JP3396320B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3396320B2 JP31909594A JP31909594A JP3396320B2 JP 3396320 B2 JP3396320 B2 JP 3396320B2 JP 31909594 A JP31909594 A JP 31909594A JP 31909594 A JP31909594 A JP 31909594A JP 3396320 B2 JP3396320 B2 JP 3396320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンローラに巻き
付けた記録紙に記録を行う記録装置に関し、更に詳しく
は、記録紙とインクシートを重ね合わせてプラテンロー
ラと記録ヘッドとの間に導き、記録ヘッドにより記録紙
に記録を行う熱転写記録方式等の記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の記録装置としての熱転写
型記録装置においては、円筒型のプラテンローラ上に導
かれた記録紙およびインクシートに記録ヘッドを押圧
し、プラテンローラの回転による記録紙搬送,巻取手段
によるインクシートの巻き取りを行うと同時に、記録ヘ
ッドの発熱阻止を選択的に発熱させて記録紙上に所望の
記録を行うよう構成されている。図6はこの種の熱転写
記録装置の主要な構成を示す図であり、1は記録紙、2
はプラテンローラ、3はプラテンローラ2に対して圧
接,離反可能に設けられるサーマルヘッド、4はインク
シート、5はインクシートストッカ、6はスライダであ
る。熱溶融性のインク材がその表面に塗布されたインク
シート40は、巻取ローラ41,供給ローラ42に巻回
されており、この一対のインクシートローラは、シート
ストッカ5に格納保持されている。記録動作において
は、先ずサーマルヘッド3をプラテンローラ2より離反
させ、スライダ6をインクシートストッカ5の方向,即
ち図のA方向に移動させ、シートストッカ5並びにスラ
イダ6を動作させてスライダ6のインクシート保持部6
2に所望のインクシートを保持させ、更にスライダ6を
図のB方向に移動させることによりインクシート40を
プラテンローラ2上に展張させ、その後サーマルヘッド
3を各々重ね合わせる。この状態で、装置の制御部は記
録データに基づいてプラテンローラ2を回転させるとと
もに、スライダ6に設けられた巻取手段61によりイン
クシート40を巻き取り、更にサーマルヘッド3の発熱
素子を駆動制御することにより記録を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の熱転写記録装
置においては、サーマルヘッドの位置はプラテンローラ
に対して一定となるので、例えば、記録紙の取り付け時
に誤差を生じたり、機械的な精度によって記録紙が記録
ヘッドに対してずれてしまうと、記録されるべきイメー
ジが記録紙に対してずれてしまうという不具合を生じて
いた。また、図6に示すように色の異なる複数種類のイ
ンクシートを用いて、記録紙の同一記録範囲上に複数の
記録を重ね合わせて多色記録を行う熱転写記録装置にお
いては、各色の記録動作毎に記録紙の巻き戻しを行う必
要があり、この巻き戻し動作時に用紙ずれが発生する
と、各色の記録が正確に一致せず、記録結果の品質が著
しく低下するといった不具合を生じていた。
【0004】そこで従来の装置においては、図7に示す
ように、記録紙の端部分を検出するラインセンサ8をプ
ラテンローラ2(或いはサーマルヘッド3)の軸(長
手)方向に平行となるように設置し、各記録動作に先立
って記録紙1の端部を検出することにより記録紙の位置
(ずれ量)を検出し、これに基づいて記録データを適宜
シフトする事により補正して記録紙上の所望の位置に正
確に記録を行うよう構成していた。しかしながら、図6
の装置のように、記録紙の搬送経路上,即ち記録紙の位
置が固定されない箇所で記録紙の端部を検出するような
構成の場合は、装置に伝達される振動等により、記録紙
の位置検出を正確に行うことができなくなるので、記録
紙の端部検出が、プラテンローラ上,即ちサーマルヘッ
ドが記録紙に押圧される箇所で行うのが望ましいが、こ
のプラテンローラの上部付近はスライダの移動経路であ
るとともに、サーマルヘッドの上下動機構,ガイドロー
ラ,インクシート剥離機構等の多数の部材が設けられて
各部材の配置間隔が密となってしまうで、ラインセンサ
を設けるためのスペース確保が困難となっていた。ま
た、検出する記録紙のずれ量を、記録ヘッドの記録解像
度,即ちサーマルヘッドの発熱抵抗素子のドット間隔に
応じたピッチで検出する必要があるので、記録ヘッドと
して高解像度サーマルヘッドを用いる場合は、位置検出
部材として高分解能を有するラインセンサを用いなけれ
ばならず、記録紙位置検出機構が高価となってしまうと
いう不具合を生じていた。
【0005】本発明はこれらの不具合を解決するために
なされたもので、簡単な構成によりプラテンローラ上の
記録紙の端部を正確に精度良く検出することができ、記
録データの補正を確実に行うことができる記録装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録装置においては、記録紙端部検出セン
サが取り付けられる揺動部材とこの揺動部材に当接する
当接部材とからなり、移動部材の副走査方向への移動に
より揺動部材が当接部材に当接し、更に移動部材の移動
に伴って揺動部材が揺動し、これにより記録紙端部検出
センサがプラテンローラ上を主走査方向に移動するよう
設けられる記録紙検出機構を設け、制御部は、移動部材
の位置および記録紙端部検出センサに出力に基づいて記
録紙の位置を検出するよう構成した。また、記録紙検出
機構を、記録装置本体に固定される接触部材と、移動部
材に揺動可能に取り付けられるとともに記録紙の端部を
検出するセンサが記録紙が巻き付けられるプラテンロー
ラに対向して取り付けられる記録紙検出部材とにより構
成し、移動部材が副走査方向に移動する際に記録紙検出
部材が接触部材に当接し、更に移動部材の移動に伴って
記録紙端部検出センサがプラテンローラ上を主走査方向
に移動するよう設けて構成した。また制御部は、移動部
材の移動動作毎に記録紙の位置を検出して記録紙のずれ
量を算出し、算出したずれ量に基づいて記録データを記
録ヘッドの主走査方向にシフトして補正し、この補正し
た記録データにより記録を行うよう構成した。
【0007】
【作用】インクシート保持動作等において、移動部材と
してのスライダが副走査方向に移動することにより揺動
部材が当接部材に当接するとともに揺動し、この揺動部
材に設けられた記録紙端部検出センサが、記録紙が巻き
付けられているプラテンローラ上を主走査方向に移動す
る。制御部は、移動部材としてのスライダの位置および
記録紙端部検出センサの出力よりプラテンローラ上の記
録紙の位置を検出し、検出した記録紙の位置に基づいて
記録データを補正して記録動作を行う。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の記録装置を説
明する。図1は本発明の記録装置を示す斜視図で、図1
(a)は本発明の熱転写記録装置の主要構成を示す図で
あり、また、図1(b)は記録紙検出機構部分を示す図
である。図中上述の従来の熱転写記録装置と同等な構成
については、同一符号を以て示されている。図におい
て、7は記録紙検出機構であり、記録装置本体のスライ
ダ6の移動経路上に固定される接触部材70と、スライ
ダ6のインクシート保持部62の後側に回転自在に取り
付けられるとともに接触部材70に当接して揺動するよ
う設けられる基台71と、この基台71およびこの基台
71と同様にスライダ6に回転自在に取り付けられる回
転アーム74の各々に回転自在に取り付けられるセンサ
取付部材72と、このセンサ取り付け部材72のプラテ
ンローラ2に対向する側に取り付けられる記録紙端部検
出センサ73と、記録紙検出機構をスライダ6側に常時
付勢するスプリング74により構成されている。この記
録紙検出機構7は、基台71,センサ取付部材72,回
転アーム74より形成される一つのリンク(四節)機構
で構成されている。
【0009】次に図2および図3を参照して、この記録
紙検出機構7の原理および動作について説明する。図2
は記録紙検出機構7の基台71の構成を示す図で、この
基台71は平面視三角形の形状を以て形成されている。
図に示される三角形の頂点aは、この基台71がスライ
ダ6に回転可能に取り付けられる際の回転中心(支持位
置)であり、点bは、この点bおよび点aを結ぶ直線が
プラテンローラ2の軸方向,即ち記録ヘッド3の主走査
方向と平行となる状態にあり、この状態でスライダ6,
即ち基台71が副走査方向に移動した場合に、接触部材
70に最初に当接する点を示しており、また点cは、記
録紙端部検出センサ73を取り付ける際に基準となるべ
き点,即ち図の実施例においては、基台71に取り付け
られるセンサ取付部材72の回転支持中心となる点であ
る。基台71が点a,bを含む直線状の辺711が主走
査方向に対して平行となる状態で、スライダ6がインク
シートストッカ5よりインクシートローラ4の保持のた
めに副走査方向に移動する際、スライダ6がプラテンロ
ーラ2の上部を通過する時に、基台71は接触部材70
に当接する。この時、図2(a)に示すように接触部材
70は基台71のb点に最初に当接する。更にスライダ
6が移動することにより、基台71の点aは副走査方向
に移動し、同時に基台71は上記直線状辺711が接触
部材70に当接して摺動し、これにより基台71はスプ
リング74の復原力に抗して点aを中心に回転し、セン
サの取り付け基準となる点cが所定の軌跡を描いて移動
する。
【0010】ここで、スライダ6の移動により、基台7
1が図2(a)に示す状態より図2(b)に示す状態に
変位した場合を考える。図2(a)において、基台71
の直線状辺711は主走査方向,即ち図のX軸方向に平
行であり、且つ接触部材70に当接している状態にある
場合、点aをXY座標系の原点(0,0)、接触部材7
0と接触している点bの座標を(P,0)、直線ba,
直線caのなす角度をθ、点c,点a間の距離をLと
し、更にスライダ6の移動により点aが図のY方向に距
離dだけ移動するとともに、点cが座標(x,y)より
座標(x’,y’)に移動し、直線状辺711がX軸に
対して角度αをなしているとする。変位後のセンサ取り
付け基準位置である点cの位置は、それぞれ次式で表さ
れる。
【数1】
【数2】 これらの(1)式,(2)式に、sinα,cosαを
定数P,変数dにより表した式を各々代入すると、変位
後の点cの位置はそれぞれ次式で表される。
【数3】
【数4】 この(4)式におけるy’が、スライダの移動量dに対
してほぼ一定となるように、L,d,P,θの値をそれ
ぞれ決定することにより、スライダ6の副走査方向への
移動動作を利用してセンサが取り付けられる部材を主走
査方向へ揺動することができ、これにより記録紙端部検
出センサ73をプラテンローラ2上を主走査方向に移動
させることができる。本実施例においては、(4)式の
条件を満たすように、P:L=2:3,θ=30°とな
るようにして、基台71を形成している。
【0011】以上のように構成される記録紙検出機構7
は、図3(a)に示されるように、通常はスプリング7
4の復原力によりセンサ取付部材72がスライダ6に当
接した状態で保持されており、このとき基台71の直線
状辺711は主走査方向に平行となるよう保持されてい
る。この熱転写記録装置において、プラテンローラ2に
記録紙1が一部巻き付けられて記録動作が可能となる
と、図示しない制御装置は、サーマルヘッド3をプラテ
ンローラ2より離反した状態のまま、スライダ6の駆動
手段によりスライダ6をストッカ5の方向(即ち図の+
y方向)へ移動させる。このスライダ6がプラテンロー
ラ2の記録紙1が巻き付けられている部分の上部を通過
すると、スライダ6の後部に設けられた記録紙検出機構
7の基台71が、記録装置本体に固定される接触部材7
0に当接する(図3(a))。更にスライダ6が移動す
ることにより、基台71はスプリング74の付勢力に抗
して図の点aを中心に回転し始める。この際、記録紙端
部検出センサ73が取り付けられたセンサ取付部材72
は、この基台71と回転アーム74に支持されて移動
し、これにより記録紙端部検出センサ73がプラテンロ
ーラ2の直上を主走査方向に移動する。このとき、記録
装置の制御装置は、スライダ6の駆動手段を制御する信
号よりスライダ6の副走査方向の位置を検出し、検出し
たスライダ2の位置より記録紙端部検出センサ73の主
走査方向の位置を算出する。同時に制御部は、記録紙端
部検出センサ73の出力よりプラテンローラ2に巻き付
けられている記録紙の端部の位置,即ち主走査方向にお
ける位置を算出する。
【0012】記録紙1の端部位値算出方法としては、記
録装置の制御部は、先ずスライダ6の駆動手段を制御す
る信号、例えばこの駆動手段としてパルスモータを用い
る場合は、駆動手段に印加する1パルスの信号に応じた
スライダ6の移動距離が、予め決定される装置固有の値
となるので、スライダ6の副走査方向における位置の検
出は、この駆動手段に印加した制御信号のパルス数を計
数することにより算出することができる。また、このス
ライダ6の駆動手段を制御する信号より、記録紙端部検
出センサ73の位置も算出することができる。即ち、図
3(a)に示される状態における記録紙端部検出センサ
73の位置は、予め記録紙検出機構7の各部材の寸法よ
り算出することができ、更にスライダ6が移動すること
により変化する記録紙端部検出センサ73の位置も、基
台71が上述の通り形成されていることにより、スライ
ダ6の移動量に対して所定の比例関係が成り立つよう移
動するので、スライダ6の副走査方向の位置より記録紙
端部検出センサの位置を算出することができる。これに
より制御部は、スライダ6の駆動手段の制御信号により
記録紙端部検出センサ73の位置を検出し、この検出し
たセンサ73の位置およびセンサ73の出力より記録紙
1のプラテンローラ2上の位置を検出することができ、
記録紙1の位置に応じた記録制御を行うことができる。
【0013】本実施例の記録紙検出機構においては、記
録紙端部検出センサ73が基台71のセンサ取付基準点
cに回転支持されるセンサ取付部材72に取り付けられ
るとともに、このセンサ取付部材72が回転アーム74
で支持されることにより、記録紙端部検出センサ73が
基台71のセンサ取付基準点cに対して相対的に移動し
ないよう構成されているが、基台71のセンサ取付基準
点cに直接記録紙端部検出センサ73を設けて構成して
もよい。
【0014】図4は、上述の記録紙検出機構を有する記
録装置の動作を示すフローチャートであり、本実施例の
熱転写記録装置においては、コンピュータ等の上位装置
より複数色の記録データを各色毎の記録データとして受
け取り、各々の色の記録毎に記録紙を巻き戻すととも
に、インクシートを交換し、各色の記録を重ね合わせて
記録することにより多色記録を行うよう構成されてい
る。
【0015】この熱転写記録装置の記録動作において、
記録装置の制御部は、コンピュータ等の上位装置より記
録データを受信すると、各色毎に記録データを格納,保
持するとともに、記録回数をカウントするカウンタをリ
セット(n=1とする。)する(ステップ1)。次にス
テップ2に移行して、第1回目の記録に関わるインクシ
ートを記録データより検出し、選択したインクシート4
が保持されているストッカ5を所定の交換位置に位置づ
けて、これを保持させるためにスライダ6の移動を開始
し、このスライダ6の移動(インクシート取り出し)動
作に伴って、スライダ6の副走査方向の位置および記録
紙端部検出センサ73の主走査方向の位置を検出すると
同時に、記録紙端部検出センサ73の出力より記録紙1
の位置を検出し、この記録紙1の位置データを格納,保
持する。次にステップ3に移行して、スライダ6により
インクシート4を保持した後、スライダ6を逆方向に移
動させてプラテンローラ2上にインクシート4を展張
し、その後、サーマルヘッド3をプラテンローラ2に圧
接し、第1回目の記録動作を行う。
【0016】この記録動作における記録が終了すると、
ステップ4に移行して、続く記録データがあるか否かを
検出する。ここで、続く他色の記録データがない場合は
記録動作を終了するが、続く記録データがある場合は、
ステップ5に移行して、制御装置はサーマルヘッド3を
プラテンローラ2より離反させるとともに、プラテンロ
ーラ2を駆動して記録紙1を記録開始位置まで巻き戻
す。次にステップ6に移行して、カウンタのカウント数
を一つ増加し、スライダ6が保持しているインクシート
4をストッカ5に格納するとともに、続く記録に関わる
インクシート4を保持するため、ストッカ5の方向に移
動させる。この時のスライダ6の移動動作と同時に、制
御装置はスライダ6の駆動制御信号および記録紙端部検
出センサ73からの出力より、記録紙1の位置検出を行
う。次にステップ8に移行して、ステップ7において検
出した記録紙1の位置データとステップ2において検出
した第1回目の記録動作における記録紙1の位置データ
とを比較する。即ち、第1回目の記録動作における記録
紙1の位置データと、続く記録動作における記録紙1の
位置データとの差分を算出し、この算出した差分を記録
紙の主走査方向のずれ量とする。さらにこのずれ量に基
づいて、記録データの補正値を算出する。具体的には、
上記算出した記録紙1の主走査方向のずれ量に相当する
記録データのシフト量、即ち本実施例においては、算出
した記録紙1のずれ量がサーマルヘッド3の単位記録素
子何ドット分に相当するかを算出し、この算出した補正
値(即ち記録データのシフト量)を格納保持してステッ
プ3に復帰する。続く記録動作においては、制御部は、
算出した補正値に基づいて記録データを適宜シフトして
記録データを補正し、続く記録を行う。以上のステップ
3乃至8を繰り返し行い、ステップ4において続く記録
がないことを検出した時点で、記録動作を終了する。
【0017】以上の実施例においては、記録紙検出機構
としてスライダ6に設けられた揺動部材71が、スライ
ダの移動により記録装置本体の固定されている当接部材
70に当接することにより、記録紙端部検出センサ73
をプラテンローラ2の主走査方向に移動させて記録紙1
の端部(位置)を検出するよう構成されているが、図5
に示す第2実施例のように、記録紙端部検出センサおよ
びその揺動部材を記録装置本体側に設け、揺動部材に当
接する部材をスライダ側に設けて構成してもよい。図5
に示される第2実施例の記録紙検出機構7は、スライダ
6に設けられる当接部材75と、一端に記録紙端部検出
センサ73が設けられる揺動部材としての第1の回転ア
ーム76、この第1の回転アーム76を支持する第2の
回転アーム77、第2の回転アーム77を回転支持する
とともに記録紙端部検出センサ73を主走査方向に摺動
可能に保持する溝781が設けられ、記録装置本体に固
定されるセンサ取付部材78により構成されており、各
々の回転アーム76,77は、スプリング75により常
時互いに引きつけられる方向に付勢されている。
【0018】上述の第1実施例と同様に、インクシート
ローラ4の保持のために、スライダ6が図のA方向(副
走査方向)に移動する際、スライダ6がプラテンローラ
2の上部を通過する時に、スライダ6に設けられた当接
部材75が第1の回転アーム76の端部に当接する。更
にスライダ6が移動することにより、各々の回転アーム
76,77はスプリング75の付勢力に抗して回転し、
これにより記録紙端部検出センサ73は、センサ摺動溝
781に沿って主走査方向に移動する。この時、記録装
置の制御装置は、スライダ6の副走査方向の位置と記録
紙端部検出センサ73の出力より、記録紙1の主走査方
向の位置を算出する。また、検出した記録紙1の位置に
基づいて、記録動作時に記録データを補正する構成は、
上述の第1実施例における記録装置と同様である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の記録装置
においては、移動部材がプラテンローラ上を副走査方向
に移動する動作に伴って、記録紙端部検出センサを記録
紙が巻き付けられているプラテンローラの表面上を主走
査方向に移動させることができるので、記録紙の位置検
出を精度良く確実に行うことができるとともに、記録紙
端部検出センサとして反射型のフォトセンサ等を用いる
ことができるので、安価に且つ分解能の高い記録紙位置
検出機構を実現することができる。また、多色の熱転写
記録においては、インクシートローラの保持動作毎に記
録紙の位置を検出し、各々の記録動作において記録デー
タを的確に補正することができるので、色ズレの無い品
質の高い多色記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録装置の主要構成を示す斜視図で
ある。
【図2】 本発明の記録紙検出機構の動作原理を示す説
明図である。
【図3】 本発明の記録紙検出機構の動作を示す説明図
である。
【図4】 本発明の記録装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】 本発明の記録紙検出機構の第2実施例を示す
斜視図である。
【図6】 従来の熱転写記録装置の主要構成を示す斜視
図である。
【図7】 従来の熱転写記録装置における記録紙検出機
構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録紙 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド 4 インクシート 5 インクシートストッカ 6 スライダ 7 記録紙検出機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41J 11/42 B41J 13/00 B41J 15/00 B41J 29/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形のプラテンローラと、このプラテ
    ンローラの一部周面に巻き付けられる記録紙と、上記プ
    ラテンローラの副走査方向に移動する移動部材を有する
    記録装置において、 記録紙端部検出センサが取り付けられる揺動部材とこの
    揺動部材に当接する当接部材とからなり、上記移動部材
    の副走査方向への移動により上記揺動部材が当接部材に
    当接し、更に移動部材の移動に伴って上記揺動部材が揺
    動し、これにより上記記録紙端部検出センサが上記プラ
    テンローラ上を主走査方向に移動するよう設けられる記
    録紙検出機構を有し、 制御部は、上記移動部材の位置および上記記録紙端部検
    出センサに出力に基づいて記録紙の位置を検出するよう
    構成されることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 上記記録紙検出機構は、 記録装置本体に固定される接触部材と、上記移動部材に
    揺動可能に取り付けられるとともに上記記録紙の端部を
    検出するセンサが上記記録紙が巻き付けられるプラテン
    ローラに対向して取り付けられる記録紙検出部材とから
    なり、上記移動部材が副走査方向に移動する際に上記記
    録紙検出部材が接触部材に当接し、更に移動部材の移動
    に伴って記録紙端部検出センサがプラテンローラ上を主
    走査方向に移動するよう設けられたことを特徴とする請
    求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、移動部材の移動動作毎に
    記録紙の位置を検出して記録紙のずれ量を算出し、算出
    したずれ量に基づいて記録データを記録ヘッドの主走査
    方向にシフトして補正し、この補正した記録データによ
    り記録を行うことを特徴とする請求項1および請求項2
    記載の記録装置。
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