JP3376596B2 - 歩行型芝刈機の変速伝動装置 - Google Patents

歩行型芝刈機の変速伝動装置

Info

Publication number
JP3376596B2
JP3376596B2 JP03488092A JP3488092A JP3376596B2 JP 3376596 B2 JP3376596 B2 JP 3376596B2 JP 03488092 A JP03488092 A JP 03488092A JP 3488092 A JP3488092 A JP 3488092A JP 3376596 B2 JP3376596 B2 JP 3376596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
gear
gears
shaft
speed change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03488092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05231504A (ja
Inventor
顕 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP03488092A priority Critical patent/JP3376596B2/ja
Publication of JPH05231504A publication Critical patent/JPH05231504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3376596B2 publication Critical patent/JP3376596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、変速伝動装置に関
し、変速ギヤを軸方向に並べて、軸方向に沿って操作移
動する変速キーを、変速ギヤのキー溝に係合させること
によって、変速させる形態の変速ギヤ装置に利用でき、
歩行型芝刈機の走行伝動装置として用いられる。 【0002】 【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタ等の動力車両において、前後のミッションケースを
共用化し、ミッションケース内に組み込まれる変速装置
の仕様の変更に応じて前後のミッションケース間にスペ
ーサを介装するようにしたものが知られている。しかし
ながら、このような形態にあっては、追加あるいは変更
する変速装置の仕様に応じてスペーサを介装するだけの
ものであったので、スペーサ自体の重量が重くなったり
大きさも必要以上に大きなものになって製造コストが高
くなる欠点があった。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記問題点
を解消することを目的として提案するものであって、こ
のため、次のような技術的手段を講じた。即ち、内周に
キー溝6,7,8を有する複数個の変速ギヤ1,2,3
を変速軸4の軸方向に並べて回転自在に遊嵌し、前記変
速軸4と平行な車軸15には変速軸4上のギヤ1,2,
3に常時噛合うギヤ16,17,18を車軸15に固着
して設け、変速軸4の軸芯方向に沿ってスライドさせる
変速キー5をいずれか1つの変速ギヤ1,2,3のキー
溝6,7,8に係合させて変速を行なわせるよう構成し
歩行型芝刈機の変速伝動装置において、前記変速軸4
および車軸15を支えるギヤケース9,10を変速軸4
と直交する縦方向に分割して割面11,12を形成して
設け、一方のギヤケース10には変速軸4に対して直交
する方向の入力軸19を支持して設け、このギヤケース
10と反対側のギヤケース9との間には、追加若しくは
取り去る変速ギヤ幅に対応させた幅を有するスペーサケ
ース13を介在させて変速段数を増加、もしくはスペー
サケース13を取り外して変速段数を減少させるように
構成したことを特徴とする歩行型芝刈機の変速伝動装置
の構成とする。 【0004】 【作用、及び発明の効果】変速を行なう場合には、変速
キー5を変速軸4の軸芯方向に移動させていずれか1つ
のキー溝に係合させる。変速キー5の係合されたキー溝
6〜8の変速ギヤ1〜3が、この変速軸4と一体回転さ
れて変速伝動を行う。図例のように3段の変速ギヤ1〜
3を設けて、スペーサケース13を介装している場合、
変速段数を減らすときは、この変速ギヤ3を変速軸4か
ら外すと共に、スペーサケース13もギヤケース9,1
0の割面11,12間から外し、再びギヤケース9,1
0を連結することによって変速段数は、変速ギヤ1,2
の2段に変更できて、ギヤケース9,10の軸方向幅も
狭くすることができる。又、反対に変速段数を増加する
ときはこの逆で、ギヤケース9,10は、スペーサケー
ス13を介在させることによって必要幅だけ広くなる。 【0005】このように、この発明は、追加若しくは取
り去る変速ギヤ幅に対応させた幅を有するスペーサケー
ス13を2つのギヤケース9,10間に介装させて歩行
型芝刈機の変速伝動装置を構成するものであるから、変
速装置の段数の増加に対しても減少に対しても迅速に対
応でき、大きなスペーサを必要としないので構成が簡潔
で廉価に構成できるものである。 しかも、ギヤケース
9,10によって変速軸4と車軸15を支える点や、片
側のギヤケース10で入力軸19を支持する点は変速段
数の変更前後で変わらないので、歩行型芝刈機全体のイ
メージは変わらず、この変更によって歩行型芝刈機の製
造コストが高くなることはない。 【0006】 【実施例】ハンドモーアの走行伝動装置においてこの発
明を利用した場合について説明する。左右一対の車輪1
4を伝動する車軸15と、変速軸4とが、ギヤケース
9,10に亘って軸受されて、これら変速軸4上の変速
ギヤ1〜3と、車軸15上のギヤ16〜18とを常時噛
合させ、変速軸4に沿って操作移動される変速キー5の
変速ギヤ1〜3への選択係合によって、ギヤケース10
の入力軸19の入力から、これら変速軸4、変速ギヤ1
〜3及びギヤ16〜18のいずれか一組、車軸15を経
て車輪14へ伝動される。 【0007】変速軸4は、軸芯部に変速キー5を軸方向
の溝20に沿って嵌合移動自在で、奥側からは、ばね2
1で張圧し、外側にはシフトピン22を有して、このシ
フトピン22の外端を、ギヤケース9に対してアーム軸
23回りに回動操作されるシフトアーム24で押圧させ
て、該ばね21に抗して軸方向へ移動させることによっ
て、該変速キー5の変速位置を選択操作する。 【0008】この変速軸4上には、前記変速ギヤ1〜3
の他に、入力軸19のベベルギヤ25から噛合回転され
るベベルギヤ26、このベベルギヤ26と変速軸4との
間においてクラッチシフタ27の操作で軸方向へ移動さ
れて、伝動を入り切りするクラッチ28等を設けてい
る。この変速ギヤ1〜3の内周部には、変速キー5の係
合されるキー溝6〜8が形成されて、この変速キー5と
係合された変速ギヤ1,2、又は3が変速軸4と一体回
転される。又、各変速ギヤ1,2のキー溝6,7の軸方
向側には、隣接の変速ギヤの側面に摺接して所定の間隔
を維持する筒状のカラー部29を有し、このカラー部2
9の内周部には変速キー5の位置されるニュートラル部
30が空胴として形成され、変速キー5がこのニュート
ラル部30に位置されるときは、いずれの変速ギヤ1〜
3も伝動回転されない。 【0009】ギヤ16〜18は、各々ピン31で車軸1
5と一体であり、内周面にはピン31の係合されるピン
溝32が形成されている。上記のような各変速軸4、車
軸15、及び入力軸19等を軸装するギヤケース9,1
0は、変速ギヤ3及びベベルギヤ26と対向する変速軸
4と直交方向の割面11,12を有して、軸方向側から
接合することができ、この割面11,12間には内部に
設ける変速ギヤ1〜3の幅に応じたスペーサケース13
を介装して、ボルト33で締付ける。ギヤケース9の変
速軸4のシフトピン22側端部軸受するボス部34は、
変速軸4の長さに応じて長く形成し、変速ギヤ1〜3
を、更に四段、五段と増加しうる範囲に応じて予め設定
している。又、車軸15にもピン31を挿込むピン孔3
5を設けておく。 【0010】変速ギヤ1〜3、ギヤ16〜18の変速段
数を変更するには、これらのギヤの枚数と、これに応じ
たスペーサケース13の選択によって、2段から4段乃
至5段等に変更することができる。この場合、ギヤケー
ス9の割面11とギヤケース10の割面12とを直接合
せたとき、変速ギヤ1,2とギヤ16,17との噛合に
よる2段変速が行われる形態とすれば、3段仕様時で
は、変速ギヤ3とギヤ18とを追加させればよいから、
これらの変速ギヤ3等の軸方向に相当するスペーサケー
ス13を、両ギヤケース9,10間に介在させればよ
い。又、変速段数を4段、5段に変更する場合も同様で
ある。この場合、スペーサケース13を複数枚に亘って
継ぎ足すのではなく、増加する変速ギヤ幅に応じた幅の
独立したスペーサケース13を用いる。 【0011】ハンドモーアは、モーアデッキ36の上側
にエンジンEを搭載し、下側に上下方向の刈刃軸37に
よって刈刃38を軸装し、前側にはレバー39によって
上下調節できるゲージホイル40を設け、後側に前記車
輪14を軸装する。41は操縦ハンドル、42はモーア
デッキ36後部の排出口43から排出される刈取芝草を
収容するコレクタである。前記入力軸19はエンジンE
から刈刃軸37を伝動する伝動ケース48の途中から伝
動軸44によって連動する。45はギヤで、車軸15か
ら車輪14の車輪軸46を連動するものである。47は
車輪14の高さを調節するレバーである。 【0012】モーアデッキ36下側において、刈刃軸3
7の下端に取付ける直板状の刈刃38は、中央部に軸穴
49を形成して、該刈刃軸37に下端側から締込まれる
ボルト50に嵌挿されたスペーサ51に嵌合し、この刈
刃38の上面は、刈刃軸37にキー52で止められたボ
ス53下面のライニング54で押圧し、刈刃38の下面
は、該ボルト50に嵌合された板ばね55で受けて、こ
のボルト50の締付けで、ボス53とばね55との間に
押圧して挟持固定する。56は板ばね55を受けるワッ
シャである。板ばね55は円板状で、下方へ山形状に歪
また歪部57を有し、この歪部57よりも外周の外縁部
58を、刈刃38の下面に接圧させて、ワッシャ56の
外縁は、この板ばね55の歪部57よりも中心側に位置
させて押圧するようにしている。
【図面の簡単な説明】 【図1】車輪伝動部の平断面図。 【図2】モーアデッキ部の側断面図。 【図3】その底面図。 【図4】刈刃軸部の側面図。 【図5】モーア全体の斜視図。 【符号の説明】 1 変速ギヤ 2 変速ギヤ 3 変速ギヤ 4 変速軸 5 変速キー 6 キー溝 7 キー溝 8 キー溝 9 ギヤケース 10 ギヤケース 11 割面 12 割面 13 スペーサケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 3,57 A01D 34

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内周にキー溝6,7,8を有する複数個
    の変速ギヤ1,2,3を変速軸4の軸方向に並べて回転
    自在に遊嵌し、前記変速軸4と平行な車軸15には変速
    軸4上のギヤ1,2,3に常時噛合うギヤ16,17,
    18を車軸15に固着して設け、変速軸4の軸芯方向に
    沿ってスライドさせる変速キー5をいずれか1つの変速
    ギヤ1,2,3のキー溝6,7,8に係合させて変速を
    行なわせるよう構成した歩行型芝刈機の変速伝動装置に
    おいて、前記変速軸4および車軸15を支えるギヤケー
    ス9,10を変速軸4と直交する縦方向に分割して割面
    11,12を形成して設け、一方のギヤケース10には
    変速軸4に対して直交する方向の入力軸19を支持して
    設け、このギヤケース10と反対側のギヤケース9との
    間には、追加若しくは取り去る変速ギヤ幅に対応させた
    幅を有するスペーサケース13を介在させて変速段数を
    増加、もしくはスペーサケース13を取り外して変速段
    数を減少させるように構成したことを特徴とする歩行型
    芝刈機の変速伝動装置。
JP03488092A 1992-02-21 1992-02-21 歩行型芝刈機の変速伝動装置 Expired - Fee Related JP3376596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03488092A JP3376596B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 歩行型芝刈機の変速伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03488092A JP3376596B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 歩行型芝刈機の変速伝動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05231504A JPH05231504A (ja) 1993-09-07
JP3376596B2 true JP3376596B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=12426459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03488092A Expired - Fee Related JP3376596B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 歩行型芝刈機の変速伝動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3376596B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4413657B2 (ja) 2004-02-10 2010-02-10 本田技研工業株式会社 自転車用変速機構造
CN101983549B (zh) * 2010-11-01 2012-05-09 常州汉森机械有限公司 割草机用齿轮箱
CN103174808A (zh) * 2013-03-13 2013-06-26 山东交通学院 一种无级变速装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05231504A (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4304141A (en) Tractor power take-off system
US4907401A (en) Drive assembly for walking mowers
US5386742A (en) Transaxle assembly having an axle-locking mechanism
JPH0364345B2 (ja)
US4896487A (en) Drive system for walking mowers
US4727759A (en) Power transmission mechanism for a tractor
US4809560A (en) Key-shift transmission
JPH048072Y2 (ja)
JP3376596B2 (ja) 歩行型芝刈機の変速伝動装置
US5000056A (en) Internal disc brake for transaxle
CA1066920A (en) Compact transmission
US5601000A (en) Gearbox with incorporated clutch for self-propelled machines
US4932278A (en) Transmission for self-propelled working vehicles
JPH02300549A (ja) 車両用変速機
US5375482A (en) Gearbox for a front wheel drive and transverse engine vehicle improving the ability of the latter to cope with difficult ground
JP3366591B2 (ja) 田植機の横送り変速装置
JP3101500B2 (ja) 歩行型作業機の伝動装置
JP3778823B2 (ja) 乗用型作業車
JPS6140979Y2 (ja)
JPS6123467Y2 (ja)
JPS6345375Y2 (ja)
JP2665697B2 (ja) 油圧変速伝動装置
JPS6233142Y2 (ja)
JPH059564Y2 (ja)
JPS635053Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees