JP3400143B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3400143B2 JP24846394A JP24846394A JP3400143B2 JP 3400143 B2 JP3400143 B2 JP 3400143B2 JP 24846394 A JP24846394 A JP 24846394A JP 24846394 A JP24846394 A JP 24846394A JP 3400143 B2 JP3400143 B2 JP 3400143B2
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAM等の半導体記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記憶装置として、DRAM等の半
導体記憶装置の開発が進められている。これは半導体記
憶装置は、機械的駆動部分を有しないので衝撃に強く、
高速アクセスが可能であるという長所を有しているから
である。
【0003】半導体記憶装置の性能向上は、集積度を高
めること、つまり、メモリセルの微細化により実現でき
る。具体的には、情報記憶用キャパシタの容量を維持し
つつ、より面積の小さな半導体メモリセルを実現するた
めに、トレンチキャパシタ電極や、スタックドキャパシ
タ電極を用いたものが提案され、実現されている。
【0004】また、さらにメモリセル面積を縮小するた
めに、MOSトランジスタを複数個直列に接続し、これ
らのMOSトランジスタの各ソース(或いはドレイン)
にそれぞれ情報記憶用キャパシタを接続した構造を有す
るNAND型メモリセルと呼ばれているメモリセルが提
案されている。
【0005】このNAND型メモリセルは、メモリセル
を複数個直列に接続しないタイプのメモリセルに比べ
て、ビット線とのコンタクトが少なく、セル面積を縮小
できるという利点を有する。このようなNAND型トレ
ンチメモリセルは、例えば、特開平5−201554号
公報に示されるような構造が提案されている。
【0006】ところが、素子分離絶縁膜とトレンチとを
別々のマスクで作成する従来のNAND型メモリセルに
はあっては、高集積化が進むにつれて以下のような問題
が顕在化してくる。
【0007】図20は、従来のDRAMのNAND型メ
モリセルを示す平面図である。図中、9はn型ソース・
ドレイン拡散層、8はゲート電極、3は素子分離絶縁
膜、4はトレンチ、10はトレンチキャパシタ電極とn
型ソース・ドレイン拡散層9を接続するための導電性パ
ッドを示している。
【0008】従来の製造方法では、LOCOSにより素
子分離絶縁膜3を形成した後、この素子分離絶縁膜3と
は別のマスクパターンによってトレンチ4を形成し、次
いでこのトレンチ4の上部に図示しないカラー(colla
r)酸化膜を形成する。
【0009】ここで、素子分離絶縁膜3の作成に用いる
マスクパターンとトレンチ4の作成に用いるマスクパタ
ーンとに合わせずれが生じると、n型ソース・ドレイン
拡散層9の残り幅xを一定に保つことが困難になる。こ
のような問題は集積化が進むと特に顕著になる。
【0010】そして、残り幅xが短くなるにつれて、M
OSトランジスタのソース(或いはドレイン)とトレン
チキャパシタ電極とのコンタクト抵抗が上昇し、トレン
チキャパシタのデータ(電荷)の安定な読出し・書込み
が困難になる。
【0011】また、従来の製造方法では、LOCOSに
より素子分離絶縁膜3を形成しているので、素子分離絶
縁膜3の膜厚は厚いものとなる。このため、素子分離絶
縁膜3と基板との間に段差(基板段差)が生じ、これに
より、トレンチ4を形成する際のフォトリソグラフィの
解像度が劣化し、良好な形状のトレンチを形成するのが
困難になる。したがって、トレンチ内部に均一な膜厚の
堆積膜や均一な電界を実現することが難しくなり、トレ
ンチキャパシタの信頼性を確保することが困難になる。
【0012】これらの問題は、素子分離絶縁膜3とトレ
ンチ4とを別のマスクパターンで形成する非NAND型
メモリセルの高集積化の際にも生じる。
【0013】図77(a)は、従来のスタックドキャパ
シタを用いたNAND型メモリセルを示す平面図であ
る。図中、109はn型ソース・ドレイン拡散層、10
8はゲート電極、103は素子分離絶縁膜、117はス
タックドキャパシタ蓄積電極を示している。
【0014】従来の製造方法では、LOCOSにより素
子分離絶縁膜103を形成した後、素子分離絶縁膜10
3とは別のマスクパターンによって、スタックドキャパ
シタ蓄積電極107を形成している。
【0015】ここで、素子分離絶縁膜103の作成に用
いるマスクパターンとスタックドキャパシタ蓄積電極1
07の作成に用いるマスクパターンとに合わせずれが生
じると、n型ソース・ドレイン拡散層109とスタック
ドキャパシタ蓄積電極107との分離幅xを一定に保つ
ことが困難になる。このような問題は集積化が進むと特
に顕著になる。
【0016】そして、分離幅xが0以下になると、図7
7(b)に示すように、隣接するn型ソース・ドレイン
拡散層109同士が、スタックドキャパシタ蓄積電極1
17を介して短絡し、隣接するメモリセル間の電気的分
離ができなくなってしまう。
【0017】このような問題は、特にスタックドキャパ
シタ蓄積電極117の高さが高く、フォトリソグラフィ
でスタックドキャパシタ蓄積電極117と素子分離絶縁
膜103との合わせ精度を確保するのが困難な高密度メ
モリセルで顕著になる。
【0018】これらの問題は、素子分離絶縁膜103と
スタックドキャパシタ蓄積電極117とを別のマスクパ
ターンで形成する非NAND型メモリセルの高集積化の
際にも生じる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のト
レンチキャパシタを用いたメモリセルにあっては、メモ
リセルの微細化が進むと、素子分離絶縁膜とトレンチと
のずれによって、MOSトランジスタとトレンチキャパ
シタ電極とのコンタクト抵抗が上昇し、データの安定な
読出し・書込みが困難になるという問題があった。
【0020】また、従来のスタックドキャパシタを用い
たメモリセルにあっては、メモリセルの微細化が進む
と、素子分離絶縁膜とスタックドキャパシタ蓄積電極と
のずれによって、隣接するメモリセル間の電気的分離が
困難になるという問題があった。
【0021】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その第1の目的とするところは、メモリセルの微
細化が進んでも、素子分離絶縁膜とトレンチとの合わせ
ずれを防止できるメモリセルにトレンチキャパシタを用
いた半導体記憶装置およびその製造方法を解決できるよ
るを提供することにある。
【0022】また、本発明の第2の目的は、メモリセル
の微細化が進んでも、素子分離絶縁膜とスタックドキャ
パシタ蓄積電極との合わせずれを防止しできるメモリセ
ルにスタックドキャパシタを用いた半導体記憶装置およ
びその製造方法を解決できるよるを提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体記憶装置(請求項1)は、主面に選
択的に形成された複数のトレンチを有する半導体基板
と、前記複数のトレンチ内に形成され、前記半導体基板
と、前記トレンチの表面上に形成されたキャパシタ絶縁
膜と、このキャパシタ絶縁膜を介して前記トレンチに埋
め込まれた蓄積容量電極とからなる複数のトレンチキャ
パシタと、前記トレンチキャパシタとメモリセルを形成
するために前記半導体基板上に形成され、前記半導体基
板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
このゲート電極の両側の半導体基板上に形成されたソー
ス・ドレイン領域とを有する複数のトランジスタと、前
記トレンチの周囲を取り囲むようにトレンチ上部側壁上
に形成され、隣接するもの同士がその外周部分でかつ半
導体基板の主面より下で直接接触し、前記トランジスタ
の少なくとも1つを他のトランジスタと電気的に絶縁す
るように線状に繋がった連鎖を形成する複数の素子分離
絶縁膜と、前記複数のトランジスタのソース・ドレイン
領域の1つと前記複数のキャパシタの対応する1つの蓄
積電極とを夫々接続する複数の導電体と、を有し、前記
複数の素子分離絶縁膜は前記トレンチの側壁に沿って形
成され、前記素子分離絶縁膜の前記側壁に沿った方向の
厚さが前記側壁に垂直方向の素子分離絶縁膜の厚さより
も大きいことを特徴とする。
【0024】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、半
導体基板に複数の第1のトレンチを選択的に形成する工
程と、前記複数の第1のトレンチの上部側面の前記基板
を酸化して複数の第1の素子分離絶縁膜を前記基板に形
成し、隣接する前記トレンチに形成された前記第1の素
子分離絶縁膜を選択的に連結してこれを線状に接続した
連鎖を形成し、前記第1の素子分離絶縁膜の連鎖により
分離された複数の素子形成領域を形成する工程と、前記
複数の第1のトレンチの内壁を絶縁した後その底面を開
口し、前記複数の第1のトレンチの下に夫々第2のトレ
ンチを形成する工程と、前記複数の第1及び第2のトレ
ンチの内部に、キャパシタ絶縁膜を介して蓄積電極を夫
々形成して複数のキャパシタを形成する工程と、前記複
数の素子形成領域に、ゲート絶縁膜を介して形成された
ゲート電極と、前記ゲート電極の両側の前記半導体基板
内に形成されたソース・ドレイン領域とを有する複数の
トランジスタを形成する工程と、前記蓄積電極と、対応
する前記トランジスタのソース・ドレイン領域の1つと
を接続する複数の導電体を形成する工程とを有すること
を特徴とする。
【0025】また、本発明の他の半導体記憶装置(請求
項6)は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成さ
れ、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前
記ゲート電極の両側の半導体基板内に形成されたソース
・ドレイン領域とを有する複数のトランジスタと、前記
複数のトランジスタ上にそれぞれ絶縁的に形成された蓄
積電極と、この蓄積電極上に形成されたキャパシタ絶縁
膜と、このキャパシタ絶縁膜上に形成されたプレート電
極とを有する複数の積層キャパシタと、前記複数のトラ
ンジスタのゲート電極に選択的に接続され、実質的に並
列に配列された複数のワード線と、前記複数のトランジ
スタのソース・ドレイン領域の一方が選択的に接続さ
れ、前記ワード線の配列方向に実質的に直交しかつ並列
に形成された複数のビット線と、前記ビット線の配列方
向に隣接する前記トランジスタ間の前記半導体基板上に
形成された複数の素子分離絶縁膜とを具備し、前記蓄積
電極の対応する1つに接続された前記ソース・ドレイン
領域の1つの端部は、前記ビット線が配列される方向の
前記半導体基板上において前記蓄積電極の1つの端部と
整合されており、前記素子分離絶縁膜は前記ビット線の
配列方向の前記ソース・ドレイン領域の隣接するものの
間に配置されており、前記蓄積電極の下部の側面に形成
された部分を有することを特徴とする。
【0026】前記ビット線の配列方向に隣接する前記蓄
積電極間の間隔は、前記蓄積電極の最上部間の間隔が前
記基板表面における前記蓄積電極間の間隔以上の大きさ
に形成されていることを特徴とする(請求項7)。
【0027】前記ビット線の配列方向に隣接する前記蓄
積電極間の間隔は、前記蓄積電極の最上部間の間隔が前
記基板表面における前記蓄積電極間の間隔よりも徐々に
大きくなるように形成されていることが望ましい(請求
項8)。
【0028】また、本発明の他の半導体装置の製造方法
は、半導体基板にゲート絶縁膜を介して複数のゲート電
極を形成する工程と、前記複数のゲート電極の両側の半
導体基板にそれぞれソース・ドレイン層を形成して複数
のトランジスタを形成する工程と、前記複数のゲート電
極の上面および側面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶
縁膜上に複数のビット線を形成し、前記複数のトランジ
スタのソース・ドレイン領域に選択的に接続する工程
と、前記ゲート電極の上に前記絶縁膜を形成する工程と
前記ビット線を形成する工程の後に、前記トランジスタ
が形成された基板全面上部に導電膜を形成する工程と、
前記導電膜を異方性エッチングによりパターニングし
て、前記ソース・ドレイン領域の対応する1つに接続さ
れる蓄積電極を前記トランジスタの上部に形成し、前記
ソース・ドレイン領域の露出された部分を除去すること
により前記ビット線の配列方向に隣接する前記蓄積電極
間の前記半導体基板の表面を露出する工程と、前記半導
体基板の表面を露出する工程の後に、前記露出された基
板表面に素子分離絶縁膜を前記蓄積電極に自己整合的に
形成する工程と、前記蓄積電極上にキャパシタ絶縁膜を
介してプレート電極を形成する工程とを含むことを特徴
とする。前記蓄積電極を形成する工程は、前記ビット線
配列方向に隣接する前記蓄積電極間の幅を、前記蓄積電
極最上部間の距離が前記基板表面における距離より徐々
に大きくなるように加工する工程を含むことを特徴とす
る。前記蓄積電極を形成する工程は、前記ビット線配列
方向に隣接する前記蓄積電極間の幅を、前記基板表面か
ら前記蓄積電極の最上部まで一定になるように加工する
工程を含むようにしてもよい。
【0029】
【作用】本発明に係る半導体記憶装置(請求項1)によ
れば、溝(トレンチ)の周囲を囲むように、各トランジ
スタ領域を互いに分離する素子分離絶縁膜が形成されて
いる。このような構成であれば、以下に説明するよう
に、本発明に係る半導体記憶装置の製造方法により、溝
と素子分離絶縁膜との合わせずれを防止できる。
【0030】すなわち、本発明では、半導体基板の表面
に溝を形成した後、溝の上部側面を酸化することによ
り、溝の周囲を囲む素子分離絶縁膜を形成しているの
で、溝に対して自己整合的に素子分離絶縁膜を形成で
き、溝と素子分離絶縁膜との合わせずれは原理的に生じ
ない。
【0031】したがって、メモリセルの微細化を進めて
も、溝と素子分離絶縁膜との合わせずれがないトレンチ
キャパシタが得られるので、従来より高集積度・高信頼
性の半導体記憶装置を実現できるようになる。
【0032】一方、従来方法は、素子分離絶縁膜を形成
した後、リソグラフィ技術、エッチング技術により溝を
形成しているので、溝と素子分離絶縁膜との合わせずれ
は原理的に生じる。
【0033】本発明に係る半導体記憶装置(請求項
によれば、蓄積電極がビット線を覆うように形成され、
かつ隣接する蓄積電極間の幅がプレート電極の積み上げ
方向に対して一定または積み上げ方向に対して広くな
り、そして、隣接する蓄積電極間の半導体基板表面に、
各トランジスタ領域を互いに分離する素子分離絶縁膜が
形成されている。このような構成であれば、以下に説明
するように、本発明に係る半導体記憶装置の製造方法に
より、蓄積電極と素子分離絶縁膜との合わせずれを防止
できる。
【0034】すなわち、本発明では、ビット線を覆うよ
うに全面に蓄積電極となる導電膜を形成した後、隣接す
る蓄積電極間の幅がプレート電極の積み上げ方向に対し
て一定または積み上げ方向に向かって広くなるように導
電膜をパターニングし、さらにこのパターニングのとき
に、隣接する蓄積電極間の半導体基板の表面、つまり、
素子分離領域となる基板表面を露出させている。したが
って、蓄積電極に対して自己整合的に素子分離領域を形
成でき、蓄積電極と素子分離絶縁膜との合わせずれは原
理的に生じない。
【0035】したがって、メモリセルの微細化を進めて
も、蓄積電極と素子分離絶縁膜との合わせずれがないス
タックドキャパシタをが得られるので、従来より高集積
度・高信頼性の半導体記憶装置を実現できるようにな
る。
【0036】一方、従来方法は、素子分離絶縁膜を形成
した後、リソグラフィ技術およびエッチング技術によ
り、蓄積電極を別パターンとして形成しているので、蓄
積電極と素子分離絶縁膜との合わせずれは原理的に生じ
る。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0038】図1は、本発明の第1の実施例に係るトレ
ンチキャパシタを用いたNAND型DRAMのセルアレ
イを示す平面図である。また、図2、図3、図4、図5
は、それぞれ、図1の矢視A−A´、矢視B−B´、矢
視C−C´、矢視D−D´断面図である。
【0039】メモリセル領域は、高濃度のp型シリコン
基板1上にエピタキシャル層2が形成されたウェハに作
成され、素子領域はトレンチ側面に作成された素子分離
絶縁膜42によって区切られている。また、トレンチ4
内にはキャパシタ絶縁膜5を介してトレンチキャパシタ
蓄積電極6が埋め込み形成されている。すなわち、p型
シリコン基板1はMOSキャパシタのプレート電極とな
り、p型シリコン基板1、キャパシタ絶縁膜5およびト
レンチキャパシタ蓄積電極6により、MOSキャパシタ
が構成されている。
【0040】トレンチ4の上部側面には、トレンチ4の
周囲を囲むように、トレンチ4に対して自己整合的に、
p型シリコン基板1とトレンチ4とを分離する素子分離
絶縁膜42が形成されており、これら素子分離絶縁膜4
2はトレンチ間で互いに接続し、トランジスタ領域間絶
縁膜としても機能している。
【0041】また、エピタキシャル成長層2およびトレ
ンチ4の上部には、ゲート絶縁膜7を介して、ゲート電
極81 〜86 ,14が形成されている。これらゲート電
極81 〜86 ,14の一方向にパターニングされてそれ
ぞれワード線およびフィールドシールド分離用ゲートと
なっている。ゲート電極81 〜86 ,14の両側にはn
型拡散層9が形成され、このn型拡散層9は、平面型M
OSトランジスタのソースおよびドレインであり、導電
性パッド10を介してトレンチキャパシタ蓄積電極6に
接続されている。
【0042】上記平面型MOSトランジスタは、複数個
(本実施例では4個)直列に接続され、さらにこれらM
OSトランジスタの各ソース(或いはドレイン)にそれ
ぞれトレンチ4内にトレンチキャパシタ蓄積電極6を有
するMOSキャパシタが接続され、これにより、NAN
D型メモリセルが構成されている。
【0043】このような構造を有するp型シリコン基板
1上には、層間絶縁膜12が設けられ、この層間絶縁膜
12にはビット線コンタクト11が形成されている。そ
して、n型拡散層9の一部はビット線コンタクト11を
介してビット線13に接続されている。
【0044】次に上記NAND型のセルアレイの製造方
法について、図6〜図9の工程断面図を用いて説明す
る。各図(a)は図3の断面、各図(b)は図5の断面
に対応する工程断面図である。
【0045】まず、図6に示すように、例えば、ボロン
濃度1×1019cm-3程度の高濃度のp型シリコン基板
1に、例えば、ボロン濃度1×1015cm-3のp型エピ
タキシャル成長層2を形成する。p型エピタキシャル層
2の厚みは、例えば、0.7μmとする。
【0046】次にセルアレイ領域にボロンをイオン注入
してウエル拡散し、セルアレイ領域のp型エピタキシャ
ル成長層2の濃度を最適化する。次いでp型エピタキシ
ャル層2の表面を酸化して、例えば、0.05μmの厚
さのシリコン酸化膜30を形成した後、このシリコン酸
化膜30上に、例えば、厚さ1μmのシリコン窒化膜3
1を形成する。
【0047】次にフォトリソグラフィ技術と反応性イオ
ンエッチング技術とにより、トレンチ4を形成する。ト
レンチ4のp型シリコンエピタキシャル層2とシリコン
酸化膜30との界面からの深さは、例えば、1μmとす
る。
【0048】次に図7に示すように、トレンチ4の内面
を酸化し、素子分離酸化膜42を形成する。この素子分
離酸化膜42の膜厚は、素子分離を形成すべきトレンチ
間の最小間隔と等しいかそれ以上とする。
【0049】なお、この素子分離絶縁膜42の形成後
に、絶縁膜厚さ確保と厚い酸化による熱応力による劣化
を防ぐため、例えば、シリコン酸化膜を堆積し、エッチ
ングによって絶縁膜を異方性エッチングすることによ
り、素子分離酸化膜42の側壁に絶縁膜を形成しても良
い。
【0050】次に図8に示すように、反応性イオンエッ
チングにより、p型シリコン基板1の表面が露出するま
で、素子分離酸化膜42の底面の酸化膜を除去する。
【0051】このとき、反応性イオンエッチングの条件
を選ぶことにより、素子分離酸化膜42の側壁部のエッ
チング速度を底面のエッチング速度に比べ抑えることが
できる。
【0052】次に反応性イオンエッチングにより、p型
シリコン基板1にトレンチをさらに形成する。このトレ
ンチの深さは、例えば、5μmとする。この後、トレン
チ内の基板プレート電極の容量を大きくするために、ボ
ロンなどの不純物をトレンチにイオン注入してもよい。
【0053】次にトレンチ4の内壁にキャパシタ絶縁膜
5を形成した後、トレンチキャパシタ蓄積電極6となる
第1の多結晶シリコン膜を全面堆積する。
【0054】ここで、キャパシタ絶縁膜5は、例えば、
シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積
層膜(実効膜厚10nm)とする。また、第1の多結晶
シリコン膜は、例えば、Asをイオン注入して低抵抗化
する。
【0055】次にケミカルドライエッチングにより、第
1の多結晶シリコン膜をエッチバックし、トレンチ4内
に残置させ、トレンチキャパシタ蓄積電極6を形成す
る。その後、p型エピタキシャル層2および素子分離絶
縁膜42上に露出した、キャパシタ絶縁膜5をケミカル
ドライエッチングにより除去する。
【0056】次に図9に示すように、表面が平滑化する
まで全面にシリコン酸化膜を堆積した後、ケミカルドラ
イエッチングにより、積層したシリコン酸化膜をエッチ
バックし、トレンチ4の上部に素子分離絶縁膜42´を
形成する。
【0057】この後、トレンチマスクとして用いたシリ
コン窒化膜31を反応性イオンエッチングにより取り除
き、そして、トレンチマスクとして用いたシリコン酸化
膜30をケミカルエッチングにより取り除く。
【0058】これ以降は図示しないが、p型エピタキシ
ャル層2を酸化して、ゲート酸化膜7を形成した後、ゲ
ート電極8,14となる第2の多結晶シリコン膜を全面
に堆積し、この第2の多結晶シリコン膜にPOCl3
拡散させ、低抵抗化する。
【0059】次に絶縁膜12´となるシリコン窒化膜を
全面に堆積した後、このシリコン窒化膜をリソグラフィ
ーと反応性イオンエッチングとにより加工して、ゲート
電極8,14を形成する。
【0060】次に全面に例えばAsをイオン注入してn
型拡散層9を形成した後、絶縁膜12´となるシリコン
窒化膜をさらに全面に堆積し、異方性エッチングによっ
て切り立ったゲート電極8,14の側壁に絶縁膜12´
を残すことにより、ゲート側壁絶縁膜を形成する。
【0061】このゲート側壁膜は、リソグラフィーの直
前に堆積したシリコン窒化膜とがゲート電極8、14を
取り囲み、これにより、トレンチ接続パッド10やビッ
ト線13と電気的絶縁を保つことが容易になる。
【0062】なお、導電性パッド10およびビット線1
3と、n型拡散層9との接続抵抗を下げるため、例え
ば、ヒ素などをn型拡散層9にイオン注入してもよい。
【0063】次にリソグラフィーとエッチングとによっ
てトレンチ接続コンタクト15を形成した後、例えば、
多結晶シリコン膜を全面に堆積し、この多結晶シリコン
膜をリソグラフィーとエッチングとによって加工し、ト
レンチ接続導電性パッド10を形成する。これにより、
トレンチキャパシタ蓄積電極6とn型拡散層9とが電気
的に接続される。
【0064】次に全面に層間絶縁膜12を堆積した後、
リソグラフィーと反応性イオンエッチングにより層間絶
縁膜12にビット線コンタクト11を形成する。
【0065】次にビット線材、例えば、多結晶シリコン
膜を全面に堆積し、この多結晶シリコン膜をリソグラフ
ィーと反応性イオンエッチングにより加工し、ビット線
13を形成する。最後に、上層の配線層を加工して完成
する。
【0066】本実施例では、トレンチ4側面に自己整合
的に素子分離絶縁膜42が形成されることから、素子分
離絶縁膜42とトレンチ4とのパターニングの際の合わ
せズレが生じず、一定のトランジスタ領域を確保でき
る。したがって、微細化が進んでも、上記合わせズレに
よりMOSトランジスタ間の接続抵抗が増大するなどの
問題はなく、より高度な微細化が可能になる。
【0067】さらに、素子分離絶縁膜42とトレンチ4
とのパターニングの合わせ余裕が必要なく、素子分離絶
縁膜42がバーズピークの生じない形成法で形成されて
いるため、合わせ余裕分およびバーズピーク領域分だ
け、従来よりも大きなトレンチ開口面積を確保できトレ
ンチキャパシタ容量をより大きくできる。
【0068】また、トレンチ4の深さを大きくすること
で、素子分離絶縁幅を保ったまま絶縁膜埋込深さを大き
く形成することができるため、LOCOS分離に比べて
より素子間の電流遮断能力の高い素子分離を実現でき
る。
【0069】また、トレンチ4をパターニングする前に
素子分離絶縁膜42を作成する必要はないので、素子分
離工程を省略でき工程数を削減できる。
【0070】また、素子分離絶縁膜42はLOCOSに
より形成されてないので、トレンチ4のパターニング
は、素子分離絶縁膜42による段差の影響を受けない。
したがって、良好なトレンチ形状を実現でき、トレンチ
キャパシタ耐圧特性や容量特性の基板間の分散を低減で
きるため、メモリセルを微細化した場合にも、安定動作
が可能な半導体記憶装置を実現することが可能となる。 (実施例2)図10は、本発明の第2の実施例に係るN
AND形DRAMのセルアレイの断面図である。なお、
図3と同一部分には同一符号を付してあり、その符号の
詳しい説明は省略する。
【0071】本実施例は、基本的には第1の実施例と同
様であるが、トレンチ4上面の素子分離絶縁膜42の形
成方法が、第1の実施例のそれと異なっている。
【0072】すなわち、本実施例では、まず、トレンチ
4内にトレンチキャパシタ蓄積電極6を埋込エッチバッ
クし、p型エピタキシャル層2および素子分離絶縁膜4
2上に露出したキャパシタ絶縁膜5をエッチングした後
に、第2の多結晶シリコン膜を全面に堆積する。この
後、第2の多結晶シリコン膜に、例えば、Asをイオン
注入し、第2の多結晶シリコン膜を低抵抗化しても良
い。
【0073】続いて、ケミカルドライエッチングによ
り、第2の多結晶シリコン膜をエッチバックし、トレン
チ4内にトレンチキャパシタ蓄積電極6を形成する。さ
らに、第2の多結晶シリコン膜の表面を熱酸化して、ト
レンチ4上面に熱酸化膜による素子分離絶縁膜42´を
形成する。
【0074】本実施例では、トレンチ4上面の素子分離
絶縁膜42´を、トレンチキャパシタ蓄積電極6を構成
する多結晶シリコンの酸化によって形成しているので
(第1の実施例では絶縁膜を堆積して形成している)、
第1の実施例よりも電気的絶縁特性が優れた膜を得られ
る。 (実施例3)図11、図12は、本発明の第3の実施例
に係るNAND形DRAMのセルアレイの断面図であ
る。なお、図11、図12(a)、図12(b)はそれ
ぞれ図3〜図5に対応する断面図であり、図3〜図5と
同一部分には同一符号を付してあり、その符号の詳しい
説明は省略する。
【0075】本実施例は、基本的には第2の実施例を改
良したもので、まず、図11に示すように、第2の実施
例でトレンチ4に埋め込む第2の多結晶シリコン膜を積
層する前に、絶縁膜42″となるシリコン酸化膜をさら
に全面堆積する。
【0076】次いで図12に示すように、異方性エッチ
ングにより、切り立った素子分離絶縁膜42の側壁に絶
縁膜42″を残すことにより、側壁絶縁膜を形成する。
さらに、第2の多結晶性シリコン膜を全面に堆積する。
この後、第2の多結晶シリコン膜に、例えば、Asをイ
オン注入し、第2の多結晶シリコン膜を低抵抗化しても
よい。
【0077】続いて、ケミカルドライエッチングによ
り、第2の多結晶シリコン膜をエッチバックし、トレン
チ4内にトレンチキャパシタ蓄積電極6を形成する。さ
らに、第2の多結晶シリコン膜の表面を熱酸化して、ト
レンチ4上面に熱酸化膜による素子分離絶縁膜42´´
を形成する。
【0078】このようにして得られた構成であれば、第
2の実施例と同様の効果が得られるのは無論のこと、絶
縁膜42″の酸化膜深さを表面絶縁膜42´の酸化膜深
さよりも大きく保てるために、ゲート電極8,14と蓄
積電極6との電気的絶縁を向上させることができる。
【0079】このとき、トレンチ接続コンタクト15は
