JP3384477B2 - 故障制御装置 - Google Patents

故障制御装置

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JP3384477B2
JP3384477B2 JP29757595A JP29757595A JP3384477B2 JP 3384477 B2 JP3384477 B2 JP 3384477B2 JP 29757595 A JP29757595 A JP 29757595A JP 29757595 A JP29757595 A JP 29757595A JP 3384477 B2 JP3384477 B2 JP 3384477B2
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和俊 松田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、故障制御装置に
関し、より詳しくは、例えば給湯器の異常の内容を記憶
する記憶制御及び異常内容を表示する表示制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば風呂や台所などに給湯を行う、従
来の給湯器において、その制御装置は、異常が発生した
場合、その内容を先入れ先出し方式で所定数だけメモリ
に記憶させる構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の給湯器の制御装
置は、異常の内容に係わらず、先入れ先出し方式で所定
数だけ異常の内容をメモリに記憶させるので、同じ内容
の異常が連続して発生した場合、それ以前の重要な異常
の内容の記憶が消失してしまうという課題があった。
【0004】すなわち、異常の内容を記憶させるのは、
修理あるいは点検時に、作業員が異常の記憶内容に基づ
いて不具合箇所を発見するのが主な目的であるが、同じ
内容の異常の連続発生回数はそれほど重要な問題ではな
く、それよりも他の異常が発生したか否かの方が重要で
ある。ところが従来のように、同じ内容の異常を無制限
に記憶させる構成では、異常の記憶数に限度があること
から、メモリが同じ内容で独占されてしまう事態も想定
され、これでは他の重要な異常の履歴が消失してしま
い、不具合箇所を見逃してしまう。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
であって、異なる種類の異常の履歴を確実に記憶させる
ことのできる例えば給湯器の故障制御装置を提供するこ
とを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本願請求項1に記載した発明
は、異常を検知する異常検知手段と、この異常検知手段
により検知された異常の内容を3個以上の所定数記憶可
能な記憶手段と、前記異常検知手段により検知された異
常の内容を前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記
憶させた異常の内容が所定数に達した後は、最も以前に
記憶させた異常の内容を消去させて新たな異常の内容を
記憶させる記憶制御手段とを備えた故障制御装置におい
て、前記記憶制御手段は、前記異常検知手段により検知
された異常の内容が、前記記憶手段の記憶可能個数より
も少なくなるように前記記憶手段の記憶容量に応じて予
め定めた所定回数にわたり連続して同一であれば、その
所定回数から1を減じた回数までは同一であってもその
内容を前記記憶手段に記憶させる一方、上記所定回数目
以降も連続して同一であってもその内容を前記記憶手段
に記憶させないように記憶制御を行う構成としたことを
特徴としている。
【0008】上記請求項1に記載した発明によれば、異
常検知手段により検知された異常の内容が、連続して所
定回数(例えば3回)以上同一であれば、所定回数目
(例えば3回目)以降はその内容を記憶手段に記憶させ
ない。したがって、同じ内容が連続して記憶されるのは
最大所定回数−1までであり、同じ内容の異常が多数連
続して発生しても、記憶手段にはそれ以外の内容が確実
に記憶されている。その一方、同一の異常の内容が上記
回数よりも少ない例えば2回連続する場合には、その内
容が前記記憶手段に記憶される。したがって、同じ異常
の履歴が連続して残るので、同じ異常が少なくとも連続
して発生したことを知ることができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】また、本願の請求項に記載した発明は、
請求項1の発明において、制御装置本体を遠隔操作する
ための遠隔操作装置に、異常検知手段により検知された
最新の異常の内容を表示する異常内容表示手段と、この
異常内容表示手段に異常の内容が表示されていることを
表示する異常発生表示手段とを設け、前記異常内容表示
手段は、前記遠隔操作装置の蓋により覆われる位置に配
置し、前記異常発生表示手段は、前記遠隔操作装置の蓋
により覆われない位置に配置する構成としたことを特徴
としている。
【0014】上記請求項に記載した発明によれば、異
常内容表示手段が、遠隔操作装置の蓋により覆われる位
置に配置されており、異常発生表示手段が、遠隔操作装
置の蓋により覆われない位置に配置されている。したが
って、遠隔操作装置の蓋を閉じた状態であっても、異常
発生表示手段の表示により異常の発生を認識可能であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい第1の
実施例を図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0016】図1は、本願発明に係る給湯器の制御装置
の要部の構成図であって、この制御装置は、制御装置本
体1と、遠隔操作装置2とを備えている。制御装置本体
1は、CPU3と、記憶手段4と、多数のセンサ5とを
備えており、CPU3は、異常検知手段6と、記憶制御
手段7とを実現している。遠隔操作装置2は、CPU8
と、表示メモリ9と、異常内容表示手段10と、異常発
生表示手段11とを備えている。
【0017】制御装置本体1は、例えば給湯器本体に設
置されており、給湯器全体を制御する。遠隔操作装置2
は、例えば風呂場に設置されており、制御装置本体1を
遠隔操作するためのものである。
【0018】CPU3は、給湯器の各所に配置された各
種のセンサ5からの検知信号や、遠隔操作装置2からの
各種の操作信号などに応じて、予めインストールされて
いるプログラムに基づいて、給湯器を制御するための各
種の制御信号や表示信号を出力する。記憶手段4は、例
えば、再書き込み可能で、電源が遮断されても記憶内容
が消失しない、EEPROMにより構成されており、異
常検知手段6により検出された給湯器の異常の内容を3
個以上の所定数(本実施例では8個)記憶する。各種の
センサ5は、例えば、バーナの着火や、風呂の湯温や、
水量など、給湯器の各種状態を検出して、検出信号をC
PU3に出力する。異常検知手段6は、各種のセンサ5
からの検出信号に基づいて、給湯器の各種の異常を検出
する。記憶制御手段7は、異常検知手段6により検出さ
れた異常の内容を記憶手段4に記憶させる。このとき、
記憶手段4に記憶させた異常の内容が8個に達した後
は、最も以前に記憶させた異常の内容を1個消失させ
て、新たな異常の内容を記憶させる。さらに、異常検知
手段6により検知された異常の内容が、連続して3回以
上同一であれば、3回目以降はその内容を記憶手段4に
記憶させない等の記憶制御を行っている。
【0019】CPU8は、予めインストールされたプロ
グラムに基づいて、遠隔操作装置2の全体を制御する。
表示メモリ9は、例えばRAMにより構成されており、
異常内容表示手段10により表示される異常の内容を記
憶する。異常内容表示手段10は、異常検知手段6によ
り検知された最新の異常の内容を、例えば2桁の数字で
表示する。異常発生表示手段11は、異常検知手段6に
より異常が検知されたことを表示する。
【0020】図2は、遠隔操作装置2の正面図であっ
て、蓋13を閉じた状態である。遠隔操作装置2の正面
には、蓋13により覆われない位置に、7セグメントの
表示器2個からなり給湯温度などを表示する給湯温調表
示部14や、緑、赤、オレンジの3個のLEDからなり
給湯器の運転の入切などを表示する運転入切表示部15
や、緑、赤、オレンジの3個のLEDからなりふろ自動
運転などを表示するふろ自動表示部16などが設けられ
ている。
【0021】図3は、遠隔操作装置2の正面図であっ
て、蓋13を開いた状態である。遠隔操作装置2の正面
には、蓋13により覆われる位置に、7セグメントの表
示器4個などからなり時刻や異常の内容のコードなどを
表示する時計表示部17などが設けられている。
【0022】次に動作を説明する。図4は、CPU3の
動作を説明するフローチャートであって、先ず、CPU
3により実現されている異常検知手段6が、各種のセン
サ5などからの信号に基づいて、給湯器に異常が発生し
たか否かを判断する(ステップS1)。
【0023】異常が発生したと判断すれば、異常検知手
段6が、異常の内容を遠隔操作装置2のCPU8に送信
する。異常には、その内容に応じて優先順位が設けられ
ており、同時に複数の異常が発生すれば、異常検知手段
