JP3375818B2 - フェンス用多機能パネル部材 - Google Patents

フェンス用多機能パネル部材

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JP3375818B2 JP09329896A JP9329896A JP3375818B2 JP 3375818 B2 JP3375818 B2 JP 3375818B2 JP 09329896 A JP09329896 A JP 09329896A JP 9329896 A JP9329896 A JP 9329896A JP 3375818 B2 JP3375818 B2 JP 3375818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニー手摺り
や、廊下・屋上・外構え等のフェンスの手摺りと支柱間
の境界形成部位に設けたフェンス用多機能パネル部材に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に両側の支柱と上側の横桟ないし
手摺りとの間の当該構造物の枠付き空間の境界形成部位
に設けられるパネル部材として、格子または平板パネル
が使用されている。また、そのデザインは周囲の立地状
況や建物の外観との釣り合いと機能面を考慮して決めら
れるべき性格を持っている。上記格子の場合は風通しの
点と安全性の点で重用され、平板パネルの場合はバルコ
ニーの中や室内を外部より完全に隠蔽できる点と安全性
の点で重用されてきた。上記パネル部材としては、デザ
イン的にも新鮮味のある横桟が考えられるが、横桟は子
供の足掛かりになるため、安全性の点で金融公庫の融資
対象にならず、従来の横桟構造ではデザイン的にまた機
能的に如何に優れていても、成人の入居する会社の寮等
以外は採用されない状況であった。一方、上記一般に広
く使用されている平板パネルも、最近は、外界に対する
隠蔽機能と通風機能に重点を置いた通称パンチングパネ
ルと言われている穴あけパネルが採用の傾向にあるが、
穴径を8mm以下として金融公庫の融資対象に入れられ
るよう配慮されている。そして上記のように、フェンス
等における境界形成部位に使用される部材は、機能面に
重点を置いたものが主流を占め、デザインの点は完全に
等閑に伏せられ、また機能面でも多機能性のものはな
く、例えば、上記穴あけパネルにしても隠蔽性に通風性
を付加するためにデザイン性と安全性とを犠牲にして、
穴あけによる風通しの改善を図っている始末である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来のフェンスの境界形成部位に対し、周囲の立地状
況や建物外観に釣りあったデザイン性の確保は勿論のこ
と、機能的にも多機能性を備え且つ横桟状部材を主体と
した、フェンス用多機能パネル部の提供を目的としたも
のである。
【0004】また、本発明は、安全性、デザイン性、組
立性を配慮するとともに、複合構造器材をコスト面、製
作面、構成材料面より特定した、フェンス用多機能パネ
ル部材の提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の発明は、バルコニー手摺り
や、廊下・屋上・外構え等のフェンスの手摺りと垂直に
立設する支柱間の境界形成部位に設けたフェンス用多機
能パネル部材において、前記垂直に立設する支柱間に8
ミリ以下の隙間間隔を持つ整列間隔で水平状に平行に整
列繋止させて、複数の平行帯板状形材からなるフェンス
用パネルを形成するとともに、前記帯板状形材夫々の表
面に鈎状突起を設け、該鈎状突起を介して、前記帯板状
形材夫々に水平方向に延設する断面コの字状の横桟状形
材を嵌合固設したことを特徴としたものである。
【0006】また、好ましくは、前記フェンス用多機能
パネル部材は、表面に横桟状形材嵌合用の鈎状突起を設
けると共に、該突起の基部に支柱への繋止穴を設けられ
た帯板状形材と、前記鈎状突起に嵌合して帯板と重ね合
わせ接合される横桟状形材とにより構成するのがよい。
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記帯板状
形材は、その上縁部位に前記鈎状突起を設ける構成と
し、該突起に嵌合する横桟状形材上面と前記帯板状形材
の上縁部が面一になるよう設けられていることを特徴と
する。
【0008】本発明によれば、従来のフェンス用パネル
材には見られない、デザイン的機能を持つとともに、視
界に対する適度の隠蔽機能、通風性能、安全性能等の多
機能を持つパネルを提供できる。また、構造はコンパク
トで現場組立口数は僅少で済むとともに、帯板状形材の
整列間隔を8mm以内に設定したために、子供の足掛か
り防止ができ安全であるとともに、又支柱への繋止手段
が横桟状形材により隠蔽されているために、繋止手段の
解除が簡単にはできない構造とし、安全性を確保でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。図1
は本発明のフェンス用多機能パネル部材の概略の構成を
示す要部破断斜視図で、図2は図1の側面図で、図4は
正面図である。
【0010】図1に示すように、本発明のフェンス用多
機能パネル部材は複合構造器材10を垂直方向に立設す
る支柱50間に、所定間隔を置いて整列繋止した集合体
である。この複合構造器材10は、帯板状引抜き形材又
は押し出し形材(以下帯板状形材という)11と断面コの
字形の横桟状スライド引抜き形材又は押し出し形材(以
下横桟状形材という)12とよりなる。尚、51は垂直
方向に立設する支柱50の上面に架け渡された手摺り
(笠木)である。帯板状形材11は、該部材表面に引抜き
方向に延設した対向した一対の鈎状突起11a、11b
を持つアルミ引抜き形材又は押し出し形材で構成され、
相対向する前記鈎状突起11a、11bの中央基部に支
柱への繋止用ポップリベット13の挿入用穴14が支柱
間隔と同間隔に設けてある。横桟状形材12も、コの字
状断面形状よりなるアルミ引抜き形材又は押し出し形材
で構成され、該横桟状形材12の高さを前記帯板状形材
の整列間隔より大なる高さに設定し、更に該部材の両縁
には前記鈎状突起に嵌合する嵌合部位12aを設け、帯
板状形材11の鈎状突起11a、11bに嵌合スライド
可能の構造にしてある。上記複合構造器材10を所定数
用意し、図2の側面図に示すようにフェンスの支柱50
に複数の帯板状形材11を水平に延設させるとともに、
上下に隣接する帯板状形材11の隙間間隔が縦方向に8
mm以下の隙間間隔Yになるように水平状に整列繋止さ
せ、支柱50間の境界形成部位52に整列集合体を形成
させ、図4に示すフェンス用パネルを形成するようにし
てある。上記隙間間隔Yは子供の足掛かり防止のために
は法規上8mm以下にする規制がある。
【0011】上記複合構造器材10は、その表面に鈎状
突起11a、11bを延設した帯板状形材11と、横桟
状形材12との嵌合により、重ね合わせ接合を形成し剛
性の高い構造器材を形成するようにしてある。このよう
な高剛性の複合構造器材の集合体である本発明のフェン
ス用パネル部材は、強度、安全性の点で高い機能を持
つ。また、上記集合体は、8mm以下の隙間間隔Yを置
いた整列集合体で形成するようにして、風通し機能の確
保と視界の隠蔽性機能の確保を可能にするとともに、デ
ザイン性の面からも高層住宅のフェンスにマッチした構
成にしてある。
【0012】また、前記複合構造器材10は、帯板状形
材11と横桟状形材12の二つの異種横桟状部材の組合
せ構成にしてあるため、該部材に個別の色付けをするこ
とにより、特異なデザイン的表現が自由に選択できる。
また、上記色付けにより、例えば危険防止のための表示
機能を持たせることができる。
【0013】なお、前記帯板状形材11を予め挿入用穴
14を介して繋止用ポップリベット13で支柱に繋止し
た後、その繋止部位を隠蔽するようにして、横桟状形材
12を嵌合して重ね合わせ接合を形成してあるため、繋
止部の解除は困難で、安全性は高い。
【0014】また、図3に示すように、前記帯板状引抜
き抜き形材20において、鈎状突起11a、11bをそ
の上縁に延設する構成、言い換えれば横桟状形材12上
面と前記帯板状形材の上縁部20aが面一になるよう設
けられているとし、横桟状スライド引抜き形材又は押し
出し形材12を前記帯板状引抜き形材又は押し出し形材
20の上縁に嵌合させて重ね合わせ接合を形成させ、雨
水の溜り防止可能の構造にしても良い。
【0015】
【発明の効果】上記構成により、従来のフェンス用パネ
ル材には見られない、デザイン的機能を持つとともに、
視界に対する適度の隠蔽機能、通風性能、安全性能等の
多機能を持つパネルを提供できる。また、構造はコンパ
クトで現場組立口数は僅少で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフェンス用多機能パネル部材の概略
の構成を示す要部破断斜視図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1に示す複合構造器部材の別の実施例によ
り形成された一部整列状況を示す側面図である。
【図4】 図1の正面図である。
【符号の説明】
10 複合構造器材 11、20 帯板状形材 11a、11b 鈎状突起 12 横桟状形材 13 ポップリベット 14 挿入用穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニー手摺りや、廊下・屋上・外構
    え等のフェンスの手摺りと垂直に立設する支柱間の境界
    形成部位に設けたフェンス用多機能パネル部材におい
    て、 前記垂直に立設する支柱間に8ミリ以下の隙間間隔を持
    つ整列間隔で水平状に平行に整列繋止させて、複数の平
    行帯板状形材からなるフェンス用パネルを形成するとと
    もに、前記帯板状形材夫々の表面に鈎状突起を設け、 該鈎状突起を介して、前記帯板状形材夫々に水平方向に
    延設する断面コの字状の横桟状形材を嵌合固設したこと
    を特徴としたフェンス用多機能パネル部材。
  2. 【請求項2】 前記帯板状形材は、その上縁部位に前記
    鈎状突起を設ける構成とし、該突起に嵌合する横桟状形
    材上面と前記帯板状形材の上縁部が面一になるよう設け
    られている請求項1記載のフェンス用多機能パネル部
    材。
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