JP3403067B2 - 感圧疑似接着シート - Google Patents

感圧疑似接着シート

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JP3403067B2
JP3403067B2 JP13119198A JP13119198A JP3403067B2 JP 3403067 B2 JP3403067 B2 JP 3403067B2 JP 13119198 A JP13119198 A JP 13119198A JP 13119198 A JP13119198 A JP 13119198A JP 3403067 B2 JP3403067 B2 JP 3403067B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、配送伝票、親展葉
書、宛名ラベル等に使用することのできる安価で、印字
又は印刷された情報を明瞭に読み取れる再剥離性の感圧
疑似接着シートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来知られている一般的な配送伝票の構
成は、少なくとも配送部と受領部を含む複数枚の配送部
を重ねて、切り取り可能に綴じあわせ、上位の伝票に配
送情報を記入すると下位の伝票に複写記入されるように
複写構造を設けたものである。 【0003】かかる配送情報を有する情報伝達手段とし
て、特願平8-326355号に例示される、感圧疑似接着シー
トを利用したものが発明され盛んに利用されている。 【0004】感圧疑似接着性シートは、基材シートの少
なくとも片面の一部に、天然ゴム、合成ゴムなどのいわ
ゆる非剥離性感圧接着剤基剤と、その感圧接着剤基剤の
接着力を抑制する微細粒子充填剤とからなる感圧接着剤
の層が設けられており、一時的に接着するが必要時に容
易に剥離できる機能を有するものが一般的である。 【0005】前記感圧接着剤は、黄変化、接着力の低
下、硬化に代表されるように経時的に劣化する(以下老
化現象という)ものであり、特に天然ゴムは老化現象に
よる性能変化が著しい。一般に、感圧接着剤の老化現象
は、大気中の酸素との接触及び紫外線吸収などによる酸
化が主因とされている。また通常感圧接着剤層中に微細
粒子充填剤が配合されているが、この微細粒子充填剤の
配合量や分散状態によって接着強度が安定しない問題も
ある。また、感圧接着剤調整時の機械安定性が悪く、基
材シートへの塗布適性にも問題がある。したがって、従
来、感圧疑似接着性シートにおいては、感圧接着剤層中
に感圧接着剤の酸化を防止するための酸化防止剤および
紫外線吸収防止剤を添加している。 【0006】更に、感圧接着剤の塗布適性向上のため粘
着付与剤、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、離型剤なども
同一感圧接着剤層中に添加しているため、製造コストが
高くなり、安価な資材を利用するメリットが失われてし
まう欠点があった。 【0007】近年では、このような配送情報を必要とす
る連絡手段の需要急増に伴い、高効率かつ高品位な感圧
疑似接着シートへの情報印刷が要求されるようになって
おり、このため、感圧疑似接着シートへの情報印刷方法
は、従来用いられていたコンピュータと組み合わせたイ
ンパクトプリンタによる印刷から、コンピュータと組み
合わせた電子写真法やインクジェット記録法による印刷
にシフトしつつあり、トナー再転写、インクの滲み等の
問題が発生している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、安定した感圧接着力を有すると共に、感圧接着剤の
塗布層のべたつきを抑え、加工時におけるブロッキング
等を起こさず、印刷適性に優れ、被接着材を選ばない再
剥離可能な感圧疑似接着性能を持つ感圧疑似接着シート
を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、上記の諸目的は、支持体の少なくとも片
面に、情報を印字又は印刷することのできる感圧接着剤
層を乾燥工程を有する塗工により設けた感圧疑似接着シ
ートにおいて、前記感圧接着剤層がアクリル酸エステル
(A)と、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポ
リアクリルアミド、エチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニル
エーテル−無水マレイン酸共重合体、及びイソブチレン
−無水マレイン酸共重合体の群から選ばれた1種又は2
種の水溶性樹脂エマルジョン(B)とを主成分としこれ
らを混合して得られるアクリル系エマルジョン感圧接着
剤基剤と、微細粒子充填剤とを基本成分として含有する
層であって、アクリル酸エステルのガラス転移点が−9
0〜50℃の範囲にあり、前記アクリル酸エステル10
0重量部に対し前記水溶性樹脂エマルジョンが5〜50
0重量部混合分散され、前記アクリル酸エステルに前記
水溶性樹脂エマルジョンとが混合された際のガラス転移
点が−80〜20℃の範囲にあり、前記アクリル系エマ
ルジョン感圧接着剤100重量部に対して前記微細粒子
充填剤が5〜200重量部含有され、前記感圧疑似接着
シートの感圧接着剤層と被接着性シートを重ね合わせ再
剥離可能に疑似接着させた境界面のT型剥離強度が、2
0℃、65%RHの環境下におけるJISK6833に
基づく測定で、10〜120g/25mmの剥離強度で
あることを特徴とする感圧擬似接着シートによって達成
されることを知見した。 【0010】本発明において、アクリル酸エステルと水
溶性樹脂エマルジョンを主成分として含むアクリル系エ
マルジョンを感圧接着剤基剤として用いるのは、アクリ
ル樹脂エステル中に保護コロイド化した水溶性樹脂エマ
ルジョンを分散させることで、感圧接着剤の塗布層の表
面に、塗工時の乾燥工程において、水分等の蒸発に合わ
せて水溶性樹脂が塗布層表面に移動することにより、水
溶性樹脂成分が多く含まれる層が感圧接着剤の塗布層表
面に形成されるため、本発明の感圧接着剤を塗布した感
圧疑似接着シートが、ブロッキング等の発生を防止す
る、或いは感圧接着剤の塗布層表面のべたつきを防止す
る機能を発現するためである。 【0011】本発明においては、アクリル酸エステルと
水溶性樹脂エマルジョンを主成分として含むアクリル系
エマルジョンからなる感圧接着剤基剤に、微細粒子充填
剤を添加することによって、再剥離可能な疑似接着性能
をより効果的に発現させることが出来る。 【0012】その機構は、微細粒子充填剤を使用するこ
とにより、微細粒子充填剤表面にエマルジョン状態のア
クリル樹脂を付着又は吸蔵させ、乾燥の工程において、
微細粒子充填剤表面に感圧接着剤成分が露出する構成を
発現させ、表面に接着成分を露出した微細粒子充填剤を
含有する感圧接着剤を塗布することで、塗布層の表面
は、微細粒子充填剤による凹凸が形成され、所定の圧力
を加えた際に凹凸にずれが生じ感圧接着剤層表面が平坦
になり、接着面が凹凸による点接着から面接着になり再
剥離可能に疑似接着する。 【0013】この場合の疑似接着機構は、明らかではな
いが、高分子樹脂の自己拡散、双極子間力、水素結合、
或いは物理的な高分子樹脂と基材表面の絡み合い等の接
着機構によるものと考えられる。 【0014】本発明において使用する上記微細粒子充填
剤は、親水性で平均粒子径は1〜20μmの範囲内であ
ることが好ましい。平均粒子径が、1μm未満では、微
細粒子充填剤が感圧接着剤の塗布層から脱落しやすくな
ったり、20μm以上では、感圧接着剤塗布面の凸部の
突出が顕著になり充分な感圧接着力が発現されない等の
弊害を及ぼす恐れがある。 【0015】また、上記微細粒子充填剤の平均粒子径と
は、通常、1個の粒子の大きさの平均値で示すが、例え
ば、シリカのような微細な粒子が集団を形成し、1個の
粒子のような挙動を示す場合には、この粒子の集団(2
次粒子)の平均の大きさを意味する。 【0016】本発明において使用するアクリル酸エステ
ルに分散させる水溶性樹脂エマルジョンの配合比は、ア
クリル酸エステル100重量部に対して、水溶性樹脂エ
マルジョンを5〜500重量部分散されてなることが好
ましい。配合比が、5重量部未満或いは500重量部以
上では、ブロッキング等が発生したり、或いは充分な接
着力が発現されない等の問題を及ぼす恐れがある。更に
好ましくは、アクリル酸エステル100重量部に対し
て、水溶性樹脂エマルジョンを5〜200重量部分散さ
れてなることが特に、疑似接着性の調整の容易さから好
ましい。 【0017】従って、本発明においては、少なくとも5
〜500重量部の水溶性樹脂エマルジョンをアクリル酸
エステル中に分散させることが好ましい。更に好ましく
は、適度な接着力を発現させるため、ガラス転移点が−
90〜50℃の範囲にある、アクリル酸エステルを、水
溶性樹脂エマルジョンと混合した際のガラス転移点が−
80〜20℃の範囲にあることが好ましい。 【0018】本発明において使用する感圧接着剤と微細
粒子充填剤の配合比は、アクリル系エマルジョン100
重量部に対し、微細粒子充填剤が5〜200重量部含有
されてなることが好ましい。配合比が、5重量部未満で
は、印刷或いは印字適性が不充分であったり、或いは2
00重量部以上では、微細粒子充填剤が感圧接着剤の塗
布層から剥がれやすくなったり或いは充分な接着力が発
現されない等の弊害を及ぼす恐れがある。 【0019】従って、本発明においては、少なくとも5
〜200重量部の微細粒子充填剤を感圧接着剤中に含有
させ使用することが好ましい。 【0020】本発明の感圧接着剤に用いられる微細粒子
充填剤は、シリカ、炭カル、カオリン、クレー、タル
ク、水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、活性
白土、澱粉粒子、セルロース粒子、スチレン系樹脂粒
子、アクリル系樹脂粒子、尿素樹脂粒子、マイクロカプ
セル、オイルカプセル、ポリエチレン、及び塩化ビニル
等の無機系或いは有機系の公知の微細粒子充填剤の中か
ら、適宜選択して使用することが出来る。また、これら
の微細粒子充填剤は、単独で用いても2種類以上を併用
しても良い。 【0021】2種類以上併用することで、感圧接着剤塗
布面の微細粒子充填剤による凹凸を不連続なものにで
き、感圧接着性の調整が容易になる。 【0022】本発明においては、親水性の更に好ましく
は非熱可塑性の微細粒子充填剤をアクリル系エマルジョ
ン中に含有させることが好ましい。 【0023】本発明のアクリル系エマルジョンに用いら
れるアクリル酸エステル中に分散させる水溶性樹脂エマ
ルジョンは、ポリビニルアルコール、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリアクリルアミド、エチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニル
エーテル−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン−無
水マレイン酸共重合体等の公知の水溶性高分子の中か
ら、適宜選択して使用することが出来る。 【0024】また、これらの樹脂は、単独で用いても2
種類以上を併用しても良い。2種類以上の水溶性樹脂を
用いることで、アクリル酸エステルと水溶性樹脂エマル
ジョン混合した際のガラス転移点を−80〜20℃の範
囲調整することが容易になる。 【0025】本発明においては、耐UV性、印刷適性、
耐ブロッキング性等に優れた、スチレン−無水マレイン
酸共重合体を用いるのが品質の安定化に最も好ましい。 【0026】感圧接着剤には、必要に応じて更に、界面
活性剤、消泡剤、増粘剤、耐水化剤、分散剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、インク定着剤、染料定
着剤、蛍光染料、有色染料、滑剤、消臭剤、脱臭剤、抗
菌剤等の助剤を添加することもできる。 【0027】本発明における感圧接着剤層の感圧接着性
は、該感圧接着剤層と被接着シートを重ね合わせ再剥離
可能に疑似接着させた境界面のT型剥離強度が、300
mm/分、20℃、65%RHの環境下におけるJIS
K6833に基づく測定で、10g/25mm以上、特
に20〜120g/25mmの剥離強度であることが好
ましい、T型剥離強度が10g/25mm以下の場合に
は、自然剥離することがあり、120g/25mm以上
の場合には、再剥離時に印刷または印字による情報が破
損したり、剥離不能になる場合がある。 【0028】再剥離強度の調整は、アクリル酸エステル
に分散させる水溶性樹脂エマルジョンの配合比や、微細
粒子の配合比、助剤の添加のみにて調整することは困難
であり、アクリル酸エステルに分散させる水溶性樹脂エ
マルジョンの配合比や、微細粒子の配合比、助剤の添加
を組合わせ、アクリル酸エステルに水溶性樹脂エマルジ
ョンを分散させた際のガラス転移点を−80〜30℃の
範囲に調整することで容易になる。ちなみに、ガラス転
移点がこの範囲以外のものは、経時安定性が劣るととも
に、加圧した際の応力吸収性が大幅に低下し、剥離性と
接着性の両立が困難になる場合がある。 【0029】本発明に用いられる基材としては、例え
ば、上質紙、中質紙、再生紙、アート紙、コート紙、微
塗工紙、合成紙、フィルム、ラミネート紙、金属蒸着紙
等が使用出来る。 【0030】本発明における感圧接着剤の基材への塗布
は、ブレードコーター、エアナイフコーター、バーコー
ター、ロールコーター、グラビア印刷機、スクリーン印
刷機等の、従来公知の塗工機或いは印刷機を用いること
ができる。 【0031】また、本発明において、上記感圧接着剤の
基材に対する塗布量は、適正な接着力を発現させるた
め、通常2〜20g/m2 程度塗布するのが好ましい。 【0032】 【発明の実施の形態】本発明の感圧接着剤は、アクリル
酸エステルと水溶性樹脂エマルジョンを主成分として含
むアクリル系エマルジョン感圧接着剤基剤と、好ましく
は微細粒子を混合し、これを基本成分として助剤を混合
含有させ、アクリル酸エステルに水溶性樹脂エマルジョ
ンを分散させた際のガラス転移点を−80〜30℃の範
囲に調整することによって容易に接着力を調整すること
ができる。 【0033】本発明における感圧接着剤を、基材所定部
に塗布、乾燥させた後、感圧接着剤の塗布した部位と被
接着部位とを対向させ所定の加圧を加えることで、疑似
接着させることが出来る。また、感圧疑似接着剤の塗布
層表面は、印刷、印字等の情報記録適性が良好であるの
で、情報記録可能な感圧疑似接着シートとなる。 【0034】 【発明の効果】本発明の感圧疑似接着シートは、安定し
た接着力を有すると共に、接着剤層表面のべたつきを抑
えているため、ブロッキング等を起こさず、その上印刷
適性にも優れ、また、接着する被接着材を選ばないの
で、接着する被接着材の選択の幅が増え応用の範囲が広
がる。更に、本発明の感圧疑似接着シートは、感熱紙、
インクジェット用紙、熱転写紙用紙、ノ−カーボン紙、
コート紙、上質紙等として、また、これらの用紙と組み
合わせたり、裏面に粘着剤等を塗布することも可能であ
り、様々の基材と組み合わせて使用することが出来る。 【0035】 【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。ま
た、特にことわらない限り、以下に記載する「部」及び
「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。 【0036】実施例1. 接着剤基剤としてアクリル酸エステル(ガラス転移点が
−50℃)100部(乾燥重量)、にスチレン−無水マ
レイン酸共重合体100部(乾燥重量)を混合し、ガラ
ス転移点を−30℃に調整した。平均粒子径7μmの合
成シリカ(カープレックス80D:塩野義製薬株式会社
製)50部を混ぜ合わせ、目的とする感圧疑似接着剤を
得た。 【0037】次に、この感圧接着剤組成物を、127.
9g/m2 の上質紙に、塗布量が10g/m2 (乾燥重
量)となるように塗布し、感圧疑似接着シートを得た。
このシートを用いて、下記のように接着力、印刷適性、
ノンインパクトプリンティング適性(以下NIP適性と
表す。)、ブロッキング性を評価した結果を、表1に示
す。 【0038】接着力:試料を、20℃、50%RHの環
境下に12時間以上放置した後、メールシーラー(MS
−9100:大日本印刷社製)を用いて、ロールギャッ
プ14(140μm)で加圧接着させ、その5分後にT
型剥離試験をJISK6833に基づき行った。 【0039】UV劣化試験:UV照射機を用い、試料に
紫外線を所定時間強制照射し、それを20℃、50%R
Hの環境下に12時間以上放置した後、接着力と同様に
評価を行った。 【0040】印刷適性試験:オフセット印刷機を用い
て、疑似接着性シートの接着剤層上に印刷した際の、イ
ンキの滲み及び画像の再現性等を目視により観察し、評
価を行った。 ・画像再現性等が良好なもの→○ ・画像再現性等が良好でないもの→× 【0041】ノンインパクトプリンティング適性試験:
ノンインパクトプリンター(F−6762D:富士通社
製)を用いて、画像の転写性等を目視により観察し、評
価を行った。 ・画像再現性や走行性が良好で、かすれ等のないもの→
○ ・画像再現性等は問題ないが、走行性がわるいもの→△ ・画像再現性や走行性が悪く、かすれや汚れ等が発生し
たもの→× 【0042】ブロッキング評価試験:試料を50枚重
ね、20℃、65%RHの環境下で所定荷重をかけ放置
し、24時間後に手で剥がすことにより評価した。 ・ブロッキング等の発生のないもの→○ ・若干ブロッキングが発生するが、手で容易にはがせる
もの→△ ・ブロッキングしているもの→× 【0043】実施例2. 接着剤基剤としてアクリル酸エステル(ガラス転移点が
−50℃)100部(乾燥重量)、にエチレン−無水マ
レイン酸共重合体100部(乾燥重量)を混合し、ガラ
ス転移点を−30℃に調整した。平均粒子径7μmの合
成シリカ(カープレックス80D:塩野義製薬株式会社
製)40部を混ぜ合わせ、目的とする感圧疑似接着剤を
得た。得られた感圧接着剤を実施例1と全く同様にして
上質紙に塗布し、感圧疑似接着シートを得た。得られた
シートについて、接着力、印刷適性、NIP適性、ブロ
ッキング性を評価した結果を、表1に示す。 【0044】比較例1. 接着剤基剤としてアクリル酸エステル(ガラス転移点が
−50℃)100部(乾燥重量)、にスチレン−無水マ
レイン酸共重合体300部(乾燥重量)を混合し、ガラ
ス転移点を60℃に調整した。平均粒子径7μmの合成
シリカ(カープレックス80D:塩野義製薬株式会社
製)40部を混ぜ合わせ、目的とする感圧疑似接着剤を
得た。得られた感圧接着剤を実施例1と全く同様にして
上質紙に塗布し、感圧疑似接着シートを得た。得られた
シートについて、接着力、印刷適性、NIP適性、ブロ
ッキング性を評価した結果は、表1に示した通りであ
る。 【0045】比較例2. 接着剤基剤としてアクリル酸エステル(ガラス転移点が
−50℃)100部(乾燥重量)に水溶性樹脂エマルジ
ョンを添加せず、平均粒子径7μmの合成シリカ(カー
プレックス80D:塩野義製薬株式会社製)40部を混
ぜ合わせ、目的とするガラス転移点が−50℃の感圧疑
似接着剤を得た。得られた感圧接着剤を実施例1と全く
同様にして上質紙に塗布し、感圧疑似接着シートを得
た。得られたシートについて、接着力、印刷適性、NI
P適性、ブロッキング性を評価した結果を、表1に示
す。 【0046】比較例3. 接着剤基剤としてアクリル酸エステル(ガラス転移点が
−50℃)100部(乾燥重量)に、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体100部(乾燥重量)を混合し、微細
粒子充填剤を添加せず目的とするガラス転移点が−50
℃の感圧疑似接着剤を得た。得られた感圧接着剤組成物
を実施例1と全く同様にして上質紙に塗布し、感圧疑似
接着シートを得た。得られたシートについて、接着力、
印刷適性、NIP適性、ブロッキング性を評価した結果
を、表1に示す。 【0047】比較例4. 接着剤基剤として、スチレン−無水マレイン酸共重合体
100部(乾燥重量)を変成天然ゴムラテックス100
部(乾燥重量)に代えた他は、実施例2と同様にして感
圧接着剤組成物を得た。得られた感圧接着剤組成物を実
施例1と全く同様にして上質紙に塗布し、感圧疑似接着
シートを得た。得られたシートについて、接着力、印刷
適性、NIP適性、ブロッキング性を評価した結果を、
表1に示す。 【0048】 【表1】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の配送伝票の斜視図である。 【図2】図1のA−A′線断面図である。 【符号の説明】 1 配送伝票、2 基材、3 疑似接着剤、4 配送
部、5 受領部、6 ミシン目、7 感圧疑似接着シー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武智 裕司 愛媛県伊予三島市紙屋町5番1号 大王 製紙株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−263743(JP,A) 特開 平8−118560(JP,A) 特開 平6−65547(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02 B42D 11/00 B42D 15/02 501

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】支持体の少なくとも片面に、情報を印字又
    は印刷することのできる感圧接着剤層を乾燥工程を有す
    る塗工により設けた感圧疑似接着シートにおいて、 前記感圧接着剤層がアクリル酸エステル(A)と、ポリ
    ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリ
    ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミ
    ド、エチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無
    水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マ
    レイン酸共重合体、及びイソブチレン−無水マレイン酸
    共重合体の群から選ばれた1種又は2種の水溶性樹脂エ
    マルジョン(B)とを主成分としこれらを混合して得ら
    れるアクリル系エマルジョン感圧接着剤基剤と、微細粒
    子充填剤とを基本成分として含有する層であって、 アクリル酸エステルのガラス転移点が−90〜50℃の
    範囲にあり、前記アクリル酸エステル100重量部に対
    し前記水溶性樹脂エマルジョンが5〜500重量部混合
    分散され、前記アクリル酸エステルに前記水溶性樹脂エ
    マルジョンとが混合された際のガラス転移点が−80〜
    20℃の範囲にあり、前記アクリル系エマルジョン感圧
    接着剤100重量部に対して前記微細粒子充填剤が5〜
    200重量部含有され、 前記感圧疑似接着シートの感圧接着剤層と被接着性シー
    トを重ね合わせ再剥離可能に疑似接着させた境界面のT
    型剥離強度が、20℃、65%RHの環境下におけるJ
    ISK6833に基づく測定で、10〜120g/25
    mmの剥離強度であることを特徴とする感圧擬似接着シ
    ート。
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