JP3384835B2 - 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法 - Google Patents

熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法

Info

Publication number
JP3384835B2
JP3384835B2 JP13299093A JP13299093A JP3384835B2 JP 3384835 B2 JP3384835 B2 JP 3384835B2 JP 13299093 A JP13299093 A JP 13299093A JP 13299093 A JP13299093 A JP 13299093A JP 3384835 B2 JP3384835 B2 JP 3384835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
aluminum alloy
alloy fin
fin material
hours
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13299093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06322494A (ja
Inventor
武宜 土公
富士雄 檜室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP13299093A priority Critical patent/JP3384835B2/ja
Publication of JPH06322494A publication Critical patent/JPH06322494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3384835B2 publication Critical patent/JP3384835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高熱伝導性を有する熱
交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法に関する
ものであり、さらに詳しくは、特にろう付法によって製
造される自動車用の熱交換器であるラジエーター、ヒー
ター、コンデンサー等のフィンとして使用されるアルミ
ニウム合金フィン材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】自動車用熱交換器の多く
はAlおよびAl合金が使用されておりろう付法により
製造されている。通常ろう付はAl−Si系のろう材が
用いられ、そのためろう付は600℃程度の高温で行わ
れる。ラジエーター等の熱交換器は例えば図1に示すよ
うに複数本の偏平チューブ1の間にコルゲート状に加工
した薄肉フィン2を一体に形成し、該偏平チューブ1の
両端はヘッダー3とタンク4とで構成される空間にそれ
ぞれ開口しており、一方のタンク側の空間から偏平チュ
ーブ1内を通して高温冷媒を他方のタンク4側の空間に
送り、偏平チューブ1および薄肉フィン2の部分で熱交
換して低温になった冷媒を再び循環させるものである。
【0003】ところで、近年、熱交換器は軽量・小型化
の方向にあり、そのためには熱交換器の熱効率の向上が
必要であり、材料の熱伝導性の向上が望まれている。特
に、フィン材の熱伝導性の向上が検討されており、合金
組成を純アルミニウムに近づけた合金のフィン材が高熱
伝導性フィンとして提案されている。しかしながら、フ
ィンを薄肉化した場合、フィンの強度が十分でないと熱
交換器の組付け時にフィンが潰れたり、熱交換器として
使用時に破壊してしまうという問題がある。純アルミニ
ウム系合金フィンの場合、強度が不足してしまう欠点を
有しており、高強度で熱伝導性を向上させたフィン材は
いまだ開発されていない。これは、高強度化にはMn等
の合金元素の添加が有効であるが、熱交換器を製造する
工程に600℃付近まで加熱されるブレージングがある
ため、ブレージング加熱中に、合金に添加した元素が再
固溶し、熱伝導の向上を阻害するためである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれに鑑
み、ろう付け後の強度と熱伝導性が高いフィン材を開発
するには、工業上使用されるアルミニウム合金中に不可
避的に含まれる元素であるSiおよびFe量を適正化す
ることが、熱伝導性を向上させるために必要と考えた。
そして、さらに、熱伝導性を低下することなく強度の向
上効果が大きい合金元素を見出し、その元素を添加する
効果が最も発揮される製造工程を開発すれば問題が解決
できると考え、本発明に到った。
【0005】すなわち、本発明は、ろう付け後の熱伝導
性と強度に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材
の製造方法を開発したものであり、請求項1記載の発明
は、0.3wt%を超え0.8wt%以下のSi、0.1wt
%を超え1.5wt%以下のFeを含有し、さらに0.
wt%を超え2.0wt%以下のNi、0.1wt%を超え
2.0wt%以下のCoのうちの1種または2種を含有
し、残部Alと不可避的不純物とからなるアルミニウム
合金フィン材を製造するに当たり、直接鋳造圧延にて厚
さ20mm以下の板材を作製し、この板材に冷間圧延を
行った後に300℃以上460℃以下の温度範囲で0.
5時間以上12時間以下のバッチ式の焼鈍、または、4
20℃以上550℃以下の温度範囲で1秒以上60秒以
下の連続式の焼鈍を行い、さらに10〜80%の冷間圧
延を行うことを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金
フィン材の製造方法であり、請求項2記載の発明は、
0.3wt%を超え0.8wt%以下のSi、0.1wt%を
超え1.5wt%以下のFe、0.03wt%を超え0.2
wt%以下のZrを含有し、さらに0.40wt%を超え
2.0wt%以下のNi、0.1wt%を超え2.0wt%以
下のCoのうちの1種または2種を含有し、残部Alと
不可避的不純物とからなるアルミニウム合金フィン材を
製造するに当たり、直接鋳造圧延にて厚さ20mm以下
の板材を作製し、この板材に冷間圧延を行った後に30
℃以上460℃以下の温度範囲で0.5時間以上12
時間以下のバッチ式の焼鈍、または、420℃以上55
0℃以下の温度範囲で1秒以上60秒以下の連続式の
鈍を行い、さらに10〜80%の冷間圧延を行うことを
特徴とする熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造
方法であり、請求項3記載の発明は、0.3wt%を超え
0.8wt%以下のSi、0.1wt%を超え1.5wt%以
下のFeを含有し、さらに0.40wt%を超え2.0wt
%以下のNi、0.1wt%を超え2.0wt%以下のCo
のうちの1種または2種を含有し、さらに2.0wt%以
下のZn、0.3wt%以下のIn、0.3wt%以下のS
nのうちの1種または2種以上を含有し、残部Alと不
可避的不純物とからなるアルミニウム合金フィン材を製
造するに当たり、直接鋳造圧延にて厚さ20mm以下の
板材を作製し、この板材に冷間圧延を行った後に300
℃以上460℃以下の温度範囲で0.5時間以上12時
間以下のバッチ式の焼鈍、または、420℃以上550
℃以下の温度範囲で1秒以上60秒以下の連続式の焼鈍
を行い、さらに10〜80%の冷間圧延を行うことを特
徴とする熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方
法であり、請求項4記載の発明は、0.3wt%を超え
0.8wt%以下のSi、0.1wt%を超え1.5wt%以
下のFe、0.03wt%を超え0.2wt%以下のZrを
含有し、さらに0.40wt%を超え2.0wt%以下のN
i、0.1wt%を超え2.0wt%以下のCoのうちの1
種または2種を含有し、さらに2.0wt%以下のZn、
0.3wt%以下のIn、0.3wt%以下のSnのうちの
1種または2種以上を含有し、残部Alと不可避的不純
物とからなるアルミニウム合金フィン材を製造するに当
たり、直接鋳造圧延にて厚さ20mm以下の板材を作製
し、この板材に冷間圧延を行った後に300℃以上46
0℃以下の温度範囲で0.5時間以上12時間以下のバ
ッチ式の焼鈍、または、420℃以上550℃以下の温
度範囲で1秒以上60秒以下の連続式の焼鈍を行い、さ
らに10〜80%の冷間圧延を行うことを特徴とする熱
交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法である。
【0006】
【作用】まず、本発明の製造方法を使用するアルミニウ
ム合金の添加元素の役割および合金組成の限定理由につ
いて説明する。Siは、FeやNiやCoと共存する場
合、FeやNiやCoの析出を促進する作用を有するた
め、分散強化に寄与する金属間化合物を増やし、強度を
向上させる。さらに、FeやNiやCoの析出を促進す
ることでフィン材中に固溶しているFeやNiやCoの
固溶量を減らすので、熱伝導性を向上させる。さらにS
i自体の固溶硬化により強度を向上させる。Siが0.
3wt%以下の場合上記効果の中で特に固溶硬化による強
度向上が十分でない。0.8wt%を超えた場合、強度を
向上させる効果が急激に低下し、強度の向上が望めない
ばかりか、逆にSiの固溶量が増え、熱伝導性が低下す
る。したがって、Siは0.3wt%を超え0.8wt%以
下とするが、特に0.4〜0.6wt%で安定した特性を
示す。
【0007】Feは金属間化合物を形成し、強度向上に
寄与する。その量が0.1wt%以下では効果がなく、
1.5wt%を超えると成形性が低下し、フィンのコルゲ
ート成形ができにくくなる。
【0008】NiおよびCoは、微細な金属間化合物を
合金中に分布させ、強度を向上させる。Siとともに添
加することで、非常に析出しやすくなるため、熱伝導性
を低下させることなく強度を向上させることができる元
素である。その量がNiは0 .40wt%以下では、また
Coは0.1wt%以下では、いずれもその効果が十分で
なく、Niまたは/およびCoを2.0wt%を超えて添
