条件で紙転写バイアス(例えば
+1100V)を印加すると転写紙上には過剰な電流が
流れ、いわゆる転写過多の状態になり中間転写ベルト1
9側へ、トナーが逆転写し、異常放電による版画画像と
なっていた。そこで、この実施例のように感光体残留電
位を測定することにより転写ベルト19の抵抗低下を制
御部51で判断し、紙転写バイアスローラー23aの高
圧電源52へフィードバックする様にすれば、常に安定
して良好な画質が得られる。
【0028】実際には、上記表面電位プローブ50で感
光体残留電位が初期値(例えば+300V)より高いと
検出したならば、中間転写ベルト19の抵抗が低下した
と上記制御部51内で判断し、紙転写バイアスローラー
23aに印加する電圧または電流を基準値(例えばフル
カラー時+1100V)より下がるように制御する。同
様に、上記表面電位プローブ50で感光体残留電位が初
期値(例えば+300V)より低いと検出したならば、
制御部51内で転写ベルト19の抵抗がアップしたと判
断して、紙転写バイアスを基準値より高く制御する。こ
こで、感光体9(感光体9の非画像部電位/画像部電位
は−650V/−450Vである)上のマイナス帯電の
トナー像をベルト転写バイアスローラー20に+120
0Vの電圧を印加してベルト転写させるとすると、その
直後の感光体残留電位を表面電位プローブ50で測定し
たところ+300Vであり、その時の最適な紙転写バイ
アスは、フルカラー時で+1100Vとなる。なお、本
構成において使用した中間転写ベルトはフッ素系のシー
ムレスベルトで表面抵抗は108 Ω/□〜1010Ω/□
程度である。以上のような紙転写バイアスの制御によ
り、常に安定して良好な画質が得られるようになった。
すなわち、極めて簡単にかつ、感度良く中間転写ベルト
の劣化(抵抗低下など)を検出でき、その測定結果に基
づいて紙転写のバイアスを制御するので常に良好な画質
が得られる。なお、本発明はフルカラー時について説明
したが、それに限らず単色、2色、3色画像についても
同様に本発明を適用できる。
【0029】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例は、図4に示すように、中間転写ベルト19
への転写後に、感光体9上に残留した転写残トナー付着
量を反射型の光センサー60で測定し、その値を制御部
51内で基準値と大小比較し、その結果により紙転写バ
イアスローラー23aに印加する電圧または電流を上下
させるように制御する様にしている。他の構成は、上記
第1実施例と同様である。
【0030】上記第2実施例の背景としては、一般に
は、転写電界が一定であっても、感光体9上のトナー付
着量やトナーの帯電量により転写率が異なることが上げ
られる。すなわち、図6において、横軸に感光体トナー
付着量、縦軸に中間転写ベルト19にトナー像を転写し
た後の感光体残留トナー量(転写残トナー量)をとっ
て、感光体上トナー付着量と、転写残トナー量の関係を
示す様に、同図中特性Aは、感光体9上に通常帯電量で
ある15μc/gのトナー像を形成し、そのトナー像を
1200Vの転写電圧の印加されたベルト転写バイアス
ローラー20で転写した場合の特性であり、特性Bは、
感光体9上に比較的高帯電量である20μc/gのトナ
ーを形成し、そのトナー像を1200Vの転写電圧の印
加されたベルト転写バイアスローラー20で転写した場
合の特性であり、特性Cは、感光体9上に比較的低帯電
量である10μc/gのトナーを形成し、そのトナー像
を1200Vの転写電圧の印加されたベルト転写バイア
スローラー20で転写した場合の特性である。このよう
にトナー付着量の大小により、ある部分では良好な転写
率が得られない場合がある。
【0031】そこで、上記第2実施例の様に、中間転写
ベルトへのトナー転写後に感光体上に残留する転写残ト
ナー量を測定することにより容易に中間転写ベルトの特
性値変動を判定できる。また、転写残トナー付着量ムラ
を検出することにより、中間転写ベルトの部分的な異常
も発見できる。その結果により紙転写バイアスローラー
23aに印加する電圧または電流を上下させるように制
御する様にすれば、良好な転写率が得られるわけであ
る。また、感光体上に残留する転写トナー付着量を測定
する手段として反射型の光センサーを用いることによ
り、従来の現像後に測定しているトナー濃度センサーと
同じために新規に回路を設定することなく同じ回路を使
用できかつ制御性も容易となる。
【0032】次に、第3実施例について説明する。この
第3実施例では、図5に示す様に、例えば感光体9上の
トナー付着量が0.1〜1.2mg/cm2 の範囲で互
いに異なる複数の基準パターンを作り、その時のベルト
転写前後の感光体9上トナー付着量を反射型の光センサ
ー60a、60bで測定し、制御部51内において、ベ
ルト転写前後の感光体上トナー付着量の測定値を比較演
算して転写率を算出し、上記基準パターンの転写率の平
均値が最大でかつ分散値が最小になる転写電圧設定値で
最良の転写が得られるものとして、その算出された転写
率データを基に、中間転写ベルト19の抵抗が変化した
と判断して、紙転写バイアスローラー23aに印加する
電圧または電流を制御する様にしている。他の構成は上
記第1実施例と同様である。
【0033】上記第3実施例によれば、感光体9上に現
像された転写前のトナー付着量と、中間転写体への転写
後に感光体9上に残留する転写残トナー付着量の両者を
測定する手段を設けて、転写率に換算して、紙転写バイ
アスを制御するために、トナーの帯電量や、現像後のト
ナー付着量に左右されずに、常に安定した画質を得るこ
とができる様になった。
【0034】なお、本発明に係る画像形成装置は、前述
実施例に限定されるものでなく、その要旨の範囲内で種
々に変更可能である(例えば転写チャージャーなど)。
また、上記実施例では紙転写バイアスの制御について説
明したが、ベルト転写についても同様に本発明を適用で
きる。転写紙については、普通紙に限らず、厚紙やOH
P、葉書など特殊紙でも効果があることは言うまでもな
い。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、中間転写ベルトへのト
ナー転写後の感光体上に残留する残留電位を測定する手
段を設け、その測定には表面電位計を用いているので極
めて簡単にかつ、感度良く中間転写ベルトの劣化(抵抗
低下など)を検出できる。そして、その測定結果に基づ
いて紙転写のバイアスを制御するので常に良好な画質が
得られる。
【0036】
【0037】
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置としてのカラー
複写装置の概略構成図である。
【図2】図1に示したカラー複写装置の要部拡大図であ
る。
【図3】本発明に従う画像形成装置の第1実施例の概略
構成図である。
【図4】本発明に従う画像形成装置の第2実施例の概略
構成図である。
【図5】本発明に従う画像形成装置の第3実施例の概略
構成図である。
【図6】図1に示した複写装置における感光体上トナー
付着量に対する転写残トナー量の変化を示すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
1…カラー画像読み取り装置(カラースキャナー)、2
…カラー画像記録装置(カラープリンター)、3…原
稿、 4…照明ランプ、
5…ミラー群、 6…レン
ズ、7…光電変換素子(例、CCD)、 8…書
き込み光学ユニット、8a…レーザー、
8b…ポリゴンミラー、8c…ポリゴンモー
タ、 8d…f/θレンズ、8e…反
射ミラー、 9…感光体ドラム、
10…感光体クリーニングユニット、 10a…ク
リーニング前除電器、10b…ブラシローラー、
10c…ゴムブレード、11…除電ランプ、
12…帯電器、13…電位セン
サー、 14…Black(Bk)
現像器、14a…Bk用現像スリーブ、 1
4b…Bk用現像パドル、14c…Bk用トナー濃度検
知センサー、 15…Cyan(C)現像器、15a…
C用現像スリーブ、 15b…C用現像パ
ドル、15c…C用トナー濃度検知センサー、16…M
agenta(M)現像器、 16a…M用現像ス
リーブ、16b…M用現像パドル、16c…M用トナー
濃度検知センサー、17…Yellow(Y)現像器、
17a…Y用現像スリーブ、17b…Y用現像
パドル、17c…Y用トナー濃度検知センサー、 1
8…現像温度パターン検知器、19…中間転写ベルト、
20…ベルト転写バイアスローラー、 21…ベル
ト駆動ローラー、22…ベルトクリーニングユニット、
22a…ブラシローラー、22b…ゴムブレー
ド、 22c…接離機構、23…紙転
写ユニット、 23a…紙転写バイア
スローラー、23b…ローラークリーニングブレード、
23c…接離機構、24…転写紙、
25…給紙ローラー、26…レジストローラ
ー、 27…紙搬送ユニット、28…定
着器、 28a…定着ローラ
ー、28b…加圧ローラー、 29…
コピートレイ、30…転写紙カセット、
31…転写紙カセット、32…転写紙カセット、
33…転写紙カセット、34…手差し
給紙トレイ、 50…表面電位プロー
ブ、51…制御部、 52…
高圧電源、60…反射型の光センサー、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、上記潜像担持体の静電潜像
    にトナーを供給して上記潜像を顕像化する現像手段と、
    上記潜像担持体に対して接離可能な、或は該潜像担持体
    に接しつつ回転する中間転写体とを備え、上記潜像担持
    体上のトナー像を上記中間転写体に移してから上記中間
    転写体のトナー像を転写材へ転写装置によって電気的に
    転写させる画像形成装置であって、上記中間転写体への
    トナー転写後の上記潜像担持体上に残留する電位を検出
    する残留電位検出手段と、上記残留電位検出手段の検出
    値に基づいて、上記転写装置の転写電界を制御する制御
    手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】潜像担持体と、上記潜像担持体の静電潜像
    にトナーを供給して上記潜像を顕像化する現像手段と、
    上記潜像担持体に対して接離可能な、或は該潜像担持体
    に接しつつ回転する中間転写体とを備え、上記潜像担持
    体上のトナー像を上記中間転写体に移してから上記中間
    転写体のトナー像を転写材へ転写装置によって電気的に
    転写させる画像形成方法であって、上記中間転写体への
    トナー転写後の上記潜像担持体上に残留する電位を残留
    電位検出手段で検出し、その検出された残留電位検出値
    に基づいて、上記転写装置の転写電界を制御手段で制御
    することを特徴とする画像形成方法
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