JP3392185B2 - 成形品の製造方法 - Google Patents

成形品の製造方法

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JP3392185B2
JP3392185B2 JP15902393A JP15902393A JP3392185B2 JP 3392185 B2 JP3392185 B2 JP 3392185B2 JP 15902393 A JP15902393 A JP 15902393A JP 15902393 A JP15902393 A JP 15902393A JP 3392185 B2 JP3392185 B2 JP 3392185B2
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の内装や、オフ
ィスオートメーション(OA)機器・家電製品などのハ
ウジングや、文具、サニタリー、日用品、建材内装な
ど、人が触る可能性のある部位に被覆したり、あるいは
そのまま用いたりすることにより、耐傷付性と良好な接
触感とを付与できる成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記被覆材料としては、表面がエ
ンボス加工されたポリ塩化ビニル層からなり、必要に応
じて発泡体層が積層されたシートが用いられてきた。
【0003】しかしながら、このようなポリ塩化ビニル
を用いたシートは、シートの柔軟性に欠け、またその製
造において複数の工程を必要とすることから、例えば、
特公平1−14023号公報には、ポリオレフィン系樹
脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムの部分架
橋物とのブレンド体からなり、表面がエンボス加工され
た熱可塑性エラストマー層の裏面側に、ポリエチレンま
たはポリプロピレンの発泡体層を積層してなる、被覆用
シートが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平1−1
4023号公報に記載のオレフィン系エラストマーを用
いたシートは、シートの表面の接触抵抗の点から耐傷付
性が悪いという欠点があった。
【0005】また、シートに耐傷付性を付与するため
に、特開昭63−272547号公報に記載のように、
後工程でウレタン樹脂をコーティングしてシートを得る
方法があるが、この方法では有機溶剤を乾燥させるため
のブースが必要であり、さらに作業環境や汚染および安
全衛生上の点にも問題がある。
【0006】さらに、これらのシートは、シート全体の
展延性に劣っているため、凹凸や曲面を有する成形品、
特に深絞り成形品を被着体とする場合には、これらのシ
ートを貼付けることが不可能である場合があった。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点を改善し、
柔軟性および耐傷付性に優れ、しかも凹凸や曲面を有す
る成形品においてもその形状に沿わせながら貼付するこ
とが可能である被覆用シートを用いた成形品の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の製造方法
は、熱可塑性ウレタンエラストマーを主成分としてなる
表面層と、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー10
0重量部及び接着付与剤1〜30重量部からなり且つ上
記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー及び上記接着
付与剤を60重量%以上含有する基材層と、該基材層の
裏面側に積層された発泡体層とを有する被覆用シート
を、型内に導入する工程、および空気圧成形により該被
覆用シートの少なくとも一部を型面に沿わせる工程を包
含する。
【0009】本発明の第2の製造方法は、熱可塑性ウレ
タンエラストマーを主成分としてなる表面層と、熱可塑
性ポリオレフィン系エラストマー100重量部及び接着
付与剤1〜30重量部からなり且つ上記熱可塑性ポリオ
レフィン系エラストマー及び上記接着付与剤を60重量
%以上含有する基材層と、該基材層の裏面側に積層され
た発泡体層とを有する被覆用シートを、表面層が金型側
になるように予め空気圧成形により予備成形して型面に
密着させる工程、および該型の凹部内に成形用樹脂を注
入して該被覆用シートと一体化する工程を包含する。
【0010】これらの詳細は以下の通りである。
【0011】まず、請求項1に記載の方法について述べ
る。
【0012】請求項1の発明で使用される被覆用シート
は、表面層、基材層、および発泡体層を有する。
【0013】上記表面層は熱可塑性ウレタンエラストマ
ーを主成分とする。
【0014】この熱可塑性ウレタンエラストマーは、常
温ではゴム弾性を有し、高温では可塑化されて各種形状
