JP3375658B2 - 並列計算機およびそのためのネットワーク - Google Patents

並列計算機およびそのためのネットワーク

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JP3375658B2
JP3375658B2 JP06306592A JP6306592A JP3375658B2 JP 3375658 B2 JP3375658 B2 JP 3375658B2 JP 06306592 A JP06306592 A JP 06306592A JP 6306592 A JP6306592 A JP 6306592A JP 3375658 B2 JP3375658 B2 JP 3375658B2
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順二 中越
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は並列計算機の各プロセッ
サから出力される同期信号の論理演算を高速に行いうる
並列計算機およびそれに用いるネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機を用いて何らかの物理現象を数値
的に解くとき、まずその物理現象を支配する偏微分方程
式を適当に離散化して近似する。そして、初期条件、境
界条件を与えて得られる連立1次方程式を反復解法を用
いて求解する手法が一般によく用いられる。反復解法で
は、求解、求解値の収束誤差検出、収束判定の手続きか
らなる演算処理を、収束誤差が誤差の許容範囲を満たす
まで繰り返す。
【0003】並列計算機では、上記演算処理を各プロセ
ッサに分散して並列に実行し、各プロセッサでの演算処
理の終了後、全プロセッサの収束判定結果から再度演算
処理を繰り返すか否かを決定する。全プロセッサが収束
しているときにはそこで完了し、1つでも収束していな
いプロセッサが存在する場合には再度演算処理を繰り返
す。したがって並列計算機では、全プロセッサの演算処
理が終了していることを判定する終了判定機能と、全プ
ロセッサの演算処理が終了した時点で各プロセッサの生
成した収束判定結果から全体の収束判定を行ない、全プ
ロセッサに結果を通知する収束判定機能が必要である。
【0004】上記終了判定機能と収束判定機能を実現す
る従来技術としては、星野 力:「PAXコンピュー
タ」、pp52−60、pp85−86(オーム社)に
記載の方式が挙げられる。この方式では、全てのプロセ
ッサをプロセッサ間のメッセージ転送用信号線とは別に
設けられたオープンコレクタバスに接続する。そして、
各プロセッサは同期コードを該バスに出力し、全プロセ
ッサが同一の同期コードを出力していることを確認する
ことによって同期を取る。これによって、上記終了判定
機能を実現している。また同様に、各プロセッサが収束
判定結果を該バスに出力し、該バス上で生成した論理積
の結果を全プロセッサが確認することによって上記収束
判定機能を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術に記され
た方式は、オープンコレクタバス上のワイヤード論理機
能を用いたものである。そのため、この従来方式を大規
模なシステムに適用した場合、バスの負荷容量が大きく
なり遅延時間もそれにつれて大きくなるという問題があ
る。
【0006】また全プロセッサをいくつかのグループに
分割し、それぞれに異なったユーザジョブを割当てて実
行する運用形態、所謂マルチジョブ環境を実現しようと
する場合、上記終了判定あるいは収束判定のための同期
コードを送る信号線としては、上記プロセッサの分割数
分のビット幅を持つバスが必要になる。
【0007】本発明の目的は、各プロセッサからの同期
信号に高速に論理演算を行い、結果を各プロセッサに転
送することのできるネットワークを提供することであ
る。
【0008】本発明の他の目的は、プロセッサを群に分
けたときに、それぞれの群内で上記論理演算を行いうる
ネットワークを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の並列計算機は、複数のプロセッサと、該複
数のプロセッサ間で複数のメッセージを転送するスイッ
チ回路と、該複数のプロセッサからそれぞれ出力される
複数の特定信号に所定の処理を施し、その処理結果を該
複数のプロセッサに並列に出力する信号処理回路を有
し、該スイッチ回路はそれぞれ複数の入力端と複数の出
力端を有し、それぞれ、複数の入力端から入力された複
数のメッセージを並行に複数の出力端に転送する複数の
部分スイッチ回路からなり、該複数の部分スイッチ回路
は、いずれかの複数のプロセッサから送出された複数の
メッセージをそれぞれのメッセージにより決まる他の複
数のプロセッサに転送するように、互いにおよび該複数
のプロセッサに接続され、該信号処理回路は、それぞれ
該複数の部分スイッチ回路の一つに対応して設けられた
複数の部分処理回路からなり、各部分処理回路は、それ
ぞれ対応するスイッチ回路の複数の入力端に対応して設
けられた複数の入力端から入力される複数の特定信号に
該所定の処理を施し、その結果を特定信号として、その
対応するスイッチ回路の複数の出力端に対応して設けら
れた複数の出力端に並行して出力するものであり、該複
数の部分処理回路は、それぞれに対応する複数の部分ス
イッチ回路相互の接続関係と同じ接続関係で相互に接続
され、さらに該複数の部分処理回路と該複数のプロセッ
サとの接続関係と同じ接続関係で該複数のプロセッサに
接続されている。
【0010】本発明のより望ましい態様では、該複数の
プロセッサは、複数のプロセッサ群からなり、各部分処
理回路は、その中の複数の入力端から入力された特定信
号の内、同じプロセッサ群から出力された特定信号また
はそれらの特定信号を処理して得られた特定信号以外の
信号をマスクするためのマスク回路を有する。
【0011】
【作用】複数の部分信号処理回路により複数のプロセッ
サから出力される複数の特定の信号に対する処理を分散
して行うことができ、かつ、その結果をすべてのプロセ
ッサに並列に転送することが出来る。従って、従来技術
で生じた遅延時間の問題も生じない。また、上に述べた
マスク回路を使用して、複数のプロセッサをグループに
分け、それぞれのグループ内の複数のプロセッサで発生
される複数の特定信号を他のグループで発生される特定
信号ときりはなして処理できる。
【0012】
【実施例】
(第1の実施例)図1は第1の実施例における並列計算
機の構成を示したものである。本実施例では複数のプロ
セッサ(以下、PEと呼ぶ)例えば100、801、8
02、803が複数のX方向の相互接続スイッチ例えば
300、301と複数のY方向の相互接続スイッチ例え
ば400、401で相互に接続された並列計算機を示
す。各PEはそれぞれに対応して設けられた中継スイッ
チ例えば200、300、600又は700を介してそ
れぞれ一つの相互接続スイッチと一つのY方向クロスバ
スイッチに接続されている。このように複数の相互接続
スイッチと中継スイッチを用いて構成したネットワーク
自体は公知である。例えば、特開平01−131950
参照。より詳しく述べると、この種のネットワークは、
2次元空間の格子点の一つのアドレスを各PEに割りあ
てる。各X方向相互接続スイッチは、y座標値がある値
を有し、x座標値が相互に異なるプロセット群を相互に
接続する。同様に各Y方向相互接続スイッチはx座標値
がある値を有し、y座標値が互いに異なるプロセッサ群
を相互に接続する。勿論、ネットワークを3次元以上の
空間に対応させることもできる。
【0013】図1において、100、801、802、
803は並列計算機を構成する一部プロセッサPE(1
1)、PE(1n)、PE(n1)、PE(nn)を表
わす。内部の構成は同一である。CPU110はプログ
ラムを実行する。メモリ120はプログラム、データを
保持する。同期制御レジスタ群140は、4個のレジス
タ141、142、143、144より構成され、終了
判定、収束判定に用いられる。メッセージレジスタ群1
30は、2個のレジスタ131、132より構成され、
プロセッサ間のメッセージの送受信に用いられる。バス
150はCPU110、メモリ120およびレジスタ1
41、142、143、144、131、132間のデ
ータ転送に用いられる信号線である。
【0014】200、500、600、700は、対応
する一つのX方向相互接続スイッチと一つのY方向相互
接続スイッチとプロセッサとを結合する一部の中継スイ
ッチEX(11)、EX(1n)、EX(n1)、EX
(nn)を表わす。内部の構成は同一である。各中継ス
イッチは3ビットのルーティング制御レジスタRTR
(1〜3)210、同期信号中継スイッチ220、メッ
セージ中継スイッチ230から成る。メッセージ中継ス
イッチ230は、対応するプロセッサ例えばPE(1
1)、X方向のクロスバスイッチ例えばXXB(1)3
00、Y方向のクロスバスイッチYX例えばB(1)4
00から送られるメッセージをスイッチングして、適当
な転送先に送出する。同期信号中継スイッチ220は、
同様に終了判定、収束判定に関連した信号線をルーティ
ング制御レジスタ(RTR)210の制御に従ってスイ
ッチングし、適当な転送先に送出する。ルーティング制
御レジスタRTR(1〜3)210は、同期信号線の転
送順序の制御、および放送メッセージを全てのプロセッ
サに放送するための転送順序の制御を行なう。ルーティ
ング制御レジスタRTR(1〜3)210の値はプログ
ラムの実行開始前にあらかじめサービスプロセッサ等に
よって適当な値が設定される。
【0015】300、301は一部のX方向の相互接続
スイッチXXB(1)、XXB(n)を表わす。内部の
構成は同一である。各X方向相互接続スイッチはそのス
イッチの一つの入出力信号線対対応に設けられた同一構
成のスイッチユニット301、…320からなる。各ス
イッチユニット例えば310は、その相互接続スイッチ
に接続されている全中継スイッチから送られるメッセー
ジから1つを選択するセレクタ314と本発明で特徴的
な判定器311から成る。判定器311はその相互接続
スイッチに接続されている全ての中継スイッチから送ら
れてくる同期信号に基づいてそれぞれ終了判定するAN
D回路312と、収束判定するAND回路313より構
成される。なお、各セレクタ314を制御する回路は簡
単化のために図示していない。
【0016】400、401は一部のY方向の相互接続
スイッチYXB(1)、YXB(n)を表わす。内部の
構成は互いに同一である。各Y方向相互接続スイッチ
は、X方向相互接続スイッチと同一の構成を有する。す
なわち、そのスイッチに接続されている中継スイッチ対
応に設けられた同一構成のスイッチユニット410,…
420からなる。各スイッチユニットは、その相互接続
スイッチに接続されている全中継スイッチから送られる
メッセージから1つを選択するセレクタ414と本発明
に特徴的な判定器411から成る。セレクタ414の制
御回路は簡単化のために図示していない。判定器411
は終了判定するために論理積を生成するAND回路41
2と、収束判定するために論理積を生成するAND回路
413より構成される。
【0017】各X方向相互接続スイッチの各入力信号線
が、全てのスイッチユニット310,…320のセレク
タ314に接続されているので、これらのセレクタはク
ロスバスイッチを構成している。
【0018】このように、各X方向相互接続スイッチを
構成するセレクタの各々に対応して設けた判定器311
を有する点が本実施例の特徴である。
【0019】同様に各Y方向相互接続スイッチ400又
は401もクロスバスイッチを構成するセレクタの各々
に対応して設けた判定器411を有する本実施例の特徴
である。
【0020】さらに、本実施例では、同期信号のの転送
のための、複数の相互結合スイッチの相互の接続関係お
よびそれらとプロセッサとの接続関係は、メッセージの
転送のための、複数の相互結合スイッチの相互の接続関
係およびそれらとプロセッサとの接続関係と同じであ
る。
【0021】この実施例における並列計算機では、プロ
セッサ間の通常の一対一メッセージは以下の手順で転送
される。即ち図1において、転送元のプロセッサ例えば
PE(11)のCPU110は転送先プロセッサ、例え
ばPE(nn)の番号を有するメッセージを、バス15
0を介してメッセージレジスタ群130中のレジスタ1
31にセットする。この転送先プロセッサの番号にはそ
のプロセッサに割り当てられた、二次元空間内の格子点
の座標が用いられる。メッセージは信号線131Aを介
して中継スイッチEX(11)200のメッセージ中継
スイッチ230に送られる。
【0022】図3は中継スイッチEX(11)200内
のルーティング制御レジスタRTR210の各ビットと
メッセージ中継スイッチ230において制御される出力
信号線の関係、および各ビットRTR(1〜3)の値と
出力信号線に出力する入力信号線の関係を示したもので
ある。ビットRTR(1)は出力信号線231A、RT
R(2)は出力信号線232A、RTR(3)は出力信
号線233Aをそれぞれ制御する。RTR(1)が値0
のとき出力信号線231Aには入力信号線314Aが、
値1のとき入力信号線414Aが選択されて出力され
る。RTR(2)、(3)も図示した通りである。本実
施例ではルーティング制御レジスタRTR(1〜3)に
はそれぞれ値1、0、1が予めセットされているものと
仮定する。すなわち、PE(11)から線131Aに送
出されたメッセージは線232Aを介してX方向相互接
続スイッチ300に転送され、一方、この相互接続スイ
ッチ300から線314Aに送出されたメッセージは線
233Aを介してY方向相互接続スイッチ400に転送
され、また、このスイッチ400から線414Aに転送
されたメッセージは線231Aを介してPE(11)に
転送されるようになっている。
【0023】図1をに戻り、本実施例ではメッセージ中
継スイッチ230ではPE(11)から送出されたメッ
セージをY方向の相互接続スイッチYXB(1)400
にメッセージを転送する。
【0024】メッセージは信号線232A、或いは23
3A各を介して相互接続スイッチXXB(1)内の全て
のスイッチユニット310ないし320に送られる。そ
してメッセージに付加されている転送先プロセッサ番号
で示されるプロセッサが接続されているY方向相互接続
スイッチ(今の例ではYXB(n))に接続された中継
スイッチ(今の例ではEX(1n))に対応して設けら
れたスイッチユニット(今の例では320)内の制御回
路(図示せず)が、このメッセージ内の転送先プロセッ
サ番号に基づき、そのスイッチユニット内の、セレクタ
314でこのメッセージを選択させ、その出力信号線
(今の例では324A)を介して対応する中継スイッチ
(今の例では500)に送る。
【0025】中継スイッチ500ではこのメッセージを
さらにY方向相互接続スイッチ401に転送する。
【0026】このメッセージとは、このY方向相互接続
スイッチYXB(n)内の全てのスイッチユニット41
0に送られ、転送先プロセッサ番号のY座標と同じY座
標を有するプロセッサに接続された中継スイッチ(今の
例ではEX(nn))に対応するスイッチユニット41
0内のセレクタで選択され、この中継スイッチEX(n
n)を介してプロセッサPE(nn)に転送される。
【0027】このようにして最短経路で転送先プロセッ
サにメッセージが転送される。
【0028】本発明はメッセージの放送と類似している
ため、終了判定方法、収束判定方法を説明する前に、メ
ッセージの放送方法について説明する。
【0029】全プロセッサへのメッセージの放送は次の
ようにして行なわれる。送信元プロセッサ例えばPE
(11)100から送出された放送メッセージは、線1
31Aを介して中継スイッチEX(11)200のメッ
セージ中継スイッチ230に送られ、出力信号線232
Aに出力され、Y方向の相互接続スイッチXXB(1)
300に送られる。
【0030】相互接続スイッチXXB(1)300で
は、メッセージはスイッチユニット310ないし320
に送られる。そして各スイッチユニットに設けられた制
御回路(図示せず)が放送メッセージであることを認識
すると、そのスイッチユニットのセレクタ314がその
放送メッセージを選択する。その結果、全てのスイッチ
回路のセレクタがこのメッセージを選択し、信号線31
4Aないし324Aを介して、中継スイッチEX(1
1)200ないしEX(1n)500に転送する。
【0031】それらの中継スイッチ内のメッセージ中継
スイッチ230ではこの放送メッセージを、ルーティン
グ制御レジスタRTR(3)の制御に従い、信号線23
2Aに出力する。他の中継スイッチでも同様の動作を行
なう。この結果、全てのY方向相互接続スイッチYXB
(1)400〜YXB(n)401にこの放送メッセー
ジが送られる。
【0032】メッセージが転送されたY方向の各相互接
続スイッチYXB(1)400でも、横方向の相互接続
スイッチXXB(1)300と同様の動作によって、全
てのスイッチユニットのセレクタ314でその放送メッ
セージが選択され、信号線414Aないし424Aを介
して、中継スイッチEX(11)200ないしEX(n
1)600に転送される。他の縦方向の相互接続スイッ
チにでも同様の動作が行なう。
【0033】メッセージ中継スイッチ200では、ルー
ティング制御レジスタRTR(1)の制御に従い、信号
線414Aから送られてきたメッセージを信号線231
Aを介してPE(11)に送るに出力する。他の中継ス
イッチでも同様の動作を行なう。
【0034】プロセッサPE(11)100では信号線
231Aによって送られてきたメッセージがレジスタ1
32にセットされ、バス150を介してメモリ120に
書き込まれる。全てのプロセッサでメッセージがメモリ
に書き込まれることにより、送信元のプロセッサも含
め、全プロセッサに同一のメッセージが放送できる。
【0035】以上でメッセージの送信動作の説明を終え
る。
【0036】図2は、並列計算機を用いて数値計算を行
なう場合の典型的な処理手順の概要を示したものであ
る。各プロセッサ(図中のPE(11)、PE(1
n)、PE(n1)、PE(nn))はそれぞれ独立し
て演算処理を実行する。即ち、連立1次方程式の近似解
を求め(求解・・・1)、前回の演算処理で得た近似解
と今回の演算処理で得た近似解の比較を行なう(収束誤
差検出・・・2)。そして、比較によって得られた近似
解の比較結果の全てが予め定められた収束判定誤差の範
囲に収まっているか否か収束判定する(PE内収束判定
・・・3)。プロセッサ内で収束判定を行なった後、全
プロセッサでの演算処理の完了を待つ(終了判定・・・
4)。そして演算処理が完了した後、全体の収束判定
(全PE収束判定・・・5)を行ない、再度演算処理を
繰り返すか否か決定する。図中の1、2、3はプログラ
ムで実行されるソフトウェア処理、4、5はプロセッサ
の専用ハードウェアで実行されるハードウェア処理であ
る。
【0037】次に以上の処理のうち、終了判定、全PE
収束判定を行なう手順を図1を用いて説明する。
【0038】各PEではCPU110が、メモリ120
からバス150を介してデータを読みだして計算を行な
い近似解を求解する。その結果と同じくメモリ120に
格納されている前回の演算処理において求めた近似解を
比較し収束誤差を求めた後、結果が許容できる収束誤差
の範囲内か否か収束判定する。収束判定が終了すると演
算処理が完了し、CPU110はバス150を介して同
期出力レジスタ141に演算処理が完了したことを示す
演算完了信号として値1をセットする。それと同時に、
収束判定した結果すべてのデータが収束誤差の範囲内な
らば、同様にバス150を介して収束結果出力レジスタ
143に収束結果信号として値1を、そうでなければ0
をセットする。それ以降、CPU110は同期入力レジ
スタ142を監視し、それが値1になるのを待つ。同期
出力レジスタ141および収束結果出力レジスタ143
の値は、それぞれ信号線141A、信号線143Aを介
して中継スイッチEX(11)100に送られる。他の
プロセッサも同様である。
【0039】以上の処理のうち終了判定、全PE収束判
定を行なう手順の概要を図7を用いて説明する。
【0040】図7はプロセッサPE(11)〜PE(n
n)から出力された終了判定信号、全PE収束判定信号
を行なうための信号(図では1本にまとめてある)が、
放送メッセージと同じように中継スイッチ、EX(1
1)〜相互結合スイッチ内を伝わる様子を示している。
プロセッサPE(11)から出力された信号線は中継ス
イッチEX(11)を介して横方向の相互結合スイッチ
XXB(1)に送られる。相互結合スイッチXXB
(1)では、プロセッサPE(11)〜PE(1n)か
ら送られる信号線の論理積が判定器311内のAND回
路によって取られ、プロセッサPE(11)〜PE(1
n)の終了判定、収束判定が行なわれる。その結果を図
示したよう中継スイッチEX(11)〜EX(1n)に
並列に転送する。さらに中継スイッチEX(11)〜E
X(1n)では、その情報をY方向の相互結合スイッチ
に送るように中継する。他のY方向の相互結合スイッチ
でも同様に、X方向に接続されたプロセッサの終了判
定、収束判定を行なっている。Y方向の相互結合スイッ
チYXB(1)では、中継スイッチEX(11)〜EX
(n1)から送られるX方向に並べられたプロセッサの
終了判定、収束判定の結果を入力とし、論理積が各判定
器411内のAND回路によって取られ、全プロセッサ
の終了判定、収束判定が行なわれる。その結果を中継ス
イッチEX(11)〜EX(n1)に並列に転送する。
他のY方向の相互結合スイッチも同様の動作を行なう。
EX(11)及び全ての中継スイッチでその結果をプロ
セッサに転送することによって、全てのプロセッサが同
時に全プロセッサの終了判定、収束判定の結果を知るこ
とができる。
【0041】次に図1を用いて詳細な動作を説明する。
【0042】図4(a)は同期信号中継スイッチ220
の構成を示し、(b)はルーティング制御レジスタRT
R(1〜3)210による制御を示したものである。2
21、222、223、224、225、226はそれ
ぞれ2入力のセレクタである。RTR(1)はセレクタ
221、222を制御し、RTR(2)はセレクタ22
3、224を、RTR(3)はセレクタ225、226
を制御する。RTR(1)が値0のとき、セレクタ22
1では入力信号線312A、セレクタ222では入力信
号線313Aが選択され、値1のときセレクタ221で
は入力信号線412Aが選択され、セレクタ222では
入力信号線413Aが選択されて出力される。RTR
(2)、RTR(3)も同様で、図示した通りである。
【0043】既に記述した通り、本実施例では、ルーテ
ィング制御レジスタRTR(1〜3)210にあらかじ
め値1、0、1が設定されていると仮定している。従っ
て、PE(11)から信号線141A、143Aを介し
て送られた演算終了信号と収束結果信号は、RTR
(2)に設定された値0により図3に示した制御に従
い、セレクタ223、224で選択され、それぞれ信号
線223A、224Aを介してX方向の相互結合スイッ
チXXB(1)に送られる。他の全ての中継スイッチも
同様である。
【0044】各中継スイッチから送られた二つの信号
は、いずれもその相互接続スイッチ内の全てのスイッチ
回路310,…320へ送られる。
【0045】PE(11)〜PE(1n)の全プロセッ
サで演算処理が完了している場合、同一のX方向相互ス
イッチ300に接続されたEX(11)〜EX(1n)
のセレクタ223(図4)から送られる値はすべて1と
なり、XXB(1)300内の全てのスイッチユニット
内のAND回路312で論理積が生成され、EX(1
1)〜EX(1n)に対して部分演算した後の演算完了
信号として値1が並列に出力される。またそのとき、P
E(11)〜PE(1n)の全プロセッサで演算処理が
収束している場合、EX(11)〜EX(1n)のセレ
クタ224から送られる収束結果信号がすべて1とな
り、XXB(1)300内の全てのスイッチユニット内
のAND回路313で論理積が生成されEX(11)〜
EX(1n)に対して部分演算した後の収束結果信号と
して値1が、すべてが1でない場合には値0が並列に出
力される。
【0046】EX(11)200では、信号線312
A、313Aを介してXXB(1)300から送られて
きた部分演算後の演算完了信号と収束結果信号は、RT
R(3)に設定されている値1により図4に示した制御
に従い、セレクタ225、226で選択され、それぞれ
信号225A、226Aを介してYXB(1)400に
送られる。他の全ての中継スイッチでも同様に動作す
る。
【0047】この相互接続スイッチ200でも、そこに
供給されたこれらの信号は、そのスイッチ200内の全
てのスイッチユニット310,…320に送られる。
【0048】セレクタ225から送られる演算完了信号
は横方向の一行全てのプロセッサの演算処理が完了して
いるか否かを示している。PE(11)〜PE(nn)
のすべてのプロセッサで演算処理が完了している場合、
EX(11)〜EX(n1)のセレクタ225から送ら
れる値がすべて1となり、YXB(1)400内のAN
D回路412で論理積が生成されEX(11)〜EX
(n1)に対して値1が並列に出力される。またそのと
き、横方向の一行全てのプロセッサで演算処理が収束し
ている場合、EX(11)〜EX(n1)のセレクタ2
26から送られる値がすべて1となり、YXB(1)4
00内のAND回路413で論理積が生成されEX(1
1)〜EX(n1)に対して値1、すべてが1でない場
合には値0が並列に出力される。他の全ての縦方向の相
互結合スイッチでも同様である。
【0049】EX(11)では、信号線412A、41
3Aを介してYXB(1)400から送られてきた情報
は、RTR(1)に設定されている値1により図3に示
した制御に従い、セレクタ221、222で選択され、
それぞれ信号線221A、222Aを介してPE(1
1)100に送られる。他の全ての中継スイッチでも同
様である。
【0050】全てのプロセッサの演算処理が完了する
と、EX(11)のセレクタ221から送られる値が1
になり同期入力レジスタ142に値1がセットされる。
同期入力レジスタ142をプログラムによって監視して
いたCPU110は同期入力レジスタ142が値1にな
ったことを認識すると、全プロセッサの収束判定結果を
見るために収束結果入力レジスタ144を読みだす。こ
のとき収束結果入力レジスタ144は、EX(11)2
00のセレクタ222から信号線222を介して送られ
る値によって、全てのプロセッサの演算処理結果が収束
している場合には値1が、そうでない場合には値0がセ
ットされている。したがって、収束結果入力レジスタ1
44を読みだすと、再度演算処理を繰り返すのか、ある
いは演算処理を終了するのかを瞬時に判断することがで
きる。再度演算処理を繰り返す場合、同期出力レジスタ
141、収束結果出力レジスタ142、同期入力レジス
タ143、収束結果入力レジスタ144を値0にクリア
した後、次の演算処理を開始する。以上のプロセッサで
の処理は、全てのプロセッサで行なわれる。
【0051】以上説明したように、全てのX方向の相互
結合スイッチにおいて、X方向の一行全てのプロセッサ
に関する演算完了信号および収束結果信号のそれぞれに
ついての論理積を生成し、次に全てのY方向の相互結合
スイッチにおいて、X方向の相互接続スイッチによって
生成された信号を用いてさらにY方向の論理積を生成
し、結果を各プロセッサに送る。これによって、全ての
プロセッサが同時に全プロセッサが出力する情報の論理
積を得ることが可能となる。
【0052】本発明では、信号線の特性の違いによる高
速化のみならず、終了判定、収束判定に用いる信号線
を、プロセッサ間のメッセージ転送のための信号線と同
一のトポロジとしたことによって、相互接続スイッチ内
のスイッチユニットを同一構成に、また全ての中継スイ
ッチを同一の構成で実現することが可能である。
【0053】(第2の実施例)第2の実施例は、プロセ
ッサを複数のグループに分割し、全プロセッサではなく
グループに属するプロセッサ群のみ用い、同様の計算を
行なうようにしたものである。
【0054】図8は、X方向、Y方向のプロセッサ数が
4台の場合について、3つのプロセッサのグループG
1,G2,G3に分割されている並列計算機を示す。
【0055】同一グループに属するプロセッサは、互い
に関連するプログラムを並列に実行する。異なるグルー
プでは、互いに独立なプログラムが実行される。このよ
うに、グループに分割された計算機の場合、終了判定、
全PE収束判定も同一グループに属するプロセッサ間で
行なう必要がある。
【0056】図5は第2の実施例における並列計算機の
構成を示したものである。図5は判定器311、411
の構成が異なる他、図1と同じ構成である。従って、相
違点である判定器311、411についてのみ説明す
る。
【0057】図6は、判定器311の内部の構成を示し
たものである。グループ分割制御レジスタ330は、そ
の判定器に接続されている周期信号中継スイッチ220
に接続されているPE(以下、これをそのスイッチは格
又はその判定器に対応するPEと呼ぶ)の所属するグル
ープに属するプロセッサを、自分のプロセッサを含め明
示するものである。即ち、グループ分割制御レジスタ3
30におけるビット1〜nは、それぞれPE(11)〜
PE(1n)に対応し、値1がセットされているプロセ
ッサがその判定器に対応するPEと同一グループに属し
ていることを示す。
【0058】インバータ340は、グループ分割制御レ
ジスタ330にセットされている値の否定を生成し、O
R回路350はインバータ340の出力と、信号線22
3Aないし523Aを介してEX(11)〜EX(1
n)のセレクタ223から送られる値の論理和を生成す
る回路である。AND回路312はOR回路350の出
力を図示したようにnビット単位で入力し、論理積を生
成する回路である。OR回路360はインバータ340
の出力と、信号線224Aないし524Aを介してEX
(11)〜EX(1n)のセレクタ224から送られる
値の論理和を生成する回路である。AND回路313は
OR回路360の出力を図示したようにnビット単位で
入力し、論理積を生成する回路である。これらのインバ
ータ340とオア回路350、360は、アンド回路3
12、313に入力する信号223A−523Aと22
4A−524Aを,レジスタ330の値によりマスクす
る回路を構成している。
【0059】グループ分割制御レジスタ330に値1が
セットされている、即ち同一グループに属していること
を示している場合には、インバータ340の出力は値0
となり、信号線223Aないし523Aを介してEX
(11)〜EX(1n)のセレクタ223から送られる
値がそのままOR回路350の出力に反映されることに
なる。また、値0がセットされている、即ち同一グルー
プに属していないことを示している場合には、インバー
タ340の出力は値1となり、OR回路350の出力は
必ず値1になる。これによって、同一グループに属して
いるプロセッサからの値のみを選択してAND回路31
2に入力し、論理積を生成することが可能となる。同様
に、同一グループに属しているプロセッサからの値のみ
を選択してAND回路313に入力し、論理積を生成す
ることが可能となる。
【0060】スイッチユニット320の判定器も同様
に、グループ分割制御レジスタはPE(1n)に対応
し、PE(1n)の所属するグループに属するプロセッ
サを、自分のプロセッサを含め明示する。
【0061】以上のX方向の相互結合スイッチXXB
(1)300内のグループ分割制御レジスタによって、
PE(11)〜PE(1n)を任意の複数のグループに
分割できる。
【0062】判定器411の内部の構成は判定器311
と同様であり、信号線223A、224A、523A、
524A、312A、313Aを、それぞれ信号線22
5A、226A、625A、626A、412A、41
3Aに置き換えたものである。これによって、同様に縦
方向の相互結合スイッチYXB(1)400内のグルー
プ分割制御レジスタによって、PE(11)〜PE(n
1)を任意の複数のグループに分割できる。
【0063】この結果、図9〜例示するように、他グル
ープから伝播される、点線で示した信号は無視される。
【0064】以上のように、各相互接続スイッチのスイ
ッチユニット内の判定器のグループ分割制御レジスタ
を、分割するグループに対応した適当な値にセットする
ことによって、XまたはY方向に並んだ1次元方向のプ
ロセッサを複数の任意のグループに分割し、グループに
属するプロセッサから出力される信号のみを選択して集
力判定、収束判定を行なうことができる。また、実施例
1で説明したルーティング制御レジスタRTR(1〜
3)に設定する値を適当な値とすることにより、それら
を組み合わせて2次元のプロセッサグループを構成する
ことも可能であることは自明である。
【0065】なお、プロセッサを複数の群に分け、それ
ぞれの群内で放送メッセージを転送することを可能にす
る発明を既に本出願人から出願した(特願平3−180
734)。そこでは、放送メッセージを中継スイッチで
中継するときの経路を指示するレジスタとして経路指示
ビットレジスタを使用する実施例を示した。この実施例
を用いて、上に示した本願の第2の実施例を、この部分
放送を実施するように変形することは容易である。その
際、先願に使用した経路指示ビットレジスタを本願の第
2実施例のルーティング制御レジスタと共通のレジスタ
で実現できる。
【0066】以上述べた二つの実施例では2次元構成の
場合について説明したが、次元の数がさらに多くなって
も、中継スイッチの構成をそれに合わせて構成すること
により、容易に実現が可能である。
【0067】さらに、各判定器で用いた、アンド回路の
代わりにオア回路を使用することもできる。この場合、
各プロセッサは、プログラムの実行完了をしたときおよ
び、その結果が収束していると判断したとき、それぞれ
値ゼロの信号を出力すればよい。
【0068】さらに、以上の二つの実施例を以下のよう
に変形して使用することも可能である。
【0069】例えば、全てのプロセッサのうちでいずれ
か一つのプロセッサの実行終了を検出するためには、各
プロセッサにより、それが実行終了したときに、実行終
了信号を出すようにした上で、以上の二つの実施例の判
定器内のアンドゲートをオアゲートすればよい。
【0070】さらに、応用プログラムによっては、全プ
ロセッサの演算処理が完了したとき、各プロセッサから
出力される値の論理和や排他論理、あるいは平均、最大
値、最小値等、を生成するケースが考えられる。それら
の場合には、以上の実施例内の全プロセッサが対応する
値を図中のレジスタ143にセットし、AND回路31
3、AND回路413の代わりに、入力された値から論
理和や排他論理、あるいは平均、最大値、最小値等を生
成するための相応の回路を設けることによって、レジス
タ144に全プロセッサから出力される値の論理和や排
他論理、あるいは平均、最大値、最小値等を求めること
できる。
【0071】
【発明の効果】本願発明によれば、大規模なシステムに
適用した場合でも、信号線の負荷容量が大きくならな
い、遅延時間の小さいシステムを実現できる。
【0072】また本願の他の発明によれば、プロセッサ
のグループ分割をした上で、各グループ内で同期信号の
ような信号の処理を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例における並列計算機の構成
を示す図。
【図2】並列計算機を用いて数値計算を行なう場合の典
型的な処理の手順の概要を示す図。
【図3】本発明第1の実施例、および第2の実施例にお
けるメッセージ中継スイッチのルーティング制御レジス
タによる制御方法を示す図。
【図4】本発明第1の実施例、および第2の実施例にお
ける同期信号中継スイッチの構成とルーティング制御レ
ジスタによるその制御方法を示す図。
【図5】本発明第2の実施例における並列計算機の構成
を示す図。
【図6】図6は、図5の部分AND回路200の内部の
構成を示す図。
【図7】図1の並列計算機における同期信号の流れを示
す図。
【図8】図5の並列計算機におけるグループ分割を示す
図。
【図9】図5の並列計算機における同期信号の流れを示
す図。
【符号の説明】
100…プロセッサ、110…処理装置、120…メモ
リ、200,500,600,700…中継スイッチE
X、210…ルーティング制御レジスタ(RTR(1〜
3))、300,301…相互結合スイッチ、400,
401…相互結合スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 英夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所神奈川工場内 (72)発明者 濱中 直樹 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中越 順二 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 田中 輝雄 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 緒方 康洋 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 鳥羽 達 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 猪貝 光祥 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−54556(JP,A) 特開 昭63−45670(JP,A) 特開 平2−105961(JP,A) 特開 平1−131950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 - 15/177

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプロセッサと、 該複数のプロセッサ間で複数のメッセージを転送するス
    イッチ回路と、 該複数のプロセッサからそれぞれ出力される複数の特定
    信号に所定の処理を施し、その処理結果を該複数のプロ
    セッサに並列に出力する信号処理回路を有し、 該スイッチ回路はそれぞれ複数の入力端と複数の出力
    端を有し、それぞれ、複数の入力端から入力された複数
    のメッセージの転送を行う複数の部分スイッチ回路を含
    み、 該複数の部分スイッチ回路は、受け持っている複数のプ
