JP3420394B2 - レンチキュラープリント媒体、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

レンチキュラープリント媒体、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JP3420394B2 JP16658595A JP16658595A JP3420394B2 JP 3420394 B2 JP3420394 B2 JP 3420394B2 JP 16658595 A JP16658595 A JP 16658595A JP 16658595 A JP16658595 A JP 16658595A JP 3420394 B2 JP3420394 B2 JP 3420394B2
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンチキュラープリン
ト媒体、インクジェット記録装置、およびインクジェッ
ト記録方法に関する。すなわち、本発明は、複写機、フ
ァクシミリ、プリンタ、ワードプロセッサ、パーソナル
コンピュータ等の情報処理システムにおいて、文字、画
像等の情報を立体的に記録するためのレンチキュラープ
リント媒体、該媒体に出力するために用いられるインク
ジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関す
る。なお、ここで記録(プリントともいう)とは、布、
糸、紙、プラスチックシート、木材等のインク付与を受
けるインク支持体を用いる印刷、情報処理、アパレル等
の幅広い産業分野において適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、布、プラスチックシート、O
HP用シート等の被記録媒体(以下単に記録紙ともい
う)に対して記録を行なう記録装置は、種々の記録方
式、例えばワイヤードット方式、感熱方式、熱転写方
式、インクジェット方式によるインクジェットヘッドを
搭載可能な形態として提案されている。
【0003】これらの方式のなかで、インクジェット方
式のインクジェットヘッドを具備した記録装置は、高密
度かつ高速な記録動作が可能であることから、情報処理
システムの出力手段、例えば複写機、ファクシミリ、電
子タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークステーショ
ン等の出力端末としてのプリンタ、あるいはパーソナル
コンピュータ、ホストコンピュータ、光ディスク装置、
ビデオ装置等に具備されるハンディまたはポータブルプ
リンタとして利用され、かつ商品化されている。この場
合、インクジェット記録装置は、これら装置固有の機
能、使用形態等に対応した構成をとる。
【0004】ところで、近年のパーソナルコンピュータ
の普及およびその性能の向上に伴ない、3次元コンピュ
ータグラフィックスやバーチャルリアリティー等の3次
元画像処理に対する関心が高まりつつあり、このような
コンピュータ上で合成された3次元画像の可視化ないし
プリント出力化は強く望まれていることの1つである。
【0005】画像等の立体視に用いられるものとしてレ
ンチキュラーレンズが知られている。従来より知られる
レンチキュラーレンズは、一方が凸状をなし他方が平坦
である個々のレンズを連ねたものであり、このようなレ
ンチキュラーレンズを介してプリント媒体上にプリント
された静止画像やテレビジョン等のディスプレイ上の動
画像を見ることにより、両眼視差による立体視が可能と
なる。
【0006】この種のレンチキュラー方式を画像記録に
応用した例が従来から知られている。最も一般に知られ
るものは通常の写真とほぼ同様の工程によって得られる
ものである。すなわち、例えば2つのレンズ(この場合
2眼方式)を介した撮影によって得られるフィルム上の
画像を原画像とし、レンチキュラーレンズに銀塩の感光
体層を形成したレンチキュラープリント媒体(以下、レ
ンチキュラーシートとともいう)に露光,焼付けを行
い、立体視が可能なレンチキュラーシートを得るもので
ある。ここにおいて、レンチキュラーレンズ(側から)
を介して露光を行うものは、レンチキュラーレンズの個
々のレンズに対する上記複数レンズを介した複数視点画
像のプリント位置を容易に定め得るものとして多く用い
られる方式である。
【0007】しかし、上述したレンチキュラー方式は、
いわゆるアナログプリント方式であり、上記合成された
画像信号に基づくプリントにはほとんど不向きの方式で
ある。 これに対し、レンチキュラーシートに対して画
像信号に基づくレーザービームを照射して露光を行いデ
ィジタルプリントを行う方式が、例えば特開平5−21
6138号公報に記載されている。このようなディジタ
ル方式によれば上述のようなコンピュータ上で合成され
た画像のプリントも容易に行うことが可能となる。上記
公報に記載されるレンチキュラーシートは、前述したも
のと同様のものであり、レンチキュラーレンズの平坦部
に感光層を形成したレンチキュラーシートに上記感光層
側からレーザービームの照射を行うものである。
【0008】さらに、レンチキュラーシートにプリント
を行う他のディジタル方式としては、感熱方式や熱転写
方式が知られており、また、オフセット印刷によるもの
も知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ディジタ
ルプリントの各方式は、以下の2つの観点においてそれ
ぞれ問題を有している。
【0010】第1に、上記各方式のプリントによりレン
チキュラーシートのプリント媒体上に形成されるドット
はレンチキュラーレンズの各レンズとの関係において正
確に位置付けられる必要があり、このドット形成位置が
ずれている場合には所定の立体画像が得られなかった
り、画質が劣化したものとなる。特に、立体視領域を広
げるため視点の数を増やす場合には(多眼化)、レンチ
キュラーレンズの各レンズに対応して形成すべきドット
の数が増しプリント密度が高くなるため、正確なプリン
ト位置決めが行えない場合には、ドットがそのレンズに
対応する領域外に形成されて致命的な画質劣化をもたら
す場合もある。
【0011】このような、レンチキュラーレンズの個々
のレンズ毎にそれとの関連において正確な位置付けを伴