6が、優先順位の最も高い異常の内容を遠隔操作装置2
のCPU8に送信する。これによりCPU8が、異常の
内容を表示メモリ9に記憶させる。さらに、CPU8
が、表示メモリ9に記憶された内容を異常内容表示手段
10に表示させると共に、異常の発生を異常発生表示手
段11に表示させる(ステップS2)。具体的には、異
常内容表示手段10は、時計表示部17の複数の7セグ
メントにより実現されており、異常の内容を複数桁の数
字によりエラーコードとして点滅表示する。すなわち、
各種の異常の内容がそれぞれ複数桁の数字に対応してコ
ード化されており、異常の内容に応じたエラーコードが
点滅表示される。また、異常発生表示手段11は、運転
入切表示部15の赤色のLEDおよびオレンジ色のLE
Dにより実現されており、異常の内容が軽微で給湯器の
運転を停止させる必要のない場合は、オレンジ色のLE
Dが点滅する。例えば、着火までに3回以上の点火が必
要であった場合、異常として扱われるが、給湯器の運転
は継続する。異常の内容が重大で給湯器の運転を停止さ
せる必要のある場合は、赤色のLEDが点滅すると共
に、給湯温調表示部14を「−−」と表示して、温度表
示を停止することにより、給湯動作ができないことを明
瞭に表示する。もちろん、給湯器の運転を停止させる必
要のない場合は、CPU3が、給湯器の運転を継続さ
せ、給湯器の運転を停止させる必要のある場合は、CP
U3が、給湯器の運転を自動的に停止させる。
【0024】次に、記憶制御手段7が、異常検知手段6
により検知された異常の内容と記憶手段4に記憶されて
いる異常の内容とを比較し、同一内容の異常が3回以上
連続して発生したか否かを判断する(ステップS3)。
【0025】すなわち、同一内容の異常の発生が連続し
て2回以内であれば、異常検知手段6により検知された
異常の内容を記憶手段4に記憶させ(ステップS4)、
同一内容の異常の発生が連続して3回以上であれば、異
常検知手段6により検知された異常の内容を記憶手段4
に記憶させずに、このルーチンを終了する。この結果、
記憶手段4には、同じ異常の内容が連続して3個以上記
憶されることはない。なお、記憶手段4に所定数の異常
の内容が記憶された後は、すなわち、記憶手段4の記憶
容量が限界に達した後は、最も以前の記憶内容を消去
し、新たな異常の内容を記憶させる、いわゆるFIFO
方式を採用している。また、給湯器の運転が停止した状
態で、給湯温度設定用のアップスイッチ及びダウンスイ
ッチの同時押しにより故障履歴表示モードとなり、この
アップスイッチまたはダウンスイッチにより、記憶手段
4の内容が順番に時計表示部17に表示され、そのとき
のメモリ番号が給湯温調表示部14に表示される。再度
のアップスイッチ及びダウンスイッチの同時押しによ
り、または所定時間の経過により、故障履歴表示モード
が解除される。
【0026】ステップS1において、異常検知手段6が
給湯器に異常が発生していないと判断すれば、このルー
チンを終了する。
【0027】次に、第2の実施例について説明する。第
2の実施例のものは、第1の実施例の制御装置1、遠隔
操作装置2の要部構成は同じであり、記憶制御手段7に
よって異常内容を記憶手段4に記憶する動作が異なるも
のである。
【0028】第2の実施例の動作を図5のフローチャー
トに従って説明する。先ず、CPU3により実現されて
いる異常検知手段6が、各種のセンサ5などからの信号
に基づいて、給湯器に異常が発生したか否かを判断する
(ステップS11)。
【0029】異常が発生したと判断すれば、異常検知手
段6が、異常の内容を遠隔操作装置2のCPU8に送信
する。異常には、その内容に応じて優先順位が設けられ
ており、同時に複数の異常が発生すれば、異常検知手段
6が、優先順位の最も高い異常の内容を遠隔操作装置2
のCPU8に送信する。これによりCPU8が、異常の
内容を表示メモリ9に記憶させる。さらに、CPU8
が、表示メモリ9に記憶された内容を異常内容表示手段
10に表示させると共に、異常の発生を異常発生表示手
段11に表示させる(ステップS12)。具体的には、
異常内容表示手段10は、時計表示部17の複数の7セ
グメントにより実現されており、異常の内容を複数桁の
数字によりエラーコードとして点滅表示する。すなわ
ち、各種の異常の内容がそれぞれ複数桁の数字に対応し
てコード化されており、異常の内容に応じたエラーコー
ドが点滅表示される。また、異常発生表示手段11は、
運転入切表示部15の赤色のLEDおよびオレンジ色の
LEDにより実現されており、異常の内容が軽微で給湯
器の運転を停止させる必要のない場合は、オレンジ色の
