JP4440511B2 - 生産ライン作業指示システム - Google Patents

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば自動車生産ライン上で異なる型式の製品(生産対象)を1ラインで混流生産する組立工程において生産効率化を目的として用いられる生産ライン作業指示システムに関し、特に、メイン組立ラインの生産序列と同期して、あらかじめサブ組立ラインでユニット単位で組立するために、作業者に対する自動車部品の組立内容を携帯端末で指示することのできる生産ライン作業指示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8はたとえば自動車などを生産対象とした一般的な生産ラインを概略的に示す構成図である。
図8において、1aは生産対象となる製品(車両)が搬送されるメイン組立ライン、1bは部品組付用のサブ組立ラインである。
【0003】
この種の生産ラインは、図中左側から右側に向かうコンベアを含むメイン組立ライン1aと、メイン組立ライン1aに沿って適宜に配設された複数のサブ組立ライン1bとにより構成されている。
【0004】
メイン組立ライン1aの先頭工程部には、生産対象毎のID(Identification)タグ(後述する)に対するID書込部1cが配設され、ID書込部1cの下流側には、ID読込部1dが適宜配設されている。
【0005】
また、ここでは図示されないが、生産ライン上には、生産対象の通過などを検出するために、コンベア設備や組立ライン設備などの種々の生産設備が設けられている。
【0006】
図8に示した自動車生産用の組立ラインに代表される混流生産ラインにおいては、人手や自動機械を介して短時間で1台毎に多数の異なる型式の製品を多量に組立てることを目的として、作業者に対する組立指示を迅速に且つ正確に実行するために種々の工夫がなされている。
【0007】
特に、近年においては、メイン組立ライン1aでの組立効率を向上させるために、主要部分をユニット部品として、メイン組立ライン1aの生産序列に合わせてユニット部品の組立作業手順を考慮して、サブ組立ライン1bでの組立作業をメイン組立ライン1aと同期して行う方式が採用されている。
【0008】
図9はたとえば特開平10−161697号公報に記載された従来の生産ライン作業指示システムを示す構成図であり、ライン先頭部のID書込部1cと、これに続くID読込部1dとを示している。
ここでは、ID読込部1dにおいて、指示画面を有する組立ライン作業指示装置が設置されたシステムが示されている。
【0009】
図9において、2はメイン組立ライン1a(図8参照)に沿って配設された複数の支線LAN(Local−Area Network:伝送路)である。3はバックボーン幹線LAN(伝送路)であり、バックボーン幹線LAN3には、支線LAN2が分岐して並列に接続されている。
【0010】
支線LAN2およびバックボーン幹線LAN3は、工場内に配設された機器の伝送路であり、各LAN2、3としては、工場内LAN(IEEE802.3規格準拠)が用いられている。
【0011】
10は支線LAN2に接続されたサーバ計算機であり、生産ラインに関連した種々の生産情報を提供する。
11はブラウン管を用いた画像表示装置を有する作業指示装置であり、生産ライン上の各作業箇所に対応して支線LAN2に適宜接続されており、生産ラインに関連した各種の作業指示データを作業者に表示するようになっている。
【0012】
12は生産対象となる複数の車両であり、各車両12毎に、各種指示データを記憶しておくIDタグ17a、17bが設けられている。
各車両12に個別に設けられたIDタグ17a、17bには、後述するように組立指示データが書込まれる。
【0013】
この場合、IDタグ17aは、ライン先頭に位置する車両12に対応し、ID書込部1cに関連している。
また、IDタグ17bは、ライン先頭から下流側に位置する車両12に対応し、ID読込部1dに関連している。
【0014】
また、図面の煩雑さを避けるために、メイン組立ライン1aまたはサブ組立ライン1b上のID読込部1dに関連した各種要素および車両12は、便宜的に、生産ラインからシフトさせて示している。
【0015】
13aはID書込部1cに関連した設備シーケンサであり、生産ラインの先頭工程において、支線LAN2に接続されている。
13bはID読込部1dに関連した設備シーケンサであり、生産ラインの先頭工程に続く下流側の支線LAN2に接続されている。
【0016】
28a、28bは生産ラインの各部に対応して設置された設備(生産設備)であり、各設備28a、28bからの検出信号は、設備シーケンサ13a、13bに入力される。
【0017】
14aはID書込部1cに関連したタグ制御シーケンサであり、生産ラインの先頭工程において、支線LAN2に接続されている。
14bはID読込部1dに関連したタグ制御シーケンサであり、生産ラインの先頭工程に続く下流側の支線LAN2に接続されている。
【0018】
IDタグ制御シーケンサ14a、14bは、各設備シーケンサ13a、13bに対応して設置されており、支線LAN2を介してサーバ計算機10から送信された組立指示データを受信するとともに、各設備シーケンサ13a、13bからデータ書込タイミング、データ読込タイミングを受信する。
【0019】
すなわち、設備シーケンサ13aは、コンベア設備や組立ライン設備などの設備28aからの生産対象検出信号に応答して、準備要求信号(IDタグ17aヘの書込タイミング)を生成し、支線LAN2を介してIDタグ制御シーケンサ14aに送信する。
【0020】
これに応答して、IDタグ制御シーケンサ14aは、準備要求信号の入力タイミングで、IDタグ17aに対するデータ書込制御を実行する。
【0021】
また、設備シーケンサ13bは、設備28bからの生産対象検出信号に応答して、準備要求信号(IDタグ17bに対する読込タイミング)を生成し、支線LAN2を介してIDタグ制御シーケンサ14bに送信する。
【0022】
これに応答して、IDタグ制御シーケンサ14bは、準備要求信号の入力タイミングで、IDタグ17bに対するデータ読込制御を実行する。
【0023】
15a、15bは各IDタグ制御シーケンサ14a、14bに接続されたIDタグコントローラであり、各IDタグ17a、17bに対する組立指示データの書込制御、読込制御を行う。
【0024】
16a、16bは各IDタグコントローラ15a、15bに接続されたIDタグアンテナであり、各IDタグ17a、17bに対して組立指示データの書込、読込を非接触で行う。
【0025】
次に、図8および図9を参照しながら、従来の生産ライン作業指示システムによる動作について説明する。
サーバ計算機10は、製造すべき製品(車両12)について、あらかじめ製造順序に合わせた各工程別の作業指示内容データを全て管理している。
【0026】
また、ID読込部1dに対応して各工程別に設置された作業指示装置11は、支線LAN2およびバックボーン幹線LAN3を介して、当該工程分のみの作業指示データをサーバ計算機10から受信して内部メモリに格納している。
【0027】
まず、ID書込部1cのIDタグ制御シーケンサ14aは、IDタグアンテナ16aを介して、生産ラインの先頭に位置する車両12のIDタグ17aに対して組立指示データを非接触で書込む。
【0028】
次に、ID読込部1dのIDタグ制御シーケンサ14bは、IDタグアンテナ16bを介して、車両12のIDタグ17bの通過信号とNO(ナンバー)とを受信し、支線LAN2を介して作業指示装置11に送信する。
【0029】
作業指示装置11は、作業者に対する指示に必要なメモリ情報を読出して、支線LAN2を介してIDタグ制御シーケンサ14bに送信する。
IDタグ制御シーケンサ14bは、作業指示装置11からの送信情報に応答して表示編集処理を行い、編集結果を作業指示装置11に送信して作業指示画面上に表示させる。
【0030】
以下、作業者は、作業指示装置11の作業指示画面を見ながら、メイン組立ライン1aまたはサブ組立ライン1bにおいて各部品の組立作業を行う。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
従来の生産ライン作業指示システムは以上のように、支線LAN2に直接接続されて固定設置された非携帯の作業指示装置11を用いているので、生産ラインの機種変更や工程再編成などのレイアウト変更時において、その都度、作業指示装置11(作業指示画面)を移設する必要があるうえ、移設にともなうネットワーク工事が必要となり、生産ライン変更に対してフレキシブルに対応することができないという問題点があった。
【0032】
また、作業指示装置11の画面上に複数部品が一括して表示されるので、当該工程の組立部品を作業者毎に表示することができず、作業指示の柔軟性および運用性に支障が生じるという問題点があった。
【0033】
また、実際の組立時点において、作業指示装置11の画面を見ながら作業者が部品を組立てる際に、組立部品が指示部品と相違するか否かの誤組立チェックを行う必要があるが、熟練者でなければ誤組立チェックを正確に行うことができず、ベテランでない未熟な作業者は容易に部品正否を判断することができないという問題点があった。
【0034】
さらに、生産ラインの継続稼働にともなう組立部品の欠品などの情報がリアルタイムに部品管理部門にフィードバックされないので、欠品などに対して迅速に対応することができず、対策が遅れて生産ラインの操業に支障をきたすおそれがあるという問題点があった。
【0035】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、PDA携帯端末を有効活用することにより、ライン変更などに対してフレキシブルに対応可能な構成とし、柔軟性および拡張性を向上させた生産ライン作業指示システムを得ることを目的とする。
【0036】
また、生産ライン側の画面指示端末の設置場所まで作業者が移動する必要がなく、作業者が動きながら何処でも容易にサブ組立ラインの作業指示処理が可能な生産ライン作業指示システムを得ることを目的とする。
【0037】
また、該当ラインの設備稼働の異常情報を、部品指示の画面と分割してPDA携帯端末に表示することにより、作業者に対して設備稼働状況を分かり易く表示することのできる生産ライン作業指示システムを得ることを目的とする。
【0038】
さらに、ベテランでない未熟な作業者であっても、組立時点で誤組立チェックを容易に行うことができ、後の検査工程における無駄な手直し作業ロスを削減させた生産ライン作業指示システムを得ることを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る生産ライン作業指示システムは、複数の生産対象に対するメイン組立ラインおよびサブ組立ラインを含む生産ラインと、生産ラインに沿って設けられた伝送路と、無線LANを介して受信される生産ラインに関連した作業指示データを表示するPDA携帯端末と、生産対象に個別に設けられて生産対象毎の組立指示データが書込まれるIDタグと、伝送路に接続されて、作業指示データおよび前記組立指示データを、生産ラインに関連した生産情報として提供するサーバ計算機と、生産ラインの先頭工程に設置されてサーバ計算機から伝送路を介して送信された組立指示データを受信するIDタグ制御シーケンサと、IDタグ制御シーケンサに接続されて組立指示データをIDタグに書込むためのIDタグコントローラおよびIDアンテナと、生産ライン上での生産対象の通過を検出する生産設備と、伝送路に接続されて生産設備からの生産対象検出信号に応答して準備要求信号を生成する設備シーケンサと、伝送路に接続されてIDタグ内の組立指示データを準備要求信号の入力タイミングで読込むためのライン管理PCと、ライン管理PCの読込データに基づく作業指示データを、PDA携帯端末に対して無線LANにより送信するアクセスポイントと、伝送路に接続された管理PCとを備え、PDA携帯端末は、サブ組立ラインで組立てられる各部品に付されたバーコードを読取り、当該バーコードに基づく部品データが無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異機種チェックを行い、異機種チェックの内容および結果を表示するとともに、異機種チェックの内容をチェック情報として、生産対象の組立時点に対応するライン管理PCに送信し、さらに、PDA携帯端末は、サブ組立ラインで組立てられる主要部品に付されたバーコードを読取り、当該バーコードに基づく部品データが無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異品チェックを行い、両者が相違しない場合に、異品チェック結果をライン管理PCに送信し、ライン管理PCは、チェック情報をリアルタイムに管理PCに送信するとともに、異品チェック結果と生産設備から収集した主要部品の組立情報とを関連付けて一括してサーバ計算機に送信し、管理PCは、チェック情報に応答して、異機種チェック情報または欠品情報を含む、前記生産ラインに関する照合チェック内容を表示し、前記サーバ計算機は、ライン管理PCからの送信情報を蓄積して、生産対象毎の履歴管理を行うものである。
【0043】
また、この発明に係る生産ライン作業指示システムのライン管理PCは、異品チェック結果と組立情報とを関連付けた情報を組立工程毎にIDタグに書込んで蓄積し、最終工程において、IDタグに書込まれた情報を読込んでサーバ計算機に送信するものである。
【0044】
また、この発明に係る生産ライン作業指示システムは、PDA携帯端末の表示出力データを編集する表示出力データ編集部を備え、表示出力データ編集部は、表示出力データとして、現在の生産ラインに対応する作業指示データと、現在の生産ラインに対応する組立部品データと、現在の生産ラインに対応する生産設備の異常チェックデータとを編集し、PDA携帯端末は、作業指示データおよび組立部品データとともに、現在の生産ラインに対応する生産設備の異常チェックデータを並列に分割表示するものである。
【0045】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に関連した参考例1を示す構成図であり、前述(図9参照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を省略する。
【0046】
図1において、18bは支線LAN2に接続されたライン管理PC(Personal Computer)であり、前述のIDタグ制御シーケンサ14bに対応している。ライン管理PC18bは、IDタグ17bに書込まれたデータを準備要求信号の入力タイミングで読込む。
【0047】
19は支線LAN2に接続されたアクセスポイント、20a、20bは表示部を有する複数のPDA(Personal Digital Assistants)携帯端末である。
【0048】
ここでは、便宜的に2台のPDA携帯端末20a、20bが示されているが、作業者の人数に応じて、任意の必要数のPDA携帯端末が配置され得る。
【0049】
アクセスポイント19は、生産ライン上の所要の複数箇所に設けられており、ライン管理PC18bの読込データに基づく作業指示データを複数のPDA携帯端末20a、20bに対して無線LANで送信する。
【0050】
次に、図1に示した参考例1による動作について説明する。
まず、生産ラインの先頭工程において、設備シーケンサ13aは、車両12の通過信号をサーバ計算機10に送信する。
【0051】
上記設備シーケンサ13aからサーバ計算機10への送信タイミングにより、サーバ計算機10は、組立対象製品の組立指示データを送信する。
組立指示データは、支線LAN2、IDタグ制御シーケンサ14a、IDタグコントローラ15aを介して伝送され、IDアンテナ16aから1台毎の車両12に取付けられたIDタグ17aに非接触で書込まれる。
【0052】
一方、メイン組立工程(または、サブ組立工程)において、設備シーケンサ13bは、設備28bのリミッタスイッチからの通過信号を読取り、支線LAN2を介してライン管理PC18bに送信する。
【0053】
ライン管理PC18bは、通過信号の受信タイミングにしたがって、ライン管理PC18bおよびIDタグコントローラ15bを介して、IDアンテナ16bから1台毎の車両12に取付けられたIDタグ17bの組立指示データを非接触で読取る。
【0054】
続いて、ライン管理PC18bは、読取った組立指示データを処理して、支線LAN2を介してアクセスポイント19に処理データを伝送し、アクセスポイント19から無線LANを使用して該当工程のPDA携帯端末20a、20bに送信する。
【0055】
これに応答して、PDA携帯端末20a、20bは、携帯端末表示部に組立指示データを表示する。
【0056】
図2はサーバ計算機10からのデータ受信動作を説明するためのブロック図であり、サーバ計算機10、ライン管理PC18bおよびPDA携帯端末20a、20bの内部構成を具体的に示している。
【0057】
図2において、各伝送路2、3および設備シーケンサ13a、13bなどの周辺構成は、図1に示した通りなので省略されている。
【0058】
PDA携帯端末20aは、アクセスポイント19との間で無線通信するためのデータ通信部24aと、データ通信部24aを介して入力された各種データを表示するための携帯端末表示部25aと、サブ組立ライン1bで組立てられる各部品に付されたバーコードを読取るためのバーコード入力部26bとを備えている。
【0059】
同様に、他のPDA携帯端末20bも、データ通信部24b、携帯端末表示部25bおよびバーコード入力部26bを備えている。
【0060】
サーバ計算機10は、ライン管理PC18bとの間で支線LAN2(図1参照)を介して通信するための通信インタフェース部30と、通信インタフェース部30に接続されたサーバ・データ処理部31と、サーバ・データ処理部31に接続された表示フォーマットデータファイル32とを備えている。
【0061】
表示フォーマットデータファイル32は、表示フォーマットデータをサーバ・データとして格納する。
表示フォーマットデータファイル32は、外部の照会PC33が必要に応じて適宜接続されることにより、格納している表示フォーマットデータが参照または変更される。
【0062】
ライン管理PC18bは、サーバ計算機10との間で通信するための通信インタフェース部40と、通信インタフェース部40に接続された表示データ処理部41と、表示データ処理部41に接続された表示出力データ編集部42と、表示データ処理部43と、通信インタフェース部40に接続された表示フォーマットデータファイル44と、表示データ処理部41および表示出力データ編集部42に接続された表示出力データファイル45とを備えている。
【0063】
次に、図1および図2を参照しながら、参考例1による動作について説明する。
図1において、まず、サブ組立ライン1bの設備28bがリミッタスイッチにより車両12の通過信号を検出すると、準備要求信号が設備シーケンサ13bを介してライン管理PC18b内の通信インタフェース部40(図2参照)に入力される。
【0064】
ライン管理PC18bは、準備要求信号の入力タイミングに応答して、IDアンテナ16bから1台毎の車両12に取付けられたIDタグ17bの組立指示データを非接触で読取る。
【0065】
IDタグ17bから読取られた組立指示データは、IDタグコントローラ15bを介して、ライン管理PC18b内の通信インタフェース部40に送信される。
【0066】
通信インタフェース部40は、IDタグ17bから読取られたデータを受信して、表示データ処理部41に入力する。
表示データ処理部41は、サーバ計算機10からあらかじめ送信された表示フォーマットデータファイル44のデータにより指定されたPDA携帯端末の表示フォーマットを読込み、表示出力データ編集部42に送信する。
【0067】
表示出力データ編集部42は、表示用のデータ編集処理を実行し、表示対象となる各携帯端末毎の表示データを、表示出力データファイル45に格納した後、表示データ通信処理部43を介してアクセスポイント19に出力する。
【0068】
アクセスポイント19は、LAN無線で接続されているサブ組立ライン1bのPDA携帯端末20aに表示出力データを送信する。
表示出力データは、PDA携帯端末20a内のデータ通信部24aに入力され、携帯端末表示部25aにデータを表示させる。
【0069】
サーバ計算機10内の表示フォーマットデータファイル32に格納された編集フォーマットデータは、照会パソコン33により適宜設定変更される。
【0070】
編集フォーマットデータは、照会パソコン33を介して設定変更される都度、ライン管理PC18b内の通信インタフェース部40を介して、表示フォーマットデータファイル44にセットされ、変更内容はフレキシブルにライン指示に反映される。
【0071】
このように、IDタグ17a、17bを活用することにより、上位のサーバ計算機10との間で頻繁に通信することなく、組立指示データの編集が可能な分散型組立ラインシステムを構成することができる。
【0072】
また、分散型組立ラインシステムに対して、支線LAN(無線LAN)2を介して接続されたPDA携帯端末20a、20bを活用することにより、車両12に関する生産量の変動、工程の再編成、型式の変更などのたびに頻繁に実行されるライン設置端末の移設や増設に対して、容易に対応可能な柔軟性および拡張性を向上させたシステムを実現することができ、ラインの変更に対してフレキシブルに対応することができる。
【0073】
また、一般に、PDA携帯端末20a、20bのソフトウェアは、WEBのブラウザのみであり、アプリケーション業務プログラムは、ライン管理PC18b内に存在するので、プログラム変更時の配信も不要となり、機能改造に関してもフレキシブルに対応することができる。
