JP2007104922A - 巻寿司連続製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人間の手で巻いたような適切な巻き加減の巻寿司を自動製造する。
【解決手段】巻寿司成形装置の成形手段を、コンベアの進行方向に対して直交する方向に一対のブロックを近接対向配置し、このブロック間に成形用コンベアのコンベアベルトを通過させることによりベルトの両側縁を立ち上げるベルト立上部と、立ち上げられたベルトの一側面をガイドする固定ブロックと、固定ブロックに対向配置されベルトの他側面に当接し得る可動ブロックとを有し、可動ブロックをコンベア搬送方向に直交する方向に往復駆動してベルトの他側面を筒状に巻き込んでベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する一次成形部と、コンベアの進行方向に対して直交する方向に一対の成形用ブロックを近接対向配置して、成形用ブロック間に狭幅筒状成形空間を形成し、該空間内にベルトを通過させることによりベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する二次成形部により構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻寿司を連続的に自動製造することのできる巻寿司連続製造装置に関するものである。
従来、コンベアベルト上に海苔と板状飯を供給すると共に、上記板状飯の上に具を供給し、その後上記コンベアベルト両側縁をその進行方向に沿う内側に巻き込むことにより、該コンベアベルト内に巻寿司を成形する自動巻寿司装置が提案されている(特許文献1、2)
特開平8−103233号公報(図9)
特開平10−248507号公報(図15)
ところで、上記特許文献1,2記載の技術では、巻寿司の巻き込み及び成形は、サイドローラ及び上部のローラにより行われるのみであるから、巻寿司としての具の巻き込み及び全体の成形が十分でないという課題がある。
特に、巻寿司は、飯と海苔で具を程よい巻強さで巻き込むことが重要であるが、上記サイドローラと上部ローラのみでは、人間が巻いたような程よい巻きを実現することが難しいという課題がある。
そこで、本発明は、人間の手で巻いたような適切かつ自然な巻きを実現した巻寿司を連続的に自動製造することのできる巻寿司連続製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
帯状海苔を搬送コンベア上に供給するロール状海苔収納部と、一対の飯供給ローラにより板状飯を連続的に成形すると共に当該成形した板状飯を上記帯状海苔上に連続的に供給していく飯供給部とから供給手段を構成し、上記搬送コンベアにより上記帯状海苔と板状飯を所定距離搬送することにより、当該搬送途中において上記板状飯の上に具の供給を可能とする具供給部を構成し、上記搬送コンベアの端部に成形用コンベアを設け、当該成形用コンベアのコンベアベルトをベルト進行方向に沿う筒状に巻き込むことにより、上記ベルト内の上記巻寿司材料を筒状に成形する成形手段を設けた巻寿司連続成形装置であって、上記成形手段は、上記成形用コンベアの進行方向に対して直交する方向に一対のブロックを近接対向配置して、これらブロック間に上記成形用コンベアのコンベアベルトを通過させることにより該コンベアベルトの両側縁を立ち上げるベルト立上部と、上記立ち上げられた上記コンベアベルトの一側面をガイドする固定ブロックと、該固定ブロックに対向配置され上記コンベアベルトの他側面に当接し得る可動ブロックとを有し、当該可動ブロックをコンベア搬送方向に直交する方向に往復駆動することにより、上記コンベアベルトの上記他側面を上記一側面方向に筒状に巻き込んで該コンベアベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する一次成形部と、上記成形用コンベアの進行方向に対して直交する方向に一対の成形用ブロックを近接対向配置して、これら成形用ブロック間に狭幅筒状成形空間を形成し、当該空間内に上記成形用コンベアのコンベアベルトを通過させることにより該コンベアベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する二次成形部とを具備するものであることを特徴とする巻寿司連続製造装置により構成されるものである。
上記成形手段は巻寿司材料を筒状に成形するものであるが、「筒状」とは「円筒状」や「角柱状」、その他の筒状を含む。このように構成すると、成形用コンベアベルトの両側縁を立ち上げて、該ベルトの他側面を一側面方向に巻き込み、さらに該ベルトを二次成形部の狭幅筒状成形空間を通過させることにより上記コンベアベルトの上記一側面を巻き込んで全体を筒状に成形することができ、より人間の手による成形に近い工程により巻寿司を製造することができる。
また、上記二次成形部の後段に、上記成形用コンベアベルトの両側外面に対向配置され、近接離間駆動されることにより、上記コンベアベルトの両側外面に当接して当該ベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する一対の可動ブロックを具備する三次成形部を設けることが好ましい。
このように構成すると、上記二次成形部において全体が筒状に成形された後、上記三次成形部の一対の可動ブロックにより例えばベルト内の巻寿司の増し締め等を行うことができ、全体として人間の手で作ったような適切な巻き強さの巻寿司を成形することができる。