LEDが点滅する。例えば、着火までに3回以上の点火
が必要であった場合、異常として扱われるが、給湯器の
運転は継続する。異常の内容が重大で給湯器の運転を停
止させる必要のある場合は、赤色のLEDが点滅すると
共に、給湯温調表示部14を「−−」と表示して、温度
表示を停止することにより、給湯動作ができないことを
明瞭に表示する。もちろん、給湯器の運転を停止させる
必要のない場合は、CPU3が、給湯器の運転を継続さ
せ、給湯器の運転を停止させる必要のある場合は、CP
U3が、給湯器の運転を自動的に停止させる。
【0030】次に、記憶制御手段7が、異常検知手段6
により検知された異常の内容と記憶手段4に記憶されて
いる異常の内容とを比較し、同一内容の異常が3回以上
発生したか否かを判断する(ステップS13)。
【0031】すなわち、同一内容の異常の発生が2回以
内であれば、異常検知手段6により検知された異常の内
容を記憶手段4に記憶させ(ステップS14)、同一内
容の異常の発生が3回以上であれば、その故障内容を記
憶せずに、このルーチンを終了する。この結果、記憶手
段4には、同じ異常の内容が3個以上記憶されることは
ない。なお、記憶手段4に所定数の異常の内容が記憶さ
れた後は、すなわち、記憶手段4の記憶容量が限界に達
した後は、最も以前の記憶内容を消去し、新たな異常の
内容を記憶させる、いわゆるFIFO方式を採用してい
る。また、給湯器の運転が停止した状態で、給湯温度設
定用のアップスイッチ及びダウンスイッチの同時押しに
より故障履歴表示モードとなり、このアップスイッチま
たはダウンスイッチにより、記憶手段4の内容が順番に
時計表示部17に表示され、そのときのメモリ番号が給
湯温調表示部14に表示される。再度のアップスイッチ
及びダウンスイッチの同時押しにより、または所定時間
の経過により、故障履歴表示モードが解除される。
【0032】ステップS11において、異常検知手段6
が給湯器に異常が発生していないと判断すれば、このル
ーチンを終了する。
【0033】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例のものは、第1の実施例の制御装置1、遠隔
操作装置2の要部構成は同じであり、記憶制御手段7に
よって異常内容を記憶手段4に記憶する動作が異なるも
のである。
【0034】第3の実施例の動作を図6のフローチャー
トに従って説明する。先ず、CPU3により実現されて
いる異常検知手段6が、各種のセンサ5などからの信号
に基づいて、給湯器に異常が発生したか否かを判断する
(ステップS21)。
【0035】異常が発生したと判断すれば、異常検知手
段6が、異常の内容を遠隔操作装置2のCPU8に送信
する。異常には、その内容に応じて優先順位が設けられ
ており、同時に複数の異常が発生すれば、異常検知手段
6が、優先順位の最も高い異常の内容を遠隔操作装置2
のCPU8に送信する。これによりCPU8が、異常の
内容を表示メモリ9に記憶させる。さらに、CPU8
が、表示メモリ9に記憶された内容を異常内容表示手段
10に表示させると共に、異常の発生を異常発生表示手
段11に表示させる(ステップS22)。具体的には、
異常内容表示手段10は、時計表示部17の複数の7セ
グメントにより実現されており、異常の内容を複数桁の
数字によりエラーコードとして点滅表示する。すなわ
ち、各種の異常の内容がそれぞれ複数桁の数字に対応し
てコード化されており、異常の内容に応じたエラーコー
ドが点滅表示される。また、異常発生表示手段11は、
運転入切表示部15の赤色のLEDおよびオレンジ色の
LEDにより実現されており、異常の内容が軽微で給湯
器の運転を停止させる必要のない場合は、オレンジ色の
LEDが点滅する。例えば、着火までに3回以上の点火
が必要であった場合、異常として扱われるが、給湯器の
運転は継続する。異常の内容が重大で給湯器の運転を停
止させる必要のある場合は、赤色のLEDが点滅すると
共に、給湯温調表示部14を「−−」と表示して、温度
表示を停止することにより、給湯動作ができないことを
明瞭に表示する。もちろん、給湯器の運転を停止させる
必要のない場合は、CPU3が、給湯器の運転を継続さ
せ、給湯器の運転を停止させる必要のある場合は、CP
U3が、給湯器の運転を自動的に停止させる。
【0036】次に、記憶制御手段7が、異常検知手段6
により検知された異常の内容と記憶手段4に記憶されて
いる異常の内容とを比較し、同一内容の異常が3回以上
発生したか否かを判断する(ステップS23)。
【0037】すなわち、同一内容の異常の発生が2回以
内であれば、異常検知手段6により検知された異常の内
