JP3412974B2 - 像振れ補正装置 - Google Patents

像振れ補正装置

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JP3412974B2 JP20676495A JP20676495A JP3412974B2 JP 3412974 B2 JP3412974 B2 JP 3412974B2 JP 20676495 A JP20676495 A JP 20676495A JP 20676495 A JP20676495 A JP 20676495A JP 3412974 B2 JP3412974 B2 JP 3412974B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、振れ検出手段に加
わる振れの状態を検出する振れ検出手段と、該振れ検出
手段の出力に応答して像振れを補正する為の像振れ補正
手段とを備えた像振れ補正装置の改良に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来から、カメラを初めとする光学系の
振れ補正、つまり手振れなどによる振動を抑制して像安
定を行う為の装置が提案されている。これは一般に、振
動を検知するセンサと、そのセンサからの信号に応じて
像の振れが生じないよう補正を加える補正系から構成さ
れる。 【0003】図6は光学的に像振れ補正を行う装置の一
例を示した斜視図である。 【0004】この像振れ補正装置は、像振れ補正用のレ
ンズを光軸に直交する平面内において矢印p(ピッ
チ),y(ヨー)方向に動かすことにより、像振れを補
正するものである。 【0005】 図6において、補正レンズ900を保持
するレンズ保持枠901は、すべり軸受902pを介し
てピッチスライド軸903p上を摺動できるようになっ
ている。また、ピッチスライド軸903pは中間アーム
904に取付けられている。中間アーム904は、すべ
り軸受902yを介してヨースライド軸903y上を摺
動する。そして、ヨースライド軸903yはヨー軸保持
922に固着され、該保持台922は固定枠906に
固着される。 【0006】以上の機構にてレンズ保持枠901、つま
り補正レンズ900は中間アーム904に対してピッチ
方向に摺動可能となり、中間アーム904は固定枠90
6に対してヨー方向に摺動可能となるので、レンズ保持
枠901は固定枠906に対してピッチ,ヨー何れの方
向に対しても移動可能となる。 【0007】以後はp,y方向とも同様な構成の為、p
方向のみ説明し、y方向についてはその説明を省略す
る。 【0008】レンズ保持枠901の駆動力発生機構につ
いて説明する。 【0009】レンズ保持枠901にはコイル905pが
取付けられていて、固定枠906にはヨーク907pと
永久磁石908pで構成される磁気回路が固定されてい
る。従って、コイル905pに通電することにより、レ
ンズ保持枠901はピッチ方向に駆動される。 【0010】次に、レンズ保持枠の変位検出機構につい
て説明する。 【0011】レンズ保持枠901に設けられた穴909
pにスリット910p,集光レンズ911p,赤外発光
ダイオード(IRED)912pが設けられている。そ
して、前記IRED912pと対向した固定枠906上
には受光器(PSD)913pが設置されている。 【0012】前記IRED912pから投光された近赤
外光が、スリット910pを通過してPSD913pに
投射され、PSD913pがその光の位置に応じた信号
を出力することにより、レンズ保持枠901の変位を検
出することができる。ここで、PSD913pの出力を
増幅器914pで増幅し、駆動回路915pを通してコ
イル905pに入力すると、レンズ保持枠901が駆動
されてPSD913pの出力が変化する。これは実線で
示す閉じた系になり、PSD913pの出力がゼロにな
る点(中立点)で安定する。この様な系に振れ量に値す
る振れセンサ916pの出力が加算されると、レンズ保
持枠901は振れ量を中立点として極めて精度よく追従
していき、像振れを補正するようにレンズ保持枠901
(補正レンズ900)が駆動される。 【0013】このようなシステムを用い、像振れ補正を
行うのであるが、像振れ補正を行っていない場合は、レ
ンズ保持枠901等の像振れ補正系を電気的あるいは機
