JP3399659B2 - プラスチック容器および吐出ガン用カートリッジ組立体 - Google Patents

プラスチック容器および吐出ガン用カートリッジ組立体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器本体のフラップで
容器本体に成形される成形部の取出し口を封止するプラ
スチック容器およびこのプラスチック容器を用いた吐出
ガン用カートリッジ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられている吐出ガン用カート
リッジ1は、図9に示すように、比較的硬質の合成樹脂
材料で先端部に吐出口2を設けて成形された筒状本体3
と、この筒状本体3の吐出口2に螺着された蓋体4と、
筒状本体3の後端内面に長手方向軸線に沿って摺動自在
に設けられた可動底板5と、筒状本体3の内部に封入さ
れた接着剤のような流動性材料6とから構成されてい
る。
【0003】吐出ガン用カートリッジ1に封入された接
着剤のような流動性材料6の吐出口2からの漏れを確実
に防ぐためには、図10に示すように、アルミニウム箔
とポリエチレン層で形成したパッチ7を、筒状本体3の
後端から押し具8を介して筒状本体3の吐出口2を内側
から覆うように配置し、このパッチ7をヒートシール手
段により筒状本体3の吐出口2の周縁部に溶着させてい
る。
【0004】カートリッジ1を装着する吐出ガン107
は、図12に示すように、グリップ11とこのグリップ
11の上端から前方に延びカートリッジ1を支持する半
円筒状の支持部12を備えた吐出ガン本体13と、半円
筒状支持部12の先端部に設けられたカートリッジ1の
吐出口2側が当接する略馬蹄状をなす端板14と、先端
に押圧板15を有しばね16により前方に押圧される作
動ロッド17と、グリップ11に回動自在に装着され作
動ロッド17の動きを制御するレバー18とから構成さ
れている。
【0004】流動性材料6を充填したカートリッジ1を
吐出ガン10に装着するには、まず、図11に示す蓋体
4をカートリッジ1の吐出口2から取外し、この吐出口
2の先端から刺し通し具を挿入して、吐出口2を封止し
たパッチ7を破き、図11に示すように、ノズル19を
吐出口2螺合固定する。そして、ノズル19を螺合固定
した吐出ガン用カートリッジ1を、吐出ガン10の円筒
状支持部12の所定位置にセットする。
【0005】カートリッジ1に封入された流動性材料6
を目的物に向けて吐出するには、吐出ガン10を持って
吐出ガン10に設けたカートリッジ1をノズル19が目
的物に向くようにし、吐出ガン10のレバー18を矢印
Aの方向に引く。このレバー18の作動により、作動ロ
ッド17は、ばね13の力を利用しながら前方に動き、
作動ロッド17の先端に設けた押圧板15が、半円筒状
支持部9に支持されたカートリッジ1の可動底板5を前
方に押す。この可動底板5の前方への摺動により、カー
トリッジ1に封入された流動性材料6は、吐出口2から
ノズル19を通って目的物に向かって吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】吐出ガン用カートリッ
ジは、プラスチックインジェクション成形手段により成
形された容器本体の吐出口に内側からパッチを別工程で
熱シールすることにより溶着して作られるので、パッチ
を吐出口を確実に覆うように配置するには、パッチを必
要以上に大径にして多少の位置ずれでも、パッチを吐出
口を覆うようにしたり、また、このパッチの位置合わせ
に別の治具を差し込む手間が必要であり、さらには、容
器本体成形後に、別の工程でパッチを成形品に熱シール
により溶着するのに、パッチ溶着のための設備が複雑で
大掛かりになってしまう。吐出ガン用カートリッジ組立
体は、合成樹脂で成形された筒状カートリッジ内に収容
された内容物を筒状カートリッジ内に設けた可動底板を
前方に摺動することで吐出するようにしているので、筒
状カートリッジは使用の前後で大きさは変化せず、使用
済みの吐出ガン用カートリッジを廃棄する際には、内部
が空であるにもかかわらず、使用前と同じ形状で廃棄さ
れることになり、廃棄物を出す上で問題がある。
【0007】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、インサートインジェクション成形品の取出し口に内
側からパッチを一連の工程で溶着することで、パッチを
小径にしながら取出し口への位置合わせを確実とし、ま
た、パッチの位置合わせに別の治具を必要としないプラ
スチック容器を提供することを目的とする。また、本発
明は、カートリッジの中間胴部をプラスチックラミネー
トフィルムの筒状体とすることでコンパクトに圧縮可能
とし、圧縮されたカートリッジを外筒からその圧縮状態
のまま取出すことで、使用済みのカートリッジを廃棄す
る際のゴミ処理の問題点を解消する吐出ガン用カートリ
ッジ組立体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプラスチック容
器は、プラスチックラミネートフィルムを一端にフラッ
プを突設した矩形状に裁断した素材を開口端にフラップ
が位置するように筒状に成形した容器本体と、この容器
本体のフラップを突設した開口端側にインサートインジ
ェクション成形手段により一体的に結合された取出し口
を備えた成形部とを有し、成形部のインサートインジェ
クション成形手段による成形時に、容器本体のフラップ
を成形部の取出し口の内側周縁部にこの取出し口を覆う
ように溶着したことを特徴とする。本発明の吐出ガン用
カートリッジ組立体は、一端にフラップを突設したプラ
スチックラミネートフィルムを開口端にフラップが位置
するように筒状に成形した中間胴部の両端部にインサー
トインジェクション成形手段により一体的に上部成形部
および押圧部を兼ねる下部成形部を結合し上部成形部に
形成される吐出孔を覆うように中間胴部のフラップを溶
着したカートリッジと、上部成形部の下面と下部成形部
の上面に設けられ上部成形部と下部成形部を係合する係
合手段と、一端側内面に周方向に間隔を置いて軸線方向
に延びる細幅の溝を備え下部成形部が摺動するようにカ
ートリッジを内装する外筒とから構成される。
【0009】
【作用】本発明のプラスチック容器では、プラスチック
ラミネートフィルムを筒状に成形した容器本体の開口端
に突設したフラップを、容器本体の開口端部にインサー
トインジェクション成形手段により一体的に結合される
成形部の取出し口の内側周縁部に一連の工程で溶着する
ことで、フラップを小径にしながら取出し口に対する位
置合わせを確実とし、フラップの位置合わせに別の治具
を必要とせず、また、フラップ溶着のための設備が必要
としない。本発明の吐出ガン用カートリッジ組立体で
は、カートリッジを中間胴部に上部成形部および下部成
形部をインサートインジェクション成形手段により一体
的に結合することで形成するので、接着剤を用いること
なく中間胴部と上部成形部および中間胴部と下部成形部
の接着ができ、中間胴部のフラップを一連のインサート
インジェクション成形手段で上部成形部に形成される吐
出孔に溶着するので、フラップを小径にしながら取出し
口に対する位置合わせができ、中間胴部をプラスチック
ラミネートフィルムの筒状体とすることでコンパクトに
圧縮可能となり、圧縮されたカートリッジを軸線方向に
延びる細幅の溝を備えた外筒からその圧縮状態のまま取
出すことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面につき説明する。
図1は本発明によるプラスチック容器を吐出ガン用カー
トリッジに適用した例を示す。このプラスチック容器2
0は、筒状に成形した容器本体21と、この容器本体2
1の開口端部にインサートインジェクション成形手段に
より一体的に結合された上側成形部22と下側成形部2
3とから形成され、上側成形部22には取出し口24が
突設されている。上記容器本体21は、図2に示すよう
に、プラスチックラミネートフィルムを一端にフラップ
25を突設した矩形状に裁断した素材26を開口端にフ
ラップ25が位置するように側端同士をヒートシール手
段によりヒートシール部27を形成することで作られ
る。素材26とフラップ25との連結部にはフラップ2
5の折り曲げを容易にするための細幅粗面加工部28が
形成されている。また、フラップ25にはフラップ25
を横切る方向に延びる破断を容易にするための細幅粗面
加工部29が形成されている。上記細幅粗面加工部28
および細幅粗面加工部29は、プラスチックラミネート
フィルムのうちの表面側に位置するプラスチックフィル
ムに傷を付けることで形成される。上記素材26を形成
するプラスチックラミネートフィルムは、プラスチック
容器20が工業用シーリング材を充填する容器として適
用される場合、ガスバリヤー性を要求されるので、ポリ
エチレン30ミクロン/アルミニウム箔12ミクロン/
ポリエステル12ミクロンのラミネートフィルムであ
り、プラスチック容器20が缶詰め食品を充填する容器
として適用される場合、透明性でガスバリヤー性を要求
されることがあるので、ポリプロピレン50ミクロン/
ガラス蒸着ポリエステル12ミクロン/ポリプロピレン
