JP3417723B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3417723B2
JP3417723B2 JP11587095A JP11587095A JP3417723B2 JP 3417723 B2 JP3417723 B2 JP 3417723B2 JP 11587095 A JP11587095 A JP 11587095A JP 11587095 A JP11587095 A JP 11587095A JP 3417723 B2 JP3417723 B2 JP 3417723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージスキャナ,フ
ァクシミリ,複写機等に適用される画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に知られている原稿サイズの検知方
法として、原稿を載置して原稿を読み取る画像読取装置
等では、実読み取り動作の前にプリスキャン処理を行
い、フォトインタラプタ等の検出手段により限られた定
型サイズを検知していた。また、複数枚の原稿を1枚ず
つ分離して読み取り位置まで搬送し、搬送された原稿自
体を移動して前記読み取り位置で光学的な読み取り手段
により画像データを読み取るようにした自動原稿搬送機
構(ADF)を備えた画像読取装置では、原稿の幅は、原
稿を規定の原稿ガイドに沿って突き当てて設置して、フ
ォトインタラプタ等の検出手段により検知していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、検出手段により定型サイズの原稿の検知し
か行えず、原稿の設置に制約を与えていた。また、プリ
スキャン動作に時間がかかり、読み取り時間の増加を招
いていた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決し、中
央処理装置(CPU)に負担をかけることがなく、定型外
サイズの原稿にも適用可能でさらにプリスキャン動作の
必要がない画像読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、1次元の光電変換素子を画像読み取りに
用いる読取素子を有し、原稿画像を光学的に読み取り、
画像データとして出力する画像読取装置において、画像
読み取りが可能な所定位置に設定されたサイズ検知位置
に均一濃度を有した部材を設け、搬送された原稿が前記
サイズ検知位置に現れた際に、この部材と原稿端部との
境を光学的に検知して、原稿位置と原稿幅とを検出し、
コントロール手段に対して割り込みを発生させて、前記
原稿位置と原稿幅のデータを送る手段を備え、前記コン
トロール手段が、原稿幅のデータが最大値になったと判
断したときに、前記読取素子を前記サイズ検知位置から
画像読取位置に移動させるように制御することを特徴と
する。
【0006】また、原稿先端の一方の角の部分を検知し
た時点から他方の原稿先端の角を検知するまでコントロ
ール手段に対して割り込みを発生させて、原稿のスキュ
ー量を検知させる手段を備えたことを特徴とする。
【0007】また、各ラインごとに検出した原稿位置と
原稿幅のデータを比較し、同一の位置および同一の幅で
割り込み時のデータを発生したことを検出する手段を有
することを特徴する。
【0008】また、1次元の光電変換素子を画像読み取
りに用いる読取素子を有し、原稿読み取り台に載置した
原稿画像を光学的に読み取り、画像データとして出力す
る画像読取装置において、前記原稿読み取り台に対向し
た原稿押え板の面に均一濃度の領域を設け、この領域と
載置した原稿の端部との境を光学的に検知して、原稿位
置と原稿幅とを検出し、コントロール手段に対して割り
込みを発生させて、前記原稿位置と原稿幅のデータを送
り、さらに、画像読み取り時に原稿の後端位置を検出し
たときに、コントロール手段に対して割り込みを発生さ
せて読み取りを終了したことを伝える手段を備え、前記
コントロール手段が、原稿幅のデータが最大値になった
と判断したときに、前記読取素子を前記原稿の端部に移
動させて画像読み取りを開始させ、前記原稿の後端位置
を検出した際の割り込みによって、画像読み取りを中止
させるように制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成によれば、搬送された原稿が所定位置
に設定されたサイズ検知位置に現れた際に、前記部材と
原稿端部との境を光学的に検知して、原稿位置と原稿幅
とを検出し、コントロール手段に対して割り込みを発生
させて、前記原稿位置と原稿幅のデータを送り、原稿の
サイズを検知する。このため、サイズの検知作業をソフ
ト検知(ポーリング制御)で行った場合、設定された時間
間隔で検知処理を行うので、作業がその時間間隔ごとに
行うことになるが、割り込みでは1回で処理ができるよ
うになり、コントロール手段に負担をかけることがなく
原稿のサイズが検知できたことをコントロール手段に知
らせることができる。
【0010】また、原稿先端の一方の角の部分を検知し
た時点からもう一方の原稿先端の角を検知するまでコン
トロール手段に対して割り込みを発生させることで、コ
ントロール手段に負担をかけることなく原稿のスキュー
量が検知できたことを知らせることができる。
【0011】また、原稿にスキューが発生している場合
は、原稿先端の一方の角の部分を検知した時点からもう
一方の原稿先端の角を検知するまでにおける原稿位置と
原稿幅のデータに変化が有る。しかし、同一の位置およ
び同一の幅で割り込み時のデータを発生している場合は
ゴミ等の異物が付着しているものとすることにより、原
稿を検知したのかそれ以外のものを誤検知したのかを判
断することが可能となる。 また、コントロール手段に
負担をかけることなく原稿の後端まで画像を取り込んだ
ことを知らせることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例の内部の構成図
であり、1は装置本体、2は装置本体1の右側上部に載
置された自動給紙装置(以下、ADFと称する)、3は装
置本体1の上部に載置された原稿読み取り台、4は第1
の走行体を示し、この第1の走行体4には原稿に光を照
射する光源4aと原稿からの反射光の光路を偏向するミ
ラー4bとが備えられている。なお、第1実施例では光
源4aとして蛍光灯が適用されている。5は第2の走行
体を示し、この第2の走行体5にはミラー4bからの光
を受け光路を180度変えるミラー5aとミラー5bとが備
えられている。6は第2の走行体5からの光を集束させ
るレンズ、7はレンズ6からの光を光電変換する1次元
の光電変換素子(以下、CCDと称する)、8は第1,第
2の走行体4,5を駆動するステッピングモータを示
し、装置本体1内部において前記した第1,第2の走行
体4,5、レンズ6、CCD7およびステッピングモー
タ8によって露光走査光学系9が構成されている。な
お、この露光走査光学系9の下段の構成についての説明
はここでは省略する。
【0014】また、10は複数の原稿を1枚ずつ原稿読み
取り台3方向に自動給紙するADFユニット、11はAD
Fユニット10に設置された原稿台、12はADFユニット
10内に設けられたステッピングモータ、13は原稿、14
は、装置本体1の上部に回動可能に設けられ、かつ原稿
13を原稿読み取り台3上に密着させる原稿押え板、15は
シェーディング補正用として原稿読み取り台3の端部に
配置された白基準板、31は均一濃度部材を示す。ADF
2は主に前記したADFユニット10、原稿台11および原
稿押え板14等から構成されている。
【0015】図2は図1の露光走査光学系により読み取
られた画像データの処理を行うための制御回路の構成を
示すブロック図であり、16は全体の制御を行う中央処理
装置(以下、CPUと称する)、17は光源4aのオン/オフ
させる光源ドライバ、18はCCD7を駆動させるCCD
駆動部、19はCCD7からの画像データに所定の処理を
施す画像処理部、20はステッピングモータ8を駆動させ
るモータドライバ、25はスキャンバッファ、26はスキャ
ンバッファ25内のデータを外部のホストコンピュータ
(図示せず)等の装置に出力するための制御を行うI/F
コントローラ、27はスキャンバッファ25の画像データの
入出力管理を行うバッファコントローラ、28はステッピ
ングモータ12を駆動させるモータドライバを示す。
【0016】また、図5は、図2における最も基本的な
画像処理部の内部の構成を示すブロック図であり、21は
CCD7からのアナログビデオ信号aに対してディジタ
ル変換等の処理を行うアナログビデオ処理部、22はアナ
ログビデオ処理部21からの信号に対してシェーディング
補正を行うシェーディング補正処理部、23はシェーディ
ング補正処理部22からの信号に対して各種の画像データ
処理を行う画像データ処理部、24は画像データ処理部23
からの信号に対して所望とする2値化処理を行う2値化
処理部を示す。
【0017】次に、画像データの読み取りの基本動作に
ついて説明する。
【0018】原稿読み取りモードとしては、図3に示す
ような原稿読み取り台3を用い、原稿13を所定の位置に
載置して画像データの読み取りを行うブックモードと、
図4に示すようなADF2を用い、原稿13を搬送しなが