    ロセッサから送出された複数のメッセージをそれぞれの
    メッセージにより決まる他の複数のプロセッサに転送す
    るように、互いにおよび該受け持っている複数のプロセ
    ッサに接続され、 該信号処理回路は、それぞれ該複数の部分スイッチ回路
    の一つに対応して設けられた複数の部分処理回路を含
    み、 各部分処理回路は、それぞれ対応する部分スイッチ回路
    の複数の入力端に対応して設けられた複数の特定信号
    力端から入力される複数の特定信号に該所定の論理処理
    を施し、その結果を再び特定信号として、その対応する
    スイッチ回路の複数の出力端に対応して設けられた複数
    特定信号出力端に並行して出力するものであり、 該複数の部分処理回路は、それぞれに対応する複数の部
    分スイッチ回路相互の接続関係と同じ接続関係で相互に
    接続され、さらに該複数の部分スイッチ回路と該複数の
    プロセッサとの接続関係と同じ接続関係で該複数のプロ
    セッサに接続されている並列計算機。
  2. 【請求項2】前記部分処理回路の各々は、その部分処理
    回路の特定信号出力端ごとに設けられ、それぞれがその
    部分処理回路の複数の特定信号入力端から入力される複
    数の特定信号に前記所定の処理を施して対応する特定信
    号出力端に結果を出力する複数の判定器を有する請求項
    1記載の並列計算機。
  3. 【請求項3】各部分スイッチ回路は、その部分スイッチ
    回路の複数の出力端に対応して設けられ、それぞれがそ
    の部分スイッチ回路の複数の入力端から入力される複数
    のメッセージの一つを選択する複数のセレクタと、 いずれかの入力端から入力されたメッセージに応答して
    そのメッセージを選択するか否かに関して該複数のセレ
    クタを制御する制御回路とを有し、 各部分処理回路は、その部分処理回路の複数の特定信号
    出力端に対応して設けられ、それぞれその部分処理回
    路の複数の特定信号入力端から入力される複数の特定信
    号に対して前記所定の処理を施し、その結果を対応する
    特定信号出力端に出力する複数の判定器からなる請求項
    1記載の並列計算機。
  4. 【請求項4】前記各部分スイッチ回路に含まれる複数の
    セレクタの各々は、それぞれ一つのプロセッサと、及び
    異なる部分スイッチ回路に属する一つのセレクタとに対
    応して設けられ、 前記各部分処理回路に含まれる複数の判定器の各々は、
    それぞれ一つのプロセッサと、異なる部分処理回路に属
    する判定器とに対応して設けられ、異なる部分スイッチ回路にそれぞれ含まれる互いに対応
    するセレクタの間、およびこれらセレクタの各々と対応
    するプロセッサとの間で転送されるメッセージを中継す
    る第1の中継スイッチと異なる部分処理回路にそれぞ
    れ含まれる互いに対応する判定器の間、およびこれら
    定器の各々と対応するプロセッサとの間で転送される特
    定信号を中継する第2の中継スイッチをさらに有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の並列計算機。
  5. 【請求項5】該第2の中継スイッチは、対応する判定器
    の間、および対応するプロセッサとこれら判定器のいず
    れかとの間で、前記特定信号をどの組のどの方向に転送
    するかについてルーティング制御レジスタの保持情報に
    より制御されることを特徴とする請求項4記載の並列計
    算機。
  6. 【請求項6】各プロセッサは、複数の次元の空間の対応
    する一つの格子点の座標を与えられており、 前記複数の部分スイッチ回路の各々は、該空間の一つの
    座標軸の座標値が異なり他の座標軸の座標値が同一のそ
    れぞれのプロセッサ列に対応して設けられており、前記複数の 部分処理回路の各々も同様に、該空間の一つ
    の座標軸の座標値が異なり他の座標軸が座標値が同一の
    それぞれのプロセッサ列に対応して設けられている請求
    項1記載の並列計算機。
  7. 【請求項7】前記複数の判定器の各々は、論理出力端が
    前記対応する特定信号出力端に接続されるアンド回路
    と、前記複数の特定信号入力端からのそれぞれの特定信
    号のうち指定されたもののみを選択して前記アンド回路
    の論理入力とし、他をマスクするマスク手段を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の並列計算機。
  8. 【請求項8】各プロセッサは、該特定信号として、そこ
    でのプログラムの実行完了を示す信号を出力する手段を
    有し、各部分処理回路に含まれる前記判定器の各々は、
    その部分処理回路の複数の特定信号入力端から入力され
    る複数の実行完了を示す信号が入力されるアンド回路
    含む請求項2記載の並列計算機。
  9. 【請求項9】各プロセッサは、該特定信号として、そこ
    でのプログラムの実行結果についての収束判定結果を示
    す信号を出力する手段を有し、各部分処理回路に含まれ
    る前記判定器の各々は、その部分処理回路の複数の特定
    信号入力端から入力される複数の収束判定結果を示す信
    号が入力されるアンド回路を含む請求項2記載の並列計
    算機。
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