械的に所定位置に固定(ロック)しておく必要がある。
それは、例えばカメラの持ち運びを考えると、ロックさ
れていなければ、該像振れ補正系を光軸に対して垂直な
面内での移動を抑制する力はなく、持ち運びによる振動
で不用意に揺動し、周辺の他部材との衝突による音の発
生、さらには衝撃による像振れ補正系の損傷,破壊とい
うことが起こり得るからである。 【0014】従来、このようなロック機構は電気的また
は機械的に行う方法等が提案されている。電気的に行う
方法は、例えば一定の信号を入力して定位置になるよう
に駆動させるというものであるが、省電力の観点から、
この様な電気的な方法よりも図6に示す様に機械的にロ
ックする方法が主流となっている。つまり、図6では9
21がロック手段に相当し、その凸部918を矢印方向
へ吸着することによりこれがレンズ保持枠910に形成
された凹部917に嵌合し、ロック状態となる。一方、
上記の吸着状態を解除することにより、前記凸部918
が前記凹部917より外れ、ロック解除状態(防振制御
が可能な状態)になる。 【0015】図6では振れセンサ916pの信号処理系
を簡略化して説明したが、具体的な信号処理系の一例を
図7に示す。 【0016】振れセンサ916pに相当する角速度セン
サ951からの出力は信号処理回路952に入力され
る。この信号処理回路952内においては、まずローパ
スフィルタ(低周波数帯域通過手段)LPFによりノイ
ズ除去が為され、次にハイパスフィルタ(高周波数帯域
通過手段)HPFによってDCカットが為され、更に増
幅,ローパスフィルタAMP&LPFの処理が二度為さ
れる。そして、マイコン953内に取り込まれ、A/D
変換される。 【0017】像振れ補正動作を行わないときは、省電の
ため、前記角速度センサ951及び信号処理回路952
内の増幅器の電源は切るのであるが、その制御はスイッ
チング回路954をマイコン953の出力ポートで制御
することにより行う。 【0018】また、PSD955(図6のPSD913
pに相当)からの信号もローパスフィルタ956を介し
てマイコン953内に取り込まれ、同様にA/D変換さ
れる。そして、マイコン953内にて上記の振れ出力と
PSD出力によるフィードバック演算が行われ、コイル
ドライバ957(図6の駆動回路915pに相当)にP
WM出力が為され、コイル958(図6のコイル905
pに相当)により補正レンズが駆動されて像振れ補正が
行われることになる。 【0019】上記信号処理回路952内で使用している
ハイパスフィルタHPFは、かなり大きい時定数にしな
ければならないが、その為には容量の大きいセラミック
コンデンサを使用しなければならない。しかし、容量の
大きいセラミックコンデンサは大きさが大きい為、なる
べく小さい像振れ補正装置を作ろうとするとスペース上
の問題点が発生する。そこで、図7に示す様にタンタル
コンデンサC4,C5を使用することによって上記問題
を解決している。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、角速度
センサ951の出力電圧VOUT と基準電圧VREF との
差、つまりオフセット電圧が大きいと、該角速度センサ
951及び信号処理回路952に電源を投入した直後に
タンタルコンデンサC4,C5に誘電吸収という現象が
発生し、ハイパスフィルタHPFの出力が大きく変動し
てしまう。 【0021】誘電吸収について具体的に説明すると、一
般に実用化されているコンデンサは誘電吸収特性という
内部因子を持っており、図7のハイパスフィルタHPF
のコンデンサ部分は図8のような抵抗R11とコンデン
サC8が並列に加わった等価回路で表される。 【0022】そこで、電源が投入されると直ちにコンデ
ンサC7が充電されるのであるが、コンデンサC8はC
7より遅れて充電されるので、コンデンサC7から抵抗
R11,コンデンサC8に電流が流れてしまう。オフセ
ット電圧が大きいとこの電流も大きくなるので、立ち上
がり時のハイパスフィルタHPFの出力が図9のように
変動してしまう。 【0023】この様な現象が発生すると、電源投入直後
は画像が変動してしまい、この際に撮影を行うと悪影響
を及ぼす。従って、上記変動が収まるまで撮影の開始タ
イミングをずらす必要があり(撮影者自身がレリーズタ
イミングを遅らせる場合や、電気的処理により行う方法
