JP3395923B2 - 線材巻取装置 - Google Patents

線材巻取装置

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JP3395923B2
JP3395923B2 JP23879594A JP23879594A JP3395923B2 JP 3395923 B2 JP3395923 B2 JP 3395923B2 JP 23879594 A JP23879594 A JP 23879594A JP 23879594 A JP23879594 A JP 23879594A JP 3395923 B2 JP3395923 B2 JP 3395923B2
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winding
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征郎 吉村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長手方向に連続的に送
り出されてくる線材を停止させることなく、その先端を
挟圧保持してドラム上に連続的に巻取る線材巻取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】長手方向に送り運動する線材を取扱う圧
延・熱処理等の作業には種々の巻取装置が用いられてい
る。ドラム上への巻取、ルーズ巻取等、巻取方法にもい
ろいろあるが、次工程等で、トラブルなく高速で巻出し
処理可能とするには、線材がドラム上にかつ整列して巻
取されていることが望ましい。一般の冷間加工ライン等
では巻取開始時は一旦ラインを停止し、ドラムに先端を
人手により巻付ける等により固定した後、所定の張力と
速度で巻取りを開始させる方法が取られている。
【0003】また、ライン停止ができず、熱処理等の比
較的速度が遅いラインでは、先端を適当な方法でドラム
に固着し、この固着作業の間の送り込み分は一時的にル
ーピングさせた後、ドラムを手動等で回転してルーピン
グをなくした後、クラッチを入れる等により巻取り開始
を行なっている。しかしながら、熱間圧延などでは、ラ
インを停止させることができず、また速度が速いため、
ルーピングさせることもできないため、通常ドラム上へ
の巻取は困難で、ポーリングリール方式やレイイング方
式などドラムなしのルーズな形でコイル化されている。
このため、次工程等での高速巻出しで、もつれ等のトラ
ブルを生ずることがあった。
【0004】一方、これらの従来の巻取技術を改善すべ
く、特開平2-37913号には「線材の整列巻取装置」が提
案されている。この提案は、駆動側ドラムと従動側ドラ
ムの2つのドラムから構成されていて、従動側ドラムの
外周には、回転軸方向と平行な線材挿入用のスリットが
ドラム端まで形成されており、駆動側ドラムは回転して
いるが、従動側ドラムは静止した状態で待機し、線材が
スリット内に挿入された後、従動側ドラムを駆動側ドラ
ムに押し付けることにより線材を把持し、かつ従動側ド
ラムに駆動側ドラムから回転力が伝達されて巻取りを開
始するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の装置は熱処
理ラインのような速度の遅いラインの場合には、有効と
思われるが、圧延ラインのごとき高速で巻取る必要があ
る場合には、静止状態にある従動側ドラムを目標の回転
数まで上げるにはかなりの大きな動力を必要とし、その
時の衝撃も大きい。また、衝撃を少なくするためにすべ
り伝達等の機構を用いれば、目標の回転数に達するまで
には相当の時間がかかり、材料のたわみ等の不具合が発
生する。かといって該提案の構造で従動側も回転駆動さ
せた場合、たとえ従動側ドラムにスリットを数多く設け
ても、スリットがその幅方向、つまりドラムの周方向に
線材の速度と同程度の高速運動しているので、線材の先
端を確実にスリット内に挿入することは無理があり、線
材のチャッキングミスが生じて大きなトラブルの原因と
なる。以上のように前記提案の装置は、高速で送り出さ
れる線材を無理なく把持し巻取ることは困難である。本
発明の目的は圧延ラインのごとき、高速で送り出される
線材でも確実に把持してドラムに巻取りができる巻取装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手方向に連
続的に送り出されてくる圧延線材を巻取ドラム上に巻取
る巻取装置において、前記巻取ドラムは、共通軸心上に
同方向に回転駆動可能に装架された二つのドラム部材か
らなり、二つのドラム部材は対向部に複数個の凹凸形状
を有し、該凹凸形状が互いに噛み合うように配置され、
ドラム部材の少なくとも一方は、押圧機構により、他方
に近接可能とされ、該近接により両ドラム部材は一体の
ドラムを構成し、かつこの両者間で前記線材の先端部を
挟圧把持可能としたことを特徴とする線材の巻取装置で
ある。本発明の巻取装置において、両ドラム部材は共通
軸または一方に固定された軸を介して一体化可能とさ
れ、かつ該一体化されたまま巻取装置本体に着脱可能と
すると線材を巻いたまま運搬、貯蔵可能となり望まし
い。
【0007】
【作用】本発明の装置では、両ドラム部材とも回転状態
で待機しているので、把持の瞬間の衝撃はない。また、
待機状態では相対する両ドラム部材は、高速度で回転し
ているが、スリット自体は静止しているので、線材の先
端は確実に隙間へ進入する。線材が隙間内へ送り込まれ
ると押圧機構を作動させ、少なくとも一方のドラム部材
を他方のドラムの方向へ摺動させて押し付け、隙間を縮
小させて線材を把持する。両ドラム部材の対向部に凹凸
形状を設け、この凹凸が互いに噛み合うように配置すれ
ばより確実に線材を把持することができ望ましい。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例と図面に基づき詳細に
説明する。図1および図2は、それぞれ本発明による線
材巻取装置の一実施例の正面図および平面図である。該
実施例では巻取ドラム1をリールタイプにしたものであ
る。図3は、図1、図2に示したドラム1の詳細図であ
る。ここで巻取ドラム1は中空軸1dと、この中空軸上
に固定して設けられた一方のドラム部材である駆動側ド
ラム部材1aと、該中空軸1dの外径上に軸方向に摺動
可能、かつ図示しないキーにより回転力伝達可能にして
嵌め合いで設けられた他方のドラム部材である従動側ド
ラム部材1bから構成されている。
【0009】互いに向き合った2個のドラム部材1a,
1bの端面には、図に示すごとく、ドラム部の円周を複
数個に歯形状に分割して切り欠いた凹凸形状の把持手段
1cを形成し、この切欠きは従動側ドラム部材1bを駆
動側ドラム部材1aに押し付けた時、互いに噛み合い、
線材を確実に把持するためのものである。図1、2にお
いて巻取ドラム1は、その中空軸1dの両端の内径部を
駆動軸2と、押圧機構7のスピンドルから圧縮ばね7c
により突出させられた支持軸3とで支持される。駆動側
ドラム部材1aは駆動軸2に設けられた連結ピン4によ
り回転力が伝達され、この回転力は中空軸1dを介して
従動側ドラム部材1bにも伝達される。また、両駆動ド
ラム部材は送り出されてくる線材の速度とほぼ同期した
速度で駆動モータ5により回転駆動される。
【0010】スタート時には従動側ドラム部材1bは、
中空軸上を支持軸3の方向に引いた状態で回転しつつ待
機しているので、駆動側ドラム部材1aと従動側ドラム
部材1b間に設けられた把持手段1cの間は、線材寸法
よりかなり余裕をもった隙間(スリット)を有してい
る。そしてこの隙間に線材を導くための線材ガイド6が
設けられている。送り出される線材とほぼ同期した速度
で回転している駆動側ドラム部材1aおよび従動側ドラ
ム部材1bに対して、線材ガイド6で導かれた線材の先
端が突入すると線材ガイド6の途中に設けられた図示し
ない先端検出センサーの信号により、一定の遅れ時間を
以って押圧機構が作動する。
【0011】最初に支持軸側の押付シリンダー7aのロ
ッドが作動し、支持軸台7bを駆動軸側(左側)に移動
させる。支持軸3は圧縮ばね7cを圧縮して巻取りドラ
ム1の中空軸1dを支持したまま引込み、その外側に配
置された押付リング8が従動側ドラム部材1bの側板を
左方に押す。これにより、従動側ドラム1bは中空軸1
d上を滑り、駆動側ドラム部材1aに押し付けられる。
この時、両ドラムの隙間に突入した線材は、駆動側ドラ
ム部材1aと従動側ドラム部材1bの端面の把持手段1
cで捕捉されて、そのまま巻取られる。両ドラム部材間
には、必要によりトグル機構が設けられる。このトグル
機構は手動で解除するまでは、両ドラム部材を近接した
まま拘束する。
【0012】線材が巻き込まれたドラム1は、巻材を巻
き込んだまま、または単体で巻取装置本体より取外し可
能である。上述の動作は線材の送り速度と同期した速度
で回転中に行なわれるため、巻取ドラム1および線材の
いずれにも何ら衝撃力を与えることなく、円滑に巻取り
を開始することができる。巻取開始後は巻取機全体が前
もって設定されたピッチで左右方向に揺動運動すること
により、線材は巻取ドラム内に整列状態で巻取られる。
なお、本実施例では巻取機が揺動する機構で説明した
が、線材ガイド6を揺動する機構としても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、従来不可能であった高
速で送り出されてくる線材を停止させることなく、自動
的にドラム上に望ましくは整列して巻取りを行なうこと
ができ、リールタイプにすれば、そのままで整列状態を
くずすこともなく、次工程へ運搬しトラブルもなく高速
で巻出すことが可能となり、次工程で確実かつ効率向上
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による整列巻取装置の一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図3はリールタイプにした巻取ドラムの拡大図
である
【符号の説明】
1:巻取ドラム、1a:駆動側ドラム部材、1b:従動
側ドラム部材、1c:把持手段、1d:中空軸、2:駆
動軸、3:支持軸、4:連結ピン、5:駆動用モータ、
6:線材ガイド、7:押圧機構、7a:シリンダ、7
b:支持軸台、7c:圧縮ばね、8:押付リング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に連続的に送り出されてくる
    線材を巻取ドラム上に巻取る巻取装置において、前記
    巻取ドラムは、共通軸心上に同方向に回転駆動可能に
    架された二つのドラム部材からなり、二つのドラム部材
    は対向部に複数個の凹凸形状を有し、該凹凸形状が互い
    に噛み合うように配置され、ドラム部材の少なくとも一
    方は、押圧機構により、他方に近接可能とされ、該近接
    により両ドラム部材は一体のドラムを構成し、かつこの
    両者間で前記線材の先端部を挟圧把持可能としたことを
    特徴とする線材巻取装置。
  2. 【請求項2】 両ドラム部材は共通軸または一方に固定
    された軸を介して一体化可能とされ、かつ該一体化され
    たまま巻取装置本体に着脱可能とされる請求項1に記載
    の線材巻取装置。
JP23879594A 1994-10-03 1994-10-03 線材巻取装置 Expired - Lifetime JP3395923B2 (ja)

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