JP3410869B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP3410869B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ピックアップ装置において
は、記録、再生又は消去動作に際して、照射ビームを光
情報記録媒体のトラックに追従させるため、トラッキン
グサーボ制御が必要とされる。このトラッキングサーボ
制御に供するため、トラッキングエラー信号を検出し、
トラックずれを補正するようにしている。このようなト
ラッキングエラー信号の検出方式としては、種々の方式
があるが、その一つとして、3ビーム方式がある。この
方式は、例えば、日本工業技術センター刊の文献「光ピ
ックアップシステム 設計の要点」中に詳細に記載され
ている。
【0003】図8にトラッキングエラー信号の検出を3
ビーム方式により行うようにした従来の光ピックアップ
装置の一例を示す。まず、半導体レーザ1から出射され
たレーザビームは、コリメートレンズ2により平行ビー
ムとされた後、回折格子3を経ることにより、複数のビ
ームに分割される。分割されたこれらのビームは、ビー
ムスプリッタ4を透過した後、対物レンズ5により光情
報記録媒体6面に微小なスポットSM ,SS1,SS2とし
て集光照射される。これらのスポットSM ,SS1,SS2
の光情報記録媒体6からの反射ビームは、再び、対物レ
ンズ5を透過して平行ビームとなり、ビームスプリッタ
4で入射ビームと分離される形で反射されて一面が凸レ
ンズ、他面がシリンドリカルレンズからなる複合レンズ
7に向かう。そして、この複合レンズ7を透過して集光
される形で受光部8により受光される。
【0004】ここに、トラックがグルーブ6aとしてラ
ンド6b間に所定のトラックピッチTで形成されている
光情報記録媒体6面における各スポットSM ,SS1,S
S2の様子を図9に示す。まず、スポットSM は情報の記
録、再生又は消去用及びフォーカスエラー信号の検出に
用いられるメインスポットであり、回折格子3の0次回
折光により形成される。また、スポットSS1,SS2はト
ラッキングエラー信号検出用に用いられるサブスポット
であり、回折格子3の±1次回折光により形成される。
【0005】そして、光情報記録媒体6をスポットSが
横切った場合の反射光量の変化の様子を図10に示す。
いま、光情報記録媒体6において、グルーブ6a上で反
射光量が最大となり、ランド6b上で反射光量が最小に
なるとすると、光量変化が最も大きくなるのは、トラッ
クピッチTP の1/4近傍(グルーブ6aの中心に対し
て)である。3ビーム方式によるトラッキングエラー信
号の検出は、±1次回折光によるサブスポットSS1,S
S2の反射ビームの光量変化の差として検出するものであ
るので、その検出感度を最も高くするには、±1次回折
光によるサブスポットSS1,SS2の照射位置は、グルー
ブ6a中心から各々左右にTP /4、即ち、トラックピ
ッチTP の1/4分だけ、ずらして設定するのが通常で
ある。例えば、現行のCD(コンパクトディスク)やL
D(レーザディスク)等の光情報記録媒体6にあって
は、トラックピッチTP が1.6μmに規格化されてい
るので、サブスポットSS1,SS2の照射位置は、グルー
ブ6a中心から各々左右に0.4μmずれた位置に設定
されている。
【0006】このような3ビームに対応して、受光部8
は図11に示すように、6分割受光素子として形成され
ている。即ち、メインスポットSM に基づく0次光反射
ビーム9aを受光する4分割受光素子10aと、サブス
ポットSS1,SS2に基づく±1次光反射ビーム9b,9
cを受光する受光素子10b,10cとより形成されて
いる。
【0007】このような構成において、4分割受光素子
10aの各受光領域から得られる検出信号をA〜D、受
光素子10b,10cから得られる検出信号をE,Fと
すると、情報信号RF、フォーカスエラー信号ΔF、ト
ラッキングエラー信号ΔTは、各々、 RF=A+B+C+D ΔF=(A+C)−(B+D) ΔT=E−F により検出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような光ピックア
ップ装置においては、メインスポットSM とサブスポッ
トSS1,SS2との位置関係が固定されており、現行のC
DやLDのトラックピッチTP も1.6μmで一定であ
るので、これらの光情報記録媒体6に対しては3ビーム
方式によってコントラストの高いトラッキングエラー信
号の検出が行われ、安定したトラッキング制御が行え
る。
【0009】ところが、近年では、次世代の光情報記録
媒体として、より一層の高密度・大容量化を図るため、
例えば、トラックピッチTP を現行の1.6μmから
0.8μm程度に狭めようとする研究・開発が行われて
いる。このように現行品と異なるトラックピッチの次世
代媒体にこのような光ピックアップ装置を適用した場
合、以下のような不都合がある。まず、図8に示したよ
うな光ピックアップ装置にあっては、トラックピッチT
P =1.6μmの光情報記録媒体6を想定し、サブスポ
ットSS1,SS2がメインスポットSM に対して左右に
(トラック横断方向に)0.4μm(=TP /4)だけ
ずれて設定されている。このような条件下に、トラック
ピッチTP が0.8μmの媒体のトラッキングエラー信
号を検出しようとすると、サブスポットSS1,SS2がグ
ルーブ中心より左右にTP /2だけずれた位置に照射さ
れることになる。つまり、ランド中心位置に照射される
ことになるが、このような位置は、トラックずれによる
反射光量変化の感度が非常に鈍い個所であり、結果的
に、トラックエラー信号が殆ど発生しないという検出状
況となってしまう。よって、従来の光ピックアップ装置
をそのまま用いたのでは、適正なトラッキング制御を行
えない。
【0010】この点、特開平6−318335号公報に
よれば、トラックピッチの異なる光情報記録媒体に対応
してトラッキング制御を安定に行わせるために、光ピッ
クアップ光学系における対物レンズの光軸中心に光ピッ
クアップ光学系を回動調整するようにしたものが提案さ
れている。これによれば、トラックピッチが変わって
も、サブスポットが常にメインスポットから左右にトラ
ックピッチの1/4だけずれた位置となるように調整す
ることができる。しかしながら、光ピックアップ全体に
対して変位駆動系を要する等、構成の変更を要するもの
であり、コスト高となる。
【0011】従って、光学系の構成に関しては殆ど変更
を要せず、トラックピッチの異なる現行の光情報記録媒
体と次世代の光情報記録媒体との何れの媒体についても
安定したトラッキングエラー信号の検出を行えるように
することが課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、対物レンズを通るレーザビームにより光情報記録媒
体上に情報の記録、再生又は消去用のメインスポットの
他に、トラッキングエラー信号を得るための2つのサブ
スポットを形成し、前記光情報記録媒体からのこれらの
スポットの反射ビームを受光部で受光してトラッキング
エラー信号を検出するようにした光ピックアップ装置に
おいて、スポットの反射ビームに基づき異なる方式で信
号処理してトラッキングエラー信号を検出するトラッキ
ングエラー信号検出系を、トラックピッチの異なる光情
報記録媒体に応じて選択自在に設け、受光部を、メイン
スポットの反射ビームを受光する4分割受光素子と、ト
ラック横断方向に2分割されて2つのサブスポットの反
射ビームを各々受光する2つの2分割受光素子とにより
形成し、異なる方式で信号処理して検出するトラッキン
グエラー信号検出系を、トラックピッチが約1.6μm
の光情報記録媒体時に選択される3ビーム方式検出系
と、トラックピッチが約0.8μmの光情報記録媒体時
に選択される差動プッシュプル方式検出系としている。
【0013】従って、対象とする光情報記録媒体のトラ
ックピッチが異なっていても、3ビーム方式の光学系構
成の下で、そのトラックピッチに適した信号処理でトラ
ッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー信号
検出系を選択してトラッキングエラー信号の検出を行わ
せることにより、安定したトラッキング制御が可能とな
る。また、トラックピッチが約1.6μmの現行の光情
報記録媒体の場合であれば、サブスポットがメインスポ
ットから左右にトラックピッチの約1/4分だけ離れた
位置に照射されるので、3ビーム方式検出系によって安
定したトラッキングエラー信号の検出を行え、トラック
ピッチが約0.8μmの次世代の光情報記録媒体の場合
であれば、サブスポットがメインスポットから左右にト
ラックピッチの約1/2分だけ離れた位置に照射される
ので、3ビーム方式検出系に代えて、差動プッシュプル
方式検出系を選択することにより、安定したトラッキン
グエラー信号の検出を行える。
【0014】
【0015】
【0016】請求項記載の発明では、請求項記載の
光ピックアップ装置において、差動プッシュプル方式検
出系によるトラッキングエラー信号検出時には、サブス
ポットの反射ビームから得られる検出信号にオフセット
を印加する補正手段を備えている。
【0017】従って、差動プッシュプル方式検出系によ
りトラッキングエラー信号を検出する際には、2つのサ
ブスポットの受光素子上の分割線に対する各々の位置ず
れによりサブスポットから得られる検出信号にオフセッ
トを生ずる場合もあるが、補正手段によって誤差に応じ
たオフセットを印加するので、安定したトラッキングエ
ラー信号の検出を行える。
【0018】請求項記載の発明では、請求項記載の
光ピックアップ装置において、差動プッシュプル方式検
出系によるトラッキングエラー信号検出時には、サブス
ポットの反射ビームから得られる各々の2分割受光素子
の一方の受光領域の検出信号の利得を可変させる補正手
段を備えている。
【0019】従って、差動プッシュプル方式検出系によ
りトラッキングエラー信号を検出する際には、2つのサ
ブスポットの受光素子上の分割線に対する各々の位置ず
れにより生ずるオフセット量に応じて、サブスポットの
反射ビームから得られる各々の2分割受光素子の受光領
域の検出信号の利得を補正手段によって補正するので、
オフセット分が補正された状態で、安定したトラッキン
グエラー信号の検出を行える。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。図8ないし図11で示
した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省
略する。まず、光ピックアップ光学系の構成としては殆
ど図8に示した構成と同じであるが、図11に示したよ
うな受光部8に代えて、図3に示すような受光部11が
設けられている。
【0021】この受光部11も基本的には受光部8の構
成と同様であるが、受光素子10b,10cに代えて、
トラック横断方向に2分割された2分割受光素子10
d,10eが設けられている。即ち、受光部11は全体
では8分割受光素子として構成されている。2分割受光
素子10dはサブスポットSS1に基づく+1次光反射ビ
ーム9bを受光するためのもので、2分割受光素子10
eはサブスポットSS2に基づく+1次光反射ビーム9b
を受光するためのものである。
【0022】次に、このような受光部11の検出信号を
信号処理してトラッキングエラー信号ΔTを検出するた
めの検出系の構成例を図1により説明する。ここに、2
分割受光素子10dの2つの受光領域から得られる検出
信号をG,H、2分割受光素子10eの2つの受光領域
から得られる検出信号をI,Jとする。
【0023】まず、2分割受光素子10dから得られる
検出信号G,Hの和をとる加算器12aと2分割受光素
子10eから得られる検出信号I,Jの和をとる加算器
12bと、加算器12a,12bの出力信号間の差をと
る差動器12cとが設けられている。これにより、トラ
ッキングエラー信号ΔTは、 ΔT=(G+H)−(I+J) により算出される。これらの加算器12a,12b及び
差動器12cにより3ビーム方式検出系12が形成され
ている。
【0024】一方、4分割受光素子10aから得られる
検出信号A〜Dの内、トラック横断方向において同一側
に位置する信号同士の和をとる加算器13a,13b
と、これらの加算器13a,13bの出力信号間の差を
とる差動器13cとが設けられている。また、2分割受
光素子10dから得られる検出信号G,H間の差をとる
差動器13dと、2分割受光素子10eから得られる検
出信号I,J間の差をとる差動器13eとが設けられて
いる。さらに、これらの差動器13d,13eの出力信
号同士の和をとる加算器13fと、加算器13fの出力
を定数P倍する増幅器13gとが設けられている。そし
て、差動器13cから得られる信号と増幅器13gを経
て得られる信号との間の差をとる差動器13hが設けら
れている。これにより、トラッキングエラー信号ΔT
は、 ΔT=(A+D)−(B+C)−P{(G−H)+(I
−J)} により算出される。ただし、定数Pは、0次光によるメ
インスポットSM と、±1次光によるサブスポット