50ミクロンのラミネートフィルムである。
【0011】図3は本発明によるプラスチック容器をマ
ヨネーズやわさびを収容する食品用チューブ30に適用
した例を示し、この食品用チューブ30は、プラスチッ
クラミネートフィルムを筒状に成形した容器本体31
と、この容器本体31の開口端部にインサートインジェ
クション成形手段により一体的に結合された成形部32
とを有し、成形部32には取出し口33が突設され、容
器本体31の下端開口は、内容物を充填した後、適当な
シール手段により閉じられる。この場合、プラスチック
ラミネートフィルムに突設されるフラップは、成形部3
2の取出し口33に対応した形状にされる。食品用チュ
ーブ30に用いられるプラスチックラミネートフィルム
としては、ガスバリヤー性が要求される場合には、ポリ
エチレン30ミクロン/アルミニウム箔12ミクロン/
ポリエステル12ミクロンのラミネートフィルムが適当
であり、低コストで透明性が要求される場合には、15
0ミクロンのポリエチレンフィルムや100ミクロンの
ポリエステルフィルムが適当である。
【0012】図4は本発明によるプラスチック容器を粉
末コーヒー容器40に適用した例を示し、この粉末コー
ヒー容器40は、プラスチックラミネートフィルムを筒
状に成形した容器本体41と、この容器本体41の開口
端部にインサートインジェクション成形手段により一体
的に結合された上側成形部42と下側成形部43とから
形成される。この場合も、プラスチックラミネートフィ
ルムに突設されるフラップは、上側成形部42の取出し
口44に対応した形状にされる。粉末コーヒー容器40
に用いられるプラスチックラミネートフィルムとして
は、ガスバリヤー性が要求される場合には、ポリエチレ
ン30ミクロン/アルミニウム箔12ミクロンの/ポリ
エステル12ミクロンのラミネートフィルムが適当であ
り、透明でガスバリヤー性が要求される場合には、ポリ
プロピレン50ミクロン/ガラス蒸着ポリエステル12
ミクロン/ポリプロピレン50ミクロンのラミネートフ
ィルムが適当である。
【0013】図5は、プラスチック容器20のインサー
トインジュクション成形手段による製造方法の一例を示
すものであり、プラスチック容器20の容器本体50と
して両端開口の筒形に成型したものが選定される。両端
開口の容器本体50はフラップ25を上側にして金型コ
アとなるマンドレル51に装着される。容器本体50を
外装したマンドレル51は、プラスチック容器20の上
側成形部22に対応する形状の空間および下側成形部2
3に対応する形状の空間を設けた金型52に装着され
る。これにより、マンドレル51と金型52に囲まれた
下側成形部23のための成型空間が画成される。このマ
ンドレル51は、容器本体50となるプラスチックラミ
ネートフィルムのフラップ25を形成されるべき上側成
形部22の取出し口24の内側周縁部にこの取出し口を
覆うように位置するように折り曲げる。このフラップ2
5の基端に折り曲げ容易線28が形成されているので、
フラップ25はこの折り曲げ容易線28を基準に内側に
折り曲げられる。このフラップ25の外径は、取出し口
24の内径が16mmの場合、26mm程度であって
も、取出し口24を確実にシールする。
【0014】つぎに、金型52の上側からスペーサ53
が金型52に装着される。これにより、マンドレル51
と金型52とスペーサ53に囲まれた上側成形部22の
ための成型空間が画成される。そして、下側成形部25
のための成型空間と上側成形部24のための成型空間は
金型52に設けたランナー54により互いに連通され
る。容器本体50の金型52へのセットが終了したら、
金型52に設けたゲート口55からランナー54を通し
て下側成形部23の成型空間と上側成形部22の成型空
間にインサートインジュクション成形手段により合成樹
脂材料が溶融状態で注入され、容器本体50に上部成形
部22および下部成形部23が一体的に結合される。こ
の合成樹脂材料としては、使用済み容器を可燃物として
処理できるように、炭酸カルシウム等の無機質材料を3
0%程度混入したポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹
脂が好ましい。この上部成形部22の成形と同時に、フ
ラップ25が上側成形部22の取出し口24の内側周縁
部に取出し口を覆うように溶着される。これにより、下
端開口のプラスチック容器20が作られる。
【0015】下端開口のプラスチック容器20に工業用
シーリング材を充填するには、プラスチック容器20
を、上部成形部22を下側にして上部成形部22に設け
た取出し口24を把持するように充填機に装着し、充填
機から注出される工業用シーリング材を下部成形部23
の開口部から容器本体50内に充填し、容器本体50に
所定量の工業用シーリング材が充填されたら、容器本体
50の開口端を通常のシール手段により閉じる。プラス
チック容器20に設けた下部成形部23は、吐出ガンの
作動部に押圧される押圧部としても作用する。
【0016】図6は本発明による吐出ガン用カートリッ
ジ組立体60を示す。この吐出ガン用カートリッジ組立
体60は、内部に工業用シーリング材のような流動性材
料を封入したカートリッジ61と、このカートリッジ6
1を摺動自在に内装する外筒62とから構成されてい
る。
【0017】上記カートリッジ61は、中間胴部63と
この中間胴部63の一端部にインサートインジェクショ
ン成形手段により一体的に成型された上側成形部64と
上記中間胴部63の他端部にインサートインジェクショ
ン成形手段一体的に成型された下側成形部65とから構
成されている。上側成形部64には一体に取出し口66
が形成されている。この取出し口66の外面に設けたね
じ66aには図示しない蓋が螺着される。また、取出し
口66の内側周縁部には取出し口66を覆うように図2
に示すものと同様なフラップが溶着され、取出し口66
のシールを確実にしている。カートリッジ61の下側成
形部65は、底部を環状とすることで、吐出ガンの作動
ロッドの押圧板が当たる押圧部を兼ねる。上側成形部6
4の下面には係合凹部が設けられ、下側成形部65の上
面にはこの係合凹部に係合する係合凸部が設けられてい
る。
【0018】上記中間胴部63は、プラスチックラミネ
ートフィルムをフラップを突設した矩形状に裁断した素
材を側端同士を封筒貼り型に接合することで両端開口の
筒状を形成されるが、素材の側端同士を突き合わせて合
掌貼り型に接合することで両端開口の筒状を形成したも
のでもよい。上記プラスチックラミネートフィルムは、
接着剤やシーリング材に作用しない材質およびフレキシ
ブル性を考慮して、厚さ30ミクロンのポリエチレンフ
ィルムと厚さ9ミクロンのアルミニウム箔と厚さ12ミ
クロンのポリエステルフィルムと厚さ30ミクロンのポ
リエチレンフィルムをラミネート加工したもの、また
は、厚さ50ミクロンのポリエチレンフィルムと厚さ5
0ミクロンの紙と厚さ9ミクロンのアルミニウム箔と厚
さ50ミクロンのポリエチレンフィルムをラミネート加
工したものが選定される。
【0019】上記カートリッジ61を内装する外筒62
は、比較的硬質の合成樹脂材料で成形され、一端側内面
には軸線方向に延びる細幅の溝67,67,…が周方向
に間隔を置いて形成されている。これら細幅の溝67
は、外筒62の端部に大径部分を形成し、外筒62の内
部で圧縮されたカートリッジ61を外筒62から変形さ
せることなくその圧縮状態のまま取出すことを可能にす
る。外筒62の内面形状とカートリッジ61の下側成形
部65の形状は対応し、カートリッジ61が外筒62の
内面を摺動した際に、中間胴部63が下側成形部65と
外筒62の内面の間からはみでないようにしている。
【0020】図7は、吐出ガン10に装着されて内容物
を取出した後の使用済みカートリッジ61の形状を示
す。この場合、カートリッジ61は外筒62内を加圧さ
れながら摺動するが、中間胴部63はプラスチックラミ
ネートフィルムの筒状体であるから変形自在であり、吐
出ガン10の作動ロッド17に押圧されてコンパクトに
圧縮される。この圧縮により上部成形部の係合凹部と下
部成形部の係合凸部が係合し、使用済みカートリッジ6
1はその圧縮した状態を保つ。そして、圧縮されたカー
トリッジ61は、外筒62の一端側内面に周方向に間隔
を置いて設けた細幅溝67により形成される外筒62の
内径よりわずかに大きい径の部分からその圧縮され状態
のまま取出される。
【0021】図8は、本発明による吐出ガン用カートリ
ッジ70の他の実施例を示す。この実施例では、カート
リッジ70は、中間胴部71a、上側成形部72a、下
部成形部73aおよび取出し口74aの半円状をなす半
体と、中間胴部71b、上側成形部72b下部成形部7
3bおよび取出し口74bの半円状をなす半体の2つを
組み合わせる構造をなし、中間胴部71aと中間胴部7
1bに異なる種類の接着剤を別々に充填することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプラスチッ
ク容器によれば、インサートインジェクション成形品の
取出し口に内側からフラップ(パッチ)を一連の工程で
溶着することで、フラップを小径にしながら位置合わせ
を確実とし、また、フラップの位置合わせに別の治具を
必要としないので、作業効率が向上する。また、本発明
の吐出ガン用カートリッジ組立体は、カートリッジの中
間胴部をプラスチックラミネートフィルムの筒状体とす
ることでコンパクトに圧縮可能とし、圧縮されたカート
リッジを外筒からその圧縮状態のまま取出すことで、使
用済みのカートリッジを廃棄する際に、使用済みのカー
トリッジの廃棄がかさばること。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラスチック容器を示す斜視図。
【図2】本発明によるプラスチック容器の素材の展開
図。
【図3】本発明によるプラスチック容器の他の実施例を
示す斜視図。
【図4】本発明によるプラスチック容器の他の実施例を
示す斜視図。
【図5】本発明によるプラスチック容器の製造方法を示
す図。
【図6】本発明による吐出ガン用カートリッジ組立体の
一部を破いて示す図。
【図7】本発明による吐出ガン用カートリッジ組立体の
カートリッジの使用済み状態を示す図。
【図8】本発明による吐出ガン用カートリッジ組立体の
カートリッジの他の実施例を示す図。
【図9】従来の吐出ガン用カートリッジを示す図。
【図10】従来の吐出ガン用カートリッジの取出し口に
パッチを装着する状態を示す図。
【図11】従来の吐出ガン用カートリッジにノズルを装
着した状態を示す図。
【図12】吐出ガンを示す図。
【符号の説明】
10 吐出ガン 20 プラスチック容器 21 容器本体 22 上部成形部 23 下部成形部 24 取出し口 25 フラップ 28 折り曲げ容易線 29 破断容易線 60 吐出ガン用カートリッジ組立体 61 カートリッジ 62 外筒 63 中間胴部 64 上部成形部 65 下部成形部 66 取出し口 67 細溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67C 3/26 B65D 35/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックラミネートフィルムを一端に
    フラップを突設した矩形状に裁断した素材を開口端にフ
    ラップが位置するように筒状に成形した容器本体と、こ
    の容器本体のフラップを突設した開口端側にインサート
    インジェクション成形手段により一体的に結合された取
    出し口を備えた成形部とを有し、成形部のインサートイ
    ンジェクション成形手段による成形時に、容器本体のフ
    ラップを成形部の取出し口の内側周縁部にこの取出し口
    を覆うように溶着したことを特徴とするプラスチック容
    器。
  2. 【請求項2】プラスチックラミネートフィルムに一体の
    フラップは、基端部に折り曲げ容易手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器。
  3. 【請求項3】プラスチックラミネートフィルムに一体の
    フラップに切断容易手段を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のプラスチック容器。
  4. 【請求項4】一端にフラップを突設したプラスチックラ
    ミネートフィルムを開口端にフラップが位置するように
    筒状に成形した中間胴部の両端部にインサートインジェ
    クション成形手段により一体的に上部成形部および押圧
    部を兼ねる下部成形部を結合し上部成形部に形成される
    吐出孔を覆うように中間胴部のフラップを溶着したカー
    トリッジと、上部成形部の下面と下部成形部の上面に設
    けられ上部成形部と下部成形部を係合する係合手段と、
    一端側内面に周方向に間隔を置いて軸線方向に延びる細
    幅の溝を備え下部成形部が摺動するようにカートリッジ
    を内装する外筒とを有する吐出ガン用カートリッジ組立
    体。
  5. 【請求項5】係合手段が、上部成形部の下面に設けた係
    合凹部と、下部成形部の上面に設けた係合凸部であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の吐出ガン用カートリッ
    ジ組立体。
  6. 【請求項6】カートリッジが2つの半体から構成された
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の吐出ガン用
    カートリッジ組立体。
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