なったプリントを行う構成については、上記公報に特に
記載されてはいない。
【0012】第2に、従来のようにレンチキュラーシー
トにインクジェット方式で記録する階調表現手段には面
積階調を用いるため、レンチキュラーレンズの母線方向
と直交する方向の記録解像度が必要となる。また、面積
階調で誤差拡散を用いると、その誤差が他の像にも拡散
して全体として像の分離の悪い視差画像となり、良好な
立体感は得られない。
【0013】上述の主要な問題点に加え、オフセット印
刷方式の場合は、コンピュータ上の画像合成等に応じた
リアルタイムのプリント出力が不可能であり、感熱方式
等はレンチキュラーレンズに形成ないしは接合されるプ
リント媒体のコストが比較的高いものになるという問題
点もある。
【0014】したがって、本発明は上記問題点を解決
し、レンチキュラーシートに良好なプリントを行うこと
が可能なレンチキュラープリント媒体、インクジェット
記録装置、およびインクジェット記録方法を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づくレンチキュラープリント媒体は、複
数の略半円柱状レンズ部が所定のピッチで配列されたレ
ンチキュラーレンズ層と、前記レンチキュラーレンズ層
の裏面に接する記録層とが設けられたレンチキュラープ
リント媒体であって、前記記録層は、前記レンチキュラ
ーレンズ層と接する面とは反対側の面に、前記所定のピ
ッチと同一ピッチでもって、前記略半円柱状レンズ部の
母線方向に沿って設けられた第1の記録層分離部材と、
前記略半円柱状レンズを介した複数の視差画像に対応し
たピッチでもって、前記半円柱状レンズ部の母線方向に
沿って前記第1の記録層分離部材の間に複数設けられた
第2の記録層分離部材と、からなる記録層分離手段を有
することを特徴とする。
【0016】好ましくは、前記第1の記録層分離部材と
前記第2の記録層分離部材は、前記記録層の前記レンチ
キュラーレンズ層と接する面とは反対側の面上に、前記
略半円柱状レンズ部の母線方向に沿って設けられた凸部
形状をなすリブであり、前記第1の記録層分離部材は、
前記第2の記録層分離部材よりも凸部の高さが高いこと
を特徴とする。
【0017】好ましくは、前記第1の記録層分離部材と
前記第2の記録層分離部材は、撥水剤または該撥水剤を
含む材料からなることを特徴とする。
【0018】つぎに、本発明に基づくインクジェット記
録装置は、複数の略半円柱状レンズ部が所定のピッチで
配列されたレンチキュラーレンズ層および前記レンチキ
ュラーレンズ層の裏面に接する記録層を持つレンチキュ
ラープリント媒体を搬送するための搬送手段と、前記レ
ンチキュラープリント媒体の前記記録層にインクを吐出
することによって複数視点画像に対応した入力画像情報
をもとに画像を記録する記録手段を搭載するためのキャ
リッジと、前記略半円柱状レンズ部の所定のピッチを検
出するピッチ検出手段と、前記ピッチ検出手段による検
出結果にもとづいて前記記録手段および前記搬送手段の
駆動を制御する制御手段とが設けられたインクジェット
記録装置において、前記記録層は、前記レンチキュラー
レンズ層と接する面とは反対側の面に、前記所定のピッ
チと同一ピッチでもって、前記略半円柱状レンズ部の母
線方向に沿って設けられた第1の記録層分離部材と、前
記略半円柱状レンズを介した複数の視差画像に対応した
ピッチでもって、前記半円柱状レンズ部の母線方向に沿
って前記第1の記録層分離部材の間に複数設けられた第
2の記録層分離部材と、からなる記録層分離手段を有
し、前記ピッチ検出手段は前記第1の記録層分離部材
検出することを特徴とする。
【0019】好ましくは、上記キャリッジは、上記略半
円柱状レンズ部の母線方向と直交する方向に沿って走査
する。
【0020】好ましくは、前記第1の記録層分離部材と
前記第2の記録層分離部材は、前記記録層の前記レンチ
キュラーレンズ層と接する面とは反対側の面上に、前記
略半円柱状レンズ部の母線方向に沿って設けられた凸部
形状をなすリブであって、前記第1の記録層分離部材
は、前記第2の記録層分離部材よりも凸部の高さが高
く、前記ピッチ検出手段は、光学的に前記第1の記録層
分離部材を検知することにより、前記所定のピッチを検
出することを特徴とする。
【0021】
【0022】好ましくは、上記制御手段は、上記ピッチ
検出手段の検出結果にもとづいて所定の吐出タイミング
でもって上記記録手段からインクを吐出する。
【0023】好ましくは、前記画像の階調表現は、面積
階調法によるもので、前記レンチキュラーレンズの一ピ
ッチ内に記録される前記複数の視差画像それぞれに対応
した面積階調マトリックスは、前記レンチキュラーレン
ズの母線方向を長手とした長方形マトリックスパターン
で構成されることを特徴とする。
【0024】好ましくは、上記複数の視差画像を、一枚
の原画像と残りの差分画像として画像処理する。
【0025】
【0026】
【0027】さらに、本発明に基づくインクジェット記
録方法は、インクジェット記録手段を搭載するインクジ
ェット記録装置を用い、かつ複数の略半円柱状レンズ部
が所定のピッチで配列されたレンチキュラーレンズ層お
よび前記レンチキュラーレンズ層の裏面に接する記録層
を持つレンチキュラープリント媒体に画像を記録するた
めのインクジェット記録方法において、前記プリント媒
体を搬送するための搬送工程と、前記レンチキュラープ
リント媒体の前記記録層にインクを吐出することによっ
て複数視点画像に対応した入力画像情報をもとに画像を
記録する記録工程と、前記略半円柱状レンズ部の所定の
ピッチを検出するピッチ検出工程と、前記ピッチ検出手
段による検出結果にもとづいて前記記録工程および前記
搬送工程を制御する制御工程とを有し、さらに、前記ピ
ッチ検出工程は、前記プリント媒体の前記記録層前記
レンチキュラーレンズ層と接する面とは反対側の面に
前記所定のピッチと同一ピッチでもって、前記略半円柱
状レンズ部の母線方向に沿って設けられた第1の記録層
分離部材と、前記略半円柱状レンズを介して複数の視差
画像に対応したピッチでもって、前記半円柱状レンズ部
の母線方向に沿って前記第1の記録層分離部材の間に複
数設けられた第2の記録層分離部材とからなる記録層分
離手段のうち、前記第1の記録層分離部材検出するこ
とを特徴とする。
【0028】好ましくは、前記記録工程は、前記キャリ
ッジを前記略半円柱状レンズ部の母線方向と直交する方
向に沿って走査させて画像を記録することを特徴とす
る。
【0029】
【0030】
【0031】好ましくは、上記ピッチ検出工程の検出結
果にもとづいて所定の吐出タイミングでもって上記イン
クジェット記録装置の記録手段からインクを吐出する。
【0032】好ましくは、前記画像の階調表現を面積階
調法によって行う工程を有し、前記レンチキュラーレン
ズの一ピッチ内に記録される前記複数の視差画像それぞ
れに対応した面積階調マトリックスは、前記レンチキュ
ラーレンズの母線方向を長手とした長方形マトリックス
パターンで構成されることを特徴とする。
【0033】好ましくは、上記複数の視差画像を、一枚
の原画像と残りの差分画像として画像処理する。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【作用】上記インクジェット記録装置に設けられたピッ
チ検出手段は、レンチキュラーレンズの第1の記録層分
部材検出する。その検知結果にもとづいて制御手段
が記録手段および搬送手段の駆動を制御し、いわゆるピ
ッチ合わせを行って、レンチキュラーレンズと短冊状画
像のズレのない立体像を得る。したがって、例えばコン
ピュータ上で合成された3次元画像の可視化ないしプリ
ント出力化を可能とする。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0040】図1ないし図3は本発明の一実施例に係る
インクジェット記録装置の概略的構成を説明するための
もので、図1は制御構成を示すブロック図、図2は上述
した本実施例のインクジェット記録装置の主要部を示す
外観斜視図、そして図3は図2の矢印A方向より観たキ
ャリッジ外観図である。
【0041】図1において、参照符号1はインクジェッ
ト記録装置全体を示す。本発明にもとづくインクジェッ
ト記録装置1は、記録手段(インクジェットヘッド)9
およびインクタンクと搭載するキャリッジ21と、被記
録媒体(レンチキュラープリント媒体)としてのレンチ
キュラーシート20を搬送する搬送手段(レンチキュラ
ーシートを搬送する際の駆動力を発生するシート送りモ
ータ3および該モータの駆動制御を行うモータ駆動回路
4)と、これらを含む装置全体を制御するための制御手
段(CPU形態のコントローラ)2とを具備する。そし
て、複数の吐出口からインク滴を吐出させるインクジェ
ットヘッド9をレンチキュラーシート20の搬送方向
(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリア
ルスキャンさせ、一方で非記録時にレンチキュラーシー
ト20を記録幅に等しい量で間欠搬送するものである。
【0042】この実施例では、図に示すように、キャリ
ッジモータ5の駆動力によって走査されるキャリッジの
位置がリニアセンサ7によって検出される。また、シー
トピッチセンサ8によって、レンチキュラーシート20
のシリンドリカルレンズのピッチを上記キャリッジの走
査に伴なって検出する。このシートピッチセンサ8の検
出出力に基づいて後述のようなプリント位置(吐出位
置)の決定を行うことができる。
【0043】インクジェットヘッド9は、ホストコンピ
ュータ11からインターフェース12を介して入力され
る画像データにもとづいて、ヘッド駆動部10によって
駆動される。すなわち、入力画像データにもとづいたキ
ャリッジ1の走査に伴なってレンチキュラーシート上に
インクジェットヘッド9からインクを吐出し、所定のデ
ィジタル画像をプリントする。本実施例のインクジェッ
トヘッドは、電気熱変換素子をエネルギー発生手段とし
て用いる。したがって、駆動電気パルス信号により一対
一の対応で液路のインク内に気泡を発生させることがで
き、また即時かつ適切に気泡の成長・収縮を行わせるこ
とができるので、特に応答性のすぐれたインク滴吐出が
達成できる。また、インクジェットヘッドのコンパクト
化も容易であり、かつ最近の半導体分野における技術の
進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技
術の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、
製造コストも安価なことから有利である。
【0044】本例のインクジェット記録装置1で用いら
れる画像データは、ホスト装置としてのホストコンピュ
ータ11上で合成されたデータであり、このデータはイ
ンタフェース12を介してコントローラ2に送られる。
このコントローラ2に送られたデータは後述のように相
互に視差を有した画像を合成したものであり、コントロ
ーラ2にこれに所定の画像処理を施して吐出用データを
生成し、所定のメモリ(不図示)に一旦格納する。
【0045】図2に示すように、上述のキャリッジ21
は、2本のガイド軸26,27と摺動可能に係合する。
キャリッジ21の一部は、上記ガイド軸26および27
と平行でほぼ同一の範囲にプーリ5a,5cによって張
られたベルトと接続し、これによりキャリッジモータ5
の駆動力が伝達されてガイド軸26,27に沿った移動
(主走査)が可能となる。
【0046】本実施例のインクジェット記録装置は、カ
ラー記録対応のもので、複数色のインクジェットヘッド
により吐出されるインク液滴の重ね合わせることにより
カラー画像を形成する。したがって、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)およびシアン(C)の3原色またはこれ
ら3原色にブラック(B)を含めた4色に対応する4種
類のインクジェットヘッドおよびインクカートリッジを
搭載する。すなわち、本実施例では、キャリッジ21上
に、インクジェットヘッドとインクタンクとが一体とな
ったインクジェットカートリッジ22,23,24およ
び25が装着されている。これらカートリッジはそれぞ
れブラック,シアン,マゼンタおよびイエローの各イン
クに対応して設けられるものであり、キャリッジ21に
対して着脱自在に装着される。
【0047】キャリッジ21の一部に設けられるリニア
センサ7は、ガイド軸26,27と平行に延在するリニ
アスケール7aと摺動可能に係合する。これにより、キ
ャリッジ21の走査位置を検出することができる。な
お、この検出のための構成は公知のものを用いることが
でき、例えば磁気的あるいは光学的な検出とすることが
できる。一方、シートピッチセンサ8は、キャリッジ2
1のインクジェットヘッドの走査領域に対向するように
設けられる。これにより、後述のようにレンチキュラー
シートと各シリンドリカルレンズのピッチを検出するこ
とができる。
【0048】図3において、9B,9C,9Mおよび9
Yはインクジェットヘッドであり、それぞれ一体に設け
られるインクタンクからブラックインク,シアンイン
ク,マゼンタインクおよびイエローインクの供給を受
け、レンチキュラーシート20(図2参照)に対してイ
ンクを吐出し、そのシート上にインクドットを形成す
る。
【0049】以上示した本実施例のインクジェット記録
装置において、キャリッジ21はレンチキュラーシート
20の各レンチキュラーレンズ(シリンドリカルレン
ズ)の長手方向、すなわちレンチキュラーレンズの母線
方向(図2の矢印B方向)に対して直交する方向に走査
し、各インクジェットヘッドによりプリントを行う。こ
れにより、後述されるようにレンチキュラーレンズの母
線方向に走査してプリントする方法に対して、レンチキ
ュラーレンズのピッチを検出する手段としてのセンサ8
を有効に用いることができ、プリント位置の精度を容易
に向上させることができる。
【0050】図4は本実施例で用いられるレンチキュラ
ーシートの径方向、すなわち上記母線方向に直交する面
に沿った断面図である。図4において、参照符号20a
はレンチキュラーレンズを構成する一つのレンズ部分
(シリンドリカルレンズ)を示す。このようなシリンド
リカルレンズが複数平行に連なって全体のレンチキュラ
ーレンズが構成される。また、参照符号20cはインク
ジェットヘッドから吐出されるインクを吸収/記録する
インクジェット記録層である。さらに、参照符号20b
は前述インクジェット記録層を分断し、レンチキュラー
レンズ母線方向に延在するシートリブである。また、こ
の実施例では、複数のシートリブは、2種類の高さのリ
ブ(リブ201およびリブ202)が設けられている。
リブ201とリブ202は互いに高さが異なる(すなわ
ち、リブ201の方が高い)。リブ201は、シリンド
リカルレンズの配列ピッチと等しいピッチでもって設け
られており、また2本のリブ201の間に複数のリブ2
02が配列している。
【0051】以上のようなレンチキュラーシート20は
上記インクジェット記録装置において、インクジェット
記録装置20b側からインクを吐出するように用いら
れ、そのプリントされた画像は図4中矢印20d方向か
ら観察し、これにより立体視が可能となる。従来のシー
トリブ20bが存在しない平坦なレンチキュラーシート
でインクジェット記録を施すものは、いわゆる視差画像
間でのインクのにじみが発生し、視差画像の像分離が劣
化し、立体視の品位が低下するという問題があったが、
視差画像毎にシートリブを設け、視差画像間のインクの
にじみを無くすことで、高品位な立体画像を得ることが
できる。
【0052】なお、熱転写等のようにプリントシートと
インクジェットヘッドを接触させて記録するものについ
ては本実施例のようなレンチキュラーシートを用いるこ
とはほとんど不可能である。しかし、記録ヘッドとプリ
ントシートとが接触せずにすき間を有するような本実施
例のインクジェットヘッドではこのような不都合はな
い。
【0053】図5は本発明のインクジェット記録装置に
適用されるレンチキュラーシートの他の例を示す模式的
側面図である。突起したシートリブ20bの替りに、撥
水剤領域20′bを所定のピッチで設け、視差画像の分
離を向上させるものである。
【0054】図6は本実施例のシートピッチセンサ8の
検出原理を説明するためのもので、(1)は光線がほぼ
正反射して検出器に達し、所定の光電変換が行われる場
合を示し、一方図6(2)は光線8がシートリブに遮ら
れて所定の光電変換ができない場合を示す。図中、参照
符号8aはレーザ等の光源であり、8bは光源8aより
出射されたレーザ等の光線、8cは光源8aより射出さ
れ、ほぼ正反射された光線を検出するためのCCD等の
検出器である。この構成においてピッチセンサ(8aお
よび8c)は図6の左右方向にキャリッジ21とともに
走査する。この際、光線8aがほぼ正反射して検出器8
cに達し、所定の光電変換が行われる場合と、光線8が
シートリブに遮られて所定の光電変換ができない場合と
が生ずる。したがって、シートピッチセンサ8はこのの
ような現象を利用してレンチキュラーのピッチを検出す
る。なお、ピッチセンサとしてはレンチキュラーシート
のシートリブを検出するものであれば上記に示す構成に
限られないことは勿論である。また、レンチキュラーレ
ンズ毎にシートリブの大きさが違うため、レンズに対す
る相対値を得ることができる。
【0055】図7は上記ピッチセンサ出力に基づくイン
クジェットヘッドの吐出タイミングを説明するタイミン
グチャートである。
【0056】本例装置のインクジェットヘッド9はレン
チキュラーシート20に対して略一定の速度で走査され
る。このため、図7に示すように、レンチキュラーレン
ズの1ピッチ分の走査に要する時間Tはほぼ一定とな
る。本実施例ではレンチキュラーレンズ毎に4像(4眼
に対応する4ドット)プリントされる。この場合におい
てシートピッチセンサ8がレンチキュラーレンズのシー
トリブ最頂部(すなわち、リブ201の自由端)を検出
し、該検出がなされた時間から所定時間ΔTだけ遅れて
イエローの第3像目の吐出を行う(3像目のデータがな
い場合は勿論吐出しない)。その後1/4×T毎に4
像、隣接レンズの1像、2像のインクを吐出する。ここ
で、各像は図8に示すドット52a〜52dに対応す
る。そして再び、次のシートピッチセンサ8からの検出
信号に基づいて同様に吐出を行う。この時、ΔTはセン
サ8とイエローの吐出口との距離とキャリッジ速度に基
づいて定める時間である。マゼンタ,シアン,ブラック
の他のインクジェットヘッドについても、イエローの吐
出タイミングからΔTだけ累積的にタイミングをずらし
て吐出を行うことにより、略同一点にインクジェットを
重ねることができる。ここでΔtは各色の吐出口間距離
とキャリッジ速度とから定めることができる時間であ
る。また、シートリブの最頂部以外も検出することで吐
出の制御が可能である。
【0057】以上から明らかなように、レンチキュラー
レンズを構成するそれぞれのレンズ毎に出力される信号
を基準として吐出タイミングを定めるため、ドット形成
位置、すなわちプリント位置を正確に定めることがで
き、上述した焦点位置とドット位置との合致と相俟って
観察される立体画像の品位向上を図ることができる。
【0058】図8は以上のようにしてプリントされたレ
ンチキュラーシート上の画像の立体視について説明する
ための説明図である。
【0059】人間が物体あるいは映像を奥行きのある立
体像として認識するには右眼と左眼に視差を与える必要
がある。図8において、50Rは観察者の右眼、50L
は観察者の左眼、51はレンチキュラーシート、52
a,52b,52cおよび52dはレンチキュラーシー
ト51に記録された像(ドット)である。レンチキュラ
ー方式では、図8に示す如く右眼50Rと左眼50Lに
入る像はレンチキュラーシート51で分離された像のそ
れぞれ像52cおよび52bであり、この2像に所定の
視差を設ければ立体視できることになる。立体視は右眼
用と左眼用のそれぞれ1像づつの計2像あれば実現でき
るが、2像では立体視領域が狭く、ほぼ同じ大きさの逆
立体視領域が隣接して存在することになる。このような
欠点を解消するために2像以上の多像化(本実施例では
4像)が行われ、一般にその像数が多い程、立体視領域
が広がりかつ逆立体視領域が狭くなることが知られてい
る。
【0060】図9はインクジェットヘッド9を模式的に
示す分解斜視図であり、図10(a)〜(g)はバブル
ジェット記録原理の説明図である。なお、その代表的な
構成や原理については、例えば、米国特許第47231
29号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている。
【0061】図9において、209aはヒータボードで
あり、シリコン基板上に電気熱変換素子(吐出ヒータ)
209b、これに電力を供給するアルミニウム等の電極
209cとが成膜工程によって形成されている。このヒ
ータボード209aに対して、インクの液路(ノズル)
209dを仕切るための隔壁を有する天板209eを接
着することによりインクジェットヘッドが構成される。
【0062】不図示のインクタンクから導管を介して供
給されたインクは、天板209eに設けられた供給口2
09fよりインクジェットヘッド209内の共通液室2
09gに充填され、吐出に伴なってこの共通液室209
gより各ノズル209d内に導かれる。これらのノズル
209dの先端にはインク吐出口209hが複数形成さ
れている。
【0063】ここで上記バブルジェット記録方式におけ
るインク吐出原理を図10(a)〜(g)を参照して説
明する。定常状態では図10(a)に示すように、ノズ
ル209d内に充填されているインク40は吐出口面で
表面張力と外圧等が平衡し図の位置でメニスカスが安定
している。この状態でインク40を吐出させる場合に
は、ノズル209dの電気熱変換素子209dに通電
し、そのノズル209d内のインクに各沸騰を越えて急
速な温度上昇を生じさせる。すると、図10(b)に示
すように、電気熱変換素子209bに隣接したインクが
加熱されて微少気泡(バブル)を生じ、この加熱部分の
インクが気化して膜沸騰を生じ、図10(c)に示すよ
うに気泡41が急速に成長する。
【0064】気泡41が図10(d)に示す如く最大に
成長すると、ノズル209dの出力口からインク液滴4
2が押し出される。そして電気熱変換体209bへの通
電を終了すると、図10(e)に示すように、成長した
気泡41はノズル209d内のインク40により冷却さ
れて収縮し、この気泡の成長,収縮によってインク液滴
が吐出口から吐出される。さらに図10(f)に示すよ
うに電気熱変換素子209bの面にインクが接触して急
激に冷却され、気泡41は消滅するかまたはほとんど無
視し得る程度の体積に収縮する。そして、気泡41が収
縮すると、図10(g)に示すようにノズル209d内
には毛細管現象によって共通液室209gからインクが
供給され、次の通電に備えることとなる。
【0065】従って、このようなインクジェットヘッド
を搭載したキャリッジを往復移動させると共に、この移
動と同期させて画信号に応じて電気熱変換体209bに
通電することによって記録シートにインク像が記録され
る。
【0066】なお、吐出手段の構成としては、上述の吐
出口,液路,電気熱変換素子の組合せの他に、熱作用部
が屈曲する領域に配置されている米国特許第45583
33号明細書、特開昭59−123670号公報等に開
示されているものも採用することができる。
【0067】以上示した本実施例におけるプリントの諸
元を以下の表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】次に、本実施例の原画像合成およびプリン
ト動作の手順について説明する。
【0070】ホストコンピュータ11による画像処理 レンチキュラー立体視になるように短冊・合成等画像処
理を行う。
【0071】ホストコンピュータ11から本例インク
ジェット記録装置へのデータの供給 ホストコンピュータ11で生成された合成画像は、圧縮
または非圧縮データの状態で送られる。これに対してイ
ンクジェット記録装置側で所定の画像処理を行うが、階
調表現として面積階調法を用いる。この際、面積階調の
階調マトリックスをレンチキュラーレンズの母線方向を
長手方向とする長方形にとることでレンチキュラーの多
像化を図ることができる。また、レンチキュラーレンズ
のn本単位でストライプ状の階調マトリックスを構成す
ることでも多像化を図ることができる。
【0072】レンチキュラーシートの供給 手差しあるいはオートシートフィーダによって本実施例
のインクジェット記録装置へのレンチキュラーシートが
供給される。
【0073】プリント 図2に示したように、本実施例のインクジェット記録装
置はいわゆるシリアルプリンタの形態を有するものであ
る。すなわち、図2において上記供給されたレンチキュ
ラーシートはインクジェットヘッド9と対向する位置に
シート搬送手段(不図示)によって搬送され、キャリッ
ジ21の1走査毎にインクジェットヘッド9からインク
を吐出して1ライン分(1走査分)のプリントがなされ
るとともにこの1ライン幅分のシート搬送が行われる。
【0074】この間に、上述したように、シートピッチ
センサ8によってレンチキュラーシート20のレンチキ
ュラーレンズのピッチ(シートピッチ)が検出されると
ともにリニアセンサ7によってキャリッジ位置すなわち
インクジェットヘッド9の位置も検出される。このシー
トピッチとインクジェットヘッドの位置情報に基づきコ
ントローラ2によってインクジェットヘッド9のインク
吐出タイミングが制御される。なお、これまでの説明か
ら明らかなようにこのシートピッチセンサはインクジェ
ットヘッドの走査において先行方向に設ける。
【0075】キャリッジ1の走査毎に以上の動作を繰り
返すことにより、レンチキュラーシート20のプリント
を行う。
【0076】レンチキュラーシートの排出 レンチキュラーシートを搬送手段(不図示)を用いて装
置外へ排出する。
【0077】なお、上記実施例ではシリアルタイプのイ
ンクジェット記録装置を用いてレンチキュラーシートに
プリントを行う例を示したが、いわゆるフルラインタイ
プ、すなわち、搬送されるシートの幅に対応した範囲に
わたってインク吐出口を供えたインクジェットヘッドを
用いたインクジェット記録装置によっても上述と同様の
プリントは可能である。この場合、レンチキュラーシー
トはそのレンズの母線方向と直交する方向に搬送され、
この搬送の際にシートピッチを検出する構成とすること
ができる。
【0078】また、上記実施例としてはレンチキュラー
プリント媒体としてシート状のものを用いたが、これが
連続紙如きものであってもよいことは勿論である。
【0079】図11は本実施例で作成されるレンチキュ
ラー立体像を形成するための、画像の処理工程を示す流
れ図である。
【0080】N枚の原画像の取り込み(N≧2)(S
−1) ホストコンピュータ上で視差画像として取り扱うため、
そのホストコンピュータで処理できる画像フォーマット
であれば、何でもよく、TIFF,PICT,JPEG
等のいずれでも可能である。しかし、画像フォーマット
のヘッダ部分にN枚の原画像の右から(あるいは左か
ら)n番目(n≦N)のレンチキュラー画像としての視
差画像の情報や、基線長や撮影カメラの焦点距離等の撮
影条件も同時に書き込むことも後の処理に有効である。
視差画像の形成手段としては所定の基線長で撮影するス
テレオカメラや複数の光学系を有する多眼カメラ、カメ
ラを機械的平行移動手段で移動させるスライド方式カメ
ラ等であり、その撮像方式は銀塩、CCD等の光電変換
等によるもので、スキャナや所定のインターフェースを
開始、ホストコンピュータ上で処理できるものであれば
よい。また、視差画像を得る手段としては上述の実際の
物体を撮影する手段以外に、コンピュータグラフィック
ス等で所定の視差画像をN枚形成する方法も有効な手段
である。
【0081】個別原画像の横方向の圧縮(S−2) 前述で得られた原画像は、最終的なレンチキュラー画像
のレンチキュラーレンズの母線と直交方向(横方向)に
1/Nで圧縮される。これはレンチキュラーレンズ毎に
N枚の画像を記録するためであり、レンチキュラーレン
ズの横方向にN倍の解像度を有するインクジェットプリ
ンタであれば圧縮する必要はなく、また縦横のプリンタ
解像度の比がNP =(横解像度)/(縦解像度)であれ
ば、レンチキュラー立体視に用いられる原画像はNP
Nで横方向に圧縮されれば良い。ホストコンピュータで
処理する上で、このように処理の初期で画像を圧縮する
ことは、メモリの節約となり処理時間も高速になる。こ
の時、N枚の視差画像は非常に高い相関性があるため、
差分信号や動きベクトルを付加することにより画像の圧
縮ができ、信号の扱う量を少なくすることができる。
【0082】短冊処理とレンチキュラー画像への並べ
替え(S−3,S−4) レンチキュラー立体画像を形成する原理上視差画像をレ
ンチキュラーレンズの1ピッチに、図8で説明したよう
に、1つの画像を短冊状にし、並べ替えることによりレ
ンチキュラー立体画像を得る。この時、レンチキュラー
レンズにより像が反転するため、並べる順序もそれに応
じて反転させる。また、ホストコンピュータのメモリを
節約するために、前述した圧縮画像を用いて、その圧縮
画像を伸長しながら並べ替えることもできる。
【0083】面積階調表現(S−5) インクジェットプリント方式ではインクを吐出するか吐
出しないかで画像を表現する。したがって、画像は構成
単位である画素が2次元的に多数集まったディジタル画
像であり、一つの画素に対応する1つのドットのみでは
階調を表現できないため、ある面積を有するマトリック
スパターンで階調表現する。
【0084】図12は本発明で用いられている面積階調
手段を説明する説明図である。レンチキュラーレンズ1
ピッチ分に相当する画像のマトリックスパターンは、X
方向(レンチキュラーレンズの径方向)が8画素、Y方
向(レンチキュラーレンズの母線方向)が8画素からな
る。すなわち、図中、XL はレンチキュラーレンズ1ピ
ッチ分の幅で、YL はレンチキュラーレンズの母線方向
の1つのマトリックスパターンの寸法であり、この例で
は4像のため、幅XL の間に4像が2x8ドットずつ記
録される。
【0085】図13は、図12の画像のマトリックスパ
ターンに占める一つの像のマトリックスパターンを示
す。レンチキュラーレンズの母線方向が8ドットで、そ
の直交方向が2ドットである。したがって、16階調を
表現することができる。
【0086】面積階調表現法を実施する際、原画像の階
調値と記録される画像の階調値との誤差を補正する必要
がある。そのため、この実施例では誤差分散法を用い
る。
【0087】図14は誤差分散法について本実施例の誤
差伝播の様子を示した説明図であり、図中のLDはレン
チキュラーレンズの母線方向を示している。原画像中の
ある画素P(x,y)における誤差Exyの分散はY方
向(レンチキュラーレンズの母線方向)のみ行われる。
この実施例では、Y方向に沿って配列された画素PA、
PB、PC、およびPDの画素に対して行われる。ま
た、距離による重み付け(すなわち、誤差の分散比)が
なされ、距離が遠くなる程重み付けが小さくなる。
【0088】プリンタ(S−6) 以上のように、画像あるいは信号処理が行われ、インク
ジェットヘッドの吐出の制御が行われる。これまで、イ
