JPH0927909A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0927909A
JPH0927909A JP7177515A JP17751595A JPH0927909A JP H0927909 A JPH0927909 A JP H0927909A JP 7177515 A JP7177515 A JP 7177515A JP 17751595 A JP17751595 A JP 17751595A JP H0927909 A JPH0927909 A JP H0927909A
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JP7177515A
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Yoshiharu Niito
嘉春 新戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地肌追従モードにおける読取範囲を自動的に
設定する。 【解決手段】 一次元的に並設されたCCD16によって
原稿Dの画像情報を読み取り、その読取データによって
画像処理部27にて画像データ処理を行うと共に原稿サイ
ズを検知し、CPU20は、原稿地肌の濃度に応じて読み
取りを行う地肌追従読取モードの設定時に、前記画像処
理部27にて原稿サイズの検知情報に基づき原稿地肌のピ
ークレベルを検出する範囲を設定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,複写機,原稿走査用のスキャナ等に適用される原稿
読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿読取装置において、特開昭61
-256865号公報,特開平3-268566号公報等に示されるよ
うに、より適正な原稿の画像データを得るために、原稿
地肌濃度に依存しない絶対白基準を用いて読み取りを行
う絶対白基準読取モードと、原稿地肌の濃度(相対白基
準)に応じて読み取りを行う地肌追従読取モードとを適
宜選択可能にしたものがある。
【0003】前記地肌追従読取モードでは、原稿の読み
取りおよび相対白基準を定める原稿地肌のピークレベル
を検出するため読取・検出範囲を設定する必要がある。
そして、その設定は、原稿読取装置が接続されたホスト
コンピュータ側から原稿サイズ等の原稿情報を入力する
ことで行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の装置では、
原稿地肌の検出のためホストコンピュータ側からその検
出範囲を設定する必要があったが、その設定を必要とせ
ずに自動的に設定されるような構成が望まれていた。
【0005】本発明は、前記地肌追従モードにおける読
取範囲が自動的に設定されるようにした画像読取装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、一次元的に並設された光電変換素子によ
って原稿の画像情報を読み取ると共に原稿サイズを検知
することが可能であり、かつ原稿地肌濃度に依存しない
絶対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読取モー
ドと、原稿地肌の濃度に応じて読み取りを行う地肌追従
読取モードとを設定可能な画像読取装置において、地肌
追従読取モード設定時に、原稿サイズの検知情報に基づ
き原稿地肌のピークレベルを検出する範囲を設定する手
段を備えたことを特徴とする。
【0007】また前記画像読取装置において、原稿サイ
ズの検知のためのプレスキャンを行わせ、地肌追従読取
モード設定時に、原稿サイズの検知情報に基づき原稿地
肌のピークレベルを検出する範囲を設定し、原稿の画像
情報の読み取りのためのスキャンを行わせる手段を備え
たことを特徴とする。
【0008】また前記画像読取装置において、原稿の画
像情報の読取時に原稿先端部を絶対白基準読取モードに
て読み取り、同時に原稿サイズの検知を行い、この原稿
サイズの検知情報に基づき原稿地肌のピークレベルを検
出する範囲を設定し、その後、地肌追従読取モードを設
定して原稿の画像情報の読み取りを行わせる手段を備え
たことを特徴とする。
【0009】さらに、本発明は、一次元的に並設された
光電変換素子によって原稿の画像情報を読み取ると共に
原稿スキュー状態を検知することが可能であり、かつ原