も考えられる)、速写性能に欠けるものであった。 【0024】また、ファインダで見ていても像が動くの
で撮影者に不快感を与えるといった不都合も生じる。 【0025】 (発明の目的) 本発明の目的は、防振
動作の立ち上がり特性を向上させることのできる像振れ
補正装置を提供することにある。 【0026】 【0027】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明は、振れ検出手段に加わる振れの状態を検
出する振れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に応答し
て像振れを補正する為の像振れ補正手段とを備えた像振
れ補正装置において、前記振れ検出手段に電源が投入さ
れた直後から所定時間経過するまでの間の出力変動を予
測するためのデータを取得し、該データに基づいて、そ
の後の出力変動を予測する出力変動予測手段と、該出力
変動予測手段からの出力変動予測値を基に前記振れ検出
手段の出力変動を低減する出力変動低減手段とを設けた
像振れ補正装置とするものである。 【0028】 【0029】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。 【0030】図1は本発明の実施の第1の形態における
像振れ補正装置の回路構成を示すブロック図である。 【0031】 振れを検出する角速度センサ1からの出
力は、ノイズ除去の為のローパスフィルタ2,DCカッ
トの為のハイパスフィルタ3,増幅器4を経てマイコン
5のA/D変換器6に入力される。このA/D変換器6
によってA/D変換された信号は電源投入から所定時間
が経過するまでは出力変動予測手段8によって後述する
様に出力の変動が予測される。その後は前記A/D変換
器6によってA/D変換された信号は出力変動低減手段
7に入力され、前記出力変動予測手段8による予測に基
づいて出力変動をキャンセルされ、ハイパスフィルタ
9,積分器10を経て角変位信号となる。そして、この
様に補正レンズの位置を検知する位置センサ14の出力
(増幅器13及びA/D変換器11を介する)が逆極性
で加算されてフィードバック演算され、その信号がマイ
コン5の出力ポートよりコイルドライバ12へPWMと
して出力され、コイルドライバ12によって補正レンズ
が駆動され、像振れを打ち消すことになる。 【0032】図2は、図1のマイコン5内での具体的な
処理動作を示したフローチャートである。 【0033】像振れ補正動作は一定周期毎の割込み処理
によって行われる。割込みが発生すると、マイコン5は
図2のステップ#1からの動作を開始する。 [ステップ#1] 角速度センサ1の出力をA/D変換
し、その結果をRAMにあらかじめ定義されたAD_DATA
に格納する。 [ステップ#2] 像振れ補正開始の指示が為されたか
否かを判別し、指示が為されていればステップ#3へ進
み、指示が為されていなければステップ#18へ進む。 【0034】ここでは像振れ補正開始の指示が為されて
おり、ステップ#3へ進むものとする。 [ステップ#3] 補正レンズのロックを解除する。こ
れは、例えば図6にて説明した様にして行う。 [ステップ#4] 角速度センサ1及びアナログ信号処
理系へ給電する。 [ステップ#5] 給電開始から200msec経過し
たかどうかを判別し、経過していなければステップ#6
へ進み、経過することによりステップ#13へ進む。 【0035】ここでは電源が投入された直後であるので
ステップ#6へ進む。 [ステップ#6] A/D値 (AD_DATA )を加算〔(TOT
AL_DATA) +(AD_DATA) 〕する。 [ステップ#7] 加算値(TOTAL_DATA )からV0 を算
出する。 [ステップ#8] 角変位データ(BURE_DATA) を0に
する。つまり、給電開始後200msec間はゼロクロ
ーズとする。 [ステップ#9] 補正レンズの位置を検知する位置セ
ンサ14の出力を取り込み、A/D変換する(PSD _DA
TA )。 [ステップ#10] フィードバック演算〔(BURE_DA
TA) −(PSD-DATA)〕を行う。 [ステップ#11] 安定な制御系にする為に位相補償
演算を行う。 [ステップ#12] コイルドライバ12へPWM出力
を行う。 【0036】上記の様に給電開始から200msec経
