JP3101500B2 - 歩行型作業機の伝動装置 - Google Patents

歩行型作業機の伝動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行型耕耘機や歩行型
草刈機といった歩行型作業機の伝動装置を、その作業形
態に見合った合理的な構造として構成させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歩行型作業機では、駆動輪を機体の左右
中心に1個備えた1輪型と、機体の左右中心に対して左
右均等に車輪を振分けて配置した2輪型のものがある。
前者のものとしては、特開平2‐169326号公報や
特開平6‐153604号公報に示されたものがあり、
後者のものとしては特開平6‐121601号公報に示
されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1輪型のものでは、前
述した前者2例の公報のもののように、ミッションケー
スにおける走行出力軸とPTO出力軸とが左右の同じ側
に突設されており、いずれも伝動ケースを介装すること
で車輪とPTO伝動ケースとを左右中央に配置するよう
に構成されている。このような構造では、機体左右中心
にPTO伝動ケースを配置するのであるが、ミッション
ケースが左右に偏ると重量バランス上で不利であるか
ら、PTO補助伝動ケースを設けることで解決してい
る。しかしながら、伝動機能の点から見ると必要不可欠
なものではないPTO補助伝動ケースは余分であり、伝
動効率の低下を招くとか伝動系の構造を複雑化させてい
るように思える。本発明の目的は、伝動装置の構造見直
しにより、PTO補助伝動ケースを用いることなく合理
的に1輪駆動型の歩行型作業機を構成できるようにし
て、構造の簡素化を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、入力軸とPTO出力軸とを有したPTO伝動
系と、走行出力軸を有した走行伝動系とを左右に振分け
て配置した状態でケーシングに収納してギヤミッション
を構成し、このギヤミッションにおける入力軸と走行出
力軸との間に、PTO伝動系を構成するギヤと走行伝動
系を構成するギヤとを嵌装した変速軸を介装し、PTO
出力軸に作業装置駆動用のPTO伝動ケースを、走行出
力軸に車輪駆動用の走行伝動ケースを、及び入力軸にエ
ンジン動力の入力部を夫々取付けるとともに、PTO伝
動ケースが機体左右方向の略中央部に配置され、かつ、
このPTO伝動ケースの左右に振分けて入力部と走行伝
動ケースとが配置されるように、入力軸とPTO出力軸
と走行出力軸とを相対配置してあることを特徴とする。
上記構成に加え、走行出力軸に対して作用するトルクリ
ミッターを、ギヤミッションにおける伝動上手側部分に
設けてあると好都合であり、又、シフトギヤを備えた変
速中間軸を走行伝動系に増設して、走行出力軸を多段変
速可能に構成すれば一層好都合である。
【0005】
【作用】図3を参照すると、請求項1の構成では、ギヤ
ミッション2の左側にエンジンとに亘るベルト機構を構
成するためのミッション入力軸8が配置され、かつ、ギ
ヤミッション2の右側に走行チェンケース11が配置さ
れるとともに、機体の左右中央部にPTOチェンケース
13が配置されることになる。従って、この伝動レイア
ウトでは、走行チェンケース11から左側に車軸を出す
ことで左右中央に単一の駆動車輪を配置でき、かつ、P
TO伝動ケース13はミッションケースに取付けるだけ
で左右中央に配置できることになり、従来のようにPT
O補助チェンケース(特開平6−153604号公報の
図4における符号17)を用いることなく1輪型の歩行
型作業機を構成できるようになる。つまり、PTO補助
伝動ケース部分の構造が、ミッションケースに内装され
たような状態になっている。
【0006】2輪型にするには、走行チェンケースを短
くして、1輪型の場合の車輪配置部分に走行用補助チェ
ンケースを配置して左右両側に車軸を突設することで済
み、改造少なくギヤミッションの共通化を図ることも可
能である。つまり、歩行型作業機では、1輪型、2輪型
の違いはあっても耕耘ロータリー等の作業装置での動力
入力部が機体の左右中央部に存在しているものであり、