容を記憶手段4に記憶させ(ステップS24)、同一内
容の異常の発生が3回以上であれば、古い同じ故障内容
のうち、最も古いものを消して詰め(ステップS2
5)、今回発生した新しい故障内容を新たに記憶する
(ステップS26)。この結果、記憶手段4には、同じ
異常の内容が3個以上記憶されることはない。なお、記
憶手段4に所定数の異常の内容が記憶された後は、すな
わち、記憶手段4の記憶容量が限界に達した後は、最も
以前の記憶内容を消去し、新たな異常の内容を記憶させ
る、いわゆるFIFO方式を採用している。また、給湯
器の運転が停止した状態で、給湯温度設定用のアップス
イッチ及びダウンスイッチの同時押しにより故障履歴表
示モードとなり、このアップスイッチまたはダウンスイ
ッチにより、記憶手段4の内容が順番に時計表示部17
に表示され、そのときのメモリ番号が給湯温調表示部1
4に表示される。再度のアップスイッチ及びダウンスイ
ッチの同時押しにより、または所定時間の経過により、
故障履歴表示モードが解除される。
【0038】ステップS21において、異常検知手段6
が給湯器に異常が発生していないと判断すれば、このル
ーチンを終了する。
【0039】次に、図7を参照して、第1の実施例、第
2の実施例、及び第3の実施例の場合の具体例を相互の
相違を明らかにしつつ説明する。例えば、図7(a)に
示すように、故障内容を記憶する記憶手段4の記憶内容
が古い順から、GFAEDCBAの順に記憶されてお
り、いま新たに故障Aが検知されたとする。
【0040】第1の実施例の場合には、記憶制御手段7
は、検知された異常の内容が連続して3回以上同一であ
れば、3回目以降はその内容を記憶手段4に記憶させな
いように記憶制御することを特徴としている。従って、
この場合には、すでにAは2個記憶されてはいるが、連
続して記憶されたものではなく、新たに発生した故障A
は記憶され、図7(b)に示すように、古い順からFA
EDCBAAの順に記憶される。これにより故障を記憶
する記憶手段4のメモリ容量を節約しつつ、同一故障の
連続発生の有無の履歴を残した形態で記憶できる利点が
ある。
【0041】第2の実施例の場合には、記憶制御手段7
は、検知された異常の内容が現に記憶手段4に2回以上
記憶されている内容と同一であれば、その内容を記憶手
段4に記憶させないように記憶制御することを特徴とし
ている。従って、この場合にはすでにAは2個記憶され
ているので、新たに発生した故障Aは記憶されず、図7
(c)のようになり、図7(a)と同じである。
【0042】このように故障履歴を記憶することによ
り、故障を記憶する記憶手段4のメモリ容量を節約しつ
つ、同一故障の発生回数の大小をある程度知ることがで
きると共に、多種類の故障を記憶することができる利点
がある。
【0043】第3の実施例の場合には、記憶制御手段7
は、記憶手段4にすでに2個記憶されている故障内容と
同一のものであれば、3回目以降のときはその故障内容
と同一の最も古い記憶内容を消去し詰めて、今回検出し
た異常の内容を記憶手段4に記憶することを特徴として
いる。従って、この場合にはすでにAは2個記憶されて
いるので、最も古いAの内容を消去し詰めて新しく検知
された故障Aが記憶され、図7(d)のようになる。こ
のように故障履歴を記憶することにより、故障を記憶す
る記憶手段4のメモリ容量を節約しつつ、同一故障の発
生回数の大小をある程度知ることができると共に、多種
類の故障を記憶くすることができる利点がある。更に、
同一故障を2個のみ記憶可能とした場合、一般には古い
ものより新しい方の発生状況の方が重要であるため、メ
モリ容量を節約しつつより重要な故障内容を記憶する利
点がある。
【0044】なお、上記実施例では、記憶手段4に同じ
異常の内容が連続して3個以上あるいは連続か否かに係
わらず3個以上記憶されないようにしたが、連続して3
個あるいは連続か否かに係わらず3個という数に限定さ
れるものではなく、これらは、2個あるいは4個以上の
所定個数であってもよい。要するに、記憶手段4の記憶
容量に応じた好ましい所定個数を予め決定すればよいの
である。
【0045】また、上記実施例では、遠隔操作装置2を
1個設けた例について説明したが、遠隔操作装置2を複
数個設け、それらのうちの任意数の遠隔操作装置2に異
常内容表示や異常発生表示を行うようにしてもよい。
【0046】また、上記実施例では、運転入切表示部1
5により異常発生表示手段11を実現し、時計表示部1
7により異常内容表示手段10を実現したが、異常内容
表示手段10や異常発生表示手段11の具体的な実現方
法は、このような例に限られるものではない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、異常検知手段により検知された異常の内容が、連
続して所定回数(例えば3回)以上同一であれば、所定
回数目(例えば3回目)以降はその内容を記憶手段に記
憶させないので、同じ異常の内容で記憶手段が占領され
てしまうことがない。したがって、他の重要な異常の履
歴が消失することがなく、修理あるいは点検時に、作業
員が不具合箇所を的確に発見できる。しかも、同じ異常
の履歴を連続所定回数−1(例えば2回)まで残すの
で、その異常が少なくとも連続して発生したことを知る
ことができる。
【0048】
【0049】
【0050】また、請求項の発明によれば、請求項1
の発明による効果に加えて、異常発生表示手段を、遠隔
操作装置の蓋により覆われない位置に配置したので、異
常内容表示手段が、遠隔操作装置の蓋により覆われる位
置に配置されていても、蓋を閉じた状態での異常の発生
を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る故障制御装置の要部の構成図で
ある。
【図2】本願発明に係る故障制御装置に備えられた遠隔
操作装置の閉蓋状態の正面図である。
【図3】本願発明に係る故障制御装置に備えられた遠隔
操作装置の開蓋状態の正面図である。
【図4】本願発明に係る故障制御装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図5】本願発明に係る故障制御装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図6】本願発明に係る故障制御装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図7】本願発明に係る記憶手段の記憶内容の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 制御装置本体 2 遠隔操作装置 4 記憶手段 6 異常検知手段 7 記憶制御手段 10 異常内容表示手段 11 異常発生表示手段 13 蓋 15 運転入切表示部 17 時計表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辰村 俊也 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式 会社ノ−リツ内 (56)参考文献 特開 平6−193967(JP,A) 特開 昭56−159712(JP,A) 特開 昭57−206973(JP,A) 特開 平2−100798(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/00 - 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常を検知する異常検知手段と、この異
    常検知手段により検知された異常の内容を3個以上の所
    定数記憶可能な記憶手段と、前記異常検知手段により検
    知された異常の内容を前記記憶手段に記憶させ、前記記
    憶手段に記憶させた異常の内容が所定数に達した後は、
    最も以前に記憶させた異常の内容を消去させて新たな異
    常の内容を記憶させる記憶制御手段とを備えた故障制御
    装置において、 前記記憶制御手段は、前記異常検知手段により検知され
    た異常の内容が、前記記憶手段の記憶可能個数よりも少
    なくなるように前記記憶手段の記憶容量に応じて予め定
    めた所定回数にわたり連続して同一であれば、その所定
    回数から1を減じた回数までは連続して同一であっても
    その内容を前記記憶手段に記憶させる一方、上記所定
    数目以降も連続して同一であってもその内容を前記記憶
    手段に記憶させないように記憶制御を行う構成としたこ
    とを特徴とする、故障制御装置。
  2. 【請求項2】 制御装置本体を遠隔操作するための遠隔
    操作装置に、異常検知手段により検知された最新の異常
    の内容を表示する異常内容表示手段と、この異常内容表
    示手段に異常の内容が表示されていることを表示する異
    常発生表示手段とを設け、前記異常内容表示手段は、前
    記遠隔操作装置の蓋により覆われる位置に配置し、前記
    異常発生表示手段は、前記遠隔操作装置の蓋により覆わ
    れない位置に位置する構成としたことを特徴とする、請
    求項1に記載の故障制御装置。
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