過するまでは、ステップ#6及び#7において出力変動
を予測するためのデータの取得がなされる。 【0037】図3を用いて具体的に説明する。誘電吸収
の波形は図3の様な波形となるが、この波形は、 VFD=V0 (1−e-(t/CR) ) の形で表される。V0 の値はオフセット電圧の大きさに
比例する。つまり、オフセット電圧が大きければ大きい
ほど誘電吸収による出力の変動が大きくなる。 【0038】ここで、V0 を求めるために給電開始から
200msecの間の斜線で示した面積を演算し、その
値からV0 を求めている。実際は、図3の波形に手振れ
の波形が加わるが、平均を取っているのでその影響は少
ない。V0 が求まれば上記の式を演算することにより、
出力変動予測量VFDを算出することができる。 【0039】また、給電開始から200msec経過ま
ではステップ#8において角変位データ(BURE_DATA)
に0が代入されているので、ステップ#9〜#12にお
いては、補正レンズは機械的ロック手段によるロックが
解除された後も電気的に可動中心にロックする動作が行
われることになる。 【0040】その後、給電開始から200msec経過
すると、上記の様にステップ#5からステップ#13へ
進む。 [ステップ#13] ここでは給電開始から2sec経
過したかどうかを判別し、経過していなければ給電開始
から2secまでが出力の変動が大きいので(図3参
照)、その間のみ出力変動予測演算を行う為にステップ
#14へ進む。 [ステップ#14] 上記ステップ#7にて求めたV0
を用いて前述した式により出力変動予測量VFDを算出す
る(CANCEL_DATA)。 【0041】ステップ#13において給電開始から2s
ec経過している場合や、上記ステップ#14の動作が
終了した後は、以下のステップ#15へ進む。 [ステップ#15] 出力変動予測量をキャンセル
〔(AD_DATA )− (CANCEL_DATA )〕する。 [ステップ#16] ハイパスフィルタ演算を行う。 [ステップ#17] 積分演算をし、像振れの角変位出
力を求める(BURE _DATA)。 【0042】上記のステップ#17の動作終了後は、ス
テップ#9へ進む。 [ステップ#9] 補正レンズの位置を検知する位置セ
ンサ14の出力を取り込み、A/D変換する(PSD _DA
TA )。 [ステップ#10] フィードバック演算〔(BURE_DA
TA) −(PSD-DATA)〕を行う。 [ステップ#11] 安定な制御系にする為に位相補償
演算を行う。 [ステップ#12] コイルドライバ12へPWM出力
を行う。これにより、防振制御が為され、像振れが補正
されることになる。 【0043】上記ステップ#2において像振れ補正開始
の指示が為されていなければ、前述した様にステップ#
18へ進む。 [ステップ#18] 補正レンズのロック動作を行う。
これは、例えば図6にて説明した様にして行う。 [ステップ#19] 角速度センサ1及びアナログ信号
処理系への給電を停止する。 【0044】以上のような処理を行えば、誘電吸収によ
る出力の変動を指数関数的(或は演算時間を短縮する為
に二次関数等の高次関数的に行っても良い)に予測する
ので、実際の変動により近い予測が行える。そして、そ
の結果をキャンセルするので出力の変動を低減すること
ができ、速写性能、立ち上がり特性が向上する。 【0045】 (実施の第2の形態) 上記実施の第1
の形態では、オフセット電圧が小さいときでも出力変動
予測除去を行ったが、オフセット電圧が小さいときは手
振れ波形が加わったハイパスフィルタの出力波形は図4
の実線波形ようになるので、平均しても手振れの影響
が予測に出てくる可能性がある。この様なことがある
と、本来は誘電吸収の波形がの様な波形で、出力変動
が小さいのにもかかわらず、200msec間の波形が
反対方向となり、の様に予測してしまって逆効果にな
る可能性がある。 【0046】したがって、オフセット電圧が小さく手振
れの影響の大きそうな場合は、出力変動予測除去は行わ
ない様にした方がよい。 【0047】また、安全のため、加算値(TOTAL _DAT
A) にリミッタを設けることによって予測値が大きくな
り過ぎることを防ぐ様にした方がよい。 【0048】そのように動作する場合のフローチャート
を図5に示す。なお、回路構成は図1と同様であるの、
