JP3415383B2 - モニタ表示装置付きカメラ - Google Patents

モニタ表示装置付きカメラ

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JP3415383B2
JP3415383B2 JP00028697A JP28697A JP3415383B2 JP 3415383 B2 JP3415383 B2 JP 3415383B2 JP 00028697 A JP00028697 A JP 00028697A JP 28697 A JP28697 A JP 28697A JP 3415383 B2 JP3415383 B2 JP 3415383B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、銀塩フィルムに
露光した被写体像と等価な電子画像を表示する表示手段
を有したカメラに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、銀塩フィルムに露光された被
写体像と等価な電子画像を液晶等により形成されたモニ
タ表示装置に表示することで、撮影した被写体像の良否
をその場で確認できるようにしたカメラが多数提案され
ている。しかし、液晶モニタ表示装置の画面サイズはス
ペースやコストの制約からあまり大きくすることはでき
ないため、この表示装置により上記被写体像の良否を判
断することは実際問題としては困難であった。 【0003】このための解決手段として、特開平7−2
83991号公報においては、撮影者がマウス,トラッ
クボール,ジョイスティック,タッチパネル等の操作部
材を操作して表示画面上の所望の位置を指示すると、そ
の位置を中心にした所定の画像範囲が拡大表示されるよ
うにした装置が開示されている。この装置によれば、撮
影者が所望する画像範囲に限っては精細な画像を観察す
ることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平7
−283991号公報に記載された装置の場合、拡大表
示の中心位置を指示するために上述の高価な操作部材を
設けなければならず、したがってカメラのコストアップ
要因となってしまう。また、一般の撮影者にとっては、
拡大表示する範囲を自分で選択するという操作は煩わし
いものである。本発明の目的は、安価で且つ上述のよう
な煩わしい操作をしなくても、撮影者が通常重要と認識
する部分の拡大表示が可能な表示手段付きカメラを提供
することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるモニタ表示装置付きカメラは、撮影動作
に連動して、銀塩フィルムに露光した被写体像とほぼ等
価な電子画像を撮像する撮像手段と、上記撮像した電子
画像を表示する表示手段と、撮影画面内の複数のポイン
トにおける距離情報に基づいて、撮影画面内の主要被写
***置を判別する判別手段と、単一の操作部材の押圧操
作に応じて、上記表示手段の表示モードを上記電子画像
の全域を表示する第1の表示モードから上記主要被写体
位置の周辺部分のみを拡大表示する第2の表示モードに
切換えると共に、該第2の表示モードにおいて上記操作
部材の押圧操作がなされた場合には、上記拡大表示部分
を上記主要被写***置以外の位置へ順次移動させる切換
え手段とを具備したことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したカメラ
の一実施の形態における全体構成を示す図である。尚、
この図においては、ストロボ装置等の本発明に直接的に
関連しない部分に関しては図示を省略している。この図
1から理解されるように、このカメラは撮影光学系とフ
ァインダ光学系とが別になった、いわゆるレンズシャッ
タ式コンパクトカメラであり、撮影装置10とファイン
ダ装置20とから構成されている。 【0007】ファインダ装置20においては、対物レン
ズ201と接眼レンズ202からなる観察光学系により
被写体像を光学的に観察できるようになっている。この
対物レンズ201と接眼レンズ202との間にはハーフ
ミラー203が配置されており、観察光学系を通る光束
の一部を図面下方に反射し、結像光学系204を介して
撮影装置10側の撮像素子123に導いている。尚、こ
の撮像素子123の動作に関しては後述する。撮影装置
10には、カメラの動作シーケンスを制御する制御回路
100と、この制御回路100からの制御信号を受けて
動作する種々の機構が配置されている。 【0008】すなわち、フィルム給送機構106は銀塩
フィルム105を駆動するためのもので、制御回路10
0からの「フィルム給送指示信号」に応答して、フィル
ムの巻上または巻戻動作を実行する。また、シャッタ制
御機構104は、制御回路100からの「シャッタ開閉
指示信号」に応答して絞り兼用セクタシャッタ103の
開閉動作を制御し、それによってフィルム105への露
光量を調整する。また、焦点調節機構102は、焦点調
節光学系101aを駆動して合焦位置へ導くもので、制
御回路100からの「レンズ駆動信号」に応答して動作
する。尚、撮影レンズは、上述の焦点調節光学系101
aと変倍光学系101bから構成され、変倍光学系10
1bは制御回路100とは無関係に手動調節されるよう
になっている。 【0009】多点測距機構107は撮影画面内の複数の
ポイントに存在する被写体についてそれぞれに距離を測
定するもので、具体的には、被写界の複数ポイントに測
距用ビームを投射し、それぞれの測距用ビームの反射光
がPSD(半導***置検出センサ)上のどこに入射する
かに応じて各被写体の距離を求める、いわゆるアクティ
ブ多点AF機構である。この多点測距機構に関しては、
後に詳述する。画像処理回路120は、撮像素子123
によって光電変換されたファインダ像をデジタル画像信
号に変換して、表示手段としてのモニタ表示装置121
に表示するものである。このモニタ表示装置121は既
知の如く液晶により形成されている。この画像処理回路
120とその周辺回路の動作に関しても、後に詳述す
る。 【0010】また、制御回路100には各種のスイッチ
が接続されている。ここで、1st.スイッチ110はレ
リーズ釦(不図示)の1段押し(半押し)にてONする
スイッチで、上述の多点測距機構による多点測距動作の
実行を指示するものである。また、2nd.スイッチ11
1はレリーズ釦の2段押し(全押し)にてONするスイ
ッチで、露光動作の実行を指示するものである。また、
切換え手段としての拡大スイッチ112はモニタ表示装
置121に表示された画像の拡大表示を指示するもので
ある。上記拡大スイッチ112はカメラ本体の外表面に
配設された手動操作部材としての押釦(拡大表示釦)1
12aを押圧することにより作動するようになってい
る。これについても、後に画像処理回路120の動作を
説明する際に詳述する。 【0011】図2は、上述の多点測距機構107の詳細
図である。ここで、多点測距動作の全体シーケンスは、
制御回路100からの制御信号に応じて測距回路301
が遂行する。今、制御回路100より、撮影画面の中央
部分を測距するよう指示された場合、測距回路301は
投光素子1を発光させる。投光素子1から発せられた測
距用光は、投光レンズ302を介して被写体cに照射さ
れ、その反射光は受光レンズ303を介してPSD(半
導***置検出素子)上のa点に入射する。PSDは、こ
の入射光位置に応じた出力信号を測距回路301に送
る。測距回路301は、この信号から被写体距離に相当
するデータを生成する。同様にして、被写体hまたは被
写体mの距離データは、投光素子2または3を発光させ
た際のPSD上の入射位置(b点またはc点)から求め
る。尚、このような多点測距機構は従来より多数提案さ
れているので、ここではこれ以上の説明は省略する。 【0012】ところで、被写体c,h,mの距離データ
が判別された後には、制御回路100はその中で最も近
距離側に位置している被写体を主要被写体と判断して焦
点調節動作を行うが、この動作に関しては後述する。図
3は上述の画像処理動作を行うブロックの詳細図であ
り、点線枠で囲まれた範囲が図1で示した画像処理回路
120である。画像処理回路120は、画像処理動作の
シーケンスを制御するコントロール回路401と、撮像
素子123の出力をA/D変換するA/D変換回路40
2と、A/D変換回路402の出力を一時的に記憶する
一時記憶回路403と、一時記憶回路403から画像デ
ータを読み出して信号処理した後にモニタ表示装置12
1にその画像を表示する信号処理回路404からなる。
このコントロール回路401は、画像データの取込動作
と、画像データの表示動作との2つの画像処理動作を制
御するようになっている。 【0013】取込動作においては、まず、制御回路10
0からの「画像取込指示信号」に応答してコントロール
回路401が撮像素子123に積分動作の開始を指示す
る。撮像素子123はこの信号を受けて積分動作を開始
し、積分が終了したら「積分終了信号」をコントロール
回路401に送る。この「積分終了信号」を受けて、コ
ントロール回路401は、撮像素子123にはアナログ
画像信号の排出を指示し、A/D変換回路402には排
出されたアナログ画像信号をA/D変換するように指示
し、一時記憶回路403にはA/D変換回路402から
のデジタル画像信号出力の記憶を指示する。表示動作に
おいては、コントロール回路401は制御回路100か
ら送信された「表示モード信号」に応じて、一時記憶回
路403に画像データを信号処理回路404に転送する
ように指示するとともに、信号処理回路404に画像デ
ータを表示モードに応じて信号処理してモニタ表示装置
121に表示するように指示する。 【0014】ここで、上述の表示モード信号で表される
表示モードに関して図4を参照しながら説明する。表示
モードには全画面表示モードと拡大表示モードとの2つ
があり、全画面表示モードにおいてはフィルムに露光さ
れた被写体像とほぼ等価な画像の全画面がモニタ表示装
置121に表示され、拡大表示モードにおいては多点測
距機構107の3つの測距点(図4(a)の中央部c,
左側部h,右側部m)のいずれかを中心にした所定範囲
が拡大表示される。通常の露光動作が終了した後にはモ
ニタ表示装置121にはフィルムに露光された被写体像
(図4(b))とほぼ等価な画像(図4(c))の全画
面が表示される。その状態で撮影者が拡大スイッチ11
2を操作した場合は、多点測距機構107の測距結果に
基づいて判断された主要被写***置の周辺を拡大表示す
る。この判断とは、例えば、多点測距機構107で求め
た距離データを比較することによって、撮影画面の左側
測距点hに位置する人物が最も近距離に位置していた場
合には、これが主要被写体であると制御回路100が判
断し、図4(d)のように左側測距点hの周辺部(縦横
比は不変、面積比は全画面の4分の1)を拡大表示す
る。 【0015】図3に戻って、拡大表示の動作について補
足する。画像処理回路120の表示動作においては、表
示コントロール回路401は制御回路100からの表示
モード信号を解読し、どの表示モードが指示されている
かを判別する。そして、全画面表示モードが指示されて
いる場合には、信号処理回路404に対して拡大処理不
要を表すデータを転送し、また、拡大表示モードが指示
されている場合には、その測距結果に応じて拡大中心位
置のデータを転送する。信号処理回路404は、コント
ロール回路401に指示された拡大中心の周辺の画像デ
ータを読み出し、スムージング処理(補間処理)を施し
た後にモニタ表示装置121に表示する。尚、拡大表示
の具体的な方法としては従来より公知であるから、これ
以上の詳細説明は省略する。 【0016】次に、図5から図7を用いて、制御回路1
00の動作フローを説明する。図5は、撮影者が電源ス
イッチ(不図示)をONした場合や新しいフィルムをカ
メラ本体に装填して空送り動作が終了した後に実行され
るメインフローである。初めに、S1の<フィルム情報
読み込み>サブルーチンを実行して、装填されているフ
ィルムカートリッジのデータ記録部(135カートリッ
ジであればDXコード、IX240カートリッジであれ
ばバーコードディスク)からそのフィルムのISO感度
情報や撮影駒数情報を読み込む。次に、S2にて1s
t.スイッチがONしているか否か、つまり、撮影者が
レリーズ釦を1段押し(半押し)しているか否かをチェ
ックする。ここで、ONしていなければこのチェックを
繰り返すが、ONしていればS3に進んで<多点測距>
サブルーチンを実行する。 【0017】ここで、図6を参照しながら<多点測距>
サブルーチンについて説明する。このサブルーチンにお
いては、まず、S61〜S63において上述の多点測距
機構107を制御して撮影画面内の3点をそれぞれ測距
し、中央部の被写体距離データLc,左側部の距離デー
タLh,右側部距離データLmをそれぞれ求める。次
に、S64〜S66においてLc,Lh,Lmをそれぞ
れに比較し、3つの距離データのうちのどれが最至近で
あるかを判定する。比較の結果、Lc≦LhかつLc≦
LmであればLcが最至近であると判定し、S71に進
んで距離データ用のレジスタLにLcをストアし、それ
から、S72にて主要被写体の位置情報を記憶するため
のレジスタAFPに中央被写体が主要被写体であること
を示す値“1”をストアする。また、Lc≦Lhでな
く、Lm≦LhであればLmが最至近であると判定し、
S67に進んで距離データ用のレジスタLにLmをスト
アし、それからS68にて主要被写体の位置情報を記憶
するレジスタAFPに右側被写体が主要被写体であるこ
とを示す値“2”をストアする。さらに、Lc≦Lhで
なく、Lm≦LhでもなければLhが最至近であると判
定し、S69に進んで距離データ用のレジスタLにLh
をストアし、それからS70にて主要被写体の位置情報
を記憶するレジスタAFPに左側被写体が主要被写体で
あることを示す値“3”をストアする。 【0018】主要被写体の判定が終了したら、S73に
進んでレジスタLの内容に基づいて焦点調節レンズ10
1aの駆動量を演算し、そしてS74にて焦点調節のた
めのレンズ駆動動作を実行する。図5に戻って、<多点
測距>サブルーチンの終了後はS4にて2nd.スイッチ
がONしているか否かをチェクし、ONしていなければ
S5にて再度1st.スイッチをチェックする。ここで、
1st.スイッチがONでなければS2に戻り、ONであ
ればS4に戻る。S4にて2nd.スイッチがONしてい
ればS6にて上述の画像取込信号を画像処理回路120
に送信する。その後、S7の<露光>サブルーチンにて
露光動作を実行する。この<露光>サブルーチンは、上
述のシャッタ制御機構104でもってセクタシャッタ1
03の開閉制御を行い、銀塩フィルム105に被写体像
を露光するサブルーチンであるが、その方法は従来から
公知であるのでここでの詳細説明は省略する。 【0019】露光動作が終了したら、次にS8にて最終
駒であるか否かを判定する。この判定においては、S1
の<フィルム情報読み込み>サブルーチンで読み込んだ
撮影駒数情報と現在の撮影駒数とを比較を行うものであ
る。ここで、最終駒でないと判定したら、S9の<一駒
巻上>サブルーチンにて銀塩フィルム105を一駒分給
送する。そして、S10にて1st.スイッチがOFFに
なるのを待ってからS11の<表示>サブルーチンに進
む。この<表示>サブルーチンは、上述の撮像素子12
3によって光電変換されたファインダ像をデジタル画像
信号に変換して、モニタ表示装置121に表示するため
のサブルーチンであり、詳細は後述する。尚、<表示>
サブルーチンからリターンした後は、再びS2に戻る。
一方、S8にて最終駒であると判定したら、S12にて
1st.スイッチがOFFになるのを待ってからS13の
<表示>サブルーチンに進む。尚、<表示>サブルーチ
ンからリターンした後は、S14の<巻戻>サブルーチ
ンにて銀塩フィルム105を巻き戻してフィルム交換待
ち状態になる。 【0020】ここで、上述の<表示>サブルーチンの詳
細を図7をもとに説明する。この<表示>サブルーチン
においては、まず、S81にて無条件に全画面表示モー
ドを設定し、S82にて表示モードに対応するコード信
号を含む上述の「画像表示指示信号」を画像処理回路1
20に送信する。次に、S83にて拡大スイッチ112
がONであるか、つまり、撮影者が拡大表示を指示して
いるか否かがチェックされる。ここで、ONしていなけ
れば、続いてS84にて表示モードを変更すべきか判定
する。この判定動作は、前回の拡大スイッチの状態と今
回の状態とを比較して両者が異なっているか否かを判定
するものである。ここで、もし異なっていれば、撮影者
が拡大表示モードから全画面表示モードへの変更を指示
していることになる。このことはS83において拡大ス
イッチが0Nしていた場合も同様であり、前回と異なっ
ていれば撮影者が全画面表示モードから拡大表示モード
への変更を指示していることになる。 【0021】S84に戻って、表示モードが変更されて
いないと判定されたならそのままS78に進むが、変更
されている場合にはS85にて全画面モードを設定し、
を経由してS82に戻る。同様に、S86にて表示モ
ードが変更されていないと判定されたならそのままS8
8に進むが、変更されている場合にはS87にてAFP
にストアされている値に基づいて中央部拡大表示モー
ド,左部拡大表示モード,右部拡大表示モードのいずれ
かを設定し、を経由してS82に戻る。S88におい
ては、1st.スイッチがONしているか否かをチェック
し、ONしていればS83以降の動作を繰り返すが、O
NしていなければS89にて「画像非表示指示信号」を
画像処理回路120に送信することによってモニタ表示
装置121への表示を終了させてからリターンする。 【0022】以上が本実施形態のカメラの詳細説明であ
る。その動作を本発明と関連つけて説明すると、まず、
撮影者が被写体にカメラを向けてレリーズ釦を1段押し
(半押し)すると、多点測距機構が作動して撮影画面内
の複数のポイントに対して測距動作が実行される。次
に、その測距結果を比較し、最至近距離に位置する被写
体を主要被写体と判断してその被写体に焦点調節レンズ
のピントが合わせられる。続いて、撮影者がレリーズ釦
を2段押し(全押し)すると、露光動作と一駒巻上動作
が実行される。それらの動作が終了し、撮影者がレリー
ズ釦の1段押し(半押し)を解除すると、最新の露光済
み被写体像とほぼ等価な電子画像がモニタ装置に表示さ
れる。モニタ装置に電子画像が表示されている状態で撮
影者が拡大表示釦を押すと、主要被写体の位置するポイ
ントの周辺部が拡大表示される。この拡大表示は、撮影
者が拡大表示釦を離すまで続けられる。また、表示の継
続中に撮影者がレリーズ釦を再び1段押し(半押し)し
た場合には、モニタの表示はOFFになって、一連の表
示動作は終了する。 【0023】ところで、主要被写体の判別方法として上
述の実施形態においては、多点測距機構による多点測距
動作の結果を用いて、最至近距離に位置する被写体を主
要被写体と判別しているが、この判別の仕方としては、
この他にも画面内の複数部分の輝度を測定して主要被写
体を推定したり、画面内の色分布から推定する等の方法
によっても良い。また、主要被写体は中央部に存在する
確率が最も高いという事実から、単純に中央部のみを拡
