JPH01153239A - パネルの位置決め方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、パネルの位置決め方法に係り、特にパネル上
で正確に作業を行うため基準座標系と一致するようにワ
ークの表面上にパネルを位置させるための方法に関する
。

［従来技術の説明］ パネルを作製する際には、多くの製造方法が異なる作業
工程において行われる。この場合パネル及びパネルどう
しお互いに関して作業結果を正確にするためには、各作
業工程において基準座標系に関してパネルが正確に位置
決めされなければならない。パネルの位置決めを行うた
めの方法及び装置は一貫して正確でなければならず、さ
らに膨張、収縮、ひずみなどの材料の不安定さにより製
造中パネルに生じる寸法変型の影響を調節し最小限にし
なければならない。

パネルとワーク表面の基準フレームとを接合させる一つ
の従来技術として、各ワークステーションにおいてワー
クの表面上に位置する位置決め用ピンに適合するパネル
内に切られた複数のスロットを１１用したワーク表面基
準フレームを用いてパネルを並べるものがある。この技
術を実行する２つの方法が第１図及び第２図に夫々示さ
れている。

第１図において、位置決め用スロット１．２及び３がパ
ネル４内に切られている。スロット１，２及び３は、ワ
ーク表面９（部分的に示す）のピン５．６及び７に適合
する。２つの横方向スロット１．３は、パネルの縦方向
位置及び角度位置を制御し、縦方向スロット２はパネル
の横方向位置を制御する。スロット１，２及び３はパネ
ル４の一端部に沿って全て設けられているため、パネル
基準フレームは、スロット２内に位置する原点を有する
軸１１及び１２によって示されるようにその端部に沿っ
ている。軸１２は固定軸であり、この固定軸はピン６に
より決定される固定点を通る。

製造工程中に生じるパネルの線状の変形に起因する最悪
のケースである表示エラーを最小にするためには、パネ
ルの中心を基クフレームの原点とすることが好ましい。

基準フレームの原点をパネルの中心に動かす技術の一つ
に、第２図に示すように、全ての４つの端部に沿って位
置するスロットを利用するものがある。４つのスロット
２１．２２．２３．及び２４はパネル１５のおのおの端
部の中心に位置している。これらのスロット２１．２２
．２３及び２４は、パネルをワーク表面１９上に位置さ
せるためピン２５．２０．２７及び２８の位置に設けら
れている。第２図に示されるように、基準フレームの原
点１７は、パネルの中心であると共に、２つの直交する
軸３１及び３２により定義される。このためパネルの線
状の変形における変化は、基準フレームの直行する２方
向において最小とされる。しかしながらパネルのひずみ
変形はこの技術によっては吸収できない。

基準座標系に一致するように、ワーク表面上にパネルを
位置決めする別の方法として、ロケイタ−装置を利用し
たものがある。この装置は、パネルの３つの端部の夫々
の中心に切られた７字型のスロットと係合し、突き出た
ロケイタ−パッドに対して４つめの残りの端部に力を加
えるように操作している。このような装置は、米国特許
第４．２５５．０７７号に開示されている。しかしこの
装置においては、基準軸はやはりパネルの一端部に関係
し、固定ロケイタ−パッドに対してパネルの一端部は、
を位置決めしている。

パネルとワークとを接合させるほかの方法は米国特許第
４．４２５．０７８号に開示されている。この装置は２
個のローラストッパが第１の軸を決め、第３のローラス
トッパが終端部を決定する。ローラの付いている第１の
ピボットアームがパネルの一端を第１の２個のローラス
トッパに押しっけ、次にローラのついている第２のピボ
ットアームがパネルを第３のローラストップに押しつけ
る。この構成はパネルの１コーナにある基準フレーム原
点を参照してパネルを配置するものである。

ワークステーションにパネルを整合させる他の方法が米
国特許第４．０９２．７８３号に開示されている。

この米国特許には、パネルの相対向するコーナー部に係
合する装置をさらに含んでいる。この装置は把握具が制
御される等距離の配置となっている把握装置を有してお
り、これにより、パネルの方向を正しく合せて、中心に
置くと共に一回の操作でパネルをかたく把握する。この
装置は、中心点と相対向するコーナーを斜めに結ぶ対角
線に関してパネルを正しい方向に合わせている。

製造中の回路パネルに生じる寸法変化のために、位置決
め用の基準フレームは、ワーク表面上にパネルを位置決
めする際のこれらの寸法変化の影響を最小とするために
、固定点パネルの中心または重心若しくはその近傍の固
定点であることが望ましい。さらに好ましいのは、位置
決め操作及び装置は、ワーク表面の基準線と固定点を通
るパネルの軸とを一致させるるように操作することであ
る。

（発明の概要） 本発明に係るパネルの位置決め方法においては、ある点
をパネルの中心もしくはその近傍に固定し、さらにその
固定点を通る軸を固定するためにワーク表面上にパネル
を位置させるように操作される。

この軸は、パネル上どこに位置することもできる。

またこの軸は、パネルの長袖または短軸に対して、その
軸上又はその近傍に位置している。矩形パネルの長袖は
、パネルの長平方向に平行であり、この固定点を通る。

一方この短軸は、短い方向に平行であり、同じ固定点を
通る。

ワーク表面上に位置決めされるパネルには、パネル内に
穴のような工作特徴点が設けられ、この工作特徴点はパ
ネルの相対向する端部に対して近接して位置し、さらに
そのある基準軸に関して対称となっている。ワーク表面
に一体的に設けられた係合機構は、好ましいパネル位置
を得るために、対向する等距離にある局部領域接触子す
なわち、係合要素を動かして工作特徴点に適合させて、
工作特徴点に対応する係合要素を係合させるようにした
ものである。

この機械的機構はワーク表面と一体的に設けられており
、ワーク表面の整合基準軸に平行にかつ反対方向に対称
的に等距離に係合要素を動かすように操作され、この係
合要素は、ワーク表面にパネルを位置せしめて保持する
ため工作特徴点を介して必要な力を与えている。この係
合要素と力の動きは、パネルの固定点及びこの固定点を
通るパネルの選択軸をワーク表面の原点及び基準軸に一
致するように位置決めするために特に操作される。

この係合要素は、ワーク表面基準フレームの原点を中心
に対称に駆動することができるいかなる機械によっても
動作されることができる。

よってこのパネルの位置決め機構は、良好にワーク表面
上にパネルを位置決めし、その結果そのパネルの予め選
択された固定点及びその固定点を通る選択軸は、パネル
変型のための調整を補償する必要がなく、ワーク表面の
基準点及び軸に一致するように位置決めがなされる。

（実施例の説明） ワーク表面上の位置を容易にワーク表面の基準の目印と
一致させるための工作特徴点を備えたパネルの平面図が
第３図に示されている。このパネル３０１は矩形のもの
が示されている。しかし、このパネルの周辺形状は、本
発明の範囲内であればいかなる形のものでも良い。選択
軸３０２及び好ましい固定中心点あるいは中心付近の固
定点３０３は、軸３０２が固定点３０３を通るようにパ
ネルの表面上で定められる。この軸３０２と固定点３０
３は、パネルの真の幾何学上の中心と考えることができ
るが、パネル形状とは無関係な軸と固定点を制御上の目
印として選ぶことができる。穴３０５．３０８．３０７
及び３０８として図示される工作特徴点は、パネル３０
１に機械加工され、ワーク表面上にパネルを基準目印に
一致させるようにくりかえして位置決めすることを容易
にしている。

穴３０５，３００，３０７．及び３０８の位置により、
基準軸３０２及び固定点３０３を定めている。特に、穴
３０５と３０６の中心を通る線は固定点３０３から垂直
距離Ｘｌ離れている。同様に穴３０７及び３０８の中心
を通る線は、固定点３０３から垂直距離Ｘ２だけ離れて
いる。距離Ｘ　と距離Ｘ２は等しい。穴３０５と３０Ｂ
は軸３０２から夫々距離ｙ１離れており、穴３０７と３
０８は軸３０２から夫々距ｉ’ｆＩ　ｙ　２離れている
。

距離ｙ１とｙ２は示されているように等しい必要はない
。これらの穴（すなわち工作特徴点）は軸３０２に対し
て対称であればよい。

第４図に示されるパネルは、矢印４１５．４１［ｉ、４
１７及び４１８により描かれた局部接触領域において、
穴４０５〜４０８を係合させることによりワーク表面に
固定されている。この局部接触領域は理想的には穴の円
柱表面と線接触になる。接触を行う係合要素は、ワーク
表面（第６図）の基準軸６２２に対し平行に同時かつ等
距離に動き、さらに全ての４つの局部接触領域が係合す
るまでは、ワーク表面の原点から離れる方向に向いて動
く。第５図において、他の局部接触領域が矢印５１５．
５１８゜５１７及び５１８により示されている。この場
合係合要素は、上記のものと異なり、ワーク表面の原点
の方向へ向って動く。この装置には、圧縮把握力に耐え
つる剛性をもったパネルが用いられる。

パネルを載せる代表的ワークテーブル６００が第６図に
示されており、このワークテーブルにはその上にパネル
を載せる平面状のワーク表面及び力付与手段が含まれる
。この力付与手段は、第３図に示されたようなパネルの
工作特徴点である穴に係合するために細長く伸びたスロ
ット６４０に沿って矢印６１９で示されるように動くピ
ンすなわち局部領域接触子６３５．６３Ｇ、ｌ３３７及
び６３８として具体化される。ワークテーブル６００は
パネル上で機械加工を実行する製造機械の一部として搭
載されてもよく、製造加工装置（例えばドリル等）によ
り決定される図心又は原点６２３と軸８２２により示さ
れる基■座標を有している。表面ＧＩＯは連続的なもの
として示されているか、その表面を介して工作機械また
は照明が現われるようにすき間を設けることもできる。

第７図はパネル７０１がワーク表面上に最初に置かれた
状態を示している。このパネルの座標系は、中心点すな
わち中心近傍固定点７０３と長軸７０２を有しており、
この座標系は、原点７２３及び基準軸７２２を有するワ
ーク表面の基準座標系と離ずれて示されている。第７図
においては、ピンすなわち局部領域接触子７３５〜７３
８は、パネル７０１を十分把握し正確に位置決めするた
めに、パネル７０１内の工作穴７０５〜７０８の外周部
に十分係合するにはいたっていない。

第８図は、パネル８０１が十分位置決めされ、ワ一り表
面に固定されている状態を示している。すなわち工作特
徴点の穴８０５〜８０８の外周はピンすなわち局部領域
接触子８３５〜８３８に強制的に係合する。これは局部
領域接触子８３５〜８３８は、軸８２２に平行な線に沿
って中心点すなわち中心近傍固定点８２３から外側に向
って動くからである。この為、パネルを把握し、位置決
めを行いさらにパネルをワーク表面８１０に確実に固定
している。これは矢印８１５〜８１８により示されてい
るように結果としてつり合い力が作用して上記係合がな
されているからである。かくして、パネルの中心すなわ
ち中心近傍固定点８０３及び軸８０２はワーク表面の基
準中心すなわち原点と基準軸と一致する。

位置決めを行い固定力を与えるピンは第９図に示されて
いるように、可動運搬支持装置に搭載することができる
。ピン９１５及び９１６は運搬支持部材９４５上に搭載
され、この運搬支持部材９４５はワークテーブル組立て
品内に配置された２つの軌道９４ｔ！及び９４７にまた
がっている。ピン９１７及び９１Ｂも同様に運搬支持部
材９４８上に搭載され、この運搬支持部材は２つの軌道
９４９及び９５１にまたがっている。この軌道９４６，
９４７，９４９及び９５１は、基準軸と平行な方向に配
置され、そのためこの運搬支持部材は基準軸に沿っての
み動く。

この運搬支持部材９４５及び９４８は、駆動機構により
反対方向でかつ等距離に同時にうごかされる。

この駆動機構は実施例に示されるようにシリンダ９５５
内の空気駆動ピストンを含み、このシリンダ９５５は棒
９５６及び９５７を介して夫々運搬支持部＋オに９４５
及び９４８に接続されている。

このシリンダ９５５が動作する際には、ピストンが動く
ことにより２つの運搬支持部子オ９４５と９４８をお互
いに離れる方向に押すことになる。このシリンダ９５５
はチューブ９５９を介して制御機構９５８に接続されて
いる。この制御機構９５８は、自動的又はマニュアル（
スイッチ９６０）により動作される。　連続ケーブル９
６１が、ワークテーブル９００の両端部に位置する２つ
のブリー輪９６２と９６３のまわりをループ状にまかれ
ている。２つの運搬支持部材９４５及び９４８は、基準
軸９２２の反対側の夫々の点９６４及び９６５の位置で
運搬支持部材の裏側でケーブル９６１と接続されており
、その結果おのおのの運搬支持部材９４５及び９４８は
反対方向に同時に動くように抑制される。この２つの運
搬支持部材９４５及び９４８は、ワーク表面上のパネル
が十分固定されワーク表面の基準目印に一致するまで相
等しい距離だけお互いに離れる方向に動く。

第１Ｏ図に本発明の他の実施例が示されており、この実
施例においては、パネルの工作特徴点はパネルｌ００１
の両端部に位置する単一の穴１０１５と１０１Ｂにより
構成されている。これらの穴の中心は、パネルの軸１０
０２と一致しており、またこの軸１００２を決定してい
る。三角形状の係合要素１００５と１００６は反対方向
に等距離動くように制御されており、４つの局部領域接
触位置において穴と係合し、ワーク表面の基準目印と一
致するようにワーク表面上にパネルを有効に位置せしめ
固定する。

第１１図にはさらに他の実施例が示されており、この実
施例においては、パネルの工作特徴点はパネルの異なる
軸１１０２例えば（パネルの長平方向ではなく幅方向の
輔）に関して対称となるように配置されている。局部領
域接触子及びパネルの工作部祠は、本発明の範囲内で当
業者が利用できるいかなる他の装置でもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はパネル内に切られたスロット及びワーク表面上
の位置決め用ピンを用いた従来の技術を示すパネル位置
決め装置の図、 第２図は同様な従来の技術を示す他のパネル位置決め装
置の図、 第３図はパネルの両端部に位置しパネルの長軸に対して
対称となる位置に２つの工作特徴点を有する本発明に係
るパネルの平面図、 第４図はパネルを固定し位置決めするためのパネル係合
の一実施例を示す第３図の部分平面図、第５図はパネル
を固定し位置決めするためのパネル係合の他の実施例を
示す第３図の部分平面図、第６図はワーク表面上にパネ
ルを搭載して位置決めを行うためのシステムを有する本
発明に係るワークテーブルの斜視図、 第７図は位置決め前にパネルが置かれたワーク表面の斜
視図、 第８図は本発明によりパネルがワーク表面座標系に一致
して正しく位置決めなれさた後のワーク表面の斜視図、 第９図は、パネルをワーク表面上に位置決めし固定する
ためのセンタリング機構の斜視図、第１Ｏ図は本発明の
他の実施例を示すパネルの平面図、 第１１図は本発明のさらに他の実施例を示すパネルの平
面図である。 １．３・・・スロット ５．７・・・ピン ９・・・ワーク表面 １１．１２・・・軸 ６００・・・ワークテーブル ７０１・・・パネル ＦＩ６．４ Ｆ／に、５

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）パネルの固定点及びこの固定点を通る選択軸が、
   ワークの表面上の原点及びこの原点を通る基準軸と一致
   するように、パネルをワークの表面上に配置するパネル
   の位置決め方法において、少なくとも４個の箇所で局部
   接触により係合することができる工作特徴点をその表面
   に有し、位置決めされるべきパネルを準備する工程、 原点とこの原点を通る基準軸に関して対称となるように
   局部領域接触子を動かすことにより、４個の箇所におい
   て工作特徴点と局部接触子とを係合させる工程を含むこ
   とを特徴とするパネルの位置決め方法。
2. （２）工作特徴点はパネル内に設けられた穴であること
   を特徴とする請求項１記載のパネルの位置決め方法。
3. （３）穴はパネルの固定点及び固定軸に関して対称に位
   置する４個の穴であることを特徴とする請求項２に記載
   のパネルの位置決め方法。
4. （４）穴はパネルの軸の中心に置かれ、かつパネルの固
   定点について対称である２個の穴であることを特徴とす
   る請求項２記載のパネルの位置決め方法。
5. （５）局部領域接触子は４つのピンであり、この４つの
   ピンの夫々が４つの穴の夫々の周囲に力を与えるように
   したことを特徴とする請求項第３項に記載のパネルの位
   置決め方法。
6. （６）局部領域接触子は、夫々の穴に２個の局部接触力
   を与える係合部材であることを特徴とする請求項４に記
   載のパネルの位置決め方法。
7. （７）局部領域接触子はパネルの固定点から離れる方向
   に向いて工作部材と係合することを特徴とする請求項１
   に記載のパネルの位置決め方法。
8. （８）局部領域接触子はパネルの固定点に向かう方向に
   向いて工作部材と係合することを特徴とする請求項１に
   記載のパネルの位置決め方法。