S1,SS2との光量比で決まる値である。これらの加算
器13a,13b、差動器13c〜13e、加算器13
f、増幅器13g及び差動器13hにより差動プッシュ
プル方式検出系13が形成されている。なお、差動プッ
シュプル方式は、例えば、光メモリシンポジウム’8
6,12月18日虎ノ門パストラル(東京)において
「新しいトラッキングサーボ方式 差動プッシュプル
法」により報告されている公知の手法である。
【0025】差動器12cの出力と差動器13hの出力
とは、スイッチ14により切換選択自在に設定されてい
る。
【0026】なお、情報信号RF、フォーカスエラー信
号ΔFは、 RF=A+B+C+D ΔF=(A+C)−(B+D) により算出されるように回路構成されている。
【0027】このような構成において、まず、対象とな
る光情報記録媒体6としてトラックピッチTP =1.6
μmの現行品の場合のトラッキングエラー信号ΔTの検
出動作について説明する。この場合のスポットSM ,S
S1,SS2の光情報記録媒体6上での位置関係を示すと、
図4のようになる。即ち、メインスポットSM はグルー
ブ6aの中心上にあり、サブスポットSS1,SS2はグル
ーブ6aの中心より各々左右に(トラック横断方向
に)、TP /4=0.4μmだけずれた位置にある。よ
って、従来例で説明したように、3ビーム方式によって
トラッキングエラー信号ΔTを検出できる。そこで、こ
の場合には、スイッチ14により3ビーム方式検出系1
2が選択され、 ΔT=(G+H)−(I+J) として検出される。
【0028】次に、対象となる光情報記録媒体6として
トラックピッチTP =0,8μmの次世代品の場合のト
ラッキングエラー信号ΔTの検出動作について説明す
る。この場合のスポットSM ,SS1,SS2の光情報記録
媒体6上での位置関係を示すと、図5のようになる。即
ち、メインスポットSM はグルーブ6aの中心上にあ
り、サブスポットSS1,SS2はグルーブ6aの中心より
各々左右に(トラック横断方向に)、TP /2=0.4
μmだけずれた位置にある。これは、サブスポット
S1,SS2が中心となるグルーブ6aに隣接するランド
6bの中心に位置することを意味し、トラック横断方向
のずれに対して光量変化が最も鈍感な位置であるので、
前述したように3ビーム方式検出系12による検出は適
当でない。そこで、この場合には、スイッチ14により
差動プッシュプル方式検出系13が選択され、 ΔT=(A+D)−(B+C)−P{(G−H)+(I
−J)} としてトラッキングエラー信号ΔTが検出される。
【0029】よって、本実施の形態によれば、3ビーム
方式検出系12と差動プッシュプル方式検出系13とを
スイッチ14により切り換えることで、トラックピッチ
Pが1.6μmと0.8μmというように異なる光情
報記録媒体6に対して、同一の光ピックアップ光学系構
成で、安定してトラッキングエラー信号ΔTを検出する
ことができ、適正なトラッキング制御を行わせることが
できる。
【0030】なお、スイッチ14の切り換えは、対象と
なる光情報記録媒体6のトラックピッチTP に基づき自
動的に行われるが、トラックピッチTP の判定方式は公
知の手法を用いればよい。例えば、特開平6−3019
80号公報や特開平6−318323号公報などにより
開示されている手法を利用すればよい。
【0031】つづいて、本発明の実施の第二の形態を図
6により説明する。本実施の形態では、差動プッシュプ
ル方式検出系13に関して、加算器13fの出力に対し
てオフセットQを印加する補正手段15が付加されてい
る。即ち、この補正手段15はサブスポットSS1,SS2
から得られる検出信号{(G−H)+(I−J)}に対
して、メインスポットSM がトラックセンタにある時に
生ずるサブスポットSS1,SS2から得られる検出信号の
誤差成分をキャンセルするようにオフセットQを印加す
るものである。
【0032】即ち、前述した実施の形態では、サブスポ
ットSS1,SS2のディスク反射光が2分割受光素子10
d,10eの分割線に対して各々対称に入射した場合を
考えたが、メインスポットSM のディスク反射光を分割
線の中心に調整し、さらにサブスポットSS1,SS2の両
方を分割線の中心に調整することは非常に困難である。
そこで、メインスポットSM のディスク反射光を分割線
の中心に調整し、その時に生じるサブスポットSS1,S
S2からの検出信号{(G−H)+(I−J)}のオフセ
ット分をキャンセルするように補正手段15によってオ
フセットを印加するものである。よって、サブスポット
S1,SS2のディスク反射光が2分割受光素子10d,
10eの分割線に対して各々対称に入射しなかった場合
に生ずるオフセットを−Qとすれば、この場合のトラッ
キングエラー信号ΔTは、 ΔT=(A+D)−(B+C)−P{(G−H)+(I
−J)+Q} として検出される。これにより、サブスポットSS1,S
S2のディスク反射光が2分割受光素子10d,10eの
分割線に対して各々対称に入射しなかった場合でも、差
動プッシュプル方式検出系13によるトラッキングエラ
ー信号ΔTの検出を安定して行うことができる。
【0033】さらに、本発明の実施の第三の形態を図7
により説明する。本実施の形態では、差動プッシュプル
方式検出系13の構成の一部を変更し、2分割受光素子
10d,10eから得られる検出信号G,H,I,Jの
処理に関しては、グルーブ6aを中心に同一側の受光領
域から得られる検出信号G,I同士と検出信号H,J同
士を各々加算する加算器13i,13jを設け、その一
方の出力、例えば、加算器13iの出力の利得(ゲイ
ン)をR倍する増幅器13k(補正手段)を設け、増幅
器13kによりR倍した加算器13iの出力と、加算器
13jの出力との差を差動器13mでとるように構成さ
れている。
【0034】なお、図7においては、図示を簡単にする
ため、3ビーム方式検出系12を省略してある。
【0035】本実施の形態も、前述した実施の形態と同
様に、サブスポットSS1,SS2のディスク反射光が2分
割受光素子10d,10eの分割線に対して各々対称に
入射しないため検出信号{(G−H)+(I−J)}に
オフセットを生ずる。ここに、この検出信号=差信号
は、{(G+I)−(H+J)}として考えることもで
き、2分割受光素子10d,10eの同一側の受光領域
の検出信号の増減として考えることもできる。いま、サ
ブスポットSS1,SS2のディスク反射光が2分割受光素
子10d,10eの分割線に対して各々対称に入射しな
かった場合に生ずるオフセットに対応する補正利得をR
とすると、この場合のトラッキングエラー信号ΔTは、 ΔT=(A+D)−(B+C)−P{R(G+I)−
(H+J)} として検出される。これにより、サブスポットSS1,S
S2のディスク反射光が2分割受光素子10d,10eの
分割線に対して各々対称に入射しなかった場合でも、差
動プッシュプル方式検出系13によるトラッキングエラ
ー信号ΔTの検出を安定して行うことができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、3ビーム
方式の光学系構成を基本とした光ピックアップ装置にお
いて、スポットの反射ビームに基づき異なる方式で信号
処理してトラッキングエラー信号を検出するトラッキン
グエラー信号検出系を、トラックピッチの異なる光情報
記録媒体に応じて選択自在に設けたので、対象とする光
情報記録媒体のトラックピッチが異なっていても、光ピ
ックアップ光学系の構成自体に変更を要せず、そのトラ
ックピッチに適した信号処理でトラッキングエラー信号
を検出するトラッキングエラー信号検出系を選択してト
ラッキングエラー信号を検出させることにより、安定し
たトラッキング制御を行わせることができる。また、ト
ラックピッチが現行の約1.6μmの光情報記録媒体と
次世代の約0.8μmの光情報記録媒体とで、信号処理
を異ならせた3ビーム方式検出系と差動プッシュプル方
式検出系とを使い分けてトラッキングエラー信号を検出
するようにしたので、何れのトラックピッチの光情報記
録媒体の場合であっても安定してトラッキングエラー信
号を検出でき、安定したトラッキング制御を行わせるこ
とができる。
【0037】
【0038】請求項記載の発明によれば、差動プッシ
ュプル方式検出系によるトラッキングエラー信号検出時
には、サブスポットの反射ビームから得られる検出信号
に、サブスポットの受光素子上でのずれに応じたオフセ
ット分を補正する補正手段を設けたので、安定したトラ
ッキングエラー信号の検出を行うことができる。
【0039】請求項記載の発明によれば、差動プッシ
ュプル方式検出系によるトラッキングエラー信号検出時
には、サブスポットの反射ビームから得られる各々の2
分割受光素子の一方の受光領域の検出信号の利得を、サ
ブスポットの受光素子上でのずれにより生ずるオフセッ
ト量に応じて可変する補正手段を設けたので、安定した
トラッキングエラー信号の検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態を示すトラッキング
エラー信号検出系の回路構成のブロック図である。
【図2】光ピックアップ光学系の構成を示す側面図であ
る。
【図3】受光部の構成を示す正面図である。
【図4】トラックピッチTP =1.6μmの光情報記録
媒体とスポットとの位置関係を示す平面図である。
【図5】トラックピッチTP =0.8μmの光情報記録
媒体とスポットとの位置関係を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の第二の形態を示すトラッキング
エラー信号検出系の回路構成のブロック図である。
【図7】本発明の実施の第三の形態を示す差動プッシュ
プル方式検出系の回路構成のブロック図である。
【図8】従来の3ビーム方式の光ピックアップ光学系の
構成を示す側面図である。
【図9】トラックピッチTP =1.6μmの光情報記録
媒体とスポットとの位置関係を示す平面図である。
【図10】トラックピッチが変更された場合の検出感度
を説明するための模式図である。
【図11】受光部の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
5 対物レンズ 6 光情報記録媒体 10a 4分割受光素子 10d,10e 2分割受光素子 11 受光部 12 3ビーム方式検出系 12k 補正手段 13 差動プッシュプル方式検出系 15 補正手段 SM メインスポット SS1,SS2 サブスポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−65394(JP,A) 特開 平8−339552(JP,A) 特開 平8−329490(JP,A) 特開 平9−115154(JP,A) 特開 平7−320287(JP,A) 特開 平8−96387(JP,A) 特開 平7−65396(JP,A) 特開 平8−55352(JP,A) 特開 平8−30993(JP,A) 特開 平8−87760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを通るレーザビームにより光
    情報記録媒体上に情報の記録、再生又は消去用のメイン
    スポットの他に、トラッキングエラー信号を得るための
    2つのサブスポットを形成し、前記光情報記録媒体から
    のこれらのスポットの反射ビームを受光部で受光してト
    ラッキングエラー信号を検出するようにした光ピックア
    ップ装置において、スポットの反射ビームに基づき異な
    る方式で信号処理してトラッキングエラー信号を検出す
    るトラッキングエラー信号検出系を、トラックピッチの
    異なる光情報記録媒体に応じて選択自在に設け、前記受
    光部を、メインスポットの反射ビームを受光する4分割
    受光素子と、トラック横断方向に2分割されて2つのサ
    ブスポットの反射ビームを各々受光する2つの2分割受
    光素子とにより形成し、異なる方式で信号処理して検出
    するトラッキングエラー信号検出系が、トラックピッチ
    が約1.6μmの光情報記録媒体時に選択される3ビー
    ム方式検出系と、トラックピッチが約0.8μmの光情
    報記録媒体時に選択される差動プッシュプル方式検出系
    とであることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 差動プッシュプル方式検出系によるトラ
    ッキングエラー信号検出時には、サブスポットの反射ビ
    ームから得られる検出信号にオフセットを印加する補正
    手段を有することを特徴とする請求項記載の光ピック
    アップ装置。
  3. 【請求項3】 差動プッシュプル方式検出系によるトラ
    ッキングエラー信号検出時には、サブスポットの反射ビ
    ームから得られる各々の2分割受光素子の一方の受光領
    域の検出信号の利得を可変させる補正手段を有すること
    を特徴とする請求項記載の光ピックアップ装置。
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