JP3140158U - ゴミ取り粘着ロ−ル - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴミが付着して見つけ難いロールの端部を簡単に見つけ出し、汚れた表面のテープを容易に剥がし、切り除くことができるようにする。
【解決手段】可撓性の基材2の一面に粘着剤層3形成して一定幅の粘着テ−プ1とし、その粘着剤層3が外面になるようにして巻芯4に巻回する。こうした巻テ−プの少なくとも一側端辺6にテープの幅方向に延びる切欠案内部7を上記巻芯4に達するように形成する。この切欠案内部7は、粘着ロ−ル10の表面がゴミで覆われたときにも、引き剥がそうとするロールの端部であることを示すことができる。また、巻戻した粘着テープ1をこの切欠案内部7をガイドとして容易に切り離すことができる。この切欠案内部7は、V字状又はU字状に形成し、更に、切欠案内部7に連続して不連続切線又は連続切線を設けることができる。
【選択図】図2
【解決手段】可撓性の基材2の一面に粘着剤層3形成して一定幅の粘着テ−プ1とし、その粘着剤層3が外面になるようにして巻芯4に巻回する。こうした巻テ−プの少なくとも一側端辺6にテープの幅方向に延びる切欠案内部7を上記巻芯4に達するように形成する。この切欠案内部7は、粘着ロ−ル10の表面がゴミで覆われたときにも、引き剥がそうとするロールの端部であることを示すことができる。また、巻戻した粘着テープ1をこの切欠案内部7をガイドとして容易に切り離すことができる。この切欠案内部7は、V字状又はU字状に形成し、更に、切欠案内部7に連続して不連続切線又は連続切線を設けることができる。
【選択図】図2
Description
本考案は、粘着剤を使用したゴミ取り粘着ロ−ルの改良に関する。
ゴミ取り粘着ロ−ルは、粘着剤層が外面になるように巻芯に巻回したもので、このロ−ルを汚れているカ−ペット、床面等の上を転がし、粘着剤層にゴミを付着させて清掃を行うものである。上記粘着剤層に多くのゴミが付着して粘着性が低下し、清掃ができなくなった場合には、汚れた部分を剥ぎ取って新しい粘着剤層を露出させるようにしており、こうした汚れた部分を剥いで取り除くために、ロ−ルのテープに切取線を設けている。
従来、この切取線は、一面に粘着剤層を形成したテープの一側縁部から他側縁部に向かって真直ぐにミシン線を設けたり(特許文献1)、斜め方向に段違い状に切れ目を設けたりしているが(特許文献2)、こうしたものでは、清掃を行ったときにロール状のテープ表面の全面に多くのゴミが付着し、引き剥がそうとするロールの端部(前回に切り離されたミシン線の部分)が判らなくなり、これを見つけ出して汚れた表面のテープを剥がす作業が容易ではなかった。
特開平11−155797
特許第3461338号
本考案は、清掃を行った後で粘着ロ−ルの表面の全面に多くのゴミが付着していても、引き剥がそうとするロールの端部を確実に見つけ出すことができ、巻戻した後で汚れたテープの部分を容易に引離すことができるようにしようとするものである。
本考案は、可撓性の基材の一面に粘着剤層を形成して一定幅の粘着テ−プとし、その粘着剤層が外面になるようにして巻芯に巻回し、こうした巻きテ−プの少なくとも一側の端辺部分にテープの幅方向に延びる切欠案内部を上記巻芯に達するように形成する。この切欠案内部は引き剥がそうとするロールの端部であることを示すことができ、また、巻戻した粘着テープを切欠案内部から切り離すことができる。
この切欠案内部は、V字状、U字状などに形成することができ、また、この切欠案内部に連続して切取用の不連続切線又は連続切線を、他側端辺まで又はその途中まで設けることができる。
そして、上記切欠案内部をロールの一側端辺から他側端辺に至るような溝を形成するようなものにすることもできる。
この切欠案内部は、V字状、U字状などに形成することができ、また、この切欠案内部に連続して切取用の不連続切線又は連続切線を、他側端辺まで又はその途中まで設けることができる。
そして、上記切欠案内部をロールの一側端辺から他側端辺に至るような溝を形成するようなものにすることもできる。
本考案は上記のように、粘着剤層が外面になるように巻回した巻粘着テ−プの少なくとも一側の端辺部分に、テープの幅方向に延びる切欠案内部を設けているので、清掃を行って粘着ロ−ルの表面の粘着剤層の全面に多くのゴミが付着していても、上記切欠案内部が見えなくなることは無いので、この切欠案内部から巻粘着テ−プの端部を摘まんで汚れた表面のテープを容易に剥がすことができる。また、粘着テープを巻戻した後で、この切欠案内部をガイドとして容易に汚れた粘着テープを切離すことができる。
可撓性のテ−プ状の基材2には、紙、プラスチックフイルムその他の材料を使用することができるが、通常、経済性の上から紙を使用することが多い。このテープ状基材2の幅は用途に応じて適宜の幅にすることができ、通常、約9〜30cm程度の幅にすることが多い。
この基材2の一面には粘着剤層3を形成し、他面には基材や粘着剤の種類に応じて必要により軽い剥離処理を行う。上記粘着剤層の粘着剤には、ゴム系、アクリル系その他の粘着剤を使用することができ、一般的には、ホットメルトタイプの粘着剤が使用されることが多い。
基材2に粘着剤層3を形成した粘着テープ1は、その粘着剤層3を外面側にして巻芯4に巻回する。こうした巻テープの一側端辺6には、テープ1の幅方向に延びる切欠案内部7を設けており、この切欠案内部7は巻芯4に達するように巻回されたテープが切欠かれている。図示する切欠案内部は、テープの内側に向かってV字状を描く形状に形成されており、更に詳細には、V字状の一辺17がテープの長手方向と直交するようになっている。
また、上記した切欠案内部7に続けてテープの幅方向に延びる不連続切線8を設けるとこの不連続切線に従って、テープは容易に幅方向に切断されて切り離すことができるようになる。
また、上記した切欠案内部7に続けてテープの幅方向に延びる不連続切線8を設けるとこの不連続切線に従って、テープは容易に幅方向に切断されて切り離すことができるようになる。
このゴミ取り粘着ロ−ル10を使用する場合、操作用ハンドル(図示略)に回転可能に取付け、粘着剤層3が露出されているこの粘着ロ−ル10を汚れたカ−ペットなどの上を転がして行くと、粘着ロ−ル10の回転に伴ってゴミを万遍なくきれいに付着して取除くことができる。
こうして使用していると、粘着ロ−ル10の表面の粘着剤層3にゴミが付着して次第に清掃ができなくなるが、そのときには粘着剤層3の全面はゴミに覆われた状態になって、ロ−ル表面の巻き終り端部が判らなくなるが、この巻き終わり端部に対応する粘着ロ−ル10の一側端辺には、切欠案内部7が位置しているのでこれが目安となって、容易に巻き終り端部を見つけ出すことができる。そして、この切欠案内部7からゴミが付着して汚れた一巻分の粘着ロ−ル10を巻き戻し、次の切欠案内部7から粘着テープ1をその幅方向に向かって引っ張ると、切欠案内部7から切り離しが始まり、更にこれに続く不連続切線8に沿って切離されて、汚れた粘着テープが除かれる。
この切離されたシ−トは、ゴミの付いた粘着剤層を内側にして折畳んで棄てることができ、ロ−ルの外面には汚れていない新しい粘着剤層が露出されるので、上記したようにロ−ルを転がしながらゴミを付着させてきれいに清掃を行うことができ、逐次、同様にしてゴミ取り粘着ロ−ル10による清掃を行うことができる。
上記切欠案内部7は、上記の如く粘着ロ−ル10の一側端辺に形成してあるが、更に他側端辺にも設けるようにすれば、どちら側からでも切り離しを行うことができる。
上記切欠案内部7は、上記の如く粘着ロ−ル10の一側端辺に形成してあるが、更に他側端辺にも設けるようにすれば、どちら側からでも切り離しを行うことができる。
図3に示すものは、切欠案内部7を一方が直線状のほぼU字状に形成したもので、上記V字状のものと同様にして使用することができる。
図4のものは、粘着ロ−ル10の一側端辺6から他側端辺9に向かって連続する溝状の切欠案内部7を設けたものであり、このものでは一層明瞭に巻き終り端部を見つけることができるようになり、汚れた粘着テープの除去も容易である。また、粘着ロ−ル10の一側端辺6から他側端辺9に向かって並行する切込線を設けておき、使用する前にこの並行切込線の間の部分の全部または一部を逐次取除いて溝状の切欠案内部を形成して使用するようにすることができる。
図4のものは、粘着ロ−ル10の一側端辺6から他側端辺9に向かって連続する溝状の切欠案内部7を設けたものであり、このものでは一層明瞭に巻き終り端部を見つけることができるようになり、汚れた粘着テープの除去も容易である。また、粘着ロ−ル10の一側端辺6から他側端辺9に向かって並行する切込線を設けておき、使用する前にこの並行切込線の間の部分の全部または一部を逐次取除いて溝状の切欠案内部を形成して使用するようにすることができる。
図5に示すものは、粘着ロ−ル10の一側端辺6に設けたV字状の切欠案内部7から、他側端辺9に向かって粘着ロ−ル10の幅方向の途中まで連続切線12を設けたものであり、粘着ロ−ル10の長手方向よりも幅方向に切れ易い紙、プラスチックシートなどの基材2を用いた場合に有効であり、上記切欠案内部7から連続切線12に案内されて他側端辺9に至るまで幅方向に切離すことができる。
更に図6に示すものは、上記図5における連続切線12のないものであって、図5のものよりも、幅方向に一層切れ易い基材2を用いた場合に効果的に使用することができる。
更に図6に示すものは、上記図5における連続切線12のないものであって、図5のものよりも、幅方向に一層切れ易い基材2を用いた場合に効果的に使用することができる。
1 粘着テープ
2 基材
3 粘着剤層
4 巻芯
6 一側端辺
7 切欠案内部
8 不連続切線
9 他側端辺
10 ゴミ取り粘着ロ−ル
12 連続切線
2 基材
3 粘着剤層
4 巻芯
6 一側端辺
7 切欠案内部
8 不連続切線
9 他側端辺
10 ゴミ取り粘着ロ−ル
12 連続切線
Claims (4)
- 可撓性の基材の一面に粘着剤層を形成した一定幅の粘着テ−プを、その粘着剤層を外面にして巻芯に巻回し、上記粘着テープの少なくとも一側端辺にテープの幅方向に延びる切欠案内部を上記巻芯に達するように形成したゴミ取り粘着ロ−ル。
- 上記切欠案内部がV字状又はU字状で形成されている請求項1に記載のゴミ取り粘着ロ−ル。
- 上記V字状又はU字状の切欠案内部に連続して切取用の不連続切線又は連続切線が形成されている請求項2に記載のゴミ取り粘着ロ−ル。
- 上記切欠案内部がロールの一端縁辺から他端縁辺に至る溝を形成するようにされている請求項1に記載のゴミ取り粘着ロ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009927U JP3140158U (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | ゴミ取り粘着ロ−ル |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3140158U true JP3140158U (ja) | 2008-03-13 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3140158U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200488949Y1 (ko) * | 2018-11-14 | 2019-04-08 | 김기석 | 절취위치안내홈이 형성된 테이프클리너용 롤테이프 |
JP2020081714A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 有限会社共立樹脂 | 粘着ロール |
JP2021059702A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-04-15 | 有限会社共立樹脂 | 粘着ロール |
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2007
- 2007-12-26 JP JP2007009927U patent/JP3140158U/ja not_active Expired - Fee Related
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