JP3408380B2 - 姿見用検査治具 - Google Patents
姿見用検査治具Info
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- JP3408380B2 JP3408380B2 JP20295096A JP20295096A JP3408380B2 JP 3408380 B2 JP3408380 B2 JP 3408380B2 JP 20295096 A JP20295096 A JP 20295096A JP 20295096 A JP20295096 A JP 20295096A JP 3408380 B2 JP3408380 B2 JP 3408380B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- peripheral surface
- inspection jig
- plate
- diameter
- Prior art date
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定盤に設けられた
治具に載置されたプレス等で加工されたパネル加工品の
輪郭形状を検査するために、周辺に配置される姿見駒
が、定盤にねじ止めされた支持台に支持されている姿見
用検査治具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3はこの種の姿見用検査治具を示すも
ので、定盤1に設けられた受け治具(図示せず)に載置
された加工済みのパネル加工品9の輪郭形状を検査する
ために、周辺に配置される姿見駒6が、定盤1にねじ止
めされる平板方形状の基台2aにフレーム2bを立設し
た支持台2に支持されている。基台2aは、位置決めピ
ン7をその挿通孔7aを通して定盤1に形成された溝に
挿入することにより位置決めし、ボルト5でねじ止めさ
れる。これにより、姿見駒6の表面に対するパネル加工
品9の高さを照合したり、その輪郭と姿見駒6の周面と
の隙間Aを検査している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、姿見駒
6の加工に際して、NC機械への工材のセットミス或は
ぶれ等による加工精度の低下により、例えば0.2mm
以上の誤差が生じた場合、姿見駒を再加工したり、或は
位置決めピン7の基台2aの挿通孔及び定盤1の溝の位
置を加工し直す等で対応していた。 【0004】本発明は、このような点に鑑みて、規格は
ずれの姿見駒をそのまま使用できる冒頭に述べた類の姿
見用検査治具を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、定盤に設けられた治具に載置されたパネ
ル加工品の輪郭形状を検査するために、周辺に配置され
る姿見駒が、定盤にボルトでねじ止めされた平板方形状
の基台にフレームを立設した支持台に支持されている姿
見用検査治具において、平板方形状基台の直交する周面
の周辺に位置する定盤部分に、位置決めピンの基部を着
脱自在に挿入させるピン挿入溝を直交する周面の一方側
に1個、他方側に2個形成し、基部の上方部分の直径が
異なる複数種類の位置決めピンの周面を基台の周面に選
択的に当接させ得るように、基台のボルト挿通孔に、直
径に応じてボルト挿通位置を変位させる遊びを持たせた
ことを特徴とする。 【0006】基台の直交する周面に当接する一方側に1
個、他方側に2個の位置決めピンにより、支持台の定盤
上の2次元面の位置が規定される。位置決めピンの直径
が変化すると、ボルトに対して遊びを有するボルト挿通
孔がずれて基台が直交するいずれか一方もしくは双方へ
変位する。したがって、位置決めピンの直径に応じて姿
見駒のパネル加工品側の端面が全体的に規格内に収まる
ように調整可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態による姿見用検査治具を説明する。同図におい
て、図3のものと同一もしくは同等部分は同一符号で説
明する。定盤1にねじ止めされる支持台2の平板方形状
基台2aの互いに直交する周面10、11の周辺に位置
する定盤部分に、位置決めピン15の基部15aを着脱
自在に挿入させる内径8mmのピン挿入溝1aを一方の
周面10側に1個、他方の周面11側に2個形成されて
いる。 【0008】これらのピン挿入溝の位置及び内径は、標
準状態で直径8mmの3本の位置決めピン15をピン挿
入溝1aに緊密に挿入させた状態で、その周面が周面1
0、11に丁度当接するようになっている。これらの標
準的な位置決めピンに加えて、その基部15aの直径は
共通に8mmに設定すると共に、その上方部分は直径8
mmを標準として0.2mmごとに段階的に大きくなる
ものと、直径8mmから0.2mmごとに段階的に小さ
くなるものをそれぞれ複数種類用意しておく。対応し
て、ボルト挿通孔5aには、直径の変化に応じてボルト
挿通位置を変位させる遊びを交差方向へ持たせてある。 【0009】図3に示す姿見駒6の寸法が、同図で見て
例えば左方向へ、即ちパネル加工品9に対して離れる方
向へ全体的に−0.3mm程度幅狭になったり或はずれ
ている場合、周面10に沿った位置決めピン15を標準
よりも直径が0.6mm大きなものを選択して、その基
部15aをピン挿入溝1aに挿入する。次いで、基台2
aをその周面が交換した位置決めピン15の周面に当接
するように位置設定した状態で、ボルト5でねじ止めす
る。これにより、基台2aと共に姿見駒6を支持するフ
レーム2bも連動し、姿見駒6の周面が右方向へ0.3
mm変位して全体的に許容範囲内の位置を占めることに
なる。逆に、姿見駒6がパネル加工品9の輪郭に接近方
向へ誤差がある場合、その2倍だけ直径が小さなものを
選択して2mm以内に誤差が収まるようにする。 【0010】姿見駒6が周面10に沿った方向に誤差が
ある場合、その直交方向の端面位置が全体的に規格に入
るように、周面11に沿った2本の位置決めピン15を
対応した直径のものにする。場合によっては、2次元面
での直交する双方向に対して3本の位置決めピン15を
交換して調整する。 【0011】尚、姿見駒は、パネル加工品の外側輪郭に
限らず、開口部分の輪郭を検査する場合にも用いること
ができ、形状は円形或は種々の対応した形状が考えられ
る。 【0012】 【発明の効果】以上、本発明によれば、姿見駒の形状精
度の規格外れに対して、その支持台の位置決めピンの交
換により簡単に補償できるために、検査治具の修理が不
要となり、検査工数が大幅に低減できる。
治具に載置されたプレス等で加工されたパネル加工品の
輪郭形状を検査するために、周辺に配置される姿見駒
が、定盤にねじ止めされた支持台に支持されている姿見
用検査治具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3はこの種の姿見用検査治具を示すも
ので、定盤1に設けられた受け治具(図示せず)に載置
された加工済みのパネル加工品9の輪郭形状を検査する
ために、周辺に配置される姿見駒6が、定盤1にねじ止
めされる平板方形状の基台2aにフレーム2bを立設し
た支持台2に支持されている。基台2aは、位置決めピ
ン7をその挿通孔7aを通して定盤1に形成された溝に
挿入することにより位置決めし、ボルト5でねじ止めさ
れる。これにより、姿見駒6の表面に対するパネル加工
品9の高さを照合したり、その輪郭と姿見駒6の周面と
の隙間Aを検査している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、姿見駒
6の加工に際して、NC機械への工材のセットミス或は
ぶれ等による加工精度の低下により、例えば0.2mm
以上の誤差が生じた場合、姿見駒を再加工したり、或は
位置決めピン7の基台2aの挿通孔及び定盤1の溝の位
置を加工し直す等で対応していた。 【0004】本発明は、このような点に鑑みて、規格は
ずれの姿見駒をそのまま使用できる冒頭に述べた類の姿
見用検査治具を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、定盤に設けられた治具に載置されたパネ
ル加工品の輪郭形状を検査するために、周辺に配置され
る姿見駒が、定盤にボルトでねじ止めされた平板方形状
の基台にフレームを立設した支持台に支持されている姿
見用検査治具において、平板方形状基台の直交する周面
の周辺に位置する定盤部分に、位置決めピンの基部を着
脱自在に挿入させるピン挿入溝を直交する周面の一方側
に1個、他方側に2個形成し、基部の上方部分の直径が
異なる複数種類の位置決めピンの周面を基台の周面に選
択的に当接させ得るように、基台のボルト挿通孔に、直
径に応じてボルト挿通位置を変位させる遊びを持たせた
ことを特徴とする。 【0006】基台の直交する周面に当接する一方側に1
個、他方側に2個の位置決めピンにより、支持台の定盤
上の2次元面の位置が規定される。位置決めピンの直径
が変化すると、ボルトに対して遊びを有するボルト挿通
孔がずれて基台が直交するいずれか一方もしくは双方へ
変位する。したがって、位置決めピンの直径に応じて姿
見駒のパネル加工品側の端面が全体的に規格内に収まる
ように調整可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態による姿見用検査治具を説明する。同図におい
て、図3のものと同一もしくは同等部分は同一符号で説
明する。定盤1にねじ止めされる支持台2の平板方形状
基台2aの互いに直交する周面10、11の周辺に位置
する定盤部分に、位置決めピン15の基部15aを着脱
自在に挿入させる内径8mmのピン挿入溝1aを一方の
周面10側に1個、他方の周面11側に2個形成されて
いる。 【0008】これらのピン挿入溝の位置及び内径は、標
準状態で直径8mmの3本の位置決めピン15をピン挿
入溝1aに緊密に挿入させた状態で、その周面が周面1
0、11に丁度当接するようになっている。これらの標
準的な位置決めピンに加えて、その基部15aの直径は
共通に8mmに設定すると共に、その上方部分は直径8
mmを標準として0.2mmごとに段階的に大きくなる
ものと、直径8mmから0.2mmごとに段階的に小さ
くなるものをそれぞれ複数種類用意しておく。対応し
て、ボルト挿通孔5aには、直径の変化に応じてボルト
挿通位置を変位させる遊びを交差方向へ持たせてある。 【0009】図3に示す姿見駒6の寸法が、同図で見て
例えば左方向へ、即ちパネル加工品9に対して離れる方
向へ全体的に−0.3mm程度幅狭になったり或はずれ
ている場合、周面10に沿った位置決めピン15を標準
よりも直径が0.6mm大きなものを選択して、その基
部15aをピン挿入溝1aに挿入する。次いで、基台2
aをその周面が交換した位置決めピン15の周面に当接
するように位置設定した状態で、ボルト5でねじ止めす
る。これにより、基台2aと共に姿見駒6を支持するフ
レーム2bも連動し、姿見駒6の周面が右方向へ0.3
mm変位して全体的に許容範囲内の位置を占めることに
なる。逆に、姿見駒6がパネル加工品9の輪郭に接近方
向へ誤差がある場合、その2倍だけ直径が小さなものを
選択して2mm以内に誤差が収まるようにする。 【0010】姿見駒6が周面10に沿った方向に誤差が
ある場合、その直交方向の端面位置が全体的に規格に入
るように、周面11に沿った2本の位置決めピン15を
対応した直径のものにする。場合によっては、2次元面
での直交する双方向に対して3本の位置決めピン15を
交換して調整する。 【0011】尚、姿見駒は、パネル加工品の外側輪郭に
限らず、開口部分の輪郭を検査する場合にも用いること
ができ、形状は円形或は種々の対応した形状が考えられ
る。 【0012】 【発明の効果】以上、本発明によれば、姿見駒の形状精
度の規格外れに対して、その支持台の位置決めピンの交
換により簡単に補償できるために、検査治具の修理が不
要となり、検査工数が大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による姿見用検査治具を示
すもので、同図Aは要部平面図、同図Bは要部断面図で
ある。 【図2】同姿見用検査治具の位置決めピンの側面図であ
る。 【図3】従来の姿見用検査治具を示すもので、同図Aは
平面図、同図Bは断面図である。 【符号の説明】 1 定盤 1a ピン挿入溝 2a 平板方形状基台 5 ボルト5 5a ボルト挿通孔 6 姿見駒 10、11 平板方形状基台の周面 15 位置決めピン 15a 位置決めピンの基部
すもので、同図Aは要部平面図、同図Bは要部断面図で
ある。 【図2】同姿見用検査治具の位置決めピンの側面図であ
る。 【図3】従来の姿見用検査治具を示すもので、同図Aは
平面図、同図Bは断面図である。 【符号の説明】 1 定盤 1a ピン挿入溝 2a 平板方形状基台 5 ボルト5 5a ボルト挿通孔 6 姿見駒 10、11 平板方形状基台の周面 15 位置決めピン 15a 位置決めピンの基部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 定盤に設けられた治具に載置されたパネ
ル加工品の輪郭形状を検査するために、周辺に配置され
る姿見駒が、定盤にボルトでねじ止めされた平板方形状
の基台にフレームを立設した支持台に支持されている姿
見用検査治具において、 平板方形状基台の直交する周面の周辺に位置する定盤部
分に、位置決めピンの基部を着脱自在に挿入させるピン
挿入溝を直交する前記周面の一方側に1個、他方側に2
個形成し、 前記基部の上方部分の直径が異なる複数種類の前記位置
決めピンの周面を前記基台の前記周面に選択的に当接さ
せ得るように、前記基台のボルト挿通孔に、直径に応じ
てボルト挿通位置を変位させる遊びを持たせたことを特
徴とする姿見用検査治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20295096A JP3408380B2 (ja) | 1996-07-13 | 1996-07-13 | 姿見用検査治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20295096A JP3408380B2 (ja) | 1996-07-13 | 1996-07-13 | 姿見用検査治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030905A JPH1030905A (ja) | 1998-02-03 |
JP3408380B2 true JP3408380B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=16465855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20295096A Expired - Fee Related JP3408380B2 (ja) | 1996-07-13 | 1996-07-13 | 姿見用検査治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408380B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103528462B (zh) * | 2013-10-17 | 2016-09-21 | 中国北车集团大同电力机车有限责任公司 | 尺寸测量装置 |
CN106123733B (zh) * | 2016-08-30 | 2018-06-19 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 喷油器凸出高度检测的辅助装置 |
CN112797864B (zh) * | 2021-01-12 | 2022-11-18 | 遵义航天新力精密铸锻有限公司 | 一种用于支脚的空间尺寸检测工装及其加工方法 |
-
1996
- 1996-07-13 JP JP20295096A patent/JP3408380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1030905A (ja) | 1998-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |