JP2015029679A - 車椅子 - Google Patents

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豊功 武田
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Abstract

【課題】座面部のチルトに関わる操作の、介助者への負担を低減できる車椅子を提供する。
【解決手段】車椅子1は、座面部22と、座面部22を揺動させて、座面部22の傾きを変更するチルト機構30と、座面部22の揺動と共に動かない位置に設けられ、座面部22に載った人が握るグリップ部40と、を備える。車椅子1は、要介助者を入浴させる際に使用する入浴用車椅子として好適である。
【選択図】図1

Description

本発明は車椅子に関し、特に、体が不自由で介助が必要な者(以下、要介助者と記載する)が入浴の際に使用するのに好適な車椅子に関する。
従来、例えば老人や身体障害者等の要介助者を入浴させる場合に、入浴用の車椅子が使用されている。このような車椅子の中には、入浴者が座る座面部(座面)が傾斜する(チルトした状態になる)タイプのものがある(例えば特許文献1〜4参照)。
図5は、従来の入浴用車椅子100と、当該入浴用車椅子100と対になって使用される入浴装置200とを示す概略側面図である。図5では、入浴用車椅子100が入浴装置200に横付けされた状態になっている。図6は、図5に示す入浴用車椅子100と入浴装置200とを上から見た場合の概略平面図である。図5及び図6に示されるように、従来の入浴用車椅子100は、台車部110と、台車部110の上側に配置される椅子部120と、を備える構成になっている。
台車部110は、台車フレーム111と、台車フレーム111の四隅の下部に設けられる4つのキャスター112と、を備えている。台車フレーム111の上部には、入浴用車椅子100の幅方向(図5において紙面と垂直な方向)に延びるレール113が、前後方向(図5において左右方向)に間隔をあけて2つ設けられている。
椅子部120には、ローラー(車輪)121aを有し、当該椅子部120を台車部110に対して移動可能とする走行部121が備えられている。ローラー121aは、台車部110の上部に設けられる2つのレール113に対応するように、前側(図5において左側)と後側(図5において右側)に設けられている。ローラー121aが、レール113に沿って転がることによって、走行部121(結果的に椅子部120)は台車部110に対して相対移動する。
走行部121には、入浴者(要介助者等)が着座する座面部122と、座面部122に着座した着座者が背もたれとして使用する背もたれ部123と、を支持する座面部等支持フレーム124が取り付けられている。座面部等支持フレーム124は、走行部121に対して回動可能(チルト可能)に取り付けられている。また、座面部等支持フレーム124には、座面部122に着座した着座者が足を載せる足載せ部125を支持する足載せ部フレーム126が、回動可能に取り付けられている。
なお、椅子部120は、不図示のロック機構によって、台車部110上を移動できる状態と、移動できない状態とに切り替えられるようになっている。
図7は、図5に示す状態から入浴用車椅子100の座面部122が傾いた(チルトした)状態を示す図である。このチルト状態においては、座面部122の座面は、略水平状態(図5に示す状態)から前側(図5、7において左側)が持ち上げられて、所定の角度(ここでは20°程度)傾けられた状態になっている。この際、座面部122とともに、背もたれ部123等も傾きを変える。このチルト状態は、座面部等支持フレーム124が、中心軸X(例えば走行部121に設けられる)回りを回動することによって得られる。
なお、入浴用車椅子100は、リンク機構(不図示)によって、座面部122のチルトに連動して足載せ部125も回動する(所定の角度だけ上に持ち上げられる)構成になっている。また、座面部122がチルトしていない状態(図5の状態)と、チルトした状態(図7の状態)とは、椅子部120に設けられる不図示の切り替え機構(ロックとロック解除とを行う機構)によって切り替え可能になっている。
ここで、入浴用車椅子100の理解を深めるために、入浴用車椅子100と対になって使用される従来の入浴装置200についても説明しておく。入浴装置200は、浴槽210と、浴槽210の奥側(図5を参照した場合の表現)に設けられるタンク220と、リフト部230と、を備える構成になっている。
