JP3386546B2 - 長尺材の整列装置 - Google Patents

長尺材の整列装置

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JP3386546B2 JP00534894A JP534894A JP3386546B2 JP 3386546 B2 JP3386546 B2 JP 3386546B2 JP 00534894 A JP00534894 A JP 00534894A JP 534894 A JP534894 A JP 534894A JP 3386546 B2 JP3386546 B2 JP 3386546B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、たとえばアルミニウム
鋳造工場における鋳造ビレットのような長尺材を立てた
姿勢に保管しておき、これら吊出し装置によって引き上
げるときにビレットを正しい位置に整列させるための整
列装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、アルミニウム鋳造工場において倒
立状態で鋳造されてそのままの姿勢で配列された複数の
鋳造ビレットを同時に吊り上げて搬送する吊出し装置と
して、特開平2−225291号公報に開示されたもの
がある。 【0003】この吊出し装置は天井走行クレーン等に装
備され、水平吊りビームに倒立状態で直列に配置された
多数の鋳造ビレットに対し、駆動レバーによって開閉す
る一対の爪機構の作働によってビレットの頂部先端を把
持するものである。 【0004】鋳造後のビレットはその軸線をほぼ鉛直姿
勢にして保管され、必要に応じてその保管場所から吊出
し装置によって吊り上げられて加工ラインへ供給され
る。吊出し装置によるビレットの吊り上げでは、吊出し
装置の爪機構とビレットの上端の位置合わせをしないと
複数のビレットを同時に引き上げることはできない。 【0005】このような位置合わせのため、従来では、
保管位置で軸線を立てた姿勢のビレットに対して、たと
えば丸鋼を素材とした格子状の枠を用意しておき、この
枠の中にビレットを通してその位置と姿勢を規制する方
式が採用されている。すなわち、ビレットの上端部に格
子状の枠が掛かるようにし、枠によって造られる四角形
の格子の中にビレットを拘束するというものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
格子状の枠では、格子の大きさが予め決められているの
で、鋳造したビレットの外径に見合う大きさの格子を持
つ枠を数種類用意しなければならない。このため、鋳造
するビレットの仕様に応じた保管場所を多数配置しなけ
ればならず、作業性や設備負担等の障害が大きい。 【0007】また、ビレットの外径に合わせた枠であっ
ても、鋳造誤差のために収納したビレットの外周面と格
子との間には或る程度の大きさの隙間を持たせることが
必要である。このため、保管されているビレットはこの
ような隙間があることによって、姿勢が斜めに傾きやす
い。したがって、複数のビレットを同時に吊出し装置に
よって吊り上げるときには、各ビレットとの位置合わせ
ができない。すなわち、ビレットが整列状態になく吊出
し装置の係合爪にもビレットの位置に対応して動くよう
な倣い機構がないため、吊出し装置による複数のビレッ
トの吊り上げは不可能である。 【0008】このように、格子状の枠を用いるもので
は、複数のビレットを1回の操作で吊り上げようとする
吊出し装置には対応できず、自動化等の障害となる。 【0009】本発明において解決すべき課題は、ビレッ
ト等の長尺材を立てた姿勢で複数保管するときこれらの
長尺材を整列させてたとえば吊出し装置等との間の作業
の自動化を図ることにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、数の長尺材を
複数の列に配列し、これらの複数の列の長尺材のそれぞ
れを整列させる装置であって、前記長尺材の隣接し合う
配列の間及び配列方向の両端に位置する配列の外側のそ
れぞれに、回転枠を連動可能に配置し、これらの回転枠
にはその回動によって前記長尺材の周面に突き当たる拘
束アームを前記長尺材の配列方向の全長に亘って設けて
なることを特徴とする。 【0011】 【作用】回転枠は長尺材の配列の間及び両端の配列の外
側に位置しているので、回転枠が回動するとき拘束アー
ムの旋回によってこれが長尺材の周面に当たる。このた
め、長尺材は拘束アームからの外力によってその配列方
向と直交する両面が拘束され、拘束アームの旋回軌跡に
対応して長尺材の位置が決められる。したがって、拘束
アームの回動軌跡をたとえば全て等径の円を描くように
しておけば、各長尺材は隣接する回転枠どうしの間の中
間位置を芯として位置が設定されて整列させられる。 【0012】 【実施例】本発明をアルミニウム鋳造ビレットの吊り上
げ搬送に使用した実施例について説明する。 【0013】図1は本発明の整列装置を備えたビレット
吊り上げ設備の概要を示す図である。 【0014】図において、鋳造後のビレット50をその
軸線をほぼ鉛直姿勢として収納した保管庫1を多数配列
した保管域の全体に亘って移動可能な走行クレーン20
を配置し、これにはその走行方向と直交する向きに移動
するトロリ21を設ける。 【0015】トロリ21には下に突き出した2本のガイ
ドアーム21a,21bを設け、これらによって昇降可
能に支持された吊りヘッド22を備える。この吊りヘッ
ド22は、トロリ21に設けた昇降用モータ21cにワ
イヤロープ21dを介して連接され、そのレベルを変え
ることによって保管庫1からのビレット50の引き上げ
及び搬送を行なう。そして、吊りヘッド22には保管庫
51内に整列して収納されている複数のビレット50を
同時に吊り上げるためのクランプ機構を備え、このクラ
ンプ機構の作動によってビレット50の拘束及び解除が
可能である。 【0016】保管庫1の保管域の側方には、吊りヘッド
22に保持した縦向き姿勢のビレット50を受け取る傾
転移載装置23を配置すると共に、この傾転移載装置2
3からビレット50を水平姿勢として受け取る搬送コン
ベア24を設ける。 【0017】図2は図1において走行クレーン1の背部
側から見た吊りヘッド22によるビレット50の引き上
げを示す図である。 【0018】保管庫1は作業床に掘ったピット状であ
り、その内部の下端にはシリンダ2を備えると共にこれ
によって昇降動作するテーブル2aを設ける。保管庫1
の上には鋳造した後の鋳型(図示せず)をセットし、鋳
造したビレット50をそのままテーブル2aの上に載せ
た後に、鋳型のみを保管領域の外に回収する。 【0019】ビレット50は、たとえば5本ずつを4列
に配列したものが一つのユニットとして保管庫1に保管
され、保管時にはテーブル2aを下降させてビレット5
の上端を作業床レベルよりも低くする。そして、吊出し
装置によってビレット50を傾転移載装置23側へ搬送
するときには、テーブル2aをシリンダ2によって上昇
させ、その長さの半分程度が保管庫1から出たときに吊
りヘッド22によって5本の1列のビレット50を同時
にクランプし、その後吊りヘッド22を上昇させて傾転
移載装置23へ搬送する。 【0020】このようなビレット50への吊りヘッド2
2によるクランプに備えて、各ビレット50を正しい位
置に整えるための整列機構3を保管庫1内の上端部に設
ける。この整列機構3は、5本ずつのビレット50の4
列の全てを図2において左右から拘束し、ビレット50
の底面を基底としてテーブル2aの上に鉛直姿勢で保持
可能としたものであり、合計5個の回転枠4によって構
成されている。 【0021】図3は整列機構3の概要を示す部分斜視図
である。 【0022】回転枠4は保管庫1の内壁を利用して固定
した軸受4aに支持された回転軸4bと、この回転軸4
bに半径方向の対向して設けた2本の拘束アーム4c,
4dを備えたものである。回転枠4はその軸線を図2に
おいて図面と直交する方向に配置され、5本のビレット
50の列に沿うような位置関係として保管庫1内に組み
込む。そして、取り扱うビレット50が最小の外径のと
きに、拘束アーム4c,4dが図2に示すように水平方
向に1列に並んで各ビレット50の左右両面を拘束でき
るように、回転軸4bの中心から拘束アーム4c,4d
の半径方向の距離を決める。 【0023】更に、各回転枠4の回転軸4bにはスプロ
ケット4eを取り付け、これらのスプロケット4eと駆
動モータ4fとの間にチェイン4gを掛け渡す。これに
より、駆動モータ4fが作動すると全ての回転軸4bは
同じ方向に同じ角度だけ回転し、拘束アーム4c,4d
を結ぶ線分とビレット50とが造る角度を任意に変える
ことができる。 【0024】ビレット50を保管庫1に保管するときに
は、ビレット50を差し込むために回転枠4を図3に示
す姿勢すなわち拘束アーム4c,4dが上下に位置する
ようにし、保管個1へのビレット50の初期の差し込み
に干渉しないようにする。また、ビレット50をテーブ
ル2aに載せた後の保管の期間では、回転枠4を回転さ
せて拘束アーム4c,4dを緩く当てることによって、
ビレット50の列の乱れを防ぐ。 【0025】このように、保管庫1に収納した5本ずつ
のビレット50の各列は回転枠4の拘束アーム4c,4
dによって保持され、テーブル2aの上に鉛直姿勢で整
然と並んだ状態に維持される。 【0026】図4はビレット50の大きさが違う場合の
回転枠4による拘束を説明する図である。 【0027】同図の(a)は先に説明した最小径のビレ
ット50の場合であり、このときには各回転枠4の拘束
アーム4c,4dが全てほぼ平行の姿勢となってそのビ
レット50の周面を拘束している。これに対し、同図の
(b)は径が大きな場合のビレット50の場合であり、
回転枠4は拘束アーム4c,4dを結ぶ線分が傾斜した
ところでこれらの拘束アーム4c,4dがビレット50
の周面に突き当たってこれを拘束している。 【0028】このように、ビレット50の外径が違って
