JP3412128B2 - 自動巻き寿司製造装置 - Google Patents

自動巻き寿司製造装置

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JP3412128B2 JP07058497A JP7058497A JP3412128B2 JP 3412128 B2 JP3412128 B2 JP 3412128B2 JP 07058497 A JP07058497 A JP 07058497A JP 7058497 A JP7058497 A JP 7058497A JP 3412128 B2 JP3412128 B2 JP 3412128B2
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義則 島津
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P20/00Coating of foodstuffs; Coatings therefor; Making laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs
    • A23P20/20Making of laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs, e.g. by wrapping in preformed edible dough sheets or in edible food containers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動巻き寿司製造装
置に係り、その目的は大きな設置スペースを必要とせず
且つ小人数で扱うことができラインの省人化が可能で製
造コストを下げることができ、しかも端面が崩れにくく
仕上りの美しい巻寿司を得ることができる自動巻き寿司
製造装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来、巻き寿司は、広げた海苔の上に炊
き上げられた寿司米と中具を載せ、寿司米と中具を海苔
と一緒に巻き込んで回りから押さえることにより形を整
え、最後に巻き上がった寿司を包丁で切断することによ
り製造していた。ところが人手によって巻き寿司を造る
場合には、長時間作業による疲労等の問題があり、長時
間にわたって多量の巻寿司を造るには自ずと限界があっ
た。このような実情に鑑みて、直線状に架設されたベル
トコンベア上にフィルムを敷き、このフィルム上に寿司
米を供給して載置し、次に中具を寿司米上に載置し、こ
の寿司米、中具が載置された状態のフィルムを連続して
ガイド板及びローラで徐々に絞り込みながら巻き込み、
次いで切断装置により所定寸法に切断し、最後にフィル
ムを外して海苔を手で巻くことにより巻き寿司を製造す
る巻き寿司製造装置や、予めコンベア上に海苔を供給し
その上に寿司米を載置することにより巻寿司を製造する
装置も存在している。また、最近はコンビニエンススト
アにおいても寿司が販売されていることが多いが、コン
ビニエンスストアでは製造から販売までの時間を極力短
くするため寿司などの食品は一日三回に分けて納品され
ており、このような実情から、業界のニーズは、一度に
大量の製品を製造できる量産用の大型機械から小型で且
つ小人数で扱える機械へと移行しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の巻き寿司製造装置では、フィルムを外し
て海苔を巻く作業に非常に手間がかかるためこの作業に
多くの人数を配さねばならず、またコンベアが直線状に
架設されているため広い設置スペースを必要としいずれ
の面においても最近の業界のニーズに適応できるもので
はなかった。また、上記したような従来の巻き寿司製造
装置では、コンベア上を流れてくる寿司米をそのまま巻
締め整形し、その後に切断する構成とされていたため、
寿司の端面が崩れ易く、仕上りの美しい巻寿司を得るに
は適していなかった。しかも、予め寿司米をコンベア上
で一定量ずつ切り分けておこうとしても、コンベア上に
載置されたフィルムや海苔の上に寿司米を供給する構成
とされているため、フィルムや海苔に寿司米がくっつい
てしまい、一定量ずつ寿司米をコンベア上で切断するこ
とができなかった。本発明は上記従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、大きな設置スペースを必要とせ
