JP7470273B2 - 剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー - Google Patents

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Description

本発明は、掃除後の塵埃が付着したロール状粘着テープ面を剥がし、新たなロール状粘着テープを使用するにあたり剥がし損じなどのストレスを解消できる、剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナーに関するものである。
従来から、カーペットなどに付着した塵埃を取り除くための掃除用具として、外周面が粘着面となるロール状粘着テープを備えた粘着カーペットクリーナーが知られている。
当該粘着カーペットクリーナーの当該ロール状粘着テープは、円筒状の巻芯の外周に粘着テープを多層に巻き重ねることによりロール状に形成され、カーペットなどの表面に沿って転動することにより、カーペット上などの塵埃を当該ロール状粘着テープの粘着面に付着させ除去するものである。
当該ロール状粘着テープの粘着面に多量の塵埃が付着し粘着力が低下した場合、塵埃が付着したロール状粘着テープ面の一層だけ剥がし、新たに露出したロール状粘着テープ面を使用する。当該ロール状粘着テープにおいて、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面の一層だけ摘み、剥がしやすくするために、当該ロール状粘着テープの長手方向端部に剥がし口として一部切れ目が形成されており、この一部切れ目の剥がし口から、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面を順次引き剥がすようになっている。
しかし、一部切れ目が形成された当該ロール状粘着テープにおいて、多量の塵埃が付着すると剥がし口の端部が見つけづらく、また一層だけ摘むのにも手間がかかり場合によっては多層を摘み、多層を一度に剥がしてしまうという欠点があり、またうまく剥がれず途中で破れてしまうなど円滑、かつ、簡単に次の当該新たに露出したロール状粘着テープ面を使用するのには手間がかかっていた。
そのため、掃除後の塵埃が付着したロール状粘着テープ面の剥がし口の端部を見つけやすく、また剥がしやすくするための製品として、ミシン目入り、ヘの字形状ミシン目入り、斜めカットライン入り、剥がし口に色付きラインなどが入っているロール状粘着テープなどの製品が知られている。
当該ミシン目入り、当該ヘの字形状ミシン目入り、などのロール状粘着テープにおいて、一部切れ目が形成された当該ロール状粘着テープよりも、少なくとも剥がしやすくはなっているが、一部切れ目が形成された当該ロール状粘着テープと同様、剥がし口の端部が多量の塵埃に覆われると、剥がし口の端部が見つけづらく、また一層だけ摘むのにも手間がかかり場合によっては多層を摘み、多層を一度に剥がしてしまうという欠点があり、また剥がしやすくするために、ロール状粘着テープの表面(粘着面)に、ミシン目、ヘの字形状ミシン目、などの切込み線が形成されてはいるが、多量の塵埃や繊維状の長いものや、髪の毛などが付着すると切込み線に沿ってうまく剥がれず、途中で破れてしまうという欠点もある。
一方、当該斜めカットライン入りのロール状粘着テープも、当該ミシン目入り、当該ヘの字形状ミシン目入り、などのロール状粘着テープと同様、剥がし口の端部が多量の塵埃に覆われると、剥がし口の端部が見つけづらく手間はかかるが、当該斜めカットライン入りロール状粘着テープにおいて、一層目と二層目の剥がし口が異なっているため多層を一度に剥がすことは無い。
しかし、当該斜めカットライン入りロール状粘着テープの切込み線において、ロール状粘着テープの長手方向の一端から他端に至る螺旋状の切込み線が形成されており、それに対し、当該ミシン目入り、当該ヘの字形状ミシン目入り、などのロール状粘着テープの切込み線はロール状粘着テープの長手方向に略平行で切込み線が形成されており、双方の切込み線の長さを比べると、当該斜めカットライン入りロール状粘着テープの螺旋状の切込み線のほうが、当該ミシン目入り、当該ヘの字形状ミシン目入り、などの略平行の切込み線よりも長く形成されている。
上記の通り、当該斜めカットライン入りロール状粘着テープの螺旋状の切込み線の長さが、当該ミシン目入り、当該ヘの字形状ミシン目入り、などの略平行の切込み線の長さより長く形成されていることにより、当該斜めカットライン入りロール状粘着テープを剥がす際、当該ミシン目入り、当該ヘの字形状ミシン目入り、などの略平行で切込み線が入っているロール状粘着テープよりもさらに、繊維状の長いものや髪の毛などの抵抗を受けやすく、よりいっそう切込み線に沿ってうまく剥がれず途中で破れやすいという欠点がある。
当該剥がし口に色付きラインが入っているロール状粘着テープにおいて、剥がし口の端部が見つけづらいなどの様々な問題点については、少なくとも解消されていると思われるが、当該剥がし口に色付きラインが入っているロール状粘着テープにおいて、従来の安価なロール状粘着テープと比べ、加工が難しく一本あたりのコストがかかり、安価なロール状粘着テープと比べるとかなりランニングコストが、高くつくという欠点がある。
また、少なくとも既存のロール状粘着テープにおいて、一定方向に転動するための方向性を示した矢印などが印刷されたものがあるが、矢印とは逆の逆方向に転動するとロール状粘着テープが剥がれ、カーペットやフローリングなどに貼り付き、剥がすのが困難であるという欠点がある。
本発明は、これら剥がし口の端部が見つけづらいなどの、様々な問題点を解消するためになされたものであり、たとえ多量の塵埃や繊維状の長いものや、髪の毛などが付着したロール状粘着テープ面であっても、剥がし口の端部を一目で見つけ出すことができ、また確実に一層のロール状粘着テープのみ剥がすことができ、かつ、途中で破れることなく剥がすことができる、剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナーを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、掃除用具として使用される粘着カーペットクリーナーであって、当該粘着カーペットクリーナーは、取っ手付きフレーム体と、ロール状粘着テープと、基台プレートとを有しており、当該ロール状粘着テープは、当該取っ手付きフレーム体に回転自在に取り付けられており、当該基台プレートは、当該ロール状粘着テープの上方側において回動自在に、当該取っ手付きフレーム体に配設されており、当該基台プレートは、プレート本体と、折り返し部形成部と、貼り付け用切欠き部と、切り取り部とを備え、当該プレート本体は、当該ロール状粘着テープの長手方向全幅よりも長い、長方形状の板状体として形成され、当該折り返し部形成部は、当該プレート本体から当該ロール状粘着テープの引き出し方向に突出した板状体のもので形成されており、当該折り返し部形成部の横幅の寸法は、当該プレート本体の長手方向の寸法よりも短く形成され、当該貼り付け用切欠き部は、当該折り返し部形成部に隣接して形成され、当該切り取り部は、当該折り返し部形成部の上方側に備えられることを特徴とする剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナーが提供される。
当該プレート本体は、当該プレート本体の短手方向、かつ、当該ロール状粘着テープの円周方向に沿うように、湾曲形状で形成されることが望ましい。
当該折り返し部形成部は、当該プレート本体から、当該ロール状粘着テープの引き出し方向に突出した板状体のもので形成されており、当該折り返し部形成部の横幅の寸法は、当該プレート本体の長手方向の寸法よりも、短く形成され、また当該プレート本体の長手方向の前方両端部の二箇所に形成され、また当該ロール状粘着テープの円周方向に沿うように湾曲形状で形成されることが望ましい。
当該貼り付け用切欠き部は、当該折り返し部形成部の二箇所の双方間の領域にわたって形成された、切欠きでなることが望ましい。
当該切り取り部は、当該折り返し部形成部の上方側に備えられ、当該プレート本体の長手方向全幅にわたって設けられた、刃先を備えたカッターでなることが望ましい。
当該プレート本体には、当該折り返し部形成部と反対側の当該プレート本体の長手方向底面両端部の二箇所に上記基台プレートを、当該取っ手付きフレーム体に配設するための筒状軸を設けられることが望ましい。
当該折り返し部形成部は、その表面(当該ロール状粘着テープに対向する面及び、その反対側の面)に複数の微細な凹凸体を備えられたものや、また当該折り返し部形成部の表面(当該ロール状粘着テープに対向する面及びその反対側の面)に、シリコーン系コーティング、又はフッ素系樹脂コーティングの非粘着面コーティング層が施されたものが望ましい。
当該基台プレートはシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーンゴム、塩化ビニル樹脂から選択される少なくとも一つ以上の素材から形成されることが望ましい。
本発明においては、掃除後の塵埃が付着したロール状粘着テープ面を引き出す際、新たに露出したロール状粘着テープ面を、当該プレート本体から突出した、当該折り返し部形成部の先端下部を支点として、当該新たに露出したロール状粘着テープ面を谷折りに折り返し、当該貼り付け用切欠き部を介して当該新たに露出したロール状粘着テープ面の粘着面同士を貼り付け、当該新たに露出したロール状粘着テープ面を二層に形成した後、当該基台プレートに設けた、当該切り取り部で略直線にカットすることで剥がし口の端部に二層の非粘着面が形成される。
上記において、剥がし口の端部の二層の粘着面同士は、当該ロール状粘着テープの長手方向の全幅にわたり確実には貼り付いてはいないが、当該ロール状粘着テープを前方方向に転動後には当該ロール状粘着テープの長手方向全幅にわたり、剥がし口の端部の粘着面同士は確実に貼り付き、塵埃が付着していない略直線状の、二層の帯状の非粘着面が形成される。
上記の通り、剥がし口の端部に当該塵埃が付着していない略直線状の、二層の帯状の非粘着面が形成されるこで、多量の塵埃が付着したロール状粘着テープ面であっても、剥がし口の端部を一目で見つけ出すことができ、かつ、確実に一層の当該ロール状粘着テープのみを剥がすことができる。
また、剥がし口の端部において略直線状の、二層の帯状の非粘着面が形成されることで剥がし口の端部の厚みが増し、かつ、強度が増すことにより当該ロール状粘着テープを剥がす際、当該ロール状粘着テープが途中で破れることなく簡単、かつ、確実に剥がすことができる。
(a).(b).(d)は本発明の各パーツ単体の正面斜視図、(c)は基台プレートを、取っ手付きフレーム体に配設した正面斜視図、(e)は基台プレートを取っ手付きフレーム体に配設し、さらに取っ手付きフレーム体にロール状粘着テープを装着した正面斜視図。 (a)は本発明の基台プレートの平面図、(b)は底面図、(c)は右側面図。 (a)は本発明の正面図、(b)は正面斜視図、(c)は平面図。 (a)は本発明の基台プレートの右側面図、(b)は基台プレートに備えられたプレート本体と筒状軸の拡大右側面図及び、取り付け軸支の拡大断面図、(c)は基台プレートの底面図、(d)は基台プレートを取り付け軸支に配設した底面図。 (a)は本発明の右側面図、(b)は本発明の右側面斜視図。 (a).(b).(c)は本発明のロール状粘着テープの転動により略直線状の、二層の帯状の非粘着面が形成される過程迄の右側面図、(d)は略直線状の、二層の帯状の非粘着面が形成された、ロール状粘着テープ単体等の斜視図。 (a)は本発明の基台プレートの回動を示す右側面図。 (a).(b).(c).(d).(e)は本発明の折り返し部形成部の変形例を示す基台プレートの正面斜視図。 (a)は本発明の独立した部品としての基台プレート単体の正面図、(b)は独立した部品としての基台プレート単体を取っ手付きフレーム体に配設し、さらに取っ手付きフレーム体にロール状粘着テープを装着した正面図、(c)は(b)の正面斜視図、(d)は(b)の平面図。 (a)は本発明の独立した部品としての基台プレート単体を取っ手付きフレーム体に配設し、さらに取っ手付きフレーム体にロール状粘着テープを装着した右側面図、(b)は(a)の右側面斜視図。 本発明の使用状態を示す斜視図。 本発明の使用状態を示す斜視図。
図1.の(a).(b).(c).(d).(e)は、本発明に係る剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナーの正面斜視図である。図1.(a)の当該取っ手付きフレーム体(1)と、図1.(b)の当該基台プレート(6)において、パーツ単体の正面斜視図であり、また図1.(c)は当該基台プレート(6)を当該取っ手付きフレーム体(1)に配設した正面斜視図であり、また図1.(d)は当該ロール状粘着テープ(10)と、取り付けキャップ(14a,14b)の正面斜視図であり、また図1.(e)は当該基台プレート(6)を当該取っ手付きフレーム体(1)に配設し、さらに当該ロール状粘着テープ(10)を、当該取っ手付きフレーム体(1)に装着した正面斜視図である。なお、本発明は図1.(c)の図示に示すように、当該基台プレート(6)と当該取っ手付きフレーム体(1)は一体型で構成される。
図1.(a)の当該取っ手付きフレーム体(1)は、丸棒形状で形成されたフレームで、当該ロール状粘着テープ(10)を転動するためのU字形状に形成された、把持部である取っ手部(2)と、取り付け軸支(4a,4b)と、本体フレーム(3a,3b,3c)と、挿入軸部(5a,5b)とを、備えたものである。
図1.(a)における、当該取り付け軸支(4a,4b)は、U字形状に形成された、当該取っ手部(2)の双方のフレームから、水平方向左右略直角にそれぞれ折曲されたフレームであり、図3.(a).(b).(c)の図示に示すように、当該基台プレート(6)の長手方向のそれぞれの一端よりも少し長く外側に延出したフレームであることが望ましく、また当該取り付け軸支(4a,4b)は、当該基台プレート(6)に設けられた、図4.(c)の上記筒状軸(11a,11b)の筒状軸開口部(12a,12b)を介して、図4.(d)の図示に示すように、当該基台プレート(6)を配設できうるフレームである。なお、図4.(d)の図示において、当該取っ手部(2)の一部は省略されている。
また、図1.(a)における、当該本体フレーム(3a,3b,3c)は支承部であり、当該取り付け軸支(4a,4b)の双方のフレームに続き、前方方向略直角にそれぞれ折曲された第一支承部(3a)の双方のフレームと、この第一支承部(3a)の双方のフレームに続き、当該ロール状粘着テープ(10)の最大半径よりも長く、下方方向略直角にそれぞれ折曲された第二支承部(3b)の双方のフレームと、この第二支承部(3b)の双方のフレームに続き、当該ロール状粘着テープ(10)の最大半径よりも長く、後方方向略直角にそれぞれ折曲された第三支承部(3c)の双方のフレームなどで形成されたものである。
また、図1.(a)における、当該挿入軸部(5a,5b)は支持部であり、当該第三支承部(3c)の双方のフレームに続き、当該第三支承部(3c)の双方のフレームと水平方向内側略直角にそれぞれ折曲され、それぞれ略水平で対向軸支で向き合っているフレームで、また当該挿入軸部(5a,5b)の双方のフレームは、図1.(e)の図示に示すように、当該ロール状粘着テープ(10)を保持する、当該取り付けキャップ(14a,14b)に設けられた、それぞれの挿入口(15a,15b)に挿入し、当該ロール状粘着テープ(10)を回転自在に支持するフレームである。
また、図1.(a)又は、図1.(e)における、当該挿入軸部(5a,5b)の双方のフレームの長さは、円柱状でなる当該取り付けキャップ(14a,14b)の長手方向の長さよりも少し短く形成されるのが望ましい。
図1.(b)の当該基台プレート(6)は、図3.(a).(b).(c)の図示に示すように、当該基台プレート(6)の長手方向全幅は少なくとも、当該ロール状粘着テープ(10)の長手方向全幅よりも長く形成されるのが望ましい。また当該基台プレート(6)は、図2.(a).(b).(c)の図示に示すように、プレート本体(7)を有しており、当該プレート本体(7)は長方形状の板状体として形成され、また図2.(c)又は、図5.(a).(b)の図示に示すように、当該ロール状粘着テープ(10)の粘着面に接しないように、少なくとも、当該プレート本体(7)の短手方向、かつ、当該ロール状粘着テープ(10)の円周方向に沿うように湾曲形状で形成されることが望ましい。
また、当該基台プレート(6)は、図2.(a).(b)の図示に示すように、当該プレート本体(7)を含め、上記塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)と近傍した、上記新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面を谷折りに折り返すための、上記折り返し部形成部(8a,8b)と、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面同士を貼り付けるための、上記貼り付け用切欠き部(13)と、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)をカットするための、上記切り取り部(9)と、当該基台プレート(6)を当該取り付け軸支(4a,4b)に配設するための、当該筒状軸(11a,11b)とを、備え形成されたものである。
また、当該基台プレート(6)は、少なくとも当該ロール状粘着テープ(10)の粘着面が貼り付きにくいものが好ましく、その素材においてはシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーンゴム、塩化ビニル樹脂から選択される少なくとも一つ以上の素材から形成されたものが望ましい。
当該折り返し部形成部(8a,8b)は、図1.(b).(c).(e)の図示に示すように、当該プレート本体(7)から前方(取っ手部と反対側)、当該ロール状粘着テープ(10)の引き出し方向に突出した板状体のものであり、また図1.(b).(c).(e)の図示に示すように、当該プレート本体(7)の長手方向の前方両端部の二箇所に設けられるのが望ましい。
また、当該折り返し部形成部(8a,8b)は、掃除後の、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を剥がす際、図11.(a)の図示に示すように、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)と近傍した、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)が表れるまで、図11.(a)の矢印(a)の方向に引き出し、その後当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を、図11.(a)の矢印(b)の方向に谷折りに折り返す際、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の先端下部を支点とし、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を、図11.(a)の矢印(b)の方向に折り返すのを、補助するものである。
なお、当該折り返し部形成部(8a,8b)において、図8.(a).(b).(c).(d).(e)などの図示に示す変形例としての、折り返し部形成部(8c)を設けても構わなく、当該プレート本体(7)から前方(取っ手部と反対側)、当該ロール状粘着テープ(10)の引き出し方向に突出した板状体のものであれば、少なくとも突出箇所は二箇所に限らず、一箇所、三箇所、四箇所など、二箇所以外の突出箇所を設けても構わなく、また突出箇所の位置においても、当該プレート本体(7)から前方(取っ手部と反対側)、当該ロール状粘着テープ(10)の引き出し方向に突出した板状体のものであれば、少なくともどのような位置に設けても構わない。なお、図8.の図示において、変形例の当該折り返し部形成部(8c)を設けた当該基台プレート(6)のみの図示であり、上記取っ手付きフレーム体(1)と当該ロール状粘着テープ(10)の図示は省略されている。
また、図8.(a).(b).(c).(d).(e)などの図示に示す変形例としての、当該折り返し部形成部(8c)において、あえて変形例としての寸法を示しているが、当該折り返し部形成部(8c)の突出部分の長さ及び、横幅については特に制限はなく、少なくとも当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を谷折りに折り返すことができる突出した板状体のものを設けていれば、突出部分の長さ及び、横幅はどのような寸法でも構わない。なお、図8.の図示において、変形例の当該折り返し部形成部(8c)を設けた当該基台プレート(6)のみの図示であり、上記取っ手付きフレーム体(1)と当該ロール状粘着テープ(10)の図示は省略されている。
なお、以下に記す、折り返し部形成部については、図1.(b).(c).(e)の図示に示すように、当該プレート本体(7)の長手方向の前方両端部の二箇所に設けられた、当該折り返し部形成部(8a,8b)であることを前提とする。
当該折り返し部形成部(8a,8b)において、図1.(b)の図示の例では、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の突出部分の寸法は、突出部分の長さ約10mm程度、横幅約20mm程度で設けているが、必ずしもこのような寸法にする必要はない。
また、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の突出部分の配設される位置において、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)をカットしやすくするために、図1.(b)の図示の例では、当該プレート本体(7)の長手方向の前方両端部のそれぞれの一端より、それぞれ長手方向に沿って約3mmから4mm程度中心部に向かって内側に配設されているが、必ずしもこのような寸法にする必要はない。
また、当該折り返し部形成部(8a,8b)において、図7.(a)の図示に示すように、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の突出部分の先端下部が、当該ロール状粘着テープ(10)の粘着面に少しだけ当接するように、当該折り返し部形成部(8a,8b)は少なくとも、当該ロール状粘着テープ(10)の円周方向に沿うように、湾曲形状で形成されることが望ましい。なお、図7.(a)の図示において、本発明の右側面図であるため、当該折り返し部形成部(8a,8b)の符号は(8b)のみ記している。
また、当該折り返し部形成部(8a,8b)は、少なくとも当該ロール状粘着テープ(10)の粘着面が貼り付きにくいものが好ましく、その表面(当該ロール状粘着テープ(10)に対向する面及び、その反対側の面)に複数の微細な凹凸体を備えたものや、また、その表面(当該ロール状粘着テープ(10)に対向する面及び、その反対側の面)にシリコーン系コーティング、又はフッ素系樹脂コーティングの非粘着面コーティング層が施されたものが望ましい。
上記貼り付け用切欠き部(13)は、図2.(a).(b)の図示に示すように、当該折り返し部形成部(8a,8b)の二箇所の双方間の領域にわたって形成された切欠きである。
また、当該貼り付け用切欠き部(13)は、掃除後の、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を剥がす際、図11.(a)の図示に示すように、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)と近傍した、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)が表れるまで、図11.(a)の矢印(a)の方向に引き出し、その後当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の先端下部を支点とし、図11.(a)の矢印(b)の方向に谷折りに折り返した際、図11.(c)の図示に示すように左手小指などで、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面を、当該貼り付け用切欠き部(13)の中央部付近に向けて押さえ、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘面同士を一旦、貼り付け、仮止めをし二層の非粘着面(17)を形成するための切欠きである。
また、当該貼り付け用切欠き部(13)における切欠きの領域幅の占める割合は、当該プレート本体(7)の長手方向全幅の長さに対し、少なくとも5割から8割程度の割合で、領域幅を設けられることが望ましい。
上記切り取り部(9)は、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)をカットするものであり、図2.(a).(c)又は、図5.(b)の図示に示すように、当該折り返し部形成部(8a,8b)の上方側に備えられ、また好ましくは、図1.(c)の図示に示すように、当該貼り付け用切欠き部(13)の取っ手側奥端部上部に少し距離を空けた位置に設けるのが望ましく、また当該プレート本体(7)の長手方向全幅にわたって設けられた刃先を備えたカッターでなることが望ましい。なお、図2.(c)の図示において、本発明の基台プレート(6)の右側面図であるため、当該折り返し部形成部(8a,8b)の符号は(8b)のみ記している。
また、当該切り取り部(9)は、図1.(c)の図示に示すように、当該貼り付け用切欠き部(13)の取っ手側奥端部上部、約3mm程度に、離れた位置に設けられているが、必ずしもこのような寸法にする必要はない。また少なくとも、当該切り取り部(9)は樹脂製又は、金属製のものが望ましく、また当該切り取り部(9)の先端の刃先は、指先などを傷つけることが無い山型形状のものが好ましく最終、当該プレート本体(7)と一体化して樹脂などで形成されても良い。
上記筒状軸(11a,11b)は、図2.(b)又は、図4.(c).(d)の図示に示すように、当該プレート本体(7)の長手方向の取っ手側底面両端部の二箇所にそれぞれ設けられるのが望ましく、また当該筒状軸(11a,11b)の双方には、筒状軸開口部(12a,12b)があり、その当該筒状軸開口部(12a,12b)を設けた、当該筒状軸(11a,11b)を介して、当該基台プレート(6)を当該取り付け軸支(4a,4b)に配設し、当該取り付け軸支(4a,4b)を軸に、当該基台プレート(6)を回動させうるものである。なお、図4.(d)の図示において、上記取っ手部(2)の一部は省略されている。
また、当該筒状軸(11a,11b)は、当該取り付け軸支(4a,4b)のみを覆う筒状形状のものであり、また当該筒状軸(11a,11b)の双方の長手方向の長さにおいて、図4.(d)の図示に示すように、それぞれの当該取り付け軸支(4a,4b)の長さよりも、少なくとも短く形成されるのが望ましい。なお、図4.(d)の図示において、当該取っ手部(2)の一部は省略されている。
さらに、当該筒状軸(11a,11b)は、図7.(a)の図示に示すように、当該基台プレート(6)が当該取り付け軸支(4a,4b)を軸に抵抗なく回動できるように、当該筒状軸(11a,11b)のそれぞれの内径は、図4.(a)の図示に示すように、それぞれの当該取り付け軸支(4a,4b)の、丸棒形状の直径よりも大きいものが望ましく、図4.(b)において当該取り付け軸支(4a,4b)の丸棒形状の直径、約4mm程度に対し、当該筒状軸(11a,11b)の内径の大きさは、約5mm程度と示しているが、必ずしもこのような寸法にする必要はない。なお、図4.(a)及び、図4.(b)の図示において、本発明の基台プレート(6)の右側面図及び、拡大右側面図であるため、当該筒状軸(11a,11b)と当該取り付け軸支(4a,4b)の、それぞれの符号は(11b)及び(4b)のみ記している。また図7.(a)の図示においても、本発明の右側面図であるため、当該筒状軸(11a,11b)と当該取り付け軸支(4a,4b)の、それぞれの符号は(11b)及び(4b)のみ記している。
また、当該筒状軸開口部(12a,12b)は、図2.(b).(c)の図示に示すように、当該筒状軸(11a,11b)の双方の略側面下部に設け、当該筒状軸(11a,11b)の、それぞれの長手方向の一端から他端にわたり形成された略直線状の開口部(スリット)であり、当該筒状軸(11a,11b)の双方をC型形状の筒状に形成する隙間であり、また当該筒状軸開口部(12a,12b)を設けた、当該筒状軸(11a,11b)を介して、当該基台プレート(6)を当該取り付け軸支(4a,4b)に配設できうる隙間である。なお、図2.(c)の図示において、本発明の基台プレート(6)の右側面図であるため、当該筒状軸(11a,11b)と当該筒状軸開口部(12a,12b)の、それぞれの符号は(11b)及び(12b)のみ記している。
また、当該筒状軸開口部(12a,12b)の隙間の間隔は、当該取り付け軸支(4a,4b)双方に取り付け可能な間隔で、かつ、容易に外れない間隔であり、当該取り付け軸支(4a,4b)の双方の丸棒形状の直径の長さよりも、当該筒状軸開口部(12a,12b)の双方の隙間の間隔は短く形成されることが望ましく、図4.(b)の図示において、当該取り付け軸支(4b)の丸棒形状の直径、約4mm程度に対し、当該筒状軸開口部(12a,12b)の隙間の間隔は、約3mmから3.5mm程度と示しているが、必ずしもこのような寸法にする必要はない。なお、図4.(b)の図示において、本発明の基台プレート(6)の拡大右側面図であるため、当該筒状軸開口部(12a,12b)と当該取り付け軸支(4a,4b)の、それぞれの符号は(12b)及び(4b)のみ記している。
上記のことにより、当該基台プレート(6)は、図7.(a)の図示に示すように、当該取り付け軸支(4a,4b)を軸に抵抗なく回動できるため、当該ロール状粘着テープ(10)のテープ層が少なくなってきても、当該折り返し部形成部(8a,8b)の先端下部は常に、当該ロール状粘着テープ(10)の粘着面に当接しているため、掃除後の当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を剥がす際、当該基台プレート(6)の上部を軽く押さえるだけで、簡単に当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)と近傍した当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を引き出すことができ、また当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の先端下部を支点として、簡単に当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を谷折りに折り返すことができる。なお、図7.(a)の図示において、本発明の右側面図であるため、当該取り付け軸支(4a,4b)及び、当該折り返し部形成部(8a,8b)の、それぞれの符号は(4b)及び(8b)のみ記している。
上記取り付けキャップ(14a,14b)は、図1.(d)の双方の矢印(a)で示すように、当該ロール状粘着テープ(10)の両側にある巻芯(16)にそれぞれ挿入し、当該ロール状粘着テープ(10)を保持するものであり、双方の当該取り付けキャップ(14a,14b)の外径は、当該ロール状粘着テープ(10)の両側にある当該巻芯(16)の内径と、ほぼ同一径であることが望ましい。
また、当該取り付けキャップ(14a,14b)の双方には、図1.(d).(e)の図示に示すように、それぞれの上記挿入軸部(5a,5b)を挿入する、上記挿入口(15a,15b)があり、当該挿入口(15a,15b)は円柱状の当該取り付けキャップ(14a,14b)の中心に設けた筒状の穴であり、当該取り付けキャップ(14a,14b)の上底面から下底面にわたり設けるのが望ましく、当該挿入口(15a,15b)の内径は、当該挿入軸部(5a,5b)が抵抗なく挿入できる内径が望ましい。
本発明を使用するときは、当該取り付けキャップ(14a,14b)の双方を、図1.(d)の双方の矢印(a)で示すように、当該ロール状粘着テープ(10)の両側にある当該巻芯(16)にそれぞれ挿入し、また、図1.(e)の図示に示すように、上記第三支承部(3c)から延出した当該挿入軸部(5a,5b)の双方を、当該取り付けキャップ(14a,14b)に設けた当該挿入口(15a,15b)に、それぞれ挿入する。その際、当該ロール状粘着テープ(10)は手前(取っ手側)にめくれる方向で配置し、双方の当該挿入軸部(5a,5b)を、それぞれの当該挿入口(15a,15b)に挿入する。その後、剥がし損じの無い粘着カーペットリーナーで、カーペットなどの表面に沿って転動することで、塵埃を当該ロール状粘着テープ(10)の粘着面全周に付着させ除去する。
掃除後の、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を剥がす際、図11.(a)の図示に示すように、右ききの場合、右手で上記取っ手部(2)を持ち、右手親指などで当該基台プレート(6)を押さえ、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)の剥がし口を見つけ、図11.(a)の矢印(a)で示すように、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)と近傍した当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)が表れるまで、左手で当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を図11.(a)の矢印(a)の方向に向けて引き出す。
その後、表れた当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面を、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の先端下部を支点として、図11.(a)の矢印(b)及び、図11.(c)の図示に示すように、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面を、取っ手部(2)側に向けて、谷折りに折り返す。その際、図11.(b)の図示に示すように手の小さい方など、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)を折り返すのがやりにくい場合、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を引き出す際、使い終わった粘着テープ(24)(非粘着面)を、何回かにわたり折り合わせておくのが望ましい。
また、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面を谷折りに折り返す際に、図11.(c)の図示に示すように一旦、谷折りに折り返した、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面の表面を左手小指などで、上記貼り付け用切欠き部(13)の中央部付近に向けて上から押さえ、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面同士を一旦、貼り付け、仮止めをし二層の非粘着面(17)を形成する。
さらに、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面同士を一旦、貼り付け、仮止めをした後、図12.(a)の双方の矢印(a)で示すように、当該折り返し部形成部(8a)の上部に位置する、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面を左手親指で押さえ、当該折り返し部形成部(8a)を始点とし、左手親指で当該折り返し部形成部(8a)から当該折り返し部形成部(8b)にかけて、当該ロール状粘着テープ(10)の長手方向全幅にわたり何回か擦り合わせ、当該貼り付け用切欠き部(13)の全領域にわたって、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面同士を貼り付ける。
上記の際、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面を、当該折り返し部形成部(8a)から当該折り返し部形成部(8b)にかけて、当該ロール状粘着テープ(10)の長手方向全幅にわたり何回か擦り合わせ、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面同士を貼り付けてはいるが、当該折り返し部形成部(8a,8b)は、貼り付きにくいものであるため貼り付いているのは、当該貼り付け用切欠き部(13)の領域だけであって、少なくとも当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面は、当該折り返し部形成部(8a,8b)には貼り付くことは無く、当該ロール状粘着テープ(10)を転動するにあたっては差し支えは無い。
また、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の粘着面を谷折りに折り返す際、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方の先端下部を支点として折り返しているため、少なくとも、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の折り返した端部は、当該折り返し部形成部(8a,8b)の双方間にわたり、略直線状の非粘着面の山折りの端部が形成される。
次に、図12.(b)の図示に示すように、左手で当該ロール状粘着テープ(10)の上端部を覆うように握り、当該折り返し部形成部(8a)上部に位置する、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面を、左手親指で当該折り返し部形成部(8a)の上部表面に向けて押さえる。
その後、当該折り返し部形成部(8a)の上部に隣接した、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面の一端を、当該折り返し部形成部(8a)の上方側に設けられた、上記切り取り部(9)の先端の一端に充て、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の非粘着面を、当該切り取り部(9)の長手方向の一端から他端にかけて、図12.(c)の矢印(a)に示すように、下に向けて裂くようにカットする。
カット後、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の折り返した端部において、折り返した端部の粘着面同士は、当該ロール状粘着テープ(10)の長手方向全幅にわたり、確実には貼り付いてはいないが、図6.(a).(b).(c)の図示で示すように(a).(b).(c)の順に当該ロール状粘着テープ(10)を前方方向に転動することにより、転動後には、当該折り返し部形成部(8a,8b)などの、貼り付いていない箇所も含め、当該ロール状粘着テープ(10)の長手方向全幅にわたり、当該新たに露出したロール状粘着テープ面(23)の折り返した端部の粘着面同士は確実に貼り付き、図6.(d)の図示に示すように、剥がし口の端部には塵埃が付着していない略直線状の、二層の帯状の非粘着面(18)が形成される。
なお、図6.(d)の図示において、当該ロール状粘着テープ(10)を前方方向に転動後の、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)と、当該ロール状粘着テープ(10)の長手方向全幅にわたり塵埃が付着していない略直線状の、当該二層の帯状の非粘着面(18)が形成された当該ロール状粘着テープ(10)単体等の斜視図であり、上記取っ手付きフレーム体(1)及び上記基台プレート(6)の図示は、省略されている。
上記のように、剥がし口の端部に塵埃が付着していない略直線状の、当該二層の帯状の非粘着面(18)が形成されることにより、掃除後の当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)が多量の塵埃が付着した状態であっても、少なくとも当該二層の帯状の非粘着面(18)には塵埃が付着していないため、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を剥がす際、剥がし口の端部を一目で容易に見つけ出すことができ簡単に剥がすことができる。
また、剥がし口の端部に塵埃が付着していない略直線状の、当該二層の帯状の非粘着面(18)が形成されることで、当該ロール状粘着テープ面(10)の厚みが増し、また強度が増した破れにくい剥がし口の端部が形成され、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)を剥がす際、特に繊維状の長いものや髪の毛などの抵抗で、当該塵埃が付着したロール状粘着テープ面(19)は途中で破れることなく剥がすことができ、また多層を一度に剥がすことなく一層ずつ円滑、かつ、簡単に剥がすことができる。
また、当該基台プレート(6)に備えられた、当該切り取り部(9)で当該ロール状粘着テープ(10)をどのような箇所でも略直線にカットでき、また剥がすことが出来るため、上記斜めカットライン入りロール状粘着テープ以外のほとんどのロール状粘着テープに対応が可能である。
また、既存のロール状粘着テープにおいて、一定方向に転動するための方向性を示した矢印などが印刷されたものがあり、矢印とは逆の逆方向に転動した際、当該既存のロール状粘着テープの剥がし口の端部にある粘着面がブレーキとなり、また剥がれるきっかけとなり、当該既存のロール状粘着テープが剥がれ、カーペットやフローリングなどに貼り付くことがあるが、本発明の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナーの、当該ロール状粘着テープ(10)において、剥がれるきっかけとなりうる剥がし口の端部には粘着面は無く、当該二層の帯状の非粘着面(18)が形成されていることで、剥がれること無く、一定方向の転動にこだわらず逆方向に転動しても、少なくともカーペットやフローリングなどに貼り付くことも無く、前後に転動できることで作業効率が高まる。
これまでの説明で明らかのように、既存のロール状粘着テープにおいて、様々な問題点を解消するために、様々なロール状粘着テープの商品化がなされてはいるが、剥がし口の端部が見つけづらく、また一層だけ摘むのにも手間がかかり場合によっては多層を一度に剥がしてしまうなど、またうまく剥がれず途中で破れてしまう、またコストが高いなどといった様々な問題点を、少なくとも全て解消されたロール状粘着テープの開発には至っておらず未だ、粘着カーペットクリーナーを使用するにあたっては使い辛さが残っている。
上記の通り、既存のロール状粘着テープにおいて、剥がし口の端部が見つけづらく、また一層だけ摘むのにも手間がかかり場合によっては多層を一度に剥がしてしまうなど、またうまく剥がれず途中で破れてしまう、またコストが高いなどといった様々な問題点が未だあり、このような様々な問題点を全て解消するのには、剥がし口の端部を二層に形成し非粘着面を形成するのが、最も最適で有効な手段であり、剥がし口の端部を二層にし非粘着面を形成することで様々な問題が解消され、ストレスがなく快適に掃除ができ作業効率が高まり、また一番安価なロール状粘着テープのみを使用し続けることで、かなりランニングコストが削減される。
なお、図9.(a)の基台プレート単体(20)は、独立した部品であり、本発明の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナーにおいて、図1.(c)の図示に示すように、当該基台プレート(6)と当該取っ手付きフレーム体(1)は一体型で構成されているが、必ずしもこのような構成に限定されず、独立した部品である当該基台プレート単体(20)のみの部品であっても構わない。また当該基台プレート単体(20)において、図9.(b).(c).(d)又は、図10.(a).(b)の図示に示すように、少なくとも後付けで既存の粘着カーペットクリーナーに着脱可能な構造を備え、また上記プレート本体(7)と、上記折り返し部形成部(8a,8b)と、上記貼り付け用切欠き部(13)と、上記切り取り部(9)とを、備え形成された当該基台プレート単体(20)であることが望ましい。
また上記の通り、当該基台プレート単体(20)は、少なくとも後付けで既存の粘着カーペットクリーナーに着脱可能な構造を備えたものが望ましく、図9.(b).(c).(d)又は、図10.(a).(b)の図示に示すように、例として当該基台プレート単体(20)の取っ手側(折り返し部形成部(8a,8b)と反対側)の長手方向端部に取り付け用箇所として、取り付け用穴(21)をそれぞれ設け、取り付け具として結束バンド(22)を用いて、当該取り付け軸支(4a,4b)に配設されているが、当該基台プレート単体(20)の装着において、特に制限はなく少なくとも取り付け箇所及び取り付け具は、様々な既存の粘着カーペットクリナーに着脱可能な形状で、かつ、回動できる形状であることが望ましい。
上記のことにより、当該基台プレート単体(20)は、既存の粘着カーペットクリナーの構造を変えずに独立した部品として提供でき、また独立した部品として既存の粘着カーペットクリナーに装着できる。
1. 取っ手付きフレーム体
2. 取っ手部
3. 本体フレーム(第一支承部3a,第二支承部3b,第三支承部3c,)
4. 取り付け軸支(4a,4b)
5. 挿入軸部(5a,5b)
6. 基台プレート
7. プレート本体
8. 折り返し部形成部(8a,8b,8c)
9. 切り取り部
10. ロール状粘着テープ
11. 筒状軸(11a,11b)
12. 筒状軸開口部(12a,12b)
13. 貼り付け用切欠き部
14. 取り付けキャップ(14a,14b)
15. 挿入口(15a,15b)
16. 巻芯
17. 二層の非粘着面
18. 二層の帯状の非粘着面
19. 塵埃が付着したロール状粘着テープ面
20. 基台プレート単体
21. 取り付け用穴
22. 結束バンド
23. 新たに露出したロール状粘着テープ面
24. 使い終わった粘着テープ(非粘着面)

Claims (7)

  1. 掃除用具として使用される粘着カーペットクリーナーであって、
    前記粘着カーペットクリーナーは、取っ手付きフレーム体と、ロール状粘着テープと、基台プレートとを有しており、
    前記ロール状粘着テープは、前記取っ手付きフレーム体に回転自在に取り付けられており、
    前記基台プレートは、前記ロール状粘着テープの上方側において回動自在に、前記取っ手付きフレーム体に配設されており、
    前記基台プレートは、プレート本体と、折り返し部形成部と、貼り付け用切欠き部と、切り取り部とを備え、
    前記プレート本体は、前記ロール状粘着テープの長手方向全幅よりも長い、長方形状の板状体として形成され、
    前記折り返し部形成部は、前記プレート本体から前記ロール状粘着テープの引き出し方向に突出するように形成されており、
    前記折り返し部形成部の横幅の寸法は、前記プレート本体の長手方向の寸法よりも、短く形成され、
    前記貼り付け用切欠き部は、前記折り返し部形成部に隣接して形成されており、
    前記切り取り部は、前記折り返し部形成部の上方側に備えられており、
    前記折り返し部形成部は、前記プレート本体の長手方向の両端部の二箇所に形成されており、
    前記貼り付け用切欠き部は、前記折り返し部形成部の二箇所の双方間の領域にわたって形成された、切欠きであることを特徴とする剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
  2. 前記プレート本体は、前記ロール状粘着テープの円周方向に沿うように、湾曲形状で形成されることを特徴とする請求項1記載の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
  3. 前記折り返し部形成部は、前記ロール状粘着テープの円周方向に沿うように、湾曲形状で形成されることを特徴とする請求項1記載の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
  4. 前記切り取り部は、前記折り返し部形成部の上方側に備えられ、前記基台プレートの長手方向全幅にわたって設けられた、刃先を備えたカッターでなることを特徴とする請求項1記載の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
  5. 前記折り返し部形成部は、その表面に複数の微細な凹凸体を備えられることを特徴とする請求項1記載の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
  6. 前記折り返し部形成部は、その表面にシリコーン系コーティング、又はフッ素系樹脂コーティングの非粘着面コーティング層が施されたことを特徴とする請求項1記載の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
  7. 前記基台プレートはシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーンゴム、塩化ビニル樹脂から選択される少なくとも一つ以上の素材から形成されることを特徴とする請求項1記載の剥がし損じの無い粘着カーペットクリーナー。
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