この認識によって上述した構成が採れたのである。
【0007】又、入力軸と走行出力軸との間に、PTO
伝動系を構成するギヤと走行伝動系を構成するギヤとを
嵌装した変速軸を介装したので、例えば、走行伝動系の
ギヤ のみ備えた変速軸を装備する場合に比べて、走行伝
動系とPTO伝動系の全変速段数に対する軸数が少なく
て済み、ギヤミッションのコンパクト化を図ることが可
能になる。つまり、公開実用平成3−54106号の図
面第2図に示されたものでは、走行伝動系のギヤ(符号
C)のみを嵌装した第1中間軸(符号16)を備えてお
り、走行正転2段逆転1段、PTO正逆2段の計7段変
速を5本の軸で行うものであるに対し、本願のもので
は、走行正逆2段、PTO正逆2段の計8段変速を5本
の軸で行えるのである。
【0008】請求項2の構成では、走行系トルクリミッ
ターが装備されているから、例えば駆動車輪と走行伝動
ケースとの間に石が噛み込んでロックするようなことが
あっても、トルクリミッターで伝動が遮断されるように
なり、車輪を車軸に固定するためのピンが切断するとい
った損傷おそれが回避され、走行伝動系が保護されるよ
うになる。又、トルクリミッターは比較的低トルクの作
用する伝動上手側に設けてあるから、高トルクの作用す
る伝動下手側に設ける場合に比べて小容量のもので良
い。
【0009】請求項3の構成では、走行伝動系に変速中
間軸を増設して多段変速化するのであるが、PTO伝動
系と走行伝動系とが左右に分けられているので、PTO
伝動系に影響なく軸の追加設定が可能であり、走行伝動
系のみの比較的小規模な改造で実現できるようになる。
【0010】
【発明の効果】従って、請求項1に記載の歩行型作業機
では、PTO補助チェンケースを省略して構造の簡素化
や部品点数削減が可能であり、軸の有効利用によってミ
ッションケースのコンパクト化が可能な合理的でより洗
練された伝動装置を実現することができた。請求項2に
記載の歩行型作業機では、コスト有利な小型のトルクリ
ミッターでありながら走行伝動系を十分に保護できる利
点が、そして請求項3の歩行型作業機では、改造少なく
して走行変速を多段化できる利点が夫々追加される。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて複
数例説明する。図1に歩行型作業機の一例である歩行型
耕耘機が示され、1はエンジン、2はギヤミッション、
3は走行車輪、4は耕耘ロータリ、5は操縦ハンドル、
6はエンジン搭載フレーム、9はエンジン出力軸7やミ
ッション入力軸8を備えたベルト伝動機構である。車軸
10とギヤミッション2とを連動する走行チェンケース
(走行伝動ケースに相当)11は下方前方に向けて延出
され、ロータリ軸12とギヤミッション2とを連動する
ロータリチェンケース(PTO伝動ケースに相当)13
は下方後方に向けて延出されている。次に、ギヤミッシ
ョン2の各種実施例について説明する。
【0012】〔第1実施例〕 図2、図3に示すように、ギヤミッション2は、入力軸
8、変速軸14、走行出力軸15、中継軸16、PTO
出力軸17をミッションケース2aに備え、走行第1ギ
ヤ8aが一体形成された入力軸8には、遊嵌状態の走行
第4ギヤ18とスプライン外嵌状態のPTO変速シフト
ギヤ19とが嵌装され、走行第4ギヤ18には走行正逆
シフトギヤ20がスプライン外嵌されている。走行第3
ギヤ14aが一体形成された変速軸14には、スプライ
ン外嵌状態の走行第2ギヤ21と、ブッシュを介した遊
外嵌状態の走行変速シフトギヤ22と、PTO第1ギヤ
23とが嵌装され、PTO第1ギヤ23の筒軸部分に
は、PTO第2ギヤ24とPTO正逆シフトギヤ25と
がスプライン外嵌される。
【0013】走行出力軸15には、トルクリミッターT
を介装した走行駆動スプロケット26と、低速用の走行
第5ギヤ27と、高速用の走行第6ギヤ28との三者が
スプライン外嵌されるとともに、幅広のPTO第2ギヤ
29が遊嵌され、中継軸16には、PTO第2ギヤ29
に咬合する二股状のPTO第3ギヤ30がスプライン外
嵌されている。PTO出力軸17には、PTO駆動スプ
ロケット31とPTOクラッチシフタ33とがスプライ
ン外嵌されるとともに、PTO第3ギヤ30に咬合する
PTO第4ギヤ32が相対回転自在に遊嵌されており、
PTOクラッチシフタ33をPTO第4ギヤ32と咬合
する側にバネ付勢することでPTOクラッチ34が構成
されている。
【0014】つまり、ギヤミッション2は、入力軸8と
PTO出力軸17とを有したPTO伝動系Aを左側に、
かつ、走行出力軸15を有した走行伝動系Bを右側に振
分けて配置した状態でミッションケース2aに内装して
構成され、PTO出力軸17に耕耘ロータリ4用のロー
タリチェンケース13を、走行出力軸15に車輪駆動用
の走行チェンケース11を、及び前記入力軸8にエンジ
ン動力の入力部である入力プーリ8Pを夫々取付けてあ
る。そして、ロータリチェンケース13が機体左右方向
の中央部に配置され、このロータリチェンケース13の
左に(図2では右に)入力プーリ8Pが、右に(図2で
は左に)走行チェンケース11が夫々配設されているの
である。
【0015】又、図4に示すように、走行出力軸15と
入力軸8との軸間距離D1 と、走行出力軸15と変速軸
14との軸間距離D2 とは同値(D1 =D2 )に、か
つ、変速軸14と中継軸16との軸間距離D3 と、変速
軸14と走行出力軸15との軸間距離D2 とは同値(D
3 =D2 )に夫々構成されている。
【0016】次に、各変速状態を説明する。 走行正転低速状態 走行正逆シフトギヤ20を中立位置(図3の位置)に、
かつ、走行変速シフトギヤ22を低速位置(図3の位置
から右方の位置)に操作することにより、入力軸8→走
行第1ギヤ8a→走行第2ギヤ21→走行第3ギヤ14
a→走行第4ギヤ18→走行正逆シフトギヤ20→走行
変速シフトギヤ22→走行第5ギヤ27→トルクリミッ
ターT→走行駆動スプロケット26の経路で伝動されて
いく。 走行正転高速状態 走行正逆シフトギヤ20を中立位置(図3の位置)に、
かつ、走行変速シフトギヤ22を高速位置(図3の位置
から左方の位置)に操作する。伝動経路は、走行第5ギ
ヤ27が走行第6ギヤ28に代わる以外はの場合と同
じである。
【0017】 走行逆転低速状態 走行正逆シフトギヤ20を低速位置(図3の位置から右
方の位置)に、かつ、走行変速シフトギヤ22を中立位
置(図3の位置)に操作する。この状態では、走行正逆
シフトギヤ20が直接走行第5ギヤ27に咬合すること
になり、入力軸8→走行第1ギヤ8a→走行第2ギヤ2
1→走行第3ギヤ14a→走行第4ギヤ18→走行正逆
シフトギヤ20→走行第5ギヤ27→トルクリミッター
T→走行駆動スプロケット26の経路で伝動されてい
く。 走行逆転高速状態 走行正逆シフトギヤ20を高速位置(図3の位置から左
方の位置)に、かつ、走行変速シフトギヤ22を中立位
置(図3の位置)に操作する。この状態では、走行正逆
シフトギヤ20が直接走行第6ギヤ28に咬合すること
になり、伝動経路は、走行第5ギヤ27が走行第6ギヤ
28に代わる以外はの場合と同じである。
【0018】 PTO正転低速状態 PTO変速シフトギヤ19を低速位置(図3の位置から
左方の位置)に、かつ、PTO正逆シフトギヤ25を正
転位置(図3の位置から左方の位置)に操作することに
より、入力軸8→PTO変速シフトギヤ19→PTO第
1ギヤ23→PTO正逆シフトギヤ25→PTO第2ギ
ヤ29→PTO第3ギヤ30→PTOクラッチ34→P
TO駆動スプロケット31の経路で伝動されていく。 PTO正転高速状態 PTO変速シフトギヤ19を高速位置(図3の位置から
右方の位置)に、かつ、PTO正逆シフトギヤ25を正
転位置(図3の位置から左方の位置)に操作する。伝動
経路は、PTO第1ギヤ23がPTO第2ギヤ24に代
わる以外はの場合と同じである。
【0019】 PTO逆転低速状態 PTO変速シフトギヤ19を低速位置(図3の位置から
左方の位置)に、かつ、PTO正逆シフトギヤ25を逆
転位置(図3の位置から右方の位置)に操作する。この
場合では、PTO正逆シフトギヤ25が直接PTO第3
ギヤ30に咬合することになり、入力軸8→PTO変速
シフトギヤ19→PTO第1ギヤ23→PTO正逆シフ
トギヤ25→PTO第3ギヤ30→PTOクラッチ34
→PTO駆動スプロケット31の経路で伝動されてい
く。 PTO逆転高速状態 PTO変速シフトギヤ19を高速位置(図3の位置から
右方の位置)に、かつ、PTO正逆シフトギヤ25を逆
転位置(図3の位置から右方の位置)に操作する。伝動
経路は、PTO第1ギヤ23がPTO第2ギヤ24に代
わる以外はの場合と同じである。
【0020】〔第2実施例〕 図5、図6に示すように、第1実施例のギヤミッション
2を基本として、第2変速シフトギヤ36を備えた変速
中間軸35を走行伝動系Bに増設し、走行出力軸15を
4段(多段)変速可能に構成してあるものでも良い。す
なわち、入力軸8と変速軸14と走行出力軸15とが、
いずれの2軸の軸間距離も等しい正三角形配置されてお
り、変速中間軸35の中間ギヤ35aと咬合する走行正
逆シフトギヤ20は、走行変速シフトギヤ22、及び走
行低速ギヤ27と走行高速ギヤ28とのいずれとも咬合
可能である。又、第1実施例とは反対に、PTO正逆シ
フトギヤ25が入力軸8に、かつ、PTO変速シフトギ
ヤ19が変速軸14に夫々嵌装されている。尚、走行正
逆シフトギヤ20は入力軸8に対しては遊嵌状態となっ
ている。
【0021】従って、図5中における各変速状態は下記
の通りである。 (1) 走行正転1速 走行正逆シフトギヤ20を中立位置(図5の位置)に、
走行第2変速シフトギヤ36を低速位置(図5の位置か
ら左方の位置)に、かつ、走行変速シフトギヤ22を低
速位置(図5の位置から右方の位置)に操作すること
で、正転1速状態が現出される。 (2) 走行正転2速 走行正逆シフトギヤ20を中立位置(図5の位置)に、
走行第2変速シフトギヤ36を低速位置(図5の位置か
ら左方の位置)に、かつ、走行変速シフトギヤ22を高
速位置(図5の位置から左方の位置)に操作すること
で、正転2速状態が現出される。 (3) 走行正転3速 走行正逆シフトギヤ20を中立位置(図5の位置)に、
走行第2変速シフトギヤ36を高速位置(図5の位置か
ら左方の位置)に、かつ、走行変速シフトギヤ22を低
速位置(図5の位置から右方の位置)に操作すること
で、正転3速状態が現出される。 (4) 走行正転4速 走行正逆シフトギヤ20を中立位置(図5の位置)に、
走行第2変速シフトギヤ36を高速位置(図5の位置か
ら右方の位置)に、かつ、走行変速シフトギヤ22を高
速位置(図5の位置から左方の位置)に操作すること
で、正転4速状態が現出される。
【0022】(5) 走行逆転1速 走行正逆シフトギヤ20を低速位置(図5の位置から右
方の位置)に、走行第2変速シフトギヤ36を低速位置
(図5の位置から左方の位置)に、かつ、走行変速シフ
トギヤ22を中立位置(図5の位置)に操作すること
で、逆転1速状態が現出される。 (6) 走行逆転2速 走行正逆シフトギヤ20を高速位置(図5の位置から左
方の位置)に、走行第2変速シフトギヤ36を低速位置
(図5の位置から左方の位置)に、かつ、走行変速シフ
トギヤ22を中立位置(図5の位置)に操作すること
で、逆転2速状態が現出される。 (7) 走行逆転3速 走行正逆シフトギヤ20を低速位置(図5の位置から右
方の位置)に、走行第2変速シフトギヤ36を高速位置
(図5の位置から右方の位置)に、かつ、走行変速シフ
トギヤ22を中立位置(図5の位置)に操作すること
で、逆転3速状態が現出される。 (8) 走行逆転4速 走行正逆シフトギヤ20を高速位置(図5の位置から左
方の位置)に、走行第2変速シフトギヤ36を高速位置
(図5の位置から右方の位置)に、かつ、走行変速シフ
トギヤ22を中立位置(図5の位置)に操作すること
で、逆転4速状態が現出される。
【0023】(9) PTO正転1速 PTO正逆シフトギヤ25を中立位置(図5の位置)
に、かつ、PTO変速シフトギヤ19を低速位置(図5
の位置から右方の位置)に操作する。 (10)PTO正転2速 PTO正逆シフトギヤ25を中立位置(図5の位置)
に、かつ、PTO変速シフトギヤ19を高速位置(図5
の位置から左方の位置)に操作する。 (11)PTO逆転1速 PTO正逆シフトギヤ25を低速位置(図5の位置から
右方の位置)に、かつ、PTO変速シフトギヤ19を中
立位置(図5の位置)に操作する。 (12)PTO逆転2速 PTO正逆シフトギヤ25を高速位置(図5の位置から
左方の位置)に、かつ、PTO変速シフトギヤ19を中
立位置(図5の位置)に操作する。
【0024】〔第3実施例〕 図7に示すように、第2実施例における変速中間軸35
に、走行第2変速シフトギヤ36に代えてトルクリミッ
ターTを装備した正逆2段のギヤミッション2でも良
い。トルクリミッターTは、変速中間軸35にスプライ
ン外嵌されるベース筒37、このベース筒37にスプラ
イン外嵌される固定カム体38、ベース筒37に相対回
転自在に遊嵌される可動カム体39、ボール40、皿バ
ネ41、ダブルナット42等から構成され、可動カム体
39に形成されたギヤ部39aと走行第1ギヤ8aとが
咬合し、さらに、変速中間軸35にスプライン外嵌する
中間ギヤ35aが走行正逆シフトギヤ20に咬合する。
【0025】又、第1実施例において入力軸8と変速軸
14とに亘って構成される2段減速部gは、第2実施例
と同様に変速軸14と走行出力軸15とに亘って構成さ
れている。これら変更箇所以外は、基本的には第1実施
例のギヤミッション2と同じ機能を備えている。このよ
うに、伝動上手側に位置する変速中間軸35にトルクリ
ミッターTを備えることにより、第1実施例のようにト
ルクリミッターTを伝動下手側に備える場合に比べて、
低トルク用の小型のもので済む利点がある。ところで、
図3に示す第1実施例のトルクリミッターTの構造は、
図7に示す第3実施例のものと基本的には同じボール式
のものである。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】1輪歩行型耕耘機の側面図
【図2】機体のレイアウト状態を示す展開平面図
【図3】第1実施例のギヤミッション構造を示す展開図
【図4】図3に示すギヤミッションの軸配置を示す側面
【図5】第2実施例のギヤミッション構造を示す展開図
【図6】図5に示すギヤミッションの軸配置を示す側面
【図7】第3実施例のギヤミッション構造を示す展開図
【符号の説明】
2 ギヤミッション 2a ケーシング 8 入力軸 8P 入力部 11 走行伝動ケース 13 PTO伝動ケース 15 走行出力軸14 変速軸 17 PTO出力軸 35 変速中間軸 36 シフトギヤ A PTO伝動系 B 走行伝動系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/08 A01B 71/02 B60K 17/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸(8)とPTO出力軸(17)と
    を有したPTO伝動系(A)と、走行出力軸(15)を
    有した走行伝動系(B)とを左右に振分けて配置した状
    態でケーシング(2a)に収納してギヤミッション
    (2)を構成し、このギヤミッション(2)における前
    記入力軸(8)と前記走行出力軸(15)との間に、前
    記PTO伝動系(A)を構成するギヤと前記走行伝動系
    (B)を構成するギヤとを嵌装した変速軸(14)を介
    装し、 前記PTO出力軸(17)に作業装置駆動用のPTO伝
    動ケース(13)を、前記走行出力軸(15)に車輪駆
    動用の走行伝動ケース(11)を、及び前記入力軸
    (8)にエンジン動力の入力部(8P)を夫々取付ける
    とともに、前記PTO伝動ケース(13)が機体左右方
    向の略中央部に配置され、かつ、このPTO伝動ケース
    (13)の左右に振分けて前記入力部(8P)と前記走
    行伝動ケース(11)とが配置されるように、前記入力
    軸(8)と前記PTO出力軸(17)と前記走行出力軸
    (15)とを相対配置してある歩行型作業機の伝動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記走行出力軸(15)に対して作用す
    るトルクリミッター(T)を、前記ギヤミッション
    (2)における伝動上手側部分に設けてある請求項1に
    記載の歩行型作業機の伝動装置。
  3. 【請求項3】 シフトギヤ(36)を備えた変速中間軸
    (35)を前記走行伝動系(B)に増設して、前記走行
    出力軸を多段変速可能に構成してある請求項2に記載の
    歩行型作業機の伝動装置。
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