ここでは省略する。 【0049】像振れ補正動作は一定周期毎の割込み処理
によって行われる。割込みが発生すると、マイコン5は
図2のステップ#1からの動作を開始する。 [ステップ#21] 角速度センサ1の出力をA/D変
換し、その結果をRAMにあらかじめ定義されたAD_DA
TAに格納する。 [ステップ#22] 像振れ補正開始の指示が為された
か否かを判別し、指示が為されていればステップ#23
へ進み、指示が為されていなければステップ#42へ進
む。 【0050】ここでは像振れ補正開始の指示が為されて
おり、ステップ#23へ進むものとする。 [ステップ#23] 補正レンズのロックを解除する。
これは、例えば図6にて説明した様にして行う。 [ステップ#24] 角速度センサ1及びアナログ信号
処理系へ給電する。 [ステップ#25] 給電開始から200msec経過
したかどうかを判別し、経過していなければステップ#
26へ進み、経過することによりステップ#35へ進
む。 【0051】ここでは電源が投入された直後であるので
ステップ#26へ進む。 [ステップ#26] A/D値 (AD_DATA )を加算〔(T
OTAL_DATA) +(AD_DATA) 〕する。 [ステップ#27] 加算値がリミット値より大きいか
どうかの判別を行い、小さければ図4にて説明したよう
な不都合を無くす為に直ちにステップ#29へ進む。一
方、加算値がリミット値より大きい場合はステップ#2
8へ進む。 [ステップ#28] 加算値がリミット値より大きいの
で加算値をリミット値と同じにする。 [ステップ#29] 加算値(TOTAL_DATA )からV0
算出する。 [ステップ#30] 角変位データ(BURE_DATA) を0
にする。つまり、給電開始後200msec間はゼロク
ローズとする。 【0052】以降のステップ#31〜#34は上記実施
の第1の形態と同様であるの、その説明は省略する。 【0053】その後、給電開始から200msec経過
すると、上記の様にステップ#25からステップ#35
へ進む。 [ステップ#35] V0 が予測除去しなくてもよい値
の上限値V1より小さいかどうか、つまり予測除去しな
くても問題ないかどうかの判別を行う。この結果、予測
除去しなくても問題ない場合はステップ#36へ進む。 [ステップ#36] 予測除去しなくても問題ない量の
オフセットなので予測除去データ(CANCEL_DATA) をク
リアし、ステップ#39へ進む。 【0054】また、上記ステップ#35において予測除
去する必要がある場合はステップ#35からステップ#
37へ進む。 [ステップ#37] ここでは給電開始から2sec経
過したかどうかを判別し、経過していなければ給電開始
から2secまでが出力の変動が大きいので(図3参
照)、その間のみ出力変動予測演算を行う為にステップ
#38へ進む。 [ステップ#38] 上記ステップ#29にて求めたV
0 を用いて出力変動予測量VFDを算出する(CANCEL_DA
TA)。 【0055】 上記ステップ#36の動作が終了した場
合やステップ#37において給電開始から2sec経過
している場合、或は、上記ステップ#38の動作が終了
した後の動作は、上記実施の第1の形態時の動作と同様
であるので、省略する。 【0056】以上のような処理を行えば、オフセット電
圧が小さく、誘電吸収による出力の変動が少ない場合で
も、手振れ信号により出力変動低減手段7が悪影響を及
ぼす可能性が少なくなる。 【0057】以上の実施の各形態によれば、オフセット
電圧の大きい振れセンサが取り付けられ、電源投入直後
のタンタルコンデンサの誘電吸収による出力変動が発生
しても、その出力変動量を指数関数的、又は高次関数的
に予測し、その分を除去するようにしている為、出力変
動を低減することができ、速写性、つまり電源投入直後
から像振れ補正を適正に行った防振動作を行うことが可
能となる。又ファインダで見ていても像が動くことがな
いので、撮影者に不快感を与えることも無くなる。 【0058】また、オフセット電圧が小さい時には出力
変動予測による除去を行わない様にしている為、予測に
よる悪影響を及ぼす可能性も無くなる。 【0059】 (発明と実施の形態の対応) 上記の実
施の各形態において、角速度センサ1が本発明の振れ検
出手段に相当し、出力変動低減手段例えば図2で言
えば、ステップ#15の動作を実行する部分)が本発明
の出力変動低減手段に相当し、出力変動予測手段
えば図2で言えば、ステップ#6,#7,#14の動作
を実行する部分)が本発明の出力変動予測手段に相当す
る。 【0060】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。 【0061】 (変形例) 上記実施の各形態では、ハ
イパスフィルタの構成要素としてタンタルコンデンサを
用いた場合を例にしているが、これに限定されるもので
はな、その他の種類のコンデンサであっても良い。 【0062】本発明は、振れ検出手段として、角速度セ
ンサを用いた例を示しているが、角加速度センサ,加速
度センサ,速度センサ,角変位センサ,変位センサ等、
振れが検出できるものであればどのようなものであって
も良い。 【0063】本発明は、振れ検出手段と像振れ補正手段
は、互いに装着可能な複数の装置、例えばカメラとそれ
に装着可能な交換レンズにそれぞれわけて設けることも
可能である。 【0064】本発明は、クレームまたは実施の形態の各
構成または一部の構成が別個の装置に設けられていても
よい。例えば、振れ検出手段がカメラ本体に、像振れ補
正手段が前記カメラに装着されるレンズ鏡筒に、それら
を制御する制御装手段中間アダプタに設けられていても
よい。 【0065】本発明は、像振れ補正手段として、光軸に
垂直な面内で光学部材を動かすシフト光学系や可変頂角
プリズム等の光束変更手段や、光軸に垂直な面内で撮影
面を動かすもの等、像振れが補正できるものであればど
のようなものであってもよい。 【0066】また、本発明は、一眼レフカメラ,レンズ
シャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用した場
合を述べているが、その他の光学機器や他の装置、更に
は構成ユニットとしても適用することができるものであ
る。 【0067】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、防振動作の立ち上がり特性を向上させることができ
る像振れ補正装置を提供できるものである。 【0068】 【0069】 【0070】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の第1の形態における像振れ補正
装置の回路構成を示すブロック図である。 【図2】図1の装置の動作を示すフローチャートであ
る。 【図3】図1の出力変動予測手段にて行われる出力変動
の予測についての説明を助ける為の図である。 【図4】本発明の実施の第2の形態における像振れ補正
装置の特徴部分について説明する為の図である。 【図5】本発明の実施の第1の形態における像振れ補正
装置の動作を示すフローチャートである。 【図6】従来の像振れ補正装置の構成を示す斜視図であ
る。 【図7】図6の装置の信号処理系の具体的な構成例を示
す回路図である。 【図8】図7のハイパスフィルタの構成例を示す回路図
である。 【図9】図8のハイパスフィルタの立ち上がり特性を示
す図である。 【符号の説明】 1 角速度センサ 5 マイコン 7 出力変動低減手段 8 出力変動予測手段 12 コイルドライバ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 振れ検出手段に加わる振れの状態を検出
    する振れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に応答して
    像振れを補正する為の像振れ補正手段とを備えた像振れ
    補正装置において、前記振れ検出手段に電源が投入され
    た直後から所定時間経過するまでの間の出力変動を予測
    するためのデータを取得し、該データに基づいて、その
    後の出力変動を予測する出力変動予測手段と、該出力変
    動予測手段からの出力変動予測値を基に前記振れ検出手
    段の出力変動を低減する出力変動低減手段とを設けたこ
    とを特徴とする像振れ補正装置。
JP20676495A 1995-07-21 1995-07-21 像振れ補正装置 Expired - Fee Related JP3412974B2 (ja)

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