JP3377238B2 - 細隙灯顕微鏡 - Google Patents

細隙灯顕微鏡

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JP3377238B2
JP3377238B2 JP03235093A JP3235093A JP3377238B2 JP 3377238 B2 JP3377238 B2 JP 3377238B2 JP 03235093 A JP03235093 A JP 03235093A JP 3235093 A JP3235093 A JP 3235093A JP 3377238 B2 JP3377238 B2 JP 3377238B2
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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/13Ophthalmic microscopes
    • A61B3/135Slit-lamp microscopes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細隙灯顕微鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】細隙灯顕微鏡は、主に被検者の眼の前方
領域の検査のために利用される。該細隙灯顕微鏡は、一
般に、スリット状光斑を被検者の眼に投影する細隙灯
と、検査医者がスリット像を観察する立体顕微鏡とから
なる。顕微鏡とスリット照明装置は、細隙灯と顕微鏡を
同時に被検者の眼に配向することができる、特殊な細隙
灯装置台に据え付けられている。この装置台には、また
被検者のための顎受けも配置されている。この種の細隙
灯顕微鏡は、例えばパンフレット“Ocular Examination
with the Slit Lamp”に覚書K30−115−E−M
AII/81 NOOで記載されている。
【0003】細隙灯顕微鏡は既に数年来眼科において使
用された、従って眼科医は、立体顕微鏡で観察されたス
リット像から眼病を診断する多大な経験を持っている。
しかしながら、観察された像が眼の異なった深さ領域か
らの光斑と散乱光から構成されるという欠点がある。個
々の特殊な面の観察は、この種の細隙灯顕微鏡では不可
能である。
【0004】スリット照明装置が観察光路に対して同軸
的に投影される装置における被検者の眼の角膜での逆反
射が特に有害であることが立証された。その際には、比
較的強い角膜反射が眼内部の像に重なる。従って、ドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第3714041号明細書
に、顕微鏡の接眼レンズの近くの中間像面に、照明装置
側のスリット絞りに等しいスリット絞りを配置すること
が提案されている。接眼レンズの領域に配置されたスリ
ット絞りにより、角膜反射が排除される。照明装置側の
スリット絞りと観察側のスリット絞りの同期運動によ
り、被検者の眼の異なった部分を照明しかつ観察するこ
とができる。しかしながら、この装置では被検者の眼の
眼球軸線に対して垂直な断面の観察は不可能である、そ
れというのも該スリット絞りはスリット方向に対して垂
直方向にのみ深さ選択的に作用するにすぎないからであ
る。更に、この特殊装置では、スリットが顕微鏡の単数
又は複数の軸線に対して傾斜して投影される通常の細隙
灯検査は不可能である。
【0005】眼底を検査するために、例えば米国特許第
4900145号明細書から、通常の細隙灯と、顕微鏡
とからなり、付加的にレーザビームが細隙灯光路内に反
射投入されかつ被検者の眼内にフォーカシングされる検
眼鏡が公知である。逆反射されるレーザビームは、顕微
鏡の内部で検出器に反射される。該検出器の前にまた、
好ましくない散乱光を抑制するためにスリット絞りが配
置されている。この場合、通常のスリット照明装置は専
ら、眼内のレーザ焦点の位置を決定するために利用され
る。従って、この場合にはスリット照明装置及びレーザ
ビームは照明装置側で共通の光路内を誘導される。この
装置も、被検者の眼内部の一定の断面の視覚観察を可能
にしない。
【0006】例えば米国特許第3926500号明細
書、米国特許第4884880号明細書及び米国特許第
4927254号明細書及びPHYSICS TODAY, 1989
年9月、55〜62頁に記載の論文“Confocal Scannin
g Optical Microscopy”から、いわゆるニポー(Nipkow)
顕微鏡が公知である。この種のニポー顕微鏡は、対物レ
ンズと接眼レンズの間の中間像面内にニポー板が回転可
能に配置されている。該ニポー板自体は、不透明であり
かつ複数のアルキメデスの螺旋に沿って配置された多数
の透明な孔を有する。この場合、この透明な孔のそれぞ
れは、同時に同焦点の照明及び観察絞りとして作用す
る。このことは、ニポー板の面に対して共役な面内で散
乱されかつ反射された光のみが実質的にニポー板の孔を
透過せしめられかつそれにより接眼レンズに達すること
により達成される。次いで、接眼レンズ内に、特殊な断
面に点で構成された像が生じる。ニポー板の回転によ
り、個々の透明な孔は視野を通って運動せしめられるの
で、螺旋の十分に緻密な配置及びニポー板の十分に高い
回転数で、深部断面の停止した、明滅の無い像が生じ
る。
【0007】この種のニポー円板を検眼鏡で使用するこ
とは、未だに知られていない。従って、眼科学のために
は、ニポー円板で観察された眼の深部断面につき眼病を
診断することも極めて困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、被検者の眼内部の特別の深部断面を視覚で観察する
ことが可能であり、かつ通常の検眼鏡で得た経験を最大
限利用することができる検眼鏡検査装置を提供すること
である。
【0009】前記課題は、本発明により、スリット状の
照明光斑を被検者の眼に投影する細隙灯と、少なくとも
1つの対物レンズ、少なくとも2つの接眼レンズ及び上
記対物レンズと接眼レンズとの間を延びる少なくとも1
つの光路を有する顕微鏡と、上記光路内の中間像内又は
その近くの、光路内に配置された、多数の透明な領域及
び不透明な領域を有する絞り板とを有し、該透明な領域
が中間像面の像を走査し、かつ、絞り板が回転するニポ
ー円板であり、該ニポー円板に複数の螺旋軌道に沿って
透明な部分が配置されていることにより解決される。
【0010】細隙灯と、ニポー顕微鏡とを組み合わせる
ことにより、細隙灯を投入した際には、通常の細隙灯顕
微鏡並びにまた限定した深部断面の視覚観察が可能であ
る特殊な細隙灯顕微鏡が構成される。従って、眼科医者
は、観察した深部断面を既知の細隙灯顕微鏡の像と、同
じ接眼レンズを覗けば、唯一の装置でかつ時間的に迅速
に互い比較することができる。従って、眼科医は細隙灯
顕微鏡で得た経験を完全に利用することができる。
【0011】ニポー円板の光路内への投入及び光路から
の除外は、直接ニポー円板の運動、例えば旋回運動によ
り達成することができる。しかしながら、複数の光路を
設けかつ該光路の1つにニポー円板を配置することも可
能である。ニポー円板を投入すると、その際観察光路は
この迂回光路を介して案内される。光路を偏向するため
には、相応して切り換え可能な偏向手段、例えばミラー
又はプリズムを設けるべきである。ニポー円板を除外す
ると、光は別の光路を介して導かれ、かつニポー円板
よって行われるあらゆる深度フィルタリングも同様に除
外される。眼科医に対して、スリット照明装置を投入し
かつ同時にニポー円板を除外すると、通常の細隙灯顕微
鏡で眼科医に提供されると全く同じ像が提供される。
【0012】ニポー円板の深度選択作用を強化するに
は、ニポー円板を投入して照明をニポー円板自体を介し
て行わねばならない。そのためには、有利には第2の照
明装置が設けられており、該照明装置はニポー円板と接
眼レンズの間の光路内に投入される。この第2の照明装
置の投入は、有利にはニポー円板の投入と連結して行わ
れる。同時にまた、細隙灯がニポー円板を投入すると自
動的に除外されるように、ニポー円板と細隙灯の連結も
行わねばならない。
【0013】ニポー円板を投入のために自体で光路に対
して相対的に運動させる1実施態様では、ニポー円板は
所属の駆動モータ並びに付属の照明装置及び部分透過性
のミラーと共に可動切り換え部材に配置されている。そ
の際には、ニポー円板を投入すると、同時にビームスプ
リッタは付加的照明装置の反射投入のためにニポー円板
と接眼レンズの間の光路内に投入されかつニポー円板を
光路から外すと遮断される。それにより、ニポー円板を
外した状態で全部の観察光が接眼レンズに達することが
達成される。
【0014】しかしながら、特に有利であるのは、ニポ
ー円板が迂回光路内に配置されている実施態様である。
その際には、光路の偏向のために必要な偏向部材は、有
利には、対物レンズの光軸に対して垂直にかつ迂回光路
の軸線に対して垂直である軸線を中心に旋回可能である
旋回部材に配置されている。この旋回部材には、付加的
な光学部材、例えば異なった倍率を構成するレンズ系を
有するガリレイ望遠鏡が配置されていてもよい。その際
には、旋回部材の作動は、通常の細隙灯顕微鏡での異な
った倍率及び同焦点顕微鏡への切り換えを可能にする。
【0015】スリット照明装置は、有利には分離された
照明光路を有するケーシング部分に配置されている。更
に、顕微鏡のケーシングと細隙灯のケーシングは有利に
は共通の軸線を中心に対物レンズの焦点面内を旋回可能
に台上に配置されている。それにより、スリット照明と
顕微鏡観察との間の異なった角度並びにまた被検者の眼
に対する異なった観察角度も調整可能である。
【0016】顕微鏡は有利には立体顕微鏡である、それ
というのも立体顕微鏡は通常の細隙灯顕微鏡におけるス
リット像の最良の観察を可能にする。その際には、両者
の立体通路のために、有利には共通の主対物レンズが設
けられている。この場合には、同軸アパーチャ板顕微鏡
として顕微鏡を作動させる際には、結像は光軸に対して
同心的な、主対物レンズの中央領域全体に行われる。従
って、両者の立体鏡胴を特殊な重ね合わせることは不必
要である。
【0017】
【実施例】次に図示の実施例につき本発明を詳細に説明
する。
【0018】図1のA及び図2のAに示された細隙灯顕
微鏡は、第1のケーシング部分1を有し、該ケーシング
部分は装置台3の上に垂直軸2を中心に回転自在に配置
されている。ケーシング部分1内には、共通の主対物
ンズ4を有する立体顕微鏡が配置されている。該主対物
レンズ4はバックフォーカスが∞に補正されているの
で、両者の立体鏡胴の光路5は観察方向で見て主対物
ンズ4の後方でテレセントリックに延びている。
【0019】水平な軸7を中心に回転可能なターレット
6に、各立体鏡胴のためにレンズ系8,9,10,11
が配置され、該レンズ系はそれぞれ対毎にガリレイ望遠
鏡を構成する。この回転可能な支持部材6は3つの切り
換え位置を有する。第1の切り換え位置には、光路内に
2つのレンズ系8,9が配置されており、該レンズ系は
一緒に正に低倍率ガリレイ望遠鏡を構成する。第2の切
り換え位置には、光路内に回転軸7を基準として向かい
合ったレンズ系10,11が配置されており、該レンズ
系は大きな倍率を有するガリレイ望遠鏡を構成する。な
お以下に図1のBにつき詳細に説明するように、各立体
鏡胴のためのそれぞれの各レンズ系8,9,10,11
が別々に設けられている。第3の切り換え位置では、光
路内に2つの全反射鏡12,13が投入可能である。こ
の第3の切り換え位置で、なお以下に図2のA及びBに
つき詳細に説明するように、双眼共焦点顕微鏡として駆
動される。ターレット6の後方に、各立体光路内にそれ
ぞれ、接眼レンズ16の前方の中間像面15に虚像を形
成する鏡胴レンズ14が配置されている。鏡胴レンズ1
4と接眼レンズ16の間に、更に像を正立させるポロプ
リズム系17が配置されている。
【0020】同様に軸2を中心に旋回可能に台3上に配
置された第2のケーシング18内には、細隙灯プロジェ
クターが配置されている。該細隙灯ケーシング18は、
スリット21を均一に照明するために光源19及びコレ
クタ20を収容している。該スリット21は調節部材2
1aを介して調節可能である。プリズム22はスリット
21からほぼ水平方向に射出する光を鉛直方向に偏向す
る。光路の直立部分に、2つのレンズ群23a,23b
からなる投影系が配置されている。この投影系23a,
23bは、スリット21をもう1つの偏向プリズム24
を介して検査すべき被検者の眼25に結像する。この図
面には示されていない額受台によって、被検者の眼25
が両者のケーシング部分1,18の共通の旋回軸2の延
長線状にほぼ垂直に配置されることが保証される。相対
的に顕微鏡ケーシング1と細隙灯ケーシング18を旋回
させることにより、照明方向と観察方向との間で異なっ
た角度を調整することができる。更に、両者のケーシン
グ部分1,18を一緒に旋回させることにより、被検者
の眼25の、図示されていない光軸に対して相対的に異
なった照明角度及び観察角度が調整可能である。
【0021】観察光路が水平面への投影図として示され
た図1のBには、図1のAと同じ構成成分には同一の参
照符号が付されている。主対物レンズ4のプリズム作用
により、左側の立体光路5aと右側の立体光路5bが形
成される。主対物レンズ4と接眼レンズ16a,16b
の間に配置された全ての光学成分は、それぞれの立体光
路5a,5bのために分離されて存在する。この場合、
左側の立体光路の成分にはそれぞれインデックスaが、
右側の立体路の成分にはそれぞれインデックスbが付さ
れている。主対物レンズ4の後方には、それぞれの立体
路内に同一のガリレイ望遠鏡8a,9a;8b,9bが
配置されている。2つの同一の鏡胴レンズ14a,14
bは、それぞれ各立体路の中間像面15a,15b内に
中間実像を形成する、この場合左側の中間像15aは左
側の接眼レンズ16aを経て、右側の中間像15bは右
側の接眼レンズ16bを経て観察可能である。鏡胴レン
ズ14a,14bの間には、それぞれの立体光路内にな
お1つの像を正立させるポロプリズム系17a,17b
が配置されている。主対物レンズ4と被検者の眼25の
間に、スリット照明装置の偏向プリズム24が示されて
いる。細隙灯ケーシングを軸2(図1のA)を中心に旋
回させることにより、スリット照明装置と両者の立体光
路との間の角度を変えることができる。これは2つの矢
印によって示されている。
【0022】図1のAから明らかなように、ターレット
6の上に、迂回光路26が配置されている。この迂回光
路26を介して、細隙灯顕微鏡を同焦点アパーチャ板顕
微鏡として作動させると、観察光路が導かれる。細隙灯
顕微鏡と、同焦点アパーチャ板顕微鏡との間の切り換え
は、全反射ミラー12,13が光路内に投入されるよう
に、ターレット6を回転させることにより行われる。タ
ーレット6は、ここには詳細には説明しない切換え器と
結合されており、該切換え器は、同焦点のニポー円板顕
微鏡として作動させると細隙灯の光源19が外されかつ
同時に付加的な照明装置28が投入されるように作動す
る。
【0023】図2のAには、同焦点アパーチャ板顕微鏡
として作動する際の同じ顕微鏡が示されている。この顕
微鏡の作動形式では、光源として、ここには図示されて
いない外部供給装置を介して光が供給される光ファイバ
照明装置28が働く。光ファイバ束から放出する光は、
レンズ29の後方で偏光ビームスプリッタ30によって
迂回光路26に反射される。ビームスプリッタ30の後
方には、水平軸を中心に旋回するニポー円板31が配置
されている。該ニポー円板31の旋回運動は、ここには
図示されていない駆動モータにより生ぜしめられる。ニ
ポー円板自体及びその駆動に関しては、ここには詳細に
言及しない。それというのも、この種のそれぞれ同じ直
径の多数の螺旋状に配置された円形の孔を有するニポー
円板はニポー円板顕微鏡に関する冒頭に引用した刊行
物、特に米国特許第4927254号明細書から公知で
あるからである。
【0024】偏光ビームスプリッタは、その偏光方向が
偏光ビームスプリッタ30の入射面内にある線形に偏光
された光だけをニポー円板31に投射せしめる。ニポー
円板31から反射された有害光は、同じ偏光方向を有す
る。従って、該光は偏光ビームスプリッタ30から光フ
ァイバ照明装置28に向かって反射される、ひいては観
察者に達することはできない。この装置は特定の使用の
ためにしばしば好ましい副作用を有する:前方の角膜反
射に起因する、大抵は有害な光は、ニポー円板で反射さ
れた光と同じ偏光方向を有する、従って同様に観察者に
は達しない。被検者の眼25の角膜の内部又は深部にあ
る部位から到来する光は、角膜の複屈折に基づき又は逆
散乱の際の偏光消滅により変化した偏光状態を有する、
従って観察することができない。この副作用が好ましく
ない場合には、この副作用は照明型顕微鏡のための公知
の反射防止装置におけると同様に対物レンズ4と被検者
の眼25の間又は対物レンズ4とニポー円板31の間の
適当な位置に4分の1波長遅延板を配置することにより
排除することができる。
【0025】ニポー円板31の反射を更に抑制するため
に、その軸線を光軸に対して僅かに傾斜させて、反射さ
れた光がレンズ39と接眼レンズ16a及び16bとの
間に配置された適当なシャッタに当たるようにすること
ができる。このニポー円板31の傾斜はシャインプルグ
(Scheimpflug)原理に相当して被検者の眼25内の観察
される共役面の僅かな傾斜を生じることに留意すべきで
ある。このことは特定の使用のためにはもちろん重要で
ない。
【0026】ニポー円板31の後方に配置されたミラー
32は、ニポー円板31の透明な孔を透過した光を鉛直
方向下向きに偏向する。望遠対物レンズ33,34はニ
ポー円板31を無限遠に結像する、そしてターレット6
に配置された全反射ミラー13は該光を主対物レンズ
に偏向する。次いで、主対物レンズ4は被検者の眼25
の内部にニポー円板31の像を形成する。
【0027】次いで、被検者の眼25で又はその内部で
散乱した又は反射された光は、対物レンズ4から偏向ミ
ラー13,32及び望遠顕微鏡33,34を介して該光
自体が逆反射されかつニポー円板31に結像される。ニ
ポー円板の光透過性孔を経て、大体において、被検者の
眼25の内部のニポー円板31に対して共役な面内で反
射された又は散乱した光だけが透過することができる。
それに対して、眼25の内部のこの共役な面の前方又は
後方で散乱した又は反射された光は大部分がニポー円板
の孔の間の不透明な中間室に当たる。それにより、ニポ
ー円板は強度に深度選択性作用する。
【0028】もう1つの光進路において、ニポー円板3
1及びビームスプリッタ30の後方に像を反転させるた
めの屋根形エッジを有するペンタプリズム35が配置さ
れている。該ペンタプリズム35は同時に光路を鉛直方
向下向きに偏向する。引き続き、ビームスプリッタプリ
ズム36が配置されており、該ビームスプリッタプリズ
ムは光路を互いに平行の2つの光路に分割する。この場
合、両者の光路の間隔は、立体顕微鏡として作動する際
の両者の立体光路5a,5b(図1のB)の間隔に正に
等しい。ペンタプリズム35とビームスプリッタプリズ
ム36との間に、なお1つのレンズ37が配置されてお
り、該レンズはニポー円板31を無限遠に結像する。そ
の際、ターレット6に配置された全反射ミラー12は、
2つの平行な部分光路を接眼レンズ16に偏向する。今
や、接眼レンズ16を覗き込む観察者は、被検者の眼2
5の内部の決められた面の双眼像を見る。
【0029】重要であるのは、水平方向の光路5の、鉛
直方向上向きに延びる迂回光路26への偏向並びに鉛直
方向下向きに延びる光路38の偏向がミラー12,13
によって光路のテレセントリック範囲内で行われること
である。そのことにより、立体顕微鏡による細隙灯観察
を同焦点顕微鏡観察に切り換える際に後フォーカシング
が不必要であることが保証される。従って、ミラー13
は、被検者の眼25から見て、主対物レンズ4の直後
に、かつ偏向ミラー12は鏡胴レンズ14の直前に配置
されている。ペンタプリズム35とビームスプリッタプ
リズム30の間には、なおもう1つのレンズ39が配置
されている。該レンズは、正に中間像面内に配置されて
いるニポー円板31の近くにあることに基づき、該レン
ズ39は主に視野レンズとして働く。その屈折力は、丁
度、また迂回路26を介して主対物レンズ4の観察側の
瞳が接眼レンズ16の瞳に結像されるように選択されて
いる。
【0030】図2のBには、同焦点アパーチャ顕微鏡と
して作動する際の光路が水平面への投影図として示され
ている。迂回光路26の内部で光進路は主として鉛直方
向で行われるので、このような投影図では多数の相前後
した成分、例えばミラー13,32並びに望遠対物レン
ズ33,34は分離せずに図示することができる。この
場合も、同一の成分のためには図2のAと同じ参照符号
が使用されている。この実施例にとって重要なことは、
立体顕微鏡が共通の主対物レンズ4を有していることで
あり、この場合同焦点アパーチャ板顕微鏡として作動す
る際には観察光束は主対物レンズ4に対して同心的に延
びる。それによりビームスプリッタプリズム36と主対
物レンズ4との間の迂回光路26内に配置された成分は
それぞれ単に存在するだけでよい。この領域内を、左側
の接眼レンズ16aと右側の接眼レンズ16bのための
光路が同軸的に延びる。更になお重要であるのは、ビー
ムスプリッタプリズム36による2つの接眼レンズ光路
への分割がテレセントリック範囲内で行われることであ
る。それというのも、この手段により、観察者に両者の
接眼レンズ16a,16bに、双眼で覗く同焦点アパー
チャ板顕微鏡と同一の同焦点像を提供することが可能で
ある。立体鏡観察と、同軸顕微鏡観察との間の切り換え
は、簡単に、ターレット6(図1のA、図2のB)を相
応する切り替え位置に移動させることにより行われる。
この切り替えの際には、後フォーカシングも接眼レンズ
の交換も不必要である。接眼レンズは両者の顕微鏡操作
法でむしろ同一である。切り替えは迅速かつ簡単に行わ
れるので、観察者は両者の顕微鏡操作法で観察された像
を直接互いに比較することができる。
【0031】図3には、本発明による細隙灯顕微鏡の第
2の選択的実施例が示されている。先に記載した実施例
に相当する構成成分は、この場合には、100を加算し
た参照番号が付されている。この場合も、細隙灯顕微鏡
は、顕微鏡を収容する第1のケーシング部分101と、
スリット照明装置を収容する第2のケーシング部分11
8からなる。両者のケーシング101,118は、共通
の軸102を中心に旋回可能に台103に取り付けられ
ている。
【0032】細隙灯ケーシング118内には、光源11
9が設けられており、該光源はコレクタ120を介し
て、スリット121もしくはスリット絞りを均一に照明
する。2つの偏向プリズム122,124及び中間接続
された投影系123を介して、スリット121の像は被
検者の眼125内に投影される。
【0033】顕微鏡ケーシング101内には、バックフ
ォーカスを∞に補正する対物レンズ104が配置されて
いる。この対物レンズ104の焦点面は、被検者の眼1
25内部で、スリット121の像が投影される面と合致
する。対物レンズ104の被検者の眼125と反対側
を、観察光路105がまずテレセントリックに延びてい
る。第1の鏡胴レンズ114は中間像を第1の中間像面
140内に形成する。ズームレンズとして構成された中
間レンズ141,142は、第1の中間像面140を第
2の中間像面115に結像する。この第2の中間像面1
15内の像は、接眼レンズ116により観察することが
できる。
【0034】旋回可能なターレット143に、ニポー板
131が駆動モータ144と共に配置されている。同時
に、ターレット143にはなおビームスプリッタ130
及び偏光子145が中間像面140とトランスファー光
学系141,142との間に配置されている。ターレッ
ト143の矢印147の方向への旋回運動により、ニポ
ー板131、ビームスプリッタ130及び偏光子145
からなる光学系は光路から外される。その際には、ニポ
ー板131、ビームスプリッタ130及び偏光子145
は、点線で示された位置に存在する。ここの詳細には説
明しない錠止装置を介して、ターレット143はこの上
方の切り換え位置に係止する。このターレット143の
旋回位置は、顕微鏡の通常の細隙灯顕微鏡としての作動
のために設けられている。その際には、患者の眼の照明
はスリット照明装置の光源119を介して行われる。
【0035】ニポー板131のターレット143を介す
る光路内への旋回投入の際には、スリット照明装置の光
源119は外され、かつ顕微鏡ケーシング101の内部
の付加的な光源128は投入される。光源128の後方
に配置されたコレクタ148及びレンズ129は、光源
128の光を中間像面140にフォーカシングする。ニ
ポー板131の透明な孔を経て透過した光は、鏡胴レン
ズ114及び対物レンズ104を介して被検者の眼12
5にフォーカシングされる。それにより、被検者の眼1
25内部に、ニポー板131の像が生じる。被検者の眼
の内部で散乱した又は反射された光は、対物レンズ10
4及び鏡胴レンズ114によって中間像面140に結像
される。しかしながら、ニポー板131の透明な孔によ
り、再び、被検者の眼125の内部でニポー板131の
面に対して共役な面で散乱又は反射された光だけが透過
することができる。従って、ニポー板は公知形式で深度
選択性作用する。
【0036】ニポー板自体は、公知形式で多数の螺旋状
に配置された、小さな透明な孔を有する不透明な領域か
らなる。透明な孔の面積割合は、ニポー板131の全面
積の数パーセントにすぎない。この比較的僅かな割合の
透明な領域に基づき、光源128から出発する光の大部
分はニポー板131によって反射される。この反射の障
害を回避するために、顕微鏡内に2つの手段が必要であ
る:第1に、ニポー板131は光軸149に対して垂直
でなく、この光軸に対して、ニポー板131が中間像面
140と交差するように傾斜して配置されている。この
傾斜により、反射光の大部分を観察光路から排除するこ
とができる。しかしながら、ニポー板131と光軸14
9の間の傾斜に基づきまたニポー板131に共役な面も
被検者の眼125の内部で光軸149に対してシャイム
プルグ条件に基づき傾斜していることに留意すべきであ
る。反射光を更に抑制するために、照明光路内の、光源
128とビームスプリッタ130との間に偏光フィルタ
146、及びビームスプリッタ130とトランスファー
レンズ系141,142との間に第2の偏光子145が
配置されている。両者の偏光子146,145の偏光方
向は、互いに垂直に配向されているので、ニポー板13
1で反射された光は観察光路内の偏光子145によって
消去される。
【0037】交差した偏光子145,146を照明及び
観察光路に配置することは、なお第2の好ましい副作用
を有する。それというのも、ニポー板131での反射光
に加えて、被検者の眼125の比較的強度の角膜反射も
第2の偏光子145により抑制されるからである。散乱
は反射と異なり強度に偏光を消す作用をするので、ひい
ては被検者の眼125の決められた面内で作用した光は
視覚的に観察することができる。
【0038】第1の中間像面140と、第2の中間像面
115との間に配置されたトランスファーレンズ系14
1,142は、ズームレンズ系として構成されている。
それにより、中間像面140が第2の中間像面115に
結像される結像倍率を変えることができる。従って、
段階で変更可能な全倍率も生じる。
【0039】図3に基づく実施例においても、ビームス
プリッタ130の代わりに、偏光子146を透過する全
ての光がニポー板に偏向されるように、偏光ビームスプ
リッタを設けることもできる。その際には、非同焦点観
察の際には、同焦点観察における相応する偏光立方体ビ
ームスプリッタと同じ長手方向の像移動を生じる、光路
内に旋回投入可能な立方体ガラスを設けるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のAは、細隙灯顕微鏡として作動する際の
本発明による第1実施例の垂直断面図、図1のBは水平
面に投影する際の図1のAからの実施例の光路の原理を
示す図である。
【図2】図2のAは、同焦点アパーチャ板顕微鏡として
作動する際の図1のAの細隙灯顕微鏡の垂直断面図、図
2のBは水平面に投影する際の図2のAからの実施例の
光路の原理を示す図である。
【図3】本発明の選択的実施例の垂直断面図である。
【符号の説明】 1,101 第1のケーシング、 4,104 対物レ
ンズ、 16a,16b,116 接眼レンズ、 1
8,118 細隙灯、 25,125 被検者の眼、
28,128 照明装置、 31,131 絞り板(ニ
ポー板)、 105,126,5a,5b 光路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−200730(JP,A) 特開 昭61−45721(JP,A) 特開 昭57−128310(JP,A) ***国特許出願公開3714041(DE, A1) 米国特許3926500(US,A) 米国特許4927254(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/12 - 3/135

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリット状の照明光斑を被検者の眼(2
    5;125)に投影する細隙灯(18,118)と、 少なくとも1つの対物レンズ(4;104)、少なくと
    も2つの接眼レンズ(16a,16b;116)及び上
    記対物レンズ(4;104)と接眼レンズ(16a,1
    6b;116)との間を延びる少なくとも1つの光路
    (26;105)を有する顕微鏡と、 上記光路(126;105)内の中間像内又はその近く
    の、光路内に配置された、多数の透明な領域及び不透明
    な領域を有する絞り板(31;131)とを有し、該透
    明な領域が中間像面の像を走査し、かつ、絞り板(3
    1;131)が回転するニポー円板であり、該ニポー円
    板に複数の螺旋軌道に沿って透明な部分が配置されてい
    ことを特徴とする細隙灯顕微鏡。
  2. 【請求項2】 絞り板(131)が選択的に光路(10
    5)内に投入可能であり、又は光路(105)から除外
    可能である、請求項1記載の細隙灯顕微鏡。
  3. 【請求項3】 顕微鏡が別の光路(5a,5b)を有し、
    かつ該別の光路(5a,5b)、又は絞り板(31)が
    配置された光路(26)への選択的切り換え手段(1
    2,13)が設けられている、請求項1又は2記載の細
    隙灯顕微鏡。
  4. 【請求項4】 付加的な照明装置(28;128)及び
    該付加的な照明装置(28;128)を反射投入する手
    段が設けられており、該付加的な照明装置(28;12
    8)の反射投入が絞り板(31,131)と接眼レンズ
    (16a,16b,116)との間で行われる、請求項
    1から3までのいずれか1項記載の細隙灯顕微鏡。
  5. 【請求項5】 別の光路(5a,5b)が立体顕微鏡の
    立体光路である、請求項記載の細隙灯顕微鏡。
  6. 【請求項6】 顕微鏡が第1のケーシング部分(1;1
    01)に、かつ細隙灯が第2のケーシング部分(18,
    118)に配置されており、かつ顕微鏡ケーシング部分
    (1;101)及び細隙灯ケーシング部分(18,11
    8)が共通の軸線を中心に顕微鏡対物レンズ(4;10
    4)の焦点面内で旋回可能である、請求項1から5まで
    のいずれか1項記載の細隙灯顕微鏡。
  7. 【請求項7】 付加的な照明装置(128)の光が線形
    に偏光されており、かつ絞り板(131)と接眼レンズ
    (116)の間に偏光子が配置されており、その透過方
    向が光路内に反射投入される光の偏光に対して垂直であ
    る、請求項4から6までのいずれか1項記載の細隙灯顕
    微鏡。
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