ず且つ小人数で扱うことができて製造コストを下げるこ
とができ、しかも端面が崩れることがなく仕上りの美し
い巻寿司を得ることができる自動巻き寿司製造装置の提
供を解決課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、請求項1の発明は、
寿司米供給装置と、該寿司米供給装置の下方に配設され
た寿司米供給コンベアと、該寿司米供給コンベアに対し
て直角方向に配設された搬送コンベアと、該搬送コンベ
アの進行方向に沿って配設された寿司米押出し機構、寿
司米切断機構、巻締め機構、整形機構、製品押出し機構
と、前記搬送コンベアの終端部に搬送コンベアに対して
直角方向に配設された製品取出しコンベアとから構成さ
れてなり、前記寿司米供給コンベア、搬送コンベア及び
製品取出しコンベアが全体としてコの字状に配設されて
なるとともに、前記寿司米切断機構が、搬送コンベアに
向けて上下に駆動する上下駆動機構と、該上下駆動機構
に取り付けられた切刃と、該切刃を搬送コンベアの前後
方向に往復駆動する前後駆動機構とから構成され、切刃
の前方への駆動速度が搬送コンベアの進行速度よりも大
とされてなることを特徴とする自動巻き寿司製造装置で
ある。請求項2の発明は、前記製品押出し機構が、互い
に直角方向に配設された4枚の羽根を備えた回転羽根機
構とされてなり、その回転軸方向が搬送コンベア進行方
向と同方向とされ、前記搬送コンベアは終端付近におい
て複数のローラが所要の間隔をおいて並設されたローラ
送り機構とされてなり、前記羽根がローラ間隔に合わせ
て設けられた複数本の棒状部材から構成されてなること
を特徴とする請求項1記載の自動巻き寿司製造装置であ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動巻き寿司
製造装置の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る自動巻き寿司製造装置の全体構造の
概略を示す正面図であり、図2は上面図である。図示例
に係る自動巻き寿司製造装置(1)は、寿司米供給装置
(図3に示す)の下方に寿司米供給コンベア(3)が配
設され、この寿司米供給コンベア(3)に対して直角方
向に搬送コンベア(4)が配設されている。また、搬送
コンベア(4)の進行方向始端側より、寿司米押出し機
構(5)、寿司米切断機構(6)、中具供給機構
(7)、巻締め機構(8)、整形機構(9)、製品押出
し機構(10)が順次配設され、搬送コンベア(4)の
終端部には製品取出しコンベア(11)が搬送コンベア
(4)に対して直角方向に配設されている。
【0006】寿司米供給装置(2)は、図3に示すよう
に、寿司米が収容されたバット(21)と、バット反転
機(22)と、このバット反転機(22)の反転動作に
よって寿司米が投入され、複数の棒状ほぐし羽根(23
a)付きの回転ほぐし機構が内部に設けられた寿司米供
給用ホッパー(23)とから構成され、寿司米供給用ホ
ッパー(23)の下部には寿司米供給コンベア(3)が
配設される。
【0007】寿司米押出し機構(5)は、第一ベルトコ
ンベア(51)と、この第一ベルトコンベア(51)の
下方に設けられ、搬送コンベア(4)に向けて下向きに
傾斜した第二ベルトコンベア(52)とを備えている。
図4は、寿司米押出し機構(5)を示す斜視図であり、
第一ベルトコンベア(51)及び第二ベルトコンベア
(52)の側方には、下側が開放されたガイド枠板(5
3)が設置され、このガイド枠板(53)には第一なら
しローラ(54)、第二ならしローラ(55)及び第三
ならしローラ(56)が回動自在に枢支されている。
【0008】また、第1ならしローラ(54)と第2な
らしローラ(55)との間には、寿司米の塊を検出する
ためのセンサー(11)が取り付けられており、寿司米
が十分にほぐれずに大きな塊状態で流れてきた場合には
センサー(11)により塊を検出して装置を停止させる
ように構成されている。
【0009】第1ならしローラ(54)は、図5に示す
ように、外周面に一定間隔をおいて軸方向に形成された
複数条の凹部(54a)と、複数条の凸部(54b)に
周方向に形成された複数の凹溝(54c)とを備えてお
り、この凹溝(54c)は所要位置において深凹溝(5
4d)とされている。この深凹溝(54d)は、隣合う
凸部に形成された深凹溝とは異なる位置、すなわちロー
ラが回転した際にコンベア上のある位置において深凹溝
(54d)の部分が連続して現れることがないように構
成されている。また、この第1ならしローラ(54)の
凸部は、軸方向の端から中心に向けて膨らみを持つよう
に形成されている。
【0010】第2ならしローラ(55)は、図6に示す
ように、外周面に一定間隔をおいて軸方向に形成された
複数条の凹部(55a)と、複数条の凸部(55b)に
周方向に形成された複数の凹溝(55c)とを備えてい
る。そして、凹部(55a)及び凹溝(55c)は前記
第1ならしローラ(54)の凹部(54a)及び凹溝
(54c)よりも幅が狭くされている。
【0011】第3ならしローラ(56)は、図7に示す
ように、外周面に一定間隔をおいて軸方向に形成された
複数条の凹部(56a)と、複数条の凸部(56b)に
周方向に形成された複数の凹溝(56c)とを備えてい
る。そして、凹部(56a)及び凹溝(56c)は前記
第2ならしローラ(55)の凹部(55a)及び凹溝
(55c)よりも幅が狭くされている。
【0012】上記寿司米押出し機構(5)によれば、図
8に示すように、寿司米供給コンベアから第一ベルトコ
ンベア(51)上に供給されてきた寿司米(S)が、先
ず第1ならしローラ(54)で下流側の第二ベルトコン
ベア(52)上に押し出され、更に第2ならしローラ
(55)で下流側の第3ならしローラ(56)へと押し
出されて、搬送コンベア(4)上に載置供給されるが、
このとき、第1ならしローラ(54)では、寿司米
(S)が外周面の複数の凹溝(54c)に入り込んでな
らされるとともに、複数条の凹部(54a)に入り込ん
だ状態で下流側へと押し出されるので、寿司米(S)の
膨らみが保持された状態で押し出される。また、深凹溝
(54d)が、隣合う凸部(54b)に形成された深凹
溝とは異なる位置、すなわちローラが回転した際にコン
ベア上のある位置において深凹溝(54d)の部分が連
続して現れることがないように構成されているため、寿
司米が大きな塊でコンベア上を流れてきた場合でも、こ
の寿司米の塊を確実に壊してある程度平坦にならした状
態で下流側の第二ベルトコンベア(52)上に押し出す
ことができる。しかも、第1ならしローラ(54)の凸
部は、軸方向の端から中心に向けて膨らみを持つように
形成されているため、より確実に中央部に盛り上がった
寿司米の塊を壊して平坦にすることができる。
【0013】第二ベルトコンベア(52)上に押し出さ
れた寿司米(S)は、第2ならしローラ(55)の外周
面の複数の凹溝(55c)に入り込んでならされるとと
もに、複数条の凹部(55a)に入り込み寿司米(S)
の膨らみが保持された状態で下流側へと押し出され、更
に、第3ならしローラ(56)の外周面の複数の凹溝
(56c)に入り込んでならされるとともに、複数条の
凹部(56a)に入り込み寿司米(S)の膨らみが保持
された状態で下流側へと押し出される。このとき、各ロ
ーラに形成されている凹部及び凹溝が、第1ならしロー
ラ(54)、第2ならしローラ(55)、第3ならしロ
ーラ(56)の順に幅が狭くされているので、寿司米は
各ローラを通過するたびに段々と平坦にならされていく
こととなり、このように段階を踏んでならしていくこと
により米が潰れてしまうことがなく米の膨らみを保持し
た状態で下流の搬送コンベア(4)へと押し出される。
【0014】寿司米切断機構(6)は、図9に示すよう
に、上下に駆動する上下駆動機構(62)と、この上下
駆動機構(62)に取り付けられた切刃(61)と、切
刃(61)を搬送コンベア(4)の前後方向に往復駆動
する前後駆動機構(63)とから構成されており、図1
0に示すように、第3ならしローラ(56)によってな
らされて押し出されてきた寿司米(S)を搬送コンベア
(4)上で一定幅に切断するものである。そして、切刃
(61)の前後方向への駆動速度は搬送コンベア(4)
の進行速度よりも速く設定されており、これにより搬送
コンベア(4)上の寿司米が間隔をあけて一定幅に切断
されるとともに、切断された寿司米が前後端部において
密な状態となり(図11参照)、寿司米を巻寿司状に整
形する際に端部が形崩れすることがない。
【0015】中具供給機構(7)は、図12、図13に
示すように、ホッパー支持機構(71)と、このホッパ
ー支持機構(71)によって支持されたテーパ状のホッ
パー部(72)と、このホッパー部(72)の下端部に
この下端部と略同径で下向きに所定長さ延設された定量
供給用筒状部(73)と、この定量供給用筒状部(7
3)の下端に設けられた中具注出用ノズル(73a)
と、テーパ状のホッパー部(72)内から定量供給用筒
状部(73)内に至る押し出し用スクリュー部材(7
4)と、この押し出し用スクリュー部材(74)を回転
駆動するための駆動モータ(75)と、この駆動モータ
(75)の回転軸(75a)と押し出し用スクリュー部
材(74)の上端とを着脱可能に連結するための連結手
段(76)と、前記ホッパー支持機構(71)に設けら
れ、ホッパー部(72)の上下位置と前後位置とを調整
するための位置調整機構(77)と、駆動モータ(7
5)による押し出し用スクリュー部材(74)の回転速
度などを制御するための制御盤(78)とが備えられて
いる。
【0016】ホッパー支持機構(71)は、その支持基
板(71a)が製造機本体(1)に複数の取付けボルト
(71b)で取付け固定され、この支持基板(71a)
上に立設された垂直支持杆(71c)に前記位置調整機
構(77)を介して水平支持杆(71d)が取付けら
れ、この水平支持杆(71d)先端の水平板(71e)
に、ホッパー部(72)の外周面に形成された水平取付
け板部(72a)が蝶ボルト(72b)で着脱可能に取
付け固定されて、ホッパー部(72)が支持されてい
る。
【0017】位置調整機構(77)は、前記垂直支持杆
(71c)に縦向きに形成された縦長孔(77a)と、
水平支持杆(71d)に水平方向に形成された横長孔
(77b)と、これら縦長孔(77a)、横長孔(77
b)に挿通された固定ねじ(77c)とで構成されてお
り、この固定ねじ(77c)の頭部には位置調整用つま
み(77d)が設けられている。この構成により、位置
調整用つまみ(77d)を緩めて垂直支持杆(71c)
に対して縦長孔(77a)を介して水平支持杆(71
d)を上下に移動させることによってホッパー部(7
2)の上下位置が調整され、垂直支持杆(71c)に対
して横長孔(77b)を介して水平支持杆(71d)を
前後に移動させることによってホッパー部(72)の前
後位置が調整されるようになっている。
【0018】押し出し用スクリュー部材(74)は、図
14に示すように、上部棒状部(74a)と、その下端
に一体に連設され、上部棒状部(74a)より小径に形
成された下部棒状部(74b)と、上部棒状部(74
a)の下部側外周面に設けられ、上部から下部になるに
つれて次第に小径になるように形成され、前記ホッパー
部(72)内に配設される第1スクリュー羽根(74
c)と、小径下部棒状部(74b)の外周面に設けら
れ、定量供給用筒状部(73)内の配設される部分と同
径とされた第2スクリュー羽根(74d)とで形成され
ている。そして、前記押し出し用スクリュー部材(7
4)の回転によって、納豆、かに身、シーチキン、マヨ
ネーズ等の中具が、ホッパー部(72)から定量供給用
筒状部(73)を経て定量づつ且つ一定圧で寿司米の表
面に、注出供給されるようになっている。
【0019】上記構成を有する中具供給機構(7)によ
り搬送コンベア(4)上の寿司米に中具が供給される
が、本発明においては必ずしも中具供給機構を使用する
必要はなく、きゅうりや干瓢など中具の種類によっては
手で寿司米上に載置していくようにしてもよい。
【0020】図15は、巻締機構(8)及び整形機構
(9)を示している。巻締機構(8)は、寿司飯と中具
とが載せられた状態の搬送コンベア(4)を、断面円形
に巻き締めるものであって、搬送コンベア(4)の上流
側の両側に垂直向き且つ回転自在に配設された左右一対
の垂直押圧ローラ(81)と、その下流側に立設された
支持部材(82)に水平向き且つ回転自在に支持された
水平押圧ローラ(83)と、更に下流側の両側に垂直向
き且つ回転自在に配設された左右一対の型保持用垂直ロ
ーラ(84)とで構成されている。
【0021】また、整形機構(9)は、巻締機構(8)
の下流側の一側に配置されたガイド板(91)と、この
ガイド板(91)の反対側に配設され、ガイド板(9
1)との間で搬送コンベア(4)を巻締め状態に保持す
る垂直ローラ(92)と、これらガイド板(91)と垂
直ローラ(92)の下流側に配設され、ガイド板(9
1)の後端部に水平向き且つ回転自在に枢支され、次第
に平面状に復帰される搬送コンベア(4)上の寿司米を
整形する水平整形ローラ(93)とで構成されている。
【0022】これら巻締機構(8)及び整形機構(9)
によって、中具が載置された寿司米が、搬送コンベア
(4)を介して長尺の巻寿司状に形成されるのである
が、最初に、巻締機構(8)の左右一対の垂直押圧ロー
ラ(81)によって寿司米が載置された搬送コンベア
(4)の両側部が立ち上げられ、水平押圧ローラ(8
2)で巻き込まれて寿司米が搬送コンベア(4)と一体
となって断面円形に巻き締められ、この巻き締め状態が
ガイド板(91)と垂直ローラ(92)で保持され、ベ
ルトコンベア(4)が平面状に復帰されるときに、水平
整形ローラ(93)で寿司米が長尺の巻寿司状に整形さ
れるようになっている。
【0023】整形機構(9)によって整形された中具入
りの寿司米は、製品押出し機構(10)によって製品取
出しコンベア(11)に供給される。図16乃至図18
は製品押出し機構(10)を示す図であって、図16は
正面図、図17は上面図、図18は側面図である。製品
押出し機構(10)は、図16に示すように、互いに直
角方向に配設された4枚の羽根(10a)を備えた回転
羽根機構とされており、回転軸(10b)は、搬送コン
ベア(4)の進行方向と同方向とされている。尚、図中
(M)は駆動モータであり、この駆動モータ軸と回転軸
(10b)とがベルト等により連結されることにより羽
根(10a)が回転するように構成されている。
【0024】搬送コンベア(4)は、図17及び図18
に示すように、終端付近において複数のローラ(41)
が所要の間隔をおいて並設されたローラ送り機構とされ
ており、前記製品押出し機構(10)の羽根がローラ間
隔に合わせて設けられた複数本の棒状部材(10c)と
されることにより、搬送コンベア(4)上(ローラ上)
を流れてきた整形後の寿司米が羽根の回転により棒状部
材(10c)で持ち上げられて製品取出しコンベア(1
1)上に供給され、最後に海苔が巻かれることにより製
品として取り出される。
【0025】なお、本発明に係る自動巻寿司製造装置に
おいては、寿司米切断機構(6)を寿司米押出し機構
(7)のすぐ下流位置に設けずに、図19に示すように
整形機構(9)と製品押出し機構(10)の間に設ける
構成としてもよい。この場合の寿司米切断機構(6)
は、図20示の如く回転刃機構とすることが好ましい。
図21は寿司米切断機構(6)の回転刃(81)を示す
図であり、全体が略S字形状に形成され、その上下湾曲
膨出部に刃部(8a)が形成されている。そしてこの回
転刃は回転駆動モータ(図示せず)により回転駆動され
る。上記寿司米切断機構(6)によれば、搬送コンベア
(4)の終端部に間隙を空けて別の搬送コンベアを配置
しておき、この間隙部を回転刃が通過するように構成す
ることにより、整形機構(9)により整形された長尺の
巻寿司(S)が回転刃の回転により順次一定長さに切断
される。なお、この切断機構を用いる場合には、搬送コ
ンベア上に最初に海苔を供給しておき、この海苔上に寿
司米と中具を供給載置して海苔と一緒に巻締め、整形
し、最後にこの切断機構で切断する構成としてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、寿司米供給装置と、該寿司米供給装置の下方に配
設された寿司米供給コンベアと、該寿司米供給コンベア
に対して直角方向に配設された搬送コンベアと、該搬送
コンベアの進行方向に沿って配設された寿司米押出し機
構、寿司米切断機構、巻締め機構、整形機構、製品押出
し機構と、前記搬送コンベアの終端部に搬送コンベアに
対して直角方向に配設された製品取出しコンベアとから
構成されてなり、前記寿司米供給コンベア、搬送コンベ
ア及び製品取出しコンベアが全体としてコの字状に配設
されてなるとともに、前記寿司米切断機構が、搬送コン
ベアに向けて上下に駆動する上下駆動機構と、該上下駆
動機構に取り付けられた切刃と、該切刃を搬送コンベア
の前後方向に往復駆動する前後駆動機構とから構成さ
れ、切刃の前方への駆動速度が搬送コンベアの進行速度
よりも大とされてなることを特徴とする自動巻き寿司製
造装置であるから、以下に述べる効果を奏する。
【0027】すなわち、寿司米供給コンベア、搬送コン
ベア及び製品取出しコンベアが全体としてコの字状に配
設されているため、大きな設置スペースを必要としな
い。また、フィルムを外して海苔を巻く作業を必要とし
ないため、人員を削減することとが可能であり製造コス
トを下げることができる。また、従来の装置のように海
苔やフィルム上に寿司米を供給しないので、予め寿司米
をコンベア上で一定量ずつ切り分けて供給することがで
き、しかもできあがった巻寿司の端面が崩れることがな
く仕上りの美しい巻寿司を得ることができる。さらに、
寿司米を一定幅、一定長さのシート状としてコンベア供
給することができるため、そのしゃりシートを外部に供
給して他所で巻寿司を製造することも可能であり、また
そのまま方形の海苔の上に供給して巻締めることにより
巻寿司を製造することも可能であり、製造効率を上げる
ことができる。
【0028】請求項2の発明は、前記製品押出し機構
が、互いに直角方向に配設された4枚の羽根を備えた回
転羽根機構とされてなり、その回転軸方向が搬送コンベ
ア進行方向と同方向とされ、前記搬送コンベアは終端付
近において複数のローラが所要の間隔をおいて並設され
たローラ送り機構とされてなり、前記羽根がローラ間隔
に合わせて設けられた複数本の棒状部材から構成されて
なることを特徴とする請求項1記載の自動巻き寿司製造
装置であるから、搬送コンベア上を流れてきた整形後の
寿司米を直角方向に配設された製品取出しコンベアへと
容易且つ確実に供給することができる。
【0029】
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動巻き寿司製造装置の全体構造
の概略を示す正面図である。
【図2】本発明に係る自動巻き寿司製造装置の全体構造
の概略を示す上面図である。
【図3】寿司米供給装置の構造を示す概略側面図であ
る。
【図4】寿司米押出し機構の斜視図である。
【図5】第1ならしローラの斜視図である。
【図6】第2ならしローラの斜視図である。
【図7】第3ならしローラの斜視図である。
【図8】寿司米押出し機構の作用を説明する説明図であ
る。
【図9】寿司米切断機構の斜視図である。
【図10】寿司米切断機構の作用を示す斜視図である。
【図11】寿司米切断機構の作用を示す説明図である。
【図12】中具供給機構の側面図である。
【図13】中具供給機構の正面図である。
【図14】中具供給機構の押し出し用スクリュー部材の
斜視図である。
【図15】巻締機構及び整形機構の斜視図である。
【図16】製品押出し機構の正面図である。
【図17】製品押出し機構の上面図である。
【図18】製品押出し機構の側面図である。
【図19】本発明に係る自動巻き寿司製造装置において
寿司米切断機構を別の位置に設けた概略上面図である。
【図20】寿司米切断機構の別の実施形態を示す斜視図
である。
【図21】寿司米切断機構の回転刃を示す図である。
【符号の説明】
1 自動巻き寿司製造装置 2 寿司米供給装置 3 寿司米供給コンベア 4 搬送コンベア 41 ローラ 5 寿司米押出し機構 6 寿司米切断機構 61 切刃 62 上下駆動機構 63 前後駆動機構 8 巻締め機構 9 整形機構 10 製品押出し機構 10a 羽根 10b 回転軸 10c 棒状部材 11 製品取出しコンベア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寿司米供給装置と、該寿司米供給装置の
    下方に配設された寿司米供給コンベアと、該寿司米供給
    コンベアに対して直角方向に配設された搬送コンベア
    と、該搬送コンベアの進行方向に沿って配設された寿司
    米押出し機構、寿司米切断機構、巻締め機構、整形機
    構、製品押出し機構と、前記搬送コンベアの終端部に搬
    送コンベアに対して直角方向に配設された製品取出しコ
    ンベアとから構成されてなり、前記寿司米供給コンベ
    ア、搬送コンベア及び製品取出しコンベアが全体として
    コの字状に配設されてなるとともに、前記寿司米切断機
    構が、搬送コンベアに向けて上下に駆動する上下駆動機
    構と、該上下駆動機構に取り付けられた切刃と、該切刃
    を搬送コンベアの前後方向に往復駆動する前後駆動機構
    とから構成され、切刃の前方への駆動速度が搬送コンベ
    アの進行速度よりも大とされてなることを特徴とする自
    動巻き寿司製造装置。
  2. 【請求項2】 前記製品押出し機構が、互いに直角方向
    に配設された4枚の羽根を備えた回転羽根機構とされて
    なり、その回転軸方向が搬送コンベア進行方向と同方向
    とされ、前記搬送コンベアは終端付近において複数のロ
    ーラが所要の間隔をおいて並設されたローラ送り機構と
    されてなり、前記羽根がローラ間隔に合わせて設けられ
    た複数本の棒状部材から構成されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の自動巻き寿司製造装置。
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