ら画像データの読み取りを行うADFモードとがある。
そこで、まず、図3に示すようなブックモードにおける
画像データの読み取りの基本動作について図1〜図3を
参照しながら説明する。
【0019】原稿13を原稿押え板14下の原稿読み取り台
3上にセットした後、CPU16は光源ドライバ17を動作
させることにより光源4aがオンになる。次に、CCD
駆動部18はCCD7を駆動することにより白基準板15が
読み取られ、読み取られたデータに対し画像処理部19内
のA/Dコンバータ(図示せず)でアナログディジタル変
換を行い、画像データのシェーディング補正用の基準デ
ータとして画像処理部19内のRAM(図示せず)に記憶さ
れる。さらにCPU16は、モータドライバ20を駆動させ
てステッピングモータ8を動作させることにより、第1
の走行体4を原稿13がセットされてある方向へ移動させ
る。このとき第1の走行体4,第2の走行体5が原稿面
を一定速度で走査することにより、原稿13の読取データ
がCCD7により光電変換され、アナログビデオ信号a
が作成される。
【0020】アナログビデオ信号aは、図5に示すよう
に、アナログビデオ処理部21でディジタル変換の処理ま
で行われた後、シェーディング補正処理部22、画像デー
タ処理部23により、それぞれシェーディング補正、各種
の画像データ処理が行われ、2値化処理部24により、所
望とする2値化処理された2値化データbが作成され
る。その後、図2に示すように、その2値化データbは
バッファコントローラ27の入出力管理のもとで、スキャ
ンバッファ25に順次記憶されていく。そして、I/Fコ
ントローラ26の制御のもとでスキャンバッファ25内のデ
ータがホストコンピュータ(図示せず)等に送られる。
【0021】次に、図4に示すADFモードにおける画
像データ読み取りの基本動作について説明する。なおこ
の場合における原稿読み取り位置は白基準板15の位置と
同位置である。
【0022】まず、均一濃度部材31の位置に第1の走行
体4を位置付ける。次にCPU16は、モータドライバ28
を介してステッピングモータ12を駆動させることによ
り、原稿台11にセットされた原稿13が、分離ローラ29、
搬送ローラ30によって搬送され、均一濃度部材31と原稿
読み取り台3との間を原稿13の先端が通過する。この
時、原稿13の位置およびサイズが検出される。なお、こ
の時の原稿の位置およびサイズが検出に関する制御につ
いては後述する。
【0023】その後、CPU16は、モータドライバ20を
介してステッピングモータ8を駆動させることにより、
第1の走行体4を原稿読み取り位置まで移動させ、その
場で停止させる。そして原稿読み取り位置上に原稿13を
一定速度で搬送し、同時に第1の走行体4は停止したま
まで原稿面の画像データを走査し、読取データをCCD
7に送る。以下、図3に示すブックモードと同様の処理
を行い、2値化された画像データはスキャンバッファ25
に記憶され、I/Fコントローラ26を介してホストコン
ピュータ(図示せず)等に送られる。
【0024】次に、原稿の位置およびサイズ検出に関
する制御について説明する。
【0025】上述した本実施例の画像読取装置には、主
走査方向、副走査方向の位置を示すカウント値を出力す
る画素カウンタおよびラインカウンタが備えられてお
り、この2つのカウンタのカウンタ値で読み取りポイン
トを示すことができる構造となっている。また、本実施
例では、図1にて示すように、ADFユニット10上にお
ける白基準板15に対して原稿搬送方向前段、および原稿
押え板14の原稿読み取り台3に対向する面に対し、均一
濃度の面を有する均一濃度部材31が付いている。この均
一濃度部材31の濃度は原稿地肌濃度との切り分けが目的
であるため、原稿地肌濃度に対して確実に切り分けられ
る濃度に設定しなければならない。なお、一般的な白原
稿の濃度レベルはオプティカルデンシティ値(O.D値)
0.1程度であるので、この濃度との切り分けができる濃
度を有すれば良い。
【0026】図6(a)は、均一濃度部材の主走査方向の
濃度レベル分布を示す分布図であり、本実施例では、黒
をレベル大、白をレベル小として説明する。ここでは説
明簡略化のため、均一濃度である均一濃度部材31を読み
取って均一濃度レベルを出力したように示してある。ま
た、均一濃度部材31の主走査方向の端部も、a位置、b
位置のように図示しているが、特に限定はしない。そし
て図中a位置を画素カウンタの1画素目とし、画素カウ
ンタが主走査方向の各画素に対応させて順次カウントア
ップしていくものとする。
【0027】図6(b)は、均一濃度部材31の領域におい
て原稿を検出した際の濃度レベルの分布例を示す説明図
であり、c位置が主走査方向に対する原稿濃度分布の開
