JP3392489B2 - 製造管理システム - Google Patents

製造管理システム

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JP3392489B2
JP3392489B2 JP32055193A JP32055193A JP3392489B2 JP 3392489 B2 JP3392489 B2 JP 3392489B2 JP 32055193 A JP32055193 A JP 32055193A JP 32055193 A JP32055193 A JP 32055193A JP 3392489 B2 JP3392489 B2 JP 3392489B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両等の生産ラインに
使用される製造管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、車両等の生産ラインにおいては、
製品の品質の向上、製造コストの低減および生産性の向
上を目的として、車両の搬送、組立の制御等、製品の製
造に係る作業が、全てコンピュータの管理下において行
われるFA(ファクトリーオートメーション)技術を導
入した生産システムが採用されている。このような生産
システムにおいては、コンピュータによる制御の下、車
両が各種組立機に順次搬送され、各組立機には製品の仕
様等に対応して決定された制御データが与えられる。こ
のようにして、目的とする製品が人手を煩わすことなく
自動生産される。 【0003】また、厳密な制御が要求される工程につい
ては、例えば、ボルトの締付具合等、組立機が行った作
業の結果がセンサ等によって測定され、この測定結果が
製品ごとにあるいは部品ごとに用意された共通の設定値
と合致するか否かが検査される。そして、検査の結果合
格となった被組立物のみが次工程へと流される。このよ
うに作業とその監視とが一体となって進められ、品質の
よい製品が安定して生産されることになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
生産システムにおいては、まず、車両が生産ラインに投
入される際に、オン時間やオン連番等のオン情報がホス
トコンピュータから付与され、次に、各工程における作
業結果データが測定され、さらに、その車両が生産ライ
ンにおける全工程を終了する際に、オフ時間、オフ連番
等のオフ情報がホストコンピュータから付与され、各デ
ータが各車両ごとに作業ファイル内に保存される。 【0005】この場合に、新機種の車両が生産ラインに
初めて投入される際には、その車両の量産体勢が整うま
での間、複数の車両が、試作品として生産ラインに投入
されることになる。これらの試作品には、量産時にのみ
設定される種類のデータは、ホストコンピュータから供
給されることがないので、作業員がマニュアル操作によ
って、この種のデータの登録を行っていた。そして、試
作車両が生産ラインに投入されると、その投入時に初め
て形成されるオン時間、オン連番等のオン情報が、ホス
トコンピュータから供給されることになるが、この場合
に、データがすでに存在していること、および、その車
両が試作品であること等を理由として、オン情報が廃棄
されていた。 【0006】しかしながら、車両がたとえ試作品であっ
ても、これらが生産ラインに投入されたオン時間、オン
連番等のオン情報がその車両の経歴として残されている
ことが望ましい場合がある。この場合に、すでに作業フ
ァイル内に形成されている作業結果データ等を破壊しな
いように保護しつつ、オン情報等を作業ファイル内に反
映させる有効なシステムの構築が望まれている。 【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、作業結果データを保護しつつ、作業ファ
イル内にオン情報を反映させることができる製造管理シ
ステムを提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、生産ラインに投入される被組立物ごと
に、該被組立物が生産ラインに投入される際に付与され
ると共に該被組立物の前記生産ライン上での管理状態を
示す生産管理情報(例えば実施例のAF−ONデータ=
オン情報)を、各生産工程における作業結果データとと
もに、生産作業管理データとして作業ファイル(例えば
実施例の検査号機データファイルF6)に格納するシス
テムであって、被組立物が生産ラインに投入される際
に、少なくとも該被組立物に対する前記生産管理情報ま
たは前記作業結果データのいずれかを含む前記生産作業
管理データ(例えば実施例の作業データ)が前記作業フ
ァイル内に書き込まれているか否かを判定するデータ有
無判定手段(例えば実施例のデータ有無判定手段1)
と、前記データ有無判定手段によって、前記作業ファイ
ルに前記生産作業管理データが書き込まれていると判定
されたときに、該生産作業管理データ内に前記作業結果
データが含まれているか否かを判定する作業結果データ
判定手段(例えば実施例の作業結果データ判定手段2)
と、前記生産作業管理データ内に前記作業結果データが
含まれていない場合には、該生産作業管理データの内容
に前記生産管理情報を付加して新たな生産作業管理デー
タを作成し、前記作業ファイルに書き込み済みの前記生
産作業管理データと入れ替える第1の情報入替手段(例
えば実施例の第1の情報入替手段4)と、前記生産作業
管理データ内に前記作業結果データが含まれている場合
には、前記被組立物の生産ラインにおける全生産工程の
作業終了後に、該生産作業管理データの内容に前記生産
管理情報と前記生産工程における新たな作業結果データ
とを付加して新たな生産作業管理データを作成し、前記
作業ファイルに書き込み済みの前記生産作業管理データ
と入れ替える第2の情報入替手段(例えば実施例の第2
の情報入替手段5)とを具備している製造管理システム
を提案している。 【0009】 【作用】本発明の製造管理システムによれば、被組立物
が生産ラインに投入される際に、データ有無判定手段が
作動され、作業ファイル内に、該被組立物に対する何ら
かの生産作業管理データが書き込まれているか否かが判
定される。作業ファイル内に、生産作業管理データが書
き込まれていない場合には、通常の作動状態であり、被
組立物の生産ラインへの投入と同時に、該被組立物の生
産管理情報が作業ファイル内に形成されて、以下、各工
程における作業結果データの収集が行われる。一方、作
業ファイル内に、何らかの生産作業管理データが書き込
まれている場合には、作業結果データ判定手段が作動さ
れ、該生産作業管理データに作業結果データが含まれて
いるか否かが判定される。その結果、作業ファイル内の
生産作業管理データに作業結果データが含まれていない
場合には、第1の情報入替手段の作動によって、該生産
作業管理データの内容に生産管理情報を加えて形成され
る新たな生産作業管理データが、作業ファイル内に書き
込み済みの生産作業管理データと入れ替えられる。ま
た、作業結果データ判定手段によって、作業ファイル内
生産作業管理データに作業結果データが含まれている
場合には、第2の情報入替手段が作動され、当該被組立
物の生産ラインにおける全生産工程終了後に、該生産作
業管理データの内容に生産管理情報と生産工程における
新たな作業結果データとを加えて形成される新たな生産
作業管理データが、作業ファイル内に書き込み済みの生
産作業管理データと入れ替えられることになる。 【0010】 【実施例】以下、本発明に係る製造管理システムの一実
施例について、図1ないし図7を参照して説明する。図
1は、この発明の一実施例による製造管理システムの構
成を示すブロック図である。この製造管理システムは、
自動車の車体に対し、安全装置(Supplemental Restrai
nt System:以下、SRSと略す。)を組み付けるSR
S組付ラインに適用されるものであり、同ラインの各作
業の実施のための設備とともに、工場内に設置される。 【0011】まず、製造管理システムの説明を行うに先
立ち、SRS組付ラインについて説明する。SRSは下
記5種類の部品によって構成される。 ダッシュボードセンサR ダッシュボードセンサL SRSユニット ケーブルリール モジュールアセンブリ 【0012】SRS組付ラインは、上記各部品の組み付
け作業等を行うための複数の工程を有しており、各工程
では、基本的に1種類の作業を行う。また、上記各部品
は、各々に対応した各工程に予め準備されている。 【0013】SRSを組み付けるべき車両(以下、この
種の車両をSRS仕様車という。)としては、様々な仕
様のものがあり、各仕様により、組み付けるべきSRS
の構成が異なる。例えば、ある仕様の車両は、上記5品
目を全て含んだSRSを組み付ける必要があり、別の仕
様の車両については一部の部品が不要である。このSR
S組付ラインでは、各工程に車両が到来するごとに、そ
の車両の識別が行われ、識別結果に基づいて、その車両
に対し、当該工程に準備された部品を組み付けるべきか
否かの判断が行われる。また、仕様の違いによる組付部
品の違いも指示する。このような制御により、各車両に
対し各々が必要とする部品のみが組み付けられる。 【0014】また、上記各部品は、各々シリアル番号が
バーコードにより付されている。各部品は、車両に組み
付けられる際にそのシリアル番号が採取されるようにな
っている。また、各工程において、ボルト締付作業、嵌
合作業等、各部品の組み付け作業を行った場合、締付ト
ルク値、嵌合状態等、作業の結果を表す情報が採取され
るようになっている。本実施例による製造管理システム
は、このようにして各部品のシリアル番号およびそれら
の組み付け時の作業状態を作業結果データとして採取す
るとともに採取した作業結果データを各車両単位で管理
するものである。 【0015】以上、説明したSRS組付ラインとして、
この工場には、第1〜第3のラインが設置されている。
工場内に搬入される各車両は、これらのラインのうちい
ずれかのラインに投入され、必要に応じてSRSの組み
付けが行われる。 【0016】次に、製造管理システムの構成を説明す
る。図1において、FS1〜FS3は、第1〜第3のラ
インの各々に対応して設けられたファイルサーバであ
る。これらのファイルサーバFS1〜FS3は、各ライ
ンが行う作業の制御のための情報あるいは上記作業結果
データ等を記憶する各種ファイルを保有している。 【0017】CT1およびCT2は各々通信端末であ
り、自動車の生産ライン全体を統制するALC(Assemb
le Line Control;組立ラインコントロール)ホストコ
ンピュータHSTと通信回線を介して接続される。通信
端末CT1,CT2は通信機能をデュプレックス化する
ために2台設けられているものであり、以下では通信端
末CTnと総称する。SRS組付ラインに車両が投入さ
れる際、投入車両に関する受信データであるAF−ON
データ(オン情報)がホストコンピュータHSTから送
信される。 【0018】このAF−ONデータは、図4に示す各情
報を含んでいる。これらの情報のうち、ヘッダー部は、
通信制御のためのデータであり、このAF−ONデータ
の宛先(この場合はSRS組付ライン)と発信元(この
場合はALCホストコンピュータ)とからなる。識別コ
ードは、当該AF−ONデータに対応した車両が、SR
S組付ラインに新規に投入されるものであるのか、ある
いは、工場戻しとなって投入されるものであるのか、と
いった事項を表す情報である。この識別コードにより、
SRS組付ラインによる当該車両の取り扱い(新規組付
/調整等)が決定される。識別コードに続き、当該車両
が投入されるべきラインのライン番号があり、さらに、
ロット番号、フレーム番号というように当該車両の情報
が続く。フレーム番号は、系列、号機番号からなり、車
体に固有の情報である。また、機種コードは、車両の機
種や色、グレード、各種オプションの別を示すデータで
ある。 【0019】また、AF−ONデータには、AF−ON
連番、AF−ON年月日、AF−ON時刻、伝搬連番等
のAF−ONデータの出生と関連した情報、すなわち、
車両が組付ラインに投入されて初めて付与される情報が
含まれている。さらに、AF−ONデータには、SRS
記号が含まれている。該SRS記号は、前述したSRS
の仕様を示す記号である。そして、このSRS記号は、
量産対象機種についてのみ付与されるようになってお
り、量産前の試作車両に対しては、作業員がマニュアル
操作により書き込むようになっている。 【0020】通信端末CTnはこのようにして送信され
るAF−ONデータを受信する。また、SRS組付ライ
ンから車両をラインオフする際、SRS組み付けライン
での当該車両についての経歴情報がAF−OFFデータ
として通信端末CTnからホストコンピュータHSTへ
送信される。 【0021】作業端末WT,WT,…は、各ラインを構
成する各工程ごとに各々1台ずつ配置される。各作業端
末WT,WT,…は、各々が管轄する工程において下記
の機能を果す。 各々が管轄する工程において行うべき作業の制御。こ
の制御には、到来する車両の識別、作業の可否の判定、
作業内容の判定、組付可能部品の判定および締め付け作
業を行うETC(電気式トルク制御)レンチまたは定ト
ルクレンチの制御等が含まれる。 各々が管轄する工程において実際に行われる作業内容
の確認、具体的には締め付け作業におけるトルクの値、
嵌合作業を終えた嵌合部の状態、組付部品シリアル番号
等の収集。 上記収集結果に基づく作業結果データの形成。 作業が所定の基準を満足する態様で行われたか否かの
判断および判断結果の表示。 【0022】管理端末MTn(n=1〜3)は、各ライ
ンnごとに1台設置されており、各ラインに対応した各
種ファイルの管理を行う。その他、各ラインnごとに設
置された端末として、中検端末MIT、完検端末FI
T、メンテナンス端末MET、帳票端末BT、調整端末
ADT、再検端末RT等がある。また、N1およびN2
はそれぞれネットワークを形成しており、この製造管理
システム内の各端末装置間のデータ伝送経路として使用
される。 【0023】ここで、本実施例の製造管理システムにお
いては、前記管理端末MTn内に、図6に示すように、
後述する検査号機データファイルF6(作業ファイル)
内のデータの有無を判定するデータ有無判定手段1と、
そのデータが締付トルク等の作業結果データであるか否
かを判定する作業結果データ判定手段2と、作業ファイ
ル内の後述するAF−ONデータを入れ替える情報入替
手段3とを具備している。 【0024】この情報入替手段3は、さらに、作業結果
データ判定手段2の判定結果によって、別々に作動させ
られる第1、第2の情報入替手段4・5に分けられてい
る。すなわち、作業ファイル内の作業データが作業結果
データではない場合には、第1の情報入替手段4が作動
させられて、即座に該作業データにAF−ONデータを
付加した新たな作業データと、該作業データとを入れ替
えるようになっている。また、作業ファイル内のデータ
が作業結果データである場合には、第2の情報入替手段
5が作動させられて、車両が組付ラインをラインオフす
る際に、該作業データにAF−ONデータを付加した新
たな作業データと、該作業データと入れ替えるようにな
っている。これらの情報入替手段4・5は、作業データ
入替える際に、該作業データを一時的に格納する記憶
手段(図示略)をそれぞれ具備している。 【0025】次に、この製造管理システムにおいて使用
される各種ファイルについて説明する。各ファイルサー
バFSn(n=1〜3)は、各ラインnについての管理
ファイルとして、図2に示すALC受信ファイルF1、
ALC送信ファイルF2、SRS作業テーブルF4およ
び検査号機データファイルF6等を保有している。以
下、本実施例に主として関与するファイルについて、そ
の具体的な内容を詳細に説明する。 【0026】(1)SRS作業テーブルF4 SRS作業テーブルF4は、このSRS組付ラインにお
いて車両にSRS部品を組み付ける際の作業内容を定義
するものであり、図3に示すように、SRS記号、SR
S記号内容、部品テーブルデータ、締付テーブルデータ
および嵌合テーブルデータからなる。 【0027】各作業端末WTは、毎回、各々が管轄する
工程の工程番号をキーとして作業テーブルF4内の部品
データ、締付データおよび嵌合データを検索し、該当す
るものを取り込む。これらのうち締付データおよび嵌合
データは、それらを取り込んだ各作業端末WTにおい
て、管轄工程内での締め付け作業および嵌合作業の制御
に使用される。また、各作業端末WTは、部品データ、
締付データおよび嵌合データを取り込む際、作業テーブ
ルF4においてそれらが記載されていたエリアを記憶す
る。これらのエリアに関する記憶内容は作業端末WTが
後述する作業データを形成する際に参照される。 【0028】(2)検査号機データファイルF6 この検査号機データファイルF6には、SRS組付ライ
ンに投入される各車両に対応した作業データが格納され
る。これらの作業データはALC受信ファイルF1内に
新たなAF−ONデータが書き込まれるごとに管理端末
MTnによって作成される。図5に作業データのフォー
マットを示す。同図に示すように作業データは投入車両
に関する受信データであるAF−ONデータに関する内
容や、N1個の部品データ、N2個の締付データ、N3
個の嵌合データを含んでいる。 【0029】これらの各項目は、車両に対して施された
作業結果を記録するために確保されたものであり、管理
端末MTnによって作成された時点では内容を持たない
空欄となっている。これらの空欄には、この作業データ
に対応した車両が各工程を通過する際に作業端末WTに
よって採取される作業結果データ(部品番号、締付デー
タ、嵌合データ)が順次書き込まれる。さらに作業デー
タは中検判定年月日、…、完検判定年月日、…、調整判
定年月日、…といった各種検査工程および調整工程に対
応した項目を含んでいる。これらの各項目についても車
両が該当する工程を通過する際に各工程で採取されたデ
ータが書き込まれる。 【0030】この検査号機データファイルF6における
作業データは、量産体勢が整った後には、上記のよう
に、車両の組付ラインへの投入とともに、ホストコンピ
ュータHSTから管理端末に送信された情報に基づい
て、初めて作成されることになる。量産前の試作車両に
対しては、上述したようにSRS記号が登録されていな
いために、作業員のマニュアル操作によって検査号機デ
ータファイルF6内に書き込まれる。また、上記SRS
記号の他に、その車両に固有のフレーム番号も作業員の
マニュアル操作によって書き込まれる。 【0031】このように構成された製造管理システムの
動作について、以下に説明する。 §1.システム初期化 SRS組付ライン内の各端末の電源が投入および初期化
が行われることにより、この製造管理システムは動作可
能な状態となる。ここで、作業端末WTに対し初期化の
ための操作がなされた場合には、その作業端末WTによ
りファイルサーバFSnを介して作業テーブルF4がア
クセスされ、テーブル内の部品データ、締め付けデータ
または嵌合データのうちその作業端末WTが属する工程
に対応したデータが読み出される。以後、各工程の作業
端末WTは、読み出した締付データまたは嵌合データに
従い、工程内の締め付け作業または嵌合作業を制御す
る。また、作業端末WTは、作業テーブルからデータを
読み出す際、各データの部品データ、締付データまたは
嵌合データにおける順位を記憶する。以後、作業端末W
Tにより部品のシリアル番号、締付トルクの測定結果ま
たは嵌合状態が採取された場合、それらの採取結果の作
業データ上での書込位置は上記読み出しの際に記憶され
た順位に従い決定される。すなわち、ある工程の作業端
末WTが作業テーブルF4における第3番目の部品デー
タを読み出した場合、以後、その作業端末WTは部品か
ら採取したシリアル番号を第3番目の部品データとして
作業データに組み込む。締付データおよび嵌合データに
ついても同様である。 【0032】§2.AF−ONデータ受信 SRS組付ラインに車両が投入される際、その車両に関
する受信データであるAF−ONデータがホストコンピ
ュータHSTから通信端末CTnへ送信される。通信端
末CTnは、このAF−ONデータを受信すると、デー
タ内のライン番号を判読し、ファイルサーバFSn(n
=1〜3)のうちライン番号に対応したファイルサーバ
へAF−ONデータを送る。この結果、受信されたAF
−ONデータが当該ファイルサーバが保有するALC受
信ファイルF1に書き込まれる。 【0033】§3.作業データ作成 一方、管理端末MTnは、ALC受信ファイルF1内の
新規データの有無の判断を常時繰り返し実行している。
そして、管理端末MTnは、新規なAF−ONデータを
発見した場合(STEP1)に、作業データ(図5)を
検査号機データファイルF6内に作成する。 【0034】この場合にあって、検査号機データファイ
ルF6内の作業データ作成にあたっては、まず、データ
有無判定手段1が作動され(STEP2)、該検査号機
データファイルF6内に、何らかのデータが存在するか
否かが判定される(STEP3)。そして、データが存
在しないと判定された場合、すなわち、量産開始後に
は、上記作業データは、前記AF−ONデータと作業フ
ァイルの内容とを合成することにより作成される。(S
TEP4) 【0035】一方、上記データ有無判定手段1によって
データの存在が確認された場合、すなわち、量産開始前
には、上記データの有無の確認に引き続いて、作業結果
データ判定手段2が作動される(STEP5)。これに
より、検査号機データファイルF6内のデータが締付ト
ルク等の作業結果データであることが判定されると、そ
の車両は、すでに組付ライン内を流れ始めていることと
なるので、作業データの作成は、第2の情報入替手段5
の作動によって一時的に保留される。この場合、AF−
ONデータと作業ファイルの内容とは、当該車両が中検
端末において出荷判定され組付ラインからラインオフさ
れるまで記憶手段内に保持され、車両のラインオフ後
に、作業結果データと合成されて、検査号機データファ
イルF6内に書き込まれる。(STEP6) 【0036】逆に、作業結果データ判定手段2の作動の
結果、検査号機データファイルF6内の作業データ
業結果データでないと判定されると、当該車両は、組付
ラインに投入されてはいるが、まだ、流れ出していない
と判断することができる。したがって、当該検査号機デ
ータファイルF6内のSRS記号のみが、第1の情報入
替手段4によって読み出され、AF−ONデータ、作業
ファイルの内容とともに合成されることにより作成され
た作業データが、検査号機データファイルF6に書き込
まれることになる。(STEP7)第1の情報入替手段
4と第2の情報入替手段5における作業データの入れ替
えは、具体的には、例えば第1の情報入替手段4を例に
取り説明すると、検査号機データファイルF6内のSR
S記号が、第1の情報入替手段4によって読み出され
て、一時的に記憶手段に格納され、AF−ONデータ等
と合成される一方、検査号機データファイルF6内の当
該車両に対応するデータ格納エリアが削除される。そし
て、削除されたデータ格納エリア内に、前記合成された
作業データが書き込まれる。 【0037】これにより、すでに採取された作業結果デ
ータがある場合には、これを損失することなく、AF−
ONデータを検査号機データファイルF6内に反映させ
ることができる。したがって、従来廃棄されていた試作
車両における組付ラインへの投入経歴をも保存すること
ができる。 【0038】§4.製造経歴管理表発行 ホストコンピュータHSTは、この製造管理システムへ
AF−ONデータを送信した後、SRS組付ラインへ投
入する車両についての製造経歴管理表を発行する。この
製造経歴管理表にはSRS組付ラインに投入する車両の
フレーム番号を表したバーコードが印字される。このバ
ーコードは組付仕様書にも印字される。ホストコンピュ
ータHSTが発行した製造経歴管理表は該当する車両に
投入される。 【0039】§5.各作業工程内での処理 車両はコンベアによって搬送され、SRS組付ライン内
の各工程へ順次送られる。各工程では、車両が到来する
度に以下に説明する処理が行われる。まず、車両が作業
端末WTの手前に到着すると、組付仕様書のバーコード
がバーコードリーダによって走査され、バーコードによ
って表されたフレーム番号が読み取られ、作業端末の表
示画面に表示される。ただし、組付仕様書が破れている
場合には車両内の製造経歴管理表のバーコードが読み取
られる。 【0040】次に作業端末WTは、バーコードリーダに
よって読み取ったフレーム番号とをキーとして検査号機
データファイルF6内の作業データを検索する。次いで
検索結果に基づき、作業データのSRS記号に対応した
作業テーブルデータを読み出し、その車両にSRSを構
成する部品を組み付けるべきか否かを判断する。 【0041】ここで、到来した車両がSRS仕様車であ
り、しかも、当該工程において作業を施すべきものであ
る場合、バーコードリーダにより読み取ったフレーム番
号に対応する作業データが検査号機データファイルF6
から読み出され、この作業データが作業端末WT内蔵の
メモリ内の作業データ格納エリアに書き込まれる。ま
た、この作業データの内容が作業端末WTの画面に表示
される。 【0042】§6.検査工程 各工程を通過しSRS部品の組付けを終えた車両は、そ
の後、中間検査工程へと運ばれ、その工程内の中検端末
MITの手前に到着する。そして、車両から製造経歴管
理表が取り出され、検査号機データファイルF6内の作
業データの中から合致する作業データが検索され、検索
によって得られる作業データが表示される。そして、作
業員はSRS組付作業が正常に行われたか否かを判断す
る。この判断結果が「Yes」の場合は製造経歴管理表
に作業データを印字する。「No」の場合、中検端末M
ITは、検査号機データファイルF6内の当該作業デー
タの中検判定の項目として「合格止め」を意味する情報
を書き込む。そして、作業員は作業が正常に終了したか
否かの総合判定を行う。この判定結果を、検査号機デー
タファイルF6内の当該作業データの中検判定項目に書
き込む。 【0043】そして、管理端末MTnにより中間検査を
終えた車両の作業データが読み出され、その他必要な経
歴情報を付加したAF−OFFデータを作成し、ALC
送信ファイルF2に書き込む。そして、該AF−OFF
データは、通信端末CTnによりホストコンピュータH
STへ送信される。 【0044】中間検査の結果合格となった車両は完成車
検査工程に投入され、その工程内の完検端末FITの手
前に到着する。そして、作業員は製造経歴管理表を確認
し、作業が正常に終了したか否かの総合判断を行う。こ
の判定の結果不具合が発見された場合は、当該作業デー
タの完検判定の項目として「合格止め」を意味する情報
が書き込まれる。検査結果は中間検査と同時にAF−O
FFデータとしてホストコンピュータHSTに送信さ
れ、ホストコンピュータHSTにより、その車両を出荷
してよいか否かの判定が行われる。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る製造
管理システムは、被組立物が生産ラインに投入される際
に、作業ファイル内の生産作業管理データの有無を判定
するデータ有無判定手段と、生産作業管理データが書き
込まれているときに、それが作業結果データを含むか否
を判定する作業結果データ判定手段と、生産作業管理
データが作業結果データを含まない場合に、該生産作業
管理データの内容に生産管理情報を加えて新たな生産作
業管理データを作成し、作業ファイル内に書き込み済み
の生産作業管理データと入れ替える第1の情報入替手段
と、生産作業管理データが作業結果データを含む場合
に、全生産工程の終了後に、該生産作業管理データの内
容に生産管理情報と生産工程における新たな作業結果デ
ータとを付加して新たな生産作業管理データを作成し、
作業ファイルに書き込み済みの生産作業管理データと入
れ替える第2の情報入替手段とを具備しているので、以
下の効果を奏する。作業ファイル内に既に生産作業管
理データが存在する場合に、この生産作業管理データ
消失することなく生産管理情報を作業ファイル内に反映
させることができる。作業ファイル内の生産作業管理
データ上にすでに形成された作業結果データを消失する
ことなく、生産管理情報を作業ファイル内に反映させる
ことができる。したがって、作業ファイル内に予め何
らかの生産作業管理データを書き込むような場合に、そ
生産作業管理データを保持したまま、自動的に生産管
理情報が加えられるので、作業ファイルの形成に要する
作業員の労力を低減して、作業効率を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例による製造管理システムの
構成を示すブロック図である。 【図2】同実施例における各種管理ファイルおよびそれ
らを取り扱う各端末の関係を示す図である。 【図3】同実施例において使用する管理ファイル内のデ
ータフォーマットを示す図である。 【図4】同実施例において使用する管理ファイル内のデ
ータフォーマットを示す図である。 【図5】同実施例において使用する管理ファイル内のデ
ータフォーマットを示す図である。 【図6】同実施例における管理端末を示す図である。 【図7】図6の管理端末における処理の流れを示す図で
ある。 【符号の説明】 1 データ有無判定手段 2 作業データ判定手段 3 情報入替手段 4 第1の情報入替手段 5 第2の情報入替手段 MT1〜MT3 管理端末 WT 作業端末 FS1〜FS3 ファイルサーバ F1 ALC受信ファイル F2 ALC送信ファイル F3 トリガファイル F4 作業テーブル F6 検査号機データファイル F7 保存用データファイル HST ホストコンピュータ N1・N2 ネットワーク

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 生産ラインに投入される被組立物ごと
    に、該被組立物が生産ラインに投入される際に付与され
    ると共に該被組立物の前記生産ライン上での管理状態を
    示す生産管理情報を、各生産工程における作業結果デー
    タとともに、生産作業管理データとして作業ファイルに
    格納するシステムであって、 被組立物が生産ラインに投入される際に、少なくとも
    被組立物に対する前記生産管理情報または前記作業結果
    データのいずれかを含む前記生産作業管理データが前記
    作業ファイル内に書き込まれているか否かを判定するデ
    ータ有無判定手段と、前記 データ有無判定手段によって、前記作業ファイルに
    前記生産作業管理データが書き込まれていると判定され
    たときに、該生産作業管理データ内に前記作業結果デー
    タが含まれているか否かを判定する作業結果データ判定
    手段と、前記生産作業管理データ内に前記作業結果データが含ま
    れていない場合には、該生産作業管理データの内容に前
    記生産管理情報を付加して新たな生産作業管理データを
    作成し、前記作業ファイルに書き込み済みの前記生産作
    業管理データと入れ替える 第1の情報入替手段と、前記生産作業管理データ内に前記作業結果データが含ま
    れている場合には、 前記被組立物の生産ラインにおける
    全生産工程の作業終了後に、該生産作業管理データの内
    容に前記生産管理情報と前記生産工程における新たな作
    業結果データとを付加して新たな生産作業管理データを
    作成し、前記作業ファイルに書き込み済みの前記生産作
    業管理データと入れ替える第2の情報入替手段とを具備
    していることを特徴とする製造管理システム。
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