【0074】
また、PDA携帯端末に該当工程の設備稼働状況を表示させることにより作業者に対する迅速な状況の通知が可能となり早期対応により設備稼働率を向上させることができる。
【0075】
上記参考例1では、IDタグ17bからの読取データをライン管理PC18bで編集処理して携帯端末表示部25aに表示させたが、組立指示データまたは作業指示データのみならず、部品照合チェックの結果を携帯端末表示部25aに表示させてもよい。
【0076】
すなわち、PDA携帯端末26aに設けられたバーコード入力部26a(バーコードリーダ)を用いて、部品に貼付されたバーコードのデータ(部品型式、部品NO、シーケンスNOなど)を読取り、アクセスポイント19から無線LANで受信したIDタグ17bのデータと同様か否かの照合チェックを実行することができる。
【0077】
図3はこの発明の実施の形態1に関連した参考例2によるPDA携帯端末20a内の携帯端末表示部25a(図2参照)に表示されるデータフォーマット内容の一例を示す説明図である。
【0078】
図3においては、作業指示データとして、生産対象(車両12)の型式および組立部品仕様と、バーコード入力データの照合チェック結果とが一括表示されている。
【0079】
また、図3内の白黒反転表示部は、現在該当する生産ラインに対応しない部品(誤りデータ)を示している。
このように、部品照合チェック結果を携帯端末表示部25aに表示することにより、組立時点で誤組立を防止することができる。
【0080】
また、エラー発生データ(作業指示対象の作業指示部品の欄)を白黒反転表示することにより、作業者にエラー発生を警告して、確実に誤組立を防止することができる。
【0081】
上記参考例2では、組立部品の照合チェック結果をライン管理PC18bに表示させて作業者に通知したが、作業者への通知のみならず、各種の照合チェック内容を、ライン管理PC18bを介して該当生産ラインの管理部門に送信してもよい。
【0082】
図4は各種の照合チェック内容を管理部門に送信するように構成した参考例3を示す構成図である。
図4において、前述(図1参照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を省略する。また、ライン先頭のID書込部1cに関連した要素は、図面を簡略化するために省略されている。
【0083】
図4において、27a〜27cは、サブ組立ライン1bで車両12に組込まれる部品であり、各部品27a〜27cの部品コード(バーコード)は、PDA携帯端末20a内のバーコード入力部26a(図2参照)により読込まれる。
【0084】
34は該当生産ラインの管理部門に設置された管理PCであり、支線LAN2に接続されている。
35は管理PC34に接続された大型ディスプレイ装置であり、ライン管理PC18bから送信された照合チェック内容(部品エラー、欠品など)を表示して、管理部門のスタッフに報知する。
【0085】
この場合、PDA携帯端末20aは、照合チェック内容をアクセスポイント19に無線送信して、ライン管理PC18bに入力する。
ライン管理PC18bは、支線LAN2を介して管理部門の管理PC34に照合チェック内容を送信する。
【0086】
これにより、管理PC34は、管理部門の大型ディスプレイ装置35に欠品などの異常情報をリアルタイムに表示させる。
したがって、早期の情報伝達が行われ、たとえばメイン組立ライン1a(図8参照)の序列変更や、欠品に対する予備部品の調達などの、早期の対応処理を行うためのフィードバック管理が実現する。
【0087】
これにより、操業に対する影響を早期に防止するため情報を得ることができ、生産ラインの停止要因を早期に解決することができる。
【0088】
また、組立時点での誤組立チェック結果を関連部門にフィードバックして、異常時の早期連絡および早期対策を可能にすることにより、サブ組立ライン1bでの影響によるメイン組立ライン1aの操業に対する影響を最小限にくい止めて、稼動率を向上させることができる。
【0089】
上記参考例3では、サブ組立ライン1bでの組付部品に関する照合(異機種)チェック結果をフィードバック情報としたが、特に組立精度が要求される主要部品に関しては、PDA携帯端末での異品チェック結果をフィードバック情報として送信することが望ましい。
【0090】
図5は主要部品に関する異品チェックの内容をフィードバック情報としたこの発明の実施の形態1を示す構成図である。
図5において、前述(図1、図2、図4参照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を省略する。また、ライン先頭のID書込部1cに関連した要素は、図面を簡略化するために省略されている。
【0091】
この場合、組立時に高い精度が要求される主要部品に対しては、PDA携帯端末20aにより異品チェックが行われる。
すなわち、PDA携帯端末20aは、サブ組立ライン1bの各部品27a〜27cに付けられた部品コード(型式、部品NOなどのバーコード)を読取り、このコードデータが支線LAN2を介して受信したデータと一致するか否かをチェックする。
【0092】
このチェックの結果は、支線LAN2を介してPDA携帯端末20aからライン管理PC18bに送信される。
ライン管理PC18bは、各部品27a〜27cのコードデータと受信データとが一致する(相違ない)場合には、チェック結果と生産設備28bから収集した該当部品のトルクなどの組立情報とを関連付けて、一括してサーバ計算機10に自動的に送信する。
【0093】
以下、サーバ計算機10内の表示フォーマットデータファイル32は、解析・検索のための組立品質情報編集データ部として機能し、製品毎のチェック結果および組立情報を長期間蓄積する。
【0094】
これにより、サーバ計算機10において、サブ組立ライン1bでの主要部品に関する履歴管理を、前述の関連部門の管理PC34(図4参照)よりも高速に処理することができる。
【0095】
また、主要部品の組立品質履歴のデータ収集を部品27a〜27cと関連付けて行い、サーバ計算機10内の表示フォーマットデータファイル32に長期間保管することにより、組立品質履歴の検索を高速且つ容易に行うことができる。
【0096】
実施の形態2
なお、上記実施の形態1では、各組立工程において製品毎の部品チェック結果および組立情報をサーバ計算機10にフィードバックして履歴管理させたが、各組立工程では、ライン管理PC18bによりIDタグ17bにチェック結果および組立情報を書込んで記憶させておき、最終工程でIDタグ17b内の書込情報を一括して読込んでサーバ計算機10に送信してもよい。
【0097】
図6は各工程毎の各種チェック内容および組立情報をIDタグ17bに書込可能にしたこの発明の実施の形態2を示す構成図である。
図6において、前述(図5参照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を省略する。また、ライン先頭のID書込部1cに関連した要素は、図面を簡略化するために省略されている。
【0098】
この場合、各工程において、ライン管理PC18bは、PDA携帯端末20aから取得されるチェック内容および組立情報を、IDアンテナ16bからIDタグ17bに書込んで記憶させておく。
【0099】
そして、最終工程において、ライン管理PC18bは、IDタグ17bに書込まれた情報を一括して読込み、サーバ計算機10内の表示フォーマットデータファイル32に送信する。
これにより、各工程毎のチェック内容および組立情報は、サーバ計算機10に送信されないので、サーバ計算機10の通信負荷を削減することができる。
【0100】
実施の形態3
なお、上記実施の形態1、2では、PDA携帯端末20a、20bにおいて、組立情報およびチェック情報などを表示させたが、これに加えて、設備28bの故障情報を並列に分割表示させてもよい。
【0101】
図7はPDA携帯端末20aにおいて設備28bの故障情報を並列に分割表示させたこの発明の実施の形態3による表示フォーマット例を示す説明図である。
図7においては、作業指示データとして、前述(図3参照)の画面内容(車両12の型式および組立部品仕様、バーコード入力データの照合チェック結果)に加えて、設備20bの異常チェック情報とが一括表示されている。
【0102】
この場合、PDA携帯端末20a(図6参照)は、前述と同様に、バーコード入力部26a(図2参照)を用いて、部品27a〜27cに貼付されたバーコードのデータ(部品型式、部品NOなど)を読取り、無線LANで受信したIDタグのデータと一致するか否かの照合チェックを実行する。
【0103】
以下、PDA携帯端末20aは、照合チェック結果を携帯端末表示部25aに表示することにより、組立時点で誤組立を防止する。
【0104】
また、このとき、ライン管理PC18b内の表示出力データ編集部42は、稼動情報通報処理部として機能し、携帯端末表示部25aでの表示内容を、作業指示部と、該当ラインの設備異常表示部とに分割してPDA携帯端末20aに送信する。
【0105】
以下、PDA携帯端末20aの携帯端末表示部25aは、部品名称・部品番号を複数個表示する組立部品指示部と、設備28bの稼動状況とをリアルタイムに複数個表示する。
【0106】
すなわち、携帯端末表示部25aは、図7のように、組立部品指示部とともに、設備28bの稼動情報、後工程からの組立品質面のフィードバック情報を並列に分割して表示する。
【0107】
これにより、設備28bの保全情報を早期に作業者に通知することができる。
また、図7に示すように、異常時の警告メッセージを反転表示させることにより、作業者に分かり易くすることができる。
【0108】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、複数の生産対象に対するメイン組立ラインおよびサブ組立ラインを含む生産ラインと、生産ラインに沿って設けられた伝送路と、無線LANを介して受信される生産ラインに関連した作業指示データを表示するPDA携帯端末と、生産対象に個別に設けられて生産対象毎の組立指示データが書込まれるIDタグと、伝送路に接続されて、作業指示データおよび前記組立指示データを、生産ラインに関連した生産情報として提供するサーバ計算機と、生産ラインの先頭工程に設置されてサーバ計算機から伝送路を介して送信された組立指示データを受信するIDタグ制御シーケンサと、IDタグ制御シーケンサに接続されて組立指示データをIDタグに書込むためのIDタグコントローラおよびIDアンテナと、生産ライン上での生産対象の通過を検出する生産設備と、伝送路に接続されて生産設備からの生産対象検出信号に応答して準備要求信号を生成する設備シーケンサと、伝送路に接続されてIDタグ内の組立指示データを準備要求信号の入力タイミングで読込むためのライン管理PCと、ライン管理PCの読込データに基づく作業指示データを、PDA携帯端末に対して無線LANにより送信するアクセスポイントと、伝送路に接続された管理PCとを備え、PDA携帯端末は、サブ組立ラインで組立てられる各部品に付されたバーコードを読取り、当該バーコードに基づく部品データが無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異機種チェックを行い、異機種チェックの内容および結果を表示するとともに、異機種チェックの内容をチェック情報として、生産対象の組立時点に対応するライン管理PCに送信し、さらに、PDA携帯端末は、サブ組立ラインで組立てられる主要部品に付されたバーコードを読取り、当該バーコードに基づく部品データが無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異品チェックを行い、両者が相違しない場合に、異品チェック結果をライン管理PCに送信し、ライン管理PCは、チェック情報をリアルタイムに管理PCに送信するとともに、異品チェック結果と生産設備から収集した主要部品の組立情報とを関連付けて一括してサーバ計算機に送信し、管理PCは、チェック情報に応答して、異常時におけるメイン組立ラインの序列変更を含む、生産ラインに関する各種対応処理のフィードバック管理を行い、サーバ計算機は、サーバ計算機からの送信情報を蓄積して、生産対象毎の履歴管理を行い、ライン変更などに対してフレキシブルに対応可能な構成としたので、柔軟性および拡張性を向上させた生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【0109】
また、生産ライン側の画面指示端末の設置場所まで作業者が移動することなく、作業者が動きながら何処でも容易にサブ組立ラインの作業指示処理が可能となるうえ、ベテランでない未熟な作業者であっても、組立時点で誤組立チェックを容易に行うことができ、後の検査工程における無駄な手直し作業ロスを削減させた生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【0110】
また、この発明によれば、PDA携帯端末は、サブ組立ラインで組立てられる各部品に付されたバーコードを読取り、バーコードに基づく部品データが無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異機種チェックを行い、異機種チェックの内容および結果を表示するようにしたので、作業者に対してチェック状況を分かり易く表示することのできる生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【0111】
また、この発明によれば、伝送路に接続された管理PCを備え、PDA携帯端末は、各部品に付されたバーコードに基づく異機種チェックの内容をチェック情報として、生産対象の組立時点に対応するライン管理PCに送信し、ライン管理PCは、チェック情報をリアルタイムに管理PCに送信し、管理PCは、チェック情報に応答して、異常時におけるメイン組立ラインの序列変更を含む、生産ラインに関する各種対応処理のフィードバック管理を行うようにしたので、管理部門に対してリアルタイムの状況を報知して迅速に対処することのできる生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【0112】
また、この発明によれば、PDA携帯端末は、サブ組立ラインで組立てられる主要部品に付されたバーコードを読取り、バーコードに基づく部品データが無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異品チェックを行い、両者が相違しない場合に、異品チェック結果をライン管理PCに送信し、ライン管理PCは、異品チェック結果と生産設備から収集した主要部品の組立情報とを関連付けて一括してサーバ計算機に送信し、サーバ計算機は、サーバ計算機からの送信情報を蓄積して、生産対象毎の履歴管理を行うようにしたので、履歴管理を高速に処理することのできる生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【0113】
また、この発明によれば、ライン管理PCは、異品チェック結果と組立情報とを関連付けた情報を組立工程毎にIDタグに書込んで蓄積し、最終工程において、IDタグに書込まれた情報を読込んでサーバ計算機に送信するようにしたので、サーバ計算機の送信負荷を軽減した生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【0114】
また、この発明によれば、PDA携帯端末の表示出力データを編集する表示出力データ編集部を備え、表示出力データ編集部は、表示出力データとして、現在の生産ラインに対応する作業指示データと、現在の生産ラインに対応する組立部品データと、現在の生産ラインに対応する生産設備の異常チェックデータとを編集し、PDA携帯端末は、作業指示データおよび組立部品データとともに、現在の生産ラインに対応する生産設備の異常チェックデータを並列に分割表示するようにしたので、作業者に対して設備稼働状況を分かり易く表示することのできる生産ライン作業指示システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に関連した参考例1を示す構成図である。
【図2】 参考例1によるサーバ計算機からのデータ受信処理を具体的に示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に関連した参考例2による画面表示例を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に関連した参考例3を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による画面表示例を示す説明図である。
【図8】 一般的な生産ラインを概略的に示す構成図である。
【図9】 従来の生産ライン作業指示システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1a メイン組立ライン、1b サブ組立ライン、1c ID書込部、1d ID読込部、2支線LAN(伝送路)、3 バックボーン幹線LAN(伝送路)、10 サーバ計算機、12 車両(生産対象)、13a、13b 設備シーケンサ、14a IDタグ制御シーケンサ、15a、15b IDタグコントローラ、16a、16b IDアンテナ、17a IDタグ、18b ライン管理PC、19 アクセスポイント、20a、20b PDA携帯端末、27a〜27c 部品、25a、25b 携帯端末表示部、28a、28b 設備(生産設備)、32、44 表示フォーマットデータファイル、34 管理PC、42 表示出力データ編集部。

Claims (3)

  1. 複数の生産対象に対するメイン組立ラインおよびサブ組立ラインを含む生産ラインと、
    前記生産ラインに沿って設けられた伝送路と、
    無線LANを介して受信される前記生産ラインに関連した作業指示データを表示するPDA携帯端末と、
    前記生産対象に個別に設けられて前記生産対象毎の組立指示データが書込まれるIDタグと、
    前記伝送路に接続されて、前記作業指示データおよび前記組立指示データを、前記生産ラインに関連した生産情報として提供するサーバ計算機と、
    前記生産ラインの先頭工程に設置されて前記サーバ計算機から前記伝送路を介して送信された前記組立指示データを受信するIDタグ制御シーケンサと、
    前記IDタグ制御シーケンサに接続されて前記組立指示データをIDタグに書込むためのIDタグコントローラおよびIDアンテナと、
    前記生産ライン上での前記生産対象の通過を検出する生産設備と、
    前記伝送路に接続されて前記生産設備からの生産対象検出信号に応答して準備要求信号を生成する設備シーケンサと、
    前記伝送路に接続されて前記IDタグ内の組立指示データを前記準備要求信号の入力タイミングで読込むためのライン管理PCと、
    前記ライン管理PCの読込データに基づく前記作業指示データを、前記PDA携帯端末に対して前記無線LANにより送信するアクセスポイントと、
    前記伝送路に接続された管理PCとを備え、
    前記PDA携帯端末は、
    前記サブ組立ラインで組立てられる各部品に付されたバーコードを読取り、当該バーコードに基づく部品データが前記無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異機種チェックを行い、
    前記異機種チェックの内容および結果を表示するとともに、前記異機種チェックの内容をチェック情報として、前記生産対象の組立時点に対応するライン管理PCに送信し、
    さらに、前記PDA携帯端末は、
    前記サブ組立ラインで組立てられる主要部品に付されたバーコードを読取り、当該バーコードに基づく部品データが前記無線LANにより受信したデータと相違するか否かの異品チェックを行い、両者が相違しない場合に、異品チェック結果を前記ライン管理PCに送信し、
    前記ライン管理PCは、前記チェック情報をリアルタイムに前記管理PCに送信するとともに、前記異品チェック結果と前記生産設備から収集した前記主要部品の組立情報とを関連付けて一括して前記サーバ計算機に送信し、
    前記管理PCは、前記チェック情報に応答して、異機種チェック情報または欠品情報を含む、前記生産ラインに関する照合チェック内容を表示し
    前記サーバ計算機は、前記ライン管理PCからの送信情報を蓄積して、前記生産対象毎の履歴管理を行うことを特徴とする生産ライン作業指示システム。
  2. 前記ライン管理PCは、
    前記異品チェック結果と前記組立情報とを関連付けた情報を組立工程毎に前記IDタグに書込んで蓄積し、
    最終工程において、前記IDタグに書込まれた情報を読込んで前記サーバ計算機に送信することを特徴とする請求項1に記載の生産ライン作業指示システム。
  3. 前記PDA携帯端末の表示出力データを編集する表示出力データ編集部を備え、
    前記表示出力データ編集部は、前記表示出力データとして、現在の生産ラインに対応する作業指示データと、前記現在の生産ラインに対応する組立部品データと、前記現在の生産ラインに対応する生産設備の異常チェックデータとを編集し、
    前記PDA携帯端末は、前記作業指示データおよび前記組立部品データとともに、前記現在の生産ラインに対応する生産設備の異常チェックデータを並列に分割表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生産ライン作業指示システム。
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