ンクの有無で記録する2値記録について説明してきた
が、インクの量を制御できる多値記録を用いても、ほぼ
同様となる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
片面が凸状のレンチキュラーレンズを用いその一方の面
に像をプリントすることができ、これにより観察におけ
る焦点位置がプリント像の位置と合致させることができ
る。また、上記インクジェット記録装置に設けられたピ
ッチ検出手段は、レンチキュラーレンズの第1の記録層
分離部材検出する。その検出結果にもとづいて制御手
段が記録手段および搬送手段の駆動を制御し、いわゆる
ピッチ合わせを行って、レンチキュラーレンズと短冊状
画像のズレのない立体像を得る。したがって、例えばコ
ンピュータ上で合成された3次元画像の可視化ないしプ
リント出力化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置の制御構成を示すブロック図である。
【図2】上記インクジェット記録装置の主要部を示す外
観斜視図である。
【図3】図2に示したキャリッジおよびこれに搭載され
るインクジェットヘッドの外観立面図である。
【図4】本発明の一実施例で用いられるレンチキュラー
シートの断面図である。
【図5】本発明に適用されるレンチキュラーシートの他
の例を示す断面図である。
【図6】本発明に適用されるシートピッチセンサの検出
原理を説明するためのもので、 (1)は光線がほぼ正反射して検出器に達し、所定の光
電変換が行われる場合を示し、一方(2)は光線8がシ
ートリブに遮られて所定の光電変換ができない場合を示
す図である。
【図7】本発明に適用されるシートピッチセンサの出力
を用いた吐出タイミング制御を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図8】本発明に適用されるレンチキュラーシートを用
いた場合の立体視を説明するための説明図である。
【図9】本発明にもとづくインクジェット記録装置に搭
載されるインクジェットヘッドの概略的構成を説明する
ための模式的斜視図である。
【図10】本発明にもとづくインクジェット記録装置に
搭載されるインクジェットヘッドのインク吐出を説明す
るためのもので、(a)〜(g)は各工程を示す図であ
る。
【図11】本発明にもとづくインクジェット記録装置に
よるレンチキュラー立体像を形成するための画像処理工
程を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明に適用される面積階調法を説明するた
めの表図である。
【図13】本発明に適用される面積階調法を説明するた
めの表図である。
【図14】本発明に適用される誤差分散法を説明するた
めの表図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 2 コントローラ 3 シート送りモータ 4 モータ駆動回路 5 キャリッジモータ 6 モータ駆動回路 7 リニアセンサ 8 シートピッチセンサ 9 インクジェットヘッド 9B,9C,9M,9Y 10 ヘッド駆動部 11 ホストコンピュータ 12 インタフェース 20 レンチキュラーシート 20a レンチキュラーレンズ 20b インク吸収層 20c 中間層 21 キャリッジ 26,27 ガイド軸 50R 右眼 50L 左眼 51 レンチキュラーシート 52a,52b,52c,52d 視差画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 25/00 - 35/26 G02B 27/22 - 27/26

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の略半円柱状レンズ部が所定のピッ
    チで配列されたレンチキュラーレンズ層と、前記レンチ
    キュラーレンズ層の裏面に接する記録層とが設けられた
    レンチキュラープリント媒体であって、 前記記録層は、前記レンチキュラーレンズ層と接する面
    とは反対側の面に、前記所定のピッチと同一ピッチでも
    って、前記略半円柱状レンズ部の母線方向に沿って設け
    られた第1の記録層分離部材と、前記略半円柱状レンズ
    を介した複数の視差画像に対応したピッチでもって、前
    記半円柱状レンズ部の母線方向に沿って前記第1の記録
    層分離部材の間に複数設けられた第2の記録層分離部材
    と、からなる記録層分離手段を有することを特徴とする
    レンチキュラープリント媒体。
  2. 【請求項2】 前記第1の記録層分離部材と前記第2の
    記録層分離部材は、前記記録層の前記レンチキュラーレ
    ンズ層と接する面とは反対側の面上に、前記略半円柱状
    レンズ部の母線方向に沿って設けられた凸部形状をなす
    リブであり、前記第1の記録層分離部材は、前記第2の
    記録層分離部材よりも凸部の高さが高いことを特徴とす
    る請求項1に記載のレンチキュラープリント媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1の記録層分離部材と前記第2の
    記録層分離部材は、撥水剤または該撥水剤を含む材料か
    らなることを特徴とする請求項1または2に記載のレン
    チキュラープリント媒体。
  4. 【請求項4】 複数の略半円柱状レンズ部が所定のピッ
    チで配列されたレンチキュラーレンズ層および前記レン
    チキュラーレンズ層の裏面に接する記録層を持つレンチ
    キュラープリント媒体を搬送するための搬送手段と、前
    記レンチキュラープリント媒体の前記記録層にインクを
    吐出することによって複数視点画像に対応した入力画像
    情報をもとに画像を記録する記録手段を搭載するための
    キャリッジと、前記略半円柱状レンズ部の所定のピッチ
    を検出するピッチ検出手段と、前記ピッチ検出手段によ
    る検出結果にもとづいて前記記録手段および前記搬送手
    段の駆動を制御する制御手段とが設けられたインクジェ
    ット記録装置において、 前記記録層は、前記レンチキュラーレンズ層と接する面
    とは反対側の面に、前記所定のピッチと同一ピッチでも
    って、前記略半円柱状レンズ部の母線方向に沿って設け
    られた第1の記録層分離部材と、前記略半円柱状レンズ
    を介した複数の 視差画像に対応したピッチでもって、前
    記半円柱状レンズ部の母線方向に沿って前記第1の記録
    層分離部材の間に複数設けられた第2の記録層分離部材
    と、からなる記録層分離手段を有し、 前記ピッチ検出手段は前記第1の記録層分離部材検出
    することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジは、前記略半円柱状レン
    ズ部の母線方向と直交する方向に沿って走査することを
    特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記録層分離部材と前記第2の
    記録層分離部材は、前記記録層の前記レンチキュラーレ
    ンズ層と接する面とは反対側の面上に、前記略半円柱状
    レンズ部の母線方向に沿って設けられた凸部形状をなす
    リブであって、前記第1の記録層分離部材は、前記第2
    の記録層分離部材よりも凸部の高さが高く、 前記ピッチ検出手段は、光学的に前記第1の記録層分離
    部材を検知することにより、前記所定のピッチを検出す
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記ピッチ検出手段の
    検出結果にもとづいて所定の吐出タイミングでもって前
    記記録手段からインクを吐出することを特徴とする請求
    項4ないしのいずれか一項に記載のインクジェット記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記画像の階調表現は、面積階調法によ
    るもので、前記レンチキュラーレンズの一ピッチ内に記
    録される前記複数の視差画像それぞれに対応した面積階
    調マトリックスは、前記レンチキュラーレンズの母線方
    向を長手とした長方形マトリックスパターンで構成され
    ることを特徴とする請求項4ないしのいずれか一項に
    記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記面積階調法でなされる階調補正は誤
    差分散法であり、該誤差分散法における誤差の分散方向
    は前記レンチキュラーレンズの母線方向であることを特
    徴とする請求項記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の視差画像を、一枚の原画像
    と残りの差分画像として画像処理することを特徴とする
    請求項4ないしのいずれか一項に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  11. 【請求項11】 インクジェット記録手段を搭載するイ
    ンクジェット記録装置を用い、かつ複数の略半円柱状レ
    ンズ部が所定のピッチで配列されたレンチキュラーレン
    ズ層および前記レンチキュラーレンズ層の裏面に接する
    記録層を持つレンチキュラープリント媒体に画像を記録
    するためのインクジェット記録方法において、 前記プリント媒体を搬送するための搬送工程と、 前記レンチキュラープリント媒体の前記記録層にインク
    を吐出することによって複数視点画像に対応した入力画
    像情報をもとに画像を記録する記録工程と、 前記略半円柱状レンズ部の所定のピッチを検出するピッ
    チ検出工程と、 前記ピッチ検出手段による検出結果にもとづいて前記記
    録工程および前記搬送工程を制御する制御工程とを有
    し、 さらに、前記ピッチ検出工程は、前記プリント媒体の前
    記記録層前記レンチキュラーレンズ層と接する面とは
    反対側の面に、前記所定のピッチと同一ピッチでもっ
    て、前記略半円柱状レンズ部の母線方向に沿って設けら
    れた第1の記録層分離部材と、前記略半円柱状レンズを
    介して複数の視差画像に対応したピッチでもって、前記
    半円柱状レンズ部の母線方向に沿って前記第1の記録層
    分離部材の間に複数設けられた第2の記録層分離部材と
    からなる記録層分離手段のうち、前記第1の記録層分離
    部材検出することを特徴とするインクジェット記録方
    法。
  12. 【請求項12】 前記記録工程は、前記キャリッジを前
    記略半円柱状レンズ部の母線方向と直交する方向に沿っ
    て走査させて画像を記録することを特徴とする請求項
    記載のインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記ピッチ検出工程の検出結果にもと
    づいて所定の吐出タイミングでもって前記インクジェッ
    ト記録装置の記録手段からインクを吐出することを特徴
    とする請求項11または12に記載のインクジェット記
    録方法。
  14. 【請求項14】 前記画像の階調表現を面積階調法によ
    って行う工程を有し、前記レンチキュラーレンズの一ピ
    ッチ内に記録される前記複数の視差画像それぞれに対応
    した面積階調マトリックスは、前記レンチキュラーレン
    ズの母線方向を長手とした長方形マトリックスパターン
    で構成されることを特徴とする請求項11ないし13
    いずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
  15. 【請求項15】 前記面積階調法でなされる階調補正は
    誤差分散法であり、該誤差分散法における誤差の分散方
    向は前記レンチキュラーレンズの母線方向であることを
    特徴とする請求項14記載のインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の視差画像を、一枚の原画像
    と残りの差分画像として画像処理することを特徴とする
    請求項11ないし15のいずれか一項に記載のインクジ
    ェット記録方法。
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