JP3392278B2 - 発振器 - Google Patents

発振器

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JP3392278B2
JP3392278B2 JP34149395A JP34149395A JP3392278B2 JP 3392278 B2 JP3392278 B2 JP 3392278B2 JP 34149395 A JP34149395 A JP 34149395A JP 34149395 A JP34149395 A JP 34149395A JP 3392278 B2 JP3392278 B2 JP 3392278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の周期毎に予
め定めるパルス幅を有するクロック信号を発生する発振
器に関し、特に供給される電源電位に含まれるノイズの
影響を除去することができる発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】N(Nは奇数)相RCリングオシレータ
は、周波数の電圧変動率が小さい発振器であり、様々な
電子回路の基本クロック発振器として使用されている。
【0003】図7は、典型的な従来例である3相RCリ
ングオシレータ(以下「発振器」と称する)1の概略的
構成を示すブロック図である。発振器1は、電位作成回
路2と、遅延回路群3と、インバータ回路4とを含んで
構成される。遅延回路群3は、3つの遅延回路5〜7を
含んで構成される。インバータ回路4は、2つのインバ
ータ8,9を含んで構成される。遅延回路5〜7の遅延
時間は、所望の発振周波数と遅延回路の個数とによって
定められる。
【0004】電位作成回路2は、それぞれ異なる電位レ
ベルの基準信号OSCINと放電電流制御信号REFV
とを作成して遅延回路群3に供給する。基準信号OSC
INおよび放電電流制御信号REFVについては後述す
る。遅延回路群3では、遅延回路5〜7を3段直列につ
なぎ、3段目の入力を負帰還結線することによって発振
動作が行われている。すなわち、遅延回路5〜7は前段
の出力信号が入力信号として与えられ、最終段である遅
延回路7の出力信号が第1段である遅延回路5の入力信
号として与えられる。また、遅延回路7の出力は、イン
バータ回路4に入力される。
【0005】遅延回路7には、前記基準信号OSCIN
が供給される。遅延回路7は、基準信号OSCINに基
づいて信号BIASCを作成し、遅延回路5,6に供給
する。電位作成回路2から供給される前記放電電流制御
信号REFVは、遅延回路5〜7にそれぞれ供給され
る。
【0006】遅延回路7の出力が与えられるインバータ
回路4では、インバータ8の出力がインバータ9の入力
に接続される。インバータ回路4に入力された遅延回路
7の出力は、インバータ8,9によって波形が成形され
てパルス状のクロック信号CKとして出力される。
【0007】図8は、遅延回路7の概略的構成を示すブ
ロック図である。遅延回路7は、充放電制御回路11
と、コンデンサ12と、電位出力回路13と、比較回路
14とを含んで構成される。充放電制御回路11は、P
チャネルトランジスタ15とNチャネルトランジスタ1
6,17とを含んで構成される。充放電制御回路11に
は、入力信号INと前記放電電流制御信号REFVとが
供給される。入力信号INは、前述したように前段にあ
たる遅延回路6の出力信号である。入力信号INの信号
レベルに基づいて、Pチャネルトランジスタ15とNチ
ャネルトランジスタ17とのいずれか1つのトランジス
タが導通する。
【0008】入力信号INによってPチャネルトランジ
スタ15が導通するときには、コンデンサ12に電荷が
充電され、Nチャネルトランジスタ17が導通するとき
にはコンデンサ12から電荷が放電される。Nチャネル
トランジスタ16のゲートには放電電流制御信号REF
Vが与えられており、常に導通状態となっている。放電
電流制御信号REFVの電位レベルに応じてコンデンサ
12から電荷が放電される速度が制御されている。
【0009】電位出力回路13は、基準信号OSCIN
に基づいて信号BIASCを作成して比較回路14およ
び遅延回路5,6に供給する。比較回路14は、コンデ
ンサ12の充電電位と信号BIASCの電位とを比較
し、出力信号OUT3を出力する。出力信号OUT3
は、コンデンサ12の充電電位が信号BIASC以上の
ときにはハイレベルとなり、信号BIASC未満である
ときにはローレベルとなる。
【0010】発振器1において、遅延回路5,6は遅延
回路7の電位出力回路13を含まない構成であり、信号
BIASCが直接比較回路14に与えられる。遅延回路
5,6の動作については遅延回路7と同一であるので説
明を省略する。
【0011】図9は、発振器1の各遅延回路5〜7にお
ける信号の波形図である。図9では、遅延回路5の出力
を出力信号OUT1、遅延回路6の出力を出力信号OU
T2、遅延回路7の出力を出力信号OUT3としてい
る。遅延回路5の点B1が電位BIASC未満となるこ
とによって、出力信号OUT1がハイレベルからローレ
ベルへと切換わる。出力信号OUT1は遅延回路6に入
力信号INとして供給されるので、遅延回路6の点B1
の電位がハイレベルとなる。出力信号OUT1がハイレ
ベルとなると遅延回路6のコンデンサ12が放電を開始
し、点B1の電位が下がる。遅延回路6の点B1の電位
が電位BIASC未満になると出力信号OUT2がロー
レベルになる。
【0012】出力信号OUT2によって遅延回路7にお
けるコンデンサ12の充放電が制御され、遅延回路7の
点B1の電位に基づいて出力信号OUT3の出力レベル
が定められる。出力信号OUT3によって遅延回路5に
おけるコンデンサ12の充放電が制御される。上述の動
作を繰返し行うことによって発振動作が行われている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】遅延回路5〜7では、
比較回路14において電位BIASCの電位と点B1の
電位との比較することによって出力信号OUTを生成し
ている。一般的な比較回路の特徴として、2つの電位、
たとえば電位BIASCと点B1の電位とがほぼ一致し
た時点で、比較回路に供給されている電源電位にノイズ
がのっていると出力に当該ノイズが増幅されて出力され
る。このノイズは、電源電位に重畳している一定周期の
信号であり、信号の振幅は電源電位に対して充分に小さ
い。
【0014】図10は、遅延回路7からの出力信号OU
T3にノイズが発生することを説明するための波形図で
ある。図10(1)は、発振器1に供給される電源電位
VNの波形を示しており、基準となる電位VDDに対し
て、たとえば振幅Vが0.2Vで、周期が5MHzであ
るようなノイズ成分がのっているものとする。図10
(2)に示す点B1の電位の変化に基づいて、図10
(3)に示す比較回路14の内部の電位が変化し、図1
0(4),(5)に示す出力信号OUT3として出力さ
れる。電源電位VNがノイズ成分を含んでいるため、電
位が安定せず比較回路14における電位ではノイズ成分
が増幅されている。比較回路14の電位を反転した出力
信号OUT3に基づいて、図10(6)に示すクロック
信号CKが出力される。出力信号OUT3などに含まれ
るノイズによって、クロック信号の各立下がり時に本来
のクロック信号のパルス幅より短いパルス幅のパルス信
号が発生している。前記短いパルス幅のパルス信号を含
むクロック信号CKでコンピュータなどの制御を行う
と、コンピュータの誤動作を引起こす。
【0015】上述のような発振器におけるノイズを除去
するためのノイズ除去回路が特開平6−149405号
公報に開示されている。前記公報に開示されているノイ
ズ除去回路は、タイミング発生部と、エッジ検出制御部
と、エッジ検出部とを含んで構成される。以下にノイズ
除去回路の動作について説明する。エッジ検出制御部か
らの制御信号によって、エッジ検出部は入力信号である
クロック信号の立上がりおよび立下がりのいずれか一方
のエッジ部分のみを検出するように制御されている。エ
ッジ検出部は、エッジ検出制御部で選択されているエッ
ジ部分を検出すると、出力を反転する。以後、制御信号
が反転するまでエッジ部分に対して反応しない。前記出
力の反転に基づいて、タイミング発生部は、一定時間経
過後に制御信号反転タイミングを意味する信号をエッジ
検出制御部に与える。これによって、エッジ検出部は前
記選択されたエッジ部分とは異なるエッジ部分に反応し
て出力を行うようになる。
【0016】上述のノイズ除去回路では、タイミングを
カウントするためにクロック信号より高速の信号が必要
となる。また、ノイズ除去回路を含むことによって発振
器を構成する回路が大きくなり、発振器の製造コストを
増大させる可能性がある。
【0017】本発明の目的は、供給される電源電位がノ
イズ成分を含んでいる場合であっても、ノイズ成分の影
響を受けることなく所望のパルス波形のクロック信号を
得ることができる発振器を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を予
め定める期間遅延して出力する遅延回路をN(Nは奇
数)個備えるとともに、前記予め定める期間は所望の発
振周波数と前記遅延回路の個数Nとによって定められ、
前段の出力が次段の入力信号として与えられ、最終段の
出力が第1段の入力信号として与えられるとともに、ク
ロック信号として出力される発振器において、少なくと
も最終段の遅延回路は、電荷蓄積手段と、前段の遅延回
路の出力信号のレベルに応じて前記電荷蓄積手段におけ
る電荷の充電および放電を制御する充放電制御手段と、
電荷蓄積手段の電位と予め定める基準電位との比較を行
ってハイレベル/ローレベルいずれかの電位を出力する
比較手段と、前記比較手段の出力電位の切換わりを検出
し、検出後は比較手段の出力電位を固定する制御手段と
を含むことを特徴とする発振器である。本発明に従え
ば、発振器に含まれる最終段の遅延回路は、前段の遅延
回路から出力される信号のレベルに応じて充放電制御手
段が電荷蓄積手段における電荷の放電または充電を制御
し、比較手段で電荷蓄積手段の電位と基準電位とを比較
してハイレベル/ローレベルいずれかの電位を出力して
いる。比較手段の電位が、たとえばローレベルからハイ
レベルへと切換わると、制御手段によって電位の切換わ
りが検出され、制御手段が比較手段の出力電位を固定す
る。したがって、最終段の遅延回路では、比較手段の電
位が切換わった後は比較手段の出力電位が固定されるの
で、電荷蓄積手段の電位および基準電位がどのように変
化しても、一度出力電位の切換った後は比較手段の出力
電位が変化することがなく、比較手段における不所望な
出力電位の切換わりを防止することができる。また、遅
延回路の出力である比較手段の電位に基づいてクロック
信号を作成している場合、短期間の出力電位の切換わり
による所定の幅以下のパルス信号の発生を防ぐことがで
き、所定の幅を有するパルス信号のみを得ることができ
る。
【0019】また本発明は、入力信号を予め定める期間
遅延して出力する遅延回路をN(Nは奇数)個備えると
ともに、前記予め定める期間は所望の発振周波数と前記
遅延回路の個数Nとによって定められ、前段の出力が次
段の入力信号として与えられ、最終段の出力が第1段の
入力信号として与えられるとともに、クロック信号とし
て出力される発振器において、少なくとも最終段の遅延
回路は、電荷蓄積手段と、前段の遅延回路の出力信号の
レベルに応じて前記電荷蓄積手段における電荷の充電お
よび放電を制御する充放電制御手段と、電荷蓄積手段の
電位と予め定める基準電位との比較を行ってハイレベル
/ローレベルいずれかの電位を出力する比較手段と、前
記比較手段の出力電位の切換わりを検出し、検出後は電
荷蓄積手段の電位を前記基準電位より低く定められる所
定の電位に引下げる放電制御手段とを含むことを特徴と
する発振器である。本発明に従えば、発振器に含まれる
最終段の遅延回路は、前段の遅延回路から出力される信
号のレベルに応じて充放電制御手段が電荷蓄積手段の放
電または充電を制御し、比較手段で電荷蓄積手段の電位
と基準電位とを比較してハイレベル/ローレベルいずれ
かの電位を出力している。比較手段の電位が、たとえば
低レベルから高レベルへと切換わると、放電制御手段に
よって電位の切換わりが検出され、放電制御手段が電荷
蓄積手段の電位を所定の電位まで引下げている。したが
って、比較手段において出力電位が、たとえばローレベ
ルからハイレベルに切換わると、放電制御手段が電荷蓄
積手段の電位を所定の電位まで引下げるので、比較手段
の出力がいずれか一方のレベルに固定されることとな
り、比較手段の出力電位の不所望な変化を防止すること
ができる。また、遅延回路の出力である比較手段の電位
に基づいてクロック信号を作成している場合、短期間の
出力電位の切換わりによる所定の幅以下のパルス信号の
発生を防ぐことができ、所定の幅を有するパルス信号の
みを得ることができる。
【0020】さらに本発明は、前記放電制御手段は、前
記比較手段からの信号が与えられるインバータ回路と、
前記インバータ回路の出力と、前記前段の遅延回路の出
力信号との論理積を演算するアンド回路と、一方端子に
前記電荷蓄積手段が接続され、他方端子は前記所定の電
位に接続され、前記アンド回路の出力に応答して導通/
遮断が制御されるスイッチング素子とを含んで構成さ
れ、前記アンド回路の出力によってスイッチング素子が
導通することで、前記電荷蓄積手段の電位を前記所定の
電位まで引下げることを特徴とする。本発明に従えば、
最終段の遅延回路に含まれる放電制御手段では、比較手
段からの信号をインバータ回路で反転させた信号と、前
段の遅延回路の出力信号との論理積をアンド回路で演算
し、アンド回路の出力で電荷蓄積手段に接続されている
スイッチング素子の導通/遮断を制御している。したが
って、アンド回路の出力によってスイッチング素子が導
通すると、電荷蓄積手段の電位が所定の電位まで引下げ
られることとなり、比較手段の出力電位が固定され、比
較手段の出力電位の不所望な変化を防止することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある発振器31の構成を示すブロック図である。発振器
31は、遅延回路群32と、第1バイアス回路33と、
第2バイアス回路34と、インバータ回路35とを含ん
で構成される。遅延回路群32は、遅延回路36〜38
を含んで構成される。第1バイアス回路33は、Pチャ
ネルトランジスタ39と、Nチャネルトランジスタ40
〜45と、抵抗REXとを含んで構成される。第2バイ
アス回路34は、Pチャネルトランジスタ46,47と
Nチャネルトランジスタ48とを含んで構成される。イ
ンバータ回路35は、前述の図7に示すインバータ回路
4と同一の構成であるので、動作についての説明を省略
する。
【0022】遅延回路群32において、遅延回路36〜
38の各回路間の接続関係は、前述の従来技術で説明し
た遅延回路5〜7と同一であるので説明を省略する。ま
た、遅延回路36〜38の遅延時間は、従来の技術と同
様に、所望の発振周波数と遅延回路の個数とによって定
められる。
【0023】第2バイアス回路34において、Nチャネ
ルトランジスタ48のゲートには、電圧VDDが与えら
れており、Nチャネルトランジスタ48は常に導通して
いる。Pチャネルトランジスタ46には電圧VDDが供
給されており、ゲートには電圧VDDからPチャネルト
ランジスタ46のスレッシュホールド電圧Vth分下が
った電圧が印加されている。また、Pチャネルトランジ
スタ47には電圧VDD−Vthが与えられており、ゲ
ートには前記与えられる電圧からさらに電圧Vth分下
がった電圧が与えられている。第2バイアス回路34か
らは、第2バイアス電圧として電圧VDDから2つのP
チャネルトランジスタ46,47のスレッシュホールド
電圧Vthだけ下がった電圧VDD−2×Vthが出力
される。
【0024】前記第2バイアス回路34から出力された
第2バイアス電圧は、第1バイアス回路33のPチャネ
ルトランジスタ39のゲートに与えられる。第2バイア
ス電圧によってPチャネルトランジスタ39は常に導通
状態となるように制御される。
【0025】第1バイアス回路33には、端子CK1が
設けられており、端子CK1に抵抗REXの一方端を接
続している。抵抗REXの他方端には電圧VDDが与え
られている。抵抗REXの抵抗値によって定まる電圧が
端子CK1を介して基準信号OSCINとして出力され
る。
【0026】Nチャネルトランジスタ40,41;4
2,43;44,45は、それぞれ2個ずつ直列に接続
され、3つのトランジスタ対は、トランジスタ39とグ
ランド電位との間に並列に接続される。トランジスタ4
0〜45のうち、トランジスタ41,43,45のゲー
トは共通に接続され電圧VDDが与えられている。トラ
ンジスタ40,42,44のゲートは共通に接続され、
Pチャネルトランジスタ39の出力が与えられている。
したがって、Nチャネルトランジスタ40〜45は常に
導通状態となるように制御され、Pチャネルトランジス
タ39の出力に対する抵抗成分として動作する。Pチャ
ネルトランジスタ39の出力と、Nチャネルトランジス
タ40〜45とによって作成された電圧が、放電電流制
御信号REFVとして出力される。
【0027】図2は、遅延回路38の構成例を示す回路
図である。遅延回路38は、充放電制御回路51と、コ
ンデンサ52と、電位出力回路53と、比較回路54
と、安定化回路55とを含んで構成される。充放電制御
回路51は、Pチャネルトランジスタ61とNチャネル
トランジスタ62,63とを含んで構成される。充放電
制御回路51では、前段の出力である入力信号INがP
チャネルトランジスタ61とNチャネルトランジスタ6
2とに与えられている。Pチャネルトランジスタ61と
Nチャネルトランジスタ62とは、入力信号INの信号
レベルに基づいていずれか一方が導通する。
【0028】入力信号INがローレベルとなってPチャ
ネルトランジスタ61が導通すると、電圧VDDがコン
デンサ52に与えられることとなり、コンデンサ52に
電荷が充電される。入力信号INがハイレベルとなると
Pチャネルトランジスタ61が遮断され、Nチャネルト
ランジスタ62が導通する。Nチャネルトランジスタ6
2が導通することによって、コンデンサ52に蓄えられ
た電荷が放電される。Nチャネルトランジスタ63のゲ
ートには、第1バイアス回路33から出力された放電電
流制御信号REFVが与えられる。Nチャネルトランジ
スタ63のゲートに与えられる電位に基づいて、コンデ
ンサ52からの電荷の放電速度が定められる。コンデン
サ52は、後述する比較回路54におけるPチャネルト
ランジスタ67のゲートに接続されており、コンデンサ
52の電位によってPチャネルトランジスタ67の導通
/遮断が制御される。
【0029】電位出力回路53は、Pチャネルトランジ
スタ65とNチャネルトランジスタ66とを含んで構成
される。Pチャネルトランジスタ65のソースには電圧
VDDが与えられており、Pチャネルトランジスタ65
のゲートには第1バイアス回路33から出力された基準
信号OSCINが与えられる。Pチャネルトランジスタ
65のドレインは、Nチャネルトランジスタのゲートと
ドレインとに共通に接続される。Nチャネルトランジス
タ66のソースは、接地されている。Pチャネルトラン
ジスタ65は、信号OSCINによって常に導通状態と
なっており、電圧VDDから電圧Vthだけ下がった電
圧を出力する。Pチャネルトランジスタ65の出力は信
号(「電位」と呼ぶこともある)BIASCとして後述
する比較回路54および遅延回路36,37に供給され
る。
【0030】比較回路54は、Pチャネルトランジスタ
67,68と、Nチャネルトランジスタ69〜71とを
含んで構成される。前述のしたように、Pチャネルトラ
ンジスタ67は、コンデンサ52の電位によって導通/
遮断が制御される。Pチャネルトランジスタ67のソー
スには電圧VDDが与えられている。Pチャネルトラン
ジスタ67の出力は、Pチャネルトランジスタ68およ
びNチャネルトランジスタ70のゲートと、Nチャネル
トランジスタ69のドレインとに与えられている。Pチ
ャネルトランジスタ68のドレインとNチャネルトラン
ジスタ70のドレインとは共通に接続され、接続点の電
位が出力信号OUT3としてインバータ回路35に与え
られる。Pチャネルトランジスタ68のソースには電圧
VDDが与えられており、Nチャネルトランジスタ70
のソースにはNチャネルトランジスタ71のドレインが
接続されている。Nチャネルトランジスタ69,71の
ゲートには、それぞれ前記電位BIASCが与えられて
おり、ソースはそれぞれ接地されている。
【0031】コンデンサ52の放電電位によってPチャ
ネルトランジスタ67が導通された場合には、電圧VD
DがPチャネルトランジスタ67を介してPチャネルト
ランジスタ68およびNチャネルトランジスタ70のゲ
ートに与えられる。このとき、Nチャネルトランジスタ
70が導通し、接地電位がNチャネルトランジスタ7
0,71を介して出力信号OUT3として出力される。
【0032】Pチャネルトランジスタ67が遮断された
場合には、接地電位がNチャネルトランジスタ69を介
してPチャネルトランジスタ68およびNチャネルトラ
ンジスタ70の各ゲートに与えられる。このとき、Pチ
ャネルトランジスタ68が導通し、電圧VDDがPチャ
ネルトランジスタ68を介して出力信号OUT3として
出力される。
【0033】安定化回路55は、インバータ73と、ア
ンドゲート74と、Nチャネルトランジスタ75とを含
んで構成される。安定化回路55は、出力信号OUT3
と入力信号INとに基づいてコンデンサ52に蓄えられ
ている電荷を放電する。
【0034】インバータ73には、比較回路54の出力
信号OUT3が与えられる。インバータ73は、当該信
号の信号レベルを反転させてアンドゲート74の一方入
力端子に与える。アンドゲート74の他方入力端子には
入力信号INが与えられる。アンドゲート74の出力が
Nチャネルトランジスタ75のゲートに与えられてお
り、アンドゲート74の出力に基づいてNチャネルトラ
ンジスタ75の導通/遮断が制御される。
【0035】Nチャネルトランジスタ75は、ソースが
接地されており、ドレインにコンデンサ52の電位が供
給されている。したがって、出力信号OUT3がローレ
ベルであって、入力信号INがハイレベルである場合に
はNチャネルトランジスタ75が導通され、コンデンサ
52に蓄えられている電荷がNチャネルトランジスタ7
5を介して放電される。
【0036】図3は、遅延回路36,37の構成例を示
すブロック図である。遅延回路36,37において、前
述の遅延回路38と同一の構成要素には同一の参照符を
付して説明を省略する。遅延回路36,37は、それぞ
れ充放電制御回路51とコンデンサ52と比較回路54
とを含んで構成される。遅延回路36,37には、電位
出力回路53が設けられておらず、遅延回路38によっ
て作成された電位BIASCがNチャネルトランジスタ
69,71に与えられる。遅延回路36の出力を出力信
号OUT1とし、遅延回路37の出力を出力信号OUT
2とする。
【0037】電位出力回路53は、電位BIASCを作
成するために常に電流を流しておかなければならず、消
費電力の増加を招く。そのため、3つの遅延回路36,
37,38のうちいずれか1つの遅延回路にのみ設け
て、他の2つの遅延回路には電位出力回路53を設けた
遅延回路から電位BIASCを供給することによって消
費電力を低減させている。本実施の形態では、遅延回路
38に電位出力回路53を設けたが、遅延回路36もし
くは37に設けられる構成であってもよい。
【0038】図4は、遅延回路群32における各電位の
波形図である。図4において「H」はハイレベルの電位
であることを示し、「L」はローレベルの電位であるこ
とを示す。たとえば、ハイレベルは電源電圧VDDであ
り、ローレベルは接地電位である。遅延回路36〜38
におけるコンデンサ52の電位は、それぞれ点B11,
B12,B13で測定されるものとする。
【0039】遅延回路36の点B11の電位は、時刻t
40でハイレベルとなっており、時刻t41まで電圧V
DDが保持されている。時刻t41において、遅延回路
36の前段にあたる遅延回路38からの出力信号OUT
3がハイレベルとなると、遅延回路36のコンデンサ5
2の放電が開始される。点B11の電位が電位BIAS
Cと等しくなる時刻t42で、遅延回路36からの出力
信号OUT1がハイレベルからローレベルへと切換わ
る。出力信号OUT1がローレベルとなることによっ
て、遅延回路37のコンデンサ52が充電され、点B1
2の電位がハイレベルになる。
【0040】時刻t43において、出力信号OUT3が
ハイレベルからローレベルへと切換わると遅延回路36
のコンデンサ52が充電され、出力信号OUT1がハイ
レベルになる。出力信号OUT1がハイレベルになるこ
とによって遅延回路37のコンデンサ52が放電を開始
する。点B12の電位が下がって、電位BIASCと等
しくなる時刻t44で遅延回路37からの出力信号OU
T2がローレベルへと切換わる。出力信号OUT2がロ
ーレベルになることによって、遅延回路38のコンデン
サ52が充電を開始し、点B13の電位がハイレベルに
なる。時刻t45で、出力信号OUT2がハイレベルへ
と切換わることによって、遅延回路38のコンデンサ5
2が放電を開始する。時刻t46において、点B13の
電位が電位BIASCと等しくなると出力信号OUT3
がローレベルへと切換わる。出力信号OUT3と出力信
号OUT2とによって図2に示すNチャネルトランジス
タ75が導通し、点B13の電位が急激に下がりローレ
ベルになる。
【0041】図5は、本実施の形態の効果を説明するた
めの図である。図5(1)は、前述の従来技術における
遅延回路7の点B1の電位と比較回路14の内部の電位
の変化を示す波形図である。遅延回路7の比較回路14
は、遅延回路38の比較回路54と同一の構成であり、
図5(1)に示す比較回路14の内部の電位は、比較回
路54の点D13の電位に相当する。
【0042】図5(1)に示す波形図において、時刻t
50においてコンデンサの充電が開始され、点B1の電
位がハイレベルとなる。時刻t51において、コンデン
サの放電が開始されると点B1の電位は1次関数的に減
少し、時刻t52で電位BIASCと等しくなり、時刻
t53でローレベルとなる。点B1の電位が電位BIA
SCに近付くあたりから前記内部電位が上昇し始める。
図5(1)において破線で示す前記内部電位が電位BI
ASCを超えるたびに、前記内部電位が電位BIASC
を超えている時間だけハイレベルとなる矩形のパルス信
号が発生することとなる。このように発生するパルス信
号は、本来のクロック信号のパルス幅よりも短く、不所
望なパルス信号である。
【0043】図5(2)は、遅延回路38の点B13と
点D13との電位の変化を示す波形図である。時刻t5
0から時刻t52までの波形については、図5(1)に
示す遅延回路7の波形と同一であるので説明を省略す
る。時刻t52において、前述のようにNチャネルトラ
ンジスタ75が導通して点B13の電位が急激に減少し
てローレベルとなるので、時刻t52以後は破線で示す
ように点D13の電位が単調に上昇するようになる。し
たがって、点D13の電位が電位BIASCを短い時間
だけ超えることによって発生する不所望なパルス信号の
発生が防止されている。
【0044】図6は、発振器31を用いて行われた動作
シミュレーションの結果を示す図である。電源電圧に印
加したノイズは、振幅が0.2Vで、周波数が5MHz
である。また、電源電位VDDは3.5Vとする。Nチ
ャネルトランジスタ75のサイズは、幅が2.0μmで
長さが22.0μmである。図6に示すように、一定期
間のみハイレベルとなるパルス信号が出力されることが
確認された。
【0045】以上のように本発明の実施の一形態によれ
ば、発振器31を動作させるために供給される電源電位
がノイズ成分を含んでいる場合であっても、ノイズ成分
の影響を受けることなく所望のパルス波形のクロック信
号を得ることができる。遅延回路38において、点B1
3の電位が電位BIASCに近付くことによって上昇す
る点D13の電位が、電位BIASC以上となった時点
で電位が切換わる出力信号OUT3の変化を検出し、コ
ンデンサ52の電荷を瞬時に放電させて点B13の電位
をローレベルに落としているので、出力信号OUT3の
レベルが一度切換わった後は、比較回路54において電
位の比較が行われなくなり、不所望なパルス波形の発生
を防ぐことができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
も最終段の遅延回路には制御手段が設けられており、制
御手段は比較手段の電位の切換わりを検出すると、比較
手段の出力電位を固定するので、電荷蓄積手段の電位お
よび基準電位がどのように変化しても、一度出力電位の
切換った後は比較手段の出力電位が変化することがな
く、比較手段における出力電位の不所望な切換わりを防
止することができる。
【0047】また本発明によれば、少なくとも最終段の
遅延回路には放電制御手段が設けられており、比較手段
の出力電位が、たとえば低レベルから高レベルに切換わ
ると、放電制御手段によって電荷蓄積手段の電位が所定
の電位まで引下げられるので、比較手段の出力がいずれ
か一方の電位に固定されることとなり、比較手段の出力
電位の不所望な切換わりを防止することができる。
【0048】また、遅延回路の出力である比較手段の電
位に基づいてクロック信号を作成している場合、短期間
の出力電位の切換わりによる所定の幅以下のパルス信号
の発生を防ぐことができ、所定の幅を有するパルス信号
のみを得ることができる。
【0049】さらに本発明によれば最終段の遅延回路に
含まれる放電制御手段では、比較手段からの信号をイン
バータ回路で反転させた信号と、前段の遅延回路の出力
信号との論理積をアンド回路で行い、アンド回路の出力
で電荷蓄積に接続されているスイッチング素子の導通/
遮断を制御しているので、アンド回路の出力によってス
イッチング素子が導通すると、電荷蓄積手段の電位が所
定の電位まで引下げられることとなり、比較手段の出力
電位が固定され、出力電位の不所望な変化を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である発振器31の構成
を示すブロック図である。
【図2】遅延回路38の構成例を示す回路図である。
【図3】遅延回路36,37の構成例を示す回路図であ
る。
【図4】遅延回路群32における各電位の波形図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の効果を説明するための図
である。
【図6】発振器31を用いて行われた動作シミュレーシ
ョンの結果を示す図である。
【図7】典型的な従来例である発振器1の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】発振器1に含まれる遅延回路7の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】発振器1における各遅延回路5〜7の信号の波
形図である。
【図10】遅延回路7からの出力信号OUT3にノイズ
が発生することを説明するための図である。
【符号の説明】
31 発振器 32 遅延回路群 33 第1バイアス回路 34 第2バイアス回路 35 インバータ回路 36〜38 遅延回路 39,46,47,61,65 Pチャネルトランジス
タ 40〜45,48,75 Nチャネルトランジスタ 51 充放電制御回路 52 コンデンサ 53 電位出力回路 54 比較回路 55 安定化回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を予め定める期間遅延して出力
    する遅延回路をN(Nは奇数)個備えるとともに、前記
    予め定める期間は所望の発振周波数と前記遅延回路の個
    数Nとによって定められ、前段の出力が次段の入力信号
    として与えられ、最終段の出力が第1段の入力信号とし
    て与えられるとともに、クロック信号として出力される
    発振器において、 少なくとも最終段の遅延回路は、 電荷蓄積手段と、 前段の遅延回路の出力信号のレベルに応じて前記電荷蓄
    積手段における電荷の充電および放電を制御する充放電
    制御手段と、 電荷蓄積手段の電位と予め定める基準電位との比較を行
    ってハイレベル/ローレベルいずれかの電位を出力する
    比較手段と、 前記比較手段の出力電位の切換わりを検出し、検出後は
    比較手段の出力電位を固定する制御手段とを含むことを
    特徴とする発振器。
  2. 【請求項2】 入力信号を予め定める期間遅延して出力
    する遅延回路をN(Nは奇数)個備えるとともに、前記
    予め定める期間は所望の発振周波数と前記遅延回路の個
    数Nとによって定められ、前段の出力が次段の入力信号
    として与えられ、最終段の出力が第1段の入力信号とし
    て与えられるとともに、クロック信号として出力される
    発振器において、 少なくとも最終段の遅延回路は、 電荷蓄積手段と、 前段の遅延回路の出力信号のレベルに応じて前記電荷蓄
    積手段における電荷の充電および放電を制御する充放電
    制御手段と、 電荷蓄積手段の電位と予め定める基準電位との比較を行
    ってハイレベル/ローレベルいずれかの電位を出力する
    比較手段と、 前記比較手段の出力電位の切換わりを検出し、検出後は
    電荷蓄積手段の電位を前記基準電位より低く定められる
    所定の電位に引下げる放電制御手段とを含むことを特徴
    とする発振器。
  3. 【請求項3】 前記放電制御手段は、 前記比較手段からの信号が与えられるインバータ回路
    と、 前記インバータ回路の出力と、前記前段の遅延回路の出
    力信号との論理積を演算するアンド回路と、 一方端子に前記電荷蓄積手段が接続され、他方端子は前
    記所定の電位に接続され、前記アンド回路の出力に応答
    して導通/遮断が制御されるスイッチング素子とを含ん
    で構成され、 前記アンド回路の出力によってスイッチング素子が導通
    することで、前記電荷蓄積手段の電位を前記所定の電位
    まで引下げることを特徴とする請求項2記載の発振器。
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