JP3356088B2 - 電気接続構造 - Google Patents

電気接続構造

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JP3356088B2
JP3356088B2 JP34016098A JP34016098A JP3356088B2 JP 3356088 B2 JP3356088 B2 JP 3356088B2 JP 34016098 A JP34016098 A JP 34016098A JP 34016098 A JP34016098 A JP 34016098A JP 3356088 B2 JP3356088 B2 JP 3356088B2
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淳治 牟田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/48Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member
    • H01R4/4809Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member using a leaf spring to bias the conductor toward the busbar
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R11/00Individual connecting elements providing two or more spaced connecting locations for conductive members which are, or may be, thereby interconnected, e.g. end pieces for wires or cables supported by the wire or cable and having means for facilitating electrical connection to some other wire, terminal, or conductive member, blocks of binding posts
    • H01R11/11End pieces or tapping pieces for wires, supported by the wire and for facilitating electrical connection to some other wire, terminal or conductive member
    • H01R11/12End pieces terminating in an eye, hook, or fork

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定位置に配した
複数のコイルを有するコイルユニットと、そのコイルに
対応させて配置した接続部を有するコネクタユニットと
の電気接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のオートマチックトランスミッシ
ョンでは、ミッションケース内に油圧制御用のソレノイ
ドバルブが設けられ、このソレノイドバルブを構成する
コイルへの給電は、ミッションケース外のワイヤーハー
ネスに接続されるコネクタユニットを用いて行われる。
特開平9−55235号公報にはそのコネクタユニット
の一例が開示されている。そのソレノイドバルブは、複
数のコイルをベース上の所定位置に配置して固定したコ
イルユニットを有し、その各コイルに個別に突起状端子
が設けられている。一方、コネクタユニットは、ベース
上において各コイルと対応するように配置した複数の板
状端子金具を備えており、各板状端子金具には接続孔と
その接続孔の孔縁から立ち上がる弾性挟圧片とが形成さ
れている。このコネクタハウジングはコイルユニットに
取り付けられ、この取付けの際に突起状端子が接続孔に
貫通して弾性挟圧片により挟み付けられ、もってコイル
ユニットとコネクタユニットが電気的接続状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数のコ
イルに対して複数の板状端子金具を個別に位置合わせし
つつ両ユニットを組み付ける構造では、各部品の寸法誤
差や各ユニットにおける組付け誤差が公差の範囲内であ
っても、両ユニットを組み付けたときに公差が累積さ
れ、その結果突起状端子と板状端子金具が大きく位置ず
れして円滑に嵌合されなくなる虞がある。そのため、上
記公報に開示されたものでは、突起状端子が嵌合される
接続孔に弾性的に撓み可能な挟圧片を形成し、この弾性
挟圧片の弾性変位により位置ずれを吸収する手段がとら
れている。しかし、この方法では、対応可能な位置ずれ
寸法が弾性挟圧片の最大撓み量の範囲内に限られ、位置
ずれ吸収の機能として十分でない場合がある。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、コ
イルユニットとコネクタユニットとの間の電気接続部の
位置ずれを吸収する機能に優れた電気接続構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
部が設けられている複数のコイルを所定位置に配置して
なるコイルユニットと、前記端子部と対応する複数の端
子金具とこれらの端子金具に接続される給電用の導電部
材とを備えてなるコネクタユニットとを組み付けて構成
され、その両ユニットの組付けにともなって互いに対応
する前記端子部と前記端子金具とを電気的に接続可能な
状態に嵌合させるようにした電気接続構造において、前
記端子金具は、前記コネクタユニット上において前記コ
イルユニットへの組付け方向と直交する方向への遊動を
可能に設けられており、前記導電部材は曲げ変形可能な
導線を樹脂被覆してなる電線からなり、その電線は前記
樹脂被覆が部分的に剥かれて前記導線が露出されている
とともに、その前記導線の露出部分が屈曲した経路で配
索されている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端子部が、円形断面であって軸線を前記両ユニ
ットの組付け方向と平行に向けた突起状をなしており、
前記端子金具には、前記端子部の外周に弾性接触可能な
弾性接触片が形成されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]コイルユニ
ットとコネクタユニットを組み付ける際にコイルユニッ
トの端子部とコネクタユニットの端子金具とが位置ずれ
している場合には、電線における導線の露出部分の屈曲
変形を伴いつつ、端子金具が遊動することにより位置ず
れが矯正されて端子部と整合するようになり、端子金具
と端子部とが支障なく嵌合される。端子金具の遊動量を
大きく確保することで、吸収可能な位置ずれの量も大き
く設定できる。また、導線は樹脂被覆が剥かれることに
よって曲がりやすくなるため、端子部に対する端子金具
の追従性に優れている。
【0008】[請求項2の発明]端子金具が端子部との
位置ずれを矯正すべく遊動する際に、端子金具が一定の
姿勢のまま平行移動せずに向きを斜めに変えつつ遊動す
ることがあるが、端子部が円形断面の突起状をなしてい
ることから、端子金具は弾性接触片の弾性撓み量を一定
にしたままで端子部を中心として姿勢を変えるようにな
り、端子部と端子金具との接触圧の変動を回避できる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明す
る。
【0010】本実施形態は、自動車のオートマチックト
ランスミッションのミッションケース内に設けられる油
圧制御用のソレノイドバルブにおいて、このソレノイド
バルブを構成するコイルユニット10と、そのコイルユ
ニット10へ給電するためのコネクタユニット20とを
電気的に接続する構造に適用したものである。ミッショ
ンケース内においてコイルユニット10にコネクタユニ
ット20を組み付けると、両ユニット10,20が電気
的に接続された状態となる。コネクタユニット20は、
ミッションケースを貫通させて設けた中継コネクタを介
してミッションケース外のワイヤーハーネスに接続さ
れ、バッテリーからコイルユニット10の各コイル12
に電気が供給される。
【0011】コイルユニット10は、台形板状をなす基
板11の上面に複数個(本実施形態では5個)のコイル
12を所定の配置に固定したものである。各コイル12
は、ボビン13の外周に素線12Aを巻き付けて構成さ
れ、ボビン13の下側のフランジ14Lを基板11のコ
イル取付用凹部15に嵌合して接着等の手段で固定する
ことにより基板11に一体化したものである。各ボビン
13の上側のフランジ14Uには、導電性材料からなる
円形断面の端子部16が上方へ突出した状態で固定され
ており、その端子部16の先端はテーパ状の誘導面16
Aとなっている。この丸ピン状の端子部16の下端部は
フランジ部14Uの下方において素線12Aの端末に固
着されている。これら5個のコイル12の上側のフラン
ジ14Uは同じ高さに設定されていて、この5個のフラ
ンジ14Uに載置されるようにコネクタユニット20が
取り付けられる。
【0012】かかるコイルユニット10においては、各
ボビン13の中心孔13Aに図示しない可動鉄心が下方
へ突出する形態で軸方向の移動可能に取り付けられ、も
って、ソレノイドが構成される。コイル12に通電する
とソレノイドが励磁されて可動鉄心が上下に移動し、図
示しないオートマチックトランスミッションを油圧制御
する。次に、コネクタユニット20について説明する。
コネクタユニット20は、全体として厚板状をなすハウ
ジング21と、このハウジング21内に収容した5個の
端子金具30と、各端子金具30に接続した電線40
(本発明の構成要件である導電部材)とからなる。ハウ
ジング21は、板状のベース22に、このベース22と
同じ形状・寸法の板状をなすカバー23を重ねるように
被せて固定したものであり、ベース22とカバー23と
の間には端子金具30と電線40を収容可能な隙間が構
成されている。ベース22の上面には、上記コイルユニ
ット10の端子部16と対応するように5つの端子金具
収容凹部24が形成されているとともに、各端子金具収
容凹部24とベース22の前側(図3における下側)の
縁部の電線引出部25とに連通する電線収容凹部26が
形成されている。電線収容凹部26は、電線引出部25
との連続部分では5本の電線40を並列させて収容可能
なように幅広に形成され、そこから各端子金具収容凹部
24に向かって分岐した形態となっている。一方、カバ
ー23の下面にも、ベース22の端子金具収容凹部24
及び電線収容凹部26と対応するように端子金具収容凹
部24と電線収容凹部26とが形成されている。
【0013】各端子金具収容凹部24においては、ベー
ス22を上下に貫通する円形の貫通孔27が形成されて
いる。この貫通孔27は上記コイルユニット10の各端
子部16と同心に対応するように配置されているが、貫
通孔27の内径は端子部16の外径よりも大きく設定さ
れている。尚、この端子部16の外径と貫通孔27の内
径との寸法差は、コイルユニット10とコネクタユニッ
ト20の各部品の寸法公差と組付け公差から想定される
累積公差の最大寸法と同じか、それよりも大きい寸法と
されており、これにより、端子部16を支障なく貫通孔
27に貫通させることが可能となっている。端子金具収
容凹部24の平面視形状は鍵穴状をなしている。即ち、
貫通孔27と同心の円形収容部24Aと、この円形収容
部24Aの直径寸法よりも小さい幅の方形収容部24B
とからなり、方形収容部24Bは電線収容凹部26に連
通しているとともに、両収容部24A,24Bの下面
(端子金具30が載置される面)は平坦状に連なってい
る。
【0014】端子金具30は、円形板状をなす本体部3
1と、この本体部31の外縁から突出するバレル部32
とを一体成形したものであり、本体部31を円形収容部
24A内に位置させるとともに、バレル部32を方形収
容部24B内に位置させるようにして端子金具収容凹部
24内に載置される。本体部31の外径は円形収容部2
4Aの内径よりも小さく設定されている。これにより、
端子金具30は端子金具収容凹部24内でその載置面上
で摺接しつつ二次元方向に自在に遊動し得るようになっ
ている。この端子金具30の遊動方向は、両ユニット1
0,20の組付け方向(端子部16の突出方向)に対し
て直交する方向となっている。この端子金具30の遊動
許容寸法(=本体部31と円形収容部24Aとの寸法
差)は、上記したように両ユニット10,20の各公差
から想定される累積公差の最大寸法と同じか、それより
も大きい寸法とされている。これにより、累積公差が最
大になった場合でも、端子部16と端子金具30との嵌
合が可能となる。
【0015】尚、電線40を圧着した状態におけるバレ
ル部32の幅は方形収容部24Bの内幅よりも小さく設
定され、その寸法差は端子金具30の最大遊動許容寸法
よりも大きく設定されている。これにより、バレル部3
2と方形収容部24Bの内壁との干渉に起因して端子金
具30の遊動が規制されることが回避されている。ま
た、カバー23には、本体部31の周縁部上面に対して
部分的に摺接可能な押え部28が形成されている。この
押え部28は、端子金具30の二次元方向(両ユニット
10,20の組付け方向と直交する方向)への遊動を許
容するが、端子金具30が上方(両ユニット10,20
の組付け方向に沿う方向)へ浮き上がることを規制す
る。
【0016】端子金具30の本体部31は、中央にH字
形のスリット33が形成された長円形の板材を曲げ加工
したものであり、スリット33によってできた一対の片
持ち状の板片部を弧状に湾曲させつつ立ち上がるように
変形させて弾性接触片34が形成されているとともに、
スリット33の両側部分を角形の立上り部35となるよ
うに曲げ加工することにより両弾性接触片34の互いに
平行な立ち上がり端縁34Aの間隔が端子部16の外径
寸法よりも小さくなるように接近させた形状となってい
る。また、両弾性接触片34の立ち上がり端縁34Aの
両側には立上り部35が接近して位置するが、この両立
上り部35の間隔は、貫通孔27の外径よりも大きく設
定されている。尚、弾性接触片34を接近させつつ立上
り部35を形成することにより、本体部31は平面視に
おいて円形となる。
【0017】端子金具30のバレル部32に圧着された
電線40は、金属細線を撚り合わせてなる導線41を樹
脂被覆42で保護した周知のものである。この電線40
の端末部は、所定の長さに亘って樹脂被覆42を剥いて
導線41を露出させた状態とされていて、この露出した
導線41の端末が端子金具30のバレル部32に圧着さ
れている。圧着された導線41は、端子金具収容凹部2
4の方形収容部24B内においてその長さ方向に延び、
樹脂被覆42を剥かれて露出した領域の端部が方形収容
部24Bの先端において直角に曲げられている。導線4
1の樹脂被覆42を剥かれて露出した部分は、樹脂被覆
42による曲げ剛性の影響を受けないため、直角に曲が
った部分においてその曲げ角度を広狭するような変形
や、直線部分において湾曲するような変形が比較的容易
に生じ得るようになっている。
【0018】また、方形収容部24Bの先端において
は、電線収容凹部26が幅狭の電線保持溝29を介して
直角に連通されている。この電線保持溝29には電線4
0の樹脂被覆42が遊動を規制された状態に嵌合されて
いる。そして、電線40の樹脂被覆42されている部分
は、電線収容凹部26内を通り、電線引出部25からハ
ウジング21外へ延出され、外部コネクタ45に接続さ
れている。次に、本実施形態の作用を説明する。
【0019】コネクタユニット20をコイルユニット1
0に組み付ける際には、コイル12のフランジ14Uに
ハウジング21を載置し、図示しない凹凸等の位置決め
手段により端子部16が貫通孔27に同心に対応するよ
うにハウジング21を位置決めし、接着等の手段によっ
て両ユニット10,20を固定する。このとき、ハウジ
ング21をフランジ部14Uに載置するのに伴い、5本
の端子部16が夫々貫通孔27を貫いて対応する端子金
具30の弾性接触片34の間に割り込み、両弾性接触片
34を弾性的に拡開変形させる。これにより、弾性接触
片34が端子部16の外周面に対して両側から挟圧し、
所定の接触圧で接続する。このときの双方の弾性接触片
34の弾性撓み量は互いに同じ量となる。
【0020】また、両ユニット10,20の組付けの際
に、交差の影響から、端子部16に対してハウジング2
1の貫通孔27が位置ずれし、または端子金具収容凹部
24の円形収容部24A内で端子金具30が位置ずれ
し、その結果、端子部16に対して端子金具30の本体
部31が大きく芯ずれ(位置ずれ)した状態で嵌合され
る虞がある。この端子部16に対する本体部31の芯ず
れの方向が図4における上下方向のみの場合には、端子
部16が両弾性接触片34のほぼ真ん中に割り込むこと
になるため、端子金具30はそのままの位置で端子部1
6と嵌合するに至る。このとき、端子部16は弾性接触
片34の立ち上がり端縁34Aにおける側方にずれた位
置で挟圧されるが、双方の弾性接触片34の弾性撓み量
は同じとなるので、所定の接触圧が確保される。
【0021】また、端子部16に対する芯ずれ方向が図
4の左右方向である場合には、端子部16が一方の弾性
接触片34側に偏った状態で両弾性接触片34の間に割
り込もうとするが、このときに、端子部16の先端が弾
性接触片34の湾曲面に当接することにより、端子金具
30が図4の左右方向に変位させられ、端子部16が両
弾性接触片34の中間に位置するようになる。これによ
り、芯ずれが矯正され、両弾性接触片34が同じ接触圧
で端子部16を挟圧するようになる。
【0022】さらに、芯ずれ方向が図4における斜め方
向である場合には、端子金具30が左右方向に変位する
ことにより同方向の芯ずれが矯正され、端子部16が両
弾性接触片34の間の上下に偏った位置において挟圧さ
れる。上述のように本実施形態においては、端子金具3
0を両ユニット10,20の組付け方向と直交方向に遊
動し得るようにしたので、両ユニット10,20の組付
けの際に端子部16と端子金具30が位置ずれしていて
も、端子金具30が変位することにより位置ずれが矯正
されて端子部16と整合するようになり、端子金具30
と端子部16とが支障なく嵌合される。また、位置ずれ
の吸収は、ある部品の一部を弾性変形させることによっ
て行うのではなく、独立した端子金具30を自由に移動
させることによって行うので、その移動距離、即ち吸収
可能な位置ずれ寸法を任意に設定できる。したがって、
両ユニット10,20の部品及び組付けに起因する累積
公差が大きい場合でも、対応が可能である。
【0023】また、端子金具30が変位する際には、電
線40の変形を伴うのであるが、この電線40の変形は
導線41の樹脂被覆42を剥いて露出させた部分で生じ
るようにしているので、曲げ剛性が低く、端子金具30
の変位に対する追従性に優れる。したがって、端子金具
30の変位、ひいては位置ずれの矯正を円滑に機能させ
ることができる。さらに、端子金具30が端子部16と
の位置ずれを矯正すべく遊動する際に、端子金具30が
一定の姿勢のまま平行移動せずに向きを斜めに変えつつ
遊動することも考えられる。この場合、端子部が板片状
をなしていると、斜めになったときに弾性接触片34の
弾性撓み量が大きくなり、接触圧が大きくなり過ぎる虞
がある。しかし、本実施形態では、端子部16が円形断
面の突起状をなしているので、端子金具30はその弾性
接触片34の撓み量を一定に保ったままで端子部16を
中心として姿勢を変えるようになる。したがって、端子
部16と端子金具30との接触圧の変動を回避すること
ができる。
【0024】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では電線の樹脂被覆を剥いて導線を
露出させる領域を端子金具との圧着部と連続するように
設定したが、本発明によれば、端子金具との圧着部部は
樹脂被覆しておき、配索経路の途中で部分的に樹脂被覆
を剥いて導線を露出させるようにしてもよい。
【0025】(2)上記実施形態では電線の術被覆を剥
いて露出させた領域をL字形に配索したが、本発明によ
れば、S字形、Z字形、波形等、種々の屈曲経路に設定
することができる。 (3)上記実施形態ではコイルユニット側の接続形状を
突起状とし、コネクタユニット側の接続形状を孔状とし
たが、本発明によれば、コイルユニット側を孔状とし、
コネクタユニット側を突起部としてもよい。 (4)上記実施形態ではコイルユニットの端子部を丸ピ
ン形状としたが、本発明によれば、角ピン形状や板片形
状などとしてもよい。
【0026】(5)上記実施形態では弾性接触片を一対
設けたが、本発明によれば、弾性接触片を1片だけとし
て端子部に対して片側のみから押すように当接させるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてコイルユニットとコネクタ
ユニットとを分離した状態を示す斜視図
【図2】コイルユニットの部分拡大断面図
【図3】両ユニットを組み付けた状態を示す平面図
【図4】コネクタユニットにおける端子金具と電線の取
付け状態を示す平面図
【図5】両ユニットを組み付けた状態を示す部分拡大断
面図
【図6】端子金具と電線の斜視図
【符号の説明】
10…コイルユニット 12…コイル 16…端子部 20…コネクタユニット 30…端子金具 34…弾性接触片 40…電線(導電部材) 41…導線 42…樹脂被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−879(JP,A) 特開 平9−161877(JP,A) 特開 平9−117038(JP,A) 特開 平7−37648(JP,A) 実開 昭58−113977(JP,U) 実開 昭50−18987(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/642 H01R 13/11 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子部が設けられている複数のコイルを
    所定位置に配置してなるコイルユニットと、前記端子部
    と対応する複数の端子金具とこれらの端子金具に接続さ
    れる給電用の導電部材とを備えてなるコネクタユニット
    とを組み付けて構成され、その両ユニットの組付けにと
    もなって互いに対応する前記端子部と前記端子金具とを
    電気的に接続可能な状態に嵌合させるようにした電気接
    続構造において、 前記端子金具は、前記コネクタユニット上において前記
    コイルユニットへの組付け方向と直交する方向への遊動
    を可能に設けられており、 前記導電部材は曲げ変形可能な導線を樹脂被覆してなる
    電線からなり、その電線は前記樹脂被覆が部分的に剥か
    れて前記導線が露出されているとともに、その前記導線
    の露出部分が屈曲した経路で配索されていることを特徴
    とする電気接続構造。
  2. 【請求項2】 前記端子部が、円形断面であって軸線を
    前記両ユニットの組付け方向と平行に向けた突起状をな
    しており、前記端子金具には、前記端子部の外周に弾性
    接触可能な弾性接触片が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の電気接続構造。
JP34016098A 1998-11-30 1998-11-30 電気接続構造 Expired - Fee Related JP3356088B2 (ja)

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