JP3412539B2 - 電気接続構造 - Google Patents

電気接続構造

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JP3412539B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/48Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定位置に配した
複数のコイルを有するコイルユニットと、そのコイルに
対応させて配置した接続部を有するコネクタユニットと
の電気接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のオートマチックトランスミッシ
ョンでは、ミッションケース内に油圧制御用のソレノイ
ドバルブが設けられ、このソレノイドバルブを構成する
コイルへの給電は、ミッションケース外のワイヤーハー
ネスに接続されるコネクタユニットを用いて行われる。
特開平9−55235号公報にはそのコネクタユニット
の一例が開示されている。そのソレノイドバルブは、複
数のコイルをベース上の所定位置に配置して固定したコ
イルユニットを有し、その各コイルに個別に突起状端子
が設けられている。一方、コネクタユニットは、ベース
上において各コイルと対応するように配置した複数の板
状端子金具を備えており、各板状端子金具には接続孔と
その接続孔の孔縁から立ち上がる弾性挟圧片とが形成さ
れている。このコネクタハウジングはコイルユニットに
取り付けられ、この取付けの際に突起状端子が接続孔に
貫通して弾性挟圧片により挟み付けられ、もってコイル
ユニットとコネクタユニットが電気的接続状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数のコ
イルに対して複数の板状端子金具を個別に位置合わせし
つつ両ユニットを組み付ける構造では、各部品の寸法誤
差や各ユニットにおける組付け誤差が公差の範囲内であ
っても、両ユニットを組み付けたときに公差が累積さ
れ、その結果突起状端子と板状端子金具が大きく位置ず
れして円滑に嵌合されなくなる虞がある。そのため、上
記公報に開示されたものでは、突起状端子が嵌合される
接続孔に弾性的に撓み可能な挟圧片を形成し、この弾性
挟圧片の弾性変位により位置ずれを吸収する手段がとら
れている。しかし、この方法では、対応可能な位置ずれ
寸法が弾性挟圧片の最大撓み量の範囲内に限られ、位置
ずれ吸収の機能として十分でない場合がある。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、コ
イルユニットとコネクタユニットとの間の電気接続部の
位置ずれを吸収する機能に優れた電気接続構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
部が設けられている複数のコイルを所定位置に配置して
なるコイルユニットと、前記端子部と対応する複数の端
子金具とこれらの端子金具に接続される給電用の導電部
材とを備えてなるコネクタユニットとを組み付けて構成
され、その両ユニットの組付けにともなって互いに対応
する前記端子部と前記端子金具とを電気的に接続可能な
状態に嵌合させるようにした電気接続構造において、前
記端子金具は、前記導電部材に固着されるとともに前記
コネクタユニット上で固定される導電性の固定金具と、
この固定金具に対して接触状態を保ちつつ前記両ユニッ
トの組付け方向と直交する方向への遊動を可能とされて
いるとともに前記端子部との嵌合を可能とされた可動金
具とから構成されているところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記固定金具と前記可動金具の少なくともいずれか
一方には、相手側の金具に対して弾性接触する弾性接続
部が形成されている構成とした。請求項3の発明は、請
求項1又は請求項2の発明において、前記端子部が、円
形断面であって軸線を前記両ユニットの組付け方向と平
行に向けた突起状をなしており、前記可動金具には、前
記端子部の外周に弾性接触可能な弾性接触片が形成され
ている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]コイルユニ
ットとコネクタユニットを組み付ける際にコイルユニッ
トの端子部とコネクタユニットの端子金具とが位置ずれ
している場合には、端子金具のうちの可動金具が変位す
ることにより位置ずれが吸収されて端子部と整合するよ
うになり、端子部と可動金具とが支障なく嵌合される。
嵌合状態では、導電部材と端子部との間の導通は固定金
具と可動金具を介して確保される。可動金具の遊動量を
大きく確保することで、吸収可能な位置ずれの量も大き
く設定できる。
【0008】[請求項2の発明]固定金具と可動金具と
は、弾性接続部を介すことにより所定の接触圧をもって
接続されるので、接触信頼性が高い。 [請求項3の発明]可動金具が端子部との位置ずれを矯
正すべく遊動する際に、可動金具が一定の姿勢のまま平
行移動せずに向きを斜めに変えつつ遊動することがある
が、この場合、端子部が円形断面の突起状をなしている
ことから、可動金具はその端子部を中心として姿勢を変
えるようになる。したがって、弾性接触片の弾性撓み量
は一定に保たれ、端子部と可動金具との接触圧の変動を
回避できる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明す
る。本実施形態は、自動車のオートマチックトランスミ
ッションのミッションケース内に設けられる油圧制御用
のソレノイドバルブにおいて、このソレノイドバルブを
構成するコイルユニット10と、そのコイルユニット1
0へ給電するためのコネクタユニット20とを電気的に
接続する構造に適用したものである。ミッションケース
内においてコイルユニット10にコネクタユニット20
を組み付けると、両ユニット10,20が電気的に接続
された状態となる。コネクタユニット20は、ミッショ
ンケースを貫通させて設けた中継コネクタを介してミッ
ションケース外のワイヤーハーネスに接続され、バッテ
リーからコイルユニット10の各コイル12に電気が供
給される。
【0010】コイルユニット10は、台形板状をなす基
板11の上面に複数個(本実施形態では5個)のコイル
12を所定の配置に固定してものである。各コイル12
は、ボビン13の外周に素線12Aを巻き付けて構成さ
れ、ボビン13の下側のフランジ14Lを基板11のコ
イル取付用凹部15に嵌合して接着等の手段で固定する
ことにより基板11に一体化したものである。各ボビン
13の上側のフランジ14Uには、導電性材料からなる
円形断面の端子部16が上方へ突出した状態で固定され
ており、端子部16の先端はテーパ状の誘導面16Aと
なっている。この丸ピン状の端子部16の下端部はフラ
ンジ部14Uの下方において素線の端末に固着されてい
る。これら5個のコイル12の上側のフランジ14Uは
同じ高さに設定されていて、この5枚のフランジ14U
に載置されるようにコネクタユニット20が取り付けら
れる。かかるコイルユニット10においては、各ボビン
13の中心孔13Aに図示しない可動鉄心が下方へ突出
する形態で軸方向の移動可能に取り付けられ、もって、
ソレノイドが構成される。コイル12に通電するとソレ
ノイドが励磁されて可動鉄心が上下に移動し、図示しな
いオートマチックトランスミッションを油圧制御する。
【0011】次に、コネクタユニット20について説明
する。コネクタユニット20は、全体として厚板状をな
すハウジング21と、このハウジング21内に収容した
5個の端子金具35と、各端子金具35に接続した電線
32(本発明の構成要件である導電部材)とからなる。
ハウジング21は、板状のベース22に、このベース2
2と同じ形状・寸法の板状をなすカバー23を重ねるよ
うに被せて固定したものであり、ベース22とカバー2
3との間には端子金具35と電線32を収容可能な隙間
が構成されている。ベース22の上面には、上記コイル
ユニット10の端子部16と対応するように5つの端子
金具収容凹部24が形成されているとともに、各端子金
具収容凹部24とベース22の前側(図3における下
側)の縁部の電線引出部25とに連通する電線収容凹部
26が形成されている。一方、カバー23の下面には、
ベース22の端子金具収容凹部24内に突き出される端
子部16の先端との干渉を回避するための逃がし凹部2
7、ベース22の端子金具収容凹部24における端子金
具35の浮き上がりを防止するための押え部28、及び
ベース22の電線収容凹部26と対応する電線収容凹部
29とが形成されている。
【0012】各端子金具収容凹部24は概ね方形をな
し、その中心にはベース22を上下に貫通する円形の貫