始位置、d位置が主走査方向に対する原稿濃度分布の終
了位置、c位置からd位置までが原稿13の幅を示す。こ
れらc位置とd位置とも主走査方向の画素カウンタによ
りポイント位置が数値化されており、以降このアドレス
で示すポイントが原稿13の位置と幅を示す。また、副走
査方向の変移は、副走査方向のラインカウンタによって
数値化され、アドレス情報として示すことができる。
【0028】次に、ADF2を使用した際の原稿サイズ
の検知処理について説明する。
【0029】まず、図7に示すように、原稿サイズ検知
位置Xに対して原稿13の先端部が確実に現れるまで原稿
13を搬送し、その時の原稿幅情報すなわちc位置とd位
置を検知する。検知が行えたならばその時点でCPU16
に対して割り込みを発生する。CPU16はその割り込み
を受け取り、原稿サイズ検知により得られたc位置、d
位置のアドレス値を読み込むことにより、原稿位置と原
稿幅情報が得られる。
【0030】原稿サイズの検知処理が終了した時点でC
PU16は、第1の走行体4を原稿読み取り位置に移動さ
せるとともに、原稿13もまた原稿読み取り位置に搬送さ
せる。また、CPU16は、原稿サイズ検知処理モードの
指定にしたがって、原稿データを読み取る前にホストコ
ンピュータにサイズデータを送る。ホストコンピュータ
はそのサイズデータにより読み取りエリアの指定をスキ
ャナに対して行うか、そのまま原稿読み取りを行い、得
られた画像データをホストコンピュータに送った後に、
原稿13の主走査方向副走査方向のサイズをホストコンピ
ュータに送ることにより、画像データを主走査同期の得
られた画像として画像再現させることができる。
【0031】なお、原稿13を搬送させながらの原稿読み
取りに対しての原稿サイズ検知においては、原稿13の後
端を読み取りデータから得ることはできないので、原稿
13を搬送する際の原稿有無を検出するフォトインタラプ
タ(図示せず)の検出により原稿後端を検出する。
【0032】次に、原稿がスキューを起こしている場合
の処理について説明する。
【0033】図7に示した例では原稿サイズ検知位置X
に対して原稿13が確実に現れるまで原稿13を搬送した
が、積極的にスキューを検知する場合には、原稿13が検
知位置に達する前から検知処理を開始する必要が有る。
【0034】スキュー検知処理を実行すると、原稿サイ
ズ検知位置Xにて、図8に示すように、原稿13の先端か
ら順に主走査方向のラインごとに原稿13の位置情報と原
稿幅を検知し、その度に割り込みをCPU16に対して発
生し、そして発生の度にその原稿13の位置情報と原稿幅
を所定のレジスタに書き込む。この書き込み処理をしな
がら前回割り込みが起きたときの原稿位置と原稿幅情報
をCPU16はレジスタより取り出し、今回割り込みが発
生した際の原稿位置と原稿幅情報と比べる。その結果、
原稿幅が異なれば原稿13がスキューを起こしていると判
断できる。
【0035】スキューに関する処理について図8,図9
を参照しながら具体例を上げて説明する。図9に示すラ
インAのデータ読み取りではまだ原稿13が出現していな
いため割り込みは発生していない。さらに原稿13を搬送
してラインBのデータの読み込み時に原稿先端が始めて
出現する。この時からCPU16に対して割り込みが発生
し、さらにCPU16は原稿13の位置情報と原稿幅情報を
レジスタに対して書き込む。次にラインCでの割り込み
発生によりラインBでの原稿13の位置情報と原稿幅情報
とをレジスタに書き込みながらラインCで割り込みが発
生した際のデータを読み込む。この時、両者の位置情報
と原稿幅情報とを比較する。この場合は、ラインCのデ
ータは原稿幅の方が明らかに広いため、原稿13がスキュ
ーを起こしており、かつ原稿幅はまだ最大幅まで大きく
なっておらずまだ広がっていく途中であるとCPU16は
判断する。
【0036】さらにラインCでの割り込みが発生した際
のデータをレジスタに書き込みながらラインDで割り込
みが発生した際のデータを読み込む。そして同様に、ラ
インCのデータとラインDのデータを比較し、この時も
またCPU16は原稿幅が広がっていると判断する。そし
て、次のラインEでの割り込み発生で始めてラインDで
の原稿幅と同じであると判断する。つまり原稿13の最大
幅まで原稿13を搬送したことになる。最大幅になったの
はラインDまでの搬送によるものであり、ラインEの幅
データは最大データであるかどうかを判断するためのデ
ータとして使用する。
【0037】このように原稿検知処理による割り込み処
理を行いながら原稿幅データを更新して行き、原稿幅最
大データを見つける。図9の例ではラインBからライン
Dまでの搬送距離がスキューによるズレ量となる。実際
にスキュー量を表現するには、図8に示すように、原稿
13の先端を検知したラインBの位置情報(X1,Y2)とラ
インDの位置情報(X2,Y3)、(X3,Y3)を用いる。ラ
インEでラインDのデータが最大と判断したCPU16
(図2参照)は、前記のデータをまとめ、ホストコンピュ
ータの指示によりこのスキューデータと原稿位置,幅デ
ータを画像データの読み込み前にホストコンピュータに
送るか、後に送るかの判断を行う。何れにしろ検知終了
時点で第1の走行体4を原稿読み取り位置に移動し、ま
た原稿13にも原稿読み取り位置に搬送して原稿読み取り
を行う。
【0038】ところで、図8,図9に示す方法では、原
稿サイズ検知位置にゴミ等の異物が付着している場合、
そのゴミ等を原稿先端情報として誤検知する可能性が有
る。そこで次に、ゴミ等で誤検知を発生しない処理方法
を説明する。検知処理においては図8に示したように原
稿幅が原稿先端の位置データを覆うように成長してい
く。この時、ゴミ位置は変わらないので何度も同じ位
置、幅で割り込み時のデータとして発生する。よって同
じ位置、幅で割り込みが発生する場合にはゴミとして判
断し、以降この位置でのデータはスキュー量を検知する
ためデータから削除し、それ以外の位置で割り込みが発
生したデータを原稿13であると判断する。本処理により
原稿のスキュー量を正しく計ることができる。
【0039】次に、原稿13(図1参照)を原稿読み取り台
3に載置しての画像読み取りにおける原稿サイズ検知処
理について説明する。なお、原稿13は、図10に示すよう
に、原点位置に突き当ててセットするものとする。この
場合もADF2による原稿搬送における検知処理時と同
様に、原稿13とそれ以外の領域との切り分けが必要であ
るため、原稿13を押える原稿押え板14の裏には均一濃度
領域32が設けられており、この均一濃度領域32の濃度
は、均一でかつ原稿地肌濃度との切り分け可能なものに
設定されている。
【0040】原稿サイズ検知処理の動作は、まず、均一
濃度領域32内でかつ原稿先端を確実に判断できる位置に
原稿13を配置し、第1の走行体4,第2の走行体5を移
動させて走査して前述したADF2による原稿サイズ検
知処理時と同様な制御を行い、その検知データにより、
原稿読み取りの原稿幅と位置の設定を行う。いま原稿13
は、原点位置に対して突き当ててセットされているの
で、原稿読み取りは原点のラインより行う。その際に、
原稿13の後端位置を検出するために原稿13内の確実に原
稿13が有ると判断できかつ原稿13内の画像データ中の濃
度により原稿サイズ検知を妨げられない原稿13の原点側
の側面より内側の画像データをトレース処理する。以降
同一の読み取り位置にて副走査方向に原稿13を読み取り
ながら原稿13の濃度により原稿13の有無を検知する。
【0041】もし、副走査方向に原稿13の読み取りが終
了したならその時点で原稿13の濃度ではなく原稿押え板
14の裏の濃度となる。原稿濃度から均一濃度領域32濃度
への切り替わりを検知し、CPU16(図2参照)に対して
割り込みを発生する。CPU16はこの割り込みを受けて
原稿13の読み取り処理を中止し、第1の走行体4,第2
の走行体5の移動をストップする。また、原稿13の終了
の割り込み発生時に、CPU16は副走査のラインカウン
タのカウント値を検出する。このカウント値により読み
込んだ画像データのライン数を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明した通りに構成された本発明
によれば、次に記載する効果を奏する。
【0043】請求項1記載の構成によれば、原稿のサイ
ズが検知できた時点で、CPUに対して割り込みを発生
させてデータを送るため、従来のプリスキャン動作より
もCPUに負担が軽減され、処理速度を上げることが可
能となる。
【0044】請求項2記載の構成によれば、スキュー量
が検知にかかるCPUの負担を軽減させることができる
ため、処理速度を上げることが可能となる。
【0045】請求項3記載の構成によれば、ゴミ等の異
物が付着しているものとすることにより、原稿を検知し
たのかそれ以外のものを誤検知したのかを判断すること
が可能となり、サイズ検知の精度を向上させることがで
きる。
【0046】請求項4記載の構成によれば、原稿のサイ
ズが検知できた時点で、CPUに対して割り込みを発生
させてデータを送るため、従来のプリスキャン動作より
もCPUに負担が軽減され、処理速度を上げることが可
能となる。しかも、CPUに負担をかけることなく原稿
の後端まで画像を取り込んだことを知らせることがで
き、処理速度を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内部の構成図である。
【図2】図1の露光走査光学系により読み取られた画像
データの処理を行うための制御回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】ブックモードにおける画像データの読み取りの
基本動作について説明するための側面図である。
【図4】ADFモードにおける画像データの読み取りの
基本動作について説明するための側面図である。
【図5】図2における最も基本的な画像処理部の内部の
構成を示すブロック図である。
【図6】主走査方向の濃度レベル分布を示す分布図であ
る。
【図7】原稿サイズ検知の説明図である。
【図8】スキュー発生の説明図である。
【図9】スキュー発生時の濃度レベルの推移の説明図で
ある。
【図10】上面から見た、原稿を載置した際の原稿押え
板と原稿の位置を示す透視図である。
【符号の説明】
1…装置本体、 2…自動給紙装置(ADF)、 3…原
稿読み取り台、 4…第1の走行体、 4a…光源、
4b…ミラー、 5…第2の走行体、 5a,5b…ミラ
ー、 6…レンズ、 7…光電変換素子(CCD)、
8,12…ステッピングモータ、 9…露光走査光学系、
10…ADFユニット、 11…原稿台、 13…原稿、
14…原稿押え板、 15…白基準板、 16…中央処理装置
(CPU)、 17…光源ドライバ、 18…CCD駆動部、
19…画像処理部、 20,28…モータドライバ、 21…
アナログビデオ処理部、 22…シェーディング補正処理
部、 23…画像データ処理部、 24…2値化処理部、
25…スキャンバッファ、 26…I/Fコントローラ、
27…バッファコントローラ、 29…分離ローラ、 30…
搬送ローラ、 31…均一濃度部材、 32…均一濃度領域

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次元の光電変換素子を画像読み取りに
    用いる読取素子を有し、原稿画像を光学的に読み取り、
    画像データとして出力する画像読取装置において、画像
    読み取りが可能な所定位置に設定されたサイズ検知位置
    に均一濃度を有した部材を設け、搬送された原稿が前記
    サイズ検知位置に現れた際に、この部材と原稿端部との
    境を光学的に検知して、原稿位置と原稿幅とを検出し、
    コントロール手段に対して割り込みを発生させて、前記
    原稿位置と原稿幅のデータを送る手段を備え、前記コン
    トロール手段が、原稿幅のデータが最大値になったと判
    断したときに、前記読取素子を前記サイズ検知位置から
    画像読取位置に移動させるように制御することを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿先端の一方の角の部分を検知した時
    点から他方の原稿先端の角を検知するまでコントロール
    手段に対して割り込みを発生させて、原稿のスキュー量
    を検知させる手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 各ラインごとに検出した原稿位置と原稿
    幅のデータを比較し、同一の位置および同一の幅で割り
    込み時のデータを発生したことを検出する手段を有する
    ことを特徴する請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 1次元の光電変換素子を画像読み取りに
    用いる読取素子を有し、原稿読み取り台に載置した原稿
    画像を光学的に読み取り、画像データとして出力する画
    像読取装置において、前記原稿読み取り台に対向した原
    稿押え板の面に均一濃度の領域を設け、この領域と載置
    した原稿の端部との境を光学的に検知して、原稿位置と
    原稿幅とを検出し、コントロール手段に対して割り込み
    を発生させて、前記原稿位置と原稿幅のデータを送り、
    さらに、画像読み取り時に原稿の後端位置を検出したと
    きに、コントロール手段に対して割り込みを発生させて
    読み取りを終了したことを伝える手段を備え、前記コン
    トロール手段が、原稿幅のデータが最大値になったと判
    断したときに、前記読取素子を前記原稿の端部に移動さ
    せて画像読み取りを開始させ、前記原稿の後端位置を検
    出した際の割り込みによって、画像読み取りを中止させ
    るように制御することを特徴とする画像読取装置。
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