いても、拘束アーム4c,4dが周面に突き当たるまで
回転させるだけで拘束力を作用させることができ、ビレ
ット50の種類に関係なくその位置を設定することがで
きる。 【0029】以上の構成において、保管庫1に収納され
ているビレット50を傾転移載装置23へ搬送するとき
には、図2に示すようにシリンダ2によってテーブル2
aを上昇させ、ビレット50の上端部を吊りヘッド22
の下降レベルに合わせて設定する。このとき、テーブル
2aの上昇の間では、拘束アーム4c,4dによるビレ
ット50への拘束力を少し弛めるように回転軸4bを回
転させ、拘束アーム4c,4dの損耗及びビレット50
の表面傷の発生を無くすと共に、吊りヘッド22による
引き抜きに備える。 【0030】吊りヘッド22によるクランプ時では、回
転枠4によってビレット50が図2において左右方向に
正しい位置に拘束されている。このため、吊りヘッド2
2が下降するときにそのクランプ機構がビレット50の
上端に大きく干渉したりすることがなく、速やかにクラ
ンプが行われる。 【0031】なお、テーブル2a上のビレット50は、
図2においては左右方向の位置が決められているが、図
面と直交する向きの位置の拘束はない。したがって、ビ
レット50は回転枠4の長手方向に位置がずれてしまう
可能性がある。これに対しては、たとえば吊りヘッド2
2のクランプ機構にビレット50の配列方向への倣い機
能等を持たせれば、位置ずれを吸収したクランプが可能
である。 【0032】このように、吊りヘッド22の移動方向に
対応して5本ずつのビレット50の4列を正しい位置に
設定した態勢での吊りヘッド22によるクランプ及び吊
り上げが可能である。したがって、従来の格子状の枠を
利用する場合に比べると、ビレットの種類に関係なくそ
れぞれを整列させることができ、吊りヘッド22による
吊り上げの自動化が可能となる。 【0033】 【発明の効果】本発明では、回転枠の回動によって、縦
向きの姿勢の長尺材をそれぞれが干渉し合うことなく整
列させた状態に保持することができ、長尺材の外径等が
相違していてもこれに関係なく整列状態に設定できる。
このため、たとえば吊り出し装置等によって長尺材を吊
り上げるような設備では、長尺材の整列を利用して吊出
し装置との間の自動化を図ることができ、作業効率の大
幅な向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の整列装置を鋳造後のアルミニウムビ
レットの保管設備に適用した例を示す概略斜視図であ
る。 【図2】 整列装置によって保持されたビレットを吊り
ヘッドによってクランプした状態を示す図である。 【図3】 整列機構の一部の概要を示す図である。 【図4】 整列機構によるビレットの拘束を示す概略図
であって、同図の(a)はビレットが最小の外径のとき
の回転枠の姿勢を示し、同図の(b)はビレットの外径
が大きなときの状況を示す。 【符号の説明】 1 保管庫 2 シリンダ 2a テーブル 3 整列機構 4 回転枠 4b 回転軸 4c 拘束アーム 4d 拘束アーム 4e スプロケット 4f 駆動モータ 4g チェイン 20 走行クレーン 21 トロリ 22 吊りヘッド 50 ビレット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の長尺材を複数の列に配列し、これ
    らの複数の列の長尺材のそれぞれを整列させる装置であ
    って、前記長尺材の隣接し合う配列の間及び配列方向の
    両端に位置する配列の外側のそれぞれに、回転枠を連動
    可能に配置し、これらの回転枠にはその回動によって前
    記長尺材の周面に突き当たる拘束アームを前記長尺材の
    配列方向の全長に亘って設けてなる長尺材の整列装置。
JP00534894A 1994-01-21 1994-01-21 長尺材の整列装置 Expired - Fee Related JP3386546B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019238336A1 (en) * 2018-06-15 2019-12-19 Norsk Hydro Asa Device and method for handling of cast product

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019238336A1 (en) * 2018-06-15 2019-12-19 Norsk Hydro Asa Device and method for handling of cast product

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JPH07206161A (ja) 1995-08-08

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