JP3406542B2 - ハイブリッド自動車の走行制御装置及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド自動車の走行制御装置及びその制御方法

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JP3406542B2
JP3406542B2 JP27405499A JP27405499A JP3406542B2 JP 3406542 B2 JP3406542 B2 JP 3406542B2 JP 27405499 A JP27405499 A JP 27405499A JP 27405499 A JP27405499 A JP 27405499A JP 3406542 B2 JP3406542 B2 JP 3406542B2
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動力源として内
燃機関及び走行モータを搭載し、バッテリの出力を走行
モータに給電し、遊星ギヤユニットの介在により、内燃
機関及び走行モータを併用して走行するハイブリッド自
動車の走行制御装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の意識が世界的な規
模で高まりを見せる中、自動車の排出ガス中の二酸化炭
素量を低減するための具体策として、ガソリンエンジン
及びモータを組み合わせた低公害車の実用車であるハイ
ブリッド自動車が提案され、具体的には、例えば特開平
9−117010号公報や特開平10−238381号
公報等に記載のものが提案されている。
【0003】この種のハイブリッド自動車は大きく分け
ると、ガソリンエンジンを駆動することにより発生され
た回転を発電機に伝達してこれを駆動し、この発電機に
より得られる電力をバッテリに供給して充電し、更にこ
のバッテリの電力により駆動モータを駆動するようにし
たシリーズ(直列)方式のものと、ガソリンエンジン及
びモータの両方で車両を駆動するパラレル(並列)方式
のものとがある。
【0004】そして、パラレル方式のハイブリッド自動
車の場合、走行モータとガソリンエンジンとを切り換え
て動力源としているが、このときの走行モータとガソリ
ンエンジンの切り換えは、従来、例えば車速センサによ
る自車速やドライバによるアクセルペダルの踏み込み
量、ブレーキペダルのオン、オフ等に基づいて行われて
いる。
【0005】ところで、このような走行モータとガソリ
ンエンジンとの切り換えを実現するために、従来パラレ
ル方式では、図4に示すように、遊星ギヤユニット3を
用いてガソリンエンジン1及び走行モータ2を結合する
ことが行われている。
【0006】この遊星ギヤユニット3は、図4に示すよ
うに、リングギヤ31と、このリングギヤ31の内側に
配置されたサンギヤ32と、リングギヤ31及びサンギ
ヤ32の双方に噛合してサンギヤ32の外周をリングギ
ヤ31の内周に沿って回る複数個のプラネタリギヤ33
とにより構成される。
【0007】そして、各プラネタリギヤ33とガソリン
エンジン1の出力軸とがキャリアにより連結され、サン
ギヤ32の軸にその回転軸が同軸に連結されて発電機5
が設けられ、リングギヤ31と一体的に回転する伝達ギ
ヤ35の回転がカウンタギヤ36及びデフギヤ37を介
して車輪W(前輪)に伝えられる一方、バッテリ4によ
り駆動される走行モータ2の回転も、カウンタギヤ36
及びデフギヤ37を介して車輪Wに伝達されるように構
成されている。尚、これとは逆に、リングギヤ31に発
電機5が連結され、サンギヤ32に走行モータ2が連結
されていてもよい。
【0008】ところで、遊星ギヤユニット3の特性上、
リングギヤ31、プラネタリギヤ33及びサンギヤ32
の回転数は、通常図5に示すように直線的に並ぶ。尚、
リングギヤ31の回転数は車速に比例し、プラネタリギ
ヤ33及びサンギヤ32の回転はそれぞれガソリンエン
ジン1及び発電機5の回転数に比例する。
【0009】そして、加速時などのガソリンエンジン1
が高出力状態で走行しているときには、発電機5はその
トルクを受け、このとき図5中の1点鎖線のように、サ
ンギヤ32つまり発電機5の回転数が正であるならばこ
れは発電機として稼働していることを表わす。一方、図
5中の実線に示すように、発電機5の回転数が負である
ならば、発電機5はモータとして稼働する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドライバによ
るアクセルペダルの踏み込み量等に基づき、正の駆動力
が要求されたと判断される場合に、そのときのバッテリ
4の温度が設定上限温度以上に上昇してバッテリ4が過
熱状態であれば、バッテリ4の保護の観点から、バッテ
リ4の充放電を行うべきではないため、従来、ガソリン
エンジン1及び走行モータ2の双方を停止してバッテリ
4の温度の上昇を避けることが考えられるが、この場合
車両の走行を継続できなくなるという問題がある。
【0011】この発明が解決しようとする課題は、バッ
テリが過熱状態であってもバッテリに負担をかけずに走
行できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記した課題を解決す
るために、本発明のハイブリッド自動車の走行制御装置
は、動力源として内燃機関及び走行モータを搭載し、バ
ッテリの出力を走行モータに給電し、内燃機関及び走行
モータを併用して走行するハイブリッド自動車の制御装
置において、リングギヤ、このリングギヤの内側に配置
されたサンギヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤと
に噛合して前記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周
に沿い前記内燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個
のプラネタリギヤから成る遊星ギヤユニットと、前記サ
ンギヤまたは前記リングギヤのうち一方の回転軸と同軸
にその回転軸が連結された発電機と、前記サンギヤまた
は前記リングギヤのうち他方及び前記走行モータと連動
して回転しその回転を車輪に伝達するカウンタギヤと、
前記バッテリの温度を検出する温度検出部と、前記温度
検出部による検出温度が設定温度以上で前記バッテリが
過熱状態にあって、正の駆動力が要求される場合に、前
記内燃機関の出力を、クリープ走行が可能な程度にして
余剰が生じないようにスロットル開度を調整して上昇さ
せることで、前記発電機の発電電力を上昇させて前記走
行モータに供給する制御部とを備えていることを特徴と
している。
【0013】 このような構成によれば、バッテリが設
定温度以上で過熱状態にあって、正の駆動力が要求され
る場合には、制御部により、内燃機関の出力が、クリー
プ走行が可能で余剰が生じない程度に上昇され、発電機
の発電電力が上昇されて走行モータに供給される。その
ため、内燃機関の出力のみによって走行することがで
き、バッテリの充放電が行われることはなく、バッテリ
に負担がかかることはなく、バッテリの損傷を防止する
ことができる。
【0014】
【0015】
【0016】また、本発明のハイブリッド自動車の走行
制御装置は、前記内燃機関の目標回転数または前記内燃
機関の目標出力値または前記内燃機関に対する要求出力
値とスロットルの開度データとの関係からなるマップを
予め導出して記憶部に記憶しておき、前記制御部が、前
記記憶部中の前記マップから、そのときの前記内燃機関
の目標回転数または前記内燃機関の目標出力値または前
記内燃機関に対する要求出力値に対応する前記スロット
ルの開度データを読み出し、読み出した値にスロットル
開度を調整することを特徴としている。
【0017】このように、記憶部中のマップから、その
ときの内燃機関の目標回転数または内燃機関の目標出力
値または内燃機関に対する要求出力値に対応するスロッ
トルの開度データを読み出し、読み出した値にスロット
ル開度を調整することで、内燃機関の出力を、クリープ
走行が可能で余剰が生じない程度に確実に制御すること
が可能になる。
【0018】また、本発明のハイブリッド自動車の走行
制御装置は、前記バッテリの電力を検出する電力検出部
を設け、前記制御部が、前記電力検出部による前記バッ
テリの充電及び放電時の電力がゼロになるようにスロッ
トル開度を調整することを特徴としている。
【0019】こうすれば、バッテリの充電及び放電時の
電力がゼロになるようにスロットル開度が調整されるた
め、内燃機関の出力を、クリープ走行が可能で余剰が生
じない程度に確実に制御することが可能になる。
【0020】 また、本発明のハイブリッド自動車の走
行制御方法は、リングギヤ、このリングギヤの内側に配
置されたサンギヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤ
とに噛合して前記サンギヤの外周を前記リングギヤの内
周に沿い前記内燃機関の出力軸と一体的に回転する複数
個のプラネタリギヤから成る遊星ギヤユニットを設け、
前記サンギヤまたは前記リングギヤのうち一方の回転軸
と同軸に発電機の回転軸を連結し、前記サンギヤまたは
前記リングギヤのうち他方及び前記走行モータと連動し
て車輪を回転し、前記バッテリの温度を検出し、検出し
た前記バッテリの温度が設定温度以上で前記バッテリが
過熱状態にあって、正の駆動力が要求される場合に、前
記内燃機関の出力を、前記内燃機関の出力をクリープ走
行が可能な程度にして余剰が生じないように、スロット
ル開度を調整して上昇させることで、前記発電機の発電
電力を上昇させて前記走行モータに供給することを特徴
としている。
【0021】 このようにすれば、バッテリが設定温度
以上で過熱状態にあって、正の駆動力が要求される場合
に、内燃機関の出力が、クリープ走行が可能で余剰が生
じない程度に上昇され、発電機の発電電力が上昇されて
走行モータに供給されるため、内燃機関の出力のみによ
って走行することが可能になり、バッテリの充放電が行
われることはなく、バッテリへの負担はなく、バッテリ
の損傷を防止することができる。
【0022】
【0023】
【0024】また、本発明のハイブリッド自動車の走行
制御方法は、前記内燃機関の目標回転数または前記内燃
機関の目標出力値または前記内燃機関に対する要求出力
値とスロットルの開度データとの関係からなるマップを
予め導出して記憶部に記憶しておき、前記記憶部中の前
記マップから、そのときの前記内燃機関の目標回転数ま
たは前記内燃機関の目標出力値または前記内燃機関に対
する要求出力値に対応する前記スロットルの開度データ
を読み出し、読み出した値にスロットル開度を調整する
ことを特徴としている。
【0025】こうすることで、記憶部中のマップから、
そのときの内燃機関の目標回転数または内燃機関の目標
出力値または内燃機関に対する要求出力値に対応するス
ロットルの開度データが読み出され、読み出された値に
スロットル開度が調整されるため、内燃機関の出力を、
クリープ走行が可能で余剰が生じない程度に確実に制御
することができる。
【0026】また、本発明のハイブリッド自動車の走行
制御方法は、前記バッテリの電力を検出し、検出した前
記バッテリの充電及び放電時の電力がゼロになるように
スロットル開度を調整することを特徴としている。
【0027】この場合、バッテリの充電及び放電時の電
力がゼロになるようにスロットル開度が調整され、内燃
機関の出力が、クリープ走行が可能で余剰が生じない程
度に確実に制御される。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明の第1
実施形態について図1及び図2を参照して説明する。但
し、図1は全体の概略構成図、図2は動作説明図であ
る。
【0029】図1に示すように、動力源としての内燃機
関であるガソリンエンジン1及び走行モータ2が遊星ギ
ヤユニット3を介して結合されると共に、走行モータ2
の駆動用バッテリ4に充電電流を供給する発電機5が、
図4に示すように、遊星ギヤユニット3を介してガソリ
ンエンジン1に結合されている。尚、本実施形態におい
ても、リングギヤ31に発電機5が連結され、サンギヤ
32に走行モータ2が連結されていてもよい。
【0030】更に、図1に示すように、バッテリ4の直
流出力は、インバータ等から成るモータ制御部8により
交流に変換されて走行モータ2に供給され、発電機5に
よる交流発電出力は、発電機5の回転数制御が可能なイ
ンバータ等から成る発電機制御部9により直流電力に変
換され、このようにしてバッテリ4に充電電流が供給さ
れて充電が行われる。このとき、発電機制御部9により
発電機5の回転数が可変制御されて充電電流の調整が行
われる。尚、バッテリ4の出力電圧である288V程度
の高電圧が、DC−DCコンバータ10により12Vの
低電圧に変換されて各部に供給される。
【0031】また、図1に示すように、車両統括制御装
置(以下、VCUと称する)12が設けられ、このVC
U12により、モータ制御部8、発電機制御部9を始
め、各部の制御や、通常走行時及び停止時における電子
スロットル13の開度の制御などが行われる。
【0032】 更に、VCU12は、温度センサ(図示
せず)の出力からバッテリ4の温度検出を行うと共に、
バッテリ4の電力検出を行い、アクセルペダルセンサ1
4からのアクセルペダルの踏み込み量に応じた出力信
号、及び車速センサ15からの車速に応じた出力信号が
VCU12に入力され、これら信号に基づき、VCU
12はアクセルペダルの踏み込み量及び車速の検出を行
う。
【0033】また、VCU12は、バッテリ4の検出温
度が設定温度以上でバッテリ4が過熱状態にあり、かつ
アクセルペダルの踏み込み量等から正の駆動力が要求さ
れていると判断される場合に、ガソリンエンジン1の出
力を上昇させることで、発電機5の発電電力を上昇させ
て走行モータ2に供給する。このとき、ガソリンエンジ
ン1の出力をクリープ走行が可能な程度にして余剰が生
じないように、電子燃料噴射装置(EFI)に指令を与
えて電子スロットル13の開度を調整する。このVCU
12による発電機5の制御処理及びスロットル開度の調
整処理が制御部に相当する。
【0034】ここで、ガソリンエンジン1の出力に余剰
が生じないようにするために、図2に示すように、ガソ
リンエンジン1の目標回転数と電子スロットル13の開
度データとの関係からなるマップMを予め作成し、これ
をVCU12に内蔵のROM等の記憶部に格納してお
き、VCU12により、そのときのガソリンエンジン1
の目標回転数を算出し、この目標回転数に対応する電子
スロットル13の開度データをマップMから読み出し、
読み出した値に電子スロットル13の開度を調整する。
【0035】このように、バッテリ4が設定温度以上で
過熱状態にあって、正の駆動力が要求される場合に、V
CU12により、ガソリンエンジン1の出力が上昇さ
れ、発電機5の発電電力が上昇されて走行モータ2に供
給される。このとき、クリープ走行が可能で余剰が生じ
ない程度にガソリンエンジン1の出力が制御される。バ
ッテリ4の充電及び放電を阻止でき、過熱状態のバッテ
リ4の損傷を防止することができる。
【0036】従って、第1実施形態によれば、バッテリ
4が設定温度以上で過熱状態にあって、正の駆動力が要
求される場合であっても、ガソリンエンジン1の出力の
みによって走行することができ、しかもクリープ走行が
可能で余剰が生じない程度にガソリンエンジン1の出力
が制御されるため、バッテリ4の充電及び放電を阻止し
てバッテリ4の負担をなくすことができ、過熱状態のバ
ッテリ4の損傷を防止して保護することができる。
【0037】更に、記憶部中のマップMから、そのとき
のガソリンエンジン1の目標回転数に対応する電子スロ
ットル13の開度データを読み出して電子スロットル1
3の開度を調整することで、ガソリンエンジン1の出力
を、クリープ走行が可能で余剰が生じない程度に確実に
制御することが可能になる。
【0038】なお、上記したガソリンエンジン1の目標
回転数と電子スロットル13の開度データとの関係から
なるマップMに代えて、ガソリンエンジン1の目標出力
値またはガソリンエンジン1に対する要求出力値と、電
子スロットル13の開度データとの関係からなるマップ
を予め導出して記憶部に格納しておき、そのときのガソ
リンエンジン1の目標出力値またはガソリンエンジン1
に対する要求出力値に対応する電子スロットル13の開
度データをマップから読み出し、読み出した値に電子ス
ロットル13の開度を調整するようにしても構わない。
【0039】(第2実施形態)この発明の第2実施形態
について図3を参照して説明する。但し、図3は動作説
明図である。尚、本実施形態におけるハイブリッド自動
車の全体構成は、上記した第1実施形態と同じであるた
め、以下の説明では、図1及び図4も参照することと
し、主として第1実施形態と相違する点について説明す
る。
【0040】本実施形態では、第1実施形態と同様、V
CU12が、バッテリ4の検出温度が設定温度以上でバ
ッテリ4が過熱状態にあり、かつアクセルペダルの踏み
込み量等から正の駆動力が要求されていると判断される
場合に、ガソリンエンジン1の出力を上昇させること
で、発電機5の発電電力を上昇させて走行モータ2に供
給する。
【0041】そして、このときにガソリンエンジン1の
出力をクリープ走行が可能な程度にして余剰が生じない
ように、電子スロットル13の開度を調整するが、その
ために、VCU12によりバッテリ4の電力を検出して
バッテリ4の充電及び放電時の電力がゼロになるよう
に、VCU12によりEFIに指令を与えて電子スロッ
トル13の開度を調整する点が、上記した第1実施形態
と相違している。
【0042】ここで、VCU12によるバッテリ4の電
力検出処理が電力検出部に相当し、、スロットル開度の
調整処理が制御部に相当する。
【0043】より詳細には、図3に示すように、例えば
VCU12により算出されるガソリンエンジン1の目標
回転数を電子スロットル開度設定部21の入力とし、バ
ッテリ4の電力指令値(ここでは、電力指令値は
“0”)と実際の検出電力値との差をPI制御器22に
より導出し、この差に比例したPI制御器22の出力が
ゼロになるように、電子スロットル開度設定部21の出
力を補正して目標スロットル開度を決定すべくフィード
バック制御を行うことにより実現できる。
【0044】従って、第2実施形態によれば、上記した
第1実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0045】なお、この発明の第3実施形態として、図
3に示す制御系に代えて、バッテリ4の充電及び放電時
の電力がゼロになるように、VCU12の制御周期ごと
に電子スロットル13の開度を一定量ずつ加減するよう
にしても構わない。
【0046】また、ハイブリッド自動車の全体構成は、
上記した各実施形態に限定されるものでないのは勿論で
ある。
【0047】また、上記した第1実施形態では、マップ
Mを記憶する記憶部としてVCU12に内蔵のROMを
例示したが、記憶部は外付けのメモリであっても構わな
い。
【0048】また、上記した各実施形態では、内燃機関
をガソリンエンジン1とした場合について説明している
が、内燃機関は、特にガソリンエンジンに限定されるも
のでないのはいうまでもない。
【0049】また、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】 以上のように、請求項1、に記載の
発明によれば、バッテリが設定温度以上で過熱状態にあ
って、正の駆動力が要求される場合には、制御部によ
り、内燃機関の出力が、クリープ走行が可能で余剰が生
じない程度に上昇され、発電機の発電電力が上昇されて
走行モータに供給されるため、内燃機関の出力のみによ
って走行することができ、バッテリの充放電が行われる
ことはなく、バッテリの負担をなくしてバッテリの損傷
を防止することができ、走行性能の良好なハイブリッド
自動車を提供することが可能になる。
【0051】
【0052】 また、請求項2、5に記載の発明によれ
ば、記憶部中のマップから、そのときの内燃機関の目標
回転数または内燃機関の目標出力値または内燃機関に対
する要求出力値に対応するスロットルの開度データを読
み出し、読み出した値にスロットル開度を調整すること
で、内燃機関の出力を、クリープ走行が可能で余剰が生
じない程度に確実に制御することが可能になる。
【0053】 また、請求項3、6に記載の発明によれ
ば、バッテリの充電及び放電時の電力がゼロになるよう
にスロットル開度が調整されるため、内燃機関の出力
を、クリープ走行が可能で余剰が生じない程度に確実に
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の全体構成を示す概略
図である。
【図2】この発明の第1実施形態の動作説明図である。
【図3】この発明の第2実施形態の一部のブロック図で
ある。
【図4】この発明の背景となるハイブリッド自動車の一
部の概略図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】 1 ガソリンエンジン(内燃機関) 2 走行モータ 3 遊星ギヤユニット 4 バッテリ 5 発電機 12 VCU(制御部、温度検出部、電力検出部) 13 電子スロットル 31 リングギヤ 32 サンギヤ 33 プラネタリギヤ 36 カウンタギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60K 6/04 555 B60K 6/04 555 F02D 29/02 F02D 29/02 D 29/06 29/06 L 41/14 320 41/14 320C (72)発明者 炭谷 俊弘 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイ ハツ工業株式会社内 (72)発明者 栗本 隆志 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイ ハツ工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−4507(JP,A) 特開 平8−296537(JP,A) 特開 平10−23609(JP,A) 特開 平10−14296(JP,A) 特開 平10−215503(JP,A) 特開 平7−67209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 6/02 - 6/04 B60L 11/14 F02D 29/00 - 29/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源として内燃機関及び走行モータを
    搭載し、バッテリの出力を走行モータに給電し、内燃機
    関及び走行モータを併用して走行するハイブリッド自動
    車の走行制御装置において、 リングギヤ、このリングギヤの内側に配置されたサンギ
    ヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤとに噛合して前
    記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周に沿い前記内
    燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個のプラネタリ
    ギヤから成る遊星ギヤユニットと、 前記サンギヤまたは前記リングギヤのうち一方の回転軸
    と同軸にその回転軸が連結された発電機と、 前記サンギヤまたは前記リングギヤのうち他方及び前記
    走行モータと連動して回転しその回転を車輪に伝達する
    カウンタギヤと、 前記バッテリの温度を検出する温度検出部と、 前記温度検出部による検出温度が設定温度以上で前記バ
    ッテリが過熱状態にあって、正の駆動力が要求される場
    合に、前記内燃機関の出力を、クリープ走行が可能な程
    度にして余剰が生じないようにスロットル開度を調整し
    上昇させることで、前記発電機の発電電力を上昇させ
    て前記走行モータに供給する制御部とを備えていること
    を特徴とするハイブリッド自動車の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記内燃機関の目標回転数または前記内
    燃機関の目標出力値または前記内燃機関に対する要求出
    力値とスロットルの開度データとの関係からなるマップ
    を予め導出して記憶部に記憶しておき、前記制御部が、
    前記記憶部中の前記マップから、そのときの前記内燃機
    関の目標回転数または前記内燃機関の目標出力値または
    前記内燃機関に対する要求出力値に対応する前記スロッ
    トルの開度データを読み出し、読み出した値にスロット
    ル開度を調整することを特徴とする請求項1に記載のハ
    イブリッド自動車の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリの電力を検出する電力検出
    部を設け、前記制御部が、前記電力検出部による前記バ
    ッテリの充電及び放電時の電力がゼロになるようにスロ
    ットル開度を調整することを特徴とする請求項に記載
    のハイブリッド自動車の走行制御装置。
  4. 【請求項4】 動力源として内燃機関及び走行モータを
    搭載し、バッテリの出力を走行モータに給電し、内燃機
    関及び走行モータを併用して走行するハイブリッド自動
    車の走行制御方法において、 リングギヤ、このリングギヤの内側に配置されたサンギ
    ヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤとに噛合して前
    記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周に沿い前記内
    燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個のプラネタリ
    ギヤから成る遊星ギヤユニットを設け、前記サンギヤま
    たは前記リングギヤのうち一方の回転軸と同軸に発電機
    の回転軸を連結し、前記サンギヤまたは前記リングギヤ
    のうち他方及び前記走行モータと連動して車輪を回転
    し、 前記バッテリの温度を検出し、検出した前記バッテリの
    温度が設定温度以上で前記バッテリが過熱状態にあっ
    て、正の駆動力が要求される場合に、前記内燃機関の出
    力を、前記内燃機関の出力をクリープ走行が可能な程度
    にして余剰が生じないように、スロットル開度を調整し
    て上昇させることで、前記発電機の発電電力を上昇させ
    て前記走行モータに供給する ことを特徴とするハイブリ
    ッド自動車の走行制御方法。
  5. 【請求項5】 前記内燃機関の目標回転数または前記内
    燃機関の目標出力値または前記内燃機関に対する要求出
    力値とスロットルの開度データとの関係からなるマップ
    を予め導出して記憶部に記憶しておき、前記記憶部中の
    前記マップから、そのときの前記内燃機関の目標回転数
    または前記内燃機関の目標出力値または前記内燃機関に
    対する要求出力値に対応する前記スロットルの開度デー
    タを読み出し、読み出した値にスロットル開度を調整す
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド自動
    車の走行制御方法。
  6. 【請求項6】 前記バッテリの電力を検出し、検出した
    前記バッテリの充電及び放電時の電力がゼロになるよう
    スロットル開度を調整することを特徴とする請求項
    に記載のハイブリッド自動車の走行制御方法。
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