稿地肌濃度に依存しない絶対白基準を用いて読み取りを
行う絶対白基準読取モードと、原稿地肌の濃度に応じて
読み取りを行う地肌追従読取モードとを設定可能な画像
読取装置において、地肌追従読取モード設定時に、原稿
スキュー状態の検知情報に基づき原稿地肌のピークレベ
ルを検出する範囲を設定する手段を備えたことを特徴と
する。
【0010】また前記画像読取装置において、地肌追従
読取モード設定時に、原稿スキュー状態の検知情報に基
づき原稿地肌のピークレベルを検出する範囲を原稿存在
範囲の内側に設定する手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施形態であるスキャ
ナ装置の構成図であり、1は装置本体2の右側上部に設
けられた公知の自動原稿給紙装置(ADF)、3はADF
1内部に設けられた原稿給紙用のステッピングモータ、
4は原稿セット台、5は装置本体2の上面に設けられた
原稿読取台であるコンタクトガラス、6は、ADF1に
一体的に形成され、コンタクトガラス5表面を開閉する
ことが可能な原稿押え板、7はADF1の下部のコンタ
クトガラス5の右端部に設けられたシェーディング補正
時に読み取られる公知の白基準板である。
【0013】装置本体1内部には、光源(例えば蛍光灯)
10とミラー11とを備えた第1の走行体12と、一対のミラ
ー13,14を備えた第2の走行体15と、原稿読み取りの主
走査方向に一次元的に並設された光電変換素子(例えば
CCD等)16と、前記第2の走行体15からの原稿像を光
電変換素子16上に結像させるレンズ17と、前記両走行体
12,15を駆動するステッピングモータ18等が設けられて
いる。
【0014】図2は本スキャナ装置における制御回路を
示すブロック図であり、CPU(中央演算処理部)20に
は、原稿給紙用のステッピングモータ3のモータドライ
バ21と、走行体駆動用のステッピングモータ18のモータ
ドライバ22と、蛍光灯10のドライバ23と、CCD16のド
ライバ24と、メモリ素子であるROM25,RAM26と、
後で詳述する画像処理部27と、スキャンバッファ28と、
このスキャンバッファ28に対するデータの入出力管理を
行うバッファコントローラ29と、スキャンラインに対応
したラインバッファ30と、ホストコンピュータ等の外部
機器とのインターフェースをコントロールするインター
フェース(I/F)コントローラ31等が接続され、制御信
号等の授受を行っている。
【0015】図3は前記画像処理部の構成を示すブロッ
ク図であり、画像処理部27は、アナログビデオ信号を処
理するアナログビデオ処理部35と、シェーディング補正
処理部36と、画像データ処理部37と、2値化処理部38
と、タイミング信号を発生するタイミング発生部39等か
らなる。
【0016】前記スキャナ装置において、原稿読取モー
ドとして、図4に示すように、コンタクトガラス5上に
原稿Dを載置して第1の走行体12を移動させることによ
って、原稿の画像情報を読み取る原稿固定式読取モード
と、図5に示すように、ADF1を用い、原稿セット台
4に積載された原稿Dを順次給紙して、白基準板7部分
の読取位置で固定状態の第1の走行体12にて原稿の画像
情報を読み取るADF式読取モードとがある。
【0017】次に前記スキャナ装置の基本動作を説明す
る。
【0018】前記原稿固定式読取モードでは、原稿Dを
原稿押え板6下のコンタクトガラス5表面にセットし、
スタートキーを投入すると、CPU20は、蛍光灯ドライ
バ23を動作させて蛍光灯10を点灯して、CCDドライバ
24によって駆動されるCCD16にて白基準板7を読み取
り、画像処理部27において画像データのシェーディング
補正用の基準データを得て、その基準データを画像処理
部27内の図示しないメモリに記録しておく。
【0019】さらに、CPU20は、モータドライバ22を
介して走行体駆動用のステッピングモータ18を駆動さ
せ、第1の走行体12を原稿Dの副走査方向へ移動させ
る。この第1の走行体12の移動時に原稿Dの画像情報が
CCD16にて読み取られることになる。そして、図3に
示すように、CCD16で光電変換されたアナログビデオ
信号aは、画像処理部27のアナログビデオ処理部35でデ
ジタル変換処理が行われた後、シェーディング補正処理
部36と画像データ処理部37とにより、それぞれシェーデ
ィング補正および各種の画像データ処理が施され、2値
化処理部38では2値化処理が行われて2値化データbと
して出力される。その後、前記2値化データbは、図2
のスキャンバッファ28に順次記録される。このスキャン
バッファ28内のデータは、I/Fコントローラ31の制御
を受けて、外部のホストコンピュータ等に出力されるこ
とになる。
【0020】ADF式読取モードでは、白基準板7が読
み取られた後、CPU20は、モータドライバ21を介して
原稿給紙用のステッピングモータ3を駆動させ、原稿セ
ット台4に載置された原稿を1枚ずつコンタクトガラス
5における原稿読取位置方向へ搬送させるようにする。
このとき、原稿は一定速度にて搬送され、第1の走行体
12が停止した状態で原稿Dの画像情報をCCD16にて読
み取る。CCD16で光電変換されたアナログビデオ信号
の処理は、前記原稿固定式読取モードと同様に行われ、
スキャンバッファ28に順次記録される。このスキャンバ
ッファ28内のデータは、I/Fコントローラ31の制御を
受けて、外部のホストコンピュータ等に出力されること
になる。
【0021】本スキャナ装置では、原稿読み取りの主走
査方向,副走査方向にそれぞれ画素カウンタ,ラインカ
ウンタを設けており、このカウンタ値により読み取りポ
イントを示すことが可能になっている。画素カウンタと
ラインカウンタとしては、例えばCPU20に各カウンタ
に対応する機能を備えさせることが考えられる。
【0022】次に、原稿の位置および幅の検出について
説明する。
【0023】原稿の位置,幅を検出するためには原稿の
端部を検出する必要があり、例えば、ADF1における
原稿読取位置近傍に、図6に示すような、均一濃度を呈
する均一濃度部材40を設け、この均一濃度部材40上に原
稿サイズ検知位置Xを設定して、原稿Dとの濃度差を検
出する。この場合の均一濃度は読み取る原稿の地肌濃度
との切り分けが目的であるから、原稿地肌濃度に対して
確実に切り分けられる濃度とする。標準的な白原稿の濃
度レベルは、O.D.(光学密度)値0.1程度であるので、
この濃度と切り分けられる濃度を有すればよい。
【0024】図7(a)に前記均一濃度部材の濃度レベル
の分布例を示した。なお、ここでは黒をレベル大、白を
レベル小として説明する。また説明簡略化のため、均一
濃度部材40を第1の走行体12,CCD16で読み取って均
一濃度レベルを出力したように示しているが、実際には
濃度のゆらぎを多分に持っている。図示したA位置は主
走査方向の読取開始位置である。またB位置は主走査の
読取終了位置を示す。また均一濃度部材40の主走査方向
の端部も、A位置,B位置のように図示しているが、特
には限定しない。
【0025】A位置で主走査方向の画素カウンタの1画
素目とし、順次カウントアップしていく。図7(b)は原
稿を検出した際の濃度レベルの分布例を示す説明図であ
る。図でわかるように、C位置で主走査方向に対する原
稿濃度分布の開始を示し、C位置よりD位置までが原稿
の幅を示す。C位置とD位置とで主走査方向の画素カウ
ンタにより、ポイント位置を数値化し、以後このアドレ
スで示すポイントが原稿の位置と幅を示す。
【0026】原稿サイズの検出動作をより具体的に説明
する。
【0027】ADF式読取モード時において、図6のよ
うに、均一濃度部材40における原稿サイズ検知位置Xに
対して原稿Dが確実に現われるまで原稿Dを搬送し、そ
のときの原稿幅を上述のようにして検知する。この検知
が行われると、その時点でCPU20に対して割り込みを
発生する。CPU20は、割り込み信号を受け取ると、原
稿サイズ検知により得られたC位置,D位置のアドレス
値を読み込むことにより、原稿の位置とその幅情報を得
ることができる。検知処理が終了した時点で、CPU20
は第1の走行体12を原稿読取位置に移動させ、原稿Dも
また原稿読取位置に搬送させる。
【0028】CPU20は、原稿サイズ検知処理のモード
の指定に従って、原稿データを読み取る前にホストコン
ピュータに原稿サイズデータを出力し、ホストコンピュ
ータが原稿サイズデータにより読取エリアの指定をスキ
ャナ装置に対して行うか、あるいは前記原稿サイズデー
タによってそのまま原稿の読み取りを行う。そして、読
取データ(画像データ)をホストコンピュータに送った後
に、原稿の主走査方向と副走査方向のサイズをホストコ
ンピュータに送ることにより、ホストコンピュータに送
った画像データにて主走査同期が得られた画像として画
像再現させることができる。
【0029】なお、搬送させながらの原稿読み取りに対
しての原稿サイズ検知は、原稿の後端を読取データから
得ることができないので、原稿を搬送する際の原稿有無
を検出する検出手段(図示せず)の検出結果によって原稿
後端を検出することによって行う。
【0030】原稿固定式読取モードにおいて、原稿D
は、コンタクトガラス5表面において所定のサイズ規定
部(原点付き当て)に側部を当接させてセットされ、しか
も、原稿押え板6にてコンタクトガラス5表面に押圧さ
れる。原稿サイズの検出には、既述したように原稿との
切り分けが必要であるから、原稿押え板6の原稿押圧面
は、原稿地肌濃度に対して確実に切り分けられる均一濃
度にする。さらに、原稿先端を確実に判断できる位置で
原稿サイズ検出を行い、その検出データによって原稿読
み取りの原稿幅と位置との設定を行う。
【0031】すなわち、原稿Dはサイズ規定部に対して
当接セットされているので、第1の走行体12およびCC
D16による読み取りはサイズ規定部の原点ラインから行
う。その際に、原稿の後端位置を検出するために、原稿
範囲内の原稿が確実にあると判断でき、かつ原稿範囲内
の画像データ中の濃度により原稿サイズ検出が妨げられ
ない原稿の原点側の側面から内側の画像データを走査す
るようにする。
【0032】そして、同一の読取位置にて副走査方向に
原稿を読み取りながら、原稿の濃度によって原稿の有無
を検出する。副走査方向の原稿の読み取りが終了した時
点で、原稿の濃度はなく、原稿押え板6の濃度となる。
この原稿濃度から原稿押え板濃度への切り替わりを検出
すると、CPU20に対して割り込み信号を発生する。C
PU20は、割り込み信号を受けると原稿の読み取り処理
を中断させ、第1の走行体12の移動を停止させる。ま
た、前記割り込み発生時にCPU20は、副走査のライン
カウンタのカウント値を検出し、このカウント値により
読み込んだ画像データのライン数を得る。
【0033】本スキャナ装置では、原稿地肌濃度に依存
しない絶対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読
取モードと、原稿地肌の濃度(相対白基準)に応じて読み
取りを行う地肌追従読取モードとのいずれかのモードを
選択使用できるようにしてある。これらの両モードにお
ける読取動作について、以下説明する。
【0034】図8は図3のアナログビデオ処理部35の構
成を詳細に示す回路図であり、50,51は増幅器、52,53
はアナログスイッチ、54はコンデンサ、55は抵抗、56は
ツェナーダイオード、57はA/D変換器である。
【0035】図8において、CCD16の光電変換によっ
て得られた原稿情報のアナログビデオ信号aは、増幅器
50によって増幅され、A/D変換器57に入力されてデジ
タル信号に変換される。ここで、絶対白基準読取モード
時には、A/D変換器57の基準電圧としてツェナーダイ
オード56により生成される電圧VAがアナログスイッチ5
3によって選択される。コンデンサ54には、画像データ
処理部37によって生成される後述する信号(WHGT)
と、アナログスイッチ52により白基準板7の読み取りに
よって得られる白色信号のピーク値が保持される。
【0036】地肌追従読取モードが選択された場合に
は、コンデンサ54によって保持されている電圧VBが、
増幅器51を介してアナログスイッチ53によりA/D変換
器57の基準電圧として加えられる。画像データ処理部37
では、上述した原稿サイズ検知によって得られた原稿主
走査方向のサイズ情報を基に、原稿地肌ピークレベル検
出を行う範囲を決定して図7(b)のWHGT信号を生成
する。図7(b)の例では、原稿サイズ(C〜Dの範囲)に
対して内側に、原稿地肌ピークレベル検出を行う範囲
(WHGT信号)が設定される。前記コンデンサ54の保持
電圧の更新を毎主走査ごとに行って、原稿地肌の濃度に
応じた画像データの読み取りを行う。
【0037】このようにすることによって、ホストコン
ピュータからの外部入力を受けることなく、スキャナ装
置が具備する原稿サイズ検出する機能を用いて、原稿の
地肌追従読取を行う範囲を自動的に設定でき、原稿地肌
濃度に応じた読み取りが可能になる。
【0038】また、両モードにおける読取動作として
は、前記A/D変換器57の基準電圧がVAになるように
アナログスイッチ53を選択し、絶対白基準読取モードに
より原稿サイズを検出するためのプレスキャン動作を行
い、原稿先端部で主走査方向の原稿サイズを検出した後
に、前記画像データ処理部37が原稿地肌ピークレベルの
検出を行う範囲を決定し、2回目の本スキャン時にWH
GT信号を生成して地肌追従読取モードによる原稿の読
み取りを行うことも考えられる。
【0039】このように原稿固定式読取モード時に、原
稿サイズの検出を原稿先端部のプレスキャンによって行
うことによって、地肌追従読み取りを行う範囲を自動的
に設定することができる。
【0040】さらに、両モードにおける読取動作の他例
として、読取動作開始時に、前記A/D変換器57の基準
電圧がVAになるようにアナログスイッチ53を選択し
て、絶対白基準読取モードを設定し、そして、その原稿
先端部の読み取りのときに、その読取動作と同時に原稿
サイズの検出を行い、画像データ処理部37にて、主走査
方向の原稿サイズを検出した後に原稿地肌ピークレベル
検出を行う範囲を決定し、WHGT信号を生成して、そ
の後、A/D変換器57の基準電圧がVBになるようにア
ナログスイッチ53を選択することも考えられる。
【0041】このようにすることで、1回の読取動作で
地肌追従を行う範囲を自動的に設定することができる。
【0042】ところで、図6における正常の原稿搬送時
には、原稿サイズ検知位置Xに対して原稿Dが確実に現
われるまで搬送したが、図9のように原稿がスキューを
生じている場合、積極的にそのスキューを検出するため
に、原稿Dが原稿サイズ検知位置Xに達する前からその
検出処理を開始する。
【0043】前記検出処理においては、原稿サイズ検知
位置Xにおいて、原稿を検出することにより割り込みを
前記CPU20に対して発生させ、この発生の度に原稿位
置情報と原稿幅情報を、例えばCPU20内のレジスタに
書き込む。この書き込み処理をしながら前回の割り込み
が発生したときの原稿位置情報と原稿幅情報とを前記レ
ジスタから取り出し、今回の割り込みが発生した際の原
稿位置情報と原稿幅情報と比較する。図10(a)〜(e)を
参照してより具体的に説明する。
【0044】図10(a)〜(e)はスキュー発生時における
前記原稿サイズ検知位置Xで検出された濃度レベルの変
化を示しており、図10(a)では未だ原稿が原稿サイズ検
知位置Xに達していない。図10(b)では原稿Dの先端部
が原稿サイズ検知位置Xに達した時点の検出状態であ
り、このときからCPU20に対して割り込みを発生し、
かつ、このときの原稿位置情報と原稿幅情報をレジスタ
に書き込む。次に、図10(c)での割り込み発生により、
このときの原稿位置情報と原稿幅情報をレジスタに書き
込みながら前記図10(b)での原稿位置情報と原稿幅情報
を読み出して、両情報をそれぞれ比較する。比較結果と
して後の図10(c)の場合の原稿幅が広いので、CPU20
は、原稿Dがスキューを発生しており、かつ未だ最大幅
まで達してておらず、幅が広がっていく途中であると判
断する。
【0045】さらに、原稿Dが搬送されると図10(c)〜
(e)に示すようになり、CPU20は図10(d)と図10(e)
と検出結果による原稿幅情報どうしの比較において同一
であると判断する。すなわち、最大幅まで原稿Dを搬送
したことになる。最大幅になったのは、図10(d)までの
原稿搬送によるものであり、図10(e)における情報は図
10(d)における原稿Dの幅データが最大データであるか
否かを判断するための情報として使用する。このよう
に、原稿検出処理の割り込み処理を行いながら原稿幅に
係るデータを更新していき、原稿幅の最大データを見つ
けるようにする。この例では図10(b)〜(d)までの原稿
搬送距離がスキューによるずれ量になる。
【0046】実際にスキュー量を表現するには、原稿D
の先端を検出した図10(b)における位置情報(図9の(X
1,Y2))と、原稿の幅が確定した図10(d)における位置
情報(図9の(X2,Y3),(X3,Y3))とを用いる。
【0047】前記最大データと判断したときのCPU20
は、以上のデータをまとめてホストコンピュータの指示
により、スキューデータ,原稿位置データ,原稿幅デー
タを画像データの読み込みの前にホストコンピュータへ
送るか、後に送るかの処理を行う。いずれにしても、前
記検出終了後に前記第1の走行体12を原稿読取位置に移
動させ、また原稿も原稿読取位置に搬送させて、原稿の
画像読み取りを行う。
【0048】原稿固定式読取モードにおいて、原稿のス
キューを検出するには、原稿の画像読み取りの前にプレ
スキャンを行い、上述したのと同様にしてスキュー量を
検出する。
【0049】次に、地肌追従読取モードにおけるスキュ
ー量の検出を図11の説明図を用いて説明する。
【0050】すなわち、読み取り開始時には、絶対白基
準読取モードにて読み取りを行う。そして、スキューが
ない場合、読取範囲を原稿サイズに応じて地肌追従読み
取りの範囲(WHGT)を設定して読み取りを行う。スキ
ューが発生した場合、上述したようにしてスキュー量を
検出し、原稿の最大幅に達しないAラインからBライン
までは絶対白基準読取モードにて読み取りを行い、Bラ
イン以降では地肌追従読み取りの範囲を設定して地肌追
従読取モードに切り換える。その後、原稿のスキュー量
に従って(原稿の傾きに応じて)地肌追従読み取りの範囲
をシフトさせて読み取りを行う。地肌追従読み取りの範
囲は、毎主走査ごとに行うか、または数ラインごとに行
うようにする。そして、再び原稿の最大幅から小さくな
り始めるCラインまで読み取りを行った後、Dラインま
で絶対白基準モードに再度切り換える。
【0051】このようにすることによって、原稿スキュ
ーが発生しても、地肌追従読み取りを行う範囲を原稿の
スキュー量に応じて自動的に設定できるため、原稿地肌
濃度に応じた読み取りが可能になる。
【0052】また、前記プレスキャンを行い、原稿のス
キューを検出した後、図12の説明図に示したA,B,
C,Dの各ラインにおける原稿Dの内側の矩形領域(斜
線部分)を、原稿地肌のピークレベルの検出を行う範囲
として設定して、読取動作時に前記矩形領域内でWHG
T信号を発生し、地肌追従読取モードによる読み取りを
行うようにし、それ以外の領域では絶対白基準読取モー
ドでの読み取りを行うようにすることも考えられる。
【0053】このようにすることによって、原稿スキュ
ーが発生しても、地肌追従読み取りを行う範囲を、原稿
のスキュー量に応じて常に原稿の内側になるように自動
的に設定できるため、原稿地肌濃度に応じた最適な読み
取りが可能になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置は、請求項1記載の構成によれば、原稿サイズ検知
機能を用いて、地肌追従読み取りを行う範囲を自動的に
設定することができ、原稿地肌濃度に応じた読み取りが
可能になる。
【0055】請求項2記載の構成によれば、原稿固定式
読取モード時において原稿サイズ検知のためのプレスキ
ャンを行うことによって、前記地肌追従読み取りを行う
範囲を自動的に設定することができる。
【0056】請求項3記載の構成によれば、1回の読取
動作によって、前記地肌追従読み取りを行う範囲を自動
的に設定することができる。
【0057】請求項4記載の構成によれば、原稿スキュ
ーが生じても、地肌追従読み取りを行う範囲をそのスキ
ュー量に応じて自動的に設定することができ、原稿地肌
濃度に応じた読み取りが可能になる。
【0058】請求項5記載の構成によれば、原稿スキュ
ーが生じても、地肌追従読み取りを行う範囲を、そのス
キュー量に応じて常に原稿の内側になるように自動的に
設定することができ、最適な原稿地肌濃度に応じた読み
取りが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の一実施形態であるスキ
ャナ装置の構成図である。
【図2】本発明の画像読取装置の一実施形態における制
御回路を示すブロック図である。
【図3】本発明の画像読取装置の一実施形態における画
像処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】原稿固定式読取モードの説明図である。
【図5】ADF式読取モードの説明図である。
【図6】本発明の画像読取装置の一実施形態における均
一濃度部材の説明図である。
【図7】本発明の画像読取装置の一実施形態における均
一濃度部材による濃度レベル検知の説明図である。
【図8】本発明の画像読取装置の一実施形態におけるア
ナログビデオ処理部の回路図である。
【図9】本発明の画像読取装置の一実施形態におけるス
キュー発生時の均一濃度部材部分の説明図である。
【図10】本発明の画像読取装置の一実施形態におけるス
キュー発生時の均一濃度部材による濃度レベル検知の説
明図である。
【図11】本発明の画像読取装置の一実施形態におけるス
キュー量検出の説明図である。
【図12】本発明の画像読取装置の一実施形態におけるス
キュー量検出の説明図である。
【符号の説明】 1…ADF(自動原稿給紙装置)、 6…原稿押え板、
7…白基準板、 12…第1の走行体、 15…第2の走行
体、 16…光電変換素子(CCD)、 20…CPU、 27
…画像処理部、 28…スキャンバッファ、 30…ライン
バッファ、 35…アナログビデオ処理部、 36…シェー
ディング補正処理部、 37…画像データ処理部、 38…
2値化処理部、 39…タイミング発生部、 40…均一濃
度部材、50,51…増幅器、 52,53…アナログスイッ
チ、 57…A/D変換器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次元的に並設された光電変換素子によ
    って原稿の画像情報を読み取ると共に原稿サイズを検知
    することが可能であり、かつ原稿地肌濃度に依存しない
    絶対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読取モー
    ドと、原稿地肌の濃度に応じて読み取りを行う地肌追従
    読取モードとを設定可能な画像読取装置において、前記
    地肌追従読取モード設定時に、前記原稿サイズの検知情
    報に基づき原稿地肌のピークレベルを検出する範囲を設
    定する手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 一次元的に並設された光電変換素子によ
    って原稿の画像情報を読み取る共に原稿サイズを検知す
    ることが可能であり、かつ原稿地肌濃度に依存しない絶
    対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読取モード
    と、原稿地肌の濃度に応じて読み取りを行う地肌追従読
    取モードとを設定可能な画像読取装置において、原稿サ
    イズの検知のためのプレスキャンを行わせ、前記地肌追
    従読取モード設定時に、前記原稿サイズの検知情報に基
    づき原稿地肌のピークレベルを検出する範囲を設定し、
    原稿の画像情報の読み取りのためのスキャンを行わせる
    手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 一次元的に並設された光電変換素子によ
    って原稿の画像情報を読み取る共に原稿サイズを検知す
    ることが可能であり、かつ原稿地肌濃度に依存しない絶
    対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読取モード
    と、原稿地肌の濃度に応じて読み取りを行う地肌追従読
    取モードとを設定可能な画像読取装置において、原稿の
    画像情報の読取時に原稿先端部を前記絶対白基準読取モ
    ードにて読み取り、同時に原稿サイズの検知を行い、こ
    の原稿サイズの検知情報に基づき原稿地肌のピークレベ
    ルを検出する範囲を設定し、その後、前記地肌追従読取
    モードを設定して原稿の画像情報の読み取りを行わせる
    手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 一次元的に並設された光電変換素子によ
    って原稿の画像情報を読み取ると共に原稿スキュー状態
    を検知することが可能であり、かつ原稿地肌濃度に依存
    しない絶対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読
    取モードと、原稿地肌の濃度に応じて読み取りを行う地
    肌追従読取モードとを設定可能な画像読取装置におい
    て、前記地肌追従読取モード設定時に、前記原稿スキュ
    ー状態の検知情報に基づき原稿地肌のピークレベルを検
    出する範囲を設定する手段を備えたことを特徴とする画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 一次元的に並設された光電変換素子によ
    って原稿の画像情報を読み取ると共に原稿スキュー状態
    を検知することが可能であり、かつ原稿地肌濃度に依存
    しない絶対白基準を用いて読み取りを行う絶対白基準読
    取モードと、原稿地肌の濃度に応じて読み取りを行う地
    肌追従読取モードとを設定可能な画像読取装置におい
    て、前記地肌追従読取モード設定時に、前記原稿スキュ
    ー状態の検知情報に基づき原稿地肌のピークレベルを検
    出する範囲を原稿存在範囲の内側に設定する手段を備え
    たことを特徴とする画像読取装置。
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