酸化膜が薄い素子分離絶縁膜42´の部分をエッチング
して形成すればよいので、より容易にコンタクトを取る
ことができる。 (実施例4)図13は、本発明の第4の実施例に係る2
セルに対し1つのビット線コンタクトがある通常型DR
AMのセルアレイの平面図である。また、図14は図1
3の矢視A−A´断面図、図15は図13の矢視B−B
´断面図、図16は図13の矢視C−C´断面図であ
る。なお、図3〜図5と同一部分には同一符号を付して
あり、その符号の詳しい説明は省略する。
【0080】このタイプのメモリセルは、NAND型メ
モリセルに比べて、ビット線コンタクトが多いため、セ
ル面積が大きくなるが、全ビットに対して高速なランダ
ムアクセスが可能である。
【0081】本実施例のメモリセルの製造方法は、実施
例1と同じなので省略するが、平面構造を図13と同様
の通行型DRAMセル位置にし、素子分離3絶縁膜42
の形成工程を第2の実施例2と同じくすることも可能で
ある。
【0082】(実施例5)図17は、本発明の第5の実
施例に係る4メモリセル1ビット線コンタクト折り返し
ビット線方式のNAND型DRAMのセルアレイの平面
図である。なお、図3〜図5と同一部分には同一符号を
付けて、その符号の詳しい説明と断面図は省略する。
【0083】この構造では、折り返しビット線構造を取
っているため、2つのワード線に発生する同相ノイズを
大きく低減できる。本実施例のメモリセルの製造工程
は、第1の実施例と同じなので省略するが、平面構造を
図13と同様の通常型DRAMセル配置にし、素子分離
絶縁膜42の形成工程を第2の実施例と同じくすること
も可能である。
【0084】なお、本発明のトレンチキャパシタを用い
た半導体記憶装置の実施例は、上述した各実施例に限定
されるものではない。
【0085】例えば、上記実施例では、素子分離絶縁膜
の形成方法として、熱酸化による酸化膜形成法を示した
が、30keV程度の低加速エネルギーで酸素をトレン
チ側面に注入して酸化膜を形成してもよい。
【0086】また、素子分離絶縁膜の形成法自身は、シ
リコンをシリコン酸化膜やシリコン窒化膜に変換するこ
れら以外の方法を用いてもかまわない。
【0087】さらに、電気絶縁膜領域作成の後の工程と
して、十分な耐圧を有する絶縁膜厚さ確保と厚い酸化の
応力による劣化を防ぐため、シリコン酸化膜を堆積し、
異方性エッチングによってシリコン酸化膜をエッチング
することにより側壁にさらなるシリコン酸化膜を堆積す
る方法を挿入してもよい。もちろん、この側壁膜に、シ
リコン酸化膜以外の絶縁膜、例えば、シリコン窒化膜、
強誘電体膜、常誘電体膜の単層膜またはそれらの複合膜
を用いることもできる。
【0088】また、絶縁膜12´としてシリコン窒化膜
を用いたが、シリコン酸化膜など常誘電体膜の単層膜ま
たはそれらの複合膜を用いることができる。
【0089】また、上記実施例では、全て自己整合的な
素子分離絶縁膜を用いた例について示したが、ビット線
コンタクト間の分離や、フィールドシールド分離(ゲー
ト電極14)や、トレンチ間分離の一部には別マスクを
用いて作成した素子分離絶縁膜を用いてもよい。
【0090】また、第1の実施例では、それぞれのビッ
ト線コンタクト11の位置がワード線方向に揃った構造
を示したが、もちろん揃える必要性は存在しない。ま
た、第1、第2の実施例での縦続接続するトレンチの個
数は複数個であれば良く、8メモリセルあたり1ビット
線コンタクトである必要はない。
【0091】また上記実施例では、トレンチ接続コンタ
クト15の中に導電性パッド10が完全に内含される構
造を示したが、導電性パッド10が互いに接触しない範
囲においてトレンチ接続コンタクト15より導電性パッ
ド10が大きくてもかまわない。
【0092】上記実施例では、基板1全体がp型であっ
てこれがプレート電極となっているが、基板1の少なく
ともセルアレイ領域の表面部(例えば6μm程度)が、
ボロンのイオン注入等により高濃度のp型とされた基板
を用いることもできる。
【0093】さらに、BPSG等を用いた固相拡散、B
Nを用いた気相拡散により高濃度のp型層を形成した基
板を用いることもできる。
【0094】さらに、基板1の少なくともセルアレイ領
域の表面部(例えば6μm程度)が、燐もしくはヒ素の
イオン注入により高濃度のn型とされた基板を用いるこ
ともできる。また、この高濃度のn型領域の形成には、
PSGやAsSGによる固相拡散、POCl3 による気
相拡散を形成した基板を用いることもできる。
【0095】また、上記実施例では、p型エピタキシャ
ル層2を作製したが、p型エピタキシャル層2を形成せ
ず、シリコン基板1にプレート電極となる高濃度のp型
層または高濃度のn型層を、例えば、3MeV程度の加
速電圧でボロンまたは燐等をイオン注入して形成しても
よい。
【0096】また、高濃度のp型シリコン基板1の代わ
りに、n型シリコン基板を用い、p型エピタキシャル層
2を形成せずに、セルアレイ領域にp型ウエルを形成し
ても良い。
【0097】また、基板1とエピタキシャル層2との境
界は、素子分離絶縁膜42だけでなく、トレンチ4のど
の部分を通過していてもよい。
【0098】また、上記実施例では、それぞれトレンチ
の平面形状を長方形および6角形として示したが、第1
〜第3の実施例については、図18に示すようなトレン
チ4および素子分離絶縁膜の平面形状および接続形態で
も良い。
【0099】さらに、第4、第5の実施例については、
それぞれ図19(a),(b)に示すようなトレンチ4
および素子分離絶縁膜42の平面形状および接続形態で
も良い。これ以外でも、素子分離絶縁膜42が互いに接
続する形状であれば例に述べた形以外のトレンチ形状で
も構わない。
【0100】また、上記実施例では、トレンチキャパシ
タ蓄積電極6にヒ素をイオン注入した多結晶Si膜を用
いたが、ヒ素をAsSG等により固相拡散してもよい
し、膜形成時に同時にヒ素をドープした、いわゆるドー
プド多結晶シリコン膜を用いてもよい。
【0101】さらに、ヒ素の代わりに燐を同様な手法で
ドーピングしてもよい。トレンチキャパシタ蓄積電極6
をボロン等をドープしたp型とすることもできる。
【0102】さらに、トレンチキャパシタ蓄積電極6の
材料として、多結晶シリコン以外の単結晶シリコン、ポ
ーラスシリコン、アモルファスシリコン、W、Ta、T
i、Hf、Co、Pt、Pd等の金属あるいはそのシリ
サイドを用いることもできる。また、これらの積層構造
にしてもよい。
【0103】また、上記実施例としては、nチャネルM
OSトランジスタを用いたがpチャネルMOSトランジ
スタを用いてもよい。 (第6の実施例)図21は、本発明の第6の実施例に係
るスタックドキャパシタを用いたNAND型DRAMの
セルアレイを示す平面図である。また、図22、図2
3、図24はそれぞれ図21の矢視A−A´、矢視B−
B´、矢視A−A´、矢視C−C´断面図である。
【0104】メモリセル領域は、p型シリコン基板10
2上に作成され、このp型シリコン基板102の上部に
は、ゲート絶縁膜107を介して、ゲート電極1081
〜1085 が形成されている。これらゲート電極108
1 〜1085 は、セルアレイの一方向にパターニングさ
れてそれぞれワード線となっている。
【0105】ゲート電極1081 〜1085 (以下、単
に108と記す)の両側にはn型拡散層109が形成さ
れ、このn型拡散層109は平面型MOSトランジスタ
のソースおよびドレインであり、スタックドキャパシタ
蓄積電極117と接続されている。また、スタックドキ
ャパシタ蓄積電極117上には、キャパシタ絶縁膜11
6を介して、プレート電極118が積み上げ形成され、
これらはMOSキャパシタを構成している。
【0106】ここで、上記トランジスタ領域は、LOC
OSにより形成された素子分離絶縁膜103と素子分離
絶縁膜142´´´によってビット線間で互いに分離さ
れている。この素子分離絶縁1膜42´´´はスタック
ドキャパシタ蓄積電極117と合わせずれなく形成され
ている。
【0107】このような構造を有するp型シリコン基板
102上には層間絶縁膜142″,142が設けられ、
ビット線コンタクト111が形成されている。そして、
n型拡散層109の一部は、ビット線コンタクト111
を介して、ビット線113に接続されている。
【0108】スタックドキャパシタ蓄積電極117はこ
のビット線113を覆うように形成され、そして、隣接
するスタックドキャパシタ蓄積電極117間の幅はプレ
ート電極118の積み上げ方向に対して一定となってい
る。
【0109】ビット線113上には、素子分離絶縁膜1
42′、蓄積電極117が形成されており、このメモリ
セルは、capacitor on bit−line
構造を実現している。
【0110】次に上記NAND型DRAMのセルアレイ
の製造方法について、図25〜図37の平面図、工程断
面図を用いて説明する。
【0111】まず、第1段階の工程を図25、図26を
用いて説明する。図25は本実施例のNAND型DRA
Mのセルアレイの平面図である、また、図26(a),
(b)はそれぞれ図25の矢視A−A´、矢視B−B´
断面図である。
【0112】まず、例えば、ボロン濃度1016cm-3
度の高濃度のp型シリコン基板102に、例えば、ボロ
ンをパンチスルーストッパとしてイオン注入する。この
後、p型シリコン基板102上に、例えば、LOCOS
法によりフィールド酸化膜103を形成する。打ち込み
イオン濃度は、例えば、1×1018cm-3となるように
する。
【0113】次に図27、図28に示す第2段階の工程
に進む。図27は本実施例のNAND型DRAMのセル
アレイの平面図である、また、図28(a),(b)は
それぞれ図27の矢視A−A´、矢視B−B´断面図で
ある。
【0114】まず、p型シリコン基板102を例えば1
0nm酸化してゲート酸化膜107を形成した後、ゲー
ト電極108,114となる第1の多結晶シリコン膜を
全面に堆積し、これにPOCl3 を拡散させ、第1の多
結晶シリコン膜を低抵抗化する。
【0115】次に絶縁膜112′となるシリコン窒化膜
を全面に堆積した後、このシリコン窒化膜と多結晶シリ
コン膜とをリソグラフィーと反応性イオンエッチングに
より加工して、ゲート電極108を形成する。
【0116】次に例えば全面にAsをイオン注入してn
型拡散層109を形成した後、絶縁膜112′となるシ
リコン窒化膜をさらに全面に堆積し、異方性エッチング
によって切り立ったゲート電極108,114の側壁に
絶縁膜112′を残すことにより、ゲートの側壁絶縁膜
を形成する。
【0117】この側壁絶縁膜と、リソグラフィーの直前
に堆積したシリコン窒化膜がゲート電極108,114
を取り囲む形になり、スタックドキャパシタ蓄積電極1
17やビット線113と電気的絶縁を保つことが容易に
なる。この後、スタックドキャパシタ蓄積電極117お
よびビット線113と、n型拡散層109との接続抵抗
を下げるため、例えば、ヒ素などをn型拡散層109に
イオン注入してもよい。
【0118】次に図29、図30、図31に示す第3段
階の工程に進む。図29は本実施例のNAND型DRA
Mのセルアレイの平面図である、また、図30(a),
(b)はそれぞれ図29の矢視A−A´、矢視B−B´
断面図である。そして、図31は図29の矢視C−C´
断面図である。
【0119】まず、シリコン基板102の表面を例えば
10nmほど酸化することにより、絶縁膜119を形成
する。
【0120】次に例えばシリコン窒化膜からなる層間絶
縁膜142″を全面に堆積した後、この層間絶縁膜14
2″をリソグラフィーと反応性イオンエッチングにより
加工して、ビット線コンタクト11周囲の素子分離絶縁
膜を作成する。
【0121】次に例えばBPSGからなる層間絶縁膜1
42を全面に堆積した後、リソグラィーと反応性イオン
エッチングにより、層間絶縁膜142,142″、絶縁
膜119をエッチングし、ビット線コンタクト111を
作成する。
【0122】次にビット線材、例えば、多結晶シリコン
膜113を全面に堆積した後、例えば、Asのイオン注
入により、多結晶シリコン膜113を低抵抗化する。
【0123】次に層間絶縁膜142′を全面に堆積し、
リソグラフィーと反応性イオンエッチングとにより、ビ
ット線113のパターンで、層間絶縁膜142′、多結
晶シリコン膜113および層間絶縁膜142を加工す
る。
【0124】次に図32、図33、図34に示す第4段
階の工程に進む。図32は本実施例のNAND型DRA
Mのセルアレイの平面図である、また、図33(a),
(b)はそれぞれ図32の矢視A−A´、矢視B−B´
断面図である。そして、図34は図32の矢視C−C´
断面図である。
【0125】まず、絶縁膜144となる、例えば、シリ
コン窒化膜をさらに全面に堆積し、異方性エッチングに
より、切り立ったビット線113の側壁に絶縁膜144
を残すことにより、ゲート側壁絶縁膜を形成し、さらに
絶縁膜119をエッチングで取り去る。
【0126】この側壁絶縁膜144と層間絶縁膜14
2′とがビット線113を取り囲む形になり、スタック
ドキャパシタ蓄積電極117との電気的絶縁を保つこと
が容易になる。また、この側壁絶縁膜144の前工程ま
たは代替として、ビット線113の側壁を例えば20n
m酸化して絶縁膜を形成する方法を用いても良い。
【0127】次にキャパシタ蓄積電極117となる導電
膜、例えば、多結晶シリコン膜を全面に堆積した後、例
えば、Asのイオン注入により、上記多結晶シリコン膜
を低抵抗化する。
【0128】次にリソグラフィーと反応性イオンエッチ
ングとにより、n型拡散層109に達する深さまで、上
記多結晶シリコン膜をエッチングして、スタックドキャ
パシタ蓄積電極117を形成する。このときのエッチン
グの深さは、後工程における素子分離膜142´´´の
形成後に、ビット線を挟んだトランジスタ領域間でパン
チスルーしない深さとすれば良い。
【0129】この後、パンチスルー防止のために、全面
にp型イオン、例えば、ボロンのイオン注入を行なっ
て、p型チャネルストッパ層145を形成してもよい。
【0130】次に図35、図36、図37に示す第5段
階の工程に進む。図35は本実施例のNAND型DRA
Mのセルアレイの平面図である、また、図36(a),
(b)はそれぞれ図35の矢視A−A´、矢視B−B´
断面図である。そして、図37は図32の矢視C−C´
断面図である。
【0131】まず、スタックドキャパシタ蓄積電極11
7を例えば20nm酸化し、素子分離絶縁膜142´´
´を形成する。この素子分離絶縁膜の厚さは、スタック
ドキャパシタ蓄積電極117とn型拡散層109とのコ
ンタクトが保たれる厚さである必要がある。なお、酸化
する代わりに、例えば、酸素イオンを打ち込んで酸化膜
領域を形成しても良い。
【0132】次にレジスト146を塗布し、全面露光す
ることにより、スタックドキャパシタ蓄積電極117の
深いコンタクト部分にレジストを残し、エッチングによ
ってスタックドキャパシタ蓄積電極117の上部の素子
分離膜142´´´を取り除く。
【0133】本実施例では、スタックドキャパシタ蓄積
電極117のパターンと自己整合的に素子分離絶縁膜1
42´´´が形成されることから、素子分離絶縁膜14
2´´´と、スタックドキャパシタの拡散領域とのコン
タクトとのパターニングの際の合わせズレが生じず、一
定の素子分離領域を確保できる。したがって、微細化が
進んでも上記合わせズレによりMOSトランジスタ間の
パンチスルーが増大するなどの問題はなく、良好な素子
分離特性が実現できる。
【0134】また、セルトランジスタのn型拡散層10
9とスタックドキャパシタ蓄積電極117とのコンタク
トは、あらかじめ形成されたトランジスタゲート領域お
よびビット線領域を自動的に避けるように形成されてい
るので、従来のように、蓄積電極コンタクト用のパター
ニングする必要はない。したがって、コンタクトのリソ
グラフィー工程を省略でき、コンタクトと拡散層との合
わせずれのために接続抵抗が高くなる問題を解消でき
る。
【0135】また、素子分離形成工程が蓄積電極形成後
であるため、ゲート形成やビット線形成に伴う熱工程を
経ることなく、チャネルストッパイオンの拡散や前処理
による絶縁膜の減少や形状変化も防ぐことができる。
【0136】この後は図示しないが、レジスト146を
灰化した後、全面に、キャパシタ絶縁膜116を堆積
し、次いでプレート電極118、さらに上層の配線層を
加工して完成する。
【0137】ここで、キャパシタ絶縁膜116は、例え
ばシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の
積層膜(実効膜厚10nm)とする。また、プレート電
極118は、例えば、多結晶シリコンからなり、Asの
イオン注入により低抵抗化したものを用いる。また、プ
レート電極118と半導体基板102もしくはビット線
113との電気的絶縁を良好にするため、レジスト14
6を灰化した後に、例えば、BPSGからなる絶縁膜
を、スタックドキャパシタ蓄積電極117の深いコンタ
クト部分に堆積し、エッチバックして、絶縁膜を埋め込
んでも良い。
【0138】本実施例では、スタックドキャパシタ蓄積
電極117と接続するn型拡散領域109にはあらかじ
め素子分離絶縁膜103を形成していないので、スタッ
クドキャパシタ蓄積電極117を形成する際に段差の分
散が小さく、均一性が良好なコンタクトを形成すること
ができる。
【0139】また、本実施例では、2メモリセル1ビッ
ト線コンタクトの折り返しビット線構造を採用している
ため、2つのビット線に生ずる同相ノイズを大きく低減
できる。また、capacitor on bit−l
ine構造を実現しているため、スタックドキャパシタ
蓄積電極117の高さに依らずビット線コンタクトを容
易にとることができる。 (第7の実施例)図38は、本発明の第7の実施例に係
る2セル1ビット線コンタクト型DRAMのセルアレイ
を示す平面図であり、図39は図38の矢視A−A′断
面図、図40は図38の矢視B−B′断面図、図41は
図38の矢視C−C′断面図である。
【0140】また、図42〜図51は、本実施例のDR
AMのセルアレイの製造方法を示す図であり、図42、
図43は図25、図26に対応し、図44〜図47は図
29〜図31に対応し、図48〜図51は図32〜図3
4に対応している。なお、図21〜図24と同一部分に
は同一符号を付けて、その符号の詳しい説明は省略す
る。
【0141】本実施例は、基本的には第6の実施例と同
様であるが、通過ワード線が2メモリセルあたり1本に
なっている点が第6の実施例と異なっている。このた
め、本実施例では、第7の実施例のビット線コンタクト
111周囲の層間絶縁膜142″を作成する必要がなく
工程を省略でき、メモリセルの面積を第6の実施例より
も縮小できる利点がある。 (第8の実施例)図52は、本発明の第8の実施例に係
る2セル1ビット線コンタクト型DRAMのセルアレイ
を示す平面図であり、図53は図52の矢視A−A′断
面図、図54は図52の矢視B−B′断面図、図55は
図52の矢視C−C′断面図であり、図56は図52の
矢視D−D′断面図である。
【0142】また、図57〜図65は、本実施例のDR
AMのセルアレイの製造方法を示す図であり、図57、
図58は図25、図26に対応し、図59〜図61は図
27〜図29に対応し、図62〜図65は図30〜図3
2に対応している。なお、図21〜図24と同一部分に
は同一符号を付けて、その符号の詳しい説明は省略す
る。
【0143】本実施例では、メモリセルは複数個(本実
施例では4個)直列に接続され、NANDメモリセルが
構成されている。また、フィールドシールド用ゲート電
極114を形成しメモリセル列間の絶縁を実現してい
る。このNAND型メモリセルでは、8メモリセルあた
りのビット線コンタクト数が1つと少なく、よりメモリ
セル面積を縮小できる。
【0144】本実施例の製造方法は、基本的には第7の
実施例の製造方法を改良したものである。
【0145】すなわち、本実施例では、図59〜図61
に示すように、ゲート側壁の絶縁膜112′を形成した
後、表面に露出している素子分離103をエッチングに
よって取り去り、さらに例えばヒ素などを全面に1019
cm-3になるようイオン注入し、ゲート以外の領域全体
をn型化する。
【0146】この方法では、n型拡散領域109に素子
分離絶縁膜が侵入しないので、ビット線113の合わせ
精度に依らず、スタックドキャパシタ蓄積電極117と
n型拡散領域109とのコンタクトは良好なものとな
る。
【0147】また、ビット線下の層間膜構造を、例え
ば、BPSGからなる層間絶縁膜142と、例えば、厚
さ50nmのシリコン窒化膜からなる層間絶縁膜14
2′とにより2層化している。これにより、層間絶縁膜
142が厚く基板102との選択比が採りにくい場合で
も、良好なエッチング深さ精度を得ることができる。
【0148】すなわち、反応性イオンエッチングでコン
タクト形成するには、層間絶縁膜142′に対して選択
比の大きなエッチング法で層間絶縁膜142を異なるエ
ッチング剤でエッチングすればよい。
【0149】上述した第6〜第8の実施例では、ゲート
電極108,114は素子分離絶縁膜142´´´上を
通過せず、あらかじめ形成した素子分離絶縁膜103上
を通過しているので、層間絶縁膜142´´´ではゲー
ト電圧印加による素子分離能力の低下が小さい。このた
め、素子分離絶縁膜142´´´のパンチスルー耐圧が
素子分離絶縁膜103の耐圧よりも小さくでき、素子分
離絶縁膜142´´´の素子分離間隔を素子分離膜10
3のそれよりも小さくできる。 (第9の実施例)図66は、本発明の第9の実施例に係
るNAND型DRAMのセルアレイを示す平面図であ
り、図67は図66の矢視A−A′断面図、図68は図
66の矢視B−B′断面図、図69は図66の矢視C−
C′断面図であり、図70は図66の矢視D−D′断面
図である。なお、図21〜図24と同一部分には同一符
号を付けて、その符号の詳しい説明は省略する。
【0150】本実施例は、基本的には第8の実施例と同
じであるが、あらかじめ素子分離103を形成していな
い部分が第8の実施例と異なる。
【0151】すなわち、本実施例では、まず、素子分離
膜142´´´を形成する前に、パンチスルーストッパ
として、例ええば、ボロンを100keVの条件で深く
イオン注入し、打ち込み領域が、素子分離142´´´
間で互いに接続するようにして、セル間のリークを防止
している。
【0152】なお、層間絶縁膜142″のエッチング
後、拡散の速い酸化剤、例えば、H2O雰囲気で酸化す
ることにより、図71に示すように、ゲート酸化膜10
7を側面から酸化を進めて酸化膜を厚くし、ゲート電圧
印加時のパンチスルー耐圧を向上させてもよい。
【0153】本実施例では、あらかじめ素子分離膜10
3を形成する必要がなく、ゲートのパターニングの際
に、素子分離絶縁膜103による段差の影響がないた
め、良好な形状のゲート電極を形成でき、これにより、
トランジスタ特性の均一性を確保できる。また、素子分
離絶縁膜103を形成する工程を省略できる。
【0154】上述した第6〜第9の実施例では、ビット
線113とシリコン基板102とに挟まれた領域に形成
されたスタックドキャパシタ蓄積電極117の表面にも
キャパシタ絶縁膜116およびプレート電極118を形
成することができる。
【0155】このため、従来のスタックドキャパシタが
全てビット線より上に有る構造よりも、スタックドキャ
パシタ容量を大きくすることができ、よりメモリセルを
縮小することができる。 (第10の実施例)図72は、本発明の第10の実施例
に係る2セルに対し1つのビット線コンタクトがある折
り返しビット線方式のDRAMのセルアレイの平面図で
あり、図73は図72の矢視A−A′断面図である。
【0156】また、図74〜76は、本実施例のDRA
Mのセルアレイの製造方法を示し、図72の矢視A−
A′断面に工程断面図である。なお、図21〜図24と
同一部分には同一符号を付けて、その符号の詳しい説明
は省略する。
【0157】本実施例では、スタックドキャパシタ蓄積
電極117をビット線113よりも下に形成しており、
第6〜第9の実施例よりも容易にスタックドキャパシタ
蓄積電極117とn型拡散層109とのコンタクトをと
ることができる。
【0158】本実施例の製造方法は、図74に示すよう
に、ゲート側壁を形成するまでは第9の実施例と同じで
ある。
【0159】次にスタックドキャパシタ蓄積電極117
となる導電膜、例えば、多結晶シリコン膜を全面に堆積
した後、例えば、Asのイオン注入により、上記多結晶
シリコン膜を低抵抗化する。この後、素子分離絶縁膜1
42を形成する。
【0160】次に図75に示すように、リソグラフィー
と反応性イオンエッチングにより、上記多結晶シリコン
膜を加工して、スタックドキャパシタ蓄積電極117を
形成する。この後、パンチスルー防止のために、全面に
p型不純物、例えば、ボロンをイオン注入し、打ち込み
領域が図72の点線で示すように、ゲート電極108下
でも互いに接続するようにする。
【0161】次に酸化防止膜143となる例えばシリコ
ン窒化膜を例えば10nmの厚さに全面に堆積した後、
異方性イオンエッチングにより、上記シリコン窒化膜を
加工して、図76に示すように、側壁にシリコン窒化膜
からなる酸化防止膜143を残す。
【0162】これ以降は図示しないが、酸化により素子
分離絶縁膜142´´´を形成した後、酸化防止膜14
3をエッチングで除去し、続いて、レジストを塗布、全
面露光することで、スタックドキャパシタ蓄積電極11
7の深いコンタクト部分にレジストを残し、次いでエッ
チングによってスタックドキャパシタ蓄積電極117の
上部の素子分離膜142,142´´´を取り除く。
【0163】次にレジスト146を灰化した後、全面に
キャパシタ絶縁膜116を堆積し、続いて、プレート電
極118、上層の配線層を加工して完成する。
【0164】ここで、キャパシタ絶縁膜116は、例え
ば、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜
の積層膜(実効膜厚10nm)とする。また、プレート
電極118としては、例えば、Asのイオン注入により
低抵抗化した多結晶シリコン膜を用いる。また、プレー
ト電極118とシリコン基板102との電気的絶縁を良
好にするために、レジスト146を灰化した後、例え
ば、BPSGからなる絶縁膜を、スタックドキャパシタ
電極117の深いコンタクト部分に堆積し、エッチバッ
クして、絶縁膜を埋め込んでも良い。
【0165】なお、本発明のスタックドキャパシタを用
いた半導体記憶装置の製造方法は、上述した第6〜第1
0の実施例に限定されるものではない。
【0166】例えば、上記第6〜第10の実施例では、
それぞれ異なるメモリセル形成法を示したが、これら
は、NAND型DRAM、折り返しビット線方式DRA
M、3メモリセルあたり2通過ビット線方式のDRAM
のそれぞれの構成のどれに適応してもよい。
【0167】また、上記第6〜第10の実施例では、蓄
積電極の間隔がプレート電極の積み上げ方向に対して一
定である構造を示したが、反応性イオンエッチングによ
って蓄積電極を上から加工する製造方法を用いることに
より、蓄積電極がその上部(積み上げ方向)に向かうに
従って広くなる構造としてもよい。
【0168】また、上記第6〜第10の実施例では、素
子分離絶縁膜の形成方法として、熱酸化による酸化膜形
成法を示したが、30keV程度の低加速エネルギーで
酸素を注入することにより酸化膜を形成してもよいし、
絶縁膜を堆積する方法で形成してもよいし、これらを組
み合わせでもよい。
【0169】また、素子分離絶縁膜の形成法自身は、シ
リコンをシリコン酸化膜やシリコン窒化膜に変換するこ
れら以外の方法を用いてもかまわない。
【0170】さらに、電気絶縁膜領域作成の後の工程と
して、十分な耐圧を有する絶縁膜厚さ確保のため、シリ
コン酸化膜を堆積し、異方性エッチングによってシリコ
ン酸化膜をエッチングすることによりさらなるシリコン
酸化膜を堆積する工程を追加してもよい。もちろん、こ
の絶縁膜およびキャパシタ絶縁膜116として、シリコ
ン酸化膜の代わりに、シリコン窒化膜、あるいは強誘電
体膜、常誘電体膜の単層膜またはそれらの複合膜を用い
ることもできる。また、絶縁膜112′としてシリコン
窒化膜を用いたが、シリコン酸化膜など常誘電体膜の単
層膜またはそれらの複合膜を用いることができる。
【0171】また、上記第6〜第10の実施例では、素
子分離絶縁膜103としてLOCOS素子分離膜を用い
た例を示したが、Recessed LOCOSや改良
LOCOS法、トレンチ分離の素子分離やフィールドシ