大表示することにより低コストカメラを図っても良い。 【0024】また、本実施形態においては、拡大表示釦
を押圧操作した際に拡大表示される部分は、多点測距機
構の測距ポイントのうちの最も近い距離を検出したポイ
ントの周辺部に限られているが、これは拡大表示釦を操
作する度に拡大表示範囲を移動させるように、例えば、
1回目の操作では最も近い距離を検出した測距ポイント
の周辺部を表示し、2回目の押操作では次に近い測距ポ
イントの周辺部、3回目の押操作では残りの測距ポイン
トの周辺部、4回目の押操作では全画面というように拡
大表示部分を順次移動させていっても良い。この場合、
一つの操作部材の操作だけで画面内の複数部分について
拡大表示ができるので、コストをアップさせることな
く、使い易さを向上させることができる。 【0025】(付記) 以上詳述したごとき本発明の実施の形態によれば、以下
のような構成を得ることができる。 (1) 撮影動作に連動して、銀塩フィルムに露光した
被写体像と等価な電子画像を撮像する撮像手段と、上記
撮像した電子画像を表示するモニタと、撮影画面内の主
要被写体を判別する判別手段と、撮影が面内の上記主要
被写体の位置に応じて、上記電子画像の一部を上記モニ
タに拡大表示する表示手段と、を具備することを特徴と
するカメラ。 【0026】(2)上記カメラは手動操作部材を含み、
上記表示手段はこの手動操作部材が操作されたときに拡
大表示を行なうことを特徴とする(1)記載のカメラ。 (3)上記判別手段は、撮影画面内の複数ポイントを測
距する多点測距手段を含み、この多点測距手段の測距結
果に基づいて主要被写体を判別することを特徴とする
(1)記載のカメラ。(4)撮影動作に連動して、銀塩フィルムに露光される
被写体像と等価な電子画像を撮像する撮像手段と、上記
撮像した電子画像を表示する表示手段と、を具備するモ
ニタ表示付きカメラにおいて、上記表示手段は、上記電
子画像の全てを上記表示手段に表示させる第1のモード
と、撮影画面内の特定ポイントを選択し、この特定ポイ
ントを中心にして上記電子画像の一部範囲のみを上記表
示手段に表示させる第2のモードとを有していることを
特徴とするモニタ表示付きカメラ。 【0027】 【発明の効果】マウス、トラックボール、ジョイスティ
ック、タッチパネル等の大型で、高価で、操作の複雑な
操作部材を使用せずに、単純な機構でもって撮影者が望
んでいる被写体の拡大表示を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態におけるカメラの全体構
成を示す図。 【図2】上記実施の形態における多点測距機構の構成を
示すブロック図。 【図3】上記実施の形態における画像処理部の構成を示
すブロック図。 【図4】上記実施の形態におけるモニタ装置での表示状
態を示す図。 【図5】上記実施の形態における全体動作のフローチャ
ート図。 【図6】上記実施の形態における測距動作のフローチャ
ート図。 【図7】上記実施の形態におけるモニタ装置の表示動作
を示すフローチャート図。 【符号の説明】 100 制御回路 105 銀塩フィルム 107 多点測距機構 112 拡大スイッチ 121 モニタ表示装置 123 撮像素子 301 測距回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−22967(JP,A) 特開 平3−241326(JP,A) 特開 平5−215958(JP,A) 特開 平7−283989(JP,A) 特開 平5−297448(JP,A) 特開 平10−104736(JP,A) 特開 平10−142683(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/18 - 17/20 G03B 17/48

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 撮影動作に連動して、銀塩フィルムに露
    光した被写体像とほぼ等価な電子画像を撮像する撮像手
    段と、 上記撮像した電子画像を表示する表示手段と、 撮影画面内の複数のポイントにおける距離情報に基づい
    て、撮影画面内の主要被写***置を判別する判別手段
    と、 単一の操作部材の押圧操作に応じて、上記表示手段の表
    示モードを上記電子画像の全域を表示する第1の表示モ
    ードから上記主要被写***置の周辺部分のみを拡大表示
    する第2の表示モードに切換えると共に、該第2の表示
    モードにおいて上記操作部材の押圧操作がなされた場合
    には、上記拡大表示部分を上記主要被写***置以外の位
    置へ順次移動させる切換え手段と、 を具備したことを特徴とするモニタ表示装置付きカメ
    ラ。
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