また、上記一対の飯供給ローラの内、一方のローラの端部にローラの周方向に沿う凹溝を設け、上記搬送コンベア上に連続的に供給される板状飯の上記凹溝に対応する位置に連続的に盛上り部を形成するように構成することが好ましい。
このように構成すると、上記成形手段により成形用コンベアベルトを筒状に巻き込んだとき、飯の両端縁同士の接続が確実に行われて板状飯により具を円滑に巻き込むことができる。尚、上記凹溝は、上記飯供給ローラの一方の端部に設けても良いし(例えば図5(ロ))、該ローラの両端部に設けても良い(例えば図28)。
また、上記成形手段により成形された巻寿司を所定長に切断する切断手段を設け、上記切断手段は、上記成形手段から連続的に送られてくる巻寿司を連続的に搬送する第1コンベアと、該第1コンベアに所定間隙を以って配置された第2コンベアと、上記所定間隙内に位置する切断刃と、該切断刃を軸支し該切断刃を回転させる駆動手段とから構成し、上記切断刃は1回転することにより、上記第1コンベアから上記第2コンベアに連続的に移送される巻寿司を切断するように構成することが好ましい。
このように構成すると、巻寿司を連続的に送りながら該巻寿司を適宜長さに切断することができ、切断に際してコンベアを停止する必要がない。
また、上記二次成形部は、対向配置された一対の上記成形用ブロックを互いに近接離間方向に摺動可能とする摺動機構と、上記一対の成形用ブロックの上方に位置する天板と、該天板上に弾性手段を介して当該天板に下向きの圧力を作用させる天板押え機構とを具備するように構成することが好ましい。
このように構成すると、成形しようとする巻寿司の太さに応じて成形用ブロックの幅を適宜設定することができる。また、弾性手段を介して天板に下向きの圧力を作用させているので、巻寿司に対して下向きに適切な圧力を作用させることができ、成形に際しての巻寿司の圧縮し過ぎ等を防止することができる。
上述のように、本発明によると、成形用コンベアの搬送方向に直交する方向に往復駆動される可動ブロックによりコンベアベルトを介して巻寿司材料の成形を行うように構成したので、巻寿司における具の巻き動作を適切に行うことができ、人間の手で製造したような適切な巻きの巻寿司を自動的に製造することができる。
また、巻寿司材料を連続して送りながら切断までの動作を行うことができ、切断工程を含めてコンベアを停止することなく、迅速かつ連続的に巻寿司を製造することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
図1、図2は本発明に係る巻寿司連続製造装置の全体構成を示す図であり、板状飯12と帯状海苔4(図3)を搬送コンベア3上に供給する供給部(供給手段)A、供給部Aから供給された帯状海苔4と板状飯12を搬送コンベア3で矢印a方向に搬送し、搬送途中で板状飯12上に具を供給するための具供給部B、次段のコンベアベルト14aを左右方向から進行方向に沿って円柱状に絞込むことで該ベルト14a内において円柱状の巻寿司Mを成形する成形部(成形手段)C、円柱状に成形された巻寿司Mを所定長に切断する切断部Dとから構成されている。
上記供給部Aは(図2、図3参照)、ロール状海苔収納部1と飯供給部2とから構成されている。上記ロール状海苔収納部1は、上記飯供給部2の下方でかつ搬送コンベア3の始端部近傍の機枠F1に軸1aにより回動自在に軸支されており、当該収納部1には途切れのない帯状海苔4がロール状に巻き取り収納されている。この帯状海苔4は、当該収納部1から矢印a’方向に引き出され、上記搬送コンベア3のコンベアベルト3a上に供給される。そして当該海苔4上面に上記飯供給部2から板状飯12が連続的に供給され、かかる状態で上記コンベア3が矢印a方向に駆動されることにより、上記収納部1から矢印a’方向に、順次帯状海苔4が上記搬送コンベア3上に途切れることなく供給されていく。
上記飯供給部2は、ホッパー5に供給された飯を解し器6にて解しながら下方の送りローラ7に供給し、複数の送りローラ7によって飯を前方(矢印a方向)に送り出し、解しローラ8により飯を解しながらさらに下方に供給し、近接配置された一対の大径飯供給ローラ9a,9bにより飯を所定厚の板状に成形しながら下方に供給し、さらに上記大径飯供給ローラ9a,9bの下方に配置された一対の小径飯供給ローラ10a,10bにより、さらに下方に連続的に供給されて、下方の上記搬送コンベア3上の帯状海苔4の上に板状飯12が連続的に途切れることなく供給されていく(図4参照)。尚、S,Sは上記小径飯供給ローラ10a、10b下方位置に配置されたシャッターであり、上記飯を搬送コンベア3に供給している間は常時開状態を維持している。
上記大径飯供給ローラ9a,9bは図5(イ)に示すように、回転軸9”,9”に平行な突条9’,9’が周方向に複数形成されており、互いに対向する方向(矢印b’方向)に回転することにより飯を板状に成形しながら下方に送り出す機能を有している。上記小径供給ローラ10a,10bは図5(ロ)に示すように、軸方向に一定間隔を以って周方向溝10’を形成することにより、周方向に複数の凹凸11が形成されており、これにより板状飯12の表面に進行方向に沿って複数列の凹溝12’を形成するものである。また前方側の上記小径飯供給ローラ10aの一端には、上記凹凸11の幅より幅広の、ローラ10aの周方向に沿うテーパ状凹部(凹溝)11’が形成されており、かかるテーパ状凹部11’によりコンベアベルト3a上に供給される板状飯12の一方側縁部分(進行方向aに対して右側部分)には、他の部分より盛り上がった盛上り部12aが連続的に形成されるようになっている(図6参照)。また、上記小径飯供給ローラ10aの上記テーパ状凹部11’は、図28に示すように、当該ローラ10aの両端部に設けても良い。このように構成すると、図29に示すように、上記両端に形成されたテーパ状凹部11’,11’によりコンベアベルト3a上に供給される板状飯12の左右両方の側縁部分には、他の部分より盛り上がった盛上り部12a、12aが連続的に形成されるようになる(図29参照)。このように小径飯供給ローラ10aの両側にテーパ状凹部11’、11’を設けると、一対の小径飯供給ローラ10a,10bによる飯の供給動作(いわゆるしゃり出し動作)が安定するという効果がある。
以上のような供給部Aの構成により、図4に示すように、搬送コンベア3のコンベアベルト3a上に帯状海苔4が途切れなく供給されて行くと共に、該海苔4上に上記板状飯12が途切れなく供給されていく(図5(ロ)参照)。
上記具供給部Bは、上記飯供給部2の上記小径飯供給ローラ10a,10bの下方位置から直線的に所定長の上記搬送コンベア3を機枠F2上に配置することにより構成されている。この搬送コンベア3は駆動モータM1(図4)により矢印a方向に連続的に駆動され、上述のように供給部Aより帯状海苔4及び板状飯12が連続的に供給され搬送されていく。この具供給部Bにおいては、当該搬送コンベア3に沿って一人乃至複数人の作業者が並び、手作業で上記板状飯12の上に各種具Gを供給していく(図7、図26、図27参照)。そして、上面に各種具Gの供給された状態の板状飯12は、帯状海苔4と共に次段の成形部Cの搬送コンベア14に途切れることなく連続的に搬送されていく。尚、ここで図7に示すように、帯状海苔4上に連続的に供給された板状飯12と、その上に供給された具Gを併せて「巻寿司材料」という。尚、図2中3bは搬送コンベア3の始端ローラ、3cは同コンベアの終端ローラである。
上記成形部Cは、機枠F3に軸支された始端ローラ13a及び終端ローラ13b間に張設されたコンベアベルト14aにより構成される搬送コンベア(成形用コンベア)14、上記機枠F3上であって上記搬送コンベア14のコンベアベルト(成形用コンベアベルト)14aの上側移行面と下側移行面との間に固定設置された機枠F4、該機枠F4上に各々固設されたものであって、上記搬送方向(矢印a方向)に沿って順次配置されたベルト立上部15、一次成形部(可動成形部)16、押え部17、二次成形部18、三次成形部(可動成形部、増締め部)19により構成されている(図8、図9参照)。よって、上記コンベアベルト14aは駆動モータM2(図9)により連続的に駆動され、上記機枠F4上を矢印a方向に連続的に進行するものである。尚、以下の説明において、搬送コンベア14上の位置を示す場合、コンベアベルト14aの進行方向(矢印a方向)を向いて「右側」又は「左側」との表現を用いる。
上記ベルト立上部15は(図10、図11参照)、上記機枠F4上に固設され、上記コンベアベルト14aの両端部(両側縁)e,e’を略垂直に立ち上げると共に、上記ベルトの左側の側縁e’を上記巻寿司材料共々略円柱状に折り込んで柱状の巻寿司の予備的成形を行うものである。このベルト立上部15は、上記機枠F4上に左右方向に逆L字型ブロック(ブロック)15a,15bを近接対向配置し、コンベアベルト14aの進行方向(矢印a方向)にコンベアベルト14aの横幅Tより狭い所定幅t1の狭幅空間(狭幅成形用空間)15’を構成し、かかる空間15’内にコンベアベルト14aをその両端部e,e’を互いに内側に折り込むように円柱状(筒状)に折り曲げて、かかる状態で上記空間15’内を通過させるものである。尚、本実施形態では一例として「円柱状」の巻寿司を成形する場合を説明するが、断面が四角の「角柱状」の巻寿司を成形することもできる。よって、本実施形態においては「円柱状」という文言を使用するが、角柱状の巻寿司の成形も含めてより広い意味で「筒状」の巻寿司との表現も用いる。
これら両ブロック15a,15bは、図11に示すように、左側ブロック15bの方が右側ブロック15aよりその高さが低く形成されており、各ブロック15a,15bの上端部には水平方向の押え片15a’,15b’が互いに対向方向に設けられている。この左側の押え片15b’は上記ブロック15bの出口側近傍にのみ設けられており、他の押え片15a’より搬送コンベア14の進行方向の幅は短いが、左右方向に長く形成されており、これにより上記狭幅空間15’内にコンベアベルト14aが進入すると、まず上記ベルト14aの両端部e、e’が立ち上がり、さらに進入していくと上記コンベアベルト14aの左端部(左側縁)e’が上記押え片15b’により除々に内側に折り曲げられていく(図11)。上記右側の押え片15a’は上記ブロック15aの入口近傍から出口に至るまで上記押え片15b’よりコンベア搬送方向に長く形成されており、上記狭幅成形空間15’内に侵入して起立したコンベアベルト14aの右端部(右側縁)eの上端を案内支持する機能を有している。
そして、上記コンベアベルト14aは上記狭幅空間15’間に進入することで、右端部(右側縁)eが略起立状態となり、その上端部が上記押え片15a’により抑えられ位置決めされた状態で、上記左側のブロック15b及びその押え片15b’により手前側が半円柱状に折り曲げられた状態となり、これによりコンベアベルト14a内の巻寿司材料を、略円柱状に巻き込み成形する(図11参照)。よって、このベルト立上部15により上記コンベアベルト14aは略半円柱状に巻き込まれ、ベルト14a内の巻寿司材料もそれに伴って略柱状に巻き込まれた状態となる。尚、このとき、板状飯の右側の端縁に上記盛上り部12aが形成されているので、略柱状に巻き込んだとき、盛上り部12aとは反対側の端縁が上記盛上り部12aに当接し良くなり、これにより板状飯の端縁同士の接続が確実に行われ、該飯により具Gを確実に巻き込むことができる(図11参照)。このベルト立上部15に進入した際のコンベアベルト14a内の巻寿司材料(海苔、板状飯及び具)は、図26(イ)のように海苔4の両端部4a,4a’が立ち上がった状態となっている。また、図29に示すように板状飯の左右両側縁に盛上り部12a,12aが形成されている場合は、上記巻き込みにより両盛上り部12a,12a同士が接触して、具Gを確実に巻き込むことができる。
上記一次成形部(可動成形部)16は(図12、図13参照)、上記機枠F4上における右側に設けられた固定ブロック20と、左側に設けられた下部固定ブロック21と、該下部固定ブロック21上に設けられた可動ブロック22と、該可動ブロック22を搬送コンベアの進行方向(矢印a方向)とは直交する矢印b,c方向に往復駆動する駆動機能23とから構成されている。そして、上記可動ブロック22が図12(イ)に示す押圧位置において、ブロック20の内側円弧面20a、上記下部固定ブロック21の内側円弧面21a、上記可動ブロック22の内側円弧面22aにより円柱状狭幅成形空間(狭幅筒状成形空間)24が形成されるように構成されている。
上記可動ブロック22は、一端が上記下部固定ブロック21の側面に軸支25aされた支持アーム25の上端部にその側面が軸支25bされており、当該支持アーム25により上記下部固定ブロック21に対して上記矢印b,c方向に往復回動可能に取り付けられている。
上記ベルト立上部15を通過してきた略円柱状のコンベアベルト14aは、当該狭幅成形空間24内にそのまま入り込み、該ベルトの右側の端部e(一側面)は固定ブロック20にガイドされつつ、上記可動ブロック22の矢印b、c方向の往復回動運動により、上記円弧面22aがベルト左側の端部e’(左側面)に当接し、上記コンベアベルト14aの上記他側面を上記一側面方向に筒状に巻き込んで、これにより上記コンベアベルト14aの左側の側面(他側面)が円柱状に押圧成形され、この時点で当該一次成形部16の長さt2(図13)の範囲で略円柱状の巻寿司Mが上記コンベアベルト14a内にて成形される。上記可動ブロック22の上記円弧面22aの上記回動運動は、人間の手で上記巻寿司Mの側面部分を円柱状(筒状)に成形し、巻締めをする動作と略同様の成形巻締め動作を実現するものである。
上記可動ブロック22の駆動は、上記機枠F4に隣接して機枠F5を設け、該機枠F5に固定された駆動モータM3の出力軸に回転盤26を取り付け、該回転盤26の外面の偏心位置にクランク27の一端の回転支軸27aを軸支し、該クランク27の他端27bに、上記機枠F5の支持板28に中間回動支点29aを軸支された連結アーム29の下端29bを軸支し、かつ該連結アーム29の上端29cに、先端嵌合部30aが上記可動ブロック22の上部支軸22bに嵌合した駆動アーム30の他端30bを軸支する。これにより、上記駆動モータM3の回転に基づいて上記クランク27を矢印d,f方向に往復動させ、これによって上記連結アーム29がその上記回動支点29aを中心として回動運動し、かかる回動運動に基づいて上記駆動アーム30を介して上記可動ブロック22を矢印b,c方向に連続的に往復回動するものである。
上記搬送コンベア14は連続的に移動してゆき、上記コンベアベルト14aはその端部eが固定ブロック20に沿って直立し、左側端部e’側が円柱状に巻き込まれた状態で当該一次成形部16内を通過していく。上記可動ブロック22はその間、上記往復運動を連続的に行うものであるから、当該一次成形部16を通過する過程において、上記コンベアベルト14a内には円柱状(筒状)の巻寿司Mが成形されていく。この時点での上記ベルト14a内の巻寿司材料は図26(ロ)に示すように、海苔4の左側の端部4a’が、上記可動ブロック22により右側端部4a方向に円筒状に巻き込まれ、上記右側端部4aを残して略円筒状に成形されていく。
上記押え部17は(図14参照)、機枠F4上における右側寄りの位置に固定されたL型ガイド金具31と、コンベアベルト14aの進行方向に沿って設置された巻寿司上部押え片32と、上記機枠F4上における左側にコンベア進行方向に沿って固設され長さt3に亘って比較的長く形成されたガイドブロック33とから構成されている。上記L型ガイド金具31は、その上端縁をコ字状に折曲することによりコンベア進行方向に沿うベルトガイド溝31aを有しており(図15参照)、該ガイド溝31aを構成する金具の外面31a’に上記巻寿司上部押え片32の後端部32aが固定されている。上記ガイドブロック33の上部には上記L型ガイド金具31側に向けて突出する押え片33aが突出形成されており、横断面略逆L字型となっている。
上記押え片32は上記後端部32aからコンベアベルト14aの略中央部に位置するようにコンベア進行方向に沿って延在しており、その先端部32’の横断面形状は図16に示すように円筒状の巻寿司Mの上部外周に沿う円弧面32bとなっている。さらに、上記押え片32の高さは、上記後端部32aから次段の二次成形部18に近づくにつれて徐々に低くなるように形成されており(図14(ロ)参照)、先端部32’は、次段の二次成形部18の入口高さt4まで巻寿司Mを上方から圧縮し得る高さとなっている。
このように構成された押え部17に対して、上記コンベアベルト14aはその右側端部eが上記ベルトガイド溝31a内に入り込んでガイドされると共に、左端部e’は上記ガイドブロック33の内側面33bによってガイドされつつ上部を上記押え片33aにより抑えられ湾曲状態を保ちつつ、左右の端部e、e’により内部の巻寿司Mを円柱状に包み込みながら、次段の狭幅成形筒状空間35の入口35’に進入するように配置される。上記コンベアベルト14aは次段の二次成形部18の狭幅筒状成形空間35に円柱状に巻き込まれた状態で入り込んでいくことから、その起立状態の端部eが上記ベルトガイド溝31aを通過した位置近傍から円筒状(筒状)に巻き込まれていく。即ち、コンベアベルト14aの両端部e,e’が徐々に円柱状に巻き込まれて行き、上記巻寿司上部押え片32を内部に巻き込んだ状態(図14(イ)参照)で、次段の狭幅円柱状空間35の入口35’に進入していく。このとき上記巻寿司Mは、上記コンベアベルト14a内の上記巻寿司押え片32の下方に位置しており、コンベアベルト14aが当該押え部17を矢印a方向に搬送されていく過程において、上記押え片32によりその上部を徐々に押さえ込まれながら円柱状に成形され、その高さが次段の二次成形部18の入口高さt4まで押圧(圧縮)されて上記二次成形部18内にその入り口35’から進入していく(図26(ハ))。
上記二次成形部18は(図17、図18参照)、横断面半円形の押圧面34a’を有する右側半円柱状成形型(成形ブロック)34aと、当該右側半円柱状成形型34aに近接対向配置され、横断面半円形の押圧面34b’を有する左側半円柱状成形型(成形ブロック)34bとから構成されており、これらの成形型34a,34bを対向させることにより狭幅円柱状成形空間(狭幅筒状成形空間)35が形成されるようになっている。
上記成形型34a,34bは、以下の摺動機構を有する。即ち、上記成形型34a,34bは上記機枠F4上において互い平行に対向するように載置されており、これら成形型34a,34bの中央部には、L型アングル34a”,34b”が接続固定されており(図19、図20参照)、該アングル34a”,34b”の下面には雌螺子の切られた雌螺子ブロック35a,35bが各々固設されている。これらの雌螺子ブロック35a,35bは上記機枠F4に設けられた貫通長孔36a,36bを介して該機枠F4下側に位置している。上記機枠F4の裏面側には上記雌螺子ブロック35a,35bの各外側位置に対応して軸受36a’,36b’が各々設置されており、さらに上記軸受36a’,36b’を介して上記雌螺子ブロック35a,35bに駆動シャフト37が螺着されている。37aは上記シャフト37の一端に設けられた当該シャフト37の回転用ノブである。
この駆動シャフト37には、その中心部pを境に、右側と左側に逆螺子が切ってあり、上記ノブ37aを一方向に回転することにより、上記雌螺子ブロック35a及び35bを互いに近接方向又は離間方向(矢印g、h方向)に移動させて、上記狭幅円柱状成形空間35の幅を巻寿司の巻き太さに応じて調整し得るように構成されている。
上記右側半円柱状成形型34aの前後端部にはコンベア進行方向に直交する方向のガイドシャフト38a,38a’が突設されていると共に、左側半円柱状成形型34bの前後端部にもコンベアの進行方向に直交する方向のガイドシャフト38b,38b’が同じく幅方向に突設されている。そして、上記右側のガイドシャフト38a,38a’を受ける軸受39a,39a’が上記機枠F4上に設けられていると共に、上記ガイドシャフト38b,38b’を受ける軸受39b,39b’が上記機枠F4上の上記ガイドシャフト38a,38a’,38b,38b’の対向位置に設けられている。よって上記ノブ37aを回転することにより、上記左右半円柱状成形型34a,34bは上記軸受39a,39a’,39b、39b’にガイドされて互いの平行状態を正確に維持しながら矢印g、h方向の近接離間動作を行わせることができる。
上記成形型34aの中央寄りの上縁2箇所には天板42の位置決突起40、40が上方向きで設けられており、上記成形型34bの中央寄りの上端2箇所(上記位置決め突起40、40の対向位置)には同じく天板42の位置決め突起41,41が上方向きで設けられている。上記成形型34a,34bの上面には板状の天板42が載置されており(図17、図18)、このとき上記各突起40,40、41,41は当該天板42に貫設された左右方向の調整用長孔42a(4箇所)内に挿通し得るように構成されている。また、上記軸受39a,39a’の間及び上記軸受39b、39b’の間には上記成形型34a,34bに平行に補強杆40a、40bが各々接続固定されている。
上記天板42の上面には、天板押え機構43が設けられている(図18参照)。この押え機構43は、上記天板42の上面に前後方向に一対の直立軸43,43を立設しこれら軸43,43にスプリング(弾性手段)44,44を挿通し、かつこれらの直立軸43,43に中間プレート45の各貫通孔45a,45bを各々挿通することで当該中間プレートを上記スプリング44上に載置した状態としている。さらに、天板押えアーム46を上記天板42上に設け、当該アーム46の一端46aを上記右側の補強杆40aの中央支持板40a’に回動自在に軸支46a’する。この押えアーム46の中央部には押えローラ47が回動自在に軸支47’されており、当該アーム46を矢印i方向に回動すると、上記押えローラ47が上記中間プレート45の中央部に当接して、当該プレート45に対して下向きの押圧力を作用させ得るように構成されている。この押えアーム46の左側には、固定用係合片48が軸支48aされており、当該係合片48の先端爪部48bを左側の補強杆40bの支持板40b’に設けられた係合軸49に係合することにより、上記押えアーム46を回動位置(図18の実線位置)で固定し得るように構成している。50は、上記押えアーム46の先端に設けられたグリップハンドルである。
よって、上記グリップハンドル50を持って上記押えアーム46を矢印i方向に回動させることにより、上記ローラ47が上記中間プレート45上面に当接して当該プレート45を下方に押圧する。すると、上記天板42には上記スプリング44、44を介して下方向の所定の圧力を作用させることができるものである。
従って、上記コンベアベルト14aは、上記前段の押え部17から円柱状態を維持しながら入口35’から狭幅円柱状成形空間35内に入り込み、上記ベルト14a内の巻寿司Mは、上記空間35内において搬送コンベア14の矢印a方向の搬送に伴って上記成形部34a,34bの範囲(長さ)t5において全体が円柱状に成形される。このとき、上記天板42にはスプリング44,44を介して下方向きの押圧力が作用しているので、上記空間35内の巻寿司Mには上記天板42を介して下向きに適切な圧力が作用し、これにより巻寿司Mを円柱状に適切に成形することができる。このとき、上記ベルト14a内の巻寿司材料は図26(ハ)に示すように上記ベルト14aが上記狭幅円柱状成形空間35内に進入することで起立した海苔4の右側端部4aが左側側面4a’側に円筒状に折り込まれ、全体として円筒状に成形されていく。
上記三次成形部19は(図21参照)、機枠F4上に固定された下部成形固定ブロック51と、該固定ブロック51上でコンベア進行方向に直交する対向方向に往復回動する一対の可動ブロック52,53と、これら可動ブロック52、53の駆動機構54により構成されている。上記可動ブロック52、53は、上記固定ブロック51の側面に各々軸支55a,55a’された支持アーム55,55’の各上端部55b、55b’に回動自在に各側面を以って軸支されており、上記支軸55a,55a’を支点として互いに近接離間方向(矢印j、k方向)に回動可能に設けられている。56は連結アームであり、その一端を上記支持アーム55の下端に軸支56aされ、その他端を上記支持アーム55’の中間位置に軸支56bされており、上記可動ブロック52の往復回動動作を上記可動ブロック53伝達して上記両ブロック52、53の上記近接離間動作(矢印j、k方向)を実現するものである。尚、二次成形部18の狭幅成形空間35の底面の高さと、三次成形部19の固定ブロック51の円弧面51aの高さは同一水準位置に設けられる。
上記固定ブロック51の上面は断面円弧状凹部51aが上記コンベア14の進行方向に沿って形成されており、上記左右の可動ブロック52、53の対向面には上記コンベア進行方向に沿う円弧状凹部52a,53aが各々設けられており、上記固定ブロック51上で上記両ブロック52,53が近接した位置(図21(イ))の位置において、これら3つのブロック51乃至53により、狭幅円柱状成形空間(狭幅筒状成形空間)57が形成されるように構成されている。
上記駆動機構54は、機枠F5に固定された駆動モータM4の出力軸に回転盤58を取り付け、該回転盤58の外面の偏心位置にクランク59の一端の回転支軸59aを軸支し、該クランク59の他端59bに、上記機枠F5の支持板60に中間回動支点61aを軸支された連結アーム61の下端61bを軸支し、かつ該連結アーム61の上端61cに、先端嵌合部62aが上記可動ブロック52の側面支軸52bに嵌合した駆動アーム62の他端62bを軸支することで、上記駆動モータM4の回転に基づいて上記クランク59を矢印d,f方向に往復動させ、これによって上記駆動アーム62を介して上記可動ブロック52を矢印j,k方向に連続的に往復回動するものである。これにより、上記可動ブロック52,53は、図21(イ)の巻締め位置と図21(ロ)の開放位置とを往復回動して、コンベアベルト14aを介して該ベルト14a内の巻寿司Mを円筒形状に成形するものである。
上記可動ブロック52の上端部には(図22参照)、内側面に上記円弧状凹部52aに連続する曲率の円弧面を有する2つの突出部52c,52c’が形成されており、上記可動ブロック53の上端部には内面側に上記円弧状凹部53aに連続する曲率の円弧面を有する3つの突出部53b,53b’、53b”が設けられており、これら各突出部52c、52c’,53b乃至53b”は上記両ブロック52,53で互い違いの位置となるように設けられている。従って、上記可動ブロック52,53が図21(イ)の巻閉め位置にあるとき、これらの突出部が互いに中心線p’より内側に入り込むことにより、巻寿司を人間の手で巻き込むように成形することができる。
従って、上記前段の二次成形部18から出てきた円筒状のコンベアベルト14aは、その直後に当該三次成形部19に円筒状態を維持したまま進入する。上記コンベアベルト14aは矢印a方向に連続的に搬送されながら、当該三次成形部19において上記可動成形部52、53の上記往復回動運動により、さらに円筒形状に成形されていく。即ち、上記一対の可動ブロック52、53の円弧面52a,53aは、成形用コンベアベルト14aの両側外面に当接して該ベルト14a内の巻寿司材料を円筒状に成形していく。この段階では、主に増し締めを行うことを目的としている。即ち、当該三次成形部19を通過することにより、上記コンベアベルト14a内の巻寿司Mは、上記往復回動する可動成形部52、53により、円筒形状(筒状)へのさらなる巻き込み、いわゆる増し締めが行われ、これにより、コンベアベルト14a内には、図26(ニ)に示すような適切な巻き強さのきれいな円筒形状の巻寿司Mが成形される。
上記二次可動成形部19を出たコンベアベルト14aは上記可動ブロック52,53の拘束が解除されるため、本来の幅Tに徐々に広がって行き(図1参照)、回動軸13bを介して裏面側に回動して行く。このとき、成形された巻寿司Mは、次段の切断部Dの第1コンベア63に移行して、当該コンベア63上を矢印a方向に搬送されてゆく。
上記切断部D(図23、図24)は、成形後の巻寿司Mを搬送する第1コンベア63と、第1コンベア63に所定間隔t6を以って近接配置され、切断後の巻寿司Mを搬送する第2コンベア64と、上記第1コンベア63と上記第2コンベア64との間隙t6において、巻寿司Mを切断する切断機構65により構成されている。上記第1コンベア63は駆動モータM5により矢印a方向に所定速度で連続的に駆動され、上記第2コンベア64は駆動モータM6により矢印a方向に上記第1コンベア63と同一速度で連続的に駆動される。
上記切断機構65は、上記第1コンベア63と第2コンベア64との間隙t6の近傍位置において上記コンベア64に平行に支持された回転軸66と、該回転軸66の先端に接続された切断刃67と、上記回転軸66に傘歯車機構68を以って接続された動力伝達軸69と、該動力伝達軸69の他端において傘歯車機構70を以って接続された駆動モータM7の出力軸71とから構成されており、上記駆動モータM7の回転により、出力軸71、動力伝達軸69、回転軸66を介して上記切断刃67を回転駆動(矢印m方向)し得るように構成している。尚、上記駆動モータM7を含み上記切断刃67を回転駆動する機構を駆動手段という。
上記切断刃67は、図25に示すように、回転中心(上記回転軸66への接続位置)67aから見ると回転方向(矢印m方向)とは逆方向に徐々にその半径を大きくするような円弧形刃部67bが形成されており、全体として略「C」字状に形成されている。そして、当該切断刃67が矢印m方向に1回転することで上記間隙t6に搬送されてくる巻寿司Mを切断するものである。
68は、上記切断刃67に至る前の位置における第1コンベア63上において、機枠F6上に固定された反射型センサーであり、上記巻寿司Mが上記コンベア50上を搬送されてきたことを、該巻寿司Mの先端が上記間隙t6に至る直前に、巻寿司Mからの反射光にて検出し得るものである。上記駆動モータM7は上記センサー68からの巻寿司検出信号に基づいて、上記切断刃67を1回転駆動し、それにより連続的に送られる巻寿司Mをカットしていく。上記モータM7は最初に上記巻寿司Mを検出したセンサー信号の検出に基づいてT1秒後に駆動されて切断刃67を1回転駆動し、巻寿司Mの先頭部を切断し、その後は、一定時間間隔T2毎に駆動モータM7を駆動して上記切断刃67を1回転駆動していくことにより、連続的に搬送されてくる巻寿司Mを一定長毎に切断することができる。
従って、上記時間間隔T2を長くとれば長い巻寿司Mが形成され、上記時間間隔T2を短くとれば短い巻寿司Mを形成することができ、例えば時間間隔T2を極めて短くすることにより、1口大の巻寿司Mを連続的に形成していくこともできる。上記巻寿司Mを切断するに際して、上記第1及び第2コンベア63、64は常時連続的に駆動されており、巻寿司Mは切断時に停止されることはないが、上記巻寿司Mの矢印a方向の移行速度に対して上記切断刃67bの1回転の回転速度を非常に速く設定することにより、上記巻寿司Mを連続的に搬送しながら上記切断刃67により上記巻寿司Mを切断することができる。
切断された巻寿司は、第2コンベア64にて引き続き搬送され、該コンベア64の端部にて取り卸される。尚、図23では切断刃67を傘歯車機構68,70を介して駆動する構成を述べたが、切断刃67の回転軸66をギアを介して直接駆動する構成としても良い。
上述のように、本発明によると、ベルト立上部15、二次成形部18等の固定成形部に加えて可動ブロック22、52,53の往復動作による可動成形部を有するので、巻寿司Mの巻き動作を適切に行うことができ、人間の手で製造したような適切な巻き加減の巻寿司Mを自動的に製造することができるものである。
また、全体として巻寿司材料を連続に送りながら切断までの動作を行うことができ、切断を含めてコンベアを停止することなく、迅速かつ連続的に巻寿司Mを製造することができるものである。
上記実施形態では、円筒状の巻寿司を製造する一例を示したが、上述のように巻寿司は円筒状に限らず、断面が四角等の角柱状のものも製造可能である。この場合、一次成形部16の狭幅筒状空間24、二次成形部18の狭幅筒状空間35、3次成形部19の狭幅筒状空間57は、その断面が四角等となるように形成すれば良い。また、角柱状巻寿司の場合は、押え部17の押え片32の先端部の断面も円弧面32bではなく、例えばコ字状とすることが好ましい。
図27は本発明の他の実施形態であり、本発明に係る巻寿司連続製造装置を2列並列に設けたものである。このように構成すると、2列の製造ラインにより巻寿司を大量かつ連続的に製造することが可能となる。
本発明に係る巻寿司連続製造装置の全体構成の平面図である。 同上装置の全体構成の側面図である。 同上装置の供給部の側面図である。 同上装置の供給部の飯供給部と海苔供給部の側面図である。 (イ)は同上装置の大径飯供給ローラ近傍の平面図、(ロ)は同上装置の小径飯供給ローラ近傍の平面図である。 同上装置における搬送コンベア上の連続巻寿司帯状材料の横断面図である。 同上装置における搬送コンベア上の連続巻寿司帯状材料の平面図である。 同上装置における成形部の拡大平面図である。 同上装置における成形部の拡大側面図である。 同上装置のベルト立上部の平面図である。 同上装置のベルト立上部の正面図である。 (イ)は、同上装置の一次成形部の可動ブロックの閉鎖状態の正面図、(ロ)は同上装置の一次成形部の可動ブロックの開成状態の正面図である。 同上装置の一次成形部の平面図である。 (イ)は同上装置の押え部の平面図、(ロ)は(イ)図のX−X線断面図である。 図14(イ)のY−Y線断面図である。 図14(イ)のZ−Z線矢指図である。 同上装置の二次成形部の平面図である。 同上装置の二次成形部の正面図である。 同上装置の二次成形部の天板等を外した状態の平面図である。 同上装置の二次成形部の天板等を外した状態の正面図である。 (イ)は同上装置の三次成形部の可動ブロックの閉鎖状態の正面図、(ロ)は同上装置の三次成形部の可動ブロックの開いた状態の正面図である。 同上装置の可動ブロックの平面図である。 同上装置の切断部の平面図である。 同上装置の切断部の側面図である。 同上装置の切断刃の正面図である。 (イ)乃至(ニ)は同上装置により巻寿司を成形する過程を示す該巻寿司の横断面図である。 同上装置の他の実施形態を示す平面図である。 小径飯供給ローラの他の実施形態の平面図である。 同上装置における搬送コンベア上の連続巻寿司帯状材料の他の実施形態における横断面図である。
符号の説明
1 ロール状海苔収納部
2 飯供給部
3 搬送コンベア
4 帯状海苔
9a,9b 大径飯供給ローラ
10a,10b 小径飯供給ローラ
11’ 凹溝
12 板状飯
12a 盛上り部
14 成形用コンベア
14a コンベアベルト
15 ベルト立上部
15a,15b 逆L字型ブロック
16 一次成形部
18 二次成形部
20 固定ブロック
22 可動ブロック
34a 右側半円柱状成形型
34b 左側半円柱状成形型
35 狭幅円筒状空間
37 駆動シャフト
37a 回転用ノブ
35a,35b 雌螺子ブロック
42 天板
44 スプリング
46 押えアーム
47 ローラ
52、53 可動ブロック
63 第1コンベア
64 第2コンベア
67 切断刃
A 供給部
B 具供給部
C 成形部
D 切断部
e 右側端部
e’ 左側端部
M7 駆動モータ

Claims (5)

  1. 帯状海苔を搬送コンベア上に供給するロール状海苔収納部と、一対の飯供給ローラにより板状飯を連続的に成形すると共に当該成形した板状飯を上記帯状海苔上に連続的に供給していく飯供給部とから供給手段を構成し、
    上記搬送コンベアにより上記帯状海苔と板状飯を所定距離搬送することにより、当該搬送途中において上記板状飯の上に具の供給を可能とする具供給部を構成し、
    上記搬送コンベアの端部に成形用コンベアを設け、当該成形用コンベアのコンベアベルトをベルト進行方向に沿う筒状に巻き込むことにより、上記ベルト内の上記巻寿司材料を筒状に成形する成形手段を設けた巻寿司連続成形装置であって、
    上記成形手段は、上記成形用コンベアの進行方向に対して直交する方向に一対のブロックを近接対向配置して、これらブロック間に上記成形用コンベアのコンベアベルトを通過させることにより該コンベアベルトの両側縁を立ち上げるベルト立上部と、
    上記立ち上げられた上記コンベアベルトの一側面をガイドする固定ブロックと、該固定ブロックに対向配置され上記コンベアベルトの他側面に当接し得る可動ブロックとを有し、当該可動ブロックをコンベア搬送方向に直交する方向に往復駆動することにより、上記コンベアベルトの上記他側面を上記一側面方向に筒状に巻き込んで該コンベアベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する一次成形部と、
    上記成形用コンベアの進行方向に対して直交する方向に一対の成形用ブロックを近接対向配置して、これら成形用ブロック間に狭幅筒状成形空間を形成し、当該空間内に上記成形用コンベアのコンベアベルトを通過させることにより該コンベアベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する二次成形部とを具備するものであることを特徴とする巻寿司連続製造装置。
  2. 上記二次成形部の後段に、上記成形用コンベアベルトの両側外面に対向配置され、近接離間駆動されることにより、上記コンベアベルトの両側外面に当接して当該ベルト内の巻寿司材料を筒状に成形する一対の可動ブロックを具備する三次成形部を設けたものであることを特徴とする請求項1記載の巻寿司連続製造装置。
  3. 上記一対の飯供給ローラの内、一方のローラの端部にローラの周方向に沿う凹溝を設け、上記搬送コンベア上に連続的に供給される板状飯の上記凹溝に対応する位置に連続的に盛上り部を形成するように構成したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の巻寿司連続製造装置。
  4. 上記成形手段により成形された巻寿司を所定長に切断する切断手段を設け、
    上記切断手段は、上記成形手段から連続的に送られてくる巻寿司を連続的に搬送する第1コンベアと、
    該第1コンベアに所定間隙を以って配置された第2コンベアと、
    上記所定間隙内に位置する切断刃と、
    該切断刃を軸支し該切断刃を回転させる駆動手段とから構成し、
    上記切断刃は1回転することにより、上記第1コンベアから上記第2コンベアに連続的に移送される巻寿司を切断するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の巻寿司連続製造装置。
  5. 上記二次成形部は、対向配置された一対の上記成形用ブロックを互いに近接離間方向に摺動可能とする摺動機構と、
    上記一対の成形用ブロックの上方に位置する天板と、該天板上に弾性手段を介して当該天板に下向きの圧力を作用させる天板押え機構とを具備するものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の巻寿司連続製造装置。

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