に成形加工が可能なものであり、一般に分子中にエント
ロピー弾性を有するゴム成分(ソフトセグメント)とし
て、ポリエーテルポリエステル、ポリカーボネートを有
し、塑性変形を防止するための分子拘束成分(ハードセ
グメント)として、ウレタン結合で構成されたセグメン
トを有している。成形可能な範囲においては一部架橋構
造を有する場合もあるが、広範囲の三次元網目構造は有
していない。
【0015】上記熱可塑性ウレタンエラストマーは、耐
傷付性を発現するために、そのガラス転移点(Tg)は
特に−50〜20℃の範囲のものが良好であり、分子量
は剛性の点から高いほうが好ましく、重量平均分子量と
しては20,000〜3,000,000の範囲が好ま
しい。また、その硬さは裏面層に積層する基材層や発泡
体層の硬さや、厚みによっても異なるが、JIS Aの
硬度で50〜98程度の範囲のものが好ましい。
【0016】上記表面層にはさらに弾性微粒子を含有さ
せて、表面に凹凸が形成されるたようにしてもよい。こ
のようにすると、触った感触が非常に柔軟でソフトタッ
チとなると共に艶消しとなる。
【0017】上記弾性微粒子とは、その形状が変形する
まで加圧した後、開放する時、弾性回復する性質を有す
るもので、例えば、ポリウレタン、アクリル−ウレタン
共重合体、スチレン、スチレン−イソプレン共重合体な
どからなる。これら弾性微粒子は、その粒径分布の極大
が、1〜50μmの範囲のものを熱可塑性ウレタンエラ
ストマー樹脂100重量部に対して20〜200重量
部、特に50〜150重量部添加するのが好ましい。弾
性微粒子の粒径が1μmを下回ると、得られるシートに
十分なスエード感(ソフトタッチ感)が得られず、シー
トの膜厚にもよるが粒径が50μmを上回ると、シート
の延伸時にその表面に亀裂が生じ易くなる。添加量が2
0重量部より少ないと、得られるシートに十分な凹凸が
得られずスエード感(ソフトタッチ感)が低下する。添
加量が多いと、シートを延伸時にその表面に亀裂が生じ
易くなる。この弾性微粒子は1種に限らず、2種以上を
併用してもよい。微粒子の形状は球形に限らない。柔軟
な熱可塑性エラストマーを用いる場合や、少し硬い感触
でもよい場合には、例えば、架橋ポリメタクリル酸メチ
ルや、無機材料でできた硬い微粒子を用いてもよい。ま
た、天然の粉砕微粒子(皮革や繊維)を用いてもよい。
【0018】基材層に含有される熱可塑性ポリオレフィ
ン系エラストマーとしては、ハードセグメントとしてポ
リプロピレンを有し、ソフトセグメントとしてエチレン
を有するものや、エチレンと共に少量のジエン成分を有
するもの(順にEPM、EPDM、総称してEPR)、
これらをブレンドして得られたものや、これらにさらに
有機過酸化物を添加することにより部分架橋したものな
どを使用することができる。
【0019】これらの熱可塑性ポリオレフィン系エラス
トマーの硬さは、得たい被覆用シートの感触とによって
も異なるが一般的にはJIS A硬度で50〜98の範
囲が好ましい。また、熱可塑性ポリオレフィン系エラス
トマーの延伸成形性などを改良するためにさらに、ポリ
オレフィン系樹脂(ポリプロピレンやリニヤローデンシ
ティポリエチレンなど)が基材層に含有されてもよい。
【0020】基材層に含有される接着付与剤としては、
例えば、主鎖または側鎖にカルボン酸基、カルボン酸エ
ステル基、アミド基、水酸基、エポキシ基からなる群か
ら選択される少なくとも一種の官能基を有するオレフィ
ン系のオリゴマーまたはポリマーが好ましく使用され
る。接着性ポリマーまたはオリゴマーの官能基のうち特
にカルボン酸基を有するものが好ましい。また、カルボ
ン酸の量は、ポリマーの酸価が、10〜60mg KO
H/gが好ましい。これら接着付与剤の添加量は、用い
る接着付与剤の官能基の量にもよるが、一般的に熱可塑
性エラストマー100重量部に対し、1〜30重量部
限定され、3〜15重量部が好ましい。1重量部より少
ない場合は、表面層と基材層の密着性が低下し、30重
量部を越えると、基材層の成形性が低下し、また経済的
でない。
【0021】本発明では基材層にエラストマーとともに
接着付与剤を含有させる場合を述べたが、熱可塑性オレ
フィン系エラストマーにこれら官能基をグラフトしたも
のをさらに用いてもよい。
【0022】これら基材層の主成分である熱可塑性オレ
フィン系エラストマーと接着付与剤は、基材層を構成す
る材料の60重量%以上含有する必要があり、特に70
重量%以上含有するのが好ましい
【0023】上記発泡体層を構成する材料としては、例
えばポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ン系樹脂、ポリスチレン、スチレン−無水マレイン酸共
重合体などのポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、各種熱可塑性エラストマー
樹脂など発泡可能な樹脂材料が挙げられる。
【0024】また、これらの発泡体層の発泡効率は、ソ
フトタッチ感を発現するため、5〜50倍程度が好まし
く、特に10〜50倍程度が好ましい。
【0025】これら本発明に用いられる被覆用シート表
面には、エンボス加工が施されてもよい。一般的には、
エンボス加工は、金型から出た直後のシートを通常のエ
ンボスロールに通すことにより行われ、それによりシー
ト表面にエンボス加工がされる。
【0026】上記のようなシートは一般的には表面層、
基材層を共押出し後、発泡体層にラミネートする方法
や、それぞれの層を押出成形やカレンダー成形などで形
成した後、加熱ラミネートする方法などにより作成され
る。
【0027】共押出成形は、2台以上の押出機を使い、
おのおの押出された樹脂を1つに合流して多層構造の製
品を作る方法をさす。この共押出成形による合流方法に
は、フィードブロック法、マルチマニホールド法、マル
チスロットルダイ法がある。フィードブロック法はダイ
に入る直前に取り付けた特殊ブロックで合流させる方法
でブラックボックス法とも呼ばれる。マルチマニホール
ド法はダイ内に層数分だけのマニホールドを有する方法
である。マルチスロットルダイ法は、ダイ内では別々の
流れにして、ダイを出た直後に密着させる方法である。
【0028】こららのどの方法を用いても、本発明のシ
ート状積層体を作成できるが、各層の厚み精度の良好な
点で、マルチマニホールド法が好ましい。
【0029】さらに、共押出されたシート状積層体を、
発泡体層と積層させる場合には、押出されて溶融状態に
あるシート状積層体の基材層側に、上記材料で構成され
た発泡体シートを積層させた状態で一対のロールの間を
通過させ、融着させて積層一体化する。
【0030】また、共押出されたシート上積層体は、材
料を押出し発泡体層とラミネートされるときにロールを
通して冷却されるが、その際、熱可塑性ウレタンエラス
トマー層(表面層)側は、ロール温度が熱可塑性ウレタ
ンエラストマーの軟化点以下、好ましくは室温〜100
℃で、表面を粗面化したエンボス加工用のロールを通
し、シート状積層体の表面に、エンボス加工を施すこと
もできる。
【0031】なお、基材層と発泡体層の密着性が悪い場
合には、発泡体層の表面(基材層側の面)に、予めプラ
イマー層や、接着剤層を設けてもよい。
【0032】本発明で用いる被覆用シートには、さらに
必要に応じて顔料、染料などの着色剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、ヒンダードアミンなどの材料を添加するこ
とができる。
【0033】上記着色剤としては、塗料で用いられる顔
料、染料を使用し得る。顔料としては、酸化チタン、酸
化鉄、カーボンブラック、シアニン系顔料、キナクリド
ン系顔料などがある。染料ではアゾ系染料、アントラキ
ノン系染料、インジゴイド系染料、スチルベンゼン系染
料などがある。また、アルミフレーク、ニッケル粉、金
粉、銀粉などの金属粉などを着色剤として用いてもよ
い。これら材料はできるだけ微粒子のものが好ましい。
これら着色剤の添加量は、高隠ぺい性を有する着色剤を
用いる場合には、樹脂の固形分100重量部に対して、
2〜400重量部の範囲が好ましい。
【0034】本発明で用いられる被覆用シートには種々
の機能を付与するために各種機能性付与剤を添加するこ
とができる。上記の各種機能性付与剤には導電性材料、
結露防止剤、フォトクロミック化合物、防錆剤、難燃
剤、帯電付与剤などがある。
【0035】さらに、上記シートの意匠性を高めるため
に、印刷等の模様付けを行う場合もある。この場合は、
印刷を表面層の裏面(基材層上)に設けるのが好まし
い。
【0036】このようにして得られる本発明に用いられ
る被覆用シートの厚みは、シート構成により異なるが、
一般的には、表面層である熱可塑性ウレタンエラストマ
ー層が5〜500μm、基材層が200〜3,000μ
m、発泡体層が1000〜3,000μm程度とするこ
とが好ましい。
【0037】上記被覆用シートを用いて成形品を得るに
は、被覆用シートを表面層が金型側になるように金型内
(雌型や、雄型の上部など)に導入し、金型の表面に空
気圧成形により密着させる。
【0038】この場合の空気圧成形とは、真空成形また
は圧空気成形、あるいはこれらを組み合わせた成形方法
をさす。この方法において、型として、雄型または雌型
が用いられ得る。雌型を用いる場合には、型の表面にエ
ンボス模様を施しておけば、成形することによりシート
表面にエンボス模様が転写される。成形時のシートの絞
りが大きい場合には、空気圧成形時にプラグを用いる方
法(プラグアシスト成形)やマッチモールド成形を行っ
てもよい。
【0039】通常、空気圧成形を行う際に、被覆用シー
トは、表面層側、および発泡体層側共にそれぞれ別の加
熱装置により加熱される。
【0040】得られた成形品は、他の物品(例えば、下
記で用いられ得るコア材)に接着剤などを介して積層さ
れてもよい。
【0041】また、発泡体層にさらに例えば下記に示す
ようなコア材と同様の層を積層したシートを用いてもよ
い。
【0042】コア材は一般にABS(アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体)、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、アクリル樹脂、ポリエーテルイミド、ポリ
フェニレンサルファイド、ナイロン、または熱可塑性エ
ストラマー、さらに、これらの材料にガラス繊維や無機
充填剤を有するものなどが挙げられる。
【0043】請求項1に記載の方法で得られた成形品に
は、発泡体層側に、接着などによって基体となる成形品
を一体的に設けて実用に共する。接着剤としては、例え
ば、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体含有ポリオ
レフィン、塩素化ポリオレフィンなどのオレフィン系ホ
ットメルト接着剤が用いられる。
【0044】次に、請求項2に記載の方法について述べ
る。
【0045】請求項2の発明で用いる被覆用シートは、
上記被覆用シートと同様である。
【0046】請求項2の発明で用いられる成形用樹脂と
しては、通常成形される材料であればどの材料でも使用
できる。例えば、上記コア材として用いられる材料を使
用することができる。
【0047】上記被覆用シートを用いて成形品を得るに
は、上記被覆用シートを予め空気圧成形により予備成形
し、この予備成形品を表面層が得られる成形品の表面側
となるように金型面に密着させ、この型に上記成形用樹
脂を供給する。この方法には、成形用樹脂の注入の時期
によって2通りの成形方法が挙げられる(スタンピング
成形および射出成形)。スタンピング成形とは、金型内
に成形用樹脂を注入した後に金型を閉じて成形する方法
である。射出成形とは、金型を閉じた後に成形用樹脂を
注入して成形する方法である。
【0048】上記予備成形は射出成形などの樹脂の成形
を行う金型を用いて予備成形と射出成形などを同時に行
うか、または、射出成形用以外のシート成形用の金型を
用いて行うことができる。
【0049】請求項2に記載の方法において、シートを
成形する際、シートがあまり伸ばされない場合は、シー
トをあらかじめ空気圧成形しなくて良い場合もある。
【0050】発泡体層と成形用樹脂の密着を確保するた
め、発泡体層と成形用樹脂は同種の樹脂(例えば、発泡
体層がPPフォームで、成形用樹脂がPP)からなるこ
とが好ましい。発泡体層と成形用樹脂の密着性が悪い場
合には、発泡体層と成形用樹脂の間に接着層(プライマ
ー層)を設けることが好ましい。
【0051】また、成形用樹脂の熱や圧力により発泡体
層が変形され、その影響が表面層まで及ぶ場合には、発
泡体層に、さらに熱可塑性樹脂や、布などからなる層を
設けてもよい(ゲート近傍だけでもよい)。さらに、ゲ
ートは成形品の目だたない部分に設けたり、フィルムゲ
ートを用いるなどしてもよい。
【0052】実際に使用した装置および具体的な成形品
の製造方法は、実施例にて示す。
【0053】
【作用】本発明の製造方法により得られる成形品は、用
いられる被覆用シートの表面層に熱可塑性ウレタンエラ
ストマーを含有するため耐傷付性や柔軟性に優れ、特に
表面層に弾性微粒子を含有する場合は、シート表面に微
細な凹凸が形成されるため、艶消しとなり、触った感触
が非常に柔軟で、ソフトタッチとなる。本発明では被覆
用シートを一工程で積層一体化するので、比較的容易に
成形品を製造できる。
【0054】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
【0055】なお、部数は固形分での重量部数を示す。
【0056】被覆用シートの作成方法を以下に述べる。
実施例にはシート1〜5を、比較例にはシートAおよび
Bを用いた。
【0057】<シート1> 表面層:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(旭ガラス
(株)製、PN3429、JISA硬度85) 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石
油化学工業(株)製、ミラストマー8030N)50
部、熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石油化
学工業(株)製、ミラストマー5030N)30部、L
LPE(三井石油化学工業(株)製、UZ2021L)
10部、PP(三井石油化学工業(株)製、F650)
10部、接着付与剤(三洋化成工業(株)製、ユーメッ
クス1010、酸価52、Mn=4,000、軟化点1
45℃)5部をペレットブレンドしたもの 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ2mm、発泡効率25倍) 図1に示すように、マルチマニホールドタイプのダイ
と、2台の押出機1、1を有する2層の共押出装置2を
用いた。上記2層(表面層、基材層)を、それぞれ50
φ、40φの押出機1で押出した。押出機1の樹脂温度
はそれぞれ表面層205℃、基材層220℃、ダイの温
度は190℃で行った。ダイから出てきた2層シート4
の基材層側に発泡体層5を積層した状態で引き取りロー
ル3を通しラミネートした。引き取りロール3の温度は
40℃になるように制御した。
【0058】得られた被覆用シート6の各層の厚みは、
表面層6aが50μm、基材層6bが350μm,発泡
体層6cが2000μm程度であった。
【0059】<シート2> 表面層:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(大日本イ
ンキ(株)製、T7890、JISA硬度91) 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石
油化学工業(株)製、ミラストマー8030N)50
部、熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石油化
学工業(株)製、ミラストマー5030N)30部、L
LPE(三井石油化学工業(株)製、UZ2021L)
10部、PP(三井石油化学工業(株)製、F650)
10部、接着付与剤(三洋化成工業(株)製、ユーメッ
クス1010)5部をペレットブレンドしたもの 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ2mm、発泡効率20倍) 表面層と接する引き取りロールの表面に革エンボス模様
を有するものを用いた以外は<シート1>と同様の方法
で被覆用シートを作成した。
【0060】得られた被覆用シート6の各層の厚みは、
表面層が30μm、基材層が400μm、発泡体層20
00μm程度であった。
【0061】<シート3> 表面層:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(旭ガラス
工業(株)製、PN3429、JISA硬度85)10
0部に、弾性微粒子(積水化成品工業(株)製、UB2
0ブラック(平均粒径20μmのウレタンビーズ)70
部を混練したもの 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石
油化学工業(株)製、ミラストマー8030N)50
部、熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石油化
学工業(株)製、ミラストマー5030N)30部、L
LPE(三井石油化学工業(株)製、UZ2021L)
10部、PP(三井石油化学工業(株)製、F650)
10部、接着付与剤(三洋化成工業(株)製、ユーメッ
クス1010)5部をペレットブレンドしたもの 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ2mm、発泡効率25倍) <シート2>と同様の方法で被覆用シートを作成した。
【0062】得られた被覆用シート6の各層の厚みは、
表面層が70μm、基材層が350μm、発泡体層20
00μm程度であった。
【0063】<シート4> 表面層:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(日本ミラ
クトラン(株)製、E375、JISA硬度75)10
0部に、弾性微粒子(積水化成品工業(株)製、EAX
20ブラック(平均粒径20μmの架橋アクリルビー
ズ)70部を混練したもの 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石
油化学工業(株)製、ミラストマー8030N)30
部、熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石油化
学工業(株)製、ミラストマー5030N)50部、L
LPE(三井石油化学工業(株)製、UZ2021L)
10部、PP(三井石油化学工業(株)製、P650)
10部、接着付与剤(三洋化成工業(株)製、ユーメッ
クス1010、酸価26)15部をペレットブレンドし
たもの 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ3mm、発泡効率15倍) <シート2>と同様の方法で被覆用シートを作成した。
【0064】得られた被覆用シート6の各層の厚みは、
表面層が70μm、基材層が350μm、発泡体層30
00μm程度であった。
【0065】<シート5> 表面層:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(旭ガラス
工業(株)製、PN3429、JISA硬度85)10
0部に、弾性微粒子(積水化成品工業(株)製、UB2
0ブラック(平均粒径20μmのウレタンビーズ)50
部を混練したもの 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(住友化
学工業(株)製、WT232−H3)80部にPPを2
0部、接着付与剤(三洋化成工業(株)製、ユーメック
ス1010)5部ペレットブレンドしたもの、 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ2mm) <シート2>と同様の方法で被覆用シートを作成した。
【0066】得られた被覆用シート6の各層の厚みは、
表面層が70μm、基材層が350μm、発泡体層20
00μm程度であった。
【0067】<シートA> 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石
油化学工業(株)製、ミラストマー8030N)50
部、熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石油化
学工業(株)製、ミラストマー5030N)30部、L
LPE(三井石油化学工業(株)製、UZ2021L)
10部、PP(三井石油化学工業(株)製、F650)
10部、をペレットブレンドしたもの 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ2mm、発泡効率25倍) 40φ押出機1で押出した。押出機1の樹脂温度は21
0℃で行った。用いた装置は図1と同様であるが、2台
の押出機のうちの1つの押出機のみを用いた。また、引
き取りロール3の温度は40℃になるように制御した。
【0068】得られたシートの厚みは、基材層が500
μm、発泡体層が2000μm程度であった。
【0069】<シートB> 表面層:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(旭ガラス
(株)製、PN3429、JISA 硬度85) 基材層:熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石
油化学工業(株)製、ミラストマー8030N)50
部、熱可塑性オレフィンエラストマー樹脂(三井石油化
学工業(株)製、ミラストマー5030N)30部、L
LPE(三井石油化学工業(株)製、UZ2021L)
10部、PP(三井石油化学工業(株)製、F650)
10部、をペレットブレンドしたもの 発泡体層:発泡ポリプロピレンシート(積水化学工業
(株)製、厚さ2mm、発泡効率25倍) <シート1>と同様の方法で被覆用シートを得た。
【0070】得られたシートの厚みは、表面層が50μ
m、基材層が500μm、発泡体層が2000μmであ
った。
【0071】上記被覆用シートを用いた、成形品の製造
方法を以下に示す。
【0072】<射出成形>上記被覆用シートを用いて、
図2〜図5に示す射出成形機で以下のような方法にした
がって射出成形を行い成形品を得た。
【0073】この射出成形機は、図2に示すように成形
用の凹部10aと真空に引くための通気口10bを有す
る移動金型10と、凸部12aを有する固定金型12
と、両金型10、12間に配設されており、両金型1
0、12間から外側へ移動可能な真空および圧空のため
の孔を有する熱盤14と樹脂射出機15とを具備する。
【0074】そして、まず、図3に示すように上記移動
金型10と熱盤14との間に被覆用シート13を配設し
て該シート13を熱盤14で吸収しながら加熱し、該シ
ート13を真空および/または圧空成形し、図4に示す
ように金型10の凹部10a内面に密着させた。次に、
熱盤14を両金型10、12間から外側に移動し、その
後、移動金型10を固定金型12側へ移動させて金型を
閉合した。ついで、樹脂射出機15から成形樹脂を両金
型10、12にて成形されるキャビティ内へノズル先端
温度230℃で射出した。用いた成形樹脂はポリプロピ
レン(三菱油化(株)製 BC5)である。
【0075】成形後成形品を金型より取り出して射出成
形品を得た。
【0076】<スタンピング成形>上記被覆用シートを
用いて、図6〜図9に示すスタンピング成形装置によっ
て以下のような方法にしたがってスタンピング成形を行
い成形品を得た。
【0077】この成形機は、図6に示すように上型2
0、下型21および樹脂射出機22を有する。上型20
の下面には凸部20aが設けられ、下型21の上面には
上記凸部20aが設けられ、下型21の中央部には樹脂
注入路21bが形成され、この樹脂注入路21bに樹脂
射出機22のノズル22aが臨設されている。
【0078】そして、まず、図7に示すように、所定温
度に加熱された上型20と下型21との間に被覆用シー
ト23を導入して下型21の周縁部位にシート23の周
囲を固定ピン24で固定した。ついで、図8に示すよう
に樹脂射出機22のノズル22aから成形樹脂25を下
型21内にノズル先端温度230℃で射出した。成形樹
脂25としてはポリプロピレン(三菱油化(株)製、B
C3)を用いた。
【0079】次に、図9に示すように上型20を所定圧
力で閉じることによりシート23を賦形すると共に成形
樹脂25をスタンピング成形し、図10に示す形状の成
形品27を得た。
【0080】図9、図10中のL1は200mm、L2
300mm、L3は30mm、L4は150mm、L5
280mm、L6は60mm、L7は500mmである。
【0081】<真空成形> (方法1) 成形は図11〜13に示すように以下のよ
うに行った。
【0082】 図11に示すように、シート31を固
定枠35に固定した状態で、加熱盤33の間で保持した
シート31を加熱した。 図12に示すようにシート31を真空成形用の雌型3
2のキャビティ32bの上面まで移送する。 図13に示すように雌型32の通気口32aから脱気
して、シート31を雌型32のキャビティ32bに沿う
ようにして成形する(型面が表面層と接するように)。 得られた成形品を型から取り出し、真空成形で得られ
た成形品の発泡体層側に、発泡体層側の形状と同形状の
射出成形で得た成形品を、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体含有オレフィン系ホットメルト接着剤を介し
て積層した。
【0083】(方法2) 成形は図14〜16に示すよ
うに以下のように行った。
【0084】図14に示すように、シート31を固定
枠35に固定した状態で、加熱盤33の間で保持したシ
ート31を加熱した。また金型内に、射出成形品36を
載置した。 図15に示すようにシート31を真空成形用の雌型3
2のキャビティ32bの上面まで移送する。 図16に示すように雌型32の通気口32aから脱気
し、シート31を雌型32のキャビティ内に設置された
射出成形品36に沿うようにして成形する(成形品表面
が発泡体層と接するように)。
【0085】(実施例1)シート1を用いて、上記射出
成形を用いて成形品を得、得られた成形品を、外観、耐
傷付性、密着性、および感触について評価した。
【0086】ここで、耐傷付性はスクラッチテスターに
よる傷付き易さの評価であり、傷が付いたときの荷重を
示し、密着性は碁盤目剥離試験による評価であり、剥離
後に残った碁盤目の数を示す。
【0087】(実施例2)シート2を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0088】(実施例3)シート3を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0089】(実施例4)シート4を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0090】(実施例5)シート5を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0091】(比較例1)シートAを用いたこと以外
は、実施例1と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0092】(比較例2)シートBを用いたこと以外
は、実施例1と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0093】実施例1〜5、比較例1〜2のシートの予
備加熱温度、得られた成形品の外観、耐傷付性、密着
性、および感触を評価した結果を表1に示す。
【0094】
【表1】
【0095】(実施例6)シート1を用いて、上記スタ
ンピング成形を用いて成形品を得、得られた成形品に対
して、実施例1と同様の評価を行った。
【0096】(実施例7)シート2を用いたこと以外
は、実施例6と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0097】(実施例8)シート3を用いたこと以外
は、実施例6と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0098】(比較例3)シートAを用いたこと以外
は、実施例6と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0099】(比較例4)シートBを用いたこと以外
は、実施例6と同様にして成形品を得、得られた成形品
に対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0100】実施例6〜8、比較例3〜4のシートの予
備加熱温度、得られた成形品の外観、耐傷付性、密着
性、および感触を評価した結果を表2に示す。
【0101】
【表2】
【0102】(実施例9)シート1を用いて、上記真空
成形の方法1によって成形品を得、得られた成形品に対
して、実施例1と同様の評価を行った。
【0103】(実施例10)シート5を用いて、上記真
空成形の方法2によって成形品を得、得られた成形品に
対して、実施例1と同様の評価を行った。
【0104】(比較例5)シートAを用いて、上記真空
成形の方法1によって成形品を得、得られた成形品に対
して、実施例1と同様の評価を行った。
【0105】(比較例6)シートBを用いて、上記真空
成形の方法1によって成形品を得、得られた成形品に対
して、実施例1と同様の評価を行った。
【0106】実施例9〜10、比較例5〜6のシートの
予備加熱温度、得られた成形品の外観、耐傷付性、密着
性、および感触を評価した結果を表3に示す。
【0107】
【表3】
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、耐傷付性や柔軟性、ソ
フトタッチ性などに優れた被覆用シートを用いることに
より、耐傷付性および接触感に優れている成形品を容易
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に用いられる被覆用シー
トを製造する装置の一例を示す図であり、図1(b)
は、被覆用シートの断面図である。
【図2】被覆用シートを用いて成形品を製造する場合に
使用した本発明に好適な射出成形装置の説明図である。
【図3】図2の射出成形装置で被覆用シートを予備成形
する前の状態を説明する図である。
【図4】図2の射出成形装置で被覆用シートを予備成形
した状態を説明する一部破断正面図である。
【図5】成形品本体となる成形樹脂を射出成形する状態
を説明する図である。
【図6】被覆用シートを用いて成形品を製造する場合に
使用した本発明に好適なスタンピング成形装置の説明図
である。
【図7】図6に示すスタンピング成形装置の下型に被覆
用シートをセットした状態を説明する図である。
【図8】図7の被覆用シートをセットしたスタンピング
成形装置の下型内に成形品本体となる成形樹脂を注入し
た状態を説明する図である。
【図9】図8の成形樹脂を注入した下型に上型を閉合し
てスタンピング成形した状態を説明する図である。
【図10】金型から取り出したスタンピング成形品の断
面図である。
【図11】被覆用シートを用いて成形品を製造する場合
に使用した本発明に好適な真空成形装置の説明図であ
る。
【図12】図11の真空成形装置で被覆用シートを成形
する前の状態を説明する図である。
【図13】図11の真空成形装置で被覆用シートを成形
した状態を説明する図である。
【図14】被覆用シートを用いて成形品を製造する場合
に使用した本発明に好適な真空成形装置の説明図であ
る。
【図15】図14の真空成形装置で射出成形品とともに
被覆用シートを成形する前の状態を説明する図である。
【図16】図14の真空成形装置で射出成形品とともに
被覆用シートを成形した状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 押出機 2 共押出装置 3 引き取りロール 4 シート状積層体 5 発泡ポリプロピレンシート(発泡体層) 6 被覆用シート(発泡体層付) 6a 表面層 6b 基材層 6c 発泡体層 13 被覆用シート 23 被覆用シート 25 成形樹脂 27 成形品 31 被覆用シート 36 射出成形品

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ウレタンエラストマーを主成分
    としてなる表面層と、熱可塑性ポリオレフィン系エラス
    トマー100重量部及び接着付与剤1〜30重量部から
    なり且つ上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー及
    び上記接着付与剤を60重量%以上含有する基材層と、
    該基材層の裏面側に積層された発泡体層とを有する被覆
    用シートを、その表面層が金型側になるように型内に導
    入する工程、および空気圧成形により少なくとも型面の
    一部に沿わせる工程を包含する、成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ウレタンエラストマーを主成分
    としてなる表面層と、熱可塑性ポリオレフィン系エラス
    トマー100重量部及び接着付与剤1〜30重量部から
    なり且つ上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー及
    び上記接着付与剤を60重量%以上含有する基材層と、
    該基材層の裏面側に積層された発泡体層とを有する被覆
    用シートを、その表面層が金型側になるように予め空気
    圧成形により予備成形して型面に密着させる工程、およ
    び該型に成形用樹脂を供給して該被覆用シートと一体化
    する工程を包含する、成形品の製造方法。
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