JP3398369B2 - スパッタリングターゲットの製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲットの製造方法

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JP3398369B2
JP3398369B2 JP2001247307A JP2001247307A JP3398369B2 JP 3398369 B2 JP3398369 B2 JP 3398369B2 JP 2001247307 A JP2001247307 A JP 2001247307A JP 2001247307 A JP2001247307 A JP 2001247307A JP 3398369 B2 JP3398369 B2 JP 3398369B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリングタ
ーゲット及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、薄膜を成膜する方法の1つと
してスパッタリング法が知られている。スパッタリング
法とは、スパッタリングターゲットをスパッタリングす
ることにより薄膜を得る方法であり、効率よく成膜でき
るため、工業的に利用されている。
【0003】特に、酸化インジウム−酸化錫(In
−SnOの複合酸化物、以下、「ITO」という)
膜は、可視光透過性が高く、かつ導電性が高いので透明
導電膜として液晶表示装置やガラスの結露防止用発熱
膜、赤外線反射膜等に幅広く用いられている。
【0004】このため、より効率よく低コストで成膜す
るために、現在においてもスパッタ条件やスパッタ装置
などの改良が日々行われており、装置を如何に効率的に
稼働させるかが重要となる。
【0005】このようなITOスパッタリングにおいて
は、新しいスパッタリングターゲットをセットしてから
初期アーク(異常放電)がなくなって製品を製造できる
までの時間が短いことと、一度セットしてからどれくら
いの期間使用できるか(積算スパッタリング時間:ター
ゲットライフ)が問題となる。
【0006】従来、スパッタリングターゲットの初期ア
ークは、ターゲット表面を研磨して平滑にすればするほ
ど低減するといわれており、表面を平滑にした表面研磨
ターゲットが主流となっている。
【0007】また、スパッタリングを連続的に行ってい
くと、ターゲット表面にノジュールという黒色の付着物
が生じ、これが異常放電の原因となったり、パーティク
ルの発生源となったりするといわれている。従って、薄
膜欠陥を防止するためには、定期的なノジュール除去が
必要となり、生産性の低下につながるという問題があ
る。
【0008】そこで、ノジュールの発生を防止したIT
Oスパッタリングターゲットについての研究も行われて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノジュ
ールを防止するために所定の表面粗さとしたITOスパ
ッタリングターゲットを用いても初期アークは防止でき
ないという問題があった。従って、新しいスパッタリン
グターゲットをセットしてから比較的長い間空運転しな
ければならないので、生産性向上の障害となっていた。
【0010】また、上述したような所定の表面粗さを有
するITOスパッタリングターゲットを製造するために
は、焼結後、研削により厚さを調整した後、徐々に細か
い研磨砥石を用いて3〜4回の研磨工程が必要となり、
製造時間及びコストが嵩むという問題があった。
【0011】なお、このような問題はITO以外の他の
セラミックス系、又は金属系のスパッタリングターゲッ
トでも同様である。
【0012】そこで、本発明はこのような事情に鑑み、
初期アークの発生を防止し、初期安定性を著しく向上さ
せ、且つ低コストで製造できるスパッタリングターゲッ
ト及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、初期アー
クの原因は研磨加工などで生じるバリや研削粉などが主
な原因であり、これらは研磨によるよりも、所定のパル
ス幅で出力されたレーザによる表面処理により有効に除
去できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、レーザにより表面処理することにより、スパ
ッタ開始時にプラズマによる熱衝撃がターゲット表面に
あたり、その衝撃によって滑落するターゲット極際表面
にある粉粒体、及び貝殻状のクラックを、スパッタ開始
前までに昇華等させてしまい、スパッタ開始時の熱衝撃
によって、滑落しないようにすることができるという知
見に基づき本発明を完成させた。
【0014】かかる本発明の第1の態様は、100μs
ec以下のパルス幅で出力されたレーザにより表面処理
を施したものであることを特徴とするスパッタリングタ
ーゲットにある。
【0015】かかる第1の態様では、所定のパルス幅で
出力されたレーザにより表面処理することにより、研削
等の加工時に生じるバリや研削粉、さらにはちりやゴミ
が昇華等することにより除去されるためか、ターゲット
の使い始めに生じる初期アークを著しく低減することが
でき、初期安定性を向上させることができる。また、所
定のパルス幅で出力されたレーザを用いるので、レーザ
によるエネルギーが深さ方向に拡散せず、変質部分(酸
化物の場合、還元(低級酸化物)部分)を生じることが
ない。
【0016】本発明の第2の態様では、第1の態様にお
いて、前記レーザが、3MW/cm 以上のピークエネ
ルギーのパルスで出力されたものであることを特徴とす
るスパッタリングターゲットにある。
【0017】かかる第2の態様では、所定のピークエネ
ルギーのパルスで出力されたレーザにより表面処理する
ことにより、研削等の加工時に生じるバリや研削粉、さ
らにはちりやゴミが昇華等することにより除去される。
【0018】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記レーザの波長が1.1μm以下であるこ
とを特徴とするスパッタリングターゲットにある。
【0019】かかる第3の態様では、波長1.1μm以
下のレーザにより表面処理することにより、研削等の加
工時に生じるバリや研削粉、さらにはちりやゴミが昇華
等することにより除去される。
【0020】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記レーザがYAGレーザ又はエキシ
マレーザであることを特徴とするスパッタリングターゲ
ットにある。
【0021】かかる第4の態様では、YAGレーザ又は
エキシマレーザにより、表面処理が効果的に行われ、初
期安定性が向上する。
【0022】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、セラミックスからなるターゲットであ
ることを特徴とするスパッタリングターゲットにある。
【0023】かかる第5の態様では、セラミックスの研
削等の加工時に生じるバリや研削粉が除去される。
【0024】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、酸化インジウム及び酸化スズの少なくとも一方を含
む酸化物からなるターゲットであることを特徴とするス
パッタリングターゲットにある。
【0025】かかる第6の態様では、ITOスパッタリ
ングターゲットの初期安定性が著しく向上する。
【0026】本発明の第7の態様は、スパッタリングタ
ーゲットの製造方法において、100μsec以下のパ
ルス幅で出力されたレーザにより表面処理を施す工程を
具備することを特徴とするスパッタリングターゲットの
製造方法にある。
【0027】かかる第7の態様では、所定のパルス幅で
出力されたレーザにより表面処理することにより、研削
等の加工時に生じるバリや研削粉、さらにはちりやゴミ
が昇華等することにより除去されるためか、ターゲット
の使い始めに生じる初期アークを著しく低減することが
でき、初期安定性を向上させることができる。また、所
定のパルス幅で出力されたレーザを用いるので、レーザ
によるエネルギーが深さ方向に拡散せず、変質部分(酸
化物の場合、還元(低級酸化物)部分)を生じることが
ない。
【0028】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記レーザが、3MW/cm以上のピークエネル
ギーのパルスで出力されたものであることを特徴とする
スパッタリングターゲットの製造方法にある。
【0029】かかる第8の態様では、所定のピークエネ
ルギーのパルスで出力されたレーザにより表面処理する
ことにより、研削等の加工時に生じるバリや研削粉、さ
らにはちりやゴミが昇華等することにより除去される。
【0030】本発明の第9の態様は、第7又は8の態様
において、前記レーザの波長が1.1μm以下であるこ
とを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法に
ある。
【0031】かかる第9の態様では、波長1.1μm以
下のレーザにより表面処理することにより、研削等の加
工時に生じるバリや研削粉、さらにはちりやゴミが昇華
等することにより除去される。
【0032】本発明の第10の態様は、第7〜9の何れ
かの態様において、前記レーザがYAGレーザ又はエキ
シマレーザであることを特徴とするスパッタリングター
ゲットの製造方法にある。
【0033】かかる第10の態様では、YAGレーザ又
はエキシマレーザにより、表面処理が効果的に行われ、
初期安定性が向上する。
【0034】本発明の第11の態様は、第7〜10の何
れかの態様において、ターゲットを加工して厚さ調整を
した後、前記表面処理を施すことを特徴とするスパッタ
リングターゲットの製造方法にある。
【0035】かかる第11の態様では、研削等の加工時
に生じるバリや研削粉が昇華等することにより除去され
るためか、ターゲットの使い始めに生じる初期アークを
著しく低減することができ、初期安定性を向上させるこ
とができる。
【0036】本発明の第12の態様は、第7〜11の何
れかの態様において、前記表面処理を製造工程の最終段
階で行うことを特徴とするスパッタリングターゲットの
製造方法にある。
【0037】かかる第12の態様では、レーザによる表
面処理はできるだけ最終段階で行うことにより、初期ア
ークが効果的に低減できる。
【0038】本発明の第13の態様は、第7〜12の何
れかの態様において、ターゲットをバッキングプレート
に接合した後に前記表面処理を行うことを特徴とするス
パッタリングターゲットの製造方法にある。
【0039】かかる第13の態様では、レーザによる表
面処理であるので、バッキングプレートに接合した後に
も行うことができ、より効果的に初期アークが低減でき
る。
【0040】本発明の第14の態様は、第7〜13の何
れかの態様において、セラミックスからなるターゲット
であることを特徴とするスパッタリングターゲットの製
造方法にある。
【0041】かかる第14の態様では、セラミックスの
研削時に生じるバリや研削粉が除去される。
【0042】本発明の第15の態様は、第14の態様に
おいて、酸化インジウム及び酸化スズの少なくとも一方
を含む酸化物からなるターゲットであることを特徴とす
るスパッタリングターゲットの製造方法にある。
【0043】かかる第15の態様では、初期安定性が著
しく向上したITOスパッタリングターゲットが提供で
きる。
【0044】本発明では、スパッタリングターゲットの
表面仕上げを所定のパルス幅で出力されたレーザにより
行うようにしたので、ちりやゴミや手脂などの汚れ、及
び研削(又は研磨)等の加工時に生じるバリや研削粉、
さらにはスパッタリング使用時の熱衝撃により脱離し易
い箇所を、昇華等することにより除去されるためか、当
該スパッタリングターゲットの使い始めに初期アークが
ほとんど発生せず、予備運転をほとんど行うことなく薄
膜製造に移行することができ、初期安定性を著しく向上
することができる。また、所定のパルス幅で出力された
レーザを用いるので、レーザによるエネルギーが深さ方
向に拡散せず、変質部分(酸化物の場合、還元(低級酸
化物)部分)を生じることがない。なお、本件明細書で
は、「研削」という文言は、「研削(又は研磨)」を表
すことがある。
【0045】ここで、パルス幅が100μsec以下の
レーザは、ターゲットに熱応力をできるだけ発生させる
ことなく、ちりやゴミや手脂などの汚れ、及び研削(又
は研磨)等の加工時に生じるバリや研削粉、さらにはス
パッタリング使用時の熱衝撃により脱離し易い箇所を効
果的に除去できるものであり、その媒質の種類、発振方
法等は特に限定されない。
【0046】本発明では、パルス幅が100μsec以
下、好ましくは0.2μsec以下、特に好ましくは
0.1μsec以下のパルスで出力されたレーザを用い
ると、熱拡散が生じず、ターゲットの極際表面でのゴミ
等の昇華等が生じるのみで、表層を構成する粒子を溶融
して一体化することはない。
【0047】また、レーザの照射は、ターゲットに熱応
力をできるだけ発生させることなく、ちりやゴミや手脂
などの汚れ、及び研削(又は研磨)等の加工時に生じる
バリや研削粉、さらにはスパッタリング使用時の熱衝撃
により脱離し易い箇所を効果的に除去できる条件とす
る。効率的に昇華等を生じさせるためには、大きなエネ
ルギーが必要であり、1MW/cm以上、好ましくは
3MW/cm以上のピークエネルギーのレーザを用い
るのが好ましい。なお、照射方法も特に限定されず、大
口径のレーザをスキャンしてもよく又は小径のレーザビ
ームをスキャンしてもよい。
【0048】本発明では波長が5μm以下、好ましくは
1.1μm以下のレーザを用いるのが好ましい。レーザ
によるエネルギーが深さ方向に拡散せず、変質部分(酸
化物の場合、還元(低級酸化物)部分)が生じないよう
にするためである。本発明で使用できるレーザとして
は、YAG:Ndレーザ(波長1.06μm)やArF
エキシマレーザ(波長192nm)等を挙げることがで
きる。
【0049】本発明が適用できるスパッタリングターゲ
ットは特に限定されず、高融点金属のスパッタリングタ
ーゲットから、酸化物などからなるセラミックスターゲ
ットまで適用できる。
【0050】特に、酸化物の粉末材料を焼結して得られ
るセラミックスのターゲットでは、厚さ調整のための研
削や表面研磨において、バリや熱衝撃で脱離し易い脆性
部ができやすいので、本発明を効果的に適用できる。こ
の中でも、酸化インジウム及び酸化スズを含む酸化物か
らなるITOスパッタリングターゲットでは、効率的な
スパッタリングを目指して高度な初期安定性が要求され
ているので、本発明を特に効果的に適用できる。
【0051】本発明に係るスパッタリングターゲットの
製造方法の一例をセラミックスターゲットを例として説
明する。
【0052】まず、原料となる粉末を、所望の配合率で
混合し、従来から公知の各種湿式法又は乾式法を用いて
成形し、焼成する。
【0053】乾式法としては、コールドプレス(Col
d Press)法やホットプレス(Hot Pres
s)法等を挙げることができる。コールドプレス法で
は、混合粉を成形型に充填して成形体を作製し、大気雰
囲気下または酸素雰囲気下で焼成・焼結させる。ホット
プレス法では、混合粉を成形型内で直接焼結させる。
【0054】湿式法としては、例えば、濾過成形法(特
開平11−286002号公報参照)を用いるのが好ま
しい。この濾過成形法は、 セラミックス原料スラリー
から水分を減圧排水して成形体を得るための非水溶性材
料からなる濾過式成形型であって、1個以上の水抜き孔
を有する成形用下型と、この成形用下型の上に載置した
通水性を有するフィルターと、このフィルターをシール
するためのシール材を介して上面側から挟持する成形用
型枠からなり、前記成形用下型、成形用型枠、シール
材、およびフィルターが各々分解できるように組立てら
れており、該フィルター面側からのみスラリー中の水分
を減圧排水する濾過式成形型を用い、混合粉、イオン交
換水と有機添加剤からなるスラリーを調製し、このスラ
リーを濾過式成形型に注入し、該フィルター面側からの
みスラリー中の水分を減圧排水して成形体を製作し、得
られたセラミックス成形体を乾燥脱脂後、焼成する。
【0055】各方法において、焼成温度は、例えば、I
TOターゲットの場合には、1300〜1600℃が好
ましく、さらに好ましくは、1450〜1600℃であ
る。その後、所定寸法に成形・加工のための機械加工を
施しターゲットとする。
【0056】一般的には、成形後、厚さ調整のために表
面を研削し、さらに、表面を平滑にするために、何段階
かの研磨を施す。本発明のレーザによる表面処理は、厚
さ調整の研削後に行っても、研磨後に行ってもよい。何
れにしても、レーザによる表面処理を行った後には、そ
の後の研磨等の処理はいっさい行わない。
【0057】このようなレーザによる表面処理を施した
場合、たとえ、表面が平滑でなくても、研削時に生じる
バリや研削粉、さらにはスパッタリング使用時の熱衝撃
により脱離し易い箇所が、昇華等することにより除去さ
れると考えられる。すなわち、本発明を適用する場合に
は、表面を研磨する工程を省略することができ、さらに
は、研削工程の後の研磨工程を省いてレーザによる表面
処理を行うのが好ましい。
【0058】従って、本発明のスパッタリングターゲッ
トの表面粗さRaは、従来好ましいとされている0.5
μmより大きくてもよく、また、0.8μm<Ra<3
μm程度であってもよい。これは、表面粗さRaが0.
5μmより大きくても、レーザによる表面処理が施され
ているので、初期アークが大幅に低減し、初期安定性が
向上するからである。また、レーザでの表面処理により
表面粗さRaが大きくなる傾向があるので、結果的に表
面粗さが大きくなったものでもよい。
【0059】勿論、表面粗さRaが0.5μm以下の場
合でも、本発明を適用した場合には、初期アークが大幅
に低減するという効果を奏することはいうまでもない。
【0060】また、従来においては、研磨工程が完了し
た後、ターゲットをバッキングプレートに接合してスパ
ッタリングターゲットとするが、本発明のレーザによる
表面処理はバッキングプレートに接合した後にも行うこ
とができる。また、製造されたスパッタリングターゲッ
トの初期安定性を考慮すると、バッキングプレートに接
合した後に行うのが好ましい。レーザによる表面処理の
後にちり、ゴミ等が表面に付着するのを防止するためで
ある。
【0061】従って、本発明のレーザによる表面処理を
行った後、直ぐに梱包するのが好ましい。なお、樹脂製
フィルムで梱包する場合には、樹脂製フィルムと接触し
たターゲット表面にパーティクルが転写される虞がある
ので、離脱性パーティクルが含有されない樹脂製フィル
ムを用いるのが好ましく、また、表面に何も接触しない
ような梱包を行うのが好ましい。
【0062】一般的に、劈開性を有するセラミックスの
ようなターゲットを上述したように砥石などにより研
削、研磨加工すると、具体的には、回転している砥石を
スライドさせてターゲットを研削、研磨していくように
するが、これにより、ターゲットには研磨方向と平行な
直線状の研削傷(研削痕)(本件明細書では、研削傷、
研磨傷をあわせて「加工痕」という)が残ることになる
が、本発明のレーザによる表面処理を行うと、加工痕が
低減される。
【0063】また、金属系のターゲットにおいては、フ
ライス盤や旋盤により厚さ方向の加工が行われ、又は圧
延等により厚さの調整が行われるが、この場合にも加工
傷が残り、本件明細書での「加工痕」となる。このよう
な加工痕もレーザによる表面処理により低減され、場合
によっては、実質的に除去される。
【0064】ここで、低減されるとは、例えば、切り立
ったような加工痕が丸みを帯びたり、除去されたりし
て、はっきりとは目視できないようになり、場合によっ
ては実質的になくなることをいう。なお、加工痕が低減
されるのは、ターゲットの材質とレーザの波長や出力と
の関係で決定され、本発明のレーザによる表面処理を行
った場合に、加工痕がなくならなければならないという
ことではない。
【0065】レーザの照射条件によっても異なるが、例
えば、YAG:Ndレーザ(波長1.06μm)を用い
た場合には加工痕が低減されて実質的に目視できなくな
る場合が多いが、ArFエキシマレーザ(波長192n
m)では、加工痕は多少の低減はあるが目視できなくな
るまでには至らない。
【0066】何れにしても、本発明によると、レーザに
より表面処理することにより、スパッタ開始時にプラズ
マによる熱衝撃がターゲット表面にあたり、その衝撃に
よって滑落するターゲット極際表面にある粉粒体、及び
貝殻状のクラックを、スパッタ開始前までに昇華等させ
てしまい、スパッタ開始時の熱衝撃によって、滑落しな
いようにするという効果を奏し、ターゲットの使い始め
に生じる初期アークを著しく低減することができ、初期
安定性を向上させることができる。
【0067】特に、パルス幅が100μsec以下で、
3MW/cm以上のピークエネルギーのレーザを用い
ることにより、レーザ照射によるエネルギーの深さ方向
への拡散による部分変質(酸化物の場合、部分還元(低
級酸化物))を防止することができ、ターゲットの極際
表面でのゴミ等の昇華等が生じるのみで、表層を構成す
る粒子を溶融することにより一体化させることはなく、
ターゲットライフを向上させることができる。
【0068】なお、特開昭60−215761号公報に
は、焼結体の表面に近赤外線レーザ光線などのエネルギ
ー線を照射して表層の粒子を溶融により一体化させて表
面部分に溶融層を形成し、ターゲットからの粉末体の崩
落を軽減ないし解消するスパッタリングターゲットの形
成方法が開示されている。かかる方法は、エネルギー線
照射により表面部分の微小な粉粒体を溶融して緻密な固
形層を形成し、粉体の崩落を防止するというものであ
り、本発明の表面処理とは目的及び作用効果が全く異な
る。同公報に記載されたような溶融層は非常に短いパル
ス幅で出力されたレーザでは形成できず、同公報で実際
に使用するレーザは波長が10μm程度の炭酸ガスレー
ザであり、本発明で使用するものと異なるものである。
また、このようにレーザ光線により粉体を溶融して溶融
層を形成するようにすると、還元により低位酸化物へ転
換が発生するため(同公報第3頁第1行〜2行参照)、
ターゲットライフが著しく低下することが予想される。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明するが、これに限定されるものではない。
【0070】(実施例1)純度>99.99%のIn
粉およびSnO粉を用意した。この粉末を、Sn
10wt%、In 90wt%の比率で全
量で約1.5Kg用意し、濾過成形法によって成形体を
得た。その後、この焼成体を酸素雰囲気下で1600℃
にて8時間焼成・焼結させた。この焼結体を加工し、理
論密度に対する相対密度99.5%のターゲットを得
た。
【0071】このターゲットを平面研削盤で170番手
の砥石で研削して厚さ調整を行った後、YAG:Ndレ
ーザ(波長1064nm)を用いて表面処理を施した。
【0072】YAGレーザの照射条件は、スポットサイ
ズφ2mm、パルス幅10nsec、ピークエネルギー
320MW/cm、パルス周波数10Hzで、1パル
ス当たりの出力を100mJ/pulseとした。平均
実効照射エネルギーは6.4J/cmであった。
【0073】表面処理後の表面粗さRaをJIS B0
601に準じて測定したところ、2.06μmであっ
た。具体的には、触針式表面粗さ計(Tencor社製
P10)を用い、先端半径が0.5μmの触針を用い、
針圧15mgとし、送り速度20μm/sec、測定幅
1.5mm、カットオフフィルター800μmで測定し
た。
【0074】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図1に示す。直線状の研
磨痕は観察できなかった。なお、500倍の走査電子顕
微鏡(SEM)の観察視野面積は、約230μm×約1
70μmであり、以下の実施例および比較例においても
同様である。
【0075】(実施例2)YAGレーザの代わりにAr
Fエキシマレーザ(波長192nm)を用いた以外は、
実施例1と同様にしてターゲットを作成した。
【0076】エキシマレーザの照射条件は、スポットサ
イズ3.3mm×1.5mm、パルス幅30nsec、
ピークエネルギー11MW/cm、パルス周波数1H
zで、1パルス当たりの出力を16mJ/pulseと
した。平均実効照射エネルギーは0.32J/cm
あった。
【0077】表面処理後の表面粗さRaをJIS B0
601に準じて測定したところ、1.77μmであっ
た。
【0078】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図2に示す。直線状の研
磨痕は、10本観察できた。但し、後述する比較例の研
磨痕のようにはっきりとは観察されず、やや丸みを帯
び、低減された状態であった。
【0079】(実施例3)実施例1のターゲットを平面
研削盤で170番手の砥石で研削して厚さ調整を行った
後、400番手、600番手、1000番手と3回研磨
した。その後、YAG:Ndレーザ(波長1064n
m)を用いて表面処理を施した。
【0080】YAGレーザの照射条件は、スポットサイ
ズφ2mm、パルス幅10nsec、ピークエネルギー
320MW/cm、パルス周波数10Hzで、1パル
ス当たりの出力を100mJ/pulseとした。平均
実効照射エネルギーは3.2J/cmであった。
【0081】表面処理後の表面粗さRaをJIS B0
601に準じて測定したところ、0.50μmであっ
た。
【0082】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図3に示す。直線状の研
磨痕は観察できなかった。
【0083】(実施例4)実施例1のターゲットを平面
研削盤で170番手の砥石で研削して厚さ調整を行った
後、YAG:Ndレーザ(波長1064nm)を用いて
表面処理を施した。
【0084】YAGレーザの照射条件は、スポットサイ
ズφ0.82mm、パルス幅104nsec、ピークエ
ネルギー6.6MW/cm、パルス周波数500Hz
で、1パルス当たりの出力を3.6mJ/pulseと
した。平均実効照射エネルギーは2.05J/cm
あった。
【0085】表面処理後の表面粗さRaをJIS B0
601に準じて測定したところ、1.70μmであっ
た。
【0086】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図4に示す。直線状の研
磨痕は6本観察できた。
【0087】(比較例1)実施例1で平面研削を行った
後、レーザによる表面処理を行わないものを比較例1の
ターゲットとした。
【0088】表面粗さRaをJIS B0601に準じ
て測定したところ、1.68μmであった。
【0089】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図5に示す。直線状の研
磨痕は11本観察できた。但し、上述した実施例2の研
磨痕よりもはっきりと観察された。
【0090】(比較例2)実施例3で1000番手で表
面研磨を行った後、レーザによる表面処理を行わないも
のを比較例2のターゲットとした。
【0091】表面粗さRaをJIS B0601に準じ
て測定したところ、0.19μmであった。
【0092】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図6に示す。直線状の研
磨痕は約140本観察できた。
【0093】(比較例3)下記の照射条件のYAGレー
ザを用いた以外は、実施例1と同様にしてターゲットを
作成した。
【0094】YAGレーザの照射条件は、スポットサイ
ズφ2mm、パルス幅0.3msec、ピークエネルギ
ー22kW/cm、パルス周波数20Hzで、1パル
ス当たりの出力を10mJ/pulseとした。平均実
効照射エネルギーは19J/cmであった。
【0095】表面処理後の表面粗さRaをJIS B0
601に準じて測定したところ、1.70μmであっ
た。
【0096】また、500倍の走査電子顕微鏡(SE
M)により観察した表面状態を図7に示す。直線状の研
磨痕は12本観察できた。但し、後述する比較例の研磨
痕のようにはっきりとは観察されず、やや丸みを帯び、
低減された状態であった。なお、ところどころに、部分
的な還元部分(低級酸化物:黒く見える部分)が観察さ
れた。
【0097】(試験例)実施例1〜4及び比較例1〜3
のターゲットを用いて、以下のような条件にてDCマグ
ネトロンスパッタによって連続スパッタリングし、初期
アーク回数及び50Countsライフを測定した。結
果は下記表1に示す。併せて、各実施例及び比較例3の
レーザ照射条件を表2に示す。
【0098】ここで、初期アーク回数は、各ターゲット
使用開始時から投入電力量10Wh/cmまでに起こ
ったアーキング(異常放電)の回数である。なお、アー
キングの検出は、ランドマークテクノロジー社製のアー
ク検出装置(MAM Genesis)により行った。
【0099】また、50Countsライフは、各ター
ゲット使用開始時から投入電力量10Wh/cmまで
初期アーク回数を除き、累積アーキング回数が50回と
なったときの投入電力量(Wh/cm)をいう。
【0100】スパッタリング条件 ターゲット寸法 :直径6inch、厚さ6mm スパッタ方式 :DCマグネトロンスパッタ 排気装置 :ロータリーポンプ+クライオポンプ 到達真空度 :3.0×10−7[Torr] Ar圧力 :3.0×10−3[Torr] 酸素分圧 :3.0×10−5[Torr] スパッタ電力 :300W (電力密度1.6W/cm
【0101】
【表1】
【0102】
【表2】
【0103】以上の結果から、レーザによる表面処理に
より、表面粗さにかかわらず、初期アーク回数が大幅に
低減され、初期安定性が大幅に向上することが確認され
た。また、レーザによる表面処理により加工痕が低減さ
れる程度はレーザの種類によって異なり、加工痕が実質
的に残っていても初期アーク回数には直接影響しないこ
とがわかった。さらに、レーザによる表面処理を行った
場合、ノジュールの生成も低減されるためか、ターゲッ
トライフが向上することも確認された。
【0104】また、比較例3のように比較的弱いエネル
ギーのレーザを比較的長時間照射していると、ターゲッ
トの深さ方向にエネルギーが拡散してしまうためか、還
元部分(低級酸化物:黒く見える部分)が観察され、こ
の結果、ターゲットライフが著しく低下した結果となっ
た。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザによる表面処理により、スパッタ開始時にプラズ
マによる熱衝撃がターゲット表面にあたり、その衝撃に
よって滑落するターゲット極際表面にある粉粒体、及び
貝殻状のクラックを、スパッタ開始前までに昇華等させ
てしまい、スパッタ開始時の熱衝撃によって、滑落しな
いようにするという効果を奏し、ターゲットの使い始め
に生じる初期アークを著しく低減することができ、初期
安定性を向上させることができる。また、レーザによる
表面処理を行うと、複数回の研磨工程が省略できるの
で、結果的に低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
【図2】 本発明の実施例2の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
【図3】 本発明の実施例3の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
【図4】 本発明の実施例4の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
【図5】 本発明の比較例1の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
【図6】 本発明の比較例2の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
【図7】 本発明の比較例3の500倍の走査電子顕微
鏡(SEM)により観察した表面状態を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−117062(JP,A) 特表2001−500467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 C04B 41/80,41/91 C04B 35/457,35/495

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリングターゲットの製造方法に
    おいて、100μsec以下のパルス幅で且つ3MW/
    cm 以上のピークエネルギーのパルスで出力された
    ーザによりエネルギーを厚さ方向に拡散させずに表面処
    理を施す工程を具備することを特徴とするスパッタリン
    グターゲットの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記レーザの波長が
    1.1μm以下であることを特徴とするスパッタリング
    ターゲットの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記レーザが
    YAGレーザ又はエキシマレーザであることを特徴とす
    るスパッタリングターゲットの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて 、ターゲ
    ットを加工して厚さ調整をした後、前記表面処理を施す
    ことを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて 、前記表
    面処理を製造工程の最終段階で行うことを特徴とするス
    パッタリングターゲットの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて 、ターゲ
    ットをバッキングプレートに接合した後に前記表面処理
    を行うことを特徴とするスパッタリングターゲットの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて 、セラミ
    ックスからなるターゲットであることを特徴とするスパ
    ッタリングターゲットの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において 、酸化インジウム及び
    酸化スズの少なくとも一方を含む酸化物からなるターゲ
    ットであることを特徴とするスパッタリングターゲット
    の製造方法。
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