JP3390166B2 - 粘着テープロール - Google Patents

粘着テープロール

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JP3390166B2
JP3390166B2 JP2001023193A JP2001023193A JP3390166B2 JP 3390166 B2 JP3390166 B2 JP 3390166B2 JP 2001023193 A JP2001023193 A JP 2001023193A JP 2001023193 A JP2001023193 A JP 2001023193A JP 3390166 B2 JP3390166 B2 JP 3390166B2
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進 亀田
小太郎 森重
好弘 橋詰
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着面が表側にな
るように巻回された清掃用の粘着テープロールに関し、
さらに詳しく言えば、被清掃面に対して転がす方向の制
限をなくした粘着テープロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、絨毯などに絡み付いた毛髪や埃
などのごみは、電気掃除機で吸引除去しようとしても、
なかなか上手に取ることができない。また、食べかすな
ど一寸したごみを取る場合、電気掃除機をいちいち取り
出してきて清掃するのに面倒を覚えることがある。
【0003】このような場合、粘着テープロールは手軽
で便利であり、各家庭などにおいて普及されている。す
なわち、粘着テープロールは、紙製や樹脂製などの帯状
テープの一方の面を粘着面とし、その粘着面を表側(外
側)にして巻回したものであり、床などの被清掃面上を
転がすことにより、ごみを簡単に取ることができる。
【0004】この種の粘着テープロールは、ある程度使
用すると粘着面にごみが付着するため粘着力が低下する
ことは否めない。したがって、粘着力が低下した場合
は、最外層の汚れた粘着面を一巻き分剥がして、その下
層の粘着面を新たに露出させる必要がある。その剥がし
作業を容易にするため、粘着テープの幅方向に沿って例
えばミシン目状の連続した切れ目からなる切断部を設け
て、汚れた使用済みの粘着テープを切り取りやすくする
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粘着テープロールには次のような課題があった。図7に
より説明すると、従来の粘着テープロール1は、中空な
ロールRを巻芯として、一方の面のみを粘着面とした粘
着テープ2を、その粘着面を表側(外側)にして巻回し
てなり、ほぼ一周毎(一巻き毎)にミシン目状の連続し
た切れ目3a〜3nからなる切断部3が設けられてい
る。
【0006】粘着テープロール1を被清掃面上に転がす
と、その全面にごみが付着し黒ずんた状態となり、切断
部3の箇所が見つけにくくなる。汚れた面を見ながら、
切断部3を探すには往々にして不快感が伴ない、できれ
ば避けたいところである。
【0007】そればかりでなく、従来の粘着テープロー
ル1には、その回転方向(転がし方向)に制限があっ
た。すなわち、粘着力が強い使用初期の状態で、粘着テ
ープロール1をその巻き方向とは逆方向(巻き剥がし方
向)に転がすと、図7に示すように、粘着テープ2がそ
の切断部3の端部から床面Gに帯状に貼り付く、いわゆ
るレール引き現象が起こる。
【0008】このレール引き現象は、粘着テープロール
1をその巻き方向に合わせて転がすことにより防止され
る。そこで、粘着テープ2に適正な回転方向を示す例え
ば、矢印Mなどを印刷するようにしているが、メーカ側
にとっては印刷コストが余計にかかるので好ましくな
い。また、矢印Mを付したとしても、消費者側ではそれ
に気づかずにうっかり逆に回してしまう場合も少なくな
い。
【0009】ところで、この種の粘着テープロール1を
切断部3に沿って切り離す際に、次のような問題もあっ
た。すなわち、通常、まず一方の手で未使用側テープを
押さえ、他方の手で使用済みテープを斜め方向に引っ張
ると、その引張応力が各切れ目3の一端側に集中し、亀
裂が発生する。
【0010】しかしながら、実際の切断部3には斜め方
向の力が働いており、切断作業を手荒に行った場合に
は、切れ目が横にそれてしまい、切断部3に沿って粘着
テープ2が切断されず、切り口が見苦しくなってしまう
場合があった。
【0011】この点を解決するには、各切れ目3a〜3
nの間隔(ピッチ)を狭くすればよいのであるが、その
間隔を狭くしすぎた場合には、次のような別の問題が生
ずる。すなわち、通常、この種の粘着テープロール1
は、粘着面21が裏側に向くように巻回されたマザーロ
ールを、その粘着面21が表側を向くように一定のテン
ション下で巻き直しており、巻き直し作業と同時にトム
ソン刃などを用いて切断部3を粘着テープ2に形成して
いる。
【0012】したがって、上述した各切れ目3a〜3n
の間隔が狭い場合には、連結部4の強度がが小さくな
り、この巻き直し作業時に粘着テープ2にかけられたテ
ンションによって粘着テープ2が切れてしまうおそれが
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上述し
た問題点を解決するためになされたものであって、その
目的は、最外層の汚れた粘着テープの剥がし箇所が容易
に判別できて容易に切断できるとともに、巻き方向とは
逆方向に転がしても、被清掃面上に貼り付かない粘着テ
ープロールを提供することにある。
【0014】上記目的を達成するため、本発明は、帯状
シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テ
ープを、その粘着面が表側になるように巻回してなると
ともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他
端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む
切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔
で設けられている粘着テープロールにおいて、上記粘着
テープには、上記各切断部ごとに、その切断部から当該
粘着テープロールの巻き芯方向寄りの位置に、上記切断
部とほぼ平行な折曲線が設けられていることを特徴とし
ている。
【0015】この構成によれば、ロール表面に出ている
切断部の端部を折曲線に沿って粘着面側に折り曲げて、
粘着面同士を貼り合わせることにより、粘着テープの裏
面の一部分がロール表面に現れる。この裏面には粘着剤
がないためごみが付着せず、清掃によって黒ずんだ粘着
面とは明瞭に識別できる。
【0016】したがって、最外層の汚れた粘着テープの
剥がし箇所が容易に分かる。また、粘着テープの剥がし
箇所には粘着力がないため、粘着テープロールを逆方向
に回転させてもレール引き現象が起こらない。
【0017】本発明において、上記折曲線は、上記切断
部よりも切れにくいことが条件として、ミシン目もしく
は谷折り線のいずれであってもよいが、製造の容易性か
らすればミシン目が好ましい。
【0018】また、上層の上記折曲線の位置を基準とし
て、次に露出される下層の切断部が周長にして360°
以上の位置に設けられていることが好ましい。これによ
れば、次に使用する粘着テープの始端側がごみによって
汚されることがないため、上層の粘着テープを剥ぎ取り
次の粘着テープを使用するにあたって、その始端側を折
り返す際、未使用状態の粘着面同士の強固な貼り合わせ
状態が得られる。
【0019】より確実に切断部に沿って粘着テープを切
断するため、本発明において上記各切れ目は、上記粘着
テープの幅方向に沿って切り込まれた縦切れ目要素と、
上記縦切れ目要素の一端側に同縦切れ目要素に対して所
定の角度で交差するように切り込まれた横切れ目要素と
を備えていることを特徴としている。
【0020】上記切れ目は、逆L字状であってもよい
が、T字状もしくはY字状に形成されていることが好ま
しい。これによれば、亀裂が縦切れ目要素から斜め方向
に向かって発生したとしても、その亀裂が次の切れ目の
横切れ目要素で捕捉されるため、亀裂が切断部から横に
それてしまうおそれがなく、粘着テープを切断部に沿っ
て確実に切り離すことができる。
【0021】上記切断部の一端側を切断の始点とした場
合、上記各切れ目は、その始点側に上記横切れ目要素が
存在するように配置されていることが好ましい。仮に、
逆方向(逆T字状)に切れ目を設けた場合、横切れ目要
素から亀裂が発生し、隣接する縦切れ目要素に亀裂が伝
播しにくくなるため、かえって切れ目に沿って粘着テー
プを切断することが困難となる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る粘着テープロールの斜視図である。
【0023】この粘着テープロール10は、所定幅の帯
状テープからなる基材201の一方の面に粘着面202
を備える粘着テープ20を、その粘着面202が表面
(外側)に露出するようにロール巻き芯Rに渦巻き状に
巻回したものからなる。
【0024】この実施形態において、粘着テープ20の
裏面(反粘着面側)には、粘着テープ20の剥がし作業
を容易とするため、例えばフッ素系やシリコン系の樹脂
などよりなる剥離面203が形成されている。なお、基
材201の材質によっては特に剥離面203を設ける必
要はない。本発明において、剥離面203は任意的な構
成要素である。
【0025】また、基材201は、紙製シートもしくは
樹脂製シートのいずれであってもよく、さらにはエンボ
ス加工などが施されていてもよい。樹脂製シートの場合
には発泡シートも使用可能である。このように、基材2
01の材質については特に制限はない。
【0026】また、粘着面202は所定の粘着剤よりな
るが、必ずしもその粘着剤が基材201の一方の面の全
面に塗布されている必要はなく、筋状や島状もしくは格
子状などに塗布されたものでもよい。場合によっては、
発泡粘着剤を用いてもよい。
【0027】粘着テープ20には、その幅方向の一端か
ら他端にかけてミシン目状の連続した切れ目30a〜3
0nからなる切断部30が設けられている。この切断部
30は、粘着テープ20の巻回方向(円周方向)に沿っ
て所定の間隔、すなわち一巻き相当分の長さ間隔をもっ
て設けられているが、各切断部30ごとに、その切断部
30からロール巻き芯R方向寄りの位置に、切断部30
とほぼ平行な折曲線40が設けられている。
【0028】この折曲線40と切断部30との間が折曲
部50である。この折曲部50は後述するように折曲線
40に沿って粘着面202側に折り重ねられるため、清
掃には寄与しないことになる。したがって、折曲部50
はできるだけ幅が狭い方が好ましいが、他方において折
曲部50を指で摘んで折り返す際の作業性を考慮する必
要がある。この双方に兼ね合いからして、折曲部50の
幅Wは5〜8mm程度が好ましい。
【0029】なお、この実施形態において、切断部30
はロール巻き芯Rの軸線と平行、すなわち粘着テープ2
0の長さ方向と直交する直線状に形成されているが、斜
め方向に形成されていてもよい。切断部30が斜め方向
に形成される場合、折曲線40もそれと平行に形成され
ることになる。
【0030】この実施形態において、切断部30と折曲
線40はともにミシン目からなり、図2にはそのミシン
目形成手段60の一例が示されている。これによると、
ミシン目形成手段60は、図示しない粘着テープ原反ロ
ールと、同原反ロールから粘着テープ20を所定長さと
して個々のロール巻き芯Rに巻き取る巻き取りローラと
の間の搬送経路中に配置されるもので、上下一対の円筒
ローラー61,62を備えている。
【0031】下側の円筒ローラー62には、切断部用ト
ムソン刃63と折曲線用トムソン刃64とが上記幅Wの
間隔をもって取り付けられている。切断部用トムソン刃
63には、刃部631と切欠部632とが所定ピッチで
交互に形成されている。折曲線用トムソン刃64には、
山切り状に形成された刃部641が所定ピッチで形成さ
れている。
【0032】図示されていないが、上側の円筒ローラー
61には、各トムソン刃63,64の刃受け部が設けら
れている。なお、粘着テープ20は粘着面202を上も
しくは下として搬送されてよいが、その粘着面202と
対向する側の円筒ローラーには離型処理が施されてい
る。
【0033】このミシン目形成手段60によれば、切断
部30は細長いスリット溝と未切断部とを交互に配列し
てなるミシン目として形成され、また、折曲線40はほ
ぼ点状の小孔を所定ピッチで配列してなるミシン目とし
て形成されるが、引き裂き強度は折曲線40の方が切断
部30よりも強くなるように設定されている。すなわ
ち、折曲線40の方が切断部30よりも切れにくくなっ
ている。
【0034】これ以外のミシン目形成方法としては、切
断部用トムソン刃63と折曲線用トムソン刃64とを、
例えば同時もしくは所定のタイミングずれを持たせて粘
着テープ20の搬送経路に対して垂直に上下動させる方
法もある。また、上記実施形態では、折曲線40をミシ
ン目構造としているが、これ以外にV字状などのノッチ
溝などによる谷折り線としてもよい。さらに言えば、折
曲線40は単なる基準線を印刷したものであってもよ
い。
【0035】この粘着テープロール10は、好ましくは
次のようにして清掃に供される。まず図3(a),
(b)に示されているように、ロール表面に出ている切
断部30を指で摘み、折曲部50を折曲線40に沿って
ロール巻き芯R側に折り畳んで、その折曲部50の粘着
面202と残余の粘着面202とを貼り合わせる。
【0036】これにより、図4に示されているように、
折曲部50の裏面側にある剥離面203がロール表面に
現れることになる。すなわち、ロールの最外層はその全
部が粘着面202ではなく、その一部分が剥離面203
によって占められ、この部分にはごみが付着しないし、
被清掃面にも付着しない。
【0037】したがって、被清掃面である例えば床面G
上を転がすと、粘着面202はごみDの付着により段々
と黒ずんでくるが、剥離面203はほとんど元の色のま
まであり、最外層の粘着面202の汚れが進行して剥が
す場合、この色の相違により、その剥がし始端位置が容
易に分かることになる。
【0038】また、この粘着テープロール10を、その
巻き方向とは反対の方向(図4中の矢印A方向)に転が
しても、粘着テープ20の端部は剥離面203により非
粘着となっているため、テープ端部が床面G側から捲ら
れることがなく、最外層の粘着テープ20が床面Gに帯
状に貼り付くレール引き現象は起こらない。
【0039】ところで、上記のように切断部端部側の折
曲部50を折り畳んで使用する場合、各切断部30がロ
ール10の同一半径線上に揃えられていると、次層の粘
着テープ20の折曲部50が最外層の粘着面の一部に含
まれ、この部分にもごみが付着することになる。
【0040】したがって、最外層の粘着テープ20を剥
がして、次層の粘着テープ20を使用するにあたって、
その折曲部50を折り畳む際、同折曲部50にはすでに
ごみが付着し粘着力が弱められているため、粘着面20
2,202同士の貼り合わせ力が十分でないことがあり
得る。これを防止するには、上層の折曲線40の位置を
基準として、次に露出される下層の切断部を周長にして
360°以上の位置に設けるとよい。
【0041】これを図4により説明する。例えば、現在
使われている最外層が上層であり、この粘着テープ20
の切断部を30、折曲線を40、折曲部を50とし、次
層の粘着テープ21の切断部を31、折曲線を41、折
曲部を51とすると、次層の粘着テープ21の切断部を
31は、上層の折曲線を41から測って360°以上の
位置に設定される。
【0042】これによれば、図4に示されているよう
に、上層の折曲部51を折り畳んでも、次層の折曲部5
1が露出しない。したがって、次層の粘着テープ21を
使用するにあたって、その折曲部51を折り畳む際、新
しい粘着面202,202同士の貼り合わせとなり、折
曲部51が不用意に剥がれるおそれはない。
【0043】次に、より切断し易い切断部の変形例を図
5に示す。これによると、この切断部300の各切れ目
300a〜300nは、粘着テープ20の幅方向に沿っ
て切り込まれた縦切れ目要素310と、縦切れ目要素3
10の一端側から同縦切れ目要素310に対して所定の
角度で交差するように切り込まれた横切れ目要素320
とを備えている。
【0044】この実施形態において、各切れ目300a
〜300nは、縦切れ目要素310に対して横切れ目要
素320が直交した、いわゆるT字状に形成されている
が、これ以外にY字状であってもよく、横切れ目要素3
20が縦切れ目要素310に対して所定角度をもって交
差していれば、例えば逆L字状であってもよい。その形
状は特に限定されない。
【0045】なお、図6に示されているように、この実
施形態においては、切断部30の切断開始点をXとする
と、その切断開始点Xの位置には、亀裂発生用の小さな
切れ目330が設けられている。
【0046】以上のように構成された切断部300を有
する粘着テープ20を切断するにあたっては、まず一方
の手で未使用側テープを押さえ、他方の手で使用済み側
テープを例えば矢印A方向(紙面斜め右下方向)に引っ
張る。
【0047】これにより、切断開始点Xの切れ目330
を起点として亀裂が発生し、最初の切れ目300aに伝
播する。さらに力を加えると、最初の切れ目300aの
縦切れ目要素310の下端に応力が集中して、その下端
から亀裂が発生し、その亀裂は次の切れ目300bに向
かって連結部70を進行し、次の切れ目300bの横切
れ目要素320で捕捉される。
【0048】これが連鎖的に作用することにより、各切
れ目300a〜300nに跨って亀裂が進行するのであ
るが、このとき、たとえ先の切れ目300aの縦切れ目
要素310で発生した亀裂が斜め方向に進行したとして
も、次の切れ目300bの横切れ目要素320で確実に
捉えることができるため、多少手荒に力を加えたとして
も確実に切断部300に沿って粘着テープ20を切断す
ることができる。
【0049】また、この実施形態において、各切れ目3
00a〜300nは、上端側を切断開始点X側に横切れ
目要素320が存在するように配置されていることが好
ましい。すなわち、もし始点に向けて逆T字状に切れ目
を配置した場合、亀裂を次の切れ目で捉えることができ
ないため、切断部300に沿っての切断がかえって困難
になる。
【0050】なお、切れ目300a〜300nは粘着テ
ープ20の厚さ方向に連通した切り込み孔となっている
が、例えば切れ目300a〜300nの部分を薄肉化し
て脆弱化を図ってもよい。また、この実施形態において
は、切断開始点Xに亀裂発生用の切れ目330を設けて
いるが、切れ目330は任意的な構成要素である。
【0051】さらに、粘着テープ20の少なくとも片側
端部を粘着性を持たない非粘着面とした、いわゆるドラ
イエッジ構造を採用してもよく、これによれば粘着テー
プ20を指でより摘みやすくすることができる。また、
折曲部50を折り曲げて使用するかどうかはユーザーの
意志による。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
帯状シートからなる基材の一方の面を粘着面とした粘着
テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなる
とともに、上記粘着テープに、その幅方向の一端から他
端にかけて形成された切断部を同粘着テープの巻回方向
に沿って所定の間隔で設けた粘着テープロールにおい
て、上記粘着テープの各切断部ごとに、その切断部から
当該粘着テープロールの巻き芯方向寄りの位置に、上記
切断部とほぼ平行な折曲線を設けたことにより、最外層
の汚れた粘着テープの剥がし箇所が容易に分かるととも
に、巻き方向とは逆方向に転がしても、被清掃面上に貼
り付かない粘着テープロールが得られる。
【0053】また、粘着テープの切断に際して多少手荒
に力を加えたとしても、切れ目間を進行する亀裂を隣接
する切れ目で確実捉えることができ、切断部に沿って粘
着テープをきれいに切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る粘着テープロール
を、その一部分を剥がした状態で示した斜視図。
【図2】上記実施形態の粘着テープに対するミシン目形
成手段を示した模式図。
【図3】上記実施形態の粘着テープの折り曲げ方法を説
明するための要部模式図。
【図4】上記実施形態の粘着テープロールの使用例を示
した要部模式図。
【図5】上記実施形態の切断部の変形例を示した斜視
図。
【図6】上記変形例の切断構造を説明する説明図。
【図7】従来の粘着テープおよびその課題を説明するた
めの斜視図。
【符号の説明】
10 粘着テープロール 20 粘着テープ 201 基材 202 粘着面 203 剥離面 30、300 切断部 30a〜30n、300a〜300n 切れ目 310 縦切れ目要素 320 横切れ目要素 40 折曲線 50 折曲部 60 形成手段 70 連結部 D ごみ G 床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森重 小太郎 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビ ル 株式会社ニトムズ内 (72)発明者 橋詰 好弘 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビ ル 株式会社ニトムズ内 (72)発明者 佐藤 俊策 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビ ル 株式会社ニトムズ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 25/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状シートからなる基材の一方の面が粘
    着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるよ
    うに巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その
    幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された
    複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向
    に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロール
    において、 上記粘着テープには、上記各切断部ごとに、その切断部
    から当該粘着テープロールの巻き芯方向寄りの位置に、
    上記切断部とほぼ平行な折曲線が設けられていることを
    特徴とする粘着テープロール。
  2. 【請求項2】 上記折曲線は、上記切断部よりも切れに
    くく形成されている請求項1に記載の粘着テープロー
    ル。
  3. 【請求項3】 上記折曲線がミシン目もしくは谷折り線
    からなる請求項1または2に記載の粘着テープロール。
  4. 【請求項4】 上層の上記折曲線の位置を基準として、
    次に露出される下層の切断部が周長にして360°以上
    の位置に設けられている請求項1,2または3に記載の
    粘着テープロール。
  5. 【請求項5】 上記各切れ目は、上記粘着テープの幅方
    向に沿って切り込まれた縦切れ目要素と、上記縦切れ目
    要素の一端側に同縦切れ目要素に対して所定の角度で交
    差するように切り込まれた横切れ目要素とを備えている
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の粘着テープロ
    ール。
  6. 【請求項6】 上記各切れ目は、T字状に形成されてい
    る請求項5に記載の粘着テープロール。
  7. 【請求項7】 上記各切れ目は、Y字状に形成されてい
    る請求項5に記載の粘着テープロール。
  8. 【請求項8】 上記各切れ目は、逆L字状に形成されて
    いる請求項5に記載の粘着テープロール。
  9. 【請求項9】 連続した上記切断部の一端側を切断の始
    点とした場合、上記各切れ目は、その始点側に上記横切
    れ目要素が存在するように配置されている請求項5ない
    し8のいずれか1項に記載の粘着テープロール。
JP2001023193A 2000-03-13 2001-01-31 粘着テープロール Expired - Lifetime JP3390166B2 (ja)

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