JP3386047B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP3386047B2
JP3386047B2 JP2000374300A JP2000374300A JP3386047B2 JP 3386047 B2 JP3386047 B2 JP 3386047B2 JP 2000374300 A JP2000374300 A JP 2000374300A JP 2000374300 A JP2000374300 A JP 2000374300A JP 3386047 B2 JP3386047 B2 JP 3386047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主にDC−DCコン
バータとして用いられるスイッチング電源装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図14にはフライバックコンバータタイ
プのスイッチング電源装置の主要回路構成例が示されて
おり、一次コイル3と二次コイル4と三次コイル5を有
するトランス6と、FET(電界効果トランジスタ)で
形成されたスイッチ素子7と、抵抗体8から成る電流セ
ンス回路9と、交流の入力電源10と、ダイオードブリ
ッジ回路11と、平滑コンデンサ12と、起動抵抗体1
3と、IC入力コンデンサ14と、ダイオード15と、
OSC(オシレータ)16とRSフリップフロップ回路
17とコンパレータ18を有しIC化されているスイッ
チ制御回路19と、ダイオード20と、コンデンサ21
と、分圧抵抗体22,23とエラーアンプ24とフォト
カプラ25と基準電源26を有する出力電圧検出回路2
7とを有して構成されている。
【0003】上記図14に示す回路の回路動作を図15
のタイムチャートに基づいて簡単に説明する。スイッチ
制御回路19のOSC16は図15の(d)に示す一定
周期のパルス信号をRSフリップフロップ回路17のセ
ット入力端子(S)側に加えており、RSフリップフロ
ップ回路17は、セット入力端子(S)側にOSC16
のパルス信号のオン出力(セットパルス)が加えられる
と同時に、出力端子(Q)側から図15の(f)に示す
パルス信号(ゲートパルス信号)のオン出力をスイッチ
素子7のゲートGに加え、スイッチ素子7はそのゲート
パルス信号のオン出力を受けてスイッチオンする。スイ
ッチ素子7がスイッチオンすると、入力電源10と平滑
コンデンサ12の充電電圧に基づいた電流iがトランス
6の一次コイル3と電流センス回路9(抵抗体8)を通
る経路で流れ、一次コイル3には電流iの通電による電
磁エネルギーが蓄積され、また、電流センス回路9は電
流iを電圧に変換し図15の(c)に示す検出電圧Vcs
としてコンパレータ18の非反転入力端子側に出力す
る。
【0004】このスイッチオン期間、トランス6の出力
側ではコンデンサ21の両端電圧が図15の(a)に示
す出力電圧Vout として出力されると共に、この出力電
圧Vout は出力電圧検出回路27の分圧抵抗体22,2
3により分圧検出されエラーアンプ24の反転入力端子
側に加えられる。エラーアンプ24の非反転入力端子側
には予め定められた基準電源26の基準電圧が加えられ
ており、エラーアンプ24は前記出力電圧Vout の検出
電圧と基準電源26の基準電圧との差に基づいて図15
の(b)に示す電圧Ve をフォトカプラ25を介し図1
5の(c)に示す出力電圧検出回路27の検出電圧Vf
として前記コンパレータ18の反転入力端子側に加え
る。
【0005】コンパレータ18は、前記電流センス回路
9の検出電圧Vcsが前記出力電圧検出回路27の検出電
圧Vf に達すると、図15の(e)に示すパルス信号の
オン出力(リセットパルス)をRSフリップフロップ回
路17のリセット入力端子(R)側に加える。RSフリ
ップフロップ回路17は、前記リセットパルスを受ける
と同時に、図15の(f)に示すようにスイッチ素子7
へのゲートパルス信号のオン出力を停止し、スイッチ素
子7をスイッチオフさせる。
【0006】スイッチ素子7がスイッチオフすると、ト
ランス6に蓄えられたエネルギーの電流が二次コイル4
とダイオード20を通るループで出力電圧Vout として
供給され、同時に、スイッチオン期間に三次コイル5に
蓄積されたエネルギーの電流がダイオード15を通って
IC入力コンデンサ14に充電され、次のスイッチ素子
7のスイッチオンに備える。
【0007】例えば、出力電圧Vout が、図15の
(a)に示すように、設定の電圧値Vaよりも上昇し電
圧値Vb となったときには、図15の(b)に示すよう
に、出力電圧検出回路27のエラーアンプ24の出力電
圧Ve が低くなり、図15の(c)に示すように、出力
電圧検出回路27の検出電圧Vf が低くなり、電流セン
ス回路9の検出電圧Vcsが前記検出電圧Vf に達するま
での時間が短くなる。つまり、RSフリップフロップ回
路17がスイッチ素子7へオン出力を開始してからコン
パレータ18のリセットパルスを受けるまでの時間(ス
イッチ素子7のスイッチオン期間)が短くなり、一次コ
イル3に蓄積される電磁エネルギーが少なくなり、出力
電圧Vout は設定電圧値Va に対する上昇分が補正され
安定化が成される。
【0008】また、反対に、出力電圧Vout が設定の電
圧値Va よりも低くなったときには、上記とは逆に、ス
イッチ素子7のスイッチオン期間を長くして一次コイル
3に蓄積される電磁エネルギーが増加することで、出力
電圧Vout は設定の電圧値Va に対する下降分が補償さ
れ安定化が行われることになる。
【0009】上記のように、回路に流れる電流を検出し
て電圧に変換し、この検出電圧と出力電圧に基づいてス
イッチ素子7のスイッチオン期間を制御して出力電圧の
安定化を行う制御方式は、一般に、カレントモード制御
方式として知られており、例えば、ボルテージモード制
御方式等の他の制御方式に比べ、回路電流を用いている
ために、出力電圧Vout の変動に対して安定制御の応答
性に優れたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回路が
軽負荷や高入力電圧の状態になると、回路に流れる電流
iが小さくなり、必然的に電流iに対するノイズ成分の
割合が非常に大きくなる。つまり、電流iのSN比が大
幅に悪化する。電流センス回路9はそのSN比の悪化し
た電流iを電圧に変換して検出電圧Vcsとして出力する
ので、検出電圧VcsのSN比は大幅に悪化し、その検出
電圧Vcsが加えられたスイッチ制御回路19は、検出電
圧Vcsのノイズ成分の悪影響を受けて、スイッチ素子7
スイッチオン・オフ制御を正確に行うことができず、出
力電圧Vout の安定化が確実に行われないという問題が
ある。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、軽負荷時や高入力電圧時に
おいても、電流センス回路の検出電圧のノイズ成分の悪
影響を受けずに、出力電圧を安定化すべくスイッチ素子
のスイッチオン・オフ制御を正確に行うことができるカ
レントモード制御タイプのスイッチング電源装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明は、オン・オ
フのスイッチング動作によって出力電圧を供給するスイ
ッチ素子と、回路に流れる電流を電圧に変換して検出出
力する電流センス回路と、出力電圧を検出出力する出力
電圧検出回路と、前記出力電圧検出回路の検出電圧と前
記電流センス回路の検出電圧に基づいて前記出力電圧を
安定化すべく前記スイッチ素子のスイッチオン期間を制
御するカレントモード制御タイプのスイッチ制御回路と
を備えたスイッチング電源装置において、前記スイッチ
素子のスイッチオン期間に電流センス回路に重畳電流を
加える重畳回路を有し、前記回路に流れる電流を検出
し、この回路電流の検出値が設定値よりも低下したとき
のみ重畳回路の重畳動作を行わせる重畳制御回路
、前記電流センス回路のSN比の悪化を防止する構成
をもって前記課題を解決する手段としている。
【0013】また、第2の発明は、オン・オフのスイッ
チング動作によって出力電圧を供給するスイッチ素子
と、回路に流れる電流を電圧に変換して検出出力する電
流センス回路と、出力電圧を検出出力する出力電圧検出
回路と、前記出力電圧検出回路の検出電圧と前記電流セ
ンス回路の検出電圧に基づいて前記出力電圧を安定化す
べく前記スイッチ素子のスイッチオン期間を制御するカ
レントモード制御タイプのスイッチ制御回路とを備えた
スイッチング電源装置において、前記スイッチ素子のス
イッチオン期間に電流センス回路に重畳電流および重畳
電圧を加える重畳回路設け、前記電流センス回路のS
N比の悪化を防止する構成をもって前記課題を解決する
手段としている。
【0014】さらに、第3の発明は、上記第2の発明を
構成する重畳電圧を加える回路は重畳電圧を発生する重
畳用ダイオードを有する構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。
【0015】さらに、第4の発明は、上記第2又は第3
の構成に加えて、回路電流を検出し、この回路電流の検
出値が設定値よりも低下したときのみ重畳回路の重畳動
作を行わせる重畳制御回路が設けられている構成をもっ
て前記課題を解決する手段としている。
【0016】上記構成の発明において、例えば、重畳回
路はスイッチ素子のスイッチオン期間に電流センス回路
に設定の重畳電流を加え、電流センス回路は回路電流に
重畳電流を加えた電流を電圧に変換して検出出力し、一
方、出力電圧検出回路は出力電圧を検出出力する。前記
電流センス回路の検出電圧は重畳電流に基づく重畳成分
を含み、この重畳成分により下駄をはかされていること
から、回路が軽負荷や高入力電圧の状態になり回路電流
が小さくなっても、前記重畳成分を含むことで電流セン
ス回路で検出される電圧が大きくなり、検出電圧のSN
比の大幅な悪化が回避される。したがって、軽負荷時や
高入力電圧時であっても、スイッチ制御回路は、電流セ
ンス回路の検出電圧のノイズ成分の悪影響を受けずに、
前記電流センス回路の検出電圧と前記出力電圧検出回路
の検出電圧に基づいて、出力電圧を安定化すべくスイッ
チ素子のスイッチオン・オフを正確に制御し、安定した
出力電圧を供給する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態例を図面
に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態
例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号
を付し、その重複説明は省略する。また、いずれの図面
でも、従来例に示す入力電源10、ダイオードブリッジ
回路11、平滑コンデンサ12、起動抵抗体13、IC
入力コンデンサ14、三次コイル5、ダイオード15の
図示は省略する。さらに、スイッチ制御回路19は、従
来例同様、図14に示すOSC16とRSフリップフロ
ップ回路17とコンパレータ18を有して構成されIC
化されているものであり、そのスイッチ素子7のスイッ
チ制御動作は従来例で述べた動作と同様である。さらに
また、出力電圧検出回路27は、従来例同様、図14に
示す分圧抵抗体22,23とエラーアンプ24とフォト
カプラ25と基準電源26を有して構成されるもので、
その出力電圧検出動作は従来例で述べた動作と同様であ
る。
【0018】図1には第1の実施形態例におけるスイッ
チング電源装置の主要回路構成が示されている。第1の
実施形態例が従来例と異なる特徴的なことは、重畳回路
2と、重畳制御回路42を設けたことであり、他の構成
は従来例と同様である。
【0019】重畳回路2は、抵抗体32で形成され、一
次コイル3に並列に接続されている。
【0020】重畳制御回路42は、抵抗体43と、コン
デンサ44と、コンパレータ45と、フォトトランジス
タ46とフォトダイオード47から成るフォトカプラで
あるスイッチ素子48と、基準電源49とを有して構成
されており、抵抗体43とコンデンサ44の並列接続点
E側がコンパレータ45の非反転入力端子側に接続さ
れ、抵抗体43とコンデンサ44の並列接続点F側が基
準電源49を介してコンパレータ45の反転入力端子側
に接続され、コンパレータ45の出力側はスイッチ素子
(フォトカプラ)48のフォトダイオード47に接続さ
れ、スイッチ素子48のフォトトランジスタ46は重畳
回路2の出側に設けられている。
【0021】重畳制御回路42は、抵抗体43が回路電
流を電圧に変換して検出し、コンパレータ45が、その
検出電圧(つまり、抵抗体43とコンデンサ44の並列
接続体の両端電圧)と、予め定められている基準電源4
9の基準電圧との差に基づいた電圧をスイッチ素子48
に加える。第1の実施形態例では、前記検出電圧が基準
電圧よりも低下したとき、つまり、回路が軽負荷や高入
力電圧の状態となり回路電流が設定の電流値よりも低下
したときのみ、コンパレータ45の出力低下によってフ
ォトダイオード47が通電し、フォトトランジスタ46
がスイッチオン(つまり、スイッチ素子48がスイッチ
オン)するように構成されている。
【0022】次に、第1の実施形態例におけるスイッチ
ング電源装置の動作について説明する。
【0023】回路が軽負荷や高入力電圧の状態以外の場
合、すなわち回路が定常状態にある場合は、回路電流が
設定の電流値よりも低下しないため、フォトトランジス
タ46はスイッチオフ状態に保持される。このため、ス
イッチ素子7のスイッチオン期間に、重畳回路2である
抵抗体32には電流が流れず、図2(b)および図2
(d)に示すように、電流センス回路9には一次コイル
3と同じ電流iが流れる。
【0024】次に、例えば、回路が軽負荷や高入力電圧
の状態となると、回路電流が設定の電流値よりも低下
し、フォトトランジスタ46はスイッチオンする。この
ため、スイッチ素子7のスイッチオン期間には、一次コ
イル3に電流が流れると共に、重畳回路2である抵抗体
32を一次コイル3に並列接続したので抵抗体32にも
重畳電流が流れ、前記一次コイル3を流れる電流に重畳
回路2から重畳電流が付加されて電流センス回路9に流
れ込むことになる。すなわち、一次コイル3に流れる電
流iの値が図2の(b)に示す電流i'のように小さく
なっても、電流センス回路9に流れ込む電流は、前記の
如く、前記一次コイル3の電流i'に一定の重畳電流i1
が付加された電流i'+i1 であり、重畳電流i1によ
り下駄をはかされ大きくなっていることから、重畳電流
1 によってSN比の悪化が防止され、電流センス回路
9は、軽負荷時や高入力電圧時であっても、SN比がよ
い検出電圧Vcsをスイッチ制御回路19に加えることが
でき、スイッチ制御回路19は検出電圧Vcsのノイズ成
分の悪影響を殆ど受けずにスイッチ素子7のスイッチオ
ン・オフ制御を行い、出力電圧Vout の安定化を確実に
行うことができる。
【0025】また、第1の実施形態例では、重畳制御回
路42を設け、回路が軽負荷や高入力電圧の状態となり
回路電流が設定値よりも低下したときのみ重畳回路2の
電流重畳動作を行わせるように構成したので、軽負荷時
と高入力電圧時以外のときに重畳回路2での電力損失は
なくなり、重畳回路2の電力損失の低減を図ることがで
きる。
【0026】図3には第2の実施形態例が示されてい
る。なお、第2の実施形態例における重畳回路2の接続
位置および重畳制御回路42の構成以外は第1の実施形
態例と同様であるため、それらの説明は省略する。
【0027】抵抗体32で形成した重畳回路2は、スイ
ッチ素子7のゲートG・ソースS間に並列に設けられ
る。このため、重畳回路2は、スイッチ制御回路19か
らスイッチ素子7のゲートGに加えられるオン出力を用
いて、設定の重畳電流i1を電流センス回路9に加える
ように構成されている。
【0028】重畳制御回路42は、抵抗体51と、コン
デンサ52と、コンパレータ53と、基準電源54と、
トランジスタ55とを有して構成されており、抵抗体5
1とコンデンサ52による積分回路がスイッチ素子7の
スイッチオン期間にスイッチ素子7のゲート電圧を積分
検出し、その積分値(積分電圧値)が予め定められた基
準電源54の基準電圧よりも低下したとき、つまり、回
路が軽負荷や高入力電圧の状態となり出力電圧Vout の
安定化のためにスイッチ素子7のスイッチオン期間を短
くすべくスイッチ素子7のゲートパルス信号のパルス幅
が短くなったとき、トランジスタ55がスイッチオンす
るように構成されている。
【0029】次に、第2の実施形態例におけるスイッチ
ング電源装置の動作について説明する。
【0030】回路が軽負荷や高入力電圧の状態以外の場
合、すなわち回路が定常状態にある場合は、トランジス
タ55はスイッチオフする。このため、スイッチ素子7
のスイッチオン期間に、重畳回路2である抵抗体32に
は電流が流れず、電流センス回路9には一次コイル3と
同じ電流が流れる。
【0031】次に、回路が軽負荷や高入力電圧の状態と
なると、トランジスタ55はスイッチオンする。このた
め、スイッチ素子7のスイッチオン期間に、一次コイル
3に電流iが流れると共に、重畳回路2の抵抗体32に
重畳電流i1 が流れ、一次コイル3の電流iに重畳回路
2の重畳電流i1 が付加されて電流i+i1 が電流セン
ス回路9に流れ込むことになる。したがって、回路が軽
負荷や高入力電圧の状態となったときにも、前記第1の
実施形態例同様に、重畳電流i1 によって、電流センス
回路9に流れ込む電流のSN比の悪化が防止され、電流
センス回路9はSN比がよい検出電圧Vcsをスイッチ制
御回路19に加えることができ、スイッチ制御回路19
は検出電圧Vcsのノイズ成分の悪影響を殆ど受けずにス
イッチ素子7のスイッチオン・オフ制御を行い、軽負荷
時や高入力電圧時であっても、出力電圧Voutの安定化
を確実に行うことができる。
【0032】また、スイッチ素子7のスイッチオン期間
に、一次コイル3の入側点Xは、例えば、約100 V
の電圧であるのに対して、スイッチ素子7のゲート側と
重畳回路2の接続点Yは、例えば、10〜20Vの電圧
であるという如く、点Yの電圧は点Xの電圧よりも非常
に低いことから、前記第1の実施形態例のように重畳回
路2を一次コイル3に並列接続するよりも、第2の実施
形態例のように重畳回路2をスイッチ素子7のゲートG
・ソースS間に並列に設けた方が、重畳回路2での電力
損失を抑制することができる。
【0033】さらに、軽負荷時と高入力電圧時以外のと
きに重畳回路2での電力損失を零にすることができ、重
畳回路2の電力損失をより一層低減させることができ
る。
【0034】図4には第3の実施形態例が示されてい
る。第3の実施形態例が従来例と異なる特徴的なこと
は、重畳用ダイオード60により構成した重畳回路2を
設けたことであり、他の構成は従来例と同様である。
【0035】重畳回路2を構成する重畳用ダイオード6
0のアノード側は、電流センス回路9の抵抗体8のグラ
ンド側に接続され、重畳用ダイオード60のカソード側
はグランドに接続されている。上記重畳用ダイオード6
0は、スイッチ素子7のスイッチオン期間、図5の
(C)に示す予め定めた順方向電圧Vdが印加するよう
に形成されており、上記順方向電圧Vdが重畳電圧とし
て電流センス回路9に加えられる。したがって、電流セ
ンス回路9は、スイッチ素子7のスイッチオン期間、図
5の(d)に示すように、上記重畳電圧Vdにより下駄
をはかされた検出電圧Vcsをスイッチ制御回路19に出
力する。
【0036】第3の実施形態例によれば、重畳用ダイオ
ード60により構成される重畳回路2を設けたので、ス
イッチ素子7のスイッチオン期間、電流センス回路9に
重畳電圧Vdを加えることができ、前記各実施形態例同
様に、軽負荷時や高入力時であっても、電流センス回路
9の検出電圧VcsのSN比の悪化を防止することができ
る。このため、スイッチ制御回路19は、検出電圧Vcs
のノイズの悪影響を受けずにスイッチ素子7のスイッチ
オン・オフ動作を制御し、出力電圧Voutの安定化を良
好に行なうことができる。
【0037】図6には第4の実施形態例が示されてい
る。なお、第4の実施形態例における重畳回路2の接続
位置および電流センス回路9の構成以外は第3の実施形
態例と同様であるため、重複説明は省略する。
【0038】電流センス回路9は、カレントトランス3
8とリセット抵抗体39とセンス抵抗体40と整流ダイ
オード41を有して構成されている。
【0039】電流センス回路9は、周知のように、スイ
ッチ素子7のスイッチオン期間に、一次コイル3に流れ
る電流iがカレントトランス38の一次側に流れて二次
側に誘起され、その二次側の電流が整流ダイオード41
を通ってセンス抵抗体40に流れ電圧に変換され、その
電圧を検出電圧Vcsとして検出出力するものである。
【0040】重畳回路2は、重畳用ダイオード60によ
り構成され、重畳用ダイオード60は電流センス回路9
のセンス抵抗体40のグランド側にアノード側をセンス
抵抗体40側にして設けられており、スイッチ素子7の
スイッチオン期間に、予め定められた順方向電圧Vd が
印加するように形成されている。重畳回路2は、スイッ
チ素子7のスイッチオン期間に、上記重畳用ダイオード
60に印加する順方向電圧を重畳電圧Vdとして電流セ
ンス回路9に加え、電流センス回路9は前記各実施形態
例同様に重畳電圧Vdにより下駄をはかされた検出電圧
Vcsをスイッチ制御回路19に出力する。
【0041】第4の実施形態例によれば、重畳回路2を
設け、電流センス回路9に重畳電圧を加える構成にした
ので、軽負荷時や高入力電圧時であっても、電流センス
回路9の検出電圧VcsのSN比の悪化を防止することが
でき、スイッチ制御回路19は出力電圧Voutの安定化
を良好に行なうことができる。また、前記第8の実施形
態例同様に重畳用ダイオード60により重畳回路2を構
成したので、電力損失を非常に小さく抑えることができ
る。
【0042】以下、第5の実施形態例を説明する。第5
の実施形態例において特徴的なことは、図8や図9や図
10や図11や図12や図13に示すように、抵抗体3
2と重畳用ダイオード60により重畳回路2を構成した
ことであり、重畳電流と重畳電圧を共に電流センス回路
9に加える構成とした。それ以外の構成は前記各実施形
態例同様であるので、その重複説明は省略する。
【0043】第5の実施形態例では、前記の如く、重畳
回路2は抵抗体32と重畳用ダイオード60により構成
され、抵抗体32により電流センス回路9に重畳電流i
1を加え、重畳用ダイオード60により重畳電圧Vdを電
流センス回路9に加える構成となっている。
【0044】第5の実施形態例によれば、電流センス回
路9に重畳電流i1と重畳電圧Vdを加える重畳回路2を
設けたので、電流センス回路9は重畳電流i1により下
駄をはかされた電流を電圧に変換し、その電圧にさらに
重畳電圧Vdを加えた電圧を検出電圧Vcsとしてスイッ
チ制御回路19に出力する。このことから、軽負荷時や
高入力電圧時であっても、検出電圧VcsのSN比の悪化
を確実に防止することができ、電流センス回路9は、S
N比がよい検出電圧Vcsをスイッチ制御回路19に加え
ることができ、スイッチ制御回路19は出力電圧Vout
の安定化をより確実に行なうことができる。
【0045】また、上記の如く、重畳回路2は重畳電流
1と重畳電圧Vdを電流センス回路9に加えるので、前
記のように抵抗体32だけが設けられているものより
も、重畳電流i1を小さくすることが可能であり、その
ように重畳電流i1を小さくすると、抵抗体32での電
力損失を低減することが可能である。
【0046】そのうえ、図12や図13に示すように、
前記第1や第2の実施形態例同様の重畳制御回路42を
設けた場合には、重畳制御回路42の動作によって、軽
負荷時や高入力電圧時以外の通常動作時には抵抗体32
に電流は通電しないので、通常動作時には抵抗体32で
の電力損失を零にすることができ、より一層電力損失の
低減を図ることができる。
【0047】ところで、トランス6の巻数比(一次コイ
ル3の巻数に対する二次コイル4の巻数の割合)が小さ
い回路で軽負荷になった場合のように、一次コイル3に
通電する電流が非常に小さくなったときには、前記図4
や図6に示す回路(重畳用ダイオード60だけで重畳回
路2が構成されている回路)では、重畳用ダイオード6
0に通電する電流も小さくなる。このように、重畳用ダ
イオード60に通電する電流が、例えば、図7に示すI
αのように小さくなると、図7に示すダイオードの順方
向電圧Vと通電電流Iの関係に示すように、重畳用ダイ
オード60に印加する順方向電圧が予め定めた重畳電圧
Vdよりも小さくなり、電流センス回路9に予め定めた
重畳電圧Vdを加えることができない虞がある。
【0048】これに対して、本実施形態例のように、重
畳用ダイオード60に加えて抵抗体32を設けると、抵
抗体32を通電した重畳電流i1が電流センス回路9と
重畳用ダイオード60を流れ、重畳用ダイオード60の
通電電流は重畳電流i1により嵩上される。この嵩上さ
れた電流により、予め定められた順方向電圧が重畳用ダ
イオード60に印加し、重畳用ダイオード60は予め定
めた重畳電圧Vdを電流センス回路9に加えることがで
きる。
【0049】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記各実施形態例では、トランス6を有するフライ
バックコンバータタイプのスイッチング電源装置を例に
して説明したが、フライバックコンバータタイプ以外の
他のコンバータタイプでも、カレントモード制御方式に
よりスイッチ素子の制御を行うスイッチング電源装置で
あれば、重畳回路あるいは重畳回路と重畳制御回路を設
けることによって、上記各実施形態例同様の優れた効果
を奏することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、重畳回路を設け、スイ
ッチ素子のスイッチオン期間に電流センス回路に重畳電
流あるいは重畳電圧を加える構成にしたので、重畳回路
が電流センス回路に重畳電流を加える場合には、電流セ
ンス回路は回路電流に重畳電流を重畳した電流を電圧に
変換し検出電圧としてスイッチ制御回路に加えることに
なり、また、重畳回路が電流センス回路に重畳電圧を加
える場合には、電流センス回路は回路電流を電圧に変換
しその電圧に重畳電圧を重畳したものを検出電圧として
スイッチ制御回路に加えることになる。上記のように重
畳回路の重畳動作によって、電流センス回路の検出電圧
には設定の重畳成分が含まれることから、回路が軽負荷
や高入力電圧の状態となり回路電流が小さくなっても、
電流センス回路の検出電圧のSN比の大幅な悪化が防止
され、軽負荷時や高入力電圧時であっても、スイッチ制
御回路は電流センス回路の検出電圧のノイズ成分の悪影
響を殆ど受けずにスイッチ素子のスイッチオン・オフ動
作を制御し、出力電圧の安定化を確実に行うことができ
る。
【0051】電流センス回路に重畳電流と重畳電圧を共
に加える重畳回路を設ける構成にあっては、重畳回路は
重畳電流と重畳電圧を共に電流センス回路に加え、電流
センス回路は回路電流に重畳電流を加えた電流を電圧に
変換し、さらに、その電圧に重畳電圧を加えた電圧を検
出電圧として、スイッチ制御回路に加える。したがっ
て、軽負荷時や高入力電圧時であっても、電流センス回
路の検出電圧のSN比の悪化を確実に防止することがで
き、スイッチ制御回路は出力電圧の安定化をより正確に
行なうことができる。
【0052】重畳回路が重畳用ダイオードを有して形成
されている構成にあっては、重畳回路は重畳電圧を電流
センス回路に加えることができ、上記の如く、電流セン
ス回路は回路電流を電圧に変換しその電圧に重畳電圧を
重畳したものを検出電圧としてスイッチ制御回路に加え
ることができ、軽負荷時や高入力電圧時であっても、電
流センス回路の検出電圧のSN比の悪化を確実に防止す
ることができ、スイッチ制御回路は出力電圧の安定化を
確実に行なうことができる。そのうえ、重畳用ダイオー
ドの通電時における該ダイオードでの電力損失は非常に
小さく、重畳回路での電力損失を大幅に低減させること
が可能である。
【0053】重畳制御回路を設けた構成にあっては、回
路が軽負荷や高入力電圧の状態となり回路電流が設定値
よりも低下したときのみ重畳回路の重畳動作を行わせる
ようにしたので、軽負荷時と高入力電圧時以外のときに
は重畳回路は回路動作を行わず、重畳回路での電力損失
を零にすることができ、重畳回路の電力損失の低減を図
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例を示す回路図である。
【図2】図1の重畳回路の電流重畳動作を示すタイムチ
ャートである。
【図3】第2の実施形態例を示す回路図である。
【図4】第3の実施形態例を示す回路図である。
【図5】図4の重畳回路の電流重畳動作を示すタイムチ
ャートである。
【図6】第4の実施形態例を示す回路図である。
【図7】ダイオードの順方向電圧と通電電流の関係を示
すグラフである。
【図8】重畳電流と重畳電圧を電流センス回路に加える
重畳回路の一実施形態例を示す回路図である。
【図9】重畳電流と重畳電圧を電流センス回路に加える
重畳回路のその他の実施形態例を示す回路図である。
【図10】重畳電流と重畳電圧を電流センス回路に加え
る重畳回路のさらにその他の実施形態例を示す回路図で
ある。
【図11】重畳電流と重畳電圧を電流センス回路に加え
る重畳回路のさらにその他の実施形態例を示す回路図で
ある。
【図12】重畳電流と重畳電圧を電流センス回路に加え
る重畳回路のさらにその他の実施形態例を示す回路図で
ある。
【図13】重畳電流と重畳電圧を電流センス回路に加え
る重畳回路のさらにその他の実施形態例を示す回路図で
ある。
【図14】従来例を示す回路図である。
【図15】図14の回路の回路動作を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
2 重畳回路 7 スイッチ素子 9 電流センス回路 19 スイッチ制御回路 27 出力電圧検出回路 42 重畳制御回路 60 重畳用ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−178169(JP,A) 特開 平7−64660(JP,A) 実開 昭60−38081(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 3/335

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン・オフのスイッチング動作によって
    出力電圧を供給するスイッチ素子と、回路に流れる電流
    を電圧に変換して検出出力する電流センス回路と、出力
    電圧を検出出力する出力電圧検出回路と、前記出力電圧
    検出回路の検出電圧と前記電流センス回路の検出電圧に
    基づいて前記出力電圧を安定化すべく前記スイッチ素子
    のスイッチオン期間を制御するカレントモード制御タイ
    プのスイッチ制御回路とを備えたスイッチング電源装置
    において、前記スイッチ素子のスイッチオン期間に電流
    センス回路に重畳電流を加える重畳回路を有し、前記回
    路に流れる電流を検出し、この回路電流の検出値が設定
    値よりも低下したときのみ重畳回路の重畳動作を行わせ
    る重畳制御回路設け、前記電流センス回路のSN比の
    悪化を防止することを特徴とするスイッチング電源装
    置。
  2. 【請求項2】 オン・オフのスイッチング動作によって
    出力電圧を供給するスイッチ素子と、回路に流れる電流
    を電圧に変換して検出出力する電流センス回路と、出力
    電圧を検出出力する出力電圧検出回路と、前記出力電圧
    検出回路の検出電圧と前記電流センス回路の検出電圧に
    基づいて前記出力電圧を安定化すべく前記スイッチ素子
    のスイッチオン期間を制御するカレントモード制御タイ
    プのスイッチ制御回路とを備えたスイッチング電源装置
    において、前記スイッチ素子のスイッチオン期間に電流
    センス回路に重畳電流および重畳電圧を加える重畳回路
    設け、前記電流センス回路のSN比の悪化を防止する
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 重畳電圧を加える回路は重畳電圧を発生
    する重畳用ダイオードを有して構成されていることを特
    徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 回路電流を検出し、この回路電流の検出
    値が設定値よりも低下したときのみ重畳回路の重畳動作
    を行わせる重畳制御回路が設けられている請求項2又は
    請求項3記載のスイッチング電源装置。
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