加した場合、成形性が低下し、フィンのコルゲート成形
ができにくくなる。
【0009】Zrは、ろう付加熱途中に生じるフィンの
再結晶粒を大きくする働きを有する。再結晶粒が小さく
なった場合、ろう付中にフィンにろうが拡散して、フィ
ンが潰れやすくなるので、再結晶粒は大きいほど望まし
い。本合金はFeを比較的多量に含有しているため、再
結晶粒が小さくなることがあるが、このような場合にZ
rを添加するとよい。その量が0.03wt%以下では効
果が十分でなく、0.2wt%を超えて添加しても、効果
は変わりなく、逆に熱伝導性が低下する。
【0010】本合金ではさらに2.0wt%以下のZn、
0.3wt%以下のIn、0.3wt%以下のSnのうちの
1種または2種以上を添加することがある。これらは、
フィン材に犠牲陽極効果を付与するために添加されるも
のであり、それぞれ上記量を超えて添加した場合、熱伝
導性が低下する。
【0011】本合金の不可避的不純物であるが、鋳塊組
織の微細のために添加されるTiやB等があり、これら
の不可避的不純物元素はそれぞれ0.03wt%以下であ
れば添加されていても差し支えない。
【0012】以上が本発明の製造方法に用いるアルミニ
ウム合金の合金組成の限定理由であるが、本発明では、
これらのアルミニウム合金フィン材を製造するにあた
り、直接鋳造圧延にて板厚20mm以下の板材を作製
し、この板材に冷間圧延を行った後に300〜550℃
の温度範囲で焼鈍を行い、さらに10〜80%の冷間圧
延を行うことを特徴とする。以下にこの製造方法につい
て説明する。
【0013】本発明フィン材の製造方法は、上記アルミ
ニウム合金を直接鋳造圧延、冷間圧延および焼鈍の工程
で製造する。直接鋳造圧延は、ハンター法や3C法等の
従来より知られている方法で行えばよい。ここで、直接
鋳造圧延で製造する板厚の上限を20mmとしたのは、
20mmを超えると鋳造時の急冷効果が小さく、Fe、
Ni、Coから生じる金属間化合物が粗大化し、フィン
の耐垂下性の向上効果が減じるためである。板厚の下限
は特に定めないが、製造設備上の限界から2mm程度ま
でとする。直接鋳造圧延で製造した板(コイル)は、ま
ず冷間圧延を行う。冷間圧延はフィン材の最終冷間圧延
率が10〜80%の範囲内になるような板厚まで行う。
ここでの冷間圧延は1パスで行ってもよく、また数パス
かけて行っても差し支えない。
【0014】冷間圧延後焼鈍を行う。焼鈍はバッチ式の
炉または連続式の炉を用いて行う。バッチ式の炉の場
合、温度は300〜460℃であり、時間は0.5〜1
2時間が好ましい範囲である。この焼鈍処理により、直
接鋳造圧延により過飽和に固溶したNiやCoが析出
し、析出したNi、Coがろう付加熱時に再結晶粒を粗
大化させて、耐垂下性を向上させるのである。300℃
未満では再結晶を完了しないため、焼鈍処理として不十
分である。460℃を超えると析出相の粗大化が生じて
しまい、垂下性の向上に効果がない。時間は0.5時間
未満では、焼鈍処理として不十分な上、NiやCoが十
分に析出しない。また、長時間の処理は経済的に問題が
あるので上限は12時間とするのが好ましい。連続式の
炉を用いる場合、温度は420〜550℃であり、時間
は1〜60秒が好ましい範囲である。連続焼鈍の場合、
短時間の加熱で焼鈍ができるのが特徴であり、このよう
に短時間の加熱のため、直接鋳造圧延により過飽和に固
溶したNiやCoをそのまま過飽和に固溶したままで焼
鈍を完了させることができる。したがって直接鋳造圧延
により過飽和に固溶したNiやCoがそのまま過飽和に
フィン中に残り、ろう付加熱に供せられるので、このよ
うな固溶元素の働きにより、耐垂下性は向上する。42
0℃未満では再結晶を完了しないため、焼鈍処理として
不十分である。550℃を超えても効果は変わらないが
燃料費が増加する。時間は1秒未満では、焼鈍処理とし
て不十分である。また、このような高い温度で長時間の
処理を行うことは経済上効率が悪い上に、固溶したNi
やCoが粗大に析出し、耐垂下性を低下させるので上限
は60秒とするのが好ましい。
【0015】上記の焼鈍の後に最終冷間圧延を行う。最
終冷間圧延は10〜80%とする。最終冷間圧延率が1
0%未満の場合、フィンをろう付加熱したときに再結晶
を生じず、ろうがフィンに拡散しやすくなるためであ
る。80%を超えるとフィンをろう付加熱したときに微
細な再結晶粒を生じるために、これもろうがフィンに拡
散しやすくなるためである。以上のようなろうの拡散
(垂下性)の点では最終冷間圧延率は25〜50%で特
に優れた特性を示す。しかし、コルゲータに合わせてコ
ルゲート性を調整する等の理由で最終冷間圧延をコント
ロールする場合、10〜80%の範囲であれば、実用上
問題ない垂下性となる。
【0016】本発明のフィン材を用いる熱交換器は、自
動車用のラジエーター、コンデンサー、エバポレータ
ー、オイルクーラー等を挙げることが出来るが、これら
に限定するものではない。
【0017】また、本発明のフィンをろう付する方法は
従来より行われている非腐食性フラックスろう付、フラ
ックスろう付、真空ろう付等、いずれでも可能である。
【0018】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。表1に示す合金組成のアルミニウム合金を厚さ8m
mまで直接鋳造圧延後、冷間圧延を行い、その後表2に
示す製造工程でフィン材を製造した。フィン材の板厚は
60μmである。得られたフィン材の垂下性、ろう付加
熱後の強度と導電率を測定した。ろう付加熱の条件は窒
素ガス中で600℃×5分で行った。垂下性試験はフィ
ン材を突き出し長さ50mmの片持ちでろう付加熱を行っ
たときの垂下量を測定した。結果を表3に示す。ここ
で、導電率は熱伝導性の指標であり、フィンの導電率が
5%IACS向上すると熱交換器の熱効率は1%程度向
上する。ここで従来例は熱伝導性の優れたフィンとして
知られているAl−Zr系合金と一般的な3003系合
金を用い、水冷鋳造、面削、均質化処理、熱間圧延の通
常の製造方法にて、厚さ3.5mmの熱間圧延コイルと
したものを、冷間圧延した後、表2の製造工程で焼鈍、
冷間圧延したものである。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】表3から明らかなように従来例および比較
例のフィン材は引張強さと導電率と垂下性のいずれにも
優れているものがないのに対して、本発明の合金範囲の
フィン材では、本発明の製造方法をとることで引張強さ
と導電率に優れた値を示していることが判る。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明の製造方法によ
るアルミニウム合金フィン材は高強度で熱伝導性に優
れ、工業上で顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジエーターを示す一部断面の斜視図。
【符号の説明】
1 偏平チューブ 2 薄肉フィン 3 ヘッダー 4 タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C22F 1/00 681 C22F 1/00 681 686 686 691 691B 691C 694 694A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22F 1/04 - 1/057 C22C 21/00 - 21/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.3wt%を超え0.8wt%以下のS
    i、0.1wt%を超え1.5wt%以下のFeを含有し、
    さらに0.40wt%を超え2.0wt%以下のNi、0.
    1wt%を超え2.0wt%以下のCoのうちの1種または
    2種を含有し、残部Alと不可避的不純物とからなるア
    ルミニウム合金フィン材を製造するに当たり、直接鋳造
    圧延にて厚さ20mm以下の板材を作製し、この板材に
    冷間圧延を行った後に300℃以上460℃以下の温度
    範囲で0.5時間以上12時間以下のバッチ式の焼鈍、
    または、420℃以上550℃以下の温度範囲で1秒以
    上60秒以下の連続式の焼鈍を行い、さらに10〜80
    %の冷間圧延を行うことを特徴とする熱交換器用アルミ
    ニウム合金フィン材の製造方法。
  2. 【請求項2】 0.3wt%を超え0.8wt%以下のS
    i、0.1wt%を超え1.5wt%以下のFe、0.03
    wt%を超え0.2wt%以下のZrを含有し、さらに0.
    40wt%を超え2.0wt%以下のNi、0.1wt%を超
    え2.0wt%以下のCoのうちの1種または2種を含有
    し、残部Alと不可避的不純物とからなるアルミニウム
    合金フィン材を製造するに当たり、直接鋳造圧延にて厚
    さ20mm以下の板材を作製し、この板材に冷間圧延を
    行った後に300℃以上460℃以下の温度範囲で0.
    5時間以上12時間以下のバッチ式の焼鈍、または、4
    20℃以上550℃以下の温度範囲で1秒以上60秒以
    下の連続式の焼鈍を行い、さらに10〜80%の冷間圧
    延を行うことを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金
    フィン材の製造方法。
  3. 【請求項3】 0.3wt%を超え0.8wt%以下のS
    i、0.1wt%を超え1.5wt%以下のFeを含有し、
    さらに0.40wt%を超え2.0wt%以下のNi、0.
    1wt%を超え2.0wt%以下のCoのうちの1種または
    2種を含有し、さらに2.0wt%以下のZn、0.3wt
    %以下のIn、0.3wt%以下のSnのうちの1種また
    は2種以上を含有し、残部Alと不可避的不純物とから
    なるアルミニウム合金フィン材を製造するに当たり、直
    接鋳造圧延にて厚さ20mm以下の板材を作製し、この
    板材に冷間圧延を行った後に300℃以上460℃以下
    温度範囲で0.5時間以上12時間以下のバッチ式の
    焼鈍、または、420℃以上550℃以下の温度範囲で
    1秒以上60秒以下の連続式の焼鈍を行い、さらに10
    〜80%の冷間圧延を行うことを特徴とする熱交換器用
    アルミニウム合金フィン材の製造方法。
  4. 【請求項4】 0.3wt%を超え0.8wt%以下のS
    i、0.1wt%を超え1.5wt%以下のFe、0.03
    wt%を超え0.2wt%以下のZrを含有し、さらに0.
    40wt%を超え2.0wt%以下のNi、0.1wt%を超
    え2.0wt%以下のCoのうちの1種または2種を含有
    し、さらに2.0wt%以下のZn、0.3wt%以下のI
    n、0.3wt%以下のSnのうちの1種または2種以上
    を含有し、残部Alと不可避的不純物とからなるアルミ
    ニウム合金フィン材を製造するに当たり、直接鋳造圧延
    にて厚さ20mm以下の板材を作製し、この板材に冷間
    圧延を行った後に300℃以上460℃以下の温度範囲
    で0.5時間以上12時間以下のバッチ式の焼鈍、また
    は、420℃以上550℃以下の温度範囲で1秒以上6
    0秒以下の連続式の焼鈍を行い、さらに10〜80%の
    冷間圧延を行うことを特徴とする熱交換器用アルミニウ
    ム合金フィン材の製造方法。
JP13299093A 1993-05-11 1993-05-11 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法 Expired - Fee Related JP3384835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13299093A JP3384835B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13299093A JP3384835B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06322494A JPH06322494A (ja) 1994-11-22
JP3384835B2 true JP3384835B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=15094209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13299093A Expired - Fee Related JP3384835B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3384835B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6238497B1 (en) * 1998-07-23 2001-05-29 Alcan International Limited High thermal conductivity aluminum fin alloys
JP4536949B2 (ja) * 2000-03-23 2010-09-01 古河スカイ株式会社 ブレージング用フィン材の製造方法
JP2002256402A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Alum Co Ltd 熱交換器のフィン材の製造方法
JP2002256403A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Alum Co Ltd 熱交換器のフィン材の製造方法
JP4669709B2 (ja) * 2005-02-17 2011-04-13 古河スカイ株式会社 ブレージング用フィン材およびその製造方法
CN109295328B (zh) * 2018-12-12 2020-09-22 江苏鼎胜新能源材料股份有限公司 一种利用铸轧坯生产的空分用铝箔及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06322494A (ja) 1994-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3384835B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH0811814B2 (ja) 熱交換器フィン用アルミニウム合金圧延板およびその製造方法
JP3256907B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP3222577B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JPH06306519A (ja) 真空ろう付け用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
JPH08104934A (ja) アルミニウム合金フィン材
JP2001329326A (ja) ブレージング用フィン材
JP2951585B2 (ja) ブレージング用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP3407965B2 (ja) アルミニウム合金フィン材
KR100329686B1 (ko) 열교환기용알루미늄합금핀재료
JP2555187B2 (ja) 熱交換器用アルミニウムフィン材の製造方法
JP3359115B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JPH05305307A (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP2874764B2 (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH06136492A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH0598376A (ja) 低温ろう付け用アルミニウム合金犠牲フイン材とその製造方法
JPH06322495A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP2846544B2 (ja) アルミニウム合金高熱伝導性フィン材
JP3256910B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JPH10298687A (ja) アルミニウム合金高熱伝導性フィン材
JP3256909B2 (ja) アルミニウム合金フィン材
JP2786641B2 (ja) 耐垂下性及び犠牲陽極効果に優れたろう付用アルミニウム合金薄板の製造方法
JPH06228693A (ja) アルミニウム合金高熱伝導性フィン材
JPH01198453A (ja) 高熱伝導性アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH11269591A (ja) アルミニウム合金フィン材

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121227

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees