JP3377335B2 - 分離式車椅子 - Google Patents
分離式車椅子Info
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- JP3377335B2 JP3377335B2 JP16678295A JP16678295A JP3377335B2 JP 3377335 B2 JP3377335 B2 JP 3377335B2 JP 16678295 A JP16678295 A JP 16678295A JP 16678295 A JP16678295 A JP 16678295A JP 3377335 B2 JP3377335 B2 JP 3377335B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者や養護老人
等の入浴に供する入浴用リフターの分離式車椅子に関す
る。
等の入浴に供する入浴用リフターの分離式車椅子に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として特開平６−３１９７７
８号公報に、レールと、走行台車と、座体と、車椅子
と、浴槽と、支柱と、昇降レールと、駆動手段と、中間
レールと、座体本体と、座椅子部分と、足載せ部分と、
連結手段とからなる入浴装置が開示されている。
８号公報に、レールと、走行台車と、座体と、車椅子
と、浴槽と、支柱と、昇降レールと、駆動手段と、中間
レールと、座体本体と、座椅子部分と、足載せ部分と、
連結手段とからなる入浴装置が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置に
は、走行台車は、座体に座る人体の背側（後方）から、
該座体を前方へ押す作業を容易になすための構造が開示
されていない。
は、走行台車は、座体に座る人体の背側（後方）から、
該座体を前方へ押す作業を容易になすための構造が開示
されていない。
【０００４】従って、介助者が入浴者を載せた座体を走
行台車から分離して浴槽側（前方）へ押して移動させる
とき、走行台車の左右に横架する桟が邪魔になり、介助
者が走行台車中へ足を踏み込めず、座体の移動を確実に
行うことが出来ないため、作業性や安全性に問題があっ
た。又、走行台車の横側に立って座体の移動を行なう等
の無理な姿勢で介助を行うため、介助者の負担が大きか
った。本発明の目的は、上記欠点を解決したものであ
り、入浴者を載せた座部の操作が安全確実となり、又楽
に操作できる分離式車椅子を提供することにある。
行台車から分離して浴槽側（前方）へ押して移動させる
とき、走行台車の左右に横架する桟が邪魔になり、介助
者が走行台車中へ足を踏み込めず、座体の移動を確実に
行うことが出来ないため、作業性や安全性に問題があっ
た。又、走行台車の横側に立って座体の移動を行なう等
の無理な姿勢で介助を行うため、介助者の負担が大きか
った。本発明の目的は、上記欠点を解決したものであ
り、入浴者を載せた座部の操作が安全確実となり、又楽
に操作できる分離式車椅子を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、移動可能
な台車部（１）と、該台車部（１）に分離可能に載置さ
れる座部（２）とからなり、台車部（１）は、座部
（２）のベース部（３）の下方に、平面視凹状に介助者
の踏み込み側が開放され、介助者が踏み込み可能に内側
スペース（１９）を設けて構成され、介助者が座部
（２）を台車部（１）から分離しつつ前方の浴槽側へ押
して移動させるとき、台車部（１）の内側スペース（１
９）に両足又は片足を踏み込んで、座部（２）の移乗を
行い、足元が安定し楽な姿勢で完全かつ確実に介助作業
ができることを特徴とする分離式車椅子である。前記座
部（２）は、ベース部（３）に座席部（４）が軸着され
てなり、該座席部（４）は、下部体（２３）と、該下部
体（２３）に軸支される足受け部（５）を有し、座席部
（４）を回動させると足受け部（５）が台車部（１）上
面より上方に至り、及び／又は、足受け部（５）を回動
させると足受け部（５）が台車部（１）上面より上方に
至り、ベース部（３）には、座席部（４）がベース部
（３）となす角度を調整し且つ固定するための角度調整
具（１７）が装着される。又、内側スペース（１９）
に、介助者が上がる足踏み台（６）が設けられる。
な台車部（１）と、該台車部（１）に分離可能に載置さ
れる座部（２）とからなり、台車部（１）は、座部
（２）のベース部（３）の下方に、平面視凹状に介助者
の踏み込み側が開放され、介助者が踏み込み可能に内側
スペース（１９）を設けて構成され、介助者が座部
（２）を台車部（１）から分離しつつ前方の浴槽側へ押
して移動させるとき、台車部（１）の内側スペース（１
９）に両足又は片足を踏み込んで、座部（２）の移乗を
行い、足元が安定し楽な姿勢で完全かつ確実に介助作業
ができることを特徴とする分離式車椅子である。前記座
部（２）は、ベース部（３）に座席部（４）が軸着され
てなり、該座席部（４）は、下部体（２３）と、該下部
体（２３）に軸支される足受け部（５）を有し、座席部
（４）を回動させると足受け部（５）が台車部（１）上
面より上方に至り、及び／又は、足受け部（５）を回動
させると足受け部（５）が台車部（１）上面より上方に
至り、ベース部（３）には、座席部（４）がベース部
（３）となす角度を調整し且つ固定するための角度調整
具（１７）が装着される。又、内側スペース（１９）
に、介助者が上がる足踏み台（６）が設けられる。
【０００６】
【作用】本発明では、入浴する際、入浴者を載せた搬送
車７を移動して入浴リフター８に連結する。先ず、移乗
台部９に台車部１を接合し、台車部１から座部２を分離
させ、該座部２を移乗台部９へ移乗させる。更に、座部
２を浴槽１０内に載設した昇降台１１に移乗させる。こ
の際介助者は、座部２に座る入浴者の背側が開放される
内側スペース１９に両足又は片足を踏み込んで座部２の
移動を行う。
車７を移動して入浴リフター８に連結する。先ず、移乗
台部９に台車部１を接合し、台車部１から座部２を分離
させ、該座部２を移乗台部９へ移乗させる。更に、座部
２を浴槽１０内に載設した昇降台１１に移乗させる。こ
の際介助者は、座部２に座る入浴者の背側が開放される
内側スペース１９に両足又は片足を踏み込んで座部２の
移動を行う。
【０００７】退浴時には、座部２を昇降台１１から移乗
台部９に、更に移乗台部９から台車部１に移乗させる。
この際介助者は、前述と同様に、台車部１の内側スペー
ス１９に足を踏み込んで介助作業を行う。
台部９に、更に移乗台部９から台車部１に移乗させる。
この際介助者は、前述と同様に、台車部１の内側スペー
ス１９に足を踏み込んで介助作業を行う。
【０００８】入浴する際、座部２に座る入浴者が背側に
倒れるように座席部４を後方へ回動させて、座席部４の
下部分の足受け部５を台車部１より上方に上げる。座席
部４を後方へ回動させる時、介助者は座席部４を持って
背後方向へ引くと同時に、踏みバー３０を踏んで下部体
２３を上方へ回動させる。退浴時には、座部２に座る入
浴者を前側に回動させ座姿勢に戻るように座席部４を前
方へ回動させて、足受け部５を下方に上げる。
倒れるように座席部４を後方へ回動させて、座席部４の
下部分の足受け部５を台車部１より上方に上げる。座席
部４を後方へ回動させる時、介助者は座席部４を持って
背後方向へ引くと同時に、踏みバー３０を踏んで下部体
２３を上方へ回動させる。退浴時には、座部２に座る入
浴者を前側に回動させ座姿勢に戻るように座席部４を前
方へ回動させて、足受け部５を下方に上げる。
【０００９】前述した台車部１から座部２を昇降台１１
に移乗させる際、介助者は内側スペース１９の一部又は
全体に設けられる足踏み台６に足を掛けて操作する。退
浴時に、座部２を昇降台１１から台車部１に移乗させる
際にも、介助者は、台車部１の足踏み台６に足を掛けて
介助作業を行う。
に移乗させる際、介助者は内側スペース１９の一部又は
全体に設けられる足踏み台６に足を掛けて操作する。退
浴時に、座部２を昇降台１１から台車部１に移乗させる
際にも、介助者は、台車部１の足踏み台６に足を掛けて
介助作業を行う。
【００１０】
【実施例】図１、２に示す本発明の第１実施例は、浴槽
１０に離脱可能に載置される入浴リフター８と、入浴者
を乗せて移動する搬送車７と、入浴リフター８と搬送車
７とを接続する移乗台部９とからなる。前記搬送車７
は、移動可能な台車部１と、該台車部１に分離可能に載
置される座部２とからなる。
１０に離脱可能に載置される入浴リフター８と、入浴者
を乗せて移動する搬送車７と、入浴リフター８と搬送車
７とを接続する移乗台部９とからなる。前記搬送車７
は、移動可能な台車部１と、該台車部１に分離可能に載
置される座部２とからなる。
【００１１】前記座部２は、ベース部３と、該ベース部
３に回動可能に軸着される座席部４とからなる。ベース
部３の下部には該ベース部３を移動自在に支持するロー
ラー１２と、該ベース部３を台車部１に掛止するための
ストッパーピン（図示省略）が取着され、ベース部３の
側部には前記ストッパーピンを外すレバー１３が設けら
れる。
３に回動可能に軸着される座席部４とからなる。ベース
部３の下部には該ベース部３を移動自在に支持するロー
ラー１２と、該ベース部３を台車部１に掛止するための
ストッパーピン（図示省略）が取着され、ベース部３の
側部には前記ストッパーピンを外すレバー１３が設けら
れる。
【００１２】座席部４は、座席部４の入浴者が座した時
の腰の位置の下方に設けられた座席回動軸１６により、
回動可能に軸着されている。ベース部３には、座席部４
がベース部３となす角度を調整し且つ固定するための角
度調整具１７の下端が軸着されており、角度調整具１７
の上端は下部体２３に対してスライドするが、このスラ
イド作動を阻止するロックノブ２０が該角度調整具１７
の上端に取着される。
の腰の位置の下方に設けられた座席回動軸１６により、
回動可能に軸着されている。ベース部３には、座席部４
がベース部３となす角度を調整し且つ固定するための角
度調整具１７の下端が軸着されており、角度調整具１７
の上端は下部体２３に対してスライドするが、このスラ
イド作動を阻止するロックノブ２０が該角度調整具１７
の上端に取着される。
【００１３】座席部４の下部分に足受け固定ノブ２９で
回動可能又は固定する足受け部５が軸支される。座席部
４の背受け部２７の背部には、搬送車７を押し移動させ
る座部付取手２１が設けられる。座席部（４）の下部体
２３の下面部適宜位置に、当該位置から座席部４の背後
方向に向かって踏みバー３０が取着される。
回動可能又は固定する足受け部５が軸支される。座席部
４の背受け部２７の背部には、搬送車７を押し移動させ
る座部付取手２１が設けられる。座席部（４）の下部体
２３の下面部適宜位置に、当該位置から座席部４の背後
方向に向かって踏みバー３０が取着される。
【００１４】前記台車部１の上部には、座部２が載置さ
れる台車レール１４が設けられ、台車部１の前部には、
該台車部１を移乗台部９に連結・解除する掛止具１５が
取着される。尚、台車部１の上部には下方に付勢された
前記ストッパーピンが嵌入されるストッパー穴２２が設
けられる。
れる台車レール１４が設けられ、台車部１の前部には、
該台車部１を移乗台部９に連結・解除する掛止具１５が
取着される。尚、台車部１の上部には下方に付勢された
前記ストッパーピンが嵌入されるストッパー穴２２が設
けられる。
【００１５】台車部１を成すフレーム１８は、座部２に
座る入浴者の背側が開放され平面視コの字形状となって
いる。入浴者を載せた座部２を浴槽１０側に押して移乗
台部９へ移乗させる際、介助者は、台車部１の内側スペ
ース１９に足を踏み込んで介助作業を行うものである。
座る入浴者の背側が開放され平面視コの字形状となって
いる。入浴者を載せた座部２を浴槽１０側に押して移乗
台部９へ移乗させる際、介助者は、台車部１の内側スペ
ース１９に足を踏み込んで介助作業を行うものである。
【００１６】入浴リフター８は、浴槽１０に着脱可能に
載設されるものであり、座部２が載せられる昇降台１１
と、昇降台１１を昇降移動可能に支持する支柱２４と、
昇降台１１を昇降移動させる駆動部２５とからなる。図
１中、２８はキャスター、３２は左右の台車レール１４
の各前端を繋ぐ横架枠、図２中、３１は角度調整具１７
の上端がスライドする溝、３３は掛止具１５の掛止機能
を解除する解除操作具である。
載設されるものであり、座部２が載せられる昇降台１１
と、昇降台１１を昇降移動可能に支持する支柱２４と、
昇降台１１を昇降移動させる駆動部２５とからなる。図
１中、２８はキャスター、３２は左右の台車レール１４
の各前端を繋ぐ横架枠、図２中、３１は角度調整具１７
の上端がスライドする溝、３３は掛止具１５の掛止機能
を解除する解除操作具である。
【００１７】使用に際して、入浴する際には、入浴者を
載せた搬送車７を移動して台車部１を移乗台部９に接合
する。次に、座部２に座る入浴者が背側に倒れるように
座席部４を後方へ回動させて、足受け部５を台車部１の
上面より上方に上げ、ロックノブ２０で固定する。
載せた搬送車７を移動して台車部１を移乗台部９に接合
する。次に、座部２に座る入浴者が背側に倒れるように
座席部４を後方へ回動させて、足受け部５を台車部１の
上面より上方に上げ、ロックノブ２０で固定する。
【００１８】座席部４を後方へ回動させる時、介助者は
座席部４を持って背後方向へ引くと同時に、踏みバー３
０を踏んで下部体２３を上方へ回動させる。又、上述の
座席部４を回動させる代わりに、足受け部５のみを上方
へ回動させ足受け固定ノブ２９を締めても、足受け部５
を台車部１より上面に至らせることができる。
座席部４を持って背後方向へ引くと同時に、踏みバー３
０を踏んで下部体２３を上方へ回動させる。又、上述の
座席部４を回動させる代わりに、足受け部５のみを上方
へ回動させ足受け固定ノブ２９を締めても、足受け部５
を台車部１より上面に至らせることができる。
【００１９】そして、レバー１３を操作し、台車部１か
ら座部２を分離させ、該座部２を移乗台部９へ移乗させ
る。更に、座部２を浴槽１０内に設けた昇降台１１に移
乗させる。この時、介助者は、台車部１の内側スペース
１９に足を踏み込んで介助作業を行う。
ら座部２を分離させ、該座部２を移乗台部９へ移乗させ
る。更に、座部２を浴槽１０内に設けた昇降台１１に移
乗させる。この時、介助者は、台車部１の内側スペース
１９に足を踏み込んで介助作業を行う。
【００２０】次に、入浴リフター８を駆動させて昇降台
１１を下降させ、入浴を行なう。退浴時には、昇降台１
１を上昇させ、座部２を昇降台１１から移乗台部９に移
乗させ、更に、移乗台部９から台車部１に移乗させる。
この際介助者は、台車部１の内側スペース１９に足を踏
み込んで介助作業を行う。
１１を下降させ、入浴を行なう。退浴時には、昇降台１
１を上昇させ、座部２を昇降台１１から移乗台部９に移
乗させ、更に、移乗台部９から台車部１に移乗させる。
この際介助者は、台車部１の内側スペース１９に足を踏
み込んで介助作業を行う。
【００２１】入浴を終了した時には、ロックノブ２０を
緩め、座部２に座る入浴者を前側に回動させ座姿勢に戻
るように座席部４を前方へ回動させて、足受け部５を下
方に下げる。
緩め、座部２に座る入浴者を前側に回動させ座姿勢に戻
るように座席部４を前方へ回動させて、足受け部５を下
方に下げる。
【００２２】図３に示す本発明の第２実施例は、台車部
１の内側スペース１９の全体に介助者が上がる足踏み台
６が設けられるものである。図示を省略するが、台車部
１における足踏み台６の、裏部又は下側については、横
架フレームが左右に掛け渡されていてもよい。又、足踏
み台６は、台車部１の内側スペース１９の全体に限らず
一部のみに設けられるものであってもよい。又、足踏み
台６を、階段状に設けてもよい。
１の内側スペース１９の全体に介助者が上がる足踏み台
６が設けられるものである。図示を省略するが、台車部
１における足踏み台６の、裏部又は下側については、横
架フレームが左右に掛け渡されていてもよい。又、足踏
み台６は、台車部１の内側スペース１９の全体に限らず
一部のみに設けられるものであってもよい。又、足踏み
台６を、階段状に設けてもよい。
【００２３】第２実施例で入浴の際に、台車部１から座
部２を昇降台１１に移乗させる時、介助者は、台車部１
の内側スペース１９に設けられる足踏み台６に足を掛け
て操作する。退浴時に座部２を昇降台１１から台車部１
に移乗させる際にも、介助者は、台車部１の足踏み台６
に足を掛けて介助作業を行う。
部２を昇降台１１に移乗させる時、介助者は、台車部１
の内側スペース１９に設けられる足踏み台６に足を掛け
て操作する。退浴時に座部２を昇降台１１から台車部１
に移乗させる際にも、介助者は、台車部１の足踏み台６
に足を掛けて介助作業を行う。
【００２４】図４に示す第３実施例は、台車部１の背受
け部２７の後部に、台車部１を押し移動させる台車付取
手２６が設けられたものである。図５に示す第４実施例
は、第１実施例における横架枠３２を撤去したものであ
り、この構成では、座部２を台車部１に掛止するストッ
パー穴２２は台車レール１４の適宜側部に付設される。
け部２７の後部に、台車部１を押し移動させる台車付取
手２６が設けられたものである。図５に示す第４実施例
は、第１実施例における横架枠３２を撤去したものであ
り、この構成では、座部２を台車部１に掛止するストッ
パー穴２２は台車レール１４の適宜側部に付設される。
【００２５】
【発明の効果】請求項１に記載した本発明は、台車部１
における座部２に座る入浴者の背側を、開放される平面
視凹字形状としたものである。入浴時に、座部２を移乗
台部９へ移乗させ、更に座部２を浴槽１０内に設けた昇
降台１１に移乗させる際、介助者は、台車部１の内側ス
ペース１９に足を踏み込んで介助作業を行うことができ
る。
における座部２に座る入浴者の背側を、開放される平面
視凹字形状としたものである。入浴時に、座部２を移乗
台部９へ移乗させ、更に座部２を浴槽１０内に設けた昇
降台１１に移乗させる際、介助者は、台車部１の内側ス
ペース１９に足を踏み込んで介助作業を行うことができ
る。
【００２６】そのため、座部２を近くから保持すること
ができ、足元が安定し、楽な姿勢で安全に且つ確実に移
乗できるようになった。退浴時にも上述同様に、介助者
は、内側スペース１９に足を踏み込んで座部２の移乗操
作を行うことができるため、楽な姿勢で安全且つ確実に
移乗介助ができるようになった。
ができ、足元が安定し、楽な姿勢で安全に且つ確実に移
乗できるようになった。退浴時にも上述同様に、介助者
は、内側スペース１９に足を踏み込んで座部２の移乗操
作を行うことができるため、楽な姿勢で安全且つ確実に
移乗介助ができるようになった。
【００２７】請求項２に記載した本発明は、後方へ座席
部４を回動させると、座席部４の一部分を成す足受け部
５が台車部１より上方に上がるものである。足受け部５
が移乗台部９と昇降台１１に干渉しないで座部２を移乗
させる構成を、簡単な構造により、安価に製作できた。
部４を回動させると、座席部４の一部分を成す足受け部
５が台車部１より上方に上がるものである。足受け部５
が移乗台部９と昇降台１１に干渉しないで座部２を移乗
させる構成を、簡単な構造により、安価に製作できた。
【００２８】請求項３に記載した本発明は、台車部１の
内側スペース１９に介助者が上がる足踏み台６が設けら
れるものである。座部２を昇降台１１に移乗させる際、
介助者は、足踏み台６に足を掛けて移乗作業を行うこと
ができるため、介助者は座部２を近くから保持すること
ができ、足元が安定し、楽な姿勢で安全に且つ確実に移
乗介助ができるようになった。
内側スペース１９に介助者が上がる足踏み台６が設けら
れるものである。座部２を昇降台１１に移乗させる際、
介助者は、足踏み台６に足を掛けて移乗作業を行うこと
ができるため、介助者は座部２を近くから保持すること
ができ、足元が安定し、楽な姿勢で安全に且つ確実に移
乗介助ができるようになった。
【００２９】更に、この構成では、台車部１は足踏み台
６により補強された。又、足踏み台６の裏部又は下方に
ついては、フレーム１８の左右側がつながっていてもよ
いため、フレーム１８の強度を増すことができる。
６により補強された。又、足踏み台６の裏部又は下方に
ついては、フレーム１８の左右側がつながっていてもよ
いため、フレーム１８の強度を増すことができる。
【００３０】更に、足踏み台６の下側のスペースが有効
に利用できるようになった。例えば、足踏み台６の下側
に台車部１の接合位置を決める台車位置決め装置（図示
省略）を設けることが可能となる等、スペースが有効に
利用できる。
に利用できるようになった。例えば、足踏み台６の下側
に台車部１の接合位置を決める台車位置決め装置（図示
省略）を設けることが可能となる等、スペースが有効に
利用できる。
【００３１】本発明は、座席部４の下部体２３の下面部
適宜位置に、座席部４の背後方向に向かう踏みバー３０
が取着されるものであるから、座席部４を後傾させると
き、座席部４の上部を手で引くと同時に下部を足で押し
て操作することができ、台車部１に不要の力を加えるこ
とはない。従って、台車部１を揺らせることなく移動さ
せないで容易に後方へ回動させることができ、好都合で
ある。
適宜位置に、座席部４の背後方向に向かう踏みバー３０
が取着されるものであるから、座席部４を後傾させると
き、座席部４の上部を手で引くと同時に下部を足で押し
て操作することができ、台車部１に不要の力を加えるこ
とはない。従って、台車部１を揺らせることなく移動さ
せないで容易に後方へ回動させることができ、好都合で
ある。
【図１】本発明の第１実施例における台車部の斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明の第１実施例の側面図である。
【図３】本発明の第２実施例における台車部の斜視図で
ある。
ある。
【図４】本発明の第３実施例における台車部の斜視図で
ある。
ある。
【図５】本発明の第４実施例における台車部の斜視図で
ある。
ある。
１ 台車部
２ 座部
３ ベース部
４ 座席部
５ 足受け部
６ 足踏み台
１８ フレーム
１９ 内側スペース
２３ 下部体
３０ 踏みバー
Claims (3)
- 【請求項１】移動可能な台車部（１）と、該台車部
（１）に分離可能に載置される座部（２）とからなり、
台車部（１）は、座部（２）のベース部（３）の下方
に、平面視凹状に介助者の踏み込み側が開放され、介助
者が踏み込み可能に内側スペース（１９）を設けて構成
され、介助者が座部（２）を台車部（１）から分離しつつ前方
の浴槽側へ押して移動させるとき、台車部（１）の内側
スペース（１９）に両足又は片足を踏み込んで、座部
（２）の移乗を行い、足元が安定し楽な姿勢で完全かつ
確実に介助作業ができる ことを特徴とする分離式車椅
子。 - 【請求項２】座部（２）は、ベース部（３）に座席部
（４）が軸着されてなり、該座席部（４）は、下部体
（２３）と、該下部体（２３）に軸支される足受け部
（５）を有し、 座席部（４）を回動させると足受け部（５）が台車部
（１）上面より上方に至り、及び／又は、足受け部
（５）を回動させると足受け部（５）が台車部（１）上
面より上方に至り、 ベース部（３）には、座席部（４）がベース部（３）と
なす角度を調整し且つ固定するための角度調整具（１
７）が装着されている ことを特徴とする請求項１記載の
分離式車椅子。 - 【請求項３】内側スペース（１９）に、介助者が上がる
足踏み台（６）が設けられることを特徴とする請求項１
記載の分離式車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16678295A JP3377335B2 (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 分離式車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16678295A JP3377335B2 (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 分離式車椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08332208A JPH08332208A (ja) | 1996-12-17 |
| JP3377335B2 true JP3377335B2 (ja) | 2003-02-17 |
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ID=15837584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16678295A Expired - Fee Related JP3377335B2 (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 分離式車椅子 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3377335B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014176459A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Sakai Medical Co Ltd | 車椅子 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107550671B (zh) * | 2017-10-13 | 2023-04-11 | 广州健之杰洁具有限公司 | 一种用于浴缸的移动升降椅及其移动升降方法 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP16678295A patent/JP3377335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014176459A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Sakai Medical Co Ltd | 車椅子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08332208A (ja) | 1996-12-17 |
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