JP2559366Y2 - 建築物の組立構造 - Google Patents

建築物の組立構造

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JP2559366Y2
JP2559366Y2 JP6376392U JP6376392U JP2559366Y2 JP 2559366 Y2 JP2559366 Y2 JP 2559366Y2 JP 6376392 U JP6376392 U JP 6376392U JP 6376392 U JP6376392 U JP 6376392U JP 2559366 Y2 JP2559366 Y2 JP 2559366Y2
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芳久 奥田
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奥田木材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、バンガロー、ヒュッ
テ、屋外トイレ等の小型家屋として使用することのでき
る新規な構造の建築物の組立構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の建築物は、外観の概略形
状が通常、立方体形状、直方体形状、四角柱以上の多角
柱形状等と各種のものとしている。
【0003】ところで、これら建築物の建築材として用
いられる柱材には、四角柱形状の木材やH形鋼等の各種
形鋼よりなる鉄骨材を使用している。そして、この種の
建築物は、前記柱材の他に、床板、枠材、壁板などの建
築材を釘等の連結金具で連結して組み立てている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の建築物は、
建築材として用いられる柱材に四角柱形状の木材やH形
鋼等の鉄骨材を使用しているため、建築物の外観の概略
形状が立方体形状や直方体形状である場合には、柱材か
ら壁材を直角方向に張り出せばよいので、柱材の角に添
って壁材を取り付ければよく、柱材への壁材の取り付け
は比較的簡単である。
【0005】しかしながら、建築物の外観の概略形状が
四角柱以上の多角柱形状である場合には、柱材からの壁
材の張り出し角度は直角より大きい角度になるので、そ
の角度合わせが面倒で、柱材への壁材の取り付けは非常
に困難であるという課題を有していた。
【0006】また、上記従来の建築物の組立には、特に
鉄骨材を使用したものでは連結金具の使用量が多いので
組み立てが困難であり、そのため分解性が悪いという課
題を有していた。
【0007】そこで、この考案の建築物の組立構造は、
建築物の外観の概略形状を等角六角柱形状(断面が等角
六角形)または等角六角柱形状を二以上並べた形状とす
る場合に、上記従来の課題を解決することを目的として
なされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案の建
築物の組立構造は、断面を正六角形とし、任意の一側面
1aの両隣の側面1a、1aにそれぞれ溝付縦枠2を固
着させてなる柱1を、等角六角形状とした床板4の各頂
点近辺に立設し、この床板4の全部又は一部の辺の縁部
において、前記溝付縦枠2のそれぞれ向かい合う溝2
a、2aに壁板5を嵌め込むことにより、壁面が立設さ
れるようにしている。
【0009】そして、等角六角形状とし、適宜の辺を連
結用辺4aとした床板4を、隣り合う床板4、4の連結
用辺4a、4aが平行に向かい合うようにして、二以上
設置し、各床板4において、前記連結用辺4aの両端に
ある頂点を除く各頂点近辺に、断面を正六角形とし、任
意の一側面1aの両隣の側面1a、1aにそれぞれ溝付
縦枠2を固着させてなる柱1を立設し、前記連結用辺4
aの両端にある頂点近辺に、断面を正六角形とし、任意
の一側面3a及びこの一側面3aから二つ目の側面3a
と三つ目の側面3aとの角部にそれぞれ溝付縦枠2を固
着させてなる連結部用柱3を立設し、さらに、各床板4
の前記連結用辺4aを除く全部又は一部の辺の縁部にお
いて、前記溝付縦枠2のそれぞれ向かい合う溝2a、2
aに壁板5を嵌め込むと共に、前記隣り合う床板4、4
の向かい合う各連結部用柱3のそれぞれの溝2a、2a
に連結部用壁板11を嵌め込むことにより、壁面が立設
されるようにしてもよい。
【0010】
【作用】この考案の建築物の組立構造は、建築物の外観
の概略形状を等角六角柱形状または等角六角柱形状を二
以上並べた形状とする場合に、柱材に取り付ける壁材の
角度合わせを容易に行うことができる。また、柱材の側
面に固着した溝付縦枠2に壁板5や連結部用壁板11
嵌め込むだけで壁面を構成することができるので、釘等
の連結金具の使用量が少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の建築物の組立構造の構成
を、実施例として示した図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0012】図1は、この考案の組立構造による建築物
の外観を示す斜視図であり、図2は、その建築物の骨組
みを示す斜視図、図3はその水平方向の断面を示す説明
図である。
【0013】この考案の建築物の組立構造は、断面を正
六角形とし、任意の一側面1aの両隣の側面1a、1a
にそれぞれ溝付縦枠2を固着させてなる柱1を、等角六
角形状とした床板4の各頂点近辺に立設し、この床板4
の全部又は一部の辺の縁部において、前記溝付縦枠2の
それぞれ向かい合う溝2a、2aに壁板5を嵌め込むこ
とにより、壁面が立設されるようにしたものである。
【0014】この実施例では、床板4のドア6を取り付
ける辺以外の辺の縁部において、窓7を取り付ける部分
を除き、図4に示したように、前記溝2a、2aの下端
から上端まで次々に横長の壁板5を嵌め込んで壁面を構
成している。
【0015】前記柱1では、2つの壁板5は、図5に示
したように120°の角度を有しており、この柱1を
板4の各頂点近辺に立設することにより、一棟の建築物
を構築することができる。
【0016】また、二棟続きの建築物を構成するには、
図6に示したように、等角六角形状とし、適宜の辺を連
結用辺4aとした床板4を、隣り合う床板4、4の連結
用辺4a、4aが平行に向かい合うようにして、二つ設
置し、各床板4において、前記連結用辺4aの両端にあ
る頂点を除く各頂点近辺に、断面を正六角形とし、任意
の一側面1aの両隣の側面1a、1aにそれぞれ溝付縦
枠2を固着させてなる柱1を立設し、前記連結用辺4a
の両端にある頂点近辺に、断面を正六角形とし、任意の
一側面3a及びこの一側面3aから二つ目の側面3aと
三つ目の側面3aとの角部にそれぞれ溝付縦枠2を固着
させてなる連結部用柱3を立設し、さらに、各床板4の
前記連結用辺4aを除く全部又は一部の辺の縁部におい
て、前記 溝付縦枠2のそれぞれ向かい合う溝2a、2a
に壁板5を嵌め込むと共に、前記隣り合う床板4、4の
向かい合う各連結部用柱3のそれぞれの溝2a、2aに
連結部用壁板11を嵌め込むことにより、壁面が立設さ
れるようにする。そして、前記隣り合う床板4、4の間
において、連結用床板12を各連結用辺4aに接続する
ことにより設置する。
【0017】前記連結部用柱3では、壁板5と連結部用
壁板11は、図7に示したように150°の角度を有し
ている。
【0018】なお、前記連結用床板12を接続する連結
用辺4aは、図示した以外の辺とすることもでき、ま
た、三棟続き以上の建築物を構成するには、床板4が複
数の連結用辺4aを有するようにすればよい。
【0019】前記柱1や連結部用柱3を、床板4の各頂
点近辺に立設するには、柱1や連結部用柱3の下端にボ
ルトを取り付けておき、任意の基台上に設置された床板
4の各頂点近辺に設けたボルト穴にこのボルトを貫通さ
せナットで固着することにより行う。なお、これらの柱
や連結部用柱3において、図2、に示したように、
隣合う柱の上部間、または下端間にはぞれぞれ溝付横枠
10を設けてもよい。
【0020】そして、建築物の入口となる位置の溝付縦
枠2のそれぞれ向かい合う溝2a、2aにドア6、6や
窓7、7を回動自在に取り付けたり、図2に示したよう
に、前記柱1の上端間に複数本の梁材8を掛け渡し、こ
れら梁材8に屋根9を取り付けて、建築物を完成させ
る。
【0021】
【考案の効果】この考案の建築物の組立構造は、以上に
述べたように構成されており、したがって建築物の外観
の概略形状を等角六角柱形状または等角六角柱形状を二
以上並べた形状とする場合には、柱材に取り付ける壁材
の角度合わせを容易に行うことができ、柱材への壁材の
取り付けが非常に簡単になる。また、柱材の側面に固着
した溝付縦枠2に壁板5や連結部用壁板11を嵌め込む
だけで壁面を構成することができるので、釘等の連結金
具の使用量が少なくなり、組み立てが簡単であり、その
ため分解性も良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の組立構造による建築物の外観を示す
斜視図である。
【図2】この考案の組立構造による建築物の骨組みを示
す斜視図である。
【図3】この考案の組立構造による建築物の組立構造の
一実施例を示す説明図である。
【図4】この考案の建築物の組立構造における柱に固着
させた溝付縦枠のそれぞれ向かい合う溝に横長の壁板を
嵌め込んで壁面を構成した状態を示す縦断面図である。
【図5】この考案の建築物の組立構造における柱の溝付
縦枠の溝に壁板を嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図6】この考案の建築物の組立構造の他実施例を示す
説明図である。
【図7】この考案の建築物の組立構造における連結部用
柱の溝付縦枠の溝に壁板と連結部用壁板を嵌め込んだ状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 柱 1a 側面 2 溝付縦枠 2a 溝 3 連結部用柱 3a 側面 4 床板4a 連結用辺 5 壁板11 連結部用壁板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面を正六角形とし、任意の一側面(1
    a)の両隣の側面(1a)(1a)にそれぞれ溝付縦枠
    (2)を固着させてなる柱(1)を、等角六角形状とし
    た床板(4)の各頂点近辺に立設し、この床板(4)の
    全部又は一部の辺の縁部において、前記溝付縦枠(2)
    のそれぞれ向かい合う溝(2a)(2a)に壁板(5)
    を嵌め込むことにより、壁面が立設されるようにしたこ
    とを特徴とする建築物の組立構造。
  2. 【請求項2】 等角六角形状とし、適宜の辺を連結用辺
    (4a)とした床板(4)を、隣り合う床板(4)
    (4)の連結用辺(4a)(4a)が平行に向かい合う
    ようにして、二以上設置し、各床板(4)において、前
    記連結用辺(4a)の両端にある頂点を除く各頂点近辺
    に、断面を正六角形とし、任意の一側面(1a)の両隣
    の側面(1a)(1a)にそれぞれ溝付縦枠(2)を固
    着させてなる柱(1)を立設し、前記連結用辺(4a)
    の両端にある頂点近辺に、断面を正六角形とし、任意の
    一側面(3a)及びこの一側面(3a)から二つ目の側
    面(3a)と三つ目の側面(3a)との角部にそれぞれ
    溝付縦枠(2)を固着させてなる連結部用柱(3)を立
    設し、さらに、各床板(4)の前記連結用辺(4a)を
    除く全部又は一部の辺の縁部において、前記溝付縦枠
    (2)のそれぞれ向かい合う溝(2a)(2a)に壁板
    (5)を嵌め込むと共に、前記隣り合う床板(4)
    (4)の向かい合う各連結部用柱(3)のそれぞれの溝
    (2a)(2a)に連結部用壁板(11)を嵌め込むこ
    とにより、壁面が立設されるようにしたことを特徴とす
    る建築物の組立構造。
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