JP2006096854A - 疑似接着可能な記録用紙 - Google Patents
疑似接着可能な記録用紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006096854A JP2006096854A JP2004284196A JP2004284196A JP2006096854A JP 2006096854 A JP2006096854 A JP 2006096854A JP 2004284196 A JP2004284196 A JP 2004284196A JP 2004284196 A JP2004284196 A JP 2004284196A JP 2006096854 A JP2006096854 A JP 2006096854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- pseudo
- mass
- pressure
- styrene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
【解決手段】
基材シートの少なくとも一方の面に感圧接着剤組成物層を設けてなる疑似接着可能な記録用紙。前記感圧接着剤組成物層は、少なくとも、接着剤基剤、バインダー並びに無機物系及び/又は有機物系の微小粒子を混合してなる感圧擬似接着層である。特に本発明では、前記バインダーが、少なくとも、トルエンに対するゲル分率が85〜100質量%のスチレン−ブタジエン共重合体を含有する点に特徴がある。このような構成を採ることにより、耐紫外線試験、耐熱試験に対する前記感圧擬似接着層としての接着力の保持率を75%以上とする。
【選択図】なし
Description
本発明に使用される基材シートは、紙、布、不職布、紙の上に樹脂フィルムをラミネートしたシート、フィルムシート等の公知のものの中から適宜選択して使用することができる。好ましい基材シートは、木材パルプを主体とし、合成繊維、無機質繊維を必要に応じて配合したスラリーに、填料、紙力増強剤、サイズ剤、歩留り向上剤等を適宜添加して、長網抄紙機あるいはツインワイヤー抄紙機で抄紙し、次いでサイズプレスにてサイズ剤や表面強度向上剤を付与し、乾燥した後、カレンダーにて平滑処理された基材シートである。
トルエンに対するゲル分率(質量%)
={トルエン浸漬後の質量(g)/トルエン浸漬前の質量(g)}×100
式中のトルエン浸漬前、浸漬後の質量は、当該有機高分子化合物の薄膜(<0.5mm)をトルエンに24時間浸漬させた場合の、浸漬前後の質量である。但しトルエン浸漬後の質量は、溶媒を揮発させるために、トルエン浸漬後105℃で3時間乾燥して測定する。
また、本発明におけるスチレン−ブタジエン共重合ラテックスは、接着剤基剤100質量部に対し、25〜100質量部添加することが好ましい。25質量部以下であると、実用上十分な耐UV性及び耐熱性が得られず、100質量部以上添加すると擬似接着層中の接着基剤の割合が減少し、十分な接着力を得ることが困難となる。
(1)耐UV試験
試料の接着層表面に、300〜400μmの波長帯における積算光量が160mJ/cm2であるUV光を照射した後、23℃、50%RHの環境下に4時間以上
放置し、次のようにして接着力を測定した。
接着力の測定方法:引張り速度300mm/分以外は、JIS K6854−3に準じてT型剥離試験を行い、接着力を測定した。
(2)耐熱試験
90℃に保った送風乾燥機内に、試料を3時間、接着層が露出した状態で置き、23℃、50%RHの環境下に4時間以上放置した後、耐UV試験の場合と同様にして接着力を測定した。
耐熱試験、耐UV試験前の接着力に対する、試験後の接着力を100分率で表した数値を保持率とすると、耐熱試験、耐UV試験後における保持率がともに75%以上の範囲であることが実用上好ましく、保持率が80%以上であると実用上十分かつ良好であると判断することができる。
更に、擬似接着層には、必要に応じて、帯電防止剤、界面活性剤、消泡剤、分散剤、粘度調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、各種染料等の助剤を添加することができる。
基材シートへの擬似接着層用感圧接着剤組成物の塗布は、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、キスコーター、バーコーター、カーテンコーター、グラビアコーター又はコンマコーター等の、従来公知の塗工装置を用いる方法の中から適宜選択して行うことができる。
以下、実施例によって本発明を詳しく説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。尚、以下において「%」及び「部」は、特に明示のない限り「質量%」及び「質量部」を表す。
得られた感圧接着剤組成物を、200メッシュのろ布でろ化して凝集物の有無を確認したところ、凝集物は認められなかった。また、感圧接着剤組成物中の微小粒子の沈降の程度を、静置1時間後に観察した結果、微小粒子の沈降は生じていないことが確認された。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
実施例1で使用したスチレン−ブタジエン共重合ラテックスの代わりに、ゲル分率が55%、Tgが7℃、平均粒子径が170nmのスチレン−ブタジエン共重合ラテックスを使用したこと以外は、実施例1と同様にして記録用紙を得た。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
実施例1で使用したスチレン−ブタジエン共重合ラテックスの代わりに、ゲル分率が60%、Tgが−7℃、平均粒子径が150nmのスチレン−ブタジエン共重合ラテックスを使用したこと以外は、実施例1と同様にして記録用紙を得た。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
実施例1で使用したスチレン−ブタジエン共重合ラテックスの代わりに、ゲル分率が80%、Tgが−10℃、平均粒子径が190nmのスチレン−ブタジエン共重合ラテックスを使用したこと以外は、実施例1と同様にして記録用紙を得た。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
実施例1で使用したスチレン−ブタジエン共重合ラテックスの代わりに、ゲル分率が83%、Tgが−7℃、平均粒子径が190nmのスチレン−ブタジエン共重合ラテックスを使用したこと以外は、実施例1と同様にして記録用紙を得た。
この記録用紙を用いて、接着力、耐熱試験後の接着力保持率、及び耐UV試験後の接着力保持率を測定・評価した結果は、表1に示した通りである。
Claims (3)
- 基材シートの少なくとも一方の面に感圧接着剤組成物層を設けてなる疑似接着可能な記録用紙において、前記感圧接着剤組成物層が、少なくとも、接着剤基剤、バインダー並びに無機物系及び/又は有機物系の微小粒子を混合してなる感圧擬似接着層であって、前記バインダーが、少なくとも、トルエンに対するゲル分率が85〜100質量%のスチレン−ブタジエン共重合体を含有し、耐紫外線試験、耐熱試験に対する前記感圧擬似接着層としての接着力の保持率が75%以上であることを特徴とする疑似接着可能な記録用紙。
- 前記スチレン−ブタジエン共重合体が、接着剤基剤100質量部(乾燥質量)に対し25〜100質量部添加されている請求項1に記載された疑似接着可能な記録用紙。
- 前記感圧接着剤組成物層の塗布量が2.5〜10g/m2(乾燥質量)である、請求項1または2に記載された疑似接着可能な記録用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004284196A JP2006096854A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 疑似接着可能な記録用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004284196A JP2006096854A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 疑似接着可能な記録用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006096854A true JP2006096854A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=36236984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004284196A Pending JP2006096854A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 疑似接着可能な記録用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006096854A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010099876A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Oji Paper Co Ltd | 親展用感熱記録体 |
JP7144103B1 (ja) * | 2022-05-18 | 2022-09-29 | サイデン化学株式会社 | 再剥離性水性粘着剤組成物及び再剥離性水性粘着剤組成物の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082308A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-03-19 | Toppan Forms Co Ltd | 感圧接着剤組成物およびこれを用いた情報担持用シート |
JP2004082466A (ja) * | 2002-08-26 | 2004-03-18 | Oji Paper Co Ltd | 感圧接着シート |
JP2004099821A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Oji Paper Co Ltd | 感圧接着シート |
JP2004232150A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 疑似接着可能な記録用紙 |
-
2004
- 2004-09-29 JP JP2004284196A patent/JP2006096854A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082308A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-03-19 | Toppan Forms Co Ltd | 感圧接着剤組成物およびこれを用いた情報担持用シート |
JP2004082466A (ja) * | 2002-08-26 | 2004-03-18 | Oji Paper Co Ltd | 感圧接着シート |
JP2004099821A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Oji Paper Co Ltd | 感圧接着シート |
JP2004232150A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 疑似接着可能な記録用紙 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010099876A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Oji Paper Co Ltd | 親展用感熱記録体 |
JP7144103B1 (ja) * | 2022-05-18 | 2022-09-29 | サイデン化学株式会社 | 再剥離性水性粘着剤組成物及び再剥離性水性粘着剤組成物の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007229993A (ja) | 圧着葉書用紙 | |
JP2015189205A (ja) | 親展葉書用圧着用紙 | |
JP2006096854A (ja) | 疑似接着可能な記録用紙 | |
JP6254073B2 (ja) | 圧着記録用紙 | |
JP4762185B2 (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP4346005B2 (ja) | 疑似接着性シート及びそれを用いた記録体 | |
JP2007092247A (ja) | 圧着記録用紙 | |
JPH09228299A (ja) | 記録シート | |
JP2004300245A (ja) | 疑似接着可能な記録用紙 | |
JP4839090B2 (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP3976242B2 (ja) | 疑似接着可能な記録用紙 | |
JP3403067B2 (ja) | 感圧疑似接着シート | |
JP2006200110A (ja) | 圧着記録用紙 | |
JP2008045115A (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP3922657B2 (ja) | 感圧接着剤組成物を用いた記録用シート | |
JP6344822B2 (ja) | インクジェット記録用圧着紙 | |
JP2004196973A (ja) | 感圧接着剤組成物の製造方法、及び得られた組成物を用いた疑似接着可能な記録用紙 | |
JP2004232150A (ja) | 疑似接着可能な記録用紙 | |
JP2007239137A (ja) | インクジェット記録用圧着葉書用紙 | |
JP4565584B2 (ja) | 感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート | |
JP3916138B2 (ja) | 記録用紙の放熱性評価方法 | |
JP2004359887A (ja) | 感圧接着剤組成物および情報担持用シート | |
JPH08118560A (ja) | 情報担体用シート | |
JP3696868B2 (ja) | 擬似接着用紙 | |
JP3622940B2 (ja) | 再剥離可能な情報記録用感圧接着シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110329 |