ールド分離を用いても良いし、これらを組み合わせても
よい。
【0172】また、ビット線コンタクト間の分離や、フ
ィールドシールド分離(ゲート電極114)や、トラン
ジスタ領域の分離の一部には、別マスクを用いて作成し
た素子分離絶縁膜を用いてもよい。
【0173】上記第9の実施例での縦続接続するトレン
チの個数は複数個であれば良く、8メモリセルあたり1
ビット線コンタクトである必要はない。
【0174】上記第6〜第10の実施例では、単純形状
のスタックドキャパシタ電極117を示したが、いわゆ
るフィン型やクラウン型など表面積を増大したスタック
ドキャパシタ電極でも構わない。
【0175】また、表面を粗面化して表面積を増やした
セル構造でもよい。これ以外でも、スタックドキャパシ
タ電極のパターンによって、素子分離絶縁膜142´´
´が形成可能であれば、上述した以外のキャパシタ形状
でも構わない。
【0176】上記第6〜第10の実施例では、シリコン
基板上にメモリセルを形成したが、シリコンエピタキシ
ャル層、シリコン基板に酸化膜を形成したSOIウエハ
上に形成しても良い。この場合、n型拡散層109の容
量を小さくできる利点が生じる。また、高濃度のpシリ
コン基板102の代わりに、n型シリコン基板を用い、
セルアレイ領域にp型ウエルを形成しても良い。
【0177】上記第6〜第10の実施例では、スタック
ドキャパシタ蓄積電極117、プレート電極118、ビ
ット線113にヒ素をイオン注入した多結晶シリコン膜
を用いたが、ヒ素をAsSG等により固相拡散してもよ
いし、膜形成時に同時にヒ素をドープした、いわゆるド
ープド多結晶シリコン膜を用いてもよい。また、ヒ素の
代わりに燐を同様な手法でドーピングしてもよい。ま
た、スタックドキャパシタ蓄積電極117、プレート電
極118、ビット線113をボロン等をドープしたp型
とすることもできる。
【0178】さらに、スタックドキャパシタ蓄積電極1
17、プレート電極118、ビット線113の材料とし
ては、多結晶シリコン以外に、例えば、単結晶シリコ
ン、ポーラスシリコン、アモルファスシリコン、W、T
a、Ti、Hf、Co、Pt、Pd、Al、Cu、等の
金属あるいはそのシリサイドを用いることもできる。ま
た、これらの積層構造にしてもよい。
【0179】上記第6〜第8、第10の実施例として
は、スタックドキャパシタ蓄積電極117とn型拡散層
109とのコンタクトがビット線に挟んで1蓄積電極あ
たり2つある構造を示したが、どちらか一方でもよい。
【0180】上記第6〜第9の実施例では、nチャネル
MOSトランジスタを用いたがpチャネルMOSトラン
ジスタを用いてもよい。
【0181】
【発明の効果】以上詳述したように本発明(請求項1,
2)によれば、メモリセルの微細化を進めても、溝と素
子分離絶縁膜との合わせずれがないトレンチキャパシタ
が得られるので、従来より高集積度・高信頼性の半導体
記憶装置を実現できるようになる。
【0182】また、以上詳述したように本発明(請求項
3,4)によれば、メモリセルの微細化を進めても、蓄
積電極と素子分離絶縁膜との合わせずれがないスタック
ドキャパシタをが得られるので、従来より高集積度・高
信頼性の半導体記憶装置を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るトレンチキャパシ
タを用いたNAND型DRAMのセルアレイを示す平面
【図2】図1の矢視A−A´断面図
【図3】図1の矢視B−B´断面図
【図4】図1の矢視C−C´断面図
【図5】図1の矢視D−D´断面図
【図6】本発明の第1の実施例に係るトレンチキャパシ
タを用いたNAND型DRAMのセルアレイの工程断面
【図7】本発明の第1の実施例に係るトレンチキャパシ
タを用いたNAND型DRAMのセルアレイの工程断面
【図8】本発明の第1の実施例に係るトレンチキャパシ
タを用いたNAND型DRAMのセルアレイの工程断面
【図9】本発明の第1の実施例に係るトレンチキャパシ
タを用いたNAND型DRAMのセルアレイの工程断面
【図10】本発明の第2の実施例に係るNAND形DR
AMのセルアレイの断面図
【図11】本発明の第3の実施例に係るNAND形DR
AMのセルアレイの断面図
【図12】本発明の第3の実施例に係るNAND形DR
AMのセルアレイの断面図
【図13】本発明の第4の実施例に係る通常型DRAM
のセルアレイの平面図
【図14】図13の矢視A−A´断面図
【図15】図13の矢視B−B´断面図
【図16】図13の矢視C−C´断面図
【図17】本発明の第5の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの平面図
【図18】トレンチおよび素子分離絶縁膜の平面形状お
よび接続形態を示す図
【図19】トレンチおよび素子分離絶縁膜の平面形状お
よび接続形態を示す図
【図20】従来のトレンチキャパシタを用いたNAND
型DRAMの問題を説明するための図
【図21】本発明の第6の実施例に係るスタックドキャ
パシタを用いたNAND型DRAMのセルアレイを示す
平面図
【図22】図21の矢視A−A´断面図
【図23】図21の矢視B−B´断面図
【図24】図21の矢視C−C´断面図
【図25】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第1段階の製造工程における平面図
【図26】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第1段階の製造工程における断面図
【図27】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第2段階の製造工程における平面図
【図28】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第2段階の製造工程における断面図
【図29】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第3段階の製造工程における平面図
【図30】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第3段階の製造工程における断面図
【図31】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第3段階の製造工程における断面図
【図32】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第4段階の製造工程における平面図
【図33】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第4段階の製造工程における断面図
【図34】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第4段階の製造工程における断面図
【図35】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第5段階の製造工程における平面図
【図36】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第5段階の製造工程における断面図
【図37】本発明の第6の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイの第5段階の製造工程における断面図
【図38】本発明の第7の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイを示す平面図
【図39】図38の矢視A−A′断面図
【図40】図38の矢視B−B′断面図
【図41】図38の矢視C−C′断面図
【図42】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図43】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図44】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図45】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図46】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図47】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図48】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図49】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図50】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図51】本実施例の第7の実施例に係る2セル1ビッ
ト線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示
す図
【図52】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイを示す平面図
【図53】図52の矢視A−A′断面図
【図54】図52の矢視B−B′断面図
【図55】図52の矢視C−C′断面図
【図56】図52の矢視D−D′断面図
【図57】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図58】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図59】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図60】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図61】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図62】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図63】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図64】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図65】本発明の第8の実施例に係る2セル1ビット
線コンタクト型DRAMのセルアレイの製造方法を示す
【図66】本発明の第9の実施例に係るNAND型DR
AMのセルアレイを示す平面図
【図67】図66の矢視A−A′断面図
【図68】図66の矢視B−B′断面図
【図69】図66の矢視C−C′断面図
【図70】図66の矢視D−D′断面図
【図71】第9の実施例の変形例を示す図
【図72】本発明の第10の実施例に係る折り返しビッ
ト線方式のDRAMのセルアレイの平面図
【図73】図72の矢視A−A′断面図
【図74】本発明の第10の実施例に係る折り返しビッ
ト線方式のDRAMのセルアレイの製造方法を示す図
【図75】本発明の第10の実施例に係る折り返しビッ
ト線方式のDRAMのセルアレイの製造方法を示す図
【図76】本発明の第10の実施例に係る折り返しビッ
ト線方式のDRAMのセルアレイの製造方法を示す図
【図77】従来のスタックドキャパシタを用いたNAN
D型DRAMの問題を説明するための図
【符号の説明】
1…p型シリコン基板、4…トレンチ、5…キャパシタ
絶縁膜、6…トレンチキャパシタ蓄積電極、9…n型拡
散層(ソース、ドレイン)、10…導電性パッド(接続
体)、42…素子分離絶縁膜 102…p型シリコン基板、1081 〜1088 (10
8)…ゲート電極(ワード線)、109…n型拡散層
(ソース、ドレイン)、113…ビット線、116…キ
ャパシタ絶縁膜、117…スタックドキャパシタ蓄積電
極、118…プレート電極、142´´´…素子分離絶
縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/78 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 21/76 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 27/108 H01L 29/78

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面に選択的に形成された複数のトレン
    チを有する半導体基板と、 前記複数のトレンチ内に形成され、前記半導体基板と、
    前記トレンチの表面上に形成されたキャパシタ絶縁膜
    と、このキャパシタ絶縁膜を介して前記トレンチに埋め
    込まれた蓄積容量電極とからなる複数のトレンチキャパ
    シタと、 前記トレンチキャパシタとメモリセルを形成するために
    前記半導体基板上に形成され、前記半導体基板上にゲー
    ト絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、このゲート
    電極の両側の半導体基板上に形成されたソース・ドレイ
    ン領域とを有する複数のトランジスタと、 前記トレンチの周囲を取り囲むようにトレンチ上部側壁
    上に形成され、隣接するもの同士がその外周部分でかつ
    半導体基板の主面より下で直接接触し、前記トランジス
    タの少なくとも1つを他のトランジスタと電気的に絶縁
    するように線状に繋がった連鎖を形成する複数の素子分
    離絶縁膜と、 前記複数のトランジスタのソース・ドレイン領域の1つ
    と前記複数のキャパシタの対応する1つの蓄積電極とを
    夫々接続する複数の導電体と、を有し、前記複数の素子
    分離絶縁膜は前記トレンチの側壁に沿って形成され、前
    記素子分離絶縁膜の前記側壁に沿った方向の厚さが前記
    側壁に垂直方向の素子分離絶縁膜の厚さよりも大きいこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のトレンチの内壁に夫々形成さ
    れた複数の内部素子分離絶縁膜を更に有することを特徴
    とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のトレンチは行列状に配設さ
    れ、前記トレンチに形成された前記複数の素子分離絶縁
    膜はビット線が形成される列方向に連結され、複数の素
    子分離領域を形成していることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のトレンチは少なくとも第1、
    第2、第3のトレンチを含み、これらトレンチの最上部
    側面にこれらを取り囲むように形成された第1、第2、
    第3の素子分離絶縁膜を有し、前記第1と第2の素子分
    離絶縁膜は前記トランジスタの1つを形成する領域を規
    定するように分離して形成され、第1と第3の素子分離
    膜は互いに接続され、第2と第3の素子分離絶縁膜は互
    いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも3つの素子分離絶縁膜が連結
    して接続され、素子分離領域を形成することを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 主面に選択的に形成された複数のトレン
    チを有する半導体基板と、 前記複数のトレンチ内に形成され、前記トレンチの表面
    上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、このキャパシタ絶
    縁膜を介して前記トレンチに埋め込まれた蓄積容量電極
    とからなる複数のトレンチキャパシタと、 前記トレンチキャパシタとメモリセルを形成するために
    前記半導体基板上に形成され、ゲート絶縁膜を介して形
    成されたゲート電極と、このゲート電極の両側に形成さ
    れたソース・ドレイン領域とを有する複数のトランジス
    タと、 トレンチ上部側壁上に形成され、前記メモリセルの少な
    くとも1つの電極から他のトランジスタのソースまたは
    ドレイン電極を電気的に絶縁する素子分離絶縁膜と、 前記複数のトランジスタのソース・ドレイン領域の1つ
    と前記複数のキャパシタの対応する1つの蓄積電極とを
    夫々接続する複数の導電体と、 を有し、前記素子分離絶縁膜は前記トレンチの側壁に沿
    って形成され、前記素子分離絶縁膜の前記側壁に沿った
    方向の厚さが前記側壁に垂直方向の素子分離絶縁膜の厚
    さよりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記素子分離膜によって電気的に分離さ
    れたトランジスタのソースまたはドレイン電極は、前記
    半導体基板上に形成されていることを特徴とする請求項
    6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 主面に選択的に形成された複数のトレン
    チを有する半導体基板と、 前記複数のトレンチ内に形成され、前記トレンチの表面
    上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、このキャパシタ絶
    縁膜を介して前記トレンチに埋め込まれた蓄積容量電極
    とからなる複数のトレンチキャパシタと、 前記トレンチキャパシタとメモリセルを形成するために
    前記半導体基板上に形成され、ゲート絶縁膜を介して形
    成されたゲート電極と、このゲート電極の両側に形成さ
    れたソース・ドレイン領域とを有する複数のトランジス
    タと、 前記ゲート電極と同一構造であり、前記複数のトランジ
    スタのソース・ドレイン領域間に形成されるフィールド
    シールド分離用ゲートと、 トレンチ上部側壁上に形成され、前記メモリセルの少な
    くとも1つの電極から他のトランジスタのソースまたは
    ドレイン電極を電気的に絶縁する素子分離絶縁膜と、 前記複数のトランジスタのソース・ドレイン領域の1つ
    と前記複数のキャパシタの対応する1つの蓄積電極とを
    夫々接続する複数の導電体と、を有し、前記素子分離絶
    縁膜は前記トレンチの側壁に沿って形成され、前記素子
    分離絶縁膜の前記側壁に沿った方向の厚さが前記側壁に
    垂直方向の素子分離絶縁膜の厚さよりも大きいことを特
    徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記素子分離膜によって電気的に分離さ
    れたトランジスタのソースまたはドレイン電極は、前記
    半導体基板上に形成されていることを特徴とする請求項
    8に記載の半導体装置。
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