通孔30が形成されている。この貫通孔30は上記コイ
ルユニット10の各端子部16と同心に対応するように
配置されているが、貫通孔30の内径は端子部16の外
径よりも大きく設定されている。尚、この端子部16の
外径と貫通孔30の内径との寸法差は、コイルユニット
10とコネクタユニット20の各部品の寸法公差と組付
け公差から想定される累積公差の最大寸法と同じか、そ
れよりも大きい寸法とされており、これにより、端子部
16を支障なく貫通孔30に貫通させることが可能とな
っている。
【0013】端子金具35は、電線32に接続された固
定金具36と、端子部16と接続される可動金具37と
からなる。固定金具36は、上板38と下板39とをそ
の先端縁同士を連結部40により間隔を空けて連結し、
下板39の両側縁の係止片41を曲げて上板38の側縁
部に係止させるとともに、上板38の後端縁の係止片4
2を下板39の係止孔43に差し込んで曲げ係止させた
ものであり、係止片41,42の係止によって上下両板
38,39が拡開規制状態に組み付けられている。かか
る固定金具36は、全体として方形をなし、端子金具収
容凹部24に水平方向(両ユニット10,20の組付け
方向と直交する方向)への遊動を規制されるとともに、
押え部28によって浮き上がりを規制された状態で収容
されている。収容した状態では、下板39に形成した円
形の連通孔44がハウジング21の貫通孔30と同心に
位置するようになる。尚、連通孔44の内径は、貫通孔
30の内径よりも大きい寸法に設定されている。また、
上板38には、端子部16との干渉を回避するために、
下板39の連通孔44と同心同径の円形の逃がし孔45
が形成されている。さらに、下板39の後端縁にはバレ
ル部46が延設され、ここに電線32が圧着により接続
されている。この固定金具36に圧着された電線32
は、電線収容凹部26内を通って電線引出部25に至
り、ここからハウジング21外へ延出され、外部コネク
タ47に接続されている。
【0014】可動金具37は、固定金具36の上下両板
38,39、係止片41,42及び連結部40によって
囲まれた方形の低背空間48内に収容されるものであ
り、この低背空間48の前後左右の内法寸法よりも直径
が小さい円形板状をなしている。したがって、この可動
金具37は、低背空間48内で下板39に摺接しつつ二
次元方向に自在に遊動し得るようになっている。この可
動金具37の遊動方向は、両ユニット10,20の組付
け方向(端子部16の突出方向)に対して直交する方向
となっている。この可動金具37の遊動許容寸法(=可
動金具37の外縁と連結部40又は係止片41,42と
の間隔)は、上記したように両ユニット10,20の各
公差から想定される累積公差の最大寸法と同じか、それ
よりも大きい寸法とされている。これにより、累積公差
が最大になった場合でも、端子部16と可動金具37と
の嵌合が可能となる。
【0015】かかる可動金具37は、中央にH字形のス
リット49が形成された長円形の板材を曲げ加工したも
のであり、スリット49によってできた一対の片持ち状
の板片部を弧状に湾曲させつつ立ち上がるように変形さ
せて弾性接触片50が形成されているとともに、スリッ
ト49の両側部分を角形の立上り部51となるように曲
げ加工することにより両弾性接触片50の互いに平行な
立ち上がり端縁50Aの間隔が端子部16の外径寸法よ
りも小さくなるように接近させた形状となっている。ま
た、両弾性接触片50の立ち上がり端縁50Aの両側に
は立上り部51が接近して位置するが、この両立上り部
51の間隔は、貫通孔30の外径よりも大きく設定され
ている。尚、弾性接触片50を接近させつつ立上り部5
1を形成することにより、可動金具37は平面視におい
て円形となる。
【0016】また、弾性接触片50の立上り部51と直
交方向の両側には、一対の弾性接続部52が形成されて
いる。この弾性接続部52は、叩きだしと称される周知
の加工方法によって成形され、両端支持のブリッジ状に
上方へ突出し、その上面にはエンボス部52Aが突成さ
れている。かかる弾性接続部52は下方へ潰れるような
弾性撓みを生じ得るようになっていて、その自由状態に
おける高さは、上板38の下面よりも高くなるように設
定されている。したがって、可動金具37を固定金具3
6内に収容した状態では弾性接続部52が弾性撓みして
エンボス部52Aを上板38に弾性的に当接させた状態
となる。尚、この弾性接続部52は、可動金具37の二
次元方向(両ユニット10,20の組付け方向と直交す
る方向)への遊動を許容するが、可動金具37が上方
(両ユニット10,20の組付け方向に沿う方向)へ浮
き上がることを規制する。
【0017】次に、本実施形態の作用を説明する。コネ
クタユニット20をコイルユニット10に組み付ける際
には、コイル12のフランジ14Uにハウジング21を
載置し、図示しない凹凸等の位置決め手段により端子部
16が貫通孔30に同心に対応するようにハウジング2
1を位置決めし、接着等の手段によって両ユニット1
0,20を固定する。このとき、ハウジング21をフラ
ンジ部14Uに載置するのに伴い、5本の端子部16が
夫々貫通孔30と連通孔44を貫いて対応する可動金具
37の弾性接触片50の間に割り込み、両弾性接触片5
0を弾性的に拡開変形させる。これにより、弾性接触片
50が端子部16の外周面に対して両側から挟圧し、所
定の接触圧で接続する。このときの双方の弾性接触片5
0の弾性撓み量は互いに同じ量となる。
【0018】また、両ユニット10,20の組付けの際
に、交差の影響から、端子部16に対してハウジング2
1の貫通孔30が位置ずれし、または固定金具36内
(低背空間48内)で可動金具37が位置ずれし、その
結果、端子部16に対して可動金具37が大きく芯ずれ
(位置ずれ)した状態で嵌合される虞がある。この端子
部16に対する可動金具37の芯ずれの方向が図6にお
ける上下方向のみの場合には、端子部16が両弾性接触
片50のほぼ真ん中に割り込むことになるため、端子金
具35はそのままの位置で端子部16と嵌合するに至
る。このとき、端子部16は弾性接触片50の立ち上が
り端縁50Aの側方にずれた位置で挟圧されるが、両弾
性接触片50の弾性撓み量は同じなので、所定の接触圧
が確保される。
【0019】また、端子部16に対する芯ずれ方向が図
6の左右方向である場合には、端子部16が一方の弾性
接触片50側に偏った状態で両弾性接触片50の間に割
り込もうとするが、このときに、端子部16の先端が弾
性接触片50の湾曲面に当接することにより、可動金具
37が図6の左右方向に変位させられ、端子部16が両
弾性接触片50の中間に位置するようになる。これによ
り、芯ずれが矯正され、両弾性接触片50が同じ接触圧
で端子部16を挟圧するようになる。
【0020】さらに、芯ずれ方向が図6における斜め方
向である場合には、可動金具37が左右方向に変位する
ことにより同方向の芯ずれが矯正され、端子部16が両
弾性接触片50の間の上下に偏った位置において挟圧さ
れる。上述のように本実施形態においては、端子金具3
5を固定金具36と可動金具37との2ピース構造と
し、その可動金具37を両ユニット10,20の組付け
方向と直交方向に遊動し得るようにしたので、両ユニッ
ト10,20の組付けの際に端子部16と可動金具37
が位置ずれしていても、可動金具37が変位することに
より位置ずれが矯正されて端子部16と整合するように
なり、端子金具35と端子部16とが支障なく嵌合状態
に至る。また、位置ずれの吸収は、ある部品の一部を弾
性変形させることによって行うのではなく、独立した可
動金具37を自由に移動させることによって行うので、
その移動距離、即ち吸収可能な位置ずれ寸法を任意に設
定できる。したがって、両ユニット10,20の部品及
び組付けに起因する累積公差が大きい場合でも、対応が
可能である。
【0021】また、可動金具37が変位する際には、そ
の弾性接続部52がその弾力による接触圧を保ちつつ上
板38に摺接するようになっているので、固定金具36
と可動金具37との接触信頼性が維持される。さらに、
可動金具37が端子部16との位置ずれを矯正すべく遊
動する際に、可動金具37が一定の姿勢のまま平行移動
せずに向きを斜めに変えつつ遊動することも考えられ
る。この場合、端子部が板片状をなしていると、斜めに
なったときに弾性接触片50の弾性撓み量が大きくな
り、接触圧が大きくなり過ぎる虞がある。しかし、本実
施形態では、端子部16が円形断面の突起状をなしてい
るので、可動金具37はその弾性接触片50の撓み量を
一定に保ったままで端子部16を中心として姿勢を変え
るようになる。したがって、端子部16と端子金具35
との接触圧の変動を回避することができる。
【0022】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では固定金具が可動金具をサンドイ
ッチ状に挟むようにしたが、本発明によれば、固定金具
が可動金具の周縁部だけを挟んで保持するようにしても
よい。
【0023】(2)上記実施形態では導電部材が電線で
ある場合について説明したが、本発明によれば、導電部
材を固定金具と一体又は別体のバスバーとしてもよい。 (3)上記実施形態ではコイルユニット側の接続形状を
突起状とし、コネクタユニット側の接続形状を孔状とし
たが、本発明によれば、コイルユニット側を孔状とし、
コネクタユニット側を突起部としてもよい。 (4)上記実施形態ではコイルユニットの端子部を丸ピ
ン形状としたが、本発明によれば、角ピン形状や板片形
状などとしてもよい。
【0024】(5)上記実施形態では弾性接触片を一対
設けたが、本発明によれば、弾性接触片を1片だけとし
て端子部に対して片側のみから押すように当接させるよ
うにしてもよい。 (6)上記実施形態では弾性接続部が可動金具のみに形
成されているが、本発明によれば、弾性接続部を固定金
具に形成してもよく、固定金具と可動金具の両方に形成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコイルユニットとコネクタユニッ
トを分離衝合段部状態を示す斜視図
【図2】コイルユニットの部分拡大断面図
【図3】コネクタユニットをコイルユニットに組み付け
た状態を示す平面図
【図4】組付け状態においてコネクタユニットのハウジ
ングのカバーを外した状態を示す平面図
【図5】両ユニットの組付け状態を示す部分拡大断面図
【図6】端子金具と端子部との接続状態を示す一部切欠
平面図
【図7】端子金具の組付け前の状態を示す斜視図
【図8】固定金具の斜視図
【符号の説明】
10…コイルユニット 12…コイル 16…端子部 20…コネクタユニット 32…電線(導電部材) 35…端子金具 36…固定金具 37…可動金具 50…弾性接触片 52…弾性接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−117038(JP,A) 特開 平7−37648(JP,A) 特開 昭54−56193(JP,A) 特開 昭59−879(JP,A) 実開 平6−60061(JP,U) 実開 平4−47274(JP,U) 実開 平3−22362(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/58 H01R 13/642

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子部が設けられている複数のコイルを
    所定位置に配置してなるコイルユニットと、前記端子部
    と対応する複数の端子金具とこれらの端子金具に接続さ
    れる給電用の導電部材とを備えてなるコネクタユニット
    とを組み付けて構成され、その両ユニットの組付けにと
    もなって互いに対応する前記端子部と前記端子金具とを
    電気的に接続可能な状態に嵌合させるようにした電気接
    続構造において、 前記端子金具は、前記導電部材に固着されるとともに前
    記コネクタユニット上で固定される導電性の固定金具
    と、この固定金具に対して接触状態を保ちつつ前記両ユ
    ニットの組付け方向と直交する方向への遊動を可能とさ
    れているとともに前記端子部との嵌合を可能とされた可
    動金具とから構成されていることを特徴とする電気接続
    構造。
  2. 【請求項2】 前記固定金具と前記可動金具の少なくと
    もいずれか一方には、相手側の金具に対して弾性接触す
    る弾性接続部が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の電気接続構造。
  3. 【請求項3】 前記端子部が、円形断面であって軸線を
    前記両ユニットの組付け方向と平行に向けた突起状をな
    しており、前記可動金具には、前記端子部の外周に弾性
    接触可能な弾性接触片が形成されていることを特徴とす
    請求項1又は請求項2に記載の電気接続構造。
JP33988598A 1998-11-30 1998-11-30 電気接続構造 Expired - Fee Related JP3412539B2 (ja)

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