浴槽210の一の側壁211(図5において手前側の側壁)には、その略上半分を切り取るように開口部212が形成されている。この開口部212は、上下方向にスライド移動可能に設けられる扉213によって開閉可能になっている。この開口部212を介して、入浴用車椅子100の椅子部120は、浴槽210内に設けられる椅子受け部232(詳細は後述する)に移送される。
開口部212が側壁211の上面から下部まで達するのではなく、上面から略半分程度までしか達しない構成となっているために、浴槽210内に湯が入った状態(半分程度湯が入った状態)で、入浴者を浴槽210に出入りさせることができる。このために、浴槽210に入れる湯を溜めておくタンク220の容量を小さくしつつ、湯を短時間で溜めて入浴者が寒い思いをすることを抑制できる。
浴槽210の奥側(タンク220が設けられる側)には、上下動可能に設けられるリフト部230が配置されている。リフト部230には、アーム231が取り付けられている。アーム231の先端側には、椅子部120を載せることが可能な椅子受け部232が取り付けられている(図6参照)。アーム231は、リフト部230の昇降に伴って上下するだけでなく、浴槽210の長手方向(図5及び図6の左右方向)と平行な方向に揺動可能に設けられている。このために、椅子受け部232は、浴槽210内において、上下方向及び左右方向に位置を移動できるようになっている。
椅子受け部232の上面には、浴槽210の長手方向(図6において左右方向)に間隔をあけて平行配置される2つのレール232aが設けられている。レール232aは、浴槽210の短手方向(図6において上下方向)に延びている。また、椅子受け部232には、その側面(アーム231に取り付けられる側と反対側の側面)に折り畳むことが可能な補助板部233が設けられている。
この補助板部233は、折り畳まれていない場合には、開口部212を介して浴槽210外へと突出する。扉213が閉められることによって、或いは、椅子受け部232がリフト部230によって降下されることによって、補助板部233は、扉213或いは側壁211に持ち上げられて折り畳まれた状態になる。この補助板部233上にも、2つのレール233aが設けられおり、補助板部233が開かれた状態(持ち上げられることなく、略水平になった状態)で、補助板部233のレール233aと、椅子受け部232のレール232aとはほぼ連続した状態になる。
要介助者等を入浴させる場合、入浴用車椅子100に入浴者が乗せられ、当該入浴用車椅子100が、入浴装置200の所定の位置に横付けされる(図5の状態が該当)。この時点で、浴槽210の扉213は開かれている(扉213は降下しており、開口部212が露出されている)。なお、この時点で、浴槽210に約半量の湯が溜められていてよい。
入浴用車椅子100が所定の位置にセットされた時点で、座面部122が図7に示すようにチルト状態にされる。また、入浴用車椅子100が所定の位置にセットされた時点で、台車部110のレール113と、椅子受け部232のレール232a及び補助板部233のレール233aとは、同じ高さになるように調節される。この例では、椅子受け部232が浴槽210の左右の端部に配されるようにアーム231が動かされることによって、レール232a及びレール233aの高さは、台車部110のレール113の高さに合うようになっている。
座面部122がチルトされると、不図示のロック機構が解除されて、椅子部120が台車部110のレール113上を移動可能になる。介助者によって椅子部120がレール113、232a、233a上を移動される。これにより、椅子部120は、浴槽210内に設けられる椅子受け部232に移送される。
椅子部120の移送が完了すると、不図示のロック機構によって、椅子受け部232に椅子部120が固定される。また、浴槽210の扉213が閉められる。この状態で、リフト部230によって椅子受け部232が下降され、椅子部120に座った入浴者は浴槽210内の湯に浸かることができる。この際、適宜、タンク220から浴槽210内に湯が足される。座面部122の座面が水平から傾いている(チルトしている)ために、入浴者が座面部122から前ずれして脱落するという事態は起こり難く、安定した入浴姿勢を保つことができる。なお、入浴者が浴槽210外に出る時には、上述したのと逆の動作が行われる。
特開2006−102389号公報 特開2001−79060号公報 特開平9−108290号公報 特開平9−66090号公報
ところで、従来の入浴用車椅子100では、座面部122が傾いた状態(チルト状態)にされる場合に、介助者は、入浴者の下半身側を持ち上げる必要がある。また、座面部122のチルト状態が解除される場合には、介助者は、入浴者の上半身側を持ち上げる必要がある。このために、座面部122のチルトに関わる操作は、介助者にとって大きな負担になる場合があった。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、座面部のチルトに関わる操作の、介助者への負担を低減できる車椅子を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の車椅子は、座面部と、前記座面部を揺動させて、前記座面部の傾きを変更するチルト機構と、前記座面部の揺動と共に動かない位置に設けられ、前記座面部に載った人が握るグリップ部と、を備える構成(第1の構成)になっている。
本構成によれば、介助者がチルト機構を利用して座面部の傾き(チルト)を変更する操作を行う際に、座面部に載った(座った)人(着座者)がグリップ部を握って所定方向の力を加えることによって、座面部の傾きを変更する操作をアシストできる。すなわち、本構成によれば、座面部のチルトに関わる操作の、介助者への負担を低減可能である。
上記第1の構成の車椅子において、前記座面部の側面に、前記グリップ部が設けられるグリップ設置部が立設されている構成(第2の構成)とするのが好ましい。本構成によれば、座面部に載った入浴者が介助者の操作(チルトに関わる操作)をアシストするのに好適な場所に、グリップ部を設置し易い。
上記第2の構成の車椅子は、前記グリップ設置部に回動可能に支持されると共に、前記座面部に連結される連結部を備える構成(第3の構成)であってよい。本構成は、座面部を揺動させて座面部の傾きを変更するチルト機構の一の具体的な構成例を与える。なお、本構成において、連結部は、座面部に直接連結されてもよいし、間接的に連結されてもよい。また、座面部を揺動させて座面部の傾きを変更するチルト機構の他の具体的な構成例として、座面部を支持する湾曲したフレームを、ガイドローラーによってスライド移動する構成が採用されてもよい。
上記第1から第3のいずれかの構成の車椅子において、前記座面部は、座面が略水平状態になる第1の状態と、座面が前記第1の状態から所定の角度傾けられた第2の状態とを選択可能に設けられている構成(第4の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、入浴者の運搬時及び入浴時の姿勢を安定した状態にし易い。
上記第1から第4のいずれかの構成の車椅子は、車輪を有する台車部と、前記座面部、前記チルト機構、及び、前記グリップ部を含み、前記台車部上に分離可能に配置される椅子部と、を備える構成(第5の構成)であっても構わない。
本発明によれば、座面部のチルトに関わる操作の、介助者への負担を低減できる車椅子を提供できる。
本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の構成を示す概略側面図で、座面部が第1の状態である場合を示す図 本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の構成を示す概略側面図で、座面部が第2の状態である場合を示す図 本発明の実施形態に係る入浴用車椅子が備えるグリップ部の変形例を説明するための図 従来の入浴用車椅子と、当該入浴用車椅子と対になって使用される入浴装置とを示す概略側面図 図5に示す入浴用車椅子と入浴装置とを上から見た場合の概略平面図 図5に示す状態から入浴用車椅子の座面部が傾いた(チルトした)状態を示す図
以下、本発明の実施形態に係る車椅子(入浴用車椅子)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子は、上述した入浴装置200と同様の入浴装置と対になって使用されるものである。また、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の説明にあたっては、入浴用車椅子に座った入浴者を基準として、前後左右といった表現を使用する。
図1は、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子1の構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、本実施形態の入浴用車椅子1は、台車部10と、台車部10上に分離可能に設けられる椅子部20と、を備えている。
台車部10を構成する台車フレーム11の四隅の下部には、それぞれキャスター12が設けられている。4つのキャスター12によって、台車部10は床面上を走行可能になっている。また、台車フレーム11の上部には、幅方向(左右方向)に延びるレール13が、前後方向に間隔をあけて2つ設けられている。
椅子部20には、ローラー(車輪)21aを有し、当該椅子部20を台車部10に対して移動可能とする走行部21が備えられている。ローラー21aは、台車部10の上部に設けられる2つのレール13に対応するように、前側と後側に設けられている。ローラー21aが、レール13に沿って転がることによって、走行部21は台車部10に対して相対移動する。ローラー21aが、台車部10のレール13外に移動されると、椅子部20は台車部10から分離した状態になる。なお、椅子部20は、不図示のロック機構によって、台車部10上を移動できる状態と、移動できない状態とに切り替え可能になっている。
椅子部20には、座面部22や背もたれ部23に対して固定され、座面部22等を支持する支持フレーム24が備えられている。本実施形態においては、支持フレーム24には、その他、ヘッドレスト部25や手すり部26が支持されている。手すり部26は、支持フレーム24に対して回動可能に取り付けられるのが好ましい。また、支持フレーム24の一端側(ヘッドレスト部25が設けられる側とは反対側)には、座面部22に着座した着座者が足を載せるフットレスト部27が設けられている。フットレスト部27は、支持フレーム24に対して回動可能に設けられている。
図2は、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子1の構成を示す概略側面図で、座面部22が第1の状態である場合を示す図である。図3は、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子1の構成を示す概略側面図で、座面部22が第2の状態である場合を示す図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態の入浴用車椅子1においては、座面部22は、第1の状態と第2の状態とを選択可能に設けられている。座面部22の第1の状態と第2の状態との切り替えは、詳細は後述するチルト機構30によって可能になっている。なお、座面部22の第1の状態と、座面部22の第2の状態とは、それぞれ、固定可能になっている。当該固定とその解除は、例えばピンの抜き差しによって実現されてよい。
第1の状態においては、座面部22の座面は水平に近い状態(略水平状態)になっている。この第1の状態は、例えば、入浴者を入浴用車椅子1によって運搬する場合に使用される。また、第2の状態においては、座面部22の座面は、第1の状態(略水平状態)から傾いた状態(チルト状態)になっている。なお、第2の状態においては、座面部22のみならず背もたれ部23やヘッドレスト部25等も、座面部22が第1の状態にある場合に比べて傾いた状態になっている。第2の状態(チルト状態)は、椅子部20ごと浴槽に移動された入浴者が、浴槽内で安定した姿勢を保てるように設定される状態である。
チルト機構30は、座面部22の右側面に立設される側壁部31と、側壁部31に回動可能に支持されると共に、支持フレーム24を介して座面部22に連結される連結部32と、を用いて構成されている。側壁部31は、走行部21に固定されている。また、連結部32は、側壁部31の壁面から突出する軸部33に回動可能に取り付けられている。連結部32が軸部33回りを回動すると、連結部32に連結される支持フレーム24とともに座面部22が揺動する。この揺動によって、座面部22(座面)の傾きが変更される。
なお、本実施形態では、側壁部31は、座面部22の右側面に設けられているが左側面に設けられても構わない。また、連結部32は、連結部32に固定配置される突起部を側壁部31に設けられる係合穴に係合させて、側壁部31に対して回動するように構成しても構わない。
不図示の固定手段による固定を解除することにより、支持フレーム24は、上述のチルト機構30によって揺動可能になる。座面部22が第1の状態にある場合(図2の状態)、支持フレーム24が前方に向けて揺動されることによって、座面部22の座面を略水平状態から傾けることができる(図3の状態にできる)。また、座面部22が第2の状態にある場合(図3の状態)、支持フレーム24が後方に向けて揺動されることによって、座面部22の座面を傾いた状態から略水平状態に戻すことができる(図2の状態にできる)。
ところで、本実施形態の入浴用車椅子1においては、座面部22の側面に設けられる側壁部31の後方上部側に、座面部22に載った入浴者が握ることができるグリップ部40が固定配置されている。側壁部31が固定される走行部21は、支持フレーム24の揺動と共に揺動しない。このために、グリップ部40は、支持フレーム24の揺動と共に揺動しない(動かない)。なお、側壁部31は、本発明のグリップ設置部の一例である。
座面部22が第1の状態にある場合、座面部22に載った(座った)入浴者が側方のグリップ部40を握って、グリップ部40を手前側に引っ張る方向の力を加えると、座面部22には、座面部22が前方に向けて揺動する力が加わる。一方、座面部22が第2の状態にある場合、座面部22に載った入浴者が側方のグリップ部40を握って、グリップ部40を前方に向けて押し出す方向の力を向の力を加えると、座面部22には、後方に向けて揺動する力が加わる。
このために、本実施形態の入浴用車椅子1においては、介助者が座面部22をチルト状態(或いは水平状態)にする操作を行う際に、座面部22に座った入浴者がグリップ部40を握って所定方向の力を加えることによって、介助者の操作をアシストすることができる。すなわち、本実施形態の入浴用車椅子1は、座面部22のチルトに関わる操作の、介助者への負担を低減可能である。
以上に示した実施形態は本発明の例示であり、本発明の構成は、以上に示した実施形態の構成に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術思想の範囲内で、以上に示した実施形態の構成は適宜変更されて構わない。
例えば、側壁部31に設けられるグリップ部40の構成は、本実施形態の構成に限定される趣旨ではなく、適宜変更されてよい。例えば図4に示すように、連結部32を揺動(回動)可能に支持する軸部33の長さを長くして(座面部22に座る入浴者の前方に軸部33が位置する程度に延出させて)、この軸部33がグリップ部40を兼ねる構成等としてもよい。図4に示す構成では、座面部22の座面が略水平状態(第1の状態)である場合に、入浴者がグリップ部40を握って逆上がりを行うような動作をすることで、座面部22をチルト状態(第2の状態)にし易くできる。このため、介助者のチルトに関わる操作の労力を低減できる。
また、本実施形態のチルト機構30は、本発明の車椅子が備えるチルト機構の一例にすぎない。座面部22を揺動させて座面部22の傾きを変更できる構成であれば、本発明のチルト機構は別の構成であってよい。例えば、本発明の車椅子が備えるチルト機構は、湾曲した支持フレーム24をスライド移動可能にガイドするガイドローラーを利用して構成されてもよい。
また、以上に示した実施形態においては、椅子部20が台車部10から分離される構成とした。しかし、本発明は、椅子部と台車部とが分離しない車椅子にも適用可能である。
また、本発明は、座面部に対して背もたれ部を傾けることができるリクライニング機構を備える車椅子に対して適用可能である。また、本発明は、場合によっては、入浴用車椅子以外の車椅子に適応されても構わない。
1 入浴用車椅子
10 台車部
20 椅子部
22 座面部
30 チルト機構
31 側壁部(グリップ設置部)
32 連結部
40 グリップ部

Claims (5)

  1. 座面部と、
    前記座面部を揺動させて、前記座面部の傾きを変更するチルト機構と、
    前記座面部の揺動と共に動かない位置に設けられ、前記座面部に載った人が握るグリップ部と、
    を備えることを特徴とする車椅子。
  2. 前記座面部の側面に、前記グリップ部が設けられるグリップ設置部が立設されていることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記グリップ設置部に回動可能に支持されると共に、前記座面部に連結される連結部を備えることを特徴とする請求項2に記載の車椅子。
  4. 前記座面部は、座面が略水平状態になる第1の状態と、座面が前記第1の状態から所定の角度傾けられた第2の状態とを選択可能に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車椅子。
  5. 車輪を有する台車部と、
    前記座面部、前記チルト機構、及び、前記グリップ部を含み、前記台車部上に分